412: 2014/08/19(火) 20:55:37 ID:J4tExQcc

413: 2014/08/19(火) 21:12:22 ID:J4tExQcc
第1話 再会と新たな誓い

414: 2014/08/19(火) 21:23:08 ID:J4tExQcc
アルビオンでの戦いから1週間後、ルイズ達はアンリエッタから呼び出しを受けた。

シエスタ「姫様から呼び出しを受けたのは確かですが、いったい何でしょうか?」

ルイズ「もしかしたら、新しい任務じゃないかしら?」

キュルケ「でもアルビオンでの戦いは終わったはずでしょ?もしかしたら国内での任務かしら?」

タバサ「行ってみれば分かる。」

ヘラクロス「確かにそうだな。」

カービィ「ぽよ。」
ゼロの使い魔

415: 2014/08/19(火) 21:42:19 ID:J4tExQcc
王宮

ルイズ「姫様、私達をここに呼び出した理由は何でしょうか?」

アンリエッタ「ええ。あなた達に2つ伝えたいことがあります。」

シエスタ「伝えたいことですか?」

アンリエッタ「はい。まずは1つ目。カービィさんにシュヴァリエの称号を差し上げます。」

カービィ「シュヴァリエ?」

ルイズ「つまりカービィが貴族になるという事よ。」

カービィ「ぽよ!貴族!」

オオーッ

ゲッコウガ「大出世でござるよカービィ!」

ヘラクロス「良かったな!」

カービィ「ぽよぽよ!」

416: 2014/08/19(火) 21:50:27 ID:J4tExQcc
シエスタ「それだけではありません。カービィさんが貴族になったと同時に、私はあなたの専属メイドに任命されました!」

ゲッコウガ「シエスタ殿も良かったでござるな。」

アンリエッタ「もちろんあなた達にも聖騎士の勲章を差し上げます。」

ゲッコウガ「おお、かたじけない!」

カイリキー「俺達も勲章をもらえるなんて夢みたいだぜ!」

ルイズ「夢じゃなくて現実よ。」

ウェールズ「ティファニア。お前はエーコと共に魔法学院に編入する事になる。ルイズ達と共に頑張ってくれ。」

ティファニア「はい。一生懸命頑張ります。」

エーコ「彼女の足りない部分は、私がしっかりと指導しておくわ。」

417: 2014/08/19(火) 21:57:02 ID:J4tExQcc
アンリエッタ「2つ目ですが、貴方達に会わせたい方がおられます。」

ルイズ「会わせたい方?」

アンリエッタ「こちらです。」

コツコツ

「久しぶりだなお前等。」

カービィ「トッコリ!」

カイロス「お前もこの世界に来ていたのか!?」

トッコリ「ああ。オイラもこの世界に飛ばされたからな。しかも家ごと。」

サンダース「家ごとって・・・、まさかそのまま城に運んでないだろうな?」

メタナイト「大丈夫だ。ミクロ光線銃で小さくした後、そのまま彼の首についてあるブローチの中に保管しておいた。」

トッコリ「今ではキャンプなどに利用しているからな。」

ブースター「なら安心だな。」

トッコリ「それともう一つ。お前等に渡したい物があるんだ。」

シャワーズ「渡したい物?」

トッコリ「これだ。」パチン
トッコリが指を鳴らした途端、小剣がカービィ達の足元に姿を現した。

418: 2014/08/19(火) 22:24:56 ID:J4tExQcc
ルイズ「その剣は?」

トッコリ「ああ。異世界に飛ばされた少年が持っていた物だ。」

シエスタ「その人の名前は?」

メタナイト「調べてみた結果、サイト・ヒラガという少年が所持していたという事が判明した。」

オコリザル「サイト・ヒラガ・・・。その少年に見覚えがある!」

ワルド「どういう事だ?」

オコリザル「あいつが好奇心でゲOトに触れようとしたところをぶん殴ったからな。」

ワルド「それで別の世界に飛ばされたという事か。こんな偶然もあるとは驚いたよ。」

アニエス「その少年の行方は?」

メタナイト「彼はその世界で戦い続けた挙句、最終的には自らの命を犠牲にして最大の敵を倒したそうだ。」

アンリエッタ「そうですか・・・。彼は元の世界に帰る事ができず、その世界で氏んでしまったという事ですね・・・。」

カービィ「ぽよ・・・。」

419: 2014/08/19(火) 22:35:20 ID:J4tExQcc
オコリザル「自らの命を犠牲にするなんて・・・大馬鹿野郎にも程があるぜ・・・。」

メタナイト「確かにそうかも知れない。だが、彼には守るべきものがあったのだろう。」

ソードナイト「で、この剣はどうするつもりだ?」

オコリザル「俺が使う。アイツを異世界へ飛ばしたのは俺の責任だからな。」

アンリエッタ「そうですか。では、お願いします。」

420: 2014/08/19(火) 22:38:23 ID:J4tExQcc
ギュイーン

ルイズ「よく決心したわね。でもアンタはその剣を使える事ができるの?」

オコリザル「ああ。対人訓練を受けていたからな。剣の使い方はバッチリ覚えている。」

ルイズ「なら大丈夫そうね。」

シエスタ「あっ、魔法学院が見えてきました!」

カービィ「ぽよ!」

ドーンドーン

キュルケ「あれって空砲?」

タバサ「下を見て。」
タバサが指差した方を見ると、ギーシュ達がカービィ達を出迎えていたのだ。

421: 2014/08/22(金) 08:01:30 ID:gdh2wnzE
ルイズ「ああ。カービィが貴族になった事はここへも伝えられていたのね。」

カービィ「ぽよ。」

スタッ

ギーシュ「話は聞いたよ。君が貴族になるなんてすごいじゃないか!」

モンモランシー「ええ。アルビオンでの内戦はカービィの活躍があったからこそ、レコン・キスタを倒したからね。」

マルコリヌ「僕も君に負けない様に頑張るよ!」

カービィ「ぽよぽよ!」

マルトー「よし!我等の星を胴上げだ!」

ドドドドド

ギーシュ達「万歳、カービィ!」

カービィ「ぽよー!」

ルイズ「カービィが貴族か・・・。私達も彼に負けない様にしっかりしないとね。」

シエスタ「そうですね。」

422: 2014/08/22(金) 08:18:27 ID:gdh2wnzE
次回予告

ルイズ「カービィが貴族になってから5日後、私達は桜の島に行く事にしたの。」

シエスタ「あそこはまだ誰も知られてない秘境の島ですからね。」

キュルケ「そして私達が巨大な桜の木で花見をしようとしたその時、謎の集団が向こう側から来たわ。」

タバサ「イザベラ、あなたも来ていたの。しかも使い魔と一緒に。」

キュルケ「タバサ、あの人を知ってるの!?」

タバサ「私の従姉。」

ルイズ達「えええええええええええ!?」

ルイズ「次回、『花見での大乱戦!』。お楽しみに!」

423: 2014/08/22(金) 08:42:55 ID:gdh2wnzE
第2話 花見での大乱戦!

424: 2014/08/22(金) 08:58:59 ID:gdh2wnzE
中庭

ルイズ「ティファニアが魔法学院に入ってから、いろんな事があったわね。」

ティファニア「ええ。クルデンホルフ大公国の姫であるベアトリスさんに嫌がらせをされそうになりましたが、エーコのおかげで防がれました。」

キュルケ「あと異端審問もされそうになったわね。」

ティファニア「ええ。私がピンチになった時、ルカリオさんが助けてくださったのが嬉しかったです。」

エーコ「で、ルカリオの事を好きになったでしょ?」

ティファニア「は、はい・・・。助けてもらった時から彼に好意を持つようになりました・・・。」

サーナイト「やっぱりね。その後、カービィ達が親衛隊を撃破したり、ルイズの論破とティファニアの度量の広さで、最終的にはベアトリスと仲良くなったわね。」

ティファニア「ええ。皆さんのおかげで助かりました。本当にありがとうございます!」

ルイズ「そのくらい大したことじゃないわよ。」

425: 2014/08/22(金) 09:02:48 ID:gdh2wnzE
シエスタ「そうそう。今度の虚無の曜日に御花見に行きませんか?」

ルイズ「いいわね。場所は桜の島にしましょう。」

サーナイト「ハルケギニアにも桜があるの?」

ルイズ「ええ。この世界の桜の木は桜の島しか咲いてないの。それに誰も知られてない秘境の島だからね。」

シエスタ「しかも年中無休で満開に咲いています。」

サーナイト「それはいいわね。早速カービィ達に呼びかけましょう!」

ルイズ「もちろんそのつもりよ。んじゃ、行動開始!」

426: 2014/08/22(金) 09:16:37 ID:gdh2wnzE
そして虚無の曜日――――ルイズ達は桜の島に辿り着いた。

カービィ「ぽよー!」

ヘラクロス「すごいな。こんな島があったなんて・・・。」

ルイズ「この島はまだ誰も知られていないからね。それにあそこを見て。」
ルイズが指差した方を見ると、島の中央に巨大な桜の木が植えてあった。

ルイズ「この桜の木はサウザンド・ブロッサム。不老不氏の桜と言われているわ。」

スピアー「不老不氏の桜か・・・。俺達の世界にもそういうのはあるけど、ここまで巨大な桜はなかなかないからな。」

サンダース「そうだな。あそこはお花見の場所に丁度いいし、すぐに行くとしようぜ!」ダッ

カービィ「ぽよ!」

ピカチュウ「ピッカ!」

ルイズ「あっ、待ってよー!」ダッ

ウェールズ「若いっていいね、アンリエッタ。」

アンリエッタ「そうですね。」

ワルド「貴方たちも若いと思いますが・・・。」

427: 2014/08/22(金) 09:22:47 ID:gdh2wnzE
サウザンド・ブロッサム

ルイズ「よし。場所取りも終わったし、お花見を始めましょう!」

シエスタ「ええ!」

マルトー「おう、我等の星!お前が貴族になった祝いに、今日は腕によりを込めて作ったぜ!」

カービィ「ぽよー!!」キラキラ

シエスタ「カービィさん、すごく喜んでいますね。」

ワドルドゥ「飲み物もたくさん買いましたし、早速乾杯を始めましょう!」

ワドルディ達「わにゃわにゃ!」ピョンピョン

ヴィットーリオ「ではアンリエッタ女王、乾杯の合図を。」

アンリエッタ「はい。この度はアルビオン内乱の勝利とカービィさんのシュヴァリエ昇格記念に置いて、この花見を開きたいと思います。それでは、乾杯!」

全員「乾杯!」

「待ちな!」
ルイズ達が声のした方を振り向くと、青い髪の少女を筆頭に謎の集団が立っていた。

428: 2014/08/22(金) 09:29:08 ID:gdh2wnzE
ルイズ「あ、貴方達は誰なの!?」

タバサ「あっ、イザベラ。」

キュルケ「タバサ、あの人を知ってるの!?」

タバサ「私の従姉。」

ルイズ達「えええええええええええ!?」

ゲッコウガ「タバサ殿に従姉がいたとは驚いたでござるな・・・。」

イザベラ「別に驚くことはないだろ。それよりもまさか先に花見をしている者がおったとはね・・・。」

日向「しかも見通しのいい場所は既に占領されているし。」

七海「で、どうするの?」

石丸「仕方がない。僕達は別の場所でお花見をした方がいいな。」

イザベラ「それはそうかも知れないが、だいたい花村が先に場所取りに向かったはずだろ!?あいつは何処だ!?」

山田「あそこで写真を撮っておりますぞ。」

花村「」パシャパシャ

429: 2014/08/22(金) 09:39:54 ID:gdh2wnzE
イザベラ「花村ァ!!###」

花村「ひっ!」ドギュン

ドカバキボカスカ

花村「ぎゃああああああああ!!」

苗木「と言う訳だ。僕達もここで花見をしたいが、先客がいたら引き下がらなければならない。」

桑田「だがイザベラがそれを許してくれるかだな・・・。」

タバサ「あの人なら絶対許してくれないと思う。」

桑田「マジかよ・・・。という事は・・・。」

モノクマ「オシオキ確定だね!」

苗木達「・・・。」ゾーッ

カービィ「オシオキ?」

ルイズ「カービィ、駄目よ。あの人達の話を気になっちゃ。」

舞園「カービィ?」
舞園はカービィに気がつき、彼のいる場所に近づき始めた。

430: 2014/08/22(金) 09:55:28 ID:gdh2wnzE
舞園「」ジーッ

カービィ「ぽ、ぽよ?」

ルイズ「ど、どうしたの?」

舞園「なんだかこの子、親近感が沸く気がします。」

ルイズ「どういう事?」

舞園「ええ。私に対して敵意があまりないですし、それに私との共通点があるみたいです。」

ゲッコウガ「共通点でござるか・・・、ふむ・・・。」

舞園「あの、抱っこしてよろしいでしょうか?」

ルイズ「いいわよ。はい。」

カービィ「ぽよぽよ!」スリスリ

舞園「うふふ。よしよし。」

ルイズ「あらら、すっかり懐いちゃったわね・・・。」

舞園・カービィ「ぽよ!」

全員「!!??」

431: 2014/08/22(金) 10:04:42 ID:gdh2wnzE
シエスタ「今、声が似ていませんでした?」

ゲッコウガ「似ていたでござるな・・・って、声が一緒ではござらんか!」

ティファニア「どうやら中の人が一緒ですね・・・。」

ルイズ達「ああ、納得・・・。」

モノクマ「こらー!何仲良くしてんの!意気投合してんじゃないよ!」

舞園「だってこの子、私と共通点がありますし・・・。」

モノクマ「ハァ、君がそう思うなら構わないよ・・・。こうなったら残っている君達だけでも何とかしてくれ!」

モノミ「ちょっと!こんなところで争いはよくないでちゅよ!ここは平和的に・・・!」

モノクマ「うるさい!」ボガッ

モノミ「痛いでちゅ!」

ウェールズ「仲、悪そうだね・・・。」

433: 2014/08/22(金) 19:00:45 ID:gdh2wnzE
ルイズ「どうしても邪魔をするつもりなら容赦しないわ。すぐに戦闘態勢を!」

スッ

ルイズ「聖下?」

ヴィットーリオ「ここで争いをするのはよくありません。ここは平和的解決で行きましょう。」

ルイズ「どうやって?」

ヴィットーリオ「3本勝負で勝ったチームがここで花見をする権利を与える。それでいきましょう。」

罪木「でも、内容が分からないのですが・・・。」

コルベール「その事は私が開発したルーレットマシンで決めてもらいます。では、起動開始!」ポチッ

カタカタカタカタチーン

コルベール「決まりましたぞ。1つ目の勝負は歌唱対決!」

イザベラ「よし!舞園、行って来い!」

舞園「はい!」

シエスタ「ここは私に任せてください!」

ルイズ「頼むわよ、シエスタ!」

434: 2014/08/22(金) 19:25:18 ID:gdh2wnzE
先攻:イザベラチーム

舞園「曲は私自身が歌ってるモノクローム・アンサーです。では、行きます!」

BGM:モノクローム・アンサー

コルベール「さあ、点数は?」

カタカタカタピコーン

コルベール「96点!これは最高得点です!」

オオーッ

イザベラ「よくやったぞ!」

桑田「さすがは舞園ちゃんだぜ!」

435: 2014/08/22(金) 20:12:56 ID:gdh2wnzE
後攻:ルイズチーム

シエスタ「曲はリンゴの森の子猫たちです。行きます!」

BGM:リンゴの森の子猫たち

コルベール「さあ、点数は?」

カタカタカタピコーン

コルベール「95点!この勝負、舞園さんの勝ち!」

オオーッ

シエスタ「すいません、負けちゃいました・・・。」

ルイズ「気にしないの。次は必ず勝ちましょう。」

コルベール「次の勝負は大食い対決です!」

終里「ここは俺が行くぜ!」

ルイズ「こちらはカービィで勝負!」

カービィ「ぽよぽよ!」

436: 2014/08/22(金) 20:21:05 ID:gdh2wnzE
コルベール「ルールは置いてある料理を早く食べきった方が勝ちです。」

コルベール「それではよーい・・・。」

ドゴーン

ルイズ「カービィ、吸い込みよ!」

カービィ「ぽよ!」

スウウウウウ

終里「へ?」

花村「た、大量の料理が・・・。」

罪木「吸い込まれて・・・・。」

ゴックン

カービィ「ぽよー♪」スリスリ

澪田「なくなっちゃったッス・・・。」

コルベール「そこまで!勝者、カービィ!」

ワアアアア

終里「甘く見たのが間違いだったな・・・。」

437: 2014/08/22(金) 21:23:42 ID:gdh2wnzE
ルイズ「これで残るはあと一つ。最後の勝負は!?」

コルベール「お花見という事で、叩いてかぶってジャンケンポンです!」

ズガーッ←コルベールとカービィ以外ずっこけた音

ルイズ「ま、まあ、いいとしましょう。で、代表者は・・・。」

オオーッ

ルイズ「ん?」
ルイズが声のした方を振り向くと、エーコとセレスが高速で叩いてかぶってジャンケンポンをしていた。

朝日奈「は、早い!まさかあそこまでやるなんて・・・。」

霧切「彼女は超高校級のギャンブラーと言う異名を持つからね。彼女が負ける事はまずないわ。」

ルイズ「それならうちのエーコだって負けてないわよ。彼女は竜族の頂点たるアヴァロン聖竜皇家の皇女なのよ。」

霧切「何ですって?うちのセレスはね~。」

ルイズ「何よ?うちのエーコはね~。」

小泉「ちょっと!何を考えているの!?俺の父ちゃんパイロットって言ってる子供みたいにダサいよ!」

ワーッ

朝日奈「あっ、もっと苛烈になった!」

438: 2014/08/22(金) 21:37:37 ID:gdh2wnzE
朝日奈「でもちょっとおかしいんだけど・・・。」

大神「どうした?」

朝日奈「2人共明らかにメットをつけたままだし、ハンマーもないしジャンケンもしていないの。」

小泉「要するにただの殴り合いって事じゃないの!」

バッ

エーコ「オラオラッ!」バキッボガッ

セレス「もがああ!」

小泉「アンタ達、ちゃんとルールを守りなさいよ!」

西園寺「小泉おねぇ。これじゃ収拾不可能だよ。」

ルイズ「仕方がないわね。だったら私達で決着を着けるわ。」

霧切「そうね。では殴ってかわしてジャンケンホイでいくわよ。」

ルイズ「望むところよ!」

小泉「ちょっと!暴力は止めなさい!」

ワーワーギャーギャー

439: 2014/08/22(金) 21:40:36 ID:gdh2wnzE
ティファニア「ハァ・・・。お互い大変ですね。」

ソニア「ええ。私達は仲良くお花見をしましょう。」

ヴィットーリオ「そうですね。それにあの様子だと、楽しんでいるようにしか見えませんからね。」

ジュリオ「確かに。」

ヒラッ

ヴィットーリオ「おや。ソニアさんの手に桜の花びらが落ちましたよ。」

ソニア「まあ。」
ルイズ達がバカ騒ぎをしている中、ティファニア達はサウザンド・ブロッサムを楽しんでみていたのだった。

440: 2014/08/22(金) 22:33:18 ID:gdh2wnzE
次回予告

エーコ「皆、カブト狩りに行くわよ!」

ルイズ「カブト狩りって、いったい何があったの?」

エーコ「昨日、セレスにカブト相撲で負けてしまい、私のカブト虫を取られてしまったの。」

エーコ「だからカブト虫を捕まえてリベンジするのよ!」

ルイズ「まぁ、私達は別に構わないけど、あそこの森にはイザベラの使い魔達が何かを捜索しているわよ。」

シエスタ「いったい何があったのでしょうか?」

カービィ「ぽよ?」

シエスタ「次回、『カブト狩りで大パニック!』。お楽しみに!」

441: 2014/08/24(日) 09:29:32 ID:UUXVvsCQ
第3話 カブト狩りで大パニック!

442: 2014/08/24(日) 09:39:55 ID:UUXVvsCQ
トリスタニア

ドシャアッ

審判「勝者、レイギス!」

ワアアアア

エーコ「おっしゃ!残るは決勝のみね!」

司会「さあ、残るは決勝です!では、両者入場!」

コツコツ

エーコ「あっ!あんたは・・・!」

セレス「まさかここであなたに会うとは思っていなかったわね。」

エーコ「へへん。花見での戦いは引き分けに終わったけど、今度は絶対に負けないわ!」

セレス「そう、だったら始めましょう。無敗の最凶カブトと呼ばれた私のガーネットで・・・。」

443: 2014/08/24(日) 09:42:15 ID:UUXVvsCQ
夕方

カーカー

エーコ「うぐ・・・、ひっく・・・。」ポロポロ

ティファニア「負けてしまってカブトムシまで取り上げられちゃ、泣くのも無理ありませんね・・・。」

ブースター「確かにそうだな・・・。」

エーコ「うう・・・うあああああああああ、レイギス―――――――!!」

444: 2014/08/24(日) 21:28:09 ID:UUXVvsCQ
次の日

ルイズ「ええっ!?カブト狩り!?」

エーコ「そう。セレスに負けっぱなしは絶対嫌なの。だから強いカブトムシを手に入れてリベンジしに行くのよ。」

タバサ「カブトムシ・・・。聞いたことがある。」

キュルケ「どうしたのタバサ?」

タバサ「確かサーリセルカの森ではカブトムシがたくさんいるの。しかも中には強い奴もいたり、1万以上の価値の奴もいる。」

シエスタ「本当ですか!?」

タバサ「資料を読んでいたらその森にいるのが確認された。」

シエスタ「あの、サーリセルカの森はタルブ村の近くにあります。小さい頃、よくここで遊んでいたので。」

ルイズ「なら大丈夫ね。シエスタ、案内して頂戴。」

シエスタ「はい!」

445: 2014/08/24(日) 21:38:18 ID:UUXVvsCQ
サーリセルカの森

ルイズ「よし!テントの完成ね。」

カービィ「ぽよぽよ!」

エーコ「ねえ、シエスタ。カブトムシがいる場所は何処なの?」

シエスタ「はい。あそこにいっぱいおりましたので、今もたくさんいると思います。」

ルイズ「そうなの。じゃ、あちらに行きましょう。」

カービィ「ぽよ!」

ザッザッ

ティファニア「あの・・・、あれは何でしょうか?」
ティファニアが指差したのを見ると、巨大なカブトムシが木に張り付いていた。

エーコ「きっとあれは大物よ!早速捕まえましょう!」ダッ

ティファニア「あっ、ちょっと!」

446: 2014/08/26(火) 20:38:44 ID:UX2uXs5Q
エーコ「つーかまーえ・・・。」

セレス「何をしているのです?」

ドカバキボカスカ

エーコ「なんでアンタがここにいるのよ!」

セレス「何って・・・、私達もカブト狩りに来ていましたのよ。」

ルイズ「私達って・・・まさか!?」

霧切「そのまさかよ。」

カービィ「ぽよ!さやか!」

舞園「あら、カービィじゃない。」

ソニア「まさかあなた達も来ていたとは驚きましたね。」

ティファニア「同感ですね。」

447: 2014/08/26(火) 21:42:00 ID:UX2uXs5Q
ルイズ「あれ?男性陣がいないけど・・・。」

西園寺「彼等ならイザベラおねぇの傍に就いてるよ。男性達の仕事は主人の世話だからね。」

シエスタ「そうですか・・・。でもあなた達は何でカブト狩りに来ていたのですか?」

七海「うん。実は・・・。」

タバサ「あ。」

キュルケ「どうしたのタバサ?」

タバサ「カブトムシ。」ユビサシ

ルイズ達「カブト狩りじゃああああああ!!」ドドドドド

シエスタ「待ってくださーい!」タタタタ

448: 2014/08/26(火) 21:50:46 ID:UX2uXs5Q
ルイズ「一刻も早くカブトムシを捕まえるわよ!」

霧切「そうはいかないわ!私達の方が先よ!」

ゲシッ

霧切「な!?」

エーコ「カブト狩りじゃあああ!」ビュン

セレス「そうはさせませんわ!」ドガッ

エーコ「うげっ!」

ルイズ「オラァ!」ボガッ

セレス「うごっ!」

西園寺「お先~♪」

ルイズ「しまった!」

ゴチーン

西園寺「うげっ!」ズシーン

タバサ「カブト落とし。」

449: 2014/08/26(火) 21:56:12 ID:UX2uXs5Q
ルイズ「カブト・・・。」

霧切「言わせないわ!カブト・・・。」

ルイズ「それは私のセリフよ!」

ムクッ

エーコ・セレス「はあああああああ・・・・。」

ルイズ「ちょっ!何を考えているの!?」

霧切「私達、味方でしょ!?」

エーコ・セレス「カブト折りじゃあああああああ!!」バキィィ

ドッゴーン

舞園「逃げられちゃいましたね・・・。」

カービィ「ぽよ。」

シエスタ「え、ええ・・・。」

450: 2014/08/26(火) 22:05:47 ID:UX2uXs5Q
その夜

ルイズ「どうやら一筋縄ではいかないわね。」

ゲッコウガ「ああ。霧切だけでなく、終里、西園寺、セレスの4人が中心だからな。」

シエスタ「それにカービィさんは舞園さんになついてますし、苦戦するのも無理ないでしょうね。」

ルイズ「そうね。私達だけでもしっかりしないと。」

エーコ「ええ。何としてでも最強のカブトムシを手に入れて、今度こそリベンジしないと!」

ティファニア「そんなにリベンジしたいのね・・・。」

カービィ「ぽよ。」

ピカチュウ「ピッカ。」

451: 2014/08/28(木) 20:05:52 ID:s4OBb83Y
次の日

七海「うーん・・・。なかなか見つからないね。」

罪木「ええ。そう簡単に見つかりませんよね・・・。」

小泉「でも、見つからなかったらお仕置きは確定だよね。」

霧切「そうね。あの金色に輝くカブトムシはジョゼフ陛下のペットだからね。」

舞園「その森の中にいるという事は確かなんですけど・・・。」

澪田「ん?あれって・・・。」

カービィ「ぽよぽよ!」

ルイズ「どうしたのカービィ?」

シエスタ「あれ?あのカブトムシ、金色に輝いていますよ。」

霧切達(か、簡単に見つけちゃった―――――!!)

452: 2014/08/28(木) 21:13:46 ID:s4OBb83Y
終里(ど、どうすんだ!?迂闊に近づいたらヤバいぞ!)

ソニア(確かにそうですね。今はじっと待ちましょう。)

朝日奈(そう言えばセレスちゃんの姿が見えないけど・・・。)

舞園(どうやら単独行動をしたそうですね。)

霧切(まったく・・・。けど今はそれどころじゃないわ。何としてでもローレンスを捕まえないと・・・。)

スタスタ

澪田(あっ、その場を去ったっす。)

霧切(よし、今がチャンス・・・。)

ブーン、ピタッ

霧切(な、なんという事なの・・・。)

小泉(頭の上に乗ってしまった・・・。)

453: 2014/08/28(木) 21:47:27 ID:s4OBb83Y
サンダース「うおっ!お前、頭の上に金蠅が乗ってるぞ!」

オコリザル「動くなよ!すぐ取るからな!」ブンブン

エーコ「痛い痛い!止めなさいよ!」

小泉「止めなさい!それはジョゼフ陛下のペットよ!」ドドドドド

ビシッ、ポロッ

澪田「うおっ!危ない!」

ズシャアアアアア

エーコ「良かった~。ひどいじゃないの!金蠅だって生きているのよ!」

小泉「だからそれは陛下のペットよ!」

エーコ「よし!これでレイギスの仇を取れるわ!すぐに行かないと!」

霧切「待ちなさい!それは陛下の・・・。」

ガシッ

ルイズ「陛下の・・・、何?」

454: 2014/08/28(木) 22:15:48 ID:s4OBb83Y
シエスタ「ええっ!?ジョゼフ陛下のペットですか!?」

舞園「はい。ジョゼフのペットであるローレンスがこの森に逃げ込んだのです。」

ソニア「そこで私達がこのペットの捜索を命じられました。」

シャワーズ「そうだったのか。お前達も大変だな。」

リーフィア「こうなった以上はエーコを説得しないといけないみたいだね。彼女は何処にいるのかな?」

澪田「ん?あそこにいるのって・・・。」ユビサシ
澪田の指差す方を見ると、エーコとセレスが睨み合っていた。

455: 2014/08/30(土) 09:22:47 ID:BSwsuXiM
セレス「ついにこの時がやってきましたね。」

エーコ「ええ。今度こそ決着を着けましょう。」

舞園「な、なんだか嫌な予感が・・・。」

エーコ「今回はこれで行くわ!新しく手に入れたレイギス02で!」

西園寺「ああっ!ローレンスを出しちゃった!」

小泉「大丈夫よ。セレスはそこまで馬鹿じゃないし、彼女も普通のカブトムシを出すつもりよ。」

セレス「なら私はこれで行きますわ。最凶巨大カブトのトルーパーで。」

ルイズ達(そこまで馬鹿だったとはぁぁぁぁぁ!!)

ルイズ「ちょっと止めなさい!あんな巨大なカブトムシを出したらまずいわよ!」

澪田「そうっすよ!すぐに止めるっす!」

エーコ「それじゃ、行くわよ!」

終里「駄目だ、全然聞いちゃいない。」

456: 2014/08/30(土) 09:30:35 ID:BSwsuXiM
シエスタ「ちょっと待ってください!そんな怪物相手に相撲なんかとったら粉々になりますよ!」

エーコ「喧嘩は度胸よ。」

キュルケ「度胸があるのは貴方の方よ!そのカブトムシはジョゼフに甘やかされて育ったのよ!」

霧切「こうなった以上は力を合わせるしかないわね。あんたが土台になりなさい!」

ルイズ「貴族を土台にしないでよ!あんたが土台になりなさい!」

霧切「貴族とか関係ないでしょ!もう少し大人になりなさい!」

小泉「アンタ達が大人になりなさいよ!」

セレス「さあ、行きますわよ!」

ヴォオオオオオオ

エーコ「うぐ・・・。」

457: 2014/08/30(土) 09:34:07 ID:BSwsuXiM
舞園「こうなったら私とカービィで行きます!準備はいいですか?」

カービィ「ぽよ!」

ルイズ「そっちの方がいいわね。だったら・・・、カービィ!これを吸い込んで!」バッ

カービィ「ぽよ!」

BGM:特技は吸い込み!

スウウウウウウ

罪木「鉢巻を吸い込ませてどうするのですか?」

ルイズ「へへん。見てなさい。」

パアアアアア

霧切「へ、変化した!?」

舞園「ええ。カービィはあらゆるものを吸い込んでコピーできます。彼は今、鉢巻きを吸い込んでファイターカービィとなりました。」

朝日奈「ほえー・・・、凄いんだね・・・。」

458: 2014/08/30(土) 09:37:52 ID:BSwsuXiM
舞園「では、私も。」カチッ

パアアアッ

ルイズ「ええっ!?アンタもカービィと同じ能力が使えるの!?」

舞園「ええ。私、エスパーですから。」

サーナイト「す、すごいわね・・・。」

七海「でも今はあれをどうにかしないと!」

舞園「そうですね。行きましょう!」

カービィ「ぽよ!」

ビュンビュンビュンビュン

舞園「せーの!」

カービィ(心の声)・舞園「『ダブルミサイルキーック!!』」ドガァアアアア

ドシャアアアアア

シエスタ「やりました!」グッ

459: 2014/08/30(土) 16:57:13 ID:BSwsuXiM
セレス「何でことをするのですか!私のトルーパーが!」

エーコ「酷いわよ2人共!真剣勝負だったのに!」

ゴチチーン

ルイズ「いい加減にしなさいよ2人共!喧嘩はお前等自ら土俵にあがってやるものよ! 遊び半分で生き物の命を弄ぶないで! 蟷螂だってバッタだってクワガタだって…。」

グシャッ

ルイズ「ん?」
ルイズが下を見て足を上げると、ローレンスが潰されていたのだ。

ルイズ「みんなみんな氏んじゃったけど…友達なんだよ…連帯責任でお願いね…。」

舞園達「えええええええええっ!?」

小泉「どうしてくれるのよ!私達がお仕置きを受ける羽目になっちゃったじゃない!」

西園寺「うわあああああん!お仕置きは嫌だよ――――!!」

ルイズ「ゴメンナサイ・・・、ゴメンナサイ・・・。」ガタガタ

460: 2014/08/30(土) 17:07:02 ID:BSwsuXiM
翌日

苗木「『と言う訳で、私達はここを去ります。お世話になりました。』・・・だそうです。」

イザベラ「そうかい、そう言う事かい・・・。###」ワナワナ

桑田「うわ・・・。完全に怒ってるぜ・・・。」

日向「七海たち、大丈夫かな・・・。」

461: 2014/08/30(土) 20:10:33 ID:BSwsuXiM
トリステイン学院

ワイワイガヤガヤ

シエスタ「結局、舞園さん達は私達のいるこの学園で過ごすことになりましたね。」

ルイズ「本当にごめんね。私のせいで・・・。」

朝日奈「ううん。全然気にしてないよ。それにここの方が和みやすいし、カービィ達を見ると平和そうだしね。」

罪木「はううっ!そこはダメです~。」

ブラッキー「あっ、ゴメン!」

アマルルガ「お前、ラッキースOベじゃないのか?」

ガチゴラス「今の光景を見たら一目瞭然だな。」

ブラッキー「俺はラッキースOベじゃな――――――い!!!」

ルイズ達「あはははは!!」

462: 2014/08/30(土) 20:19:02 ID:BSwsuXiM
今回の成果

舞園、霧切、朝日奈、セレス、七海、罪木、終里、ソニア、小泉、西園寺、澪田が仲間になった!

ルイズ「何でRPG風なの!?」

七海「気にしたら負けだよ。」

463: 2014/08/30(土) 20:56:32 ID:BSwsuXiM
次回予告

ルイズ「ええっ!?モノクマデスマッチ!?」

霧切「そう。ガリアにいるモノクマが苗木君達に命令したの。」

シエスタ「で、その内容はどうなっているのでしょうか?」

霧切「彼等の目的はカービィを連れ去る事。だがどうしてもできない場合に、渡されたスイッチを押すと発動するの。」

ソニア「そう言う事ですね。でしたら私達でカービィさんを守りましょう!」

舞園「ええ!彼等にカービィは絶対に渡せません!」

ルイズ「よし!カービィを守りきるためにも、絶対に勝つわよ!」

シエスタ達「おう!!!!」

舞園「次回、『モノクマデスマッチ、開幕!』。お楽しみに!」

464: 2014/09/01(月) 20:23:32 ID:/mV.Al.w
第4話 モノクマデスマッチ、開幕!

465: 2014/09/01(月) 21:00:36 ID:/mV.Al.w
ガリア王国 ヴェルサルテイル宮殿中庭

モノクマ「諸君、集まってもらったのは他でもない。ジョゼフ国王から新たな任務が発行された。」

日向「新たな任務?」

モノクマ「そう。ミス・ヴァリエールの使い魔であるカービィを誘拐する事だ。」

モノミ「誘拐するなんて犯罪でちゅよ!すぐに国王に抗議しまちゅ!」

モノクマ「お前は黙ってろ!」ドガッ

モノミ「バックドロップは痛いでちゅ!」

葉隠「けど、そう簡単にはいかないと思うべ。あそこにはカービィだけでなく、最強の使い魔がたくさんいる。」

不二咲「襲おうとしても返り討ちに遭うだけだよ・・・。」

モノクマ「そんな事もあろうかと、もしもの為にモノクマスイッチを用意した!スイッチを押せばモノクマデスマッチが発動する!」

苗木達「モノクマデスマッチ!?」

モノクマ「では説明しよう!」

466: 2014/09/01(月) 21:15:08 ID:/mV.Al.w
モノクマ「ルールは簡単。スイッチを押した途端に結界が発動する。ただし、チームカービィが全員出現した時にしか発動できない。」

モノクマ「その後、スイッチを押した者はチームカービィの代表者と1VS1で戦う事になる。」

モノクマ「勝ったらカービィを誘拐できるが、負けてしまった場合は僕がその場所に姿を現す。」

桑田「その後はどうなるんだ!?」

モノクマ「そのままオシオキゾーンへ直行さ!」

苗木「という事は、命がけの任務という事だな。」

モノクマ「そう言う事。さて、説明も終了したし、最初の出動者を決めよっと。」

左右田「どうやって決めるんだ?」

モノクマ「それはこのルーレットマシンで決めます!では、ルーレットスタート!」

カタカタカタカタピコーン

モノクマ「最初の出動者は豚神君でーす!あなたの行動に期待してますよ!」

豚神「選ばれた以上は行かなければならないな。では行って来る。」ザッ

モノクマ「失敗は許されないからねー!」

不二咲「大丈夫かな・・・。」

467: 2014/09/01(月) 21:36:42 ID:/mV.Al.w
トリステイン魔法学院

ワーワー

終里「ほれ、パス!」ドカッ

ルカリオ「よし!」バシッ

澪田「まずい!ゴルーグ、早く守るっす!」

ゴルーグ「もちろんそのつもりだ。来い!」

ルカリオ「そこだ!」ドガッ

バシッ

ゴルーグ「残念だったね。」

ルカリオ「うぐぐ・・・。」

ピーッ

ルイズ「そこまで!3対2で勝者、澪田チーム!」

終里「くっそー!あともうちょっとだったのに!」ダンダン

ゾロアーク「先に先制点を入れられたのが敗因だったな!」

468: 2014/09/01(月) 21:45:48 ID:/mV.Al.w
ガサゴソ

豚神(やれやれ・・・。俺が潜入しようとも知らずに、のんきにサッカーをしているとは・・・。)

豚神(まっ、これで楽にカービィを奪う事ができるな。では早速・・・。)ガサッ

ヒュルルルル

豚神「ん!?」

ゴチーン、ドッゴーン

終里「ん?俺の投げた石が何かに当たったような・・・。」

ソニア「気のせいですわ。」

終里「それもそうだな。」

ザッザッ

豚神「おのれ・・・。これで済むと思うなよ・・・。」

469: 2014/09/01(月) 22:06:54 ID:/mV.Al.w
噴水広場

豚神「カービィ達はすぐにここに来るだろう。その時は必ず・・・。」

チャキッ

豚神「!?」

ゲッコウガ「カービィを誘拐するとは・・・、どうやらジョゼフの命令でござるな?」

豚神「な、なぜ貴様が知っている!?」

ルイズ「タバサが教えてくれたのよ。スパイカメラでジョゼフの話を盗み聞きしていたからね。」

タバサ「そう言う事。周りを見て。」
豚神が周りを見ると、既にルイズ達に囲まれていたのだ。逃げ道もなく、絶体絶命の状況だ。

キュルケ「さあ、どうするのかしら?」

豚神「こうなればやむを得ないな。」サッ

カービィ「ぽよ?」

豚神「モノクマデスマッチ発動!」ポチッ

パアアアッ

ルイズ「結界が張られた!?」

470: 2014/09/01(月) 22:19:26 ID:/mV.Al.w
豚神「この結界は勝負がつくまで外には出られない!さあ、誰が俺と戦う?」

澪田「そんな・・・。白夜ちゃんと戦うなんて・・・。」

ソニア「私達にとっては戦いづらいですわね・・・。」

シエスタ「ここは私に任せてください!」

ルイズ「シエスタ!大丈夫なの?」

シエスタ「ええ。カービィさんは私達の大切な仲間。必ず守り切って見せます!」

ルイズ「分かったわ。シエスタ、お願いね!」

シエスタ「ええ!」ザッ

カービィ「ぽよ・・・。」

ルイズ「大丈夫よカービィ。今はシエスタを信じましょう。」

カービィ「ぽよ!」

471: 2014/09/01(月) 22:24:36 ID:/mV.Al.w
豚神「貴様が相手か。戦う覚悟はできているだろうな?」

シエスタ「ええ。カービィさんは渡しません!」ジャキッ

豚神「では、試合を始める前に俺の新たな能力を見せてあげよう。」スッ

ソニア「な、何をする気でしょうか・・・?」

豚神「大地の柱よ。姿を現せ!」カッ

ドゴーンドゴーンドゴーンドゴーン

ルイズ「地面から柱が出現した!?」

カービィ「ぽ、ぽよ!?」

七海「どうやら大地の属性を手に入れたようだね。」

豚神「その通りだ。この力を駆使してお前を倒す。試合開始だ!」

カーン

473: 2014/09/04(木) 20:18:35 ID:TQ1n8GYs
ビュン

ゲッコウガ「おお!シエスタ殿が急接近を始めたでござるよ!」

ルイズ「これならイケるわね!」

シエスタ「先手必勝!はっ!」

ザシュッズシャッ

豚神「くっ!甘く見ていたようだな。」

シエスタ「そう簡単に倒れる訳にはいきませんからね!」

豚神「ならこれはどうだ?地竜波動!」ドガッ

ドゴオオオ

シエスタ「きゃああああああ!!」

カービィ「シエスタ!」

ソニア「大変です!今の一撃で大ダメージを受けてしまいましたわ!」

小泉「もう一発喰らったら、倒れるのも時間の問題ね・・・。」

474: 2014/09/04(木) 20:46:14 ID:TQ1n8GYs
シエスタ「くっ・・・。このままだと倒れるのも時間の問題ですね・・・。」ハァハァ

豚神「その程度か。ならもう一度喰らわせてもらおう!地竜波動!」ヒュルルル

シエスタ「はっ!見えました!」

ビュン

豚神「と、飛んだだと!?」

ドゴーン

シエスタ「地竜波動は空中にいる相手には効果がない。空中から攻めればこちらの物です!」

豚神「し、しまった!」

シエスタ「これで終わりです!真・烈風波動斬!」ザシュッ

ドッゴーン

豚神「こ、この俺が・・・、負けるとは・・・。」

ドシーン

ルイズ「豚神が倒れたという事は・・・!」

カンカンカンカーン

475: 2014/09/04(木) 20:53:10 ID:TQ1n8GYs
カービィ「シエスタ!」

シエスタ「大丈夫ですよカービィさん。勝ちましたから。」ニカッ

ゲッコウガ「よくやったでござるよシエスタ殿。」

シエスタ「ゲッコウガさん・・・。」

豚神「フッ・・・。やっぱり勝てなかったようだな。」

小泉「勝てなかった?いったいどういう事なの!?」

豚神「ボクはそもそも、そんなに強い人間じゃないんだ。ただ、そう振る舞っていただけだよ。」

カポエラー「ん?なんか一人称が変わっているような気がするが・・・。」

ヘルガー「しかも口調が変わっているぞ。」

豚神「“俺”という一人称は、本当のボクの物じゃない。“本物の十神白夜”の物だよ。」

小泉「ど、どういう事なの!?」

476: 2014/09/04(木) 21:02:38 ID:TQ1n8GYs
詐欺師「ボクは“超高校級の詐欺師”。“超高校級の御曹司”、『十神白夜』のふりをしている、偽物だ。」

ルイズ達「ええええええええっ!?」

罪木「に、偽物ってどういう事ですか!?」

詐欺師「ボクには生まれた時から、素性がない。戸籍はもちろん、名前もないんだ。」

罪木「・・・。」

詐欺師「わかるかい?何もないんだよ。自分が自分であることの証明が、何も…。」

ルイズ「そ、そんなのって酷すぎるじゃない!」

詐欺師「だからボクは、常に誰かの素性を借りて生きていかなければならないんだ。」

詐欺師「そうすることでしか、ボクは“存在”できないんだ。」

終里「じゃあ、俺達がお前と出会った時に借りた名は、『十神白夜』だったという事か!」

詐欺師「そう言う事さ。彼は十神家の特別な世襲制度の中で、過酷な条件に屈することなく跡継ぎの座を勝ち取った。」

詐欺師「ボクが見てきた人間の中で、最も確かな存在なんだ。」

詐欺師「だからボクはこの名に負けないように、みんなのリ―ダ―をかって出たんだよ。」

477: 2014/09/04(木) 21:09:27 ID:TQ1n8GYs
イザベラの部屋

イザベラ「まさかあいつにそんな過去があったとは・・・。」

十神「ああ。彼が強く振るまっていたのには理由があったんだ。」

苗木「理由?」

十神「彼と話したときにこう言ったんだ。あいつが強く振る舞っていたのは、本気でお前たちを導きたかったからじゃない。本物の『十神白夜』になりきることで、自分の存在を確かにしたかっただけだという事を。」

苗木「そんな・・・。」

十神「それに彼は気付いていた。いくら頑張っても宿命には逆らえないという事を・・・。」

イザベラ「つまり、豚神は私達よりずっとずっと弱かった人間だという事かい。あいつも過酷な運命を背負わされたもんだね。」

日向「ああ・・・。」

478: 2014/09/04(木) 21:15:42 ID:TQ1n8GYs
噴水広場

ジバコイル「知らなかったよ。お前がそのような過去を背負っていたなんて・・・。」

詐欺師「ああ。全て事実だ。」

澪田「白夜ちゃん…やっぱり唯吹は納得いかないっすよ…。」

ルイズ「え…?」

澪田「さっきから存在、存在って…!!なんでそこまで無理に本当の自分なんか探す必要があったんすか!?だって、“今、皆とここにいる自分”こそが、すでに白夜ちゃん自身じゃなかったんっすか!?」

詐欺師「…。」

澪田「たとえ白夜ちゃんが何もできなくても…十神白夜っていう人じゃなくても…!!唯吹は…いや、みんなだってきっとそう…!!白夜ちゃんを、今の白夜ちゃんのままで受け入れたに決まってる!!」

澪田「だって、白夜ちゃんは…唯吹の大事な、バンドメンバ―だからね…。」

詐欺師「澪田・・・。」

479: 2014/09/04(木) 21:28:41 ID:TQ1n8GYs
モノクマ「そこまで!」

小泉「この声は・・・、モノクマ!」

ビュン

モノクマ「いい話だと思うけど、僕にとってはどうでもいい事だね!それに任務に失敗した以上、後の事は分かるよね?」

詐欺師「ああ。オシオキを受ける事だね。僕はもう覚悟を決めているよ。」

モノクマ「いい返事だね。今回は、超高校級の詐欺師のために、スペシャルなオシオキを、用意させていただきましたぞ!!」

モノクマ「それでは張り切っていきましょう!オシオキタ―――イム!!」

詐欺師「皆、さようなら・・・。」

ギュオオオオオ

キュルケ「豚神が吸い込まれていくわ。けど、いったい何処へ向かうのかしら?」

モノクマ「もちろんオシオキゾーンへ向かいます。あそこは処刑の場となっているからね。」

モノクマ「君達は今から出すモニターでお仕置きの様子を見てね。じゃ。」

ヴィン

ルイズ「あっ、モノクマが消えたと同時にモニターが出たわ!」

タバサ「いよいよ始まる。超高校級の詐欺師のお仕置きが・・・。」

480: 2014/09/04(木) 22:01:29 ID:TQ1n8GYs
豚神が任務を失敗しました。オシオキを執行します。

処刑執行 超高校級の詐欺師 ドッペルゲンガーの恐怖

豚神は十字架に磔にされており、その周りにはモノクマがたくさんいた。

すると向こう側からもう一人の自分が姿を現した。

もう一人の自分は懐から小刀を取り出し、豚神に襲い掛かった。

その小刀が豚神の心臓に直撃したと同時に、十字架が突然爆発を起こした。

その爆発跡に残っていたのは、豚神のメガネだけだった・・・。

481: 2014/09/04(木) 22:12:58 ID:TQ1n8GYs
澪田「白夜ちゃぁあああああああああああん!!!!」

ティファニア「い、いくら何でも酷すぎます!モノクマは任務を失敗した者にそのような事をするのですか!?」

ソニア「ええ。彼は人が氏ぬのを見るのが趣味ですからね・・・。」

舞園「じゃあ、苗木君達も任務に失敗したらこうなってしまうのですか!?」

霧切「確かにそうね。それにモノクマデスマッチはモノクマが仕掛けたのだけど、カービィの誘拐については仕掛けてないわ。」

朝日奈「じゃあ、カービィを誘拐しようとした張本人は!?」

霧切「恐らくガリア王国にいるという事は確かね。近いうちにあそこに行って真相を確かめましょう。」

ルイズ「ええ。これ以上犠牲者を出さないためにも!」

豚神、任務失敗によりオシオキで氏亡。
イザベラに仕えている使い魔、残り20名、裏切り者11名。

482: 2014/09/04(木) 22:28:41 ID:TQ1n8GYs
次回予告

ルイズ「豚神との戦いから2日後、私達はガリアに向かい始めた。」

ルイズ「ところがガリアに着いた途端、九頭龍と辺古山が襲い掛かってきた!」

小泉「ここは私が行くわ!フライゴンも協力してくれる?」

フライゴン「任せて!」

西園寺「小泉おねぇ。どうしてこの戦いに挑むの?」

小泉「私には隠された過去があるの。彼の妹を氏なせた事件が・・・。」

西園寺「ええっ!?」

キュルケ「次回、『隠された過去と因縁のタッグマッチ』。お楽しみに!」

483: 2014/09/06(土) 08:57:02 ID:2cObIweg
第5話 隠された過去と因縁のタッグマッチ

484: 2014/09/06(土) 09:23:13 ID:2cObIweg
中庭

ルイズ「ええっ!?ガリアに赴く!?」

タバサ「そう。隠された真相を調べるためには行く必要がある。」

霧切「確かにそうね。カービィの誘拐を提案した人はガリア王国の中にいる事は間違いないわ。」

朝日奈「それにこれ以上犠牲者を出さないためにも、私達が動かないと。」

カービィ「ぽよ!」

ゾロアーク「確かにそうだな。この事についてはアンリエッタ達にも伝えているからな。」

カイロス「で、出発は?」

ルカリオ「明日の朝に出発する。それまで各自準備してくれ。」

ルイズ達「はーい!」

カービィ「ぽよ!」

485: 2014/09/06(土) 16:06:11 ID:2cObIweg
モノクマルーム

モノクマ「オマエラに告ぐ!チームカービィがこの国に向かっている事が判明した。」

モノクマ「そこで選ばれた2人はカービィだけでなく、タバサも誘拐する事!」

大和田「確か青髪の少女だったな。なんで誘拐しなきゃならないんだ?」

ビダーシャル「それは私が説明しよう。」

苗木「ビダーシャル!」

ビダーシャル「実は先日、ジョゼフの命令で私は彼女の母親を連れ去ったのだ。」

日向「な、何だと!?ジョゼフはいったい何を考えているつもりだ!?」

ビダーシャル「それは私にも分からない。だがこれだけは言っておく。奴は彼女の心を奪うという事を・・・。」

バタン

モノクマ「さて、気を取り直して今回の出撃者を発表します。今回は九頭龍君と辺古山さんの2人です!」

モノクマ「では、いってらっしゃーい!」

486: 2014/09/06(土) 16:13:34 ID:2cObIweg
ガリア上空

ルイズ「ようやくガリアに着いたわね。」

タバサ「ええ。まずは街の方に行って情報収集を始めましょう。」

キュルケ「それじゃ、3手に別れて聞き込み開始ね!」

ギュオーン

小泉「・・・。」

西園寺「ん?小泉おねぇ、どうかしたの?」

小泉「う、うん。何でもないよ。」

西園寺「?」

487: 2014/09/06(土) 21:55:06 ID:2cObIweg
それから30分後

キュルケ「で、どうだった?」

ルイズ「町の人の噂だけど、ジョゼフ陛下は魔法が使えないって言われていたわ。」

シエスタ「魔法が使えない・・・。もしかして彼も虚無の担い手なのかも知れませんね。」

タバサ「確かにそう思う。それに私の父シャルルを頃したのも彼なの。」

エーコ「ええっ!?彼との間にそんな事があったの!?」

タバサ「全て事実。ジョゼフは私の伯父だから・・・。」

ルイズ達「えええええええええっ!?」

舞園「じゃあ、最初からタバサさんに聞けば良かったんじゃ・・・。」

ソニア「無駄な時間でしたわね・・・。」

ギュイーン

フライゴン「誰か来る・・・。敵襲だ!」

ルイズ「まさか来るとは思わなかったわね。」

488: 2014/09/06(土) 22:24:37 ID:2cObIweg
九頭龍「まさかお前等がここに来るとは思わなかったな。おかげで探す手間が省けたぜ。」

辺古山「貴様等には悪いがこれも任務でな。」

ルイズ「で、どうするつもりなの?」

九頭龍「決まっている。モノクマデスマッチ発動!」

ギュイーン

九頭龍「この試合は2対2のタッグマッチだ。誰と誰が行く?」

小泉「だったらここは私が行くわ。あとフライゴンも協力してくれる?」

フライゴン「分かった。けど、どうしてこの戦いに挑むんだい?」

小泉「私には隠された過去があるの。彼の妹を氏なせた事件が・・・。」

フライゴン「分かった。それについては後で聞くよ。今はあいつ等を倒そう!」

小泉「OK!」

カーン

489: 2014/09/08(月) 20:23:42 ID:IZMnbxP6
九頭龍「先手必勝だ!レイヴンクロー!」ビュン

フライゴン「おっと!」ヒョイ

エーコ「九頭龍は素早い攻撃を繰り出すわ。気をつけて!」

小泉「了解!私も手に入れた新たな能力で倒してみせるわ!」

辺古山「そうはさせるか!ソードビーム!」ギュオン

小泉「うわっ!」ヒョイ

ドッゴーン

辺古山「外したか。」

ルイズ「ま、まさかソードビームを使える者がいたなんて・・・。」

シエスタ「カービィさんやミス・タバサ、舞園さんの3人だけじゃなかったんですね・・・。」

カービィ「ぽよ・・・。」

490: 2014/09/08(月) 20:49:42 ID:IZMnbxP6
小泉「くっ・・・。ギリギリだったわね・・・。」

フライゴン「奴がソードビームを使うなら、砂嵐で混乱させてやる!」

ギュオオオ

辺古山「くっ!砂が目に入る!」

フライゴン「そこだ!ドラゴンテール!」

ドガッ

辺古山「うわっ!」

九頭龍「ペコ!」

フライゴン「さらにもう一発!」

ドカッ

辺古山「うぐ・・・。無念・・・。」バタン

ソニア「これで辺古山さんは戦闘不能。残りはあと一人です!」

九頭龍「よくもペコを・・・、絶対に許さん!」

ゴオオオオ

491: 2014/09/08(月) 20:55:43 ID:IZMnbxP6
キュルケ「背中から黒い羽根が!?」

タバサ「彼の能力は闇の烏。しかもその威力は高く、素早い攻撃が可能。」

小泉「要するにあくとひこうタイプと言う訳ね。こうなったら一か八か!」ビュン

フライゴン「おい!自殺行為をする気なのか!?」

小泉「誰もそんな事を言ってないわよ!まあ、見てなさい!」

九頭龍「面白い。やれるものならやってみろ!」ギュン

ゴオオオオ

ルカリオ「このままだと両者とも衝突してしまうぞ!」

罪木「見てられないです~!」

小泉「今だ!」ビュン

九頭龍「な!?」

小泉「サンダー・ストーム!」ギュオオ

バリバリバリバリ

九頭龍「うああああああああ!!」

ズシーン

492: 2014/09/08(月) 21:02:56 ID:IZMnbxP6
小泉「ハァ・・・・、ハァ・・・・。勝った・・・・。」

カンカンカンカーン

西園寺「小泉おねぇ!」バフッ

小泉「日寄子ちゃん、心配かけてごめんね。」

西園寺「ううん。小泉おねぇ、すごくかっこよかったよ!」

リザードン「衝突するかと思ったら、まさか上空に飛ぶとは驚いたな。」

フレイム「きゅるきゅる。」

シルフィード「心臓が止まるかと思ったのね~。」

小泉「アハハ、ごめんごめん。」

フライゴン「さてと、戦いも終わったし、さっきの質問に答えてもらおうか。」

小泉「ええ。今から説明するわね。」

事情説明中

493: 2014/09/08(月) 21:24:43 ID:IZMnbxP6
ルイズ「なるほど。あなたは九頭龍の妹にいじめられており、その事実を知った親友のサトウという子が彼女を頃した。」

ティファニア「その証拠写真を九頭龍さんが拾って、小泉さんを捕えて痛い目に遭わせた後、サトウを殺せと命令した。」

エーコ「そしてあなたがサトウを頃した。そう言う事なのね。」

小泉「う、うん・・・。」

ルイズ「確かにあなたの行為は許されないけど、元はと言えば九頭龍の妹があなたを虐めたのが悪いのよ!」

モノクマ「そうそう。それで事件が起こったんだよね!」

エーコ「モノクマ!いつの間に!?」

モノクマ「細かい事は気にしないの!本当は負けた二人にお仕置きをしようと思っていたけど、あの事件を見た時から気が変わったのさ。」

モノクマ「よって、妹さんの代わりに兄である九頭龍君にオシオキを受けてもらいます!元はと言えばお前の妹が悪いからね!責任を取ってもらうよ!」

辺古山「止めろ!坊ちゃんをやるなら私が!」

九頭龍「もういい。」

辺古山「えっ!?」

494: 2014/09/08(月) 21:30:49 ID:IZMnbxP6
九頭龍「元はと言えば俺の妹が起こした事件だ。だが妹はもうこの世にはいない。それに小泉を傷つけてサトウを殺せと命令したからな。」

九頭龍「この事については俺の責任だ。裁かれる覚悟はできてるさ。」

辺古山「坊ちゃん・・・。」

九頭龍「ペコ・・・。お前はカービィ達と共に行動してくれ。俺からの最後の頼みだ。」

辺古山「はい・・・。」

モノクマ「では張り切って行きましょー!オシオキターイム!」

九頭龍「じゃあな、ペコ。先にあの世へ行って来るぜ。」ニカッ

ギュオーン

タバサ「いよいよ始まる。超高校級の極道のオシオキが・・・。」

495: 2014/09/08(月) 21:35:48 ID:IZMnbxP6
九頭龍が任務を失敗しました。オシオキを執行します。

処刑執行 超高校級の極道 部下達の反逆

ここはとある倉庫。その中には捕えられた九頭龍の姿がいた。

すると倉庫の入口から大量のモノクマ達が姿を現した。

モノクマ達は銃を取り出した後、九頭龍に向けて銃を発砲した。

さらに追い打ちを掛けるように爆弾を取り出し、それを九頭龍に向けて投げた。

そしてモノクマ達が倉庫から逃げ出したと同時に爆発が起きた。その後に倉庫の中を覗くと、爆発の中心地に九頭龍のネクタイだけが残っていた。

496: 2014/09/08(月) 21:40:35 ID:IZMnbxP6
辺古山「ぼ、坊ちゃん・・・。うああああああああ!!」

モノクマ「ヒャッホー!気分サイコー!」

小泉「・・・許さない。」

モノクマ「ん?」

小泉「絶対に許さない!」ビュン

ガシッ

モノクマ「うわっ!」

西園寺「こ、小泉おねぇ!?」

モノクマ「い、いきなり何するんだよ!」

小泉「あなたは人の命を何だと思ってるの!?どれだけ大切な人を奪えば気が済むのよ!何とか言いなさいよ!」

モノクマ「それは教えてあげられないな。んじゃ、またね!」

ビュン

ルカリオ「逃げられたようだな。」

小泉「うん・・・。」

497: 2014/09/08(月) 21:46:07 ID:IZMnbxP6
ポン

小泉「ん?」

辺古山「お前のさっきの言葉、耳に届いたぞ。モノクマの行為だけでなく、ジョゼフの命令にも不満を感じていたからな。」

小泉「辺古山さん・・・。」

辺古山「それに坊ちゃんから最後の命令を言われた。この私を仲間に入れてくれないか?」

ルイズ「そうね・・・。みんなはどうする?」

シエスタ「私は大賛成です!彼女がいたら心強いですし!」

タバサ「私も同じ。彼女の剣技を学びたいから。」

カービィ「ぽよぽよ!」

ルイズ「皆はもちろんOKよ。これからよろしくね。」

辺古山「ああ。よろしく頼む。あとお前達に伝えたいことがある。」

ルイズ「伝えたいこと?」

辺古山「ジョゼフがタバサの母親を誘拐した事だ。」

ルイズ達「!!??」

タバサ「う、嘘・・・。母様が・・・。」

498: 2014/09/08(月) 21:54:29 ID:IZMnbxP6
古山「ああ。彼女はビダーシャルが連れてアーハンブラ城へと向かっている。ジョゼフはタバサを捕まえて母と同じようにするつもりだろう。」

ルイズ「だったら救出しに行くしかないわね!ジョゼフの企みを終わらせるためにも!」

カービィ「ぽよぽよ!」

キュルケ「タバサ、私達もあなたの母親の救出に協力するわ。だってタバサは私達の仲間だから!」

タバサ「皆・・・、ありがとう。」

ルイズ「よし!話も済んだ事だし、アーハンブラ城に向かうわよ!」

シエスタ達「おう!!!」

カービィ「ぽよぽよ!」

辺古山(坊ちゃん。私は彼らと共に戦います。だから、ずっと見守ってください。)

九頭龍、任務失敗によりオシオキで氏亡。
辺古山、チームカービィに入る。
イザベラに仕えている使い魔、残り18名、裏切り者12名。

499: 2014/09/08(月) 21:59:51 ID:IZMnbxP6
次回予告

ルイズ「タバサの母親の救出の為、アーハンブラ城に向かった私達。」

ルイズ「ところがアーハンブラ城に辿り着くと、エルフのビダーシャルという男が姿を現したの!」

シエスタ「エルフってものすごく強いんじゃ・・・。」

キュルケ「いくら私達の魔術でも歯が立たないわね・・・。」

ソニア「だったら私が相手になります!」

ルイズ「ソニア、大丈夫なの!?」

ソニア「ええ。タバサさんの母親を救うためにも、立ち止まる訳には行きません!参ります!」

タバサ「次回、『ソニアVSビダーシャル』。母様は必ず救出してみせる!」

500: 2014/09/11(木) 20:18:42 ID:CrvtrErI
第6話 ソニアVSビダーシャル

501: 2014/09/11(木) 20:48:33 ID:CrvtrErI
ルイズ達は辺古山の案内でアーハンブラ城に向かっていた。

ギュイーン

ルイズ「もう少しでアーハンブラ城ね。そこには誰が待ち構えているのかしら?」

七海「調べてみるね。」

ピポパポ

七海「結果が出た。あそこにはビダーシャルというエルフが待ち構えている。」

ルイズ・シエスタ・キュルケ・ティファニア・エーコ「え、エルフ!?」

カービィ「エルフ?」

ルイズ「エルフは長命でありながら、魔法の力がすごく強い種族なの。私達が立ち向かっても返り討ちに遭うだけかもね・・・。」

リザードン「これはまずい事になったが、俺達はこんなところで止まる訳にはいかないからな。」

シルフィード「そうなのね!必ず救出するのね!」

タバサ「2人の言う通り。私達はここで立ち止まる訳にはいかない。すぐに急ぎましょう!」

辺古山「ああ。」

502: 2014/09/11(木) 21:09:18 ID:CrvtrErI
アーハンブラ城

罪木「うう・・・。今にも敵が出そうですぅ・・・。」

ルイズ「弱気になっちゃダメ。しっかりしなさい。」

罪木「はい・・・。」

ピタッ

タバサ「どうしたの七海?」

七海「向こうに誰かいる。」ユビサシ

ルカリオ「向こうって・・・・、な!?」

ビダーシャル「まさかタバサがここに来るとはな・・・。部外者も混じっているそうだが。」

ゲッコウガ「此奴がビダーシャル・・・。」

サーナイト「手強そうね・・・。」

ピカチュウ「ピッカ・・・。」

503: 2014/09/12(金) 20:03:28 ID:FRTIXW1I
タバサ「母は何処にいるの?」

ビダーシャル「向こうの部屋に監禁している。」

タバサ「あなたは母を誘拐して何をするつもりなの?」

ビダーシャル「その答えは2つある。まずは一つ目、お前の母親を守る事。」

タバサ「つまり母親には何もしないという事ね。」

ビダーシャル「そしてもう一つは、お前を水の精霊の力で心を失ってもらう。その後はお前の母と同じだ。」

ソニア「何ですって!?」

ルイズ「今すぐ薬を飲ませるつもりなの!?」

ビダーシャル「特殊な薬でな。調合には時間がかかる。それまではせいぜい残された時間を楽しむがよい。」

タバサ「じゃあ、あなたたちが母を狂わせたあの薬を作ったの?」

ビダーシャル「あれほどの持続性を持った薬は、お前たちでは調合できぬ。さて、お前には気の毒をするが、我も囚われのようなものでな。これも“大いなる意思”の思し召しと思って、諦めるのだな。」

ソニア「そんな事・・・、絶対許しませんわ!」

小泉「ソニア!?」

504: 2014/09/12(金) 20:09:27 ID:FRTIXW1I
ビダーシャル「貴様、逆らうつもりか?」

ソニア「人の心を奪うのは犯罪と一緒です。どうしてもやるというのなら、私がお相手になります!」

ビダーシャル「エルフは戦いを好まないが・・・まあ、いいだろう。試合開始だ!」

ソニア「では、参ります!」ダッ

ルイズ「何を考えているのソニア!相手はエルフよ!」

ソニア「たとえ誰が相手でも、私は一歩も引きません!勝負の邪魔をしないでください!」

シエスタ「こうなった以上は無理ですね。」

ルイズ「そ、そうね・・・。」

505: 2014/09/12(金) 20:20:24 ID:FRTIXW1I
ソニア「風雷斬!」ギュオン

ビダーシャル「動きが遅い!アースウェイブ!」ゴオオオッ

ソニア「くっ!」ビュン

セレス「さすがはエルフ。魔力が半端ではないですわね。」

ルイズ「感心している場合か!」

ソニア「相手は地面の使い手。ならば!」

ビュンビュン

ビダーシャル「何!?かわしただと!」

ソニア「秘技、大回転蹴り!」ブンブン

ドガッ

ビダーシャル「がはっ・・・!」

506: 2014/09/12(金) 20:31:25 ID:FRTIXW1I
ソニア「さあ、あなたの力はこの程度ですの?」

ビダーシャル「私をここまで本気にさせたのはお前が初めてだ。もう容赦はせぬ!」

ゴオオオオオ

ビダーシャル「意思に潜む精霊の力よ。我は古き盟約に基づき命令する。礫となりて我に仇なす敵を討て!」

ギュオオオオ

ソニア「そっちがその気なら、如意棒で跳ね返します!」

キンキンキンキン

ルイズ「嘘でしょ!?魔術を跳ね返した!?」

ビダーシャル「馬鹿な!私の術が人間なんぞに!」

ソニア「これで終わりです!煉獄波動!」

ゴオオオオ

ビダーシャル「ぐわああああああ!!」

ソニア「勝負ありです。」

ルイズ達「やった――――――!!」

507: 2014/09/12(金) 20:35:09 ID:FRTIXW1I
ルイズ「すごいじゃない!エルフを倒すなんて!」

ソニア「いえ、たいした事ではありませんよ。」

ビダーシャル「くっ・・・。人間に倒れるなど屈辱的だ。撤退する。」

ビュン

ソニア「では、早速救出いたしましょう。クレッフィさん。」

クレッフィ「お安い御用!」

カチャカチャ、ギーッ

クレッフィ「さっ、扉が開いたよ。早く救出しないと!」

ルイズ「そうね。兵士達に気付かれる前に!」

508: 2014/09/12(金) 20:48:16 ID:FRTIXW1I
ルイズ達はアーハンブラ城を脱出した後、そのまま新しく建てたカービィ達の家に向かった。

カービィ達の家・中庭

オルレアン公夫人「このたびは私と娘を助けていただいてありがとうございます。その上、心を失った私を治してくださり、どのような言葉でならこの感謝の言葉を言い表すことができるのか私は知りません。ありがとうサーナイトさん。」

サーナイト「そ、そんなにかしこまらなくても大丈夫ですよ!」

オルレアン公夫人「では、私の話を聞いてください。かつてガリアが二分され内乱におちいる危機がありました。」

オルレアン公夫人「私はガリア王の手にかかることでその争いを回避しようとしました。これは自分たち一族のいさかいであって、それを国の争いにしてはいけないと思っての行動でした。ですが、わたくしが正気を失っている後も貴族の間に不満は残り、シャルロットは苦難の中にいました。」

ルイズ達「・・・。」

オルレアン公夫人「わたくしのやったことは王族としての責務を、母親としての責務を捨てただけなのかもしれません・・・。娘の代わりになるなどと綺麗な言葉で飾り立てた覚悟で毒酒を飲み、それから娘にどんな過酷な処遇がもたらされるか知らず・・・、いいえ、考えもせずに。」

ソニア「でしたら、これからはこの子のそばに居てください。」

オルレアン公夫人「ソニア殿下・・・。」

ソニア「私も王族であるため、その気持ちは分かります。それに、タバサさんが寂しがっていた事も知っていますし。」

カービィ「ぽよ・・・。」

509: 2014/09/12(金) 20:57:17 ID:FRTIXW1I
ソニア「言いたい事があるのでしたら、はっきりとおっしゃって下さい。」

ギュッ

タバサ「母様、もうどこにも行かないで・・・。」ポロポロ

キュルケ「良かったわね、タバサ・・・。」

ルイズ「ええ。とりあえずは一件落着ね。」

舞園「どういう事ですか?」

ルイズ「ジョゼフという国王は何をしでかすか分からないわ。もしかすると戦闘を起こす可能性もあるかも知れないしね。」

舞園「じゃあ、もしかして苗木君達もこき扱われるのでは!?」

ルイズ「多分そうかも知れないわね。それにモノクマデスマッチが続いている限り、彼等は戦い続けるでしょうね。」

舞園「となると止める方法は只一つ。」

朝日奈「元凶を討つしか他はないという事だね。」

510: 2014/09/13(土) 19:00:19 ID:DMUFLWqY
霧切「ええ。けど私達が苗木君達と戦う事になったら、それだけの覚悟はできている?」

七海「もちろん覚悟はできている。この戦いを止めるためにもやるしか方法はない。」

朝日奈「もちろん私達もだよ!」

霧切「なら心配ないわね。さて、ガリアはどう動くのかしら・・・。」

511: 2014/09/13(土) 19:32:07 ID:DMUFLWqY
ガリア王国

ジョゼフ「そうか。任務は失敗したそうだな。」

シェフィールド「で、どうしますか?」

ジョゼフ「決まっているだろう。戦争を起こすつもりだ。」

大和田「本気なのか!?」

ジョゼフ「もちろんだ。一度決めた事はやるタイプだからな。」

苗木「でもそんな事をしたら他の国々が敵に・・・。」

ジョゼフ「俺に逆らうつもりか?」

苗木「あ、ありません・・・。」

ジョゼフ「ならそれでいい。お前達、すぐに緊急会議を開くぞ!」

兵士達「はっ!」

512: 2014/09/13(土) 20:04:59 ID:DMUFLWqY
次回予告

ルイズ「私達が城下町へ買い物に行ってる途中、見た事のないポケモンを見つけたの。」

ルイズ「彼女の名前はディアンシー。ほうせきポケモンでありながら、メレシーたちが暮らす国のダイヤモンド鉱国のお姫様だという事が判明したの。」

シエスタ「しかも彼女はピカチュウさんと会った事があるそうです!」

ルイズ「でもピカチュウのパートナーはカービィのはずでしょ?2人にいったい何があったの!?」

イルククウ「私も気になるのね!」

リザードン「それは俺から話そう。ピカチュウがカービィのパートナーになった話を・・・。」

ティファニア「次回、『カービィとピカチュウの過去』。お楽しみに!」

513: 2014/09/15(月) 15:21:59 ID:sKthpuFM
第7話 カービィとピカチュウの過去

514: 2014/09/15(月) 15:42:38 ID:sKthpuFM
トリスタニア城下町

ワイワイガヤガヤ

シエスタ「ふう・・・。買い物なんて久しぶりですね。」

ルイズ「そうね。カービィが貴族になってから、戦いが続いていたからね。」

カービィ「ぽよ。」

「あれ?ピカチュウではないですか?」

ピカチュウ「ピカ?」
ピカチュウが声のした方を振り向くと、見た事のないポケモンとメレシー達が姿を現した。

ルイズ「どうしたのピカチュウ・・・・って、誰!?」

「自己紹介がまだでしたね。私はダイヤモンド鉱国のお姫様、ディアンシーです。」

シエスタ「ダイヤモンド鉱国・・・。聞いたことがありませんね。」

ディアンシー「そうでしょうね。」

517: 2014/09/20(土) 17:44:16 ID:ErhQVbSw
リザードン「吸い込まれた俺達はハルケギニアの前にいた世界に着地し、そこで生活を始めたんだ。」

ルイズ「その後にカービィと出会ったのね。」

リザードン「ああ。俺から話す事はこれだけさ。」

シエスタ「でも、ブラックホールを出したのはいったい誰なのでしょうか?」

ランクルス「うーん・・・。調べてみても分からないんだよね・・・。」

ゴチルゼル「でも一つだけ分かっている事があるわ。私達が吸い込まれたブラックホールは天然物ではなく人工物だという事が・・・。」

キュルケ「となると、誰かがブラックホールを発動したという事ね。」

エーコ「犯人はいったい誰なのかしら?」

ジョゼフ「それは俺だ。」

ルイズ「この声は!?」
ルイズが声のした方を振り向くと、ジョゼフ達が姿を現した。

518: 2014/09/20(土) 19:48:14 ID:ErhQVbSw
ルイズ「あなたは!?」

ジョゼフ「ガリア国王、ジョゼフ1世だ。」

ゲッコウガ「という事は、タバサ殿の母親を誘拐したのも、ブラックホールを出したのも、カービィを誘拐しようとしたのもお主の仕業なのか!?」

ジョゼフ「その通りだ。文句でもあるのかね?」

リザードン「大有りだ!よくもパートナーと別れさせてくれたな!」

ジョゼフ「ほほう。俺は別にどうでもいいことなのだが。」

オコリザル「ふざけるな――――!!」ダッ

ガキン

オコリザル「な!?」

シェフィールド「私達がいる事を忘れてもらっては困る。」

オコリザル「くっ・・・。」

519: 2014/09/20(土) 20:00:25 ID:ErhQVbSw
舞園「まさかジョゼフ陛下がそのような事をしていたなんて・・・。いくら何でも酷すぎます!」

ジョゼフ「酷すぎるだと?それのどこが悪い?」

朝日奈「全て悪いよ!」

小泉「あなたのやる事は間違っている!素直に謝罪しなさい!」

ジョゼフ「謝罪する気などない。」

ルイズ「どうやら口で聞いてもダメの様ね。だったら・・・、戦闘態勢用意!」

ジャキンジャキン

ジョゼフ「そっちがその気なら・・・、出でよ!我が使い魔達よ!」ビュン

ブリガロン「あれは・・・、モンスターボール!?」

520: 2014/09/20(土) 22:25:51 ID:ErhQVbSw
ポーン

ルイズ「う、嘘でしょ!?ジョゼフまでポケモンを持っているなんて・・・。」

シエスタ「しかも強敵ばかりです!」

サーナイト「クロバット、アリアドス、ダーテング、サメハダー、ノクタス、ネンドール、ドンカラス、ブニャット、スカタンク、ドクロッグ、ドラピオン、メガヤンマ、ワルビアル、ヒヒダルマ、デスカーン、シンボラー、シュバルゴ、ギギギアル、シャンデラ、オーベム、アギルダー、コジョンド、キリキザン、バルジーナ。これはちょっと厄介かもね。」

ロズレイド「それだけじゃないわ!カエンジシ、ゴロンダ、ギルガルド、カラマネロ、ガメノデス、ドラミドロ、オーロット、オンバーン。それにサザンドラまでいるわよ!」

イルククウ「どうやら一筋縄ではいかないのね・・・。」

ジョゼフ「そう言う事だ。かかれー!!」

ドドドドド

ルイズ「そっちがその気なら、戦闘開始!」

ドドドドド

521: 2014/09/20(土) 23:26:03 ID:ErhQVbSw
シエスタ「くっ!数はこちらが有利ですが、強さは半端じゃありません!」キンキン

サメハダー「ああ。強化された自分と戦っているみたいだぜ・・・。」

オンバーン「だがこのままだとやられてしまうぞ!」

ゲッコウガ「よし。こうなったら・・・。」

ガサゴソ

シエスタ「それは?」

ゲッコウガ「おはぎ。拙者達の故郷の菓子でござるよ。」

ルイズ「こんな時に食べてる場合じゃないでしょ!」

ゲッコウガ「まあまあ。これを食べる事である物を呼ぶことができるでござるよ。」

ルイズ「へ?」

モグモグ

ゲッコウガ「よし。あとはほら貝を吹くのみ。」サッ

シエスタ「何をする気でしょうか?」

522: 2014/09/20(土) 23:39:43 ID:ErhQVbSw
ゲッコウガ「巨大からくり炎(ほむら)、出現せよ!」

ブオオオーッ

ジョゼフ「な、何だ!?」

ズシーンズシーン

ルイズ「な、何アレ!?」

ゲッコウガ「あれこそ巨大からくり、炎(ほむら)でござるよ。」

ルイズ達「ええっ!?」

ゲッコウガ「さて、久々に暴れるでござるよ!」ビュン

<システム起動。戦闘開始。>

ガシャーン

タバサ「すごい・・・。」

523: 2014/09/22(月) 14:14:21 ID:nzXdxww6
ゲッコウガ「さあ、これで終わらせるでござるよ!」

ジョゼフ「小癪な!やれ!!」

ドガガガガ

ゲッコウガ「甘い!」ブン

ドッゴーン

ルイズ「す、すごい・・・。大勢の敵を飛ばしちゃった・・・。」

ゲッコウガ「カービィ、ピカチュウ。お主達の合体技で決めるでござるよ!」

カービィ「ぽよ!」

ピカチュウ「ピカ!」

524: 2014/09/22(月) 14:41:15 ID:nzXdxww6
ビュンビュン

ジョゼフ「まずい!奴等が合体技を使う前に叩き落とせ!」

ゲッコウガ「そうはさせぬ!」

バリバリバリバリ

ジョゼフ「か、身体が・・・。」

ルイズ「今よ!」

ピカチュウ「ヂュウウウウウウウウ!!」バリバリバリ

カービィ(心の声)『プラズマアロー!』ギュイーン

ドッゴーン

ジョゼフ「覚えてろー!」ヒュルルルル

キラーン

525: 2014/09/22(月) 14:51:45 ID:nzXdxww6
舞園「2人共、すごいです!さっきの合体技はお見事でしたよ。」

カービィ「ぽよ!」

ピカチュウ「ピッカ!」

ディアンシー「うふふ。その調子だと大丈夫そうですね。」

ルイズ「それじゃ、買い物の続きを始めましょう!ディアンシーも一緒に来る?」

ディアンシー「はい!」

526: 2014/09/22(月) 15:06:36 ID:nzXdxww6
ジョゼフの部屋

ジョゼフ「いつつ・・・。酷い目に遭ったが、奴等の実力を確認する事ができた。そろそろ戦争の準備をしてもいい頃だな。」

ビダーシャル「で、どうする気だ?」

ジョゼフ「決まってるだろ。まずはカービィを誘拐する事だ。あいつがトリステインにいる限り、苦戦は免れないからな。」

モノクマ「その任務は苗木達の役目だからね。2回も失敗しているから、強力な4人の助っ人を連れて来たよ。」

コツコツ

ジョゼフ「ほほう。元素の兄弟か。で、この任務は成功できるのか?」

ジャック「もちろんです。我々に任せてください。」

ジョゼフ「いい心がけだな。頼んだぞ。」

ジャック達「はっ!」

527: 2014/09/22(月) 15:16:41 ID:nzXdxww6
次回予告

ルイズ「ついにガリアとの戦争が幕を開けた!」

シエスタ「ガリアの作戦を調べてみた結果、苗木さん達を使ってカービィさんを誘拐するつもりです!」

タバサ「彼等だけでなく、元素の兄弟も参加している。こうなると苦戦は免れない。」

舞園「苗木君達と戦う事になるなんて・・・。いったいどうすればいいのでしょうか・・・?」

ルイズ「悩んでも仕方がないわ!何としてでもカービィを守り切りましょう!カービィは私の大切な仲間だから!」

カービィ「ぽよ・・・。」

エーコ「次回、『モノクマデスマッチ、ラストラウンド!』。お楽しみに!」

528: 2014/09/25(木) 20:58:33 ID:HFSA6kas
第8話 モノクマデスマッチ、ラストラウンド!

529: 2014/09/25(木) 21:31:19 ID:HFSA6kas
トリスタニア城

アンリエッタ「ついにガリアとの戦争が始まるのですね。」

ワルド「はい。こうなった以上は戦うしか方法はありませんからね。」

メタナイト「この事についてはロマリア、アルビオン、ゲルマニアにも伝えてある。あとはカービィ達に伝えるだけだ。」

アンリエッタ「分かりました。すぐに艦隊の手配を用意してください!準備ができ次第、出動しましょう!」

ワルド「はっ!」

530: 2014/09/25(木) 21:55:34 ID:HFSA6kas
カービィ達の家

キュッキュッ

ゲッコウガ「なるほど。ガリアの艦隊がトリステインに向かっているでござるか。」キュッキュッ

マニューラ「ああ。ジョゼフは戦争を起こすつもりだ。あっし等が戦うのも時間の問題だな。」

ルイズ「確かにそうね。ジョゼフの企みを阻止するためにも、私達が戦わないと!」

小泉「ルイズの言う通り。私達もしっかりしなきゃ!」キュッキュッ

終里「それもそうだな。なんだかワクワクしてきたぜ!!」キュッキュッ

セレス「あなたは戦いがあればそれでいいのですね・・・。」

終里「まあな。」

531: 2014/09/25(木) 22:29:10 ID:HFSA6kas
シュン

カービィ「メタナイト!」

メタナイト「緊急事態が発生した!22人のガリア兵がトリステインに潜入した!

シュバルゴ「ついに戦いが始まったようだな。で、潜入したのは?」

メタナイト「潜入したのはイザベラの使い魔18人、あと元素の兄弟だ。」

キュルケ「元素の兄弟か・・・。タバサは彼等について知ってるの?」

タバサ「もちろん。 ガリア王国の北花壇騎士として、暗躍してきた兄弟。10歳前後に見える“ダミアン”。 土系統の 使い手”ジャック“、人間離れした体術を 使う”ドゥドゥー“、唯一の女の子”ジャネット“の4人なの。」

終里「つまり一筋縄ではいかないという事だな。そっちの方が楽しくなりそうだぜ!」

ルイズ「こうしちゃいられないわ!すぐに出動するわよ!」

「その必要はないよ。なぜなら君達はここで負けるから。」

タバサ「その声は・・・、まさか!?」

532: 2014/09/27(土) 11:22:19 ID:pN8gO6mc
ダミアン「久しぶりだね、タバサ。」

タバサ「元素の兄弟!どうしてここが分かったの!?」

ダミアン「左右田に作ってもらったレーダーのおかげさ。さすがは超高校級のメカニックだね。」

ジャネット「と言う訳で、カービィをこっちに渡しなさい!」

ルイズ「貴方達なんかに渡さないわ!カービィは私が守る!」

ダミアン「そのつもりならお前も一緒に来てもらうよ。ジョゼフ様がお前の虚無の力を欲しがっていたからね。」

ゲッコウガ「まさか爆発を奪うつもりでござるか!?」

ドゥドゥー「邪魔するというのなら容赦はしないぜ!戦闘開始だ!」

ルイズ「どうやら戦いは避けられない様ね。行くわよ!」

533: 2014/09/27(土) 11:32:45 ID:pN8gO6mc
ジャック「俺の攻撃について来れるかな?アース・ブレイク!」ドゴーン

ガマゲロゲ「そうはいくか!大津波!」ドッパーン

ジャック「何!?俺の技が破られただと!?」

ガマゲロゲ「そしてそのまま、水神張り手連打!」ドガガガガ

ジャック「うおおおおおおお!!」

ズシーン

シエスタ「残るはあと3人です!」

ルイズ「よし!一気に行くわよ!」

カービィ「ぽよ!」

「それはどうかな?」

七海「こ、この声は!?」

534: 2014/09/27(土) 12:04:30 ID:pN8gO6mc
スタタタタッ

日向「遅れて済まない。俺達も加勢する。」

ダミアン「まったく、来るのが遅すぎるよ。」

田中「文句を言うな。俺意外魔術を使う者はいないからな。」

ジャネット「ならいいけど。」

七海「まさか日向君とこんなところで出会うなんて・・・。」

日向「俺も同じ気持ちだ。だがこうなった以上は任務を遂行しなければならない。」

苗木「戦闘開始だ。行くぞ!」

桑田達「おう!!」

舞園「そんな・・・。苗木君達と戦うなんて・・・。」

霧切「私だってつらいかも知れないけど、戦うしか方法はない。行くわよ。」

舞園「・・・はい。」ギュッ

535: 2014/09/27(土) 12:44:42 ID:pN8gO6mc
ガキンガキンガキン

モノクマ「やってるやってる。戦いはさらに激化しているね。」

モノクマ「せっかくだから面白くしちゃおっと!」

カタカタカタピコーン

モノクマ「さーて、どう動くかな?うぷぷぷぷ・・・。」

キンキンキンキン

ゲッコウガ「そこ!」ドガッ

十神「くっ!」

大和田「オラァッ!」ブンッ

ブリガロン「おっと!」ヒョイ

536: 2014/09/27(土) 13:30:10 ID:pN8gO6mc
ルイズ「ん?」

シエスタ「どうしました?」

ルイズ「竜巻がこっちに来るわ!すぐに逃げないと!」

苗木「どうやらモノクマが仕掛けたに違いない。すぐに離れろ!」

ギュオオオオ

クレッフィ「小型だけど、威力は高い。気をつけて!」

ルイズ「小型台風・・・。そうだ!」

キュルケ「何か閃いたの?」

ルイズ「この小型台風を利用するのよ!私の剣を使えば何とかなるかも知れない!」

朝日奈「本当にそれが可能なの?」

ルイズ「今に見れば分かるわ。」

537: 2014/09/27(土) 14:02:40 ID:pN8gO6mc
ルイズ「ピジョット。ふきとばしで小型台風を吹きとばして!」

ピジョット「任せて!」バサバサ

ヒュオオオオオ

ルイズ「カービィ、そのままソードビームで小型台風に当てて!」

カービィ「ぽよ!」

ビュン

カービィ(心の声)・デルフ「『ソードビーム!』」ギュオオオオオ

ドゴーン

罪木「威力が増しました!」

ルイズ「最後は終里!あなたが決めて!」

終里「おっしゃ!フレイムストライク!」ドガッ

ギュオオオオオオ

538: 2014/09/27(土) 14:19:51 ID:pN8gO6mc
石丸「小型台風が大きくなった!?」

山田「これはヤバいですぞ!」

弐大「ここであきらめるとは情けないぞ!わしが跳ね返してやる!」

田中「本当にできるのか!?」

弐大「心配するな!大神、準備はいいか!?」

大神「任せろ!」

大神・弐大「はっ!」ドガッ

ギュオオオオオ

ゾロアーク「うおっ!今度はこっちに来た!」

西園寺「こうなったら扇子で弾き返してやるわ!それっ!」

ギュオオオオオ

539: 2014/09/27(土) 14:53:14 ID:pN8gO6mc
花村「またこっちに来た!」

田中「だったら跳ね返すのみだ!」ドガッ

ギュオオオオオ

ルイズ「またこっちに来たわね。こうなったら・・・。」

スッ

ルイズ「七海?」

七海「ここは私が行く。」

ピョン

シエスタ「あっ、台風の中に入っちゃいました!」

澪田「いったい何をする気っすか?」

ソニア「さあ・・・?」

フッ

タバサ「台風が消えた!?」

ルイズ「しかも七海の姿までいなくなっているわ!」

日向「どういう事だ!?」

540: 2014/09/27(土) 14:56:30 ID:pN8gO6mc
チョイチョイ

花村「ん?」

グサッ

花村「アアアアアアアア!!」ビョーン

ズシーン

左右田「は、花村!いったいどうなっているんだ!?」

日向「ま、まさか・・・。」ソーッ

七海「・・・。」ニヤッ

バキイイイイイイイ

日向達「」

ルイズ「一撃で全員を倒しちゃった・・・。」

カンカンカンカーン

541: 2014/09/27(土) 16:07:42 ID:pN8gO6mc
数分後

ルイズ「で、ジョゼフはなんでカービィを誘拐しようとしたの?

ジャネット「ジョゼフ陛下はカービィのコピー能力に興味を持っていたの。その能力を自分の力にする為にね・・・。」

舞園「いくら何でも酷すぎます!我儘な子供と一緒ですよ!」

朝日奈「さやかちゃんの言う通りだね。ところでジョゼフは何処にいるの?」

大神「中央の巨大戦艦の中にいる。その中にはシェフィールドの姿も確認された。」

メタナイト「だったらすぐに急ぐぞ!あの男の野望を終わらせるためにも!」

ルイズ「ええ!あなた達も行くわよ!」

苗木「ぼ、僕達も!?」

舞園「当たり前です。」

桑田「まっ、仕方がないけど、舞園ちゃんと一緒に行くなら何でもいいや。」

左右田「俺もソニアさんと一緒なら文句はないぜ。」

日向「お前等・・・。」

542: 2014/09/27(土) 22:13:00 ID:pN8gO6mc
ガリアの戦艦内

ジョゼフ「そうか。奴等は負けてしまったという事か。」

モノクマ「そうだよ。けど彼等はカービィ達を引き連れてここに戻るそうだ。」

ジョゼフ「なるほど。それならカービィとルイズの能力も奪えることができるな。ひとまずはそれでよしとするか。」

コツコツ

シェフィールド「陛下。苗木達が到着しました。」

ジョゼフ「分かった。すぐに通してやれ。」

シェフィールド「はっ!」

タタタタタ

ジョゼフ(コピー能力と爆発の力・・・。必ず俺の物にしてやる・・・。)

543: 2014/09/27(土) 23:46:05 ID:pN8gO6mc
次回予告

ルイズ「ついにジョゼフのいる戦艦に乗り込んだ私達。指令室に辿り着いた途端、ジョゼフからいきなり奇襲を仕掛けられたの!」

シエスタ「どうやらミス・ヴァリエールとカービィさんの能力を奪うようですね。」

日向「だったら俺達も助太刀するぜ!」

ルイズ「手伝ってくれるの!?」

左右田「ああ。アイツの手によって仲間が2人氏んでしまったからな。その責任は取ってもらうぜ!」

ジョゼフ「フン!いくら人数が多くてもこの俺には敵うまい。」

ルイズ「それはやってみなきゃ分からない!戦闘開始!」

カービィ「ぽよ!」

メタナイト「次回、『ジョゼフとの最大決戦!』!よろしく頼む。」

544: 2014/09/29(月) 20:59:00 ID:FPZIuNhI
第9話 ジョゼフとの最大決戦!

545: 2014/09/29(月) 22:12:32 ID:FPZIuNhI
戦艦通路

タタタタタ

ルイズ「もう少しでジョゼフの部屋ね。それにしてもこの通路で合ってるの?」

狛枝「もちろん合ってるさ。それよりも君達は本当にジョゼフと戦うのかい?」

ルイズ「当り前よ!あの男のやり方は絶対に許せないわ!」

シエスタ「私も同じです!自分のわがままの為に人を頃すなんて許される事ではありません!」

カービィ「ぽよぽよ!」

狛枝「なるほどね・・・。君達がそう言うのならそれでいいけど。」

舞園「着きました!あれがジョゼフのいる指令室です!」

ルイズ「よし!皆、行くわよ!」

ウィーン

シエスタ「!皆さん、避けてください!」

ルイズ「へ!?」

546: 2014/09/29(月) 22:24:53 ID:FPZIuNhI
ヒュンヒュンヒュンヒュン

ルイズ「きゃっ!」

ドガガガガ

オノノクス「ふう・・・。もう少しで当たるところだったぜ・・・。」

ティファニア「いったい誰がこのような事を・・・。」

ジョゼフ「ほう。まさか俺の奇襲をかわすとは・・・。」

タバサ「ついに姿を現したわね・・・。ジョゼフ!」

ルイズ「この人がジョゼフ・・・。」

カービィ「ぽよ・・・。」

547: 2014/10/02(木) 21:55:29 ID:wLZHn2AI
ジョゼフ「ほほう。こいつがコピー能力を使う使い魔か。実に興味深い。」

ルイズ「まさかそのコピー能力を奪うつもりなの?」

ジョゼフ「当然だ。一度興味がある能力は我の手に収める必要があるからな。」

ゾロアーク「つまりお前の物は俺の物。俺の物は俺の物という事か。ふざけるのもいい加減にしろ!」

ジョゼフ「ふざけてなどいない。最初からそのつもりだからな。」

ゲッコウガ「こうなった以上は戦うしか他はあるまい。全力で行くでござるよ!」シャキン

ゴウカザル「ああ。あいつの野望を終わらせるためにも、俺達が戦うしか方法はないからな。」

ジョゼフ「俺と戦うつもりか。ならば受けて立とう。全力でかかって来い!」

ルイズ「どうやら戦闘開始の様ね。攻撃開始!」

シエスタ達「おう!!!」

548: 2014/10/02(木) 21:58:50 ID:wLZHn2AI
ジョゼフ「まずはこいつだ!サークルソード!」ギュオン

ヒュンヒュンヒュンヒュン

ゾロアーク「チッ!迂闊に近づくことができないぜ!」

エーコ「ここは私に任せて!ブレイドウェーブ!」ギュオオオ

ドゴーン

ジョゼフ「くっ!サークルソードが破壊されたか!」

エーコ「そしてそのまま、エクスブレイド!」ギュン

ガキーン

ジョゼフ「残念ながら防いでもらった。ガーディアン・シールドで。」

エーコ「な!?」

ティファニア「ジョゼフがガーディアン・シールドを取得していたなんて・・・。」

キュルケ「どうやら油断できない相手の様ね。」

549: 2014/10/04(土) 14:04:45 ID:9U.yYFQ6
ゴチルゼル「確かに油断できない相手の様だけど、あの技は魔宝具から発動したようね。」

シエスタ「じゃあ、その魔宝具を壊せば勝つ可能性はあるという事ですね!」

マニューラ「そう言う事でさァ。メテオスラッシュ!」ビュン

ガシャーン

ジョゼフ「しまった!」

マニューラ「魔宝具が壊された以上、お前に勝ち目はない。これで終わりだ!」ビュン

ジョゼフ「それはどうかな?」

マニューラ「何!?」

ガキン

シェフィールド「私がいる事を忘れては困る。」

マニューラ「おのれ!まだ仲間がいたのか!」

550: 2014/10/04(土) 14:50:25 ID:9U.yYFQ6
ルイズ「こうなったら二手に別れるわよ!マニューラ達はシェフィールドを。私達はジョゼフを倒しに行くわ!」

マニューラ「了解!」

大和田「だったら俺達も助太刀するぜ!」

ルイズ「手伝ってくれるの!?」

左右田「ああ。アイツの手によって仲間が2人氏んでしまったからな。その責任は取ってもらうぜ!」

ルイズ「あんた達・・・。」

ジョゼフ「フン!いくら人数が多くてもこの俺には敵うまい。」

ルイズ「それはやってみなきゃ分からない!戦闘再開!」

苗木達「おう!!」

551: 2014/10/04(土) 15:19:50 ID:9U.yYFQ6
ドゴーンドガーンキンキン

石丸「くっ!いくら魔宝具を壊しても次々と出て来るとは・・・。」

桑田「これじゃあキリがないぜ!」

弐大「だったら直接彼女に攻撃を与えるのみじゃあ!うおおおおお!!」

シェフィールド「自ら氏に急ぐとはいい度胸だ。覚悟!」ブン

ドガッ

シェフィールド「な!?」

弐大「どうやら氏に急いでいたのは、お前の方じゃったな。」

シェフィールド「ぐは・・・。」ユラッ

ズシーン

左右田「すげー・・・。」

弐大「まっ、こんな者じゃ。それよりもソニア達の助太刀に行くとするかのう!」

日向「ああ、もちろんだ!」

552: 2014/10/04(土) 15:28:16 ID:9U.yYFQ6
ドゴーンドガーン

ジョゼフ「くっ!次々と魔宝具が破壊されてしまうとは・・・。残るはあと1個のようだな。」

シュバルゴ「乱れ突き!」シュバババ

ピシッ

ジョゼフ「馬鹿な!魔宝具にひびが入っただと!?」

アギルダー「でかしたぞシュバルゴ!」

シュバルゴ「早く止めを!」

カービィ「ぽよ!」

ビュン

カービィ(心の声)・デルフ『「ソードビーム!」』ギュイン

ドッゴーン

ジョゼフ「あ・・・、が・・・。」

ルイズ「これで勝負あったわね。ティファニア。」

ティファニア「はい!真実の鏡よ。今、映しだせ!」

ピカアアアアア

553: 2014/10/04(土) 15:32:46 ID:9U.yYFQ6
ジョゼフ「こ、この光は!?」

ルイズ「ジョゼフ、今からこの鏡をよく見て頂戴。シャルルの本当の想いを・・・。」

ピカアアアア

シャルル『久しぶりだね、兄さん。』

ジョゼフ「シャルル!?」

タバサ「父様!?」

ジョゼフ「そ、その鏡の中から姿を現したのか!?」

シャルル「その通り。僕がここに来たのは兄さんに真実を伝えに来たんだ。」

ジョゼフ「し、真実だと!?」

シャルル「僕は兄さんをバカにしてなんかいない。兄さんをずっと支えていたんだ。」

タバサ「支えていた!?父上、何故そのような事を・・・。」

554: 2014/10/04(土) 15:43:42 ID:9U.yYFQ6
シャルル「兄さんは魔法が使えなくてね。次期国王である兄さんを支えるためには自分が動かなくちゃダメだと思った。」

オーベム「けどこの事がかえってジョゼフの劣等感を刺激して、憎しみを生むようになってしまったという事か。」

シャルル「そしてもう一つ。実は僕も兄さんの実力をただ1人理解していた事から、周囲に理解されない劣等感に苦しんでいたんだ。」

タバサ「父上にも劣等感があったなんて・・・。」

シャルル「兄を追い落として王位を得るべく血の滲むような努力を重ねて能力を高めていたことや、裏金を使って家臣を味方に付けていたこと、兄さんに王位が決まった際は嫉妬心を押し頃して必氏に演技していたんだ。」

ジョゼフ「そうだったのか・・・。俺は・・・、そうとも知らずにシャルルを頃してしまったのか・・・。」

ルカリオ「今更後悔しても遅い。氏んだ者は二度と生き返らないからな。」

ジョゼフ「ああ・・・。俺は・・・、王として失格だ・・・。」

カランコローン

タバサ「あれは・・・、王冠?」

スッ

タバサ「?」

555: 2014/10/04(土) 15:49:24 ID:9U.yYFQ6
ジョゼフ「王位はお前に譲ろう・・・。今までお前を苦しめていたな・・・。本当にすまなかった・・・。」

タバサ「ジョゼフ・・・。」

ジョゼフ「それにイザベラに伝えといてくれ・・・。バカな父親で悪かったと・・・。」

タバサ「今の言葉、彼女に伝えて置く。」

ジョゼフ「ああ、頼んだぞ・・・。」

シャルル「どうやら自分の罪に気付いたようだね。では、これで失礼するよ。」

ギュイーン

シャルル「タバサ、あの日からずいぶん時が経ったな。寂しくはないのか?」

タバサ「いえ、寂しく等ありません。私には多くの仲間がいますから!」

シャルル「そうか。なら心配いらないね。いつまでも君を見守ってるよ。」

パアアアア

タバサ「父様・・・。」

556: 2014/10/04(土) 15:54:55 ID:9U.yYFQ6
石丸「皆、大丈夫か!?」

ルイズ「こっちの方は終わったわよ。そちらの方は?」

弐大「おう!こっちも勝利したぞ!」

メタナイト「という事は、我々の勝利だな。」

ルイズ「そうね。すぐに連絡を・・・。」

モノクマ「その必要はありません!」

苗木「モノクマ!いつの間に!?」

モノクマ「さて、ジョゼフ陛下。話は先程聞かせてもらいました。これは相当罪が重いそうですね。裁かれる覚悟はできていますか?」

ジョゼフ「ああ。もちろんできているさ。すぐに処刑を始めてくれ。」

葉隠「ま、マジでやるつもりだべ!」

557: 2014/10/04(土) 15:58:34 ID:9U.yYFQ6
苗木「ジョゼフ陛下!罪を償って一からやり直せばいいじゃないですか!」

舞園「そうですよ!生きていればその内いい事があります!」

ジョゼフ「気持ちは嬉しいが、これは俺のケジメだ。自分が犯した罪の重さはこの刑に該当するからな。」

苗木「そんな・・・。」

シェフィールド「ジョゼフ陛下・・・。」

ジョゼフ「さらばだ、シェフィールド・・・。」

モノクマ「では、張り切っていきましょう!オシオキターイム!」

ギュイーン

『ジョゼフ陛下が相当重い罪を犯しました。オシオキを開始します。』

558: 2014/10/04(土) 16:06:12 ID:9U.yYFQ6
処刑執行 ジョゼフ陛下 未知なる扉の向こうには何があるか?

真っ暗な闇の中を進むジョゼフ。すると向こう側に白い道があった。

ジョゼフはその道を真っ直ぐ進んだその時、目の前に扉があった。

ジョゼフは扉の前に近づいた後、迷わずその扉を開けた。しかしその中には武器を持ったモノクマ達が待ち構えていた。

ジョゼフはニヤリと笑いながら、扉の中に入った。それと同時に扉が閉まり、モノクマが一斉攻撃を始めたのだ。

そして扉が再び開いた途端、残っていたのは血まみれのマントだけだった・・・。

559: 2014/10/04(土) 20:54:09 ID:9U.yYFQ6
モノクマ「ウププププ!これは傑作だね!」

シェフィールド「そんな・・・。ジョゼフ陛下が・・・・、ああ。」ユラッ

ルイズ「ショックで倒れるのも無理ないわね・・・。」

江ノ島「同感っしょ。」

苗木「モノクマ!確かに彼は多くの罪を犯した。けど、オシオキはやり過ぎだ!」

モノクマ「それのどこがやり過ぎだと言うの?やってしまった事は仕方がないんだよ。」

日向「ふざけるな!いくら何でも酷すぎるぞ!」

モノクマ「酷いとは失礼だな。それが僕のやり方なのさ。」

ルイズ「アンタって言う人は・・・!」

モノクマ「んじゃ、僕は失礼するよ。」

ギュン

ルイズ「モノクマ・・・。あなたはいったい何者なの・・・?」

560: 2014/10/04(土) 21:10:18 ID:9U.yYFQ6
トリスタニア城

アンリエッタ「そうですか。そのような事があったとは・・・。」

ルイズ「全て事実です。」

ワルド「となると、モノクマを倒さぬ限り、真の平和は訪れないという事だな。」

シエスタ「その様ですね。」

アンリエッタ「ですが、ジョゼフを倒す事ができただけでもいいとしましょう。今回の目的はジョゼフを倒す事でしたから。」

ルイズ「そうですね。目標を達成する事に成功しただけでも良しとしましょう。」

ウェールズ「ところでシェフィールドは?」

朝日奈「今、リザードン達が衛兵たちに引き渡しました。彼女の処罰は相当重いでしょうね。」

ヴィットーリオ「確かにそうかも知れませんね。」

561: 2014/10/04(土) 21:58:18 ID:9U.yYFQ6
それから3日後

キュルケ「昨日、イザベラと再会したでしょ?どうだった?」

タバサ「和解する事に成功した。あと苗木達はイザベラのサポートに専念するため、彼女の傍に付くことにしたの。」

舞園「そうですか。苗木君達にまた会えるのでしょうか?」

ルイズ「きっと会えるわよ。いつか必ずね。」

カービィ「ぽよ!」

舞園「・・・はい!」ニカッ

朝日奈「皆ー!昼食の時間だよー!」

ルイズ「それじゃ、行きますか!」

カービィ「ぽよーい♪」ピョン

562: 2014/10/04(土) 22:08:39 ID:9U.yYFQ6
次回予告

ルイズ「休暇の為、海に来た私達。姫様やアニエス達も合流して楽しい休暇が始まった。」

オノノクス「ところがオスマン達が合流したおかげで、休暇はとんでもない方向に進み始めた!」

狛枝「貝の水着を着けるのなら、貧Oは止めた方がいいみたいだね。」

小泉「どういう意味よ!」

ルイズ「あんな水着を着るなんて絶対嫌だからね!」

エーコ「さらに巨大タコも出現して大パニックに!休暇はいったいどうなるの!?」

アンリエッタ「次回、『海辺での休暇は大パニック!』。お楽しみに!」

563: 2014/10/11(土) 12:30:54 ID:O6PAV23k
第10話 海辺での休暇は大パニック!

564: 2014/10/11(土) 13:45:36 ID:O6PAV23k
カービィの家の庭

フワライド「あの戦いから1週間・・・。ガリアでは新たな国づくりが始まっているようだね。」

ワルビアル「ああ。だが、ジョゼフの手によって多くの人が犠牲になったからな。その傷跡は深いだろう・・・。」

キリキザン「そうだな・・・。2度とこのような事が起こらなければいいのだが・・・。」

ルイズ「あっ、丁度いいところにいたわね。実はアンリエッタ姫から連絡があったの。」

フライゴン「連絡?」

ルイズ「今度の休暇に皆で海に行きましょうって。」

サメハダー「それはいいアイデアだな。もちろん俺達も行くぜ!」

ルイズ「なら決まりね。早速準備しないと!」ダッ

シンボラー「あいつ、行動が早いな・・・。」

565: 2014/10/11(土) 16:04:32 ID:O6PAV23k
それから3日後

ザザーン

トドゼルガ「おお・・・。これがハルケギニアの海か・・・。」

ゲッコウガ「海に来るのも久しぶりでござるな。」

カービィ「ぽよ!」

アンリエッタ「気に入ってもらえて何よりです。早速水着に着替えましょう。」

ルイズ「カービィ達はここで待っててね。」

カービィ「ぽよ!」

タタタタタ

ワルド「我々は姫様方が戻るまで準備をしておこう。すぐにパラソルの用意を!」

ポケモン達「はっ!」

566: 2014/10/11(土) 16:17:33 ID:O6PAV23k
それから数分後

アンリエッタ「お待たせしました!」

オオーッ

ゲッコウガ「す、すごい衣装でござるな・・・。」

ルカリオ「見事としか言いようがない・・・。」

サンダース「あれ?ソニアはウェットスーツなのか?」

ソニア「ええ。私はこれで十分ですから。」

ブラッキー「ちょっと勿体ない気がするんだけど・・・。」

ソニア「そうでしょうか?」

「その通りじゃ。せめてこれに着替えなさい。」

ルイズ「その声は!?」
ルイズ達が声のした方を振り向くと、オスマン達が後ろに立っていた。

567: 2014/10/11(土) 19:05:45 ID:O6PAV23k
ルイズ「オスマン理事長!どうしてこんなところに!?」

オスマン「お主らが海に行くと聞いて、わし等も着いて来たんじゃ。この小型カメラでな。」

ルイズ「う・・・。そんな物を持っていたとは・・・。

苗木「実は僕達もオスマン理事長に誘われて来ちゃいました。」ヒョコ

舞園「あっ、苗木君!」

オスマン「と言う訳でソニア姫、早速この水着に着替えてください。」

ソニア「そこまでおっしゃるのなら、着替えましょう。」

男性陣「おお!」

ソニア「コスチュームチェンジ。」ポウッ

ヒュオオオオオ

ソニア「いかがでしょうか?」

568: 2014/10/11(土) 19:40:59 ID:O6PAV23k
オスマン「こ、これは見事じゃ・・・。」

左右田「ぐは・・・・。」ブブーッ

バターン

日向「大変だ!左右田が倒れたぞ!」

弐大「しっかりせんかい!」

罪木「すぐに手当てしますー!」

ワーワーギャーギャー

ルイズ「ハァ・・・。まさかこんな展開になるなんて・・・。」

狛枝「仕方がないよ。ここはひとまず我慢しないと。それよりもいい水着を持ってきたんだ。はい。」スッ

小泉「こ、これって貝の水着じゃないの!」

狛枝「ひとつだけ言っておくけど、貝の水着を着けるのなら、貧Oは止めた方がいいみたいだね。」

小泉「どういう意味よ!」

ルイズ「あんな水着を着るなんて絶対嫌だからね!」

ゲッコウガ(誰もが皆、そう思っているでござるよ・・・。)

569: 2014/10/11(土) 19:52:22 ID:O6PAV23k
バシャーン

サメハダー「ふう・・・。久々の海は最高だぜ!」

サニーゴ「ええ!海は私達の家だからね。」

キングドラ「おっ。海の中にはラブカスもいるぞ。」

ラプラス「まさかここにもポケモンがいるなんて思わなかったわね。」

カービィ「ぽよぽよ!」

ゲッコウガ「皆、楽しそうで良かったでござるな。」

リザードン「ああ。俺達は泳げないから砂浜でサンドアートを作るしかないけどな。」

フレイム「きゅるきゅる。」ポンポン

メガニウム「そう言えばルイズ達は?」

サーナイト「ええ。彼女達なら・・・。」ユビサシ

570: 2014/10/11(土) 20:14:16 ID:O6PAV23k
ルイズ「シエスタ、お願い!」ダン

シエスタ「それっ!」バシーン

ゲンガー「ルイズ・シエスタペア。一点追加!」

エーコ「おのれ・・・。ティファニア!本気でいくわよ!」

ティファニア「はい!」

シルフィード「あっちはあっちで楽しそうなのね。」

ピカチュウ「ピッカ。」

ブースター「でも、ほとんどの男子が工口い目で見ている気がするんだけど・・・。」

ブラッキー「なんだか怪しいな・・・。」

571: 2014/10/11(土) 21:44:43 ID:O6PAV23k
その夜

ルイズ「えっ?そのような事が?」

ブースター「うん。あの時の男子の目、相当工口かったよ。」

ブラッキー「特にギーシュ、マルコリヌ、レイナール、ギムリ、オスマン、花村、山田の目が・・・。」

セレス「なるほどね・・・。それなら私にいい考えがありますわ。」

朝日奈「いいアイデア?」

セレス「実は・・・。」

572: 2014/10/11(土) 22:00:44 ID:O6PAV23k
翌日

山田「まさかセレス殿から呼び出しを受けるとは・・・。」

花村「いったい何の用だろう・・・?」

セレス「よく来てくれたわね。」

山田「セレス殿、話と言うのは?」

セレス「ええ。すぐに終わりますわ。」パチン

ザッザッザッザッ

山田「こ、これは一体!?」

小泉「昨日の件、じっくり聞かせてもらおうかしら?」

ペコ「答え次第では切り捨てる。」

ソニア「チミドロフィーバータイムですよ?お二人さん。」

花村「という事は・・・。」

セレス「この童O豚どもがああああああああああああああああああああああああああ!!!!!(<●><●>)」

山田・花村「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!?」

ドッパーン

573: 2014/10/11(土) 22:23:43 ID:O6PAV23k
一方、遠く離れた場所では・・・。

オスマン「で、話とはなんじゃね?」

キュルケ「オスマン先生、昨日の事についてですが・・・。」

シュルルルル

キュルケ「私達を工口い目で見た罪は重いですよ!覚悟してください!」

オスマン「ま、待て・・・。話せば・・・、うわああああああ!!」

ザッパーン

別の場所では・・・。

マルコリヌ「まさかティファニアちゃんからラブレターが来るなんて・・・。確か指定場所は・・・、あった。」

ビュン

ルイズ「マルコリヌ、見っけ。」

マルコリヌ「何するんだよ!僕は別に・・・、うわああああああ!!」

ザッパーン

574: 2014/10/11(土) 22:35:12 ID:O6PAV23k
チーン

ルイズ「これで全員ね。岩に括り付けて置いたし、すぐに海へ向かいましょう。」

セレス「ええ。」

舞園「でも、彼等を縛って置いていいのでしょうか?」

霧切「元はと言えば彼等が仕出かしたからね。自業自得よ。」

舞園「言われてみればそうですね。カービィもあんな大人になっちゃダメですよ。」

カービィ「ぽよ。」

ルイズ「それ、私のセリフなんだけど・・・。」

575: 2014/10/12(日) 17:19:04 ID:xeDM3h9M
バシャバシャバシャ

ティファニア「エーコ、泳ぎが上手になったわね。」

エーコ「うん・・・。バタフライはまだできてないけどね・・・。」

ジュゴン「その内頑張ればきっと出来るはずさ。」

ニュルル

ルイズ「ん?」

シエスタ「何か体に纏わりついたような・・・。」

キュルケ「ま、まさか・・・!?」

ザッパーン

ルイズ・キュルケ・シエスタ・ティファニア・エーコ・アンリエッタ・朝日奈・舞園「大ダコ!!!!????」

タバサ「でかい。」

ゲッコウガ「感心している場合ではないでござる!すぐに救出せねば!」

ワルド「だが姫様やルイズが人質になっている限り、電撃での攻撃は危険だぞ。」

ゲッコウガ「だったらカービィ、辺古山殿、タバサ殿。お願いするでござる!」

辺古山・タバサ「心得た!」

576: 2014/10/12(日) 18:12:41 ID:xeDM3h9M
シュンシュンシュン

タバサ「敵の弱点は頭。最大奥義で攻撃すれば一撃で倒れる。」

辺古山「分かった。だったらあの技でいくぞ!」

デルフ「相棒!力を込めて決めようぜ!」

カービィ「ぽよ!」

カービィ(心の声)・デルフ・辺古山・タバサ「『ソードビーム!』」シュババッ

ドッゴーン

アニエス「敵戦闘不能。でかしたぞ3人共!」

カービィ「ぽっよーい!」

ワルド「で、このタコはどうするのでしょうか?」

花村「なら僕にいいアイデアがあります!」

辺古山「花村!いつの間に!?」

577: 2014/10/12(日) 18:18:16 ID:xeDM3h9M
数分後

ルイズ「あっ、おいしい!」ハフハフ

舞園「まさかこの世界でたこ焼きを食べるなんて思いませんでした。」

花村「まだたくさんあるからどんどん食べてね!」

大和田「けど、お前は縄で縛られていたはずだろ?どうやって脱出したんだ?」

花村「ああ。あれは大タコが出現したのを見て、自力で脱出したのさ。」

石丸「なるほど。けど、誰か忘れているような・・・。」

花村「そう言えば・・・、あっ!」

578: 2014/10/12(日) 18:23:54 ID:xeDM3h9M
一方、岩場では――――

ギーシュ「うわああああああ!潮が満ちてくる!」

マルコリヌ「誰か助けてくれー!!」

山田「もう悪い事はしませんぞー!」

オスマン「だから助けてくれー!!」

579: 2014/10/12(日) 19:13:09 ID:xeDM3h9M
次回予告

ルイズ「次回は新しく始まったアニメ作品とのコラボコントをお送りするわよ!」

シエスタ「そのアニメ作品とは何でしょうか?」

ルイズ「確かリオネス王国を舞台に、聖騎士団に立ち向かう者達の物語だけど・・・。」

シエスタ「それってもしかして・・・!」

ルイズ「そのまさかよ!」

カービィ「ぽよ?」

デルフ「次回、『夢のコラボコントカーニバル!』!よろしくな!」

580: 2014/10/12(日) 21:07:20 ID:xeDM3h9M
第11話 夢のコラボコントカーニバル!

582: 2014/10/12(日) 21:33:01 ID:xeDM3h9M
BGM:ドラムロール

ルイズ「皆様、お待たせしました!これより夢のコラボコントカーニバルの開幕です!」

ワアアアアア

ルイズ「と言う訳で、コラボコントカーニバルが始まりました!司会は私、ルイズと!」

シエスタ「私、シエスタ!そしてカービィさんの3人でお送りします!」

ワアアアアア

シエスタ「それにしても驚きましたね!まさか快く引き受けてくれるなんて!」

ルイズ「ええ!彼等も共演する事を楽しみにしていたからね!」

カービィ「ぽよぽよ!」

ルイズ「それでは、早速登場してもらいましょう!どうぞー!!」

ワアアアアア

583: 2014/10/12(日) 21:43:02 ID:xeDM3h9M
ルイズ「ご紹介しましょう!七つの大罪メンバーです!」

メリオダス「俺はメリオダスだ。よろしくな!」

エリザベス「エリザベスです!よろしくお願いします!」

ディアンヌ「ボクはディアンヌ!よろしくね!」

バン「俺の名はバン。よろしくな♪」

キング「オイラはキング。よろしく!」

ホーク「俺はホーク。よろしくな!」

ギルサンダー「ギルサンダーだ。よろしく頼む。」

ワアアアアア

メリオダス「しかし驚いたな。こんなにも歓声を受けるなんて。」

ルイズ「私ももちろん驚いているけどね。」

584: 2014/10/12(日) 21:48:11 ID:xeDM3h9M
シエスタ「さて、全員そろったところで、そろそろコントを始めちゃいましょうか!」

カービィ「ぽよ!」

ディアンヌ「そうだね!では早速・・・。」

「誰か忘れていないかい?」

ホーク「こ、この声は!?」

ビュン

シエスタ「あなたは!?」

ゴウセル「ゴウセルだ。よろしく頼む。」

メリオダス「ゴウセル、何処に行ってたんだ?」

ゴウセル「ちょっと読書してたら遅くなった。」

ズガーッ←カービィとゴウセル以外ずっこけた音

ルイズ「ま、まあいいわ。ともかく全員そろった事だし、コントを始めるわよ!」

ウオオオオオオ

ディアンヌ「それじゃ、行って見よー!!」

585: 2014/10/12(日) 21:51:37 ID:xeDM3h9M
コント1 消灯ラッパ

コルベール「皆様は消灯ラッパをご存知ですか?」

コルベール「消灯ラッパとは集団生活をする人たちに就寝時の知らせを告げる音楽信号で、就寝ラッパとも言われています。」

コルベール「最初のコントはそれを使ったコントです。では、どうぞ。」

宿舎

ワイワイガヤガヤ

ルイズ「ふう・・・。訓練も楽じゃないわね。」

ディアンヌ「そうそう。まだ足に疲れが残っているよ。」

ピーッ

ディアンヌ「あっ!団長!」

586: 2014/10/12(日) 21:55:17 ID:xeDM3h9M
メリオダス「全員整列!」

ザッ

メリオダス「胸を揉め!」

ボガッ

ルイズ「いい加減に氏なさいよ?#####」

メリオダス「悪かったって。では、本題に入るぞ。本日より我が軍に消灯ラッパが導入された。今後はこれを使って合図をする。」

メリオダス「消灯ラッパ。合図を頼んだぞ!」

カービィ「ぽよ!」

メリオダス「以上だ。」

ザッザッザッ

ルイズ「カービィが消灯ラッパか・・・。なんか嫌な予感が・・・。」

587: 2014/10/12(日) 22:12:58 ID:xeDM3h9M
カービィ「ぽよ・・・、ぽよ・・・?」

スッ・・・・、ブッ
ガシャーン

ルイズ「いたた・・・。いったいどうなっているのよ・・・。」

キュルケ「誰かおならをしていなかった?」

ルイズ「違うわよ!私じゃない!」

シエスタ「じゃあ、いったい誰が!?」

カービィ「ぽよ・・・。」

ドレミファソラシド
ドシラソファミレプーッ
ガシャーン

タバサ「また変な音が出た。どうなっているの?」

588: 2014/10/12(日) 22:28:41 ID:xeDM3h9M
カービィ「ぽよ・・・。ぽよ?」

カービィ「ぽよ・・・。!ぽよ!ぽよ!」

ワイワイガヤガヤ
パパッパパッパッパー
ドタドタドタ
パパッパパッパッパ
ハビバビバビバ
パパッパパッパッパ
ハビバビバビバ

ズガシャーッ

ルイズ「何だか怪しいわね・・・。」

589: 2014/10/12(日) 22:33:21 ID:xeDM3h9M
カービィ「ぽよぽよ♪」

パーパララーパラーパラー
イェーッ
パララララララー

ジーッ
ルイズ「はっ!」

メリオダス「これはいい眺めだな。で、何があった?」

ルイズ「消灯ラッパがおかしい・・・って、まさか!?」

ドタドタドタ

ルイズ「カービィ!」

カービィ「」プッ

ルイズ「頼むから変な音を吹かないでよ。これだと私達の生活に悪影響が出るわ。」

カービィ「ぽよ。ぽよぽよ。」

ルイズ「へ?カービィはトランペットは初めてだったの?」

カービィ「ぽよ。」

ルイズ「そう言う事なら仕方がないわね。じゃあ、私が手本を見せてあげるから。」

590: 2014/10/12(日) 22:35:39 ID:xeDM3h9M
BGM:競馬のファンファーレ

ガシャン

ウオオオオオオオ

ルイズ「あ・・・。これはちょっとまずいかも・・・。」

ドドドドド

小泉「ちゃんと真面目に吹きなさい!」ドガッ

ルイズ「うげっ!」ドサッ

メリオダス「駄目だこりゃ。」

591: 2014/10/13(月) 11:08:57 ID:cnXs9xRc
コント2 タイガーレディ

キング「すいませんタイガーレディさん。出番です。」

小泉「ええ。お客さんの方は?」

キング「かなりいっぱいいます。」

小泉「分かったわ。マスクを頂戴。」

キング「あいよ。」ヒョイ

小泉「ありがとう。」スッ

キング「はい。ちょっとごめんよ。」サッ

診察中

キング「裸で寝るから風邪をひくんだよ。だから・・・。」

バキィ!

キング「なんで殴るの!?」

小泉「私は病気じゃないの!マスクじゃなくてお面だから!」

ソニア「でしたら、これを。」

小泉「あっ、ありがとう。」

592: 2014/10/13(月) 11:17:54 ID:cnXs9xRc
キング「装着したようだね。よっ!」

BGM:祭囃子

スパン

ソニア「いたた・・・。なぜ叩くのですか?」

小泉「いや、間違っているから。それに何で私がひょっとこのお面を被らなきゃいけないの?」

キング「いや、君にはこのお面が似合うと思うけど。」

小泉「いい加減に氏なさい!」ブン

ドガッ

キング「いたた・・・。なんでオイラがこんな目に遭わなきゃいけないんだ?」

小泉「そういうお面じゃなくて虎のお面が欲しいの!」

ソニア「もしかしてこれの事でしょうか?」

小泉「そう!それそれ!」

キング「装着したらすぐに行くぞ!お客様が待っているからな。」

小泉「分かってるって。」

593: 2014/10/13(月) 11:21:38 ID:cnXs9xRc
会場

キング「大変長らくお待たせしました。これよりタイガーレディショーの開幕です!」

BGM:お色気ショー

キング「お客様にお願いいたします。タイガーレディには手を触れない様にしてください!」

キング「それでは、まな板ショーの始まりだ!」

ワアアアアア

キング「お客様にお願いいたします。タイ・・・。」

ポカッ

キング「ん?」

小泉「何で私がこのような事をしなきゃならないの?」

キング「でもノリノリだったじゃないか。」

小泉「いい加減にしろ!」ドガッ

ガシャーン

小泉「・・・やり過ぎたかな?」

594: 2014/10/13(月) 11:28:34 ID:cnXs9xRc
コント3 向日葵物語

狛枝「あるところに一輪の向日葵が咲いていました。その向日葵はまだ小さかった為、大きくなることを願っていました。」

狛枝「そこに小さな子供達が現れて、向日葵に水をあげました。」

狛枝「すると向日葵はだんだん大きくなり、前よりも高くなりました。」

狛枝「子供達が帰ったその時、お相撲さんが通りかかりました。」

ハリテヤマ「横綱になったのはいいが、これからが不安だ。どのように立ち向かえばいいのだろう?」

狛枝「すると向日葵が、『お相撲さん。悩みがあるならこの茎を思いっきり倒しなさい。』。」

日向「ええっ!?」

狛枝「『君ならきっと大横綱になれるはずだ!』。」

ハリテヤマ「なら遠慮なく!」ダッ

ドガシャーン

舞園「うわ・・・。」

595: 2014/10/13(月) 11:32:30 ID:cnXs9xRc
狛枝「お相撲さんはお礼を言った後、茎を元に戻しました。」

日向「おい!無茶苦茶すぎるぞ!」

狛枝「あれ?まずかったかな?」

日向「当たり前だろ!もっといい話はないのか!?」

狛枝「ああ。あるにはあるけど・・・、あった!これでいこう!」

日向「頼むから真面目にやってくれよ。」

狛枝「『向日葵と野球少年』。ある日、向日葵が神々しく咲いていると、そこに少年野球の選手が通りかかりました。」

桑田「ハァ・・・。バッティングも投球も今回は良かった。けど、何かが足りないんだよな・・・。」

狛枝「そこに向日葵が、『坊や、悩みがあるなら思いっきり打ちなさい。君ならきっとできるはずだ!』。」

日向「ええっ!?」

桑田「んじゃ、遠慮なく!」

ドガッ、ガシャーン

日向「あああああああああ!!」ドドドドド

狛枝「向日葵は喜んでその辺を走りました。」

596: 2014/10/13(月) 11:38:15 ID:cnXs9xRc
日向「これが喜んでいる顔か!?痛がっているだろ!」

狛枝「まずかったかな?」

日向「当たり前だ!詩人が出てくる話はないのか!?」

狛枝「うーん・・・。あっ、この話がいいかも知れない。」

日向「本当か?」

狛枝「とりあえずやってみよう。早くスタンバイを!」

日向「あいよ。」

狛枝「ある日、向日葵が立っていると、そこにバンが通りかかりました。」

597: 2014/10/13(月) 11:48:44 ID:cnXs9xRc
バン「ハァ・・・。何かが足りないな・・・。今の技はなかなか悪くないのだが・・・。」

狛枝「そう言ったその時、『バンさん。悩みがあるならこの茎を思いっきり蹴ってください。』。」

日向「ええっ!?」

狛枝「『あなたならきっと新しい技が出るはずだ!』。」

バン「んじゃ、遠慮なく♪」

ドンガラガッシャーン

日向「ギャアアアアア!!」

バン「おっと、やり過ぎたかな♪」

日向「やり過ぎのレベルを超えているぞ!狛枝・・・!###」

狛枝「あらら、やり過ぎたかな?」

日向「二度と語りをするな!」ドガッ

狛枝「うげっ!」

七海「駄目だこりゃ。」

598: 2014/10/13(月) 12:25:06 ID:cnXs9xRc
コント4 大回転競技

ワーワー

デデンネ「それでは競技を始めます!まずはホーク選手!」

ホーク「行くぜ!」ダッ

シャーシャー
オーッ

ホーク「へへん!楽勝だぜ!」

デデンネ「そしてそのままゴール!記録は高得点です!」

オオーッ

デデンネ「次!メリオダス選手!」

メリオダス「行くぜ!」

599: 2014/10/13(月) 13:26:16 ID:cnXs9xRc
ワイワイガヤガヤ

ディアンヌ「うう・・・。まさか団長も高得点だとは・・・、自信ないな・・・。」

シュバルゴ「しっかりしなよ!ここまで来たからにはやるしかないじゃないか!」

澪田「そうっすよ!次はディアンヌちゃんの番っす!」

ディアンヌ「そうだね・・・。よーし!」

デデンネ「次、ディアンヌ選手!」

ディアンヌ「いっきまーす!」ギュン

シャアアアアア

メリオダス「おっ、やるじゃないか!」

ディアンヌ「残りはゴールだ!」

シャアアア

デデンネ「決まったー!ディアンヌ選手がトップに躍り出たー!」

ディアンヌ「やったー!」

ドガーッザザーッ

600: 2014/10/13(月) 14:01:41 ID:cnXs9xRc
その後

エリザベス「結局ディアンヌ様が優勝しましたが、木にぶつかったと同時に多くの観客が風邪をひいてしまいましたね。」

ディアンヌ「うん・・・。ちょっと悪い事しちゃったかな?」

ホーク「ちょっとのレベルじゃないと思うぞ・・・。」

601: 2014/10/13(月) 14:46:54 ID:cnXs9xRc
コント5 アパート騒動

ルイズ「ふう・・・。そろそろ家賃の払う時期が来たようね。今度こそ払ってもらわないと!」

ホーク「おい、まずいぞ!大家さんが家賃を取り立てに来るぞ!」

キング「こうなったら逃げるしかないようだな・・・。」

メリオダス「ああ。奴が家に入ったと同時に逃げるぞ。」

バン「そうするしかないみたいだな。」

ガラッ

ホーク「入って来たぞ。」

メリオダス「よし!逃げるぞ!」ダッ

ルイズ「奴等は必ず逃げようとする。ならば攻めるのみ!」

メリオダス「くっ!前より速くなってる!急いで脱出しなければ!」

602: 2014/10/13(月) 15:52:11 ID:cnXs9xRc
タタタタタ

キング「まずいな・・・。どっか隠れられる場所は・・・、あった!」

キキッ

キング「このドラム缶の中に入ったらこっちの物だ!」

ヒョイ、ザッパーン

キング「ギャアアアアア!冷たーい!」ビョーン

ルイズ「どうやら罠にかかった様ね。家賃を払いなさい。」

キング「まさかオイラが罠にかかるとは・・・。はい、家賃。」

ルイズ「どうも。残るはあと3人。行くわよ、カービィ!」

カービィ「ぽよ!」

603: 2014/10/13(月) 19:58:23 ID:cnXs9xRc
ホーク「まずい!キングが捕まったぞ!」

メリオダス「俺は屋根の上に登って逃げる!」

バン「俺はそのまま逃避行だ!」

ルイズ「3手に別れた様ね・・・。カービィ、準備はいい?」

カービィ「ぽよ!」ダッ

ルイズの部屋

ホーク「さてと・・・、冷蔵庫の中に隠れるとするか。」

ガチャッ、バタン

カービィ「ぽよ・・?」キョロキョロ

グーッ

カービィ「ぽよぽよ。」ガチャッ

604: 2014/10/13(月) 20:21:33 ID:cnXs9xRc
ホーク「ゲッ!見つかった!」

カービィ「ぽよ!ぽよぽよ!」

ホーク「分かったよ。ほら、家賃。」

カービィ「ぽよ。」

ルイズ「これで残るは2人。良くやったわね、カービィ。」

バン「あーらら♪残るは俺達だけとなったか。まっ、既に離れた場所にいるし、追いつけることもないだろう。」

シュン

シエスタ「残念ですが、私も家賃を取り立てに来ました。観念してください。」

バン「見つかった物はしょうがねーな。逃げるとすっか!」ドギュン

シエスタ「待ちなさい!」ダッ

605: 2014/10/13(月) 20:47:52 ID:cnXs9xRc
ドドドドド

バン「チッ!こうなったら屋根の上に・・・。」

カカカカカ

バン「な!?」

西園寺「こんな事もあろうかと、シエスタおねぇに頼まれてスタンバイしました。」

小泉「観念しなさい!」

バン「まっ、仕方がないよな。ほらよ。」

シエスタ「これで残るはメリオダスさんのみですね。」

バン「けど団長を捕まえるのは難しいぞ?あいつは逃げ足が速いからな。」

シエスタ「そうですか・・・。ミス・ヴァリエール、大丈夫でしょうか・・・。」

606: 2014/10/13(月) 21:00:13 ID:cnXs9xRc
アパート

ドタドタ

ルイズ「さっさと家賃を払いなさい!」

メリオダス「そこだけはどうしても譲れないね!」

キング「逃げろ団長!追いつかれる前に!」

メリオダス「あらよっと!」ヒョイ

ゴウセル「おお!見事な身のこなしだ!」

メリオダス「どうだ!これで追いつくことができないだろ!」

ルイズ「こうなったら鞭で捕えるしか方法はない!」ビュン

ガシッ

メリオダス「チッ!捕まったが、こんなところであきらめてたまるかー!!」ドドドドド

バキィッ

キング「あっ!ベランダが外れた!」

ルイズ「キャアアアアアア!誰か助けて―――――!!」

ゴウセル「あらら。こういう結末となってしまったか。」
その後、ルイズはゴウセルたちによって助け出されたのであった。

607: 2014/10/14(火) 20:49:37 ID:HpKtPEV6
ルイズ「はい!前半を振り返っていかがだったでしょうか?」

メリオダス「俺はアパート騒動が面白かったぜ。まさかベランダが外れて移動するとは驚いたな!」

ディアンヌ「ボクは向日葵物語!狛枝の語りがとても面白かった!」

バン「俺はタイガーレディだな。けど、まな板ショーが途中で中断したのが残念だったな。」

キング「だったらここで披露しようか?」

シエスタ「やるのですか!?」

キング「もちろん!それでは、タイガーレディショーの始まりだ!」

ワアアアアア

BGM:お色気ショー

エリザベス「あっ、タイガーレディです!」

キング「それではまな板ショー、いってみよー!」

ワアアアアア

608: 2014/10/14(火) 20:53:28 ID:HpKtPEV6
バン「おお!これはいいじゃねえか♪」

メリオダス「おお!もうちょっとで見えるぞ!」

キング「お客様にお願いいたします!タイガーレディには触れないでください!タイ・・・。」

バシッ

小泉「アンタ、いい加減にしなさいよね・・・。###」

キング「いや、これはその・・・。」

小泉「歯ぁ食いしばれえ!!」

ドカバキボカスカ

キング「ギャアアアアア!!」

メリオダス「容赦ねーな・・・。」

ルイズ「そ、そうね・・・。それじゃ、後半スタート!」

カービィ「ぽよ!」

609: 2014/10/14(火) 21:38:42 ID:HpKtPEV6
コント6 虫騒動

ギルサンダー「森の中にはいろいろな虫がいる。だが、ハルケギニアには新種の虫が現れたそうだ。」

ホーク「で、その新種と言うのはどんな奴等だ?」

ギルサンダー「あそこだ。」ビシッ

ホーク「あっ!あれってポケモンじゃねえか!」

ギルサンダー「そうだ。彼等こそ新種の虫共だ。」

ホーク「スピアーにバタフリー、モルフォンにビビヨン。あっ、ペンドラーまでいやがる!」

ギルサンダー「それだけではない。ヘラクロス、カイロス、ストライク、レディアンにメガヤンマもいる。」

ホーク「へー。いろんな種類があるんだな。」

ギルサンダー「ああ。中でもウルガモスとゲノセクトは伝説級だ。」

ホーク「けど、この事をディアンヌが聞いたら大パニックになるんじゃないか?」

ギルサンダー「想像したらそうなるだろうな・・・。」

610: 2014/10/14(火) 21:59:29 ID:HpKtPEV6
ズシーンズシーン

ホーク「あ。ディアンヌだ。」

ギルサンダー「まずい!今、ここで虫が姿を現したら・・・!」

ブーン

ホーク「あっ、大量の虫が姿を現した。」

ギルサンダー「という事は・・・!」

ディアンヌ「イヤーッ!ボク虫きらーい!」

ドスドスドスドス

ホーク「うわあああああ!こっちに来たー!!」

ギルサンダー「急いで逃げるぞ!」ダッ

611: 2014/10/14(火) 22:03:05 ID:HpKtPEV6
ブーン

ホーク「うおっ!虫がギルサンダーの元に集まって行くぞ!」

ギルサンダー「これはいったいどういう事だ!?」

ドスドスドスドス

ホーク「あっ!近づいて来た・・・。という事は!?」

ディアンヌ「虫気持ち悪いー!」ブン

ギルサンダー「うわあああああああ!」ヒュルルルル

キラーン

ディアンヌ「ハァ・・・。気持ち悪かった。」

ホーク「ギルサンダーの奴、お星さまになってしまったか・・・。駄目だこりゃ。」

612: 2014/10/16(木) 21:42:00 ID:SzQat5TQ
コント7 ストーカー騒動

キング「何?ストーカーに狙われている?」

苗木「はい。舞園さん、霧切さん、セレスさん、むくろさんが僕を狙っています。何とかしていただけますか?」

メリオダス「だったら俺が引き受けよう。」

キング「団長、何かいいアイデアがあるのか?」

メリオダス「ああ!俺に任せとけ!」

苗木・キング(先行きが不安になってきた・・・。)

613: 2014/10/16(木) 22:18:29 ID:SzQat5TQ
翌日

キング『こちらキング、ストーカーはまだ姿を現していない。』

メリオダス「そうか。引き続き監視を続けてくれ。」

キング『オーライ。』

メリオダス「さて、彼女達がどう出るかが問題だな。ストーカーが出る前に叩きのめさないと・・・。」

キング『見つけた!ストーカー共だ!』

メリオダス「よし!すぐに取り押さえろ!」

キング『了解!』

614: 2014/10/16(木) 22:23:54 ID:SzQat5TQ
バッ

戦刃「投網戦法か・・・。その方法は見切っている!」ジャキッ

バッバッバッ

キング「な!?一瞬で網が切れただと!?」

戦刃「甘く見ないで。私はこう見えても『超高校級の軍人』という肩書を持っているから。」

キング「なるほどね・・・。じゃ、これはどうかな?」パチン

舞園「こ、この技は!?」

キング「光華(サンフラワー)!」ビュン

シュンシュンシュンシュン

キング「か、かわした!?」

ガシッ

セレス「邪魔をしないでくださいますか?」ニコッ

ギャアアアアアアア

615: 2014/10/16(木) 22:27:18 ID:SzQat5TQ
『キング、戦闘不能』

バン「やれやれ。キングが戦闘不能になっちまったか。んじゃ、俺が行くとするか。」

ジャキッ

戦刃「動くな。おとなしく手を挙げろ。」

バン「あ。言い忘れていたけど、俺、アンテッドだから。」

霧切「じゃ、じゃあ、という事は・・・。」

バン「これで終わりだ。」ニカッ

キャアアアアア

苗木「あれは霧切さん達の悲鳴・・・。どうやら終わったようだな。」

616: 2014/10/17(金) 20:22:24 ID:db7a1TnY
それから数分後

メリオダス「で、なぜストーカー行為をしていた?」

霧切「決まっているでしょ?苗木君と[ピーー]を・・・。」

ズンガラガッシャーン

キング「お、おい!ちょっと待て!」

霧切「な、何するの?」

キング「今、問題発言言ったよね!?これは非常にヤバすぎるぞ!」

霧切「そうなのかしら?」

ホーク「当たり前だろ!懺悔だ懺悔!」

ビュン

ホーク「こらー!逃げるなー!」

舞園「普通、女の子が[ピーー]を使うのでしょうか?」

セレス「絶対に使いませんわね。」

メリオダス「駄目だこりゃ。」

617: 2014/10/17(金) 21:03:21 ID:db7a1TnY
ラストコント 山寺の鐘つき

ポクポクポクポク

ルイズ(私達は精神力を鍛えるために山寺に修行に来たの。けど、その寺の住職ときたら、とんでもないスOベなの。)

ルイズ(本当にこれで大丈夫なのかしら?)

チーン

メリオダス「さて、シエスタ。鐘をつきなさい。」

シエスタ「はい。」

スタスタスタ

シエスタ「これですね。では。」

ゴン

シエスタ「あれ?」

ルイズ「な、何か鐘の音がおかしくない?」

キュルケ「言われてみれば・・・。」

618: 2014/10/17(金) 21:07:20 ID:db7a1TnY
シエスタ「おかしいですね・・・?あっ。」

スタスタスタ

ルイズ「ん?」

ゴーン

メリオダス「な、何をした!?」

シエスタ「いえ。鐘の音が鳴らなかったので、和尚様の頭を叩いたら・・・。」

メリオダス「人の頭を叩くな!次!」

キュルケ「じゃ、行って来るわ。」

スタスタスタ

619: 2014/10/17(金) 21:09:03 ID:db7a1TnY
キュルケ「せーの!」

ドゴーン

キュルケ「きゃあああああ!!」

メリオダス「どうした!?」

キュルケ「か、鐘の中で爆発が起こった!」

メリオダス「寝ぼけているんじゃないのか?」

キュルケ「寝ぼけてなんかいないわよ!」

メリオダス「まあいいや。タバサ、やってくれるか?」

タバサ「分かった。」

スタスタスタ

タバサ「せーの。」

ヒョイ

タバサ「?」

ヒョイ

タバサ「どうやらつかれる事を嫌がっている・・・。そうだ。」

620: 2014/10/17(金) 21:33:45 ID:db7a1TnY
グイグイ

タバサ「これでよし。では・・・。」

ヒョイ

タバサ「やっぱりダメか・・・。」

ブン

タバサ「あ。」

ドガシャーン

シエスタ・キュルケ「キャアアアアアア!!」

ルイズ「タバサ―――――!!」

タバサ「駄目だこりゃ。」

621: 2014/10/17(金) 22:28:07 ID:db7a1TnY
ルイズ「これでコントは全て終了。最後はフィナーレで締め飾ります!」

BGM:さよならするのはつらいけど

全員「ババンバ バン バン バン」

ハビバノンノン

全員「ババンバ バン バン バン」

ハビバビバビバ

全員「ババンバ バン バン バン」

ハビバノンノン

全員「ババンバ バン バン バン」

ハービバノンノン

622: 2014/10/17(金) 22:30:30 ID:db7a1TnY
全員「いいことだ♪いいことだ♪さよならするのは、つらいけど♪」

全員「時間だよ♪仕方がない♪次の回まで、ごきげんよう♪」

全員「ババンバ バン バン バン」

ハビバノンノン

全員「ババンバ バン バン バン」

ハビバビバビバ

全員「ババンバ バン バン バン」

ハビバノンノン

全員「ババンバ バン バン バン」

ハービバノンノン

メリオダス「七つの大罪をこれからも宜しくお願いします!御機嫌よう!」

623: 2014/10/17(金) 22:39:38 ID:db7a1TnY
次回予告

ルイズ「私達が草原で遊んでいたある日、草むらに一つのキャンディーが生えていたの。」

ルイズ「しかもそのキャンディーは、なめきると願いを叶える事ができるキャンディーだったの!」

シエスタ「もしそれが悪い人に奪われたらとんでもないことになります!」

ルイズ「そうね。何としてでもキャンディーを悪人の手から守りきらないと!」

カービィ「ぽよ!」

ルイズ「次回、『お願いキャンディー争奪戦争!』。お楽しみに!」

624: 2014/10/17(金) 22:42:11 ID:db7a1TnY
次回は三美姫の輪舞(プリンセッセのロンド)編の最終回!お楽しみに!

625: 2014/10/19(日) 18:15:22 ID:0F4P0DKQ
第12話 お願いキャンディー争奪戦争!

626: 2014/10/19(日) 18:44:10 ID:0F4P0DKQ
草原

キャッキャッ

ルイズ「んー!気持ちいいわね!」

シエスタ「ええ。たまにはこういう休日もいいですね。」

ルイズ「ホントよねー。」

カービィ「ぽよぽよ!」

舞園「あっ!カービィが何か見つけました!」

ルイズ「何を見つけたの?」

舞園「草むらにキャンディーが生えていました。」

ルイズ「キャンディーが生えてた!?」

朝日奈「しかも説明が書いてあるよ。なんて書いてあるんだろう?」

霧切「どれどれ。このキャンディーをなめ終えると願いがかなえられます。って、書いてあるわ。」

ルイズ達「ええーっ!?」

627: 2014/10/19(日) 19:22:05 ID:0F4P0DKQ
霧切「あまり大声で叫ばないの。もしこれが誰かに聞かれたらとんでもない事になるわ。」

ルイズ「そ、そうね。」

ソニア「あの・・・。既にとんでもない事になっているんですけど・・・。」

ルイズ「へ?」

ドドドドド

ルイズ「ま、まさか・・・。」

苗木達「キャンディーよこせー!!!!」ドドドドド

ルイズ「やっぱりー!」

シエスタ「こうなったら逃げるしか方法はありません!急ぎましょう!」

舞園「ええ!」

朝日奈「だったら逃げてる最中にキャンディーをなめた方がいいんじゃない?」

ルイズ「あっ!その手があったわね!で、誰がなめるの?」

カービィ「ぽよ!」

ルイズ「分かったわ。カービィ、お願いね。」

カービィ「ぽよーい♪」

628: 2014/10/19(日) 19:46:49 ID:0F4P0DKQ
ドドドドド

ルイズ「どう?キャンディーの舐め具合は?」

舞園「あと半分です!」

シエスタ「このまま無事に逃げ切ればいいのですが・・・。」

ルイズ「シエスタ!上!」

シエスタ「へ?」

桑田「キャンディーよこせー!」バッ

シエスタ「キャアアアア!」

ゲッコウガ「そうはさせぬ!」ビュン

ドガッ

桑田「あが・・・。」

ドサッ

ゲッコウガ「峰打ちでござる。」

シエスタ「助かりました・・・。」ホッ

629: 2014/10/19(日) 20:02:27 ID:0F4P0DKQ
ドドドドド

ルイズ「もう少しでキャンディーをなめ終えるわ!追いつかれる前に急がないと!」

罪木「ふええ・・・。もう無理です・・・。」

西園寺「しっかりしろ!」

ポンッ

ルイズ「あっ!なめ終えたわ!」

シエスタ「カービィさん。早く願いを!」

カービィ「ぽよ!ぽよぽよぽよー!!」

カッ

苗木「そらが光り出した!?」

十神「いったい何が始まるんだ!?」

630: 2014/10/19(日) 20:08:39 ID:0F4P0DKQ
ヒュルルルル

朝日奈「あっ、ドーナツだ!」

ルイズ「空から食べ物が降って来たという事は・・・、カービィはこれを望んでいたのね。」

カービィ「ぽよ!」

終里「なかなかいい願いだったぜ。ありがとな。」

ソニア「まっ、こういうハッピーエンドもいいかも知れませんね。」

ルイズ「そうね・・・。けど・・・。」チラッ

桑田達「」チーン

ルイズ「既に追ってきた桑田達は真っ白な灰に燃え尽きてしまったようね・・・。」

舞園「ご愁傷様・・・。」

631: 2014/10/19(日) 20:43:44 ID:0F4P0DKQ
ルイズ「丁度小腹もすいたところだし、皆で食事にしましょう!」

シエスタ達「賛成!」

カービィ「ぽよ!」

ゾロゾロゾロ

「なるほど。あいつがカービィか・・・。」

ダッ

崖の上からカービィ達の様子を見た1人の男。その正体は一体何者なのか!?
それは新編で明らかになる。

632: 2014/10/19(日) 20:44:41 ID:0F4P0DKQ
これで三美姫の輪舞(プリンセッセのロンド)編は終了。
次回からは最後の物語となるF編です。お楽しみに!
ゼロの使い魔 星の戦士伝説~F編~

引用: ゼロの使い魔 星の戦士伝説