395: 2011/01/28(金) 23:10:09.85 ID:bEv61q5T0
一方「ちっ、あのクソガキがァ……」
冷たい風に当たりながら、ついさっきの出来事を思い出す。
昨日に夜はお米が良いと言っていたくせに、
いざ、朝になればトーストとか言いだす。
その事に対して「わがままを言う子はもゥ知りませン!」と
冷たく突き放し、そのまま出てきてしまった。
一方「ちょっと言い過ぎたかなァ……」
呟きながら、ポケットに手を突っ込もうとする。
その時、さわっとした感触に触れる。
一方「タグ?」
ポケットの上、シャツに目を向ける。
商品管理用タグが、何故か裾についている。
内容を確認しながらシャツを良く見る。
一方「……う、薄手のパジャマじゃねェかァ! シャツじぇねェ!」
慌てて、コートのファスナーを下ろしてパジャマを隠す。
反射的に、周囲を確認する。
知り合いはいない。
家からここまで、会ってもいない。
一方「……よ、良かったァ」
冷たい風に当たりながら、ついさっきの出来事を思い出す。
昨日に夜はお米が良いと言っていたくせに、
いざ、朝になればトーストとか言いだす。
その事に対して「わがままを言う子はもゥ知りませン!」と
冷たく突き放し、そのまま出てきてしまった。
一方「ちょっと言い過ぎたかなァ……」
呟きながら、ポケットに手を突っ込もうとする。
その時、さわっとした感触に触れる。
一方「タグ?」
ポケットの上、シャツに目を向ける。
商品管理用タグが、何故か裾についている。
内容を確認しながらシャツを良く見る。
一方「……う、薄手のパジャマじゃねェかァ! シャツじぇねェ!」
慌てて、コートのファスナーを下ろしてパジャマを隠す。
反射的に、周囲を確認する。
知り合いはいない。
家からここまで、会ってもいない。
一方「……よ、良かったァ」
396: 2011/01/28(金) 23:11:15.50 ID:bEv61q5T0
上条「なにが、良かったんだ?」
ほっと一息ついた瞬間に、
背後からかかる聞き覚えのある声。
一方「な、オ、オマエ! み、見た?」
上条「何を?」
どうやら、ファスナー閉めの速度も、第一位だったようだ。
全く、ばれてない。完璧だ。
一方「こんな時間に何してんだァ? 学校はどうしたンだよ」
上条「いや、学級閉鎖なのに連絡網が回ってこなくて」
一方「くて?」
上条「閉じた校門に途方に暮れた帰り」
一方「無駄足かァ」
なら、もう少し残念そうにしていても良いのでないだろうか。
なんか、このくらいはもう慣れたという空気を発散している。
一方「流石だなァ」
上条「何がだよ」
一方「いや、何でもねェ」
上条「なら良いけどよ。あ、そうだ暇か?」
一方「ン? 暇だけどよォ。何だァ」
上条「ウチ寄ってかねぇか? 茶くらいだすぞ」
どうしようか。
たまには、遊びに行くのもいいかもしれない。
どうせ、今帰ってもすることないし。
一方「まァ、かまわねェけどよォ」
上条「じゃ、行くか」
打ち止めと顔を合わせても、今朝の続きをしそうだし。
自分から謝る気は毛頭ない。
ほっと一息ついた瞬間に、
背後からかかる聞き覚えのある声。
一方「な、オ、オマエ! み、見た?」
上条「何を?」
どうやら、ファスナー閉めの速度も、第一位だったようだ。
全く、ばれてない。完璧だ。
一方「こんな時間に何してんだァ? 学校はどうしたンだよ」
上条「いや、学級閉鎖なのに連絡網が回ってこなくて」
一方「くて?」
上条「閉じた校門に途方に暮れた帰り」
一方「無駄足かァ」
なら、もう少し残念そうにしていても良いのでないだろうか。
なんか、このくらいはもう慣れたという空気を発散している。
一方「流石だなァ」
上条「何がだよ」
一方「いや、何でもねェ」
上条「なら良いけどよ。あ、そうだ暇か?」
一方「ン? 暇だけどよォ。何だァ」
上条「ウチ寄ってかねぇか? 茶くらいだすぞ」
どうしようか。
たまには、遊びに行くのもいいかもしれない。
どうせ、今帰ってもすることないし。
一方「まァ、かまわねェけどよォ」
上条「じゃ、行くか」
打ち止めと顔を合わせても、今朝の続きをしそうだし。
自分から謝る気は毛頭ない。
397: 2011/01/28(金) 23:11:52.51 ID:bEv61q5T0
「ホント、ゴメン」
「いいんだよ。迷える子羊を助けるのもシスターの仕事なんだよ」
「うう、私のトコだけ連絡網が回ってこないなんて……。黒子も風紀委員の仕事とか言い出すし」
一方「誰か来てんのかァ」
上条「さぁ?」
上条の部屋の前、
扉の奥から話し声が聞こえてくる。
なんか、どっちも聞き覚えがある。
上条「ま、いっか。ただいまー」
インデックス「お帰りなんだよ」
美琴「お、お邪魔してます」
上条「おう」
インデックス「散歩中にあったんだよ。学級閉鎖で暇なんだって」
美琴「そ、そうなの」
上条「ウチの高校とおんなじだな。ゆっくりしてってくれ」
美琴「あ、ありがと」
入りづらい。
家主と先客が、会話しはじめてしまった。
ここで「イエイ、遊びに来たぜェ!」と
割って入るキャラは持ってない。
「いいんだよ。迷える子羊を助けるのもシスターの仕事なんだよ」
「うう、私のトコだけ連絡網が回ってこないなんて……。黒子も風紀委員の仕事とか言い出すし」
一方「誰か来てんのかァ」
上条「さぁ?」
上条の部屋の前、
扉の奥から話し声が聞こえてくる。
なんか、どっちも聞き覚えがある。
上条「ま、いっか。ただいまー」
インデックス「お帰りなんだよ」
美琴「お、お邪魔してます」
上条「おう」
インデックス「散歩中にあったんだよ。学級閉鎖で暇なんだって」
美琴「そ、そうなの」
上条「ウチの高校とおんなじだな。ゆっくりしてってくれ」
美琴「あ、ありがと」
入りづらい。
家主と先客が、会話しはじめてしまった。
ここで「イエイ、遊びに来たぜェ!」と
割って入るキャラは持ってない。
398: 2011/01/28(金) 23:12:28.01 ID:bEv61q5T0
上条「茶くらいだすからな。あ、黒子はどうしたんだ?」
美琴「風紀委員の仕事。学級閉鎖で遊び歩く生徒の取り締まりだって」
上条「たいへんだなぁ」
はやく、こっちに声をかけろ。
玄関で立ちすくんだままだぞ、こっちは。
上条「じゃ、茶入れてくる」
やめろ、行くな。
入れなくなるじゃないか。
インデックス「短髪は私が呼んだ客だから、私がもてなすんだよ」
ナイスだ、シスター。
これは十字教に帰依してもいいかもしれない。
上条「じゃ、頼むは」
インデックス「任せるんだよ。ええと、三人分?」
上条「いや、四人分」
インデックス「四人?」
上条「だって一方通行も……アレ?」
一方通行「やべェな。靴ひもが、固くて時間かかったわァ」
言いながら、三人の前に進み出る。
なんとか、部屋に入れた。
このまま、玄関で生活するかと思った。
美琴「風紀委員の仕事。学級閉鎖で遊び歩く生徒の取り締まりだって」
上条「たいへんだなぁ」
はやく、こっちに声をかけろ。
玄関で立ちすくんだままだぞ、こっちは。
上条「じゃ、茶入れてくる」
やめろ、行くな。
入れなくなるじゃないか。
インデックス「短髪は私が呼んだ客だから、私がもてなすんだよ」
ナイスだ、シスター。
これは十字教に帰依してもいいかもしれない。
上条「じゃ、頼むは」
インデックス「任せるんだよ。ええと、三人分?」
上条「いや、四人分」
インデックス「四人?」
上条「だって一方通行も……アレ?」
一方通行「やべェな。靴ひもが、固くて時間かかったわァ」
言いながら、三人の前に進み出る。
なんとか、部屋に入れた。
このまま、玄関で生活するかと思った。
399: 2011/01/28(金) 23:13:10.00 ID:bEv61q5T0
上条「コート脱がないのか?」
一方「!」
インデックスがお茶を入れに、
席をはずした後、上条が口を開く。
ついに、恐れていたことが……。
一方「い、良いだろォ。別にィ」
上条「良いなら良いんだけど」
極めて簡単に誤魔化せた。
第一位の頭脳にかかればたやすい。
美琴「……怪しい」
一方「な、何がだよォ」
上条「ん? どこが?」
美琴「暖房のきいた室内で、コートを脱がないなんてなんかあるんじゃない?」
一方「ね、ねェよ」
上条「寒がりなんじゃないのか」
美琴「こいつの能力はベクトル操作。寒さくらいなんとでもなるわ」
やばい、流石第三位。
しかし、ここで能力の時間制限について話せば……。
上条「そうか、いろいろはじくもんな」
美琴「アバウトな認識ね。……じゃなくて」
一方「あのよォ……。実は」
美琴「きっと恥ずかしいTシャツ着てんのよ! アニメ柄とかの!」
上条「ああ、なるほど」
何を言い出すのだ。
つか、納得するな。
どういう目で、見ているのだろうか。
こいつら、二人とも。
一方「!」
インデックスがお茶を入れに、
席をはずした後、上条が口を開く。
ついに、恐れていたことが……。
一方「い、良いだろォ。別にィ」
上条「良いなら良いんだけど」
極めて簡単に誤魔化せた。
第一位の頭脳にかかればたやすい。
美琴「……怪しい」
一方「な、何がだよォ」
上条「ん? どこが?」
美琴「暖房のきいた室内で、コートを脱がないなんてなんかあるんじゃない?」
一方「ね、ねェよ」
上条「寒がりなんじゃないのか」
美琴「こいつの能力はベクトル操作。寒さくらいなんとでもなるわ」
やばい、流石第三位。
しかし、ここで能力の時間制限について話せば……。
上条「そうか、いろいろはじくもんな」
美琴「アバウトな認識ね。……じゃなくて」
一方「あのよォ……。実は」
美琴「きっと恥ずかしいTシャツ着てんのよ! アニメ柄とかの!」
上条「ああ、なるほど」
何を言い出すのだ。
つか、納得するな。
どういう目で、見ているのだろうか。
こいつら、二人とも。
400: 2011/01/28(金) 23:13:52.10 ID:bEv61q5T0
美琴「違うの?」
なんて答えるべきか。
下手に否定すると、見せろとか言いだすだろう。
パジャマと痛シャツどっちがましだろうか。
上条「まぁ待て。アニメキャラのシャツぐらい良いだろう。お前だってゲコ太朗の履いてんだろ」
美琴「でもこいつだから、きっとなんか変な女の子キャラよ」
上条「そうかもしれないな」
痛シャツは、趣味に問題があると認識されるだろう。
たぶん、第三位はひく。思いっきり。
パジャマは人間性を疑われる事はないだろう。
ただ、うっかりさん属性がつく。
親しみやすい第一位になってしまう。
一方(痛シャツのがマシだなァ)
美琴「きっと小さな女の子のいやらしいイラストよ。どうしよう、打ち止めを遠ざけなきゃ」
上条「まぁ、待て。二次元に興味も持ってもらってる方が、安全かもしれないだろ」
美琴「安全?」
上条「妄想で満足して、現実で変な事しなくなるんだよ」
美琴「……そうかも」
なぜ、そういう方向でフォローするのかな、こいつは。
第三位も簡単に納得するな。
つか、前提が間違っているのに。
なんて答えるべきか。
下手に否定すると、見せろとか言いだすだろう。
パジャマと痛シャツどっちがましだろうか。
上条「まぁ待て。アニメキャラのシャツぐらい良いだろう。お前だってゲコ太朗の履いてんだろ」
美琴「でもこいつだから、きっとなんか変な女の子キャラよ」
上条「そうかもしれないな」
痛シャツは、趣味に問題があると認識されるだろう。
たぶん、第三位はひく。思いっきり。
パジャマは人間性を疑われる事はないだろう。
ただ、うっかりさん属性がつく。
親しみやすい第一位になってしまう。
一方(痛シャツのがマシだなァ)
美琴「きっと小さな女の子のいやらしいイラストよ。どうしよう、打ち止めを遠ざけなきゃ」
上条「まぁ、待て。二次元に興味も持ってもらってる方が、安全かもしれないだろ」
美琴「安全?」
上条「妄想で満足して、現実で変な事しなくなるんだよ」
美琴「……そうかも」
なぜ、そういう方向でフォローするのかな、こいつは。
第三位も簡単に納得するな。
つか、前提が間違っているのに。
401: 2011/01/28(金) 23:14:21.59 ID:bEv61q5T0
一方「オマエら、あのな……」
インデックス「ただいまー。お茶買ってきたんだよ」
一方通行の話を遮るように、インデックスの声が響く。
妙に時間がかかっていると思ったら、
外で買ってきたのか。
なぜ、ポットを使わないのだろうか。
美琴「おかえり。あ、ちょっと神職にある人の意見を聞きたいんだけど」
インデックス「なにかな。あ、その前に……。どうぞ、入って!」
打ち止め「お、お邪魔しますってミサカはミサカは控えめに挨拶してみたり……」
一方「お、オマエ……!」
打ち止め「あ、アナタ、今日間違えてパジャマ着てったでしょってミサカはミサカは着替えを差し出す!」
ほとんど体当たりのような勢いで、
着替えを突き出して、一方通行に向かってくる。
一方「うぼォ」
インデックス「ただいまー。お茶買ってきたんだよ」
一方通行の話を遮るように、インデックスの声が響く。
妙に時間がかかっていると思ったら、
外で買ってきたのか。
なぜ、ポットを使わないのだろうか。
美琴「おかえり。あ、ちょっと神職にある人の意見を聞きたいんだけど」
インデックス「なにかな。あ、その前に……。どうぞ、入って!」
打ち止め「お、お邪魔しますってミサカはミサカは控えめに挨拶してみたり……」
一方「お、オマエ……!」
打ち止め「あ、アナタ、今日間違えてパジャマ着てったでしょってミサカはミサカは着替えを差し出す!」
ほとんど体当たりのような勢いで、
着替えを突き出して、一方通行に向かってくる。
一方「うぼォ」
402: 2011/01/28(金) 23:14:58.59 ID:bEv61q5T0
打ち止め「……それと、ゴメンなさい」
一方「き、気にしてねェよ。あと、俺も言いすぎたァ」
突っ込んできた打ち止めを、抱きとめる。
素直に反省してくれた事、着替えを持ってきてくれた事。
打ち止めに対して、誇らしいさと嬉しさが混ざった感情が
湧きあがってくる。
美琴「なんだぁ、パジャマだったのかぁ。変に疑っちゃってごめーん!」
上条「おまえも、うっかりさんなんだな。親しみがわいたぜ」
でも、なにか大切なものも失った気もする。
第一位としていろいろと。
インデックス「さ、お茶にするんだよ」
打ち止め「は、早く早くってミサカはミサカは誤魔化しながら急かしてみたり!」
まあ、「なにか」ってくらいアバウトなのだから、
気にしなくてもいいのかもしれない。
というか、気にしない事にしておく。
了
一方「き、気にしてねェよ。あと、俺も言いすぎたァ」
突っ込んできた打ち止めを、抱きとめる。
素直に反省してくれた事、着替えを持ってきてくれた事。
打ち止めに対して、誇らしいさと嬉しさが混ざった感情が
湧きあがってくる。
美琴「なんだぁ、パジャマだったのかぁ。変に疑っちゃってごめーん!」
上条「おまえも、うっかりさんなんだな。親しみがわいたぜ」
でも、なにか大切なものも失った気もする。
第一位としていろいろと。
インデックス「さ、お茶にするんだよ」
打ち止め「は、早く早くってミサカはミサカは誤魔化しながら急かしてみたり!」
まあ、「なにか」ってくらいアバウトなのだから、
気にしなくてもいいのかもしれない。
というか、気にしない事にしておく。
了
403: 2011/01/28(金) 23:16:24.62 ID:bEv61q5T0
以上です。
冬場にうっかり夏用のパジャマをシャツと間違えて、後から気付く事はありませんか。
お目汚し失礼しました
冬場にうっかり夏用のパジャマをシャツと間違えて、後から気付く事はありませんか。
お目汚し失礼しました



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