1: 2013/09/21(土) 14:47:24 ID:XdCzBIaI
皆さんこんばんは。ミカサ・アッカーマンです。

何だか最近私がエレン大好き変Oやらエレンが好き過ぎて眠れないヤンデレだとか言われていますが、そんな事はありません。

確かにエレンは好きです。でもそれはあくまで「家族として」です。別に男性として、などという意味ではありません。

2: 2013/09/21(土) 14:48:43 ID:XdCzBIaI
もちろんエレンは大人びた顔つきでありながらまだ幼さを残したナイスな顔をしています。肉体も程よい筋肉の付き具合がグレートにマッチしその細すぎず太すぎないパーフェクトボディは男女を釘付けにするオーラを秘めているし、エレンの純粋無垢で情熱に溢れたその心は触れた者を魅了します。

と、エレンは魅力たっぷりですが、私はあくまで「家族」としてエレンを見守っているだけですはい。

3: 2013/09/21(土) 14:49:28 ID:XdCzBIaI
え?見守っている時点で何かないか?いえいえ。母親が公園で無邪気に遊び回る我が子をベンチからニコニコと見守るのと同じ感じです。

なんなら、私の一日を皆さんにお見せしましょう。

4: 2013/09/21(土) 14:50:43 ID:XdCzBIaI
朝がきます。私は自然に目が覚めます。日々も訓練とエレンのボディーガードの疲労と就寝前の軽いストレッチのお陰で毎日グッスリと眠り、夢の中でエレンが「ミカサ。朝だよ」と優しく語りかけて起こしてくれる為、毎朝スッキリした目覚めを迎えます。

6: 2013/09/21(土) 15:01:21 ID:XdCzBIaI
まず身だしなみを整えます。兵士である以上化粧などは出来ませんが、顔を洗い、髪を整えるくらいはしなければなりません。

もしエレンの隣に髪の毛寝癖だらけの女が立っていたらエレンに良くない印象が与えられてしまうかもしれません。

それに保護者たる者子供の見本にならなければなりません。

私がしっかりしていれば、エレンも私を見習い、キチッとした朝を迎えられるからです。

髪を整えたら寝巻きを脱ぎ、エレンから授かった世界でたった一つしかない大事なマフラーをサラシ代わりに胸を抑え、それを身体に巻きつけます。これで大切なマフラーを肌身離さず持ち歩けるだけでなく、成長した胸を抑えこみ、目立たなくする事が出来ます。

これは訓練などで動く際の妨げになるのを防ぐだけでなく、エレンにこんな刺激的でハレンチなものを見せて集中力を奪わないようにする為でもあります。

勿論エレンが見たいと望むのであれば服など捨てて裸で挑んでも構いませんが、エレンにはなるべき性的なものを目に入れさせないよう心がけているつもりです。

7: 2013/09/21(土) 15:08:49 ID:XdCzBIaI
寝巻きを畳み、寝室として使っている部屋を出ます。すれ違う同級達と軽い挨拶を交わしながら、私は外に出ます。

本来ならば食堂に向かいますが、私には毎朝行わなければならない日課があります。

まず外に出た私は深呼吸をし、己の気配を消します。吹き抜ける風のように動き、地を流れる木の葉のように音もなく進む。

私は空気となる。そこにあるが、誰にも見えない存在となった。私がそばを通り過ぎても誰も気付かない。欠伸をする石ころのような頭の前を通過しても、見回りをする坊主頭の老人の前を通ろうとも、誰にも気付かない。

私が向かうのは男子寮。

8: 2013/09/21(土) 15:14:31 ID:XdCzBIaI
誰にも見られず呼び止めもされず私は目的の部屋の窓の前にたどり着いた。

エレンが眠る部屋だ。

気配を消し、半透明人になり、窓を覗く。

ちょうど窓の下側にエレンが横になるベッドがある。

日の光がちょうどエレンの顔を照らしていた。

どうやらまだ寝ているようだ。

目を閉じグッスリと熟睡してるようだ。
その寝顔ははしゃぎ疲れて眠っている無垢な子供のような愛らしさを秘めていた。

もし窓がなければ身を乗り出して中に入り、エレンの頬に優しくキスをしてあげたいものです。

9: 2013/09/21(土) 15:20:40 ID:XdCzBIaI
男子寮は二人一部屋であった。もう一個のベッドにはアルミンがいる。アルミンはちょうど起き上がり、うーんっと背伸びをしていた。

頭のてっぺんにある寝癖に、思わずクスッと笑ってしまう。

着替えようとした最中、エレンが眠っている事に気付いたのか?着替えを途中で中断し、優しく揺さぶった。

エレンがゴロンと寝返りをうった。アルミンはベッドに上がり、エレンのそばで座り込んで彼を揺さぶっている。

アルミンはやはりしっかりとして頼もしい。男子寮には私は入れないので、アルミンがエレンのそばにいるとわかると安心する。ただアルミン。その裸シャツにパンツ一枚の姿は何か危ない。あなたは中性的な顔立ちをしている...つまりは女の子のように可愛い。もしエレンがその姿のアルミンに欲情してしまったらどうするのだろうか。

13: 2013/09/21(土) 18:03:02 ID:XdCzBIaI
エレンが起き上がった。欠伸をしながら頬をかいている。可愛らしくて思わず微笑んでしまった。

アルミンが寝ぼけるエレンの手を引き、エレンもしぶしぶ立ち上がった。これから身支度に入るのだろう。

アルミンに任せて大丈夫だろう。もしエレン一人だったら終わるまで見守るつもりだったが、アルミンがそばにいるなら安心だ。

私は満足感に満たされながら気配を消してその場を流れるように去った。

さぁ、食堂でエレンとアルミンを迎える準備をしなくては。

14: 2013/09/21(土) 18:13:49 ID:XdCzBIaI
食堂ではすでに半数の席が埋まっている。私がよく知る同郷達もそれぞれ毎回そこが指定席と言うように同じ席に座っている。

私もいつもの席...の隣、エレンの席に座った。これはエレンの椅子を私の温もりで温めておくためだ。冷たい椅子にエレンのお尻を置かせて冷やさせてはエレンの機嫌が約2%ダウンしてしまうかもしれない。

私の席の隣の芋.....違った。サシャが食事はまだかまだかとソワソワしている。少々落ち着かないので、静かに少し叱りつけるとサシャはシュンと項垂れた。最近この娘の扱いになれてきた。むしろ少し愛着が湧いてきた気がする。
とりあえず犬と同じ躾方をすればよい。

.....エレンに犬と同じ躾方を....裸にして犬耳と尻尾をつけて首輪をつけて「わん」しか言っちゃダメと...ふむ。

17: 2013/09/21(土) 18:23:01 ID:XdCzBIaI
隣のテーブルのジャンが私の事をチラチラと見てくる。何だろうか、顔に何かついているのだろうか。

はっ、もしやエレンの席に私が座っている事が不思議なのだろうか?もしや私ではなく、エレンの椅子を見ているのだろうか?エレンはまだか?エレンはまだか?とチラチラと気にしてるのだろうか?

まさかそういった趣味の持ち主だったのだろうか?だとしたらエレンの危機だ。彼は男子、エレンも男の子。同じ男子寮....エレンに手を出すタイミングはいつでもある。これは極めて危険だ。エレンの貞操の危機だ。

そうだ、今日の対人格闘訓練はジャンと組もう。彼に「エレンに妙な事をすればこれ以上の苦痛を味わう」とメッセージを送ろう。

エレンに好意を抱いてしまう気持ちは分からなくはない。もしかしたらソッチの気はないかもしれない。だがジャンには悪いが念には念を。それにエレンにはマトモな青春を歩んで欲しい。

18: 2013/09/21(土) 18:28:24 ID:XdCzBIaI
そんな事を考えいたが、アルミンとエレンが来た事で思考を切り替えた。エレンが「ミカサまた席間違えてるぞ」と指摘したので私はワザとらしく気付かなかったフリをし、席を移った。エレンが私のお尻の温もりの残る椅子に腰を下ろす。エレンが笑った。アルミンとの会話で笑みを浮かべただけだが、その眩しい笑顔には私の温め効果も加わっているのは明確だ。
私は心の内で満足げに拳を握りしめた。

22: 2013/09/21(土) 18:41:21 ID:XdCzBIaI
食事が全員に行き渡る。献立はいつも通り、味がやや薄く具材の野菜も大きさの割りに薄くスライスされたシチュー、干し果実、パン。お世辞にも美味しいとは言えない。が、この世界で三食これだけ食べれる事に感謝し、しっかり食べなければならない。

ただこの献立は、エレンの健康を考えるとやや不満がある。

まずシチューの野菜が少なすぎる。3、4個程度大きさで誤魔化した薄く野菜が入っただけだ。これではビタミンなどが取れずエレンが病気にかかりやすくなってしまう。

それにパンも、やや固い。エレンがこれを喉に詰まらせてしまう可能性を考えると危険だ。

そして干し果実。これは美味しい時と果てしなく不味い時がある。美味しい時は何とも言えない幸福感がある。エレンもこれに当たった時は子供のように喜んで笑っていた。あの時の笑顔は今でも私の頭の中のフィルムに焼き付いてる。

だが後者はもう言いようがない。とりあえず当たった時には何か悪い事が起きるという言い伝えのようなものがある。これに当たったエレンはその日が終わるまでずっと不機嫌になり、さらに不調子で簡単な訓練も次々失敗しさらに不機嫌になり、拗ねてしまう。

抱きしめて頭を撫でて慰めたいが、そうするとエレンが恥ずかしがってさらに気分を害してしまう。ので、我慢している。

24: 2013/09/21(土) 18:49:13 ID:XdCzBIaI
女子達はそれぞれ頂きますと合掌し、男の子達はさっさとスプーンかパンを手に取る。

エレンがスプーンを取ろうとした。いつも注意しているが、どうしても直さない。
私は言った。
「エレン。いつも食べる前に「いただきます」が最初...と言っている」
するとエレンは面倒臭そうな顔をして「えぇー...」と唸ったが、アルミンからも
「ミカサの言うとおりだよエレン」
と加わった。
流石はアルミン。やはりあなたほど頼りになる人はいない。

私とアルミンの注意にエレンはしぶしぶ従ってくれた。いい子いい子。頭を撫でて褒めてあげたい。

三人で「いただきます」と口にし、それぞれスプーンに手を伸ばす。

25: 2013/09/21(土) 18:59:36 ID:XdCzBIaI
エレンがスプーンを取る。

だが私には確かめねばならない事がある。
私はスプーンを掴み、エレンのトレイに手を伸ばす。
ゆっくりではない。

エレンにも、アルミンにも、誰にも、人間にも動物にも視認出来ず、「動いた」と感じない程の超スピードでエレンのトレイのシチューをスプーンによそい、超高速で零さず気付かれず自分の口に運ぶ。周囲には私がただ黙々と食事しているだけに見えるだろう。

これは決してつまみ食いでも横取りでもない。毒味である。万が一エレンの食事に毒物が紛れ込んでいたら一大事であるからだ。

続いてパンを気付かれないほど小さく千切り、自分の口に放り込む。うむ。問題ない。

次は干し果実。口にしたスプーンでちょびっとすくい取るのでエレンとは間接キスになるが、別に家族なのだから問題は一切ない。家族間で食事の間接キスはよくある事だ。

うむ、今日の干し果実はおいしい

26: 2013/09/21(土) 19:01:03 ID:XdCzBIaI
エレンがスプーンを取る。

だが私には確かめねばならない事がある。
私はスプーンを掴み、エレンのトレイに手を伸ばす。
ゆっくりではない。

エレンにも、アルミンにも、誰にも、人間にも動物にも視認出来ず、「動いた」と感じない程の超スピードでエレンのトレイのシチューをスプーンによそい、超高速で零さず気付かれず自分の口に運ぶ。周囲には私がただ黙々と食事しているだけに見えるだろう。

これは決してつまみ食いでも横取りでもない。毒味である。万が一エレンの食事に毒物が紛れ込んでいたら一大事であるからだ。

続いてパンを気付かれないほど小さく千切り、自分の口に放り込む。うむ。問題ない。

次は干し果実。口にしたスプーンでちょびっとすくい取るのでエレンとは間接キスになるが、別に家族なのだから問題は一切ない。家族間で食事の間接キスはよくある事だ。

うむ、今日の干し果実は美味しい。エレンは当たりのようだ。よかったねエレン。

エレンはどうしたら立体機動をもっと使いこなせるかと思案しながら私が口にした干し果実を口にいれた。

うん。家族間の間接キスだからノープログレム

29: 2013/09/21(土) 19:18:37 ID:XdCzBIaI
毒味も終わり、私は自分の食事に手を付けようとする。

トレイに目を向けたちょうどその時、サシャの手が私のパンに伸びているのに気付いた。

サシャのが「あ....」と絶望に満ちた声を漏らした。私はサシャの手をピシャリと叩くと彼女は「ぴっ!」という声をあげた。
「何度も言っている。食事は、分けられない」
私が毎回言っている台詞を言われたサシャはショボンと項垂れた。

私はパンを口に運び、2、3口で片付けた。

サシャの目が絶望の色に変わっていった。顔も氏んでる。目も氏んだ。何だか可哀想だ。

が、エネルギーを作る少ない元を分ける事は出来ない。

例え涙目でこちらを見つめられようと....するとそれに見兼ねたのか、エレンが
「しょうがねェなぁ...ほら、俺のやるよ」

という、半分程食べたパンをサシャに差し出した。

あぁ、何て優しいエレン。あなたは男の子の中の男の子。紳士の匂いはプンプンする。でもねエレン。朝ごはんを分ける事は確保するエネルギーの量を少なくする事を意味する。それにねエレン?あなたは今、自分が食べたパンを女の子に差し出して.....あ、この芋女食いやがった

30: 2013/09/21(土) 19:23:58 ID:XdCzBIaI
私は見た この芋女はエレンの食べかけのパンを幸せそうに頬張った。

私は水の入ったコップを持つ手に力が加わり、若干ヒビが入るのを感じた。

落ち着こう。何を怒ってるのだろうか。

ただエレンが親切にパンを分け与え、それをサシャが感謝しながら食べただけ...あぁ、間接キスもしてるのか。

サシャ、予告しよう。あなたは今夜放屁で皆の笑い者になる、と。

あぁエレンの満足げな顔を見てると何故か私にも満足感が伝わってくる

31: 2013/09/21(土) 20:17:35 ID:XdCzBIaI
そんな事を思っていたら何時の間にか朝食は終わり、皆訓練の準備に追われた。

私は教官に注意されない間、エレンのそばにいるようにしていた。エレンに万が一の事があるかもしれない。エレンを守れるのは私だけ。
それに、エレンのそばにいると私は自然と落ち着く。いかなる状況でも、エレンがそばにいるだけでやはり冷静でいられ、何でも出来る気がした。
格闘も、兵士としての訓練も。

歩きながら、エレンに変化はないか、全身を舐めるようにチェックする。

出来ればボディチェックをして身体を触って具合が悪いところはないかチェックしたいが、エレンが嫌がるのでやめておこう

36: 2013/09/21(土) 23:01:28 ID:XdCzBIaI
今日は立体機動訓練、それから対人格闘術の訓練である。

エレンが全訓練科目の中で一番やる気を出す科目かもしれない。

それはいいのだが、その分エレンの身に何か悪い事が起きるかもしれない。

張り切って無理な機動をしてワイヤーが身体に絡まったり木や仲間にぶつかったり対人格闘で怪我をしたり喧嘩になったりライオンの心臓女に逆アンアンされたりするかもしれない。

今日もエレンをしっかり守らなくては。

39: 2013/09/22(日) 00:39:25 ID:ZEYRItlg
ただいま立体機動の真っ最中です。

私は地面スレスレを跳び、地面を背にして真上を跳ぶエレンを下から眺めています。

速度もエレンに合わせています。前を見なくていいのか?察知して避けてますはい。

これならエレンに何が起きようと見逃さず瞬時に反応できます。
それにしても絶景かな絶景かな。このアングルから見るエレンは中々....。
あぁエレン。あなたは素晴らしい機動を描いている。あなたは今獲物を追いかけ疾走する鷲の如くクール。

あぁ、そんな私に見せびらかすように宙返りしてしまって...エレンはいつまで経っても子供なのだから....だがそれもまたエレンの魅力...あぁ、回転斬撃が成功した時のあなたのその嬉しそうな顔は眩しすぎて太陽ですら目が眩んでしまいそう....

あ。坊主頭がエレンの狙っていた的を横取りした。これは私的に反則なだけでなく一歩間違えば衝突事故でエレンが怪我をしたかもしれない。ので、的と間違えたフリして削ぐ。

アルミン止めないで。あなたの危険を察知するその能力は素晴らしい。でも今は止めないでお願いオイコラ逃げんなカツオ待てコrえ?わかった。エレンがそういうならそうしよう。やめよう。

43: 2013/09/22(日) 01:08:42 ID:ZEYRItlg
次は立体機動装置の分解及び組み立ての訓練。エレンは幼い頃から細かい作業などはやや苦手であり、ここでもそのお陰で苦労している。

アルミンとマルコは速い。やはり頭の回転が速い人は恐ろしい。他の面々も手馴れている。芋...サシャもテキパキとしている。カツオ?知らない見ていない。

エレンが組み立てで苦戦しているようだ。
私?最初に分解を終えた人が出たちょうどに組み立ても終わらせてある。教官からは楽にしてろと言われたが、これはどうやらエレンのサポートに回った方がいい。

私はエレンの後ろに立ち、教えてあげると申し出た。しかしエレンは恥ずかしがってこれを拒否した。そんなに顔を赤らめなくてもいいのに....意地っ張りなところもまた可愛い。

私はエレンの背中に身体をピッタリくっ付け、後ろから文字通り手取り足取り教えてあげることにした。あぁ、恥ずかしがって焦るエレン...もっと恥ずかしがらせたくなってしまうではないか。

私はエレンの手をとり、指導をしながらエレンの肌、筋肉を触り、異常を確かめた。うむ。いつもと変わらぬ心地よい触り心地である。

次に鼻を近づけてそっと匂いをかいでみる。これはエレンが毎日しっかり清潔でいるかどうかチェックするためだ。

うむ。ほんのりかきたての汗の匂いがするエレンの落ち着く匂いだ。

あぁエレン...日に日に逞しく成長していくエレン....あなたの成長を目と鼻と指で観察するのはとても楽しい.....心が躍るようだ....出来ることなら下着の中の立体機動装置がしっかり機能するかどうかもチェックしたいのだが....

む?ジャンがこちらを睨んでいる。エレンを睨んでいる?いや、アレは恐らく私を睨んでいる。「何エレンにイチャついてんだ」という目をしている。やはり....ジャン、あなたはエレンにその気が.....やはり警戒が必要だ...エレンを守るためジャンには「警告」せねば...。

46: 2013/09/22(日) 14:22:26 ID:ZEYRItlg
次は対人格闘術の訓練です。

最近のエレンのお気に入りのようで、はりきっているエレンを横目で見守るのはとても心が晴れます。

私はジャンの首をへし折らんばかりに締め上げながら真面目に取り組むエレンを眺め、暖かい笑みで彼を見守っています。

ただ、気に食わない事が一つ。
エレンと組んでいるアニである。

彼女は大抵エレンと組んでいる事が多い。エレンから頼んでいるのだが、それを容易に受け入れる彼女に対して私の危険センサーがビビっと反応している。

あの女は一件異性同性に興味のないクールガールを演じている。だが私の目は誤魔化せない。

彼女は恐るべき変Oである。
アニは相手に接触せざるを得ない対人格闘を装い、エレンに対して様々な痴漢行為を働いている。

エレンのうなじ、胸板、くびれ、股の間、お尻などなどエレンのハレンチポイントをさり気なく堪能している。

恐らくエレンは気付いている。だがそれは「格闘中だから仕方ない」と認識しているのだろう、全く気にしない。

そしてあの女の方も、ワザとエレンに自分の身体を触れさせるよう誘導している。

そのけしからん胸をエレンの背中や腕や頬に押し付けたり、股を触れさせたり....その度にエレンの頬が赤くなっているのが確認できる。

アニはエレンを誘っている。エレンにアニ自身に向けて性的な意欲を湧かさせ、エレンの注意を自分だけに向けさせようとしている。
そして機が熟した時、何処かの物陰にエレンを誘導しそこでエレンのエレンをあんな事やそんな事に.....

エレンは健全であるべきである。目標に向かって真っ直ぐな青少年であるべき。これは断じて許せない。早急に手を打たねば。

47: 2013/09/22(日) 14:30:34 ID:ZEYRItlg
む、エレンがアニに組み伏せられている。あぁエレン...やはり私が手取り足取り格闘術を教えておけば....。怪我はないだろうか?何処か擦り剥かなかっただろうか?

あぁ、エレンが降参の声をあげて....む?アニが何か言い、さらに力を込めた...あぁ、エレンが顔をしかめて....

はっ。まさかアニはエレンを痛みで調教する気なのか?
エレンにキツく当たり、苦痛を与え、心が折れかけるタイミングで喜びを与え....そうする事で、エレンを自分だけの下僕にするつもりなのだろう。

大変だ。このままではエレンが豚小屋出身の家畜以下になってしまう。

私は動かないジャンを放り投げ、後ろで女神的美少女に襲いかかるゴリラ巨漢を掴み、エレンに毒牙を向けるメスライオンに向けて放り投げた。

だがあの女はそれを察知し、エレンから素早く離れた。あぁ、何という事だ!エレンがゴリラの下敷きになってしまった!

50: 2013/09/22(日) 18:06:10 ID:ZEYRItlg
おのれメスライオン。許すまじ。
「何?やんの?」と向こうはファイティングポーズをとっている。

ならばこちらもやらせてもらおう。

エレン、アルミン止めないで。これは私とアニの戦い。あなたを守るにはもうこれしかない。

あぁ女神が悲しみに泣いてらっしゃる。ごめんなさい。だが私はやめない。

この女を成敗せねばならない。
教官は今カツオと芋娘に目を向けた。周りはギャラリーで円形上のリングが出来上がっている。

教官が気づくまでおそらく約30秒。それまでに決着をつける。

あぁ、待っていて円形上の

51: 2013/09/22(日) 18:06:42 ID:ZEYRItlg
おのれメスライオン。許すまじ。
「何?やんの?」と向こうはファイティングポーズをとっている。

ならばこちらもやらせてもらおう。

エレン、アルミン止めないで。これは私とアニの戦い。あなたを守るにはもうこれしかない。

あぁ女神が悲しみに泣いてらっしゃる。ごめんなさい。だが私はやめない。

この女を成敗せねばならない。
教官は今カツオと芋娘に目を向けた。周りはギャラリーで円形上のリングが出来上がっている。

教官が気づくまでおそらく約30秒。それまでに決着をつける。

あぁ、待っていてエレン。これが終わったら私があなたの傷付いた身体と心を癒してあげるから。

55: 2013/09/22(日) 23:10:12 ID:ZEYRItlg
私はエレンが落とした木の短剣を手にとった。右に左に剣を動かしながら、アニに近づく。
短剣を振り、突き、合間に蹴りを入れる。

アニは触れる事なく、ゆらゆらと身体を動かし避ける。まるで剣がアニを避けているかの如く。

流石はアニ。立体機動の腕もさることながら、対人格闘術においては敬意を評する程である。

あぁ、エレンが私たちの闘いを見つめている。負けられない。

胸に向かって突いた腕をアニが指先から手、腕で絡めとり、関節を固めると私の動きを封じてきた。

おのれアニ。その技でエレンの自由を奪い、胸を押し付け敗北感と性的興奮を与えてきたのか。けしからん。

58: 2013/09/23(月) 00:15:56 ID:MK.Zv1iY
私はパッと間合いを開けた。その時には短剣は、アニの手に渡っていた。

あんたの動きには無駄が多い。

彼女が言った。

それがあんたの本気とは到底思えない。

と言い、短剣を私に向かって投げ渡す。

上等である。なら、私は

全力で あなたを 叩き潰す。

まっすぐ彼女を睨み付けたまま、手に持った短剣を投げる。

飛ぶ短剣とともに自分も一瞬で間合いを詰める。
顔に当たる寸前でアニは短剣をかわす。
その時には私の突きが彼女の顔面を狙っていた。

誰にも逃れる事の出来ないタイミングだ。

彼女の目が見開くのが見えた。

勝った。そう確信した。

59: 2013/09/23(月) 00:30:47 ID:MK.Zv1iY
が、拳はアニの掌に包まれるように受け止められていた。

まさか、そんなバカな。焦りが思考を一時的に停止させた。

慌てて腕を引くと、引いた腕に絡みつくようにアニは踏み込んできた。

彼女の凶器。自分の何倍もある巨漢ですら地面に膝まつかせる蹴りがくる。

膝裏に鋭い蹴りが命中し、ガクリと身体が落ちる。

殆ど予備動作無しで真正面から蹴りが来た。この一撃で私を沈める気だ。

彼女は勝利を確信し、蹴りのために踏み込んでくる。

自分が罠にはまったとも気付かずに。

鼻を折らんとする蹴りを受け流す。頬をかすめる感触が成功を意味していた。

蹴り上げた腿を下からすくい上げた。
蹴り込んだ力がそのままアニに返した。

力を流す方向、タイミング。完璧である。

思わずエレンの目の前でドヤ顔をしたくなるほどだ。いまの私はエレンの目にとても輝いてみえるだろう。

62: 2013/09/23(月) 00:39:46 ID:MK.Zv1iY
アニの小さな身体が小石のように軽々と後ろに飛んだ。背後にいたギャラリー達が慌てて左右に逃げる。

彼女は受け身を取りつつ一転して体勢を整える。

同時に地面に落ちている探検を拾い上げ逆手に構えたのはさすがというべきか。

私もアニも息を切らしていない。

やはりこれで倒れるような女ではない。

彼女を地面に叩きつけるには


頃す気でいくしかない。

彼女も同じ事を考えているだろう。

周囲のギャラリーが息を飲み私たちを見つめるのを感じた。

クリスタとアルミンがやめてと叫んでいる。

ごめんなさいアルミン。すぐに終わらせる。

私は彼女と同じ言葉を心の中で呟いた。

この女を 叩き潰してからね。

63: 2013/09/23(月) 01:12:33 ID:MK.Zv1iY
と、エレンと木偶の....じゃなかった、ベルトルトが私とアニの間に止めに入ってきた。

エレンどいて。そいつ殺せなiえ?こんな事ミカサらしくない?こんな事間違ってる、落ち着いてくれ?俺のミカサはもっと冷静だろ?うんわかった。おーけーおーけーおーけー牧場。
エレンがそう言うのならばもうやめよう。綺麗サッパリ忘れる。

だからエレン。私も手を取り唇が触れてしまう位顔を近づけてその美しい瞳をそんな近くで見せないで。

エレンの魅力に私はトロけてしまいそうなの。顔からバックドラフト並みの焔が出てしまう。

アニもベルトルトに何か耳打ちされ、しぶしぶひいている。

アニ。今回はエレンに免じて今日の事は見逃してあげる。だがあなたに次はない。もし同じ過ちを繰り返せば、あなたを女性としての尊厳が無くなるほどブチのめす。

そして衣服を全て剥ぎ取って広場に放置する。

67: 2013/09/23(月) 02:06:48 ID:MK.Zv1iY
長い一日の訓練がようやく終わりを告げた。

皆汗をかいてクタクタのようだ。そばかす娘が女神にお姫様抱っこをしたいと駄々をこねている。

あぁ....沈む夕日に照らされたエレンの横顔は舞台俳優になれば人気絶好調間違い無しであろう....きっと女性ファンだけでなく男性の憧れの的にもなるだろう....あ、ボディーガードには私が。

ん?アルミンどうかしたの?え、足を捻挫してしまった?

大変だ。早くアルミンを医務室まで運ばなければ....。

あ、エレンがアルミンを抱きかかえて...流石はエレン。あなたは男の子の中の男の子。紳士の中の紳士。何て心優しいのだろう。クタクタに疲労し、対人格闘術でのダメージも残っているのに、親友に手をかしてあげる。まさに聖人の鏡。

.....はて。一瞬アルミンが王子様に運ばれる姫に見えた。

77: 2013/09/23(月) 19:55:38 ID:MK.Zv1iY
訓練の後は汗まみれの兵士達の最大の癒し....風呂である。

風呂といっても、お湯が絶え間なく流れる簡易シャワーのようなものだが、汗と汚れを温かい湯で流せることはとてもありがたい。汚れとともに苦労も一緒に洗い流してくれる。

さて、ここからは私の監視外にへとエレンが行ってしまう。
エレンは男子風呂に行く。私は女子寮。

これではエレンを目の見える範囲におく事は出来ず、エレンの身に何か起きた場合対処が出来ない。

ましてやジャンはエレンを狙っている可能性がある。いや、彼以外にもそっちの目的でエレンを狙う男子がいるかもしれない。

そう思っても、男子風呂に入れない自分が歯痒い。何故私は男に生まれなかったのだろうか、何故私にはブラブラと揺れるチクワとタマゴが股間にないのだろう。

一度、自分の風呂を諦めて男子風呂の天井裏に潜みエレンを見守っていたが、エレンの裸やアルミンの裸、男の子達の裸を直視出来るような女の子などいるはずがなく、顔から火が出そうな勢いで急いでその場を離れた。一ヶ月ほどはヴィーナスの如く美しいエレンの裸体が頭から離れなかった。

78: 2013/09/23(月) 20:12:07 ID:MK.Zv1iY
これだけはどう足掻いても解決のしようがない。仕方がない、風呂場からはエレンから離れるしかない。

大丈夫。エレンはしっかり格闘術の基礎もできている。自分の身を守るには充分の技術を持っている。それにエレンにはアルミンがついていてくれるだろう。

しっかりしたアルミン。私の目の見えない所では、あなたが頼り。あなただけがエレンを守れる。

私は心配事を胸に、一時的にエレンから離れる事にした。

83: 2013/09/24(火) 08:45:06 ID:MYzz.eJM
ただいま女子風呂なうです。

私も周りの女子と同じに服を脱ぎ、熱いお湯を頭から浴びています。

熱さに慣れ始めると、とても心地いい。心の中まで洗い流される気分だ。

隣の方でそばかす娘が女神に痴漢している。けしかrもっとやってもかまわない。

む、皆で共同で使っている石鹸が回ってきた。えっと、あなたは誰?あぁ、ミーナだったのか。髪をといていたので分からなかった。

私は石鹸を受け取りながら彼女の腹筋をみる。ん?いいえ、別に変わっているところはない。すべすべで柔らかそうで魅力的な女の子の腹筋である。

え?私にとっては変わっているではないか?

あぁ成る程、私はエレンを守るため日々自主トレーニングで腹筋バキバキ筋肉モリモリマッチョマンの変Oだと?ハハハ

面白いやつだ、気に入った。削ぐのは最後にしてやろう。

流石にそれは傷付いた。確かに腹筋はついている。だが私はあくまでか弱い女の子。そんな筋肉もつかないしまして変Oでもない。

85: 2013/09/24(火) 10:02:45 ID:MYzz.eJM
む、アニ。何事もなかったかのように私の隣に...何と清々しい程図々しい女だろうか。

.....おのれ。またしても女性らしい腹筋をして....いや、それよりも....中々良い身体をしている。
服の上からではわからなかった豊潤な胸、スレンダーなくびれ、締まったヒップ、細さと筋肉のつき方がちょうどいい脚.....ほぉ...あ。無意識のうちに石鹸を握り潰しかけていた。反省反省。

86: 2013/09/24(火) 11:58:09 ID:MYzz.eJM
むむ、サシャ。何時の間にか私のところに。え?他のが空いてないので、一緒に浴びさせてほしい?

いや、構わない。げんに女神とそばかす娘が一緒に....というかそばかす娘が無理やり一緒に浴びながらセクハラしている。

ところでサシャ。あなた....意外にあるのね。そして....食いしん坊とは思えないスリムな体型ね....。

あなたは恐らく中身さえ変えれば立派な美人な筈.............別に羨ましいなどとは思っていない。

私が美人なせいで、エレンが私に夢中になって訓練などに集中出来なくなってしまうかもしれない。

ただ....その胸は女の子としては、少し....分けてほしいくらいだ。

95: 2013/09/24(火) 17:55:42 ID:MYzz.eJM
石鹸で手のひらに泡をたて、サシャの背中をゆっくり撫で回すように洗う。

おぉ、身体はスリムなのに肩近くの筋肉が結構ついている。そしてスベスベである。何というか、撫でていて気持ちのいい肌である。
くびれの辺りを撫で回すと、サシャはくすぐったそうに笑っている。そのまま何気なく尻に手を伸ばす。
ふむ、これは中々柔らかくて感触が良い。やや大きいかもしれないが、逆にそれが男性の好みに合うかもしれない。....エレンもこういうのが好きなのだろうか?

97: 2013/09/24(火) 23:26:46 ID:MYzz.eJM
.....はっ。あまりにもあちこち触り堪能し過ぎてしまった。これでは私が女の子にそっち系の興味があると勘違いされてしまう。そんな事はない。私はエレン一筋...あ、いや、今の一筋は別に恋的な意味ではなく家族としてという一筋であって...その.....。

あ。サシャは..................................................腹をくすぐるように撫でられて横になってトロけるカピバラのようになっている。

え?どういう事か?つまりこういう顔をしている。

( ///?・ω?・//)

文字で表現するにはこれが限界である。

言葉にするならば、それはサシャとは思えない程ビューティフルでアダルトな顔をしている。

む、いかん。鼻から赤い体液が出てしまった。違う、私はそんな趣味は断じてない。断じてない。
断じてない。大事な事だから三回言ったいかんとまんねぇ。

102: 2013/09/25(水) 18:53:09 ID:ZhC1raMw
む、後がつかえている。あまり長居はできないので、早々に目的の胸を堪能....ではなく、試触させてもらおう。

どれどれ...むむ、ほぉ、へぇへぇ....これはこれは...。

まるで柔らかいパンのような、良い感触である。柔らかで、それでいて弾力がある。両手で両方の胸をすくい上げるように持つと、丁度掌の真ん中に硬いモノがあたり、指と指の間からO房がこぼれかける感じである。
私も、自分で言うのは何だがそれなりの大きさである。

しかしサシャのは、女の子の私ですら息を飲む程の美乳である。

この芋女め...このような兵器を隠し持っていたとは。恐るべし、芋女。
これからは牛女と命名されるよう仕向けたろかワレコラ。

106: 2013/09/25(水) 20:05:57 ID:ZhC1raMw
む、サシャが少し痛いと呟いた。
すまない。少々夢中になり過ぎて無意識に力が入ってしまった。

......サシャ。なぜ顔を赤らめる。なぜそんな牝の顔をする。やめて、いつものあなたじゃない。あなた誰?サシャ?いいえ違う、そんな筈がない。

そんな濡れた長髪から誘惑するような甘く蕩けた顔を覗かせないで。違うこんなのサシャじゃない。

え?出来れば優しく続けて?いやいやいやほら。後がつかえている。
ハンナが胸元を絹布で隠しながら頬を膨らませている。
え?早く上がってフランツとお話したい?成る程爆ぜてしまえ。

ではサシャ。私達もそろそろ......


え?私がまだ洗われてない?ので、洗ってあげる?

124: 2013/09/27(金) 00:24:05 ID:g8ZewIec
男子も女子も風呂から次々と上がり、続々と食堂に集まってきた。
といっても、まだ全員が集まったわけではない。

ので、この間に私はアルミンの髪を梳かしてあげる。夕食時は朝と席が違い、エレンとアルミンが並び、その向かい側に私とサシャが並ぶように座っている。

この席は私のお気に入りである。何故ならエレンを見守りながら食事がし易いからである。
それにエレンがしっかり食べて元気になり、雑談に笑みを浮かべるのを眺めているととても心が安らぐ。

今日はアルミンとサシャの席を取り替え、今はアルミンが私の隣、サシャはエレンの隣に座っている。

私は自室から持ってきたくしでアルミンの髪を優しく梳かす。
エレンの髪の毛は子犬のようにもふもふしているが、アルミンは女の子のようにとてもサラサラである。同じ男の子の髪とは思えない。

.....アルミン。あなたの性別はきっと神様が間違えたのだろう。

128: 2013/09/27(金) 00:40:47 ID:g8ZewIec
アルミンが「恥ずかしい」と顔を赤らめる。
アルミン、何を恥ずかしがるの?私達は幼馴染、これ位はして当たり前だと思う。

向こうを見てみて。ユミルだって女神の綺麗な髪を丁寧に.....と思ったらうなじに思いっきりセクハラしていた。

ん?まるでミカサはアルミンの姉ちゃんみたいだな?いいえ、私はアルミンの幼馴染。そしてエレンの家族。での正確にはエレンの姉.....いや、妹かもしれない?

む、そんな事をしているウチに食事が配られ始めたようである。

私は最後に梳かし終わったアルミンの髪をサラッと撫でた。

......アルミンあなた本当に男の子?

135: 2013/09/27(金) 18:01:37 ID:g8ZewIec
夕食はマッシュルームのクリームスープ、数少ないタンパク質補給源のベイクド・ビーンズ、白パン、ちょこっとのオムレツ、キイチゴである。

朝食よりも量が多く、味もまぁまぁである。

だが私のするべき事に変わりはない。

ヒョウのように俊敏に動き、無駄のない流れるような動きでエレンの食事をスプーンですくう。
そして誰にも気付かれる事なく自らの口へと運ぶ。
朝も言ったがこれは毒味である。決してやましい事ではない。

137: 2013/09/27(金) 20:03:57 ID:g8ZewIec
.......?はて、スプーンの....というか木の味しかしない.....こんなに薄かったか...?

違う。私がスプーンにすくったのはマッシュルームのクリームスープ。味がないわけがないし、マッシュルームの食感もなかった。何もなかった。

すくった筈のスプーンには何もなかった。

すくったと思ったらすくっていなかった。

いや、確かに口に運ぶ前にはスプーンの溝にはミルクのように真っ白なスープと柔らかでいてコリコリとした食感のマッシュルームがすくってあった。

まさか、零した?いや...テーブルの上にはシミ一つない...。

私の気のせいだろうか?
チラッとエレンを見る。あぁ、美味しそうに食べて....その可愛い顔を食べてしまいたい...

142: 2013/09/28(土) 16:14:21 ID:8DiIyGYY
もう一度、エレンのスープへとスプーンをクロックアップさせる。

白いクリームスープとマッシュルームをすくいあげ、それを高速で、零さぬよう口の中へ......


だめだ!またしても木の味しかしない!やはり口にいれる直前、スプーンからなくなっている!

これは一体......む?
サシャ....あなた頬がリスのように膨らんでいるけど、あなたの分の食事はさほど減ってはいな.......!?

あ....ありのまま今起こった事を話そう。
『サシャは自分の分の食事を食べていた と思ったら食べていなかった』

な...何を言っているのかわからないと思うが私も何をされたかわからなかった....

頭がどうにかなりそうだった....催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなものでは断じてない

私には、頬を食べ物で膨らませるサシャの背後に

複数のサシャが周囲の....いや、この食堂全員の皿から少しずつスープ、パン、豆、オムレツをスプーンにすくい、それをエレンの横に座るサシャの口へと運んでいた。

それが幻か否か判断できるまでしばらくかかった。

これは残像だ。あまりにも速過ぎてサシャが大勢いるように見えるがそうではない。

サシャは影分身のように複数の残像が残る程の速さで全員の皿から一人ずつ、気付かれないほど微量をすくい、それをかき集めて横取りしている。

塵も積もれば山となる。たとえ凄まじく微量のスープでも、10人30人分それが集まればスプーン一杯分が溜まる。

サシャはそうして全員分の食事を、本人達にすら気付かれる事なくつまみ食いしていたのだ。

150: 2013/09/29(日) 22:57:03 ID:kjpgrxuw
!!まただ。彼女の残像が、今まさに唇をつけようとしたエレンのパンをちょびっとむしり取った。

その残像はバレエを踊るように、アルミンのパンもむしっていく。

なんていう事だ。今まで彼女はこんな神業で皆の食事を奪っていたのか?

いや違う。毎日であれば私が気が付かない筈がない。そうだ、今日の彼女は確か、コニーとともに走らされていた.....そうか。彼女がこの神業を行うのは、極限的空腹時のみなのだろう。

入団時の最初の夜、クリスタがこっそりパンをサシャに持って行った時、それこそ獲物に飛びかかる狼のような速さで飛びかかり、目に見えない速さでパンをむしり取っていったとか....。

いかん。このままではサシャはエレンやアルミン、皆の食事を気付かれる事なく貪っていく。

そして何より

彼女は

プチ間接キスをしている

エレンとプチ間接キスしている

エレンとプチ間接キスしてやがる

エレンとプチ間接キスしやがった

許せん

156: 2013/09/30(月) 22:44:19 ID:o14/J3ZM
サシャがエレンのスープへとスプーンを伸ばした。
そうはいかない。

サシャのスプーンへと、自分のスプーンを突く。弾丸のように跳びこんだスプーンはサシャのスプーンの溝へと滑り込み、その勢いでスプーンをテーブルへと叩きつけた。

スープへと向かおうとしたサシャのスプーン弾かれ、テーブルに突き刺さった。

一方の私は瞬時に自分のスプーンを掴み、何事もなかったように自分の食事に向かう。

サシャはぎょっとして、辺りを見渡した。

エレンとアルミンが、テーブルに突き刺さるスプーンに驚いた。

おいサシャ。なにスプーンテーブルに刺してんだ?とエレンが聞く。

当の本人は何が起こったのか理解不能なようで、憲兵に職務質問された盗っ人のようにアタフタとしていた。

サシャ、大丈夫?お腹痛くなったのかい?とアルミンが優しく問いかける。

サシャは混乱し、超自然現象ともいえる摩訶不思議な自体に恐怖し、目を泳がせながら首を激しく振っていた。

サシャがチラッとこちらを見る。

瞬間、私は鋭い殺意の篭った眼でサシャを睨み付けた。

人の食べ物を取っては、めっ。

眼力でそう伝えた。

サシャの身体がピタッと硬直した。頬がひきつり眼が潤んでいる。伝わったようだ。

163: 2013/10/01(火) 17:53:13 ID:7WnRnBPc
それからサシャは歯の弱い老犬のようにちびちびと自分の食事を食べていた。

しかし時々エレンやアルミンの食事をつまもうとサシャの背後に構えをとるいくつかの残像が見えた。

そのたびに私は殺気を発しながらサシャを見つめる。すると背後の残像達は恐れる様にひれ伏し、消えてゆく。
その度にサシャはショボーンとしている。

.....本当に子犬のようだ。

む、エレンの口元にパンくずがついている。みっともないので私は素早くそれをつまむ。そして食べ物を粗末に捨てるわけにはいかないので食す。やれやれ、いつまで経っても子供なのだから。

166: 2013/10/03(木) 00:17:48 ID:LiMBto5A
食事を終えた面々が続々と席を立ち、トレイを片付け始め各々の行動をとる。

寮の寝室に戻る者。外の階段に腰を落とし、手すりに寄りかかって夜風にあたりながら愚痴や世間話を始める者たち。夜の自主鍛錬に励む者。実に様々である。

サシャはちびちびと食べ終えたようだが、物たりなさそうに落ち込んでいる。

.....パン、少し残してこっそり分けてあげよう。

そばかすが人目の無い場所へと女神を誘拐しようとする。
顔真っ赤にして頭突きでお返しする女神。

エレンとアルミンもトレイを片付けたがまだ寮には戻らないようだ。
二人で調査兵団の事や訓練の事を話している。

む、女子はどうやら一角でポーカーを始めたようだ。
おさげが面倒臭そうにしぶるアニの手をひいて巻き込む。

さて、私は夜のエレンのチェックを....

167: 2013/10/05(土) 01:27:15 ID:VKTh/YnI
んん?何だろうかサシャ....え?私達も混ざろう?

いや結構。私はギャンブルはやらない。ギャンブルは身を滅ぼす。そんな私をエレンがマネしたら大変だ。破産し、それでも残ったツケを身体で支払うハメになってハメられてしまうかもしれない。

それに私はこれからお休みの前のエレンを....え、あの、ちょ....聞いてる?聞いてます?

あ、エレ、あ、あーれー.....

177: 2013/10/09(水) 15:27:41 ID:dBWWv/Zo
乙、
よくあるミカサネタSS かと思ってたらメチャ面白いでござった

引用: アッカーマンの一日