98: 2012/12/24(月) 10:55:32.99 ID:Qk2uwYhIO

「とおせんぼ」

雪歩「はぅ~朝はやっぱり寒いですぅ」

クマ(の着ぐるみ)「…」デデドン

雪歩「…とおせんぼ?」

クマ「…」

雪歩「あの…通してくださいぃ」

「ちょっとプロデューサーさんさりげなく通せんぼするんじゃなかったんですか!?」

雪歩(あれ?後ろから声が…)

クマ「…」あせあせ

雪歩「あ、こっち向いたまま行っちゃった…」

………………………

春香「もう!まだ雪歩の誕生会の準備できてないからさりげなく通せんぼして時間を稼ぐんじゃなかったんですか?」

P「春香どうしてそんな説明口調なんだ?…っとそれはいいとして、さっきのはクマの着ぐるみでさりげなく前にいただろ?」

春香「どこをどうしたら今のがさりげなく見えるんですか!?馬鹿なんですか!?氏ぬんですか!!?」

P「どうでもいいけどそのセリフは伊織の方がしっくりくると思うぞ」

99: 2012/12/24(月) 11:13:50.08 ID:Qk2uwYhIO

春香「もう…どうしてプロデューサーさんは仕事以外の時はこんなに抜けてるんだろう」

P「いつでもどこでも転ぶお前には言われたくない」

春香「そんなところも嫌いじゃないけど…」ボソッ

P「ん?なんか言ったか?」

春香「な、なんでもないです!…ところで早く千早ちゃんたちに連絡してください!雪歩もう行っちゃいましたよ!?」

P「わかってるって……もしもし千早?ターゲットはそっちに行った、後は…頼んだぞ…」ピッ

春香「そんな変な言い回ししなくても…」

P「うっ…春香…俺はもうダメだ…俺の……俺の屍を越えていけえええ」

春香「馬鹿なことやってないでいきますよ」

……………………………

100: 2012/12/24(月) 11:56:58.02 ID:Qk2uwYhIO

千早「プロデューサー!何があったんですか!?プロデューサー!!」

やよい「千早さんプロデューサーに何かあったんですか?」

伊織「どうせいつものでしょ、それより雪歩が来たわよ」

………………………………

雪歩「さっきのなんだったんだろう…」

雪歩「それより早く行かないと」

雪歩「…あれ?こんなところに壁なんてあったっけ?」

くっ…

雪歩「こっちから行こうっと」

くっ……

101: 2012/12/24(月) 12:12:17.45 ID:Qk2uwYhIO

雪歩「うぅ~あんなところに壁なんてなかったような…」

くっ………

「すいませーん今ここは工事中なので765プロまで回り道してくださーい」

「うっうー、すいませーん」

雪歩「ここ通れないのかぁ、昨日は72もなかったのに」

雪歩「…しかも今のなんだか聞き覚えのある声だったような…まぁいっか」

………………………………

千早「くっ…」

やよい「どうして雪歩さんは千早さんが立ってるだけで通らなかったんだろう」

伊織「やよいは知らなくていいのよ」

やよい「ところであの工事昨日は72もなかったのに72があったんでしょう」

伊織「あの辺を水瀬グループが買い取って工事されといたのよいきなり」

やよい「ふぇーすごいですー」

千早「えらく強引なやり方ね…それより真たちに連絡しましょう」

伊織「そうね……もしもし?私たちはなんとか時間稼いだから後はよろしくね」ピッ

伊織「さて、私たちは戻りますか」

104: 2012/12/24(月) 13:30:05.15 ID:Qk2uwYhIO

…………………………

真「伊織たちはなんとかやったみたいだよ」

亜美「次は亜美たちだね~」

真美「んっふっふ~、わたちたちの完璧な通せんぼを見せてあげよう」

真「この2人は事務所に残した方が良かったんじゃ…」

真美「まこちんなんか言った→?」

真「いやなんでもないよ…にしてもどうしてタライなんて古典的な上にばれやすいのにしたの?」

真美「そこにタライがあったら当たりに行くっしょ」

亜美「いくっしょ→」

真美「しかもあの中にはムカデが入ってるんだよ→」

真「僕はどうしてこの2人についてしまったんだろう…」

真美「あっゆきぴょん来たよ」

…………………………………………

105: 2012/12/24(月) 13:45:45.43 ID:Qk2uwYhIO

雪歩「なんだかものすごい回り道になってる…」

雪歩「あれ?あんなところにタライが…」フラフラ

雪歩「行きたくないのに吸い込まれるように……」

バンッ

雪歩「痛いぃ!…あれ?なんだか体がムズムズする…」

ムカデ「やぁ」

雪歩「いやああああああああ」ブンブン

………………………………

真「雪歩って芸人の気質でもあるのかな…」

真美「大成功だね→」

亜美「そうだね→」

真「はぁ…とりあえず美希たちに連絡しよう…」

真「…あっもしもし美希?うん、次よろしくね」ピッ

亜美「ちなみに今まこちんの服にもムカデが」

真「へっ?…ひぃやああああああ誰かとってえええええ」

………………………………

106: 2012/12/24(月) 14:01:01.89 ID:Qk2uwYhIO

美希「やっと私たちの出番なの!」

響「さっきから自信マンマンだけど作戦でもあるのか?」

美希「あるよ!それはねぇ…」

貴音「もったいぶらないで教えてください」

美希「ここで美希たちが歌うの!」

響「えぇっ?歌うの?」

貴音「真、良き考えですね」

響「全然よくないぞー」

美希「もう準備はできてるから後は始めるだけなの!」

貴音「もう雪歩も見えてきましたし始めましょうか」

響「無視しないで欲しいぞ」

………………………………

雪歩「向こうの方から歌が…」

雪歩「誰が歌ってるんだろう」

シャーラリシャラリオージョウサマー

雪歩「あれ?フェアリーってこんなところでイベントしてたっけ?」

107: 2012/12/24(月) 14:14:11.65 ID:Qk2uwYhIO

雪歩「ちょっと見ていきたいけど遅れたらダメだし早く行かなきゃ」

…………………………

美希「あれ?雪歩もう行っちゃったの?」

貴音「そのようですね…」

響「1曲にしといてよかったぞ」

美希「早く電話しないと!」アワワ

貴音「みみみ美希、そそそんなあわててばあばばば」

響「貴音も落ち着いて、自分が連絡するぞー……」

響「あっもしもしあずささん?こっちは失敗しちゃったから後は頼んだぞー」ピッ

貴音「あばててばいけあばば」

響「まだ慌ててたのか!?」

…………………………………

108: 2012/12/24(月) 14:40:29.51 ID:Qk2uwYhIO

あずさ「律子さんどうしましょう?」

律子「どうもこうももうさっきプロデューサー殿からは準備が終わったって連絡が来ましたから戻ればいいんですけどね」

あずさ「律子さんどうしましょうか?」わくわく

律子「こんなわくわくしてるあずささん見たらそんなことも言えませんね」

あずさ「どうしましょうか?」わくてか

律子「じゃあ…そうですねー…紐で足をひっかけるとかベタな方法しか思いつきませんねー」

あずさ「それです!それがいいです!」

律子「どうしてあずささんこんなに興奮してるんだろう」

あずさ「あっ!雪歩ちゃんきましたよ!早く仕掛けましょう!」

律子「はいはいわかりましたって」

律子(今のあずささんちょっとかわいいかも…)

…………………………………

雪歩「なんだかわかりやすい罠が目の前に…」

雪歩「しかもあずささんの頭がちょっと見えてますぅ」

雪歩「どうしよう…」

雪歩「えいっ!あっ引っかかったー」

あずさ「やった!律子さん!バレる前に逃げましょう!」

律子「えぇ…」

律子(もうバレてる上に気を遣わせてるのに気づいてない…)

109: 2012/12/24(月) 14:52:29.61 ID:Qk2uwYhIO

…………………

雪歩「今日は変なことがいっぱいおきるなぁ」

雪歩「あっやっと着いた!」

ガヤガヤワイワイ

雪歩「もうみんないますぅ…遅れたからまずは謝らないと…」

ガチャ

雪歩「みなさん遅れてごめn」

「「「「「誕生日おめでとう!!!」」」」」

雪歩「み…みんな今日はクリスマスパーティーなんじゃ…」

P「それもあるんだが…雪歩の誕生日の方が優先だ!改めておめでとう雪歩」

雪歩「はぅ…プロデューサー……」ぽろぽろ

真美「あ→あ→兄ちゃんがゆきぴょん泣かした→」

亜美「泣かした→」

P「な、泣かしてなんかないだろ!?いや泣かしたけど悪い意味じゃないはず…」ブツブツ

雪歩「ふふっ…この企画考えたのプロデューサーですよね?」

P「どうしてわかったんだ!?」

110: 2012/12/24(月) 15:03:53.47 ID:Qk2uwYhIO

雪歩「わかりますよ…だって私はプロデューサーのこと……」

好きだから…

P「ん?すまん最後の方聞き取れなかった


雪歩「なんでもないですぅ!」

伊織「もう2人ともドアの前につっ立ってないで奥に行くわよ!」

P「おうそうだな」

雪歩「わかりましたぁ」

P「あ、そうだ雪歩」

雪歩「なんですか?」

P「俺も雪歩のこと好きだぞ」

happy end

111: 2012/12/24(月) 15:12:50.16 ID:Qk2uwYhIO

どうも>>1です

雪歩の誕生日ということで

しかもオチの無理やり感が否めません
こんなはずじゃなかった…

引用: P「超短編ストーリー」