332: 2011/01/25(火) 22:45:29.47 ID:ha0pbbkh0
アックア「久しぶりの日本なのである」

最初に来日した時は、一人の少年の命を狙ってのことだった。
そんな必要はとっくの昔に無くなり、今回はドンパチ抜きだ。
むしろ、旅行で来るのは、初めてだったりもする。

アックア「テレビ」

ホテルのベッドに腰をかけて、
備え付けテレビの電源を入れる。
古い液晶画面に映ったのは

『どうもー! 青上んぐ! はじまりましたぁ!』

アックア「……上条当麻である」

かつて、命を狙った少年が、成長した姿だった。
蒼い髪の男の隣で、笑顔を作っている。

アックア「どうやら、コメディアンであるな」

番組を鑑賞し、上条当麻の現在を推測する。
隣の男とは、コント仲間か何かなのであろう。

上やん『なんで俺にも電流なんだよ!』

青ピ『スイッチ押し間違えてもうた』

アックア「……これが、幻想頃しか」

かつて、命がけで敵として闘い、
味方として背中を預けた男が、
電流を流されて、派手にのたうち回っている。
画面の向こうで。
とある魔術の禁書目録 32巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
333: 2011/01/25(火) 22:46:05.07 ID:ha0pbbkh0
『プライベートでも流され慣れてるからいいじゃないですか』

上やん『慣れてない!』

青ピ『最近は、砂鉄やったっけ?』

アックア「まさか、そんな趣味に目覚めていたとは……」

時の流れとは恐ろしい。
学園都市第三位と結婚したとは聞いていたが、
そういうプレイ目当てだったとは……。
日本は、学園都市は未来を生きている。

さっそく、電話で本国に知らせなければ……

上やん『砂鉄でもない! ちょっと泣かれて慰めるのにてこずるだけです!』

青ピ『どうやって?』

上やん『こう、頭を抱いて、泣きやむまでずっと……、って何言わせんの!』

青ピ『では、次のVTR-』

上やん『無視すんなぁ! ゴルァ!』

アックア「もしもしである」

TVでイマジンブレイカ―がまだ何か言っているが、
気にせずに、親しい人に学園都市で見た未来を伝える。
巧遅より拙速である。



334: 2011/01/25(火) 22:47:22.74 ID:ha0pbbkh0
以上です。

この上やんは「じゃない方芸人」ですが、多分、みんなに好かれてます。

お目汚し失礼しました

引用: ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-22冊目-【超電磁砲】