745: 長門と〇〇.avi    .exe 2006/08/20(日) 08:12:46.92 ID:FDBkUC+fO
|・ω・`)誰も居ない、投下するならいまのうち


その日のSOS団の活動は予報外れの雨のお陰で午前のうちに終了した
解散後、俺は特にすることもなかったので長門が図書館に寄るようだったのでついて行った

館内は予想通り静かで俺は適当に選んだ雑誌を広げ、長門は小難しそうな本をえらんで読みはじめた
「・・・・・・」
心地よい沈黙が流れる
長門は黙って本を読み続けている、その姿を俺は美しく思う
朝比奈さんも可愛いし、ハルヒだって黙っていれば美人だが、彼女はそういった次元とは違う神秘的な雰囲気を感じる
「なぁ長門」
彼女がこちらを向く
「お前、誰か好きな奴はいるか?」
分かりきった問いかけをする
「私には有機生命体の強い感情は理解できない」
だが、こいつは以前より人間らしくなってきた、いつか誰かを愛する日がくるかもしれない
「だけど、あなたのことは好き」
それ以上の意味はない言葉通りの好意だろう、それでも嬉しかった
俺は、こいつが好きだから
涼宮ハルヒの劇場 「涼宮ハルヒ」シリーズ (角川スニーカー文庫)

746: 2006/08/20(日) 08:13:59.75 ID:FDBkUC+fO
長門は再び本に目を落とす
表情はいつもと同じだが、読書に夢中になってる彼女は楽しそうに見える
そして俺は彼女に見入っていた
長門の肌、瞳、髪、唇…彼女に触れたい
もし、キスをしたらこいつはどうするだろうか
驚くだろうか、怒ることはないだろう、無反応かもしれない、ひょっとしたら照れてくれるかもしれない、
そんなことを考えながら彼女の頬に口を近づける
…辞めとこう、そう思って停止した。
長門がこちらに気付く、そして次の瞬間には長門の唇を感じていた、唇と唇が触れ合う軽い口付けだった
俺は一瞬驚いたがそのまま目を閉じた

唇を離したが俺はまだ驚いていていた、
「なっ、なんで今・・・」
長門は相変わらずポーカーフェイスを守りながら
「あなたがこういうこと、しようとしてたから」
そういってまた読書に戻る
どうやらからかわれたらしい
俺は急に恥ずかしくなって顔を伏せた

夕方頃図書館を後にした
いつの間にか雨はあがっていた
「さようなら」
雨上がりの町はキラキラと輝いて
「今日は・・なんだその・・・悪かったな」
夕焼けが綺麗で
「気にしないで」
滅多に見ることのできない長門の笑顔があった
「あなたのことは好きだから」

747: 2006/08/20(日) 08:22:28.34 ID:FDBkUC+fO
タイトルはまぁなんとなく
SSは初めて書いた
文字ネタって意外としんどいね、漫画の方が楽だわ
テキスト弱いし、キャラもイマイチ掴めてない感じがあるから練習が必要かな
つか他の人はこういうの(恋愛系)書いてて恥ずかしくないんだろうか、なんか今更恥ずかしくなってきた

749: 2006/08/20(日) 08:24:49.46 ID:PCrUu5Z10
>>747
とっても…甘いです
GJ!!!

引用: ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」