1: 2012/04/26(木) 00:20:55.63 ID:Mr7nKSU70
ありきたりだが、たまには懐かしい時オカでもいかがかな


ガノン「俺は正直トライフォースなんてどうでもよかった」

リンク「…」

ガノン「俺はあの時ハイラル王に気に入られ、ハイラルの王になるのが目的だった」

シーク「…」

ガノン「そうすれば王権を行使し、あの可憐なゼルダを我が妻にできた!なのに…どうしてああなった」

ナビィ「…」

リンク「色々言いたい事があるが、まず突っ込ませてほしい」

ガノン「何だ」

ゼルダ「王になるのと妻にする順番が逆じゃないか?」

シーク「そこかよ」



2: 2012/04/26(木) 00:21:49.49 ID:Mr7nKSU70
ガ「バカモノ、逆などではない、俺は王になってからゼルダと結婚するつもりだった」

リ「ほう」

ガ「だってそうだろ、ゼルダはあの時10才かそこら…俺はあの時点で30代のオッサン…年が離れすぎている」

シ「…」

ガ「10才の女の子が40近いオッサンを恋人として見れるわけがない、よくて気のいいオジサンだ」

ナ「いや、アンタが10才の女の子に色目使ってる時点でキモいオッサン止まりは確実ね」

シ(うん、キモいオッサン止まりだったわ)

ガ「キモいかどうかはさておき」

ナ「キモいわ」

3: 2012/04/26(木) 00:23:10.51 ID:Mr7nKSU70
ガ「まずハイラルの王になって権力を持ち、その権力でゼルダを妻に指定する、それが最良だと思った」

リ「全然最良ちゃうでそれー!」

シ「…いいですか、王になるためには、ハイラル家の血を引くゼルダ姫との結婚が前提となります」

ガ「うん」

シ「つまりあなたは王になってから結婚すると言いましたが、先に結婚をしないと王にはなれません」

ガ「うん」

シ「あなたは王権を行使しないとゼルダ姫と結婚できない、でも王権を行使するにはゼルダ姫と結婚せねばならない」

ガ「うん」

シ「つまり、あなたの話をまとめると、あなたとゼルダが結婚するのは不可能ですね?」

ガ「そうだな」

シ「ご理解いただけました?」

ガ「じゃあ俺はなんのためにわざわざ砂漠から出てきたんだ??」

シ「しるか」

4: 2012/04/26(木) 00:24:01.76 ID:Mr7nKSU70
ナ「ちょっと聞きたいんだけどいい?」

ガ「何だ?」

ナ「アンタの目的がゼルダだけなんだったら、別にトライフォースなんて眼中になかったってこと?」

ガ「うん、っていうか知らんかったし」

リ「…」

シ「…」

ナ「なら、その封印を解く3つの精霊石も必要なかったのよね?」

ガ「うん」

ナ「じゃあなんでデクの木様に氏の呪いを?そもそもまずコキリの里にくる必要すらないじゃない」

ガ「それはな、小僧が一番共感できる理由だと思うが」

リ「は、おれすか?」

5: 2012/04/26(木) 00:24:47.80 ID:Mr7nKSU70
ガ「実はハイラルに行く途中、道に迷ってしまってな、道を聞きにコキリの里に立ち寄った」

シ「真逆じゃないですか…なんであの簡素な平原で迷うんですか」

ガ「そしたらコキリの里に行く途中で迷いの森で迷った」

ナ「迷いすぎだろ」

ガ「で、半泣きになりながら森を迷い歩いた末に…」

リ「…」

ガ「突如俺の目の前に、顔のついた大木が現れたのだ!」

ナ「デクの木様ですね、それで?」

ガ「戦った」

ナ「は?」

6: 2012/04/26(木) 00:25:45.46 ID:Mr7nKSU70
ガ「いや、剣とか魔法ドカーンで必氏こいて戦ったよ」

ナ「な、なんでそうなるんですか」

ガ「だってお前、谷みたいな顔ついた大木が目の前に現れたら、魔物だと思うに決まってんだろ」

ナ「…………」

ガ「まぁ、俺は三角形なくても強いし?谷;<ちょwwwwwwwwwwやめwwwwwwwwwwとか言ってるうちに勝った」

ナ「…………」

ガ「でそんときに呪いの魔法も使ったっけな、まぁようするに正当防衛ってやつだ」

シ「そんな正当防衛があるとは知らなかった、今後はもっと勉強する」

ナ「勘違いで氏の呪いかけられるとか…、どんだけ迷惑なんですか、いい加減にしなさいよ」

リ「わかるわー」

ナ「おい」

7: 2012/04/26(木) 00:26:58.91 ID:Mr7nKSU70
ガ「だろwwwwwwwwww」

リ「あんな馬鹿でかいのに目と口がついてたら誰でもビビるわー、デクババ相手でも必氏で剣振り回すぜ俺」

ナ「デクババは話せないでしょうが」

リ「ならデクナッツだ、あいつらムジュラじゃ一国築けるほど頭いいけど、当たり判定あるならとっとと斬り[ピーーー]ぜ?」

シ「判定さえあれば人でも斬るんですか」

リ「斬る」

ガ「こわwwwwww」

ナ「アンタが最初にデクの木様に斬りかからなかったことが奇跡だな」

リ「あの時はガキだったし、あまりにビビッて動けなかった、話も恐怖で全然聞いてなかったわ」

ナ「だからあんなに口の中に入るの嫌がったんだ」

リ「あれ処刑されるのかと思った、ぶっちゃけ俺里でいじめられてたし」

ガ「マジで?」

リ「うん、かなりガチな方で」

8: 2012/04/26(木) 00:28:59.71 ID:Mr7nKSU70
シ「サリアさんがいたじゃないですか」

リ「あれも一種のいじめかと思ってた、俺の幼馴染があんなに可愛いわけがないって」

ガ「お前の心の闇やばくね」

リ「実は何度か氏のうと思ったこともある、どうせ俺が氏んでも宇宙は回り続けると思って」

シ「ファンタジーの勇者にあるまじき思考ですね」

リ「いや、実際ほんとにひどかったんだぜ、朝起きて外出たら降りるハシゴがないとかざらだったし」

ガ「なんでそんな高いところに住むんだよ」

リ「いや、じゃないと家の中に色々投げ込まれるだろwwwwwwたぶん一階なら精神崩壊して旅立てなかった」

ガ「俺が悪かった」

ナ「…そんなあんたがよくもまぁ最後まで旅を続けられたわね」

リ「逆だろ、むしろ世の中に対する憎悪があったからこそ命をかえりみずに剣を振れたんだよ」

ナ「というと?」

リ「冒険の中盤くらいまではマスターソードと時のオカリナで宇宙征服するつもりだった」

ナ「ひどすぎる」

シ「なぜ選ばれたし」

ガ「俺よりスケールでけぇwwwwwwwwww」

9: 2012/04/26(木) 00:39:23.65 ID:Mr7nKSU70
リ「だってあれ一本でほとんどの魔物やれるし、サブウェポン込みなら俺に勝てるやついなくね?」

シ「まぁそうですね、ぶっちゃけ歩く戦車です」

リ「なんか勇者に選ばれたとたんに物理法則無視しまくれるし。ポケットに爆弾30コ入ったのは正直怖かった」

ガ「炎の矢に引火したらハート全部もってかれるな」

ナ「井戸のそこに落ちてもダメージ受けてちょっと痺れるだけだしね」

リ「それどころか前転すればダメージ0だし、前転最強」

ガ「まさにおそロシアだな、来世は中ボスになれお前」

リ「その時は雇ってくれwwwwww」

ガ「おkwwwwww」

シ「…」

ナ「…」

10: 2012/04/26(木) 00:42:51.15 ID:Mr7nKSU70
リ「つかこんだけ強い俺がなんでいちいち7年も待たなきゃいけなかったわけ?」

シ「そりゃさすがに子供じゃ魔王を倒せるだけの力はなかったからですよ」

リ「いや、悪いけど絶対倒せるわ俺」

ガ「なんだとwwwwwwwwww」

リ「7年間も放置して好き放題やらせるより俺がとっととお前倒したほうが絶対早かったって」

シ「いや、それじゃマスターソードが使えないですし…」

リ「四次元ポケットなら余裕で入るだろうし、マスソは止め刺すのに必要なだけだろ、普段はコキリの剣でおk」

シ「まぁそう言われればそうですね…」

ガ「まて、お前俺のことディスりすぎだろwwwwwwwwwwちょっと表出ろwwwwwwwwww」

リ「いいよwwwwwwwwwwデクの実だけで完走してやんよwwwwwwwwww」

ガ「ごめんやめてwwwwwwwwww」

14: 2012/04/26(木) 00:51:54.33 ID:Mr7nKSU70
ナ「そもそも精霊石を集めなければ、そこのキモいオッサンにトライフォース取られなかったんじゃない?」

シ(……)

リ「ゼルダもアホだよなほんと、あのまま封印しときゃキモいオッサンに盗まれることもなかったのに」

シ「そ、それはあのまま放っておいたら、いつかキモいオッサンの手に渡ってしまう危険性があったからじゃ」

ナ「ゴロン族やゾーラ族も信用ないわよね、ゼルダは彼らがキモいオッサンにやられちゃうと思ったんでしょ」

シ「い、いやそういうわけではないですよ…と思いますけど、相手はキモいオッサンですし念には念をと…」

リ「まぁ実際ダルニア達もキモいオッサンのせいで困ってたしな、時間の問題だったのかもしれないが」

シ「そ、そうですよ、そこのキモいオッサンが無駄に強いから不安だったんですよ!!」

ガ「おwwwwwwwwwwまwwwwwwwwwwえwwwwwwwwwwらwwwwwwwwww」

15: 2012/04/26(木) 00:54:10.41 ID:Mr7nKSU70
リ「あとさ、ここだけの話、ゼルダって子供時代のほうが可愛かったよな」

シ「は?」

ナ「ここにも口リコンがいたか…」

リ「いやいや、そうじゃなくて、大人になったらすげー化粧濃いし、なんていうか見てて悲しい」

ナ「あー確かに、まつげも明らかにつけてたしね」

シ「つけてないですよ!化粧もちょっと白く見せるのにファンデ乗せてただけです!」

ガ「まぁ俺も正直すげー萎えたんだよな、子供の頃はあんなにキュートだったのに」

ナ「てか17才ではないわよねどう見ても、良くて20代中盤って感じ?」

シ「なんでですか!いいじゃないですか大人の魅力があって!」

リ「大人の魅力って言うのは実際に大人になってから出てくるもんなんだよ、ありゃただ老け顔なだけだ」

シ「いやいやいやゼルダ姫はお綺麗ですよカリスマ性もあって女性としも王女としても文句の付けようがないです」

リ「7年間も国放置してカリスマ性すかwwwwwwwwww顔は包帯巻いてたから鏡見る機会なかったんだろwwwwwwwwww」

シ「お前よく考えたら知ってて言ってるよな?なぁ、おい?」

17: 2012/04/26(木) 01:04:08.31 ID:Mr7nKSU70
リ「…容姿といえばさ、ナビィについても気になってることがあるんだが」

ナ「なによ、失礼なこと言ったらぶん殴るわよ」

リ「いやいや違うって、結構みんな知りたがってると思うんだけど、お前って妖精だよな」

ナ「そうよ」

ガ「…」

シ「…」

リ「ていうとさ、俺たちのイメージとしては、やっぱ人型に羽が生えるっていう姿がテンプレなわけよ」

ナ「そうね、まさしくそうよ」

リ「でもさ、俺たちにはせいぜい光の玉が浮いてるようにしか見えないわけ」

ナ「うん、体が発光してるからね」

リ「それってさ」

ナ「うん」

リ「裸なの?」

ガ「パンツ脱いだ」

シ「…………」

18: 2012/04/26(木) 01:09:10.17 ID:Mr7nKSU70
ナ「////」

リ「あ、やっぱそうなの?wwwwww」

ナ「////////」

リ「へへ、じゃあさ、その発光っておさえることってできる?wwwwww」

シ「や、やめましょうよ、ゲスすぎるだろ勇者なのに…」

ガ「DVD!!DVD!!」

シ「お前なんかもう魔王じゃない」

ナ「や、やだよ…恥ずかしいすぎるよぉ…」

リ「ちょwwwwwwwwww想像以上の反応に俺もノッてきちゃったwwwwwwwwww」

ガ「ノッてきちゃいましたかwwwwwwwwww奇遇ですね俺もですデュフフwwwwwwwwww」

シ「いい加減にしません?」

リ「いいじゃねぇかwwwwwwwwwwどうせ素っ裸で俺たちの前にいるんだろwwwwwwwwww変わんないってwwwwwwwwww」

ガ「そそ、どうせ見られてるようなもんだしwwwwwwwwwwなんなら触って確認してあげようか?wwwwwwwwww」

ナ「うう…や、やめてぇ…」

シ「…………」ジャキンッ

19: 2012/04/26(木) 01:11:35.02 ID:Mr7nKSU70
ガリ「正直本当にすまなかったと思っている」ブシュー

シ「当たり判定があってよかったですよ。次は急所を狙いますからね」

ガリ「はい」

ナ「ね、ねぇシーク、その包帯…少しくれないかな、その、なんかもうアタシ…」

シ「いや、気にしなくて大丈夫だと思いますよ、全然見えてないですし、巻いたほうがかえって恥ずかしいかも」

ナ「そ、そっか、わかった…」

リ「…やはりゼルダの伝説において最強の萌えキャラはナビィだったか…」

ガ「ミドナを忘れられては困る、あとトレイルは俺の嫁」

リ「ゼルダとはなんだったのか」

ガ「相棒キャラのほうが可愛いのは確定的に明らか」

シ「当たり判定があってよかったですよ。次は急所を狙いますからね」

ガリ「はい」

20: 2012/04/26(木) 01:29:19.74 ID:Mr7nKSU70
シ「で、一つ、今度は僕から君に質問があるんですが」コホンッ

リ「な、なんでしょか…」

シ「先日カカリコの村人から聞いた話なんですが、最近村に強盗が出没するらしいんですよ」

リ「あ、うん…」

シ「壷や木箱を破壊して金品を奪い、追いかけてもキモいスピードの前転で逃げられてしまうそうです」

リ「…うん」

シ「その犯人の特徴、全身緑色の服を着ているとのことなんですよ」

リ「……」

シ「あなた、ご存じないですか?そういう人」

リ「……」

ガ「……」

ナ「……」

リ「チンクルのやつ!!wwwwwwwwww今度会ったら斬り裂いてやるwwwwwwwwwwww」

ガ「時オカにチンクルいねーよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

22: 2012/04/26(木) 01:56:26.44 ID:Mr7nKSU70
シ「幸いまだ被害届も出てないからいいですけど、いざ裁判になったら容赦しませんよ?」

ナ「窃盗と器物損害の罪に問われる勇者って…」

リ「は、はい、勘弁してください…」

ガ「そもそもお前目立ちすぎなんだよwwその格好でヘァ!トゥア!とかいいながら回転して登場とかwwwwwwwwww」

リ「しかたねぇだろwwあれが一番早いんだよ…」

ナ「でもあんだけ回転してて目回らないの?」

リ「それも勇者の力でどうにかなってるみたいだな、特になんともない」

ガ「さすが勇者は格が違った」

シ「どんだけくだらない能力ですか…」

ナ「アンタはよくてもこっちは大変なのよ…、激しく動いてるところに必氏にしがみつくのって…」

ガ「すまん、よく聞こえなかった、もう一度頼む」

ナ「は?」

リ「うむ、俺もだ、もう一度頼む」

シ「窃盗と器物破損に加えて強制猥褻の疑い…と」メモメモ

24: 2012/04/26(木) 02:27:21.70 ID:Mr7nKSU70
リ「もうしない、もうしないよ」

ガ「もう勇者の力がなくなったら完全に単なる犯罪者だな、ようこそこちらの世界へwwwwwwwwww」

リ「誰が行くか!」

ナ「行ってくれたほうが世の中のためね」

シ「…さて…話もこのへんにして、そろそろ行きますか」

ガ「そうだな、行くとするか」

ナ「え、行くってどこへ?」

25: 2012/04/26(木) 02:28:04.85 ID:Mr7nKSU70
リ「この世界は永遠に終わらないんだ、プレイしてくれる人たちがいる限り、俺たちは何度でも戦うのさ」

ナ「そっか…、そうだったね」

ガ「次は何回ゲームオーバーさせられるかねぇ、TASさんとかノーミスクリアとかはマジで勘弁ww」

リ「ま、なんにせよ今日もよろしくな、みんな!」

シ「ええ」

ガ「おう」

ナ「うん!」


名作というものは、いつまでも人々の心に残り続ける

私たちの心の中に彼らがいる

それが、彼らが生きている証拠です

END

26: 2012/04/26(木) 02:28:47.08 ID:Mr7nKSU70
気力が続きそうになかったから完結させたすまそ

ではまたどこかでノシ

28: 2012/04/26(木) 02:33:32.72 ID:rRlrnGfY0
最後なんかいい話になって終わったwww

乙乙!おもしろかった

引用: ガノン「ゼルダと結婚しよう」