227:気のせい・・・? 2006/08/25(金) 11:03:37.15 ID:OkfWOKsR0

「突然だけど大様ゲームをするわっ!」
ハルヒが高らかに宣言した。

「いい?王様の命令は絶対なんだからねっ」
「いくわよ?せーのでみんな引きなさいっ」

みんな「せーのっ」

みんな「王様だーれだ?」

「はい」

手を上げたのは小柄な文芸部員、つまり長門だ

長門がどんな命令をするのかwktkしてした俺だったか
いつもは無口の長門の言葉に正に俺も言葉を失うわけだが。

229: 2006/08/25(金) 11:04:34.98 ID:OkfWOKsR0
「王様と2番が接吻をする」

ハ「ちょっと!誰が2番なのっ?」
そう、2番は俺の手中にあるわけで・・・(殺されるな)
隠しとおせるはずもなく、消去法で俺が2番だとバレてしまった。

「そ、そそそそs、そうなの!さっさとしちゃいなさいよっ!」
とハルヒ

「べ、別にゲームだし、本気でするわけじゃないですしぃ・・・長門さんもしなくていいですよね?
 しないほうがいいんじゃないかなぁ・・・」
と朝比奈さんあいかわらず黒い、露骨に黒かった。

「僕のキョンたんに何をしようとしてるのですか(怒)?」
「事の次第如何では生きて返しませんよ?たとえそれが長門さんだとしても」

・・・
・・

「あれあれ?僕を無視しないでくださいよ」
そういえばコイツにはクジさえ配られてなかったな。可哀想に。
・・・
・・

230: 2006/08/25(金) 11:05:41.44 ID:OkfWOKsR0
「命令は絶対」
沈黙は破ったのは事の元凶だった

おい長門、空気嫁。はじめはもっとこうライトなやつをな。

「私はしたいことを言っただけ」
「これはそういうゲームだと認識している」

OK、今なんて言った?
みんな今の聞いたかっておいっ!なんで誰もいないんだよ!
「ゲームの進行に重大な欠陥になると判断した」
「席を外して貰っている」

長門がユラユラとこちらに近づいてくる。
「あなたも早急に命令を実行すべき」

ちょっと待て長門こっちにも心の準備というものが・・・
「許さない」

刹那、唇に柔らかな感触────

「こんな手段は私も望まない。でもあなたには涼宮ハルヒしか見えていない」
「私にはそれが辛かった。でもこれで最後」
ん?最後?

「ターゲット:キョン(仮名)の記憶を消去する」
俺は長門を抱きしめた。体が無意識に動いた。

232: 2006/08/25(金) 11:07:47.19 ID:OkfWOKsR0
「次の王様はあたしねっ!3番誰?」
「私・・・」
「有希ねっ。ちょっと耳貸しなさい・・・・・・」
「わかった」

「あなたがトゥキだから」

「違うわ有紀っ!こうよっ!!」

「あなたがぁ・・・トゥキだからぁ」
「ちょっとキョンもやりなさいよねっ!あたしだけじゃ恥ずかしいじゃないの」

お前が言い始めたんだろ。

結局はモノマネ大会になってしまった。

ん?今長門が笑ったような気がしたが・・・
長門、どうかしたか?

「何も」

俺の気のせいか

「・・・」

長門は俺の瞳を見つめると読書に戻っていった。

233: 2006/08/25(金) 11:08:29.50 ID:OkfWOKsR0
以上です
有難うございました

引用: ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」