403: 2014/12/15(月) 22:48:54.05 ID:AmG4LgvN0
404: 2014/12/15(月) 22:50:50.92 ID:AmG4LgvN0
大鳳「提督!大鳳、入りますね」
提督「大鳳さんか。入っていいぞ」
大鳳「はい、失礼します!」ガチャ
提督「今日はデイリーに拡張海域にお疲れさま」
大鳳「大丈夫です。提督が贔屓にしてくれて嬉しいです!」
提督「そう言ってくれるとこっちも嬉しいな。これからも頼んだよ?」
大鳳「任せて!……あ、深夜零時です」
提督「あれ、出撃報告だけじゃなかったのね」
大鳳「そう。今日はこの大鳳が、提督に時間をお知らせするわね」
405: 2014/12/15(月) 22:55:22.91 ID:AmG4LgvN0
大鳳「マルヒトマルマル」
提督「それにしても、ほんとよく体を鍛えてるよな」
大鳳「日々の積み重ねが重要なのよ?」
提督「続けられるのがもう凄いよね」
大鳳「ん?一緒に訓練する?」
提督「えっ、そんなこと一言も」
大鳳「いいわね!じゃあまずはスクワットからね」
提督「えぇ……」
406: 2014/12/15(月) 23:00:51.48 ID:AmG4LgvN0
大鳳「マルフタマルマル」
提督「ほう……」ジーッ
大鳳「さ、最新鋭だからって、そんなジロジロ見られると……困ります!」
提督「新鋭の空母の子って、なんか小さいよね」
大鳳「小さい・・・?」
提督「ほら、瑞鶴とかさ」
大鳳「瑞鶴さんが・・・?なんのことでしょうか?」
提督「あ、でも雲龍さんとかは違うな…」
大鳳「な、なんのことなんですか……?」
407: 2014/12/15(月) 23:06:42.33 ID:AmG4LgvN0
大鳳「マルサンマルマル。提督、少し仮眠しませんか?」
提督「俺は大丈夫」
大鳳「えっ?大丈夫なの…?」
提督「今日はなんか眠くならないんだよね」
大鳳「お疲れではないんですか?」
提督「んー、疲れはあるはずなんだけど…」
大鳳「……提督もしかして、昼寝しました?」
提督「」ギクッ
大鳳「図星ね…。もう、気を付けてくださいね?」
提督「はーい……」
408: 2014/12/15(月) 23:10:24.02 ID:AmG4LgvN0
大鳳「マルヨンマル…マル………Zzz……」
提督「大鳳さーん?」
大鳳「………はっ!わ、私、寝てませんよ!?はい!」
提督「完全に寝落ちてただろ…」
大鳳「だ、大丈夫です!朝まで持ちます!」
提督「眠かったら寝てもいいけど」
大鳳「本当に大丈夫よ!それに、今から寝ても一時間だけですし…」
提督「あぁ……それもそうか」
409: 2014/12/15(月) 23:15:42.00 ID:AmG4LgvN0
大鳳「マルゴーマルマル。朝です。走り込みから始めましょうか!」
提督「それもいいけど、まずはデイリーに関する書類を片付けないといけない」
大鳳「え?デイリー?」
提督「ほら、あの南西諸島行ったりするやつ」
大鳳「あ、いえ。それは知ってるんですけど、こんな朝早くから準備していたんですね…」
提督「そうでもしないと他の書類が片付かないんだよ……」
大鳳「た、たしかに……」
大鳳「提督。私もお手伝いします!」
提督「お、助かるね」
大鳳「はい!今日は秘書でもありますから」
410: 2014/12/15(月) 23:22:12.78 ID:AmG4LgvN0
大鳳「マルロクマルマル。提督、朝ご飯はなにが良いですか?間宮さんの和定食?」
提督「それがいいな」
大鳳「じゃあ、時間になったら一緒に食べに行きましょう!」
提督「もちろん大鳳さんの奢りだよな?」
大鳳「……え?」
提督「いやー、最近は奢らされてばっかりでさー」
大鳳「え、えぇ……私もそんなには…」
提督「はは、冗談だよ。ちゃんと自分の分くらいは払えるさ」
大鳳「本気にしちゃったじゃないですか……」
提督「そこが大鳳さんのいいとこでもあると思うな」
大鳳「え?そ、そうですか?」
提督「真面目すぎるくらいにね」
大鳳「あの……やっぱり堅苦しいですか?」
提督「平気平気。俺はいいと思う」
大鳳「そうですか……良かったぁ…」
411: 2014/12/15(月) 23:23:30.11 ID:AmG4LgvN0
大鳳「マルナナマルマル。体力作りは基本中の基本です」
提督「それはわかる」
大鳳「じゃあ朝ごはん前に、まず腹筋ですね!」
提督「それはわからない」
大鳳「朝食後がいいですか?」
提督「それは腹が痛くなるやつ」
大鳳「じゃあいまやりましょう!」
提督「それはやりたくない」
大鳳「提督たる者、体作りも大事ですよ?さ、提督!この大鳳がサポートしますから、ね?」
提督「全力でやります!!」
412: 2014/12/15(月) 23:29:35.77 ID:AmG4LgvN0
──────腹筋も終わって朝食後─────
大鳳「マルハチマルマル。朝食、おいしかったですね!」
提督「さすがは間宮さんの食堂って感じだったな」
大鳳「いつも美味しい料理を作ってくれて、ありがたいですね」
提督「こんどお礼を言っておこうか」
大鳳「そうね。お礼はぜひ、したいわね」
大鳳「さぁ、次は筋トレです!」
提督「話の流れがおかしくない!?」
大鳳「気にしたら負けです!行くわよ!」グイッ
提督「結局のとこ食後もやるなんて聞いてないよ!!」
413: 2014/12/15(月) 23:34:58.35 ID:AmG4LgvN0
大鳳「マルキュウマルマル。朝からいい汗かきましたね、提督」
提督「そうですね……」グデー
大鳳「これで今日の任務もばっちりできますね!」
提督「そうですね……」グデー
大鳳「どうして某番組みたいな返事しかしないの?」
提督「なんでですかね……」グデー
大鳳「提督、なに作戦前から疲れた顔してるんです?大丈夫?」
提督「いまの『大丈夫?』で疲れが飛びました!!」
大鳳「そ、そうなの?まあ良かったわ!」
提督「じゃ、始業といきますか」
大鳳「まずは書類の仕分けね」
414: 2014/12/15(月) 23:40:09.42 ID:AmG4LgvN0
大鳳「ヒトマルマルマル。さぁ、そろそろ本格的に作戦開始ですね!」
提督「仕分けもなんとか終わったし、こっからが本番だな」
大鳳「私もお手伝いしましょうか?」
提督「そうしてくれると助かる」
大鳳「はい!あ、でも今日は出撃は…」
提督「今日は大鳳さんはないね」
大鳳「そう。じゃあ執務の手伝いに打ち込めるわね!」
415: 2014/12/15(月) 23:44:37.30 ID:AmG4LgvN0
大鳳「ヒトヒトマルマル」カリカリ
提督「どうだ、執務もけっこう疲れるだろ」カリカリ
大鳳「私は普段から鍛えてるから、これくらいは平気です!」カリカリ
提督「えっ」カリカリ
大鳳「まだまだいけますよ?」カリカリカリカリッ
提督「速度が上がった……だと!?」カリカリ
提督「負けてたまるか!」カリカリカリカリッ
大鳳「良い感じですね!提督、体力付いてきたんじゃないですか?」カリカリカリカリッ
提督「ダメだ疲れた……」カリカリ
大鳳「あら、そうでもなかったかしら?」カリカリカリカリッ
416: 2014/12/15(月) 23:49:43.63 ID:AmG4LgvN0
大鳳「ヒトフタマルマル。お昼です」
提督「まさか昼までに書類が全部片付くなんて思ってもなかったよ…」
大鳳「頑張れば終わりますよ?執務もあそこまで飛ばせばいい運動になりますね!」
提督「この子いろいろおかしい……」
大鳳「それより、この艦隊ではどんなカレーが出るのかしら?」
提督「それは大鳳さんにかかってるだろ」
大鳳「え?わ、私にですか?」
提督「それしかないだろう」
大鳳「うーん……よくわからないけど、頑張ってみます!」
417: 2014/12/15(月) 23:55:08.30 ID:AmG4LgvN0
大鳳「ヒトサンマルマルです」
提督「あれ、大鳳さんカレーは?」
大鳳「え?まだですけど…遅いですね」
提督「秘書官が作ってくれるってはずなんだけど……」
大鳳「そうなんですか……………えっ?」
大鳳「えええ!?秘書官が持ち回りでカレーを作るんですか!?」
提督「あれ、聞いてなかった?」
大鳳「初耳ですよ……」
提督「ああ、上手く伝わってなかったのね…ごめんね」
大鳳「い、いえ!それより早く作らないと……行ってきます!」バタン
提督「……………」
提督「まあべつに、俺が食べたいだけでそんな決まりなんてないんだけどね」
418: 2014/12/15(月) 23:58:22.91 ID:AmG4LgvN0
大鳳「ヒトヨンマルマル」
大鳳「ごめんなさい、すっかり遅くなってしまって……。大鳳カレー、です…」コトッ
提督「気にしない気にしない」
大鳳「すみません……知らなかったの…」
提督「そのはずだろうな」
大鳳「はい………って、え?」
提督「あれね、俺が食べたかったから言ってみただけ」
大鳳「……えええ!?」
提督「はは、騙すみたいになってごめんな」
大鳳「ほんとですよ、もうっ……もっと早く言ってくれれば、ちゃんと間に合ったのに…」
提督「いやー、とっさに思いついたものでな」
大鳳「でも、食べたいって言ってもらって嬉しいですね…♪」
提督「急に作らせちゃって悪かったね」
大鳳「今度からは事前に言ってくださいよ?」
提督「そのつもりだよ。さ、食べようか」
大鳳「はい!」
419: 2014/12/16(火) 00:07:33.39 ID:h8k84Pdy0
大鳳「ヒトゴーマルマル。どうでした?私のカレー…」
提督「すごく良かったですね」
大鳳「おいしかった…の?」
提督「とっても美味しかったな。ありがとう」
大鳳「良かったぁ…!」
提督「さて、執務も終わったし出撃もないし、やることがなくなったな」
大鳳「そうね……」
提督「大鳳さんはどう過ごしたい?」
大鳳「私ですか?私は……久しぶりに、提督とのんびり過ごしたいわね」
提督「たしかに最近は忙しかったな…。よし、そうするか」
大鳳「え!?いいんですか?」
提督「息抜きがてらのんびり過ごそう」
大鳳「はい・・・!」
420: 2014/12/16(火) 00:10:39.44 ID:h8k84Pdy0
大鳳「ヒトロクマルマル」
提督「夕方に入るな」
大鳳「そうね…。夕方は事故が起こりやすいです。気を引き締めていきましょう!」
提督「大鳳さんが言うと妙に説得力があるのは気のせいなのかな…」
大鳳「そうですか?きっと気のせいですよ」
提督「そ、そうだよな!うん」
421: 2014/12/16(火) 00:15:43.67 ID:h8k84Pdy0
大鳳「ヒトナナマルマルです」
大鳳「えっ?遠くで爆音が!?」
アラ、ダイサンホウトウ…キョウハチョウシガ ワルイワネ
提督「……そんな音したか?俺にはむっちゃんの声しか聞こえないが」
大鳳「たしかに私には聞こえました…。怖い…怖いですね……」
提督「この時期は火事も多いしなぁ…」
大鳳「火の用心です……」ブルブル
提督「ん、寒い?」
大鳳「い、いえ!寒くはありません…」ブルブル
提督「…………」
425: 2014/12/16(火) 00:26:22.96 ID:h8k84Pdy0
──────
────────────
──────────────────
────────────────────────
大鳳「ヒトハチマルマル」
大鳳「あの、すみません。誘爆だけは怖くって……」
提督「それはもう仕方ないことさ」ナデナデ
大鳳「すみません……敵は怖くないんです!」
提督「それも戦いぶりを見てればわかるよ」ナデナデ
大鳳「提督……ありがとうございます」
提督「にしても、頭を撫でてほしいとは思いもよらなかったな」ナデナデ
大鳳「これが落ち着くんです……嫌ですか・・・?」
提督「嫌じゃないさ。落ち着くならそれでいい」ナデナデ
大鳳「…………はい♪」
426: 2014/12/16(火) 00:28:48.58 ID:h8k84Pdy0
大鳳「ヒトキュウマルマル。提督、そろそろ大丈夫です」
提督「ん、そうか」
大鳳「はい。ありがとうございました」
提督「なんてことはないさ。艦娘のケアも提督の仕事だ」
大鳳「…………」
提督「……大鳳さん?」
大鳳「…提督が…貴方がいるから」ギュッ
提督「……」
大鳳「今の私は安心してます。ほんとです」
提督「……それはありがたいね」
大鳳「みんなそうだと思いますよ?」
提督「そう思ってもらえてるなら、提督の役目も果たせてるのかね」
大鳳「十分です!」
427: 2014/12/16(火) 00:30:02.45 ID:h8k84Pdy0
大鳳「フタマルマルマル」
提督「あ、彗星かな?あれ」
大鳳「…………」
彗星「」ブーン
彗星「」グオォォオン
提督「あれ、危ないんじゃね…?」
彗星「キシュアゲテー」ブゥゥウン
提督「あ、急降下の訓練か」
大鳳「降下、か……」
提督「そういえばあの彗星も……あっ」
大鳳「あの彗星のこと?」
提督「ご、ごめん……」
大鳳「いいのよ、もう大丈夫」
大鳳「あの彗星…そうね。忘れたことはないわ」
提督「……………」
428: 2014/12/16(火) 00:31:33.86 ID:h8k84Pdy0
大鳳「フタヒトマルマル。もうこんな時間?」
提督「早いな。もうか」
大鳳「提督といると時間が経つのが早い。不思議…」
提督「のんびり過ごしてるはずなんだけどな」
大鳳「むしろ、作業してた時のほうが遅く感じたくらいね……」
提督「大鳳さんが執務の天才だったとは思わなかった」
大鳳「まあ、天才とまで言ってくれますか?」
提督「今まで昼前に終わったことはなかったしな」
大鳳「まあ…ふふっ」
429: 2014/12/16(火) 00:32:21.90 ID:h8k84Pdy0
大鳳「フタフタマルマル。提督、今日のお仕事は終了ですね」
提督「まあ仕事そのものは昼くらいには終わってたけどな」
大鳳「夜食はお酒でもどうですか?」
提督「お、いいねー。そんなにたくさんは飲まないけど」
大鳳「私もちょっとだけにしておく予定です」
提督「予定は未定」
大鳳「け、決定ですー!」
430: 2014/12/16(火) 00:33:55.96 ID:h8k84Pdy0
大鳳「提督と飲むのは久しぶりですね!」
提督「随分と長く空いてしまったね」
大鳳「まあでも、今夜はゆっくり飲みましょう?」
──────10分後──────
大鳳「提督?少し飛ばしすぎじゃないですか?」
大鳳「提督は飲みすぎると……あら?」
提督「Zzz…………」
大鳳「……寝てしまうんですよね」
大鳳「ふふっ、寝顔は可愛いのね…」
提督「Zzz……」
大鳳「ふふふっ♪」
大鳳「風邪をひかれては大変です。私がお布団を掛けましょう」バサッ
大鳳「…………」
大鳳「私も寒いし、ついでに添い寝もしてあげましょうか…ふふっ♪」
大鳳「おやすみなさい、提督」ギュッ
「さあ、大鳳出るわよ!タウイタウイのみんなも元気かな…」
431: 2014/12/16(火) 00:38:56.88 ID:h8k84Pdy0
引用: 艦娘「時報担当」
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