456: 2011/01/29(土) 21:27:36.17 ID:JE9pwn1M0

ビビり条さん。

457: 2011/01/29(土) 21:29:10.33 ID:JE9pwn1M0

TV「その時、窓に無数の手形がぁぁぁ!!!」キャー

上条「………………」

禁書「……」

TV「氏んだハズの元妻の顔がぁぁぁぁぁぁ!!」ギャー

上条「…………………………」

禁書「……ふわぁっふぅ」

TV「アニメでハブられたダミーと火野たんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ニャー

上条「……………………………………」

禁書「とうまー、そろそろ寝る時間だよ?」

上条「うわっ! ……あ、ああ、そそそそうだな!!」ブツン

禁書「……とうま?」

上条「は、はっ? びびってねえし! そんな幻想二秒でぶっ[ピーーー]し!!」

禁書「……とうま、それじゃあその肩に乗ってるのは何なのかな?」

上条「ぎゃあああぁぁぁぁいやああああああああぁぁぁぁ」ビッタンベッタン

禁書「……嘘だよ」

上条「……ああ、そうだよ! めっちゃビビってるさ!! だって恐いんだもの幽霊!!」

禁書「とうま。十字教においては、氏者の魂は天国か地獄か煉獄に送られるんだよ」

上条「……その心は?」

禁書「この世に霊がいるとすれば、それは人の心の中にだ」


458: 2011/01/29(土) 21:30:05.24 ID:JE9pwn1M0

上条「理屈じゃねえんだよ! 理屈じゃねえんだよォォォ!!」

禁書「……まあいいけどね。それじゃあとうま、おやすみなさい」

上条「まあ待とうかインデックスさん」ガシッ

禁書「……なにかな?」

上条「インデックスさん、貴方はシスターさんですよね?」

禁書「……そうだよ」

上条「怯える子羊をほったらかしにして眠ってもいいんだろうか、いやよくない」

禁書「…………はぁ。じゃあとうま、今日は一緒に寝る?」

上条「いやそれは駄目だ。未成年の男女が同じベッドでなんてそんなそんな」

禁書「……。じゃあどうすればいいのかな?」

上条「俺が寝るまで枕元にいて下さい。明るい子守唄なんて歌ってくれると◎」

禁書「……めんどくさい」

上条「そこをなんとかお願いしますインデックスさん」ドゲザ

禁書「それにね、とうま。とうまが寝るまで私が枕元にいたら、お風呂場に鍵かけられないよ?」

上条「大丈夫だ、こんなこともあろうかと神裂からワイヤーをパクっといた」

禁書「……それ国宝級の一品じゃ」

上条「さあインデックス、風呂場へGO!!」ダッ

禁書「……」トコトコ


459: 2011/01/29(土) 21:31:03.20 ID:JE9pwn1M0

上条「よし、準備万端! それじゃあインデックス、おやすみ!」

禁書「……おやすみ、とうま」

上条「……」

禁書「…………ちょっとトイ」スクッ

上条「」ガシッ

禁書「……」

上条「……インデックスさん、小粋な子守唄をプリーズ!」

禁書「……ある晴れた昼さがり いちばへ続く道 荷馬車がゴトゴト 子牛を乗せてゆく」

上条「……」

禁書「かわいい子牛売られて行くよ 悲しそうなひとみで見ているよ ドn」

上条「暗いぃぃぃぃぃぃ!! もうそういう定番とかいいから!!」

禁書「……じゃあ何がいいんだよう」

上条「禁書アニメの歌とかさ! ○田さんの歌とか!」

禁書「……分かったんだよ」

禁書「雨は降り止まない 急ぎ足を引きとめ 焦りだす心をいたずらにじらしている」

上条「…………」

禁書「立ち止まる事さえ忘れかけたあの日 気付かされた景色 感じてよ」

上条「……なあ」

禁書「交わされる足並みの音 言葉を無くした 冷えた道」

上条「なんでそのセレクトォォォォォォ!?」


460: 2011/01/29(土) 21:32:25.24 ID:JE9pwn1M0

禁書「禁書アニメの川○さんの歌だよ?」

上条「なんで挿入歌なんてマニアックなところ突いてくるの!? 結局暗いじゃん!!」

禁書「注文が多いんだよ……」

上条「じゃあゼ○からの逆襲! 俺のキャラソン歌ってくれよ!」

禁書「チッ」

上条「舌打ち!?」

禁書「意地っ張り とても目が離せないぜー」

上条「そっから!? でも『チッ』じゃなくて『ちぇっ』だから!!」

禁書「とうま、もう怖くなくなった?」

上条「……ハッ ツッコミし過ぎて恐怖が吹っ飛んでる」

禁書「これで安心して眠れるね。おやすみ、とうま」ニコッ

上条「おお……インデックスが女神に見える……」

禁書「? とうま、なんか後ろに……」

上条「……インデックス、お前俺の味方なのか敵なのかハッキリしろよ……」

??「あ、あのー……」トントン

上条「…………ぎゃあああああああああああああああああああああ」ビクビクビクーン

??「ひゃっ!?」ビクッ

禁書「あ、ひょうかだ」

上条「って風斬かよ! いきなり背後に出ないでくれ!!」

風斬「ご、ごめんなさい……」


461: 2011/01/29(土) 21:33:38.12 ID:JE9pwn1M0

禁書「ひょうか、こんな時間にどうしたの?」

風斬「あ、あの……その……」

上条「? なんだ、幽霊が怖いとかか?」

禁書「とうまじゃないんだから……」

風斬「……」カーッ

上条「……」

禁書「……」

風斬「い、いえその……今日はなんだか変なAIM拡散力場も感じるし……」

上条「変なって?」

風斬「……えっと、今日テレビでやってた心霊番組の影響で、そういう感情の集合体が……」

上条「……え? それって、え?」

禁書「ひょうか、それなら今日は一緒に寝ようよ!」

風斬「……うん!」

上条「えっと、風斬さん? その変な力場って、もしかしてなんか霊的なアレとかじゃないですよね……?」

風斬「……」スッ

上条「なんで視線逸らすのぉぉぉぉぉぉォォォォォ!?」

禁書「ひょうか、行こ!」

ガチャ

462: 2011/01/29(土) 21:34:49.29 ID:JE9pwn1M0

上条「…………い、いや、AIM拡散力場相手なら右手が効くし! よゆーよゆ」

ガタンッ!

上条「ごっはああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

スフィンクス「にゃー」

上条「ななな、なんだすすスフィンクスかよ……いつの間に入ってきたんだよ全く……」

スフィンクス「ニャーニャー」

上条「ははは、どこに向かって鳴いてるんだよーこの馬鹿猫めー」

スフィンクス「フーッ」

上条「……スフィンクスさん? な、なんかそこにいるの?」

禁書「あ、ここにいたんだねスフィンクス。ほら、おいで」ガチャ

スフィンクス「にャー」ピョイ

上条「ちょ、インデックスさん! なんかあのそれがアレでどれが!!」

禁書「それじゃーとうま、おやすみー」ガチャ

上条「……」

上条「………………」

上条「そ、その幻想をぶち壊す! その幻想をぶち頃す!! そげぶッ!!!」ブンッブンッ

463: 2011/01/29(土) 21:36:30.63 ID:JE9pwn1M0
しまいどす。

このままじゃ上条さんがかっこ悪過ぎるのでシリアス展開とか考えたけど面倒だったから止め真下。

引用: ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-22冊目-【超電磁砲】