69: 2013/07/28(日) 19:20:16 ID:h7U9SVRU
第3話

「インターチェンジ」
映画「けいおん!」
70: 2013/07/28(日) 19:23:36 ID:h7U9SVRU

それはある金曜日の朝の出来事でした。


唯の部屋


唯「zzz」スピー


ジリリリリリン!

唯「……!?」ガバッ

ジリリリリン!

唯「……う、うーん…うるさいよぉ目覚まし君…」ポチッ

目覚まし「ジリリ……」ピタッ

唯「……ん~…zzz」

71: 2013/07/28(日) 19:28:58 ID:h7U9SVRU

同時刻。平沢家のリビング



憂「そろそろ目覚ましをセットした時間なんだけど……」チラッ

憂「……今日もお姉ちゃん目覚ましが鳴る時間過ぎても起きてこないなぁ…」

憂「また起きれなかったのかな?……とりあえず様子を見に行かなきゃ」スタスタ

憂(でも二度寝しちゃうお姉ちゃんもかわいい!)


コンコン

憂「お姉ちゃーん、入るよー?」ガチャ

唯「むにゃ……zzz」グー

72: 2013/07/28(日) 19:30:59 ID:h7U9SVRU

憂「やっぱりまだ寝てる…それにしてもよく寝てるなぁ」

憂「でも、かわいそうだけど起こさなくちゃ!あんまりゆっくりしてると遅刻しちゃうからね」


憂「お姉ちゃーん!朝だよー!起きてー!」ユサユサ


唯「ん…?あぁ……あさ?」ゴシゴシ

唯「うーん…憂ー?あと5分だけ寝かせて……」

憂「ダーメ。遅刻しちゃうよ」

唯「ブー、憂のケチー」プンプン

73: 2013/07/28(日) 19:36:42 ID:h7U9SVRU

唯「うーん……まだ眠いよー」フラフラ

憂「お姉ちゃん、階段気を付けて降りてね?私 先に降りちゃうね」スタスタ

唯「ほーい……」

憂「じゃあ私は階段の下からお姉ちゃんが降りるの応援してるね!」

唯「ありがとー、憂ー。 よーし、慎重に、しんちょうに……」ギシ…

唯「!!! うわぁっ!!」ズルッ

憂「って!!お姉ちゃん!危ない!」ダッ

ゴロゴロ・・・ゴチン!!

74: 2013/07/29(月) 19:41:09 ID:OX8qfA.w

憂?「ったぁー…あ、ごめんね憂。転んじゃったや…憂もだいじょ………」

憂?「………ん……?」

唯?「お姉ちゃん大丈夫!!?……ってあれ?」

憂?「あれ?目の前に私がいるよ……?な、なんで……?」

唯?「まさか……お姉ちゃん…これって……」



唯憂「「入れ替わっちゃった!!?」」

75: 2013/07/29(月) 19:47:01 ID:OX8qfA.w

憂(唯)「どどどどうしよう憂!!!」アセアセ

唯(憂)「ど、どうするもこうするも とりあえず学校行かなきゃ!! 遅刻しちゃうし!」

憂(唯)「で、でも…」

唯(憂)「大丈夫!とりあえず大人しくしておけばバレないよ!……多分」

憂(唯)「そ、そうだよね!大人しくしておけば大丈夫だよね!!」


唯(憂)「あー、もうこんな時間! とりあえずお姉ちゃん!自分の部屋に行って、私が着る制服取っててきて!私は朝ご飯の準備をしておくから!」

憂(唯)「ラジャー!!」ダダタッ゙

76: 2013/07/29(月) 19:49:17 ID:OX8qfA.w

・・・・・・

通学路

唯(憂)「じゃあ分かった?お姉ちゃんは私のクラスに行ってね?そして今日はおとなしくしておいてね」

唯(憂)「もとに戻る方法は明日とあさってで考えよう?」

憂(唯)「分かったよー、憂も授業とかわかんなくて大変だろうけど……頑張ってね!」

唯(憂)「うん!ありがとうお姉ちゃん!」


唯憂「今日は頑張るぞー!!」

77: 2013/07/30(火) 19:50:52 ID:LVrU7v/A

・・・・・・

憂の教室



憂(唯) (えーと…憂のクラスってここだよね?とにかく今日はバレないように頑張らなきゃ)ガララッ

梓「!あ、憂来た!おはよう」

憂(唯)「あ、あずにゃん おはよー」

梓(……ん?)

純「おー、やっと憂来たー!! おはよー!」

憂(唯)「純ちゃんもおはよー」

純「…で、来ていきなりで悪いんだけどさ……憂!今日の宿題見せて!お願い!!!」

憂(唯)「えっ!?(しゅ、宿題…!?……何のことやらさっぱり…?)」

78: 2013/07/30(火) 20:06:31 ID:LVrU7v/A

梓「ちょっ……純ー、また宿題やってこなかったの?」

純「いやー、宿題を出されてたことをすっかり忘れててさ……今日の登校中に思い出したの!」

純「どうせ梓は見せてくれなさそうだし、最初から憂に頼んだんだー」

梓「なによそれ…まぁ確かに頼まれても見せなかっただろうけど」

純「だから憂!お願い!宿題見せて!!頼れる人は憂しかいないんだよー」

憂(唯)「いや…あの……(どどどうしよう!)」

憂(唯)「(も、もうこうなったら……!)いや…純ちゃん、今日はダメだよー。やっぱり宿題は自分でやらなくちゃ」

純「えー!?そ、そんなー!」ガーン

純「そ、そうだよね……憂も宿題見せるのはいいかげん嫌だったよね?ゴメンね憂…」ズーン

79: 2013/07/31(水) 19:48:32 ID:PzhM05rI

梓「まったく…自業自得だよ」

憂(唯) (あわわわわ……純ちゃんを傷つけちゃったよ……こ、ここはフォローしとかないと!)

憂(唯)「ま、まぁ というのも実は私も宿題を忘れただけなんだけどね!」

梓純「……えっ!!?」  クラスメイト「!!?」


梓「な、な……!? まさか……!憂が宿題を忘れるなんて……!!」

純「そんな…連続宿題提出記録を樹立したあの憂が……!」

ガヤガヤ…ザワザワ…

キョウアラシガクルンジャ… イヤ インセキガオチテクルノカモ…

憂(唯)「あ、あはは……(うぅ…憂、なんかごめんね……)」

80: 2013/07/31(水) 19:49:55 ID:PzhM05rI

ガララッ

先生「はいみんな席着けー」

梓「あ、先生来ちゃった。じゃあ憂、またね」

憂(唯)「あ、うん…」

憂(唯) (あ……そういえば憂の席ってどこだろ…?)キョロキョロ

純「……憂?何やってんの?」

憂(唯)「いや、私の席ってどこだったかなって…あはは…」

梓純「なっ!!?」 クラスメイト「!?」

81: 2013/07/31(水) 19:53:09 ID:PzhM05rI


純「いや…憂の席はあそこでしょ?今日は憂どうしたの?」

憂(唯)「あ、そうだそうだそこだったね!!ちょっと度忘れしちゃった!よくあるよね? ね?あはは…」

純「憂…?大丈夫?具合悪いなら保健室に…」

憂(唯)「大丈夫!大丈夫だから、心配いりません!じゃあまたね純ちゃん!! (ふぅー…なんとかなったよ…)」

純「うん……」

先生「ほらー、そこー!さっさと席着けー」

憂(唯)「す、すみません!」ダッ

憂(唯)「(はぁ……でもこんな調子で無事に一日やり過ごせるのかな……)」

82: 2013/07/31(水) 19:56:25 ID:PzhM05rI


・・・・・・

唯の教室前


唯(憂)「(お姉ちゃんのクラスってここでいいんだよね……)」ドキドキ

律「おっ、唯じゃん。おっはよん!! …何やってんだ扉の前で?」

唯(憂)「えっ! あっ、律さ……りっちゃん!?」

唯(憂)「お、おっはようぅ!!(いきなり声かけられたから少し声が裏返っちゃった……)」

律「な、なんだよその挨拶…… どうした、昨日なんか変なモンでも食ったのかー?」

唯(憂)「! そ、そんなことないよ! 晩ごはんは昨日もちゃんと的確に素早く安全に調理したよ!!」

83: 2013/08/01(木) 19:12:07 ID:leUv.QXA


律「まーた憂ちゃんにごはん作ってもら…… ん……?『調理した』……?」

唯(憂)「あっ!?(しまった!つい……)」

唯(憂)「き、きのうはね!いつも憂にはお世話になってるからね、私がたまにはご飯を作ってあげたんだよ!」アセアセ


律「なーんだ、そうだったのか。 なんかごめんな、唯?いつも憂ちゃんにごはん作ってもらってるわけじゃあないよな」

唯(憂)「そ、そうだよ~(本当はちがうけどね……)」


律「まぁとりあえずボサッと突っ立ってないで教室入ろうぜ」ガララッ

唯(憂)「う、うん(上級生の教室……)」ドキドキ

84: 2013/08/01(木) 19:17:52 ID:leUv.QXA


唯(中身は憂だが) と律が教室に入るとすぐに そのことに気づいた紬が二人に挨拶をしてくれた


紬「! あ、唯ちゃんとりっちゃんおはよう。 唯ちゃん、昨日はありがとね」

唯(憂)「……え? 昨日…?」


律「何だよー、唯 昨日のこと忘れちまったのかー? 昨日お前ムギに弁当を分けてやってたじゃないか」

唯(憂)「あ、あーそういえばそうだったねー!ちょっと度忘れしちゃった(お姉ちゃん優しいな///)」


律「……大丈夫かよ? あ、まさか今日テストがあることも忘れてないよな?」

唯(憂)「えっ!?テ、テスト!? 今日ですか!?」

85: 2013/08/01(木) 19:19:02 ID:leUv.QXA


紬「……唯ちゃん…」

律「……その調子だとまた忘れてたのか…」

唯(憂) (ま、また……? お姉ちゃん、テストの日程はしっかり覚えておかなきゃダメだよぉ……)


唯(憂)「で、でも何のテストなの?」

律「!?そこからかよ!」

紬「唯ちゃん……今日 生物のテストがあるって昨日先生が言ってたでしょう?」

86: 2013/08/02(金) 19:29:48 ID:bPSqETBU


唯(憂)「そ、そうだったんだ……(まぁ私が知ってるわけないんだけど……)」


律「あ!さては唯、昨日の授業寝てたなー?」ニヤニヤ

唯(憂)「! そ、そんなことないよっ!昨日は授業もちゃんと聞いて復習も予習も歯磨きもしっかりしたよ!」

律「……本当かよ。 今日テストあること忘れてた唯が予習復習をしっかりしたなんて言っても、ねぇ。 にわかには信じられませんな」


紬「私は信じるわ唯ちゃん! 唯ちゃんは嘘つくような子じゃないものね!! ごほうびに今日はケーキ一つおまけしちゃうわね♪」

唯(憂)「え、えへへー…ありがとー(予習復習は当たり前のことだと思うんだけどなぁ……)」

87: 2013/08/02(金) 19:31:41 ID:bPSqETBU


ガララッ

先生「はいみんなー席に着いてー」

律「あ、先生来ちゃった。 じゃあ唯、テスト頑張れよ」スタスタ

唯(憂)「うん!……(あれ?そういえばお姉ちゃんの席ってどこだろ?)」キョロキョロ


律「あ! 唯また机の中に弁当箱忘れてるぞ!今日はちゃんと持って帰れよー」

紬「あらあら」

唯(憂) (……あそこか)

88: 2013/08/03(土) 19:16:33 ID:22H11jYo


・・・・・・

憂の教室

先生「……であるからして……」

憂(唯) (ねむいよぉ……)ウトウト

梓(珍しく憂が眠そうにしてる……)


先生「……じゃあここ、平沢!」

憂(唯)「!? ひゃ、ひゃい!!」ガバッ

純(『ひゃい』って……なんか今日の憂かわいい///)

90: 2013/08/04(日) 19:45:57 ID:sVTAdGXs


先生「江戸時代に享保の改革をおこなった人物、わかるかー?」

憂(唯)「きょ、きょうほうの改革だから……えーと……」


憂(唯)「と、徳川綱吉……?(だっけ……?)」

先生「綱吉長生きだなーw 『吉』は合ってるけどな」


先生「えー綱吉でなく吉宗ですね、徳川吉宗。8代将軍徳川吉宗はー……」

ザワザワ…… ウイガマチガエルナンテメズラシイネ

憂(唯)「あうぅ……(間違えちゃった……)」


純(うーん? 今日は憂どうしちゃったんだろう?)

梓(憂……まさか……)

91: 2013/08/05(月) 19:30:41 ID:MhlA5BeM


・・・・・・

唯の教室


律「あーやっとテスト終わったー!……でもあんまりできなかったなぁ」

紬「ちょっと今回のテストは難しかったわね」

律「本当だよ、もうちょっと手加減してほしかったぜ。…唯はできたのかー?」


唯(憂)「まぁ大体ね」サラリ

律紬「!?(余裕の表情!?)」

92: 2013/08/06(火) 19:47:55 ID:1aHVihMM


律「だ、だって、このメンデルの遺伝3法則でどれが一番重要かとか……こんなの分かんなくね?」

唯(憂)「あー、メンデル3法則の中では分離の法則が一番重要なんだよ。優性の法則は不完全優性のとき、独立の法則は遺伝子が連鎖していると成り立たないけど、分離の法則はいつでも成立するから」

律「な、な……!?あの唯が…こんなに答えをスラスラと……! 私、夢を見てるんじゃないよな……?」ツネー


紬「じ、じゃあ唯ちゃん この人間の目にはなぜ盲点があるのか……ってのは分かった?」

唯(憂)「あぁ、それは網膜の一部を視神経の集まりが貫通しちゃてる部分があるからだよ。視神経が集まっているところには光を感じられる杆体細胞も錐体細胞も分布してないから目には盲点があるんだよー」

紬「す、すごいわ唯ちゃん!ちゃんと勉強してきたのね!今日はケーキ丸ごと一個おまけしちゃうわ!!」

唯(憂)「えへへぇ///」

93: 2013/08/06(火) 19:50:27 ID:1aHVihMM


律「しっかしあの唯が勉強とはなー。どういう風の吹き回しなんだー?」

唯(憂)「いやぁ…まぐれだよまぐれ!」

紬「またまた、そんな謙遜しなくてもいいのよ。唯ちゃんすごいわ。私も勉強頑張らないと」


紬「あ!そういえば、唯ちゃん、この問題はわかった?私最後まで答えに迷ったんだけど……」

唯(憂)「? どの問題ですかー?」

紬「この問題なんだけど……」

律「じゃあその間に私はちょっとトイレ行ってくるわ」ガララッ

唯(憂)「あ、行ってらっしゃーい」

94: 2013/08/06(火) 19:53:20 ID:1aHVihMM


2年生の廊下

律「そーらをじゆうに、とーびたいな~♪」スタスタ


澪「あ、律じゃないか!おはよう…… って何の歌うたってんだよ……」

律「お!1組の澪ちゃんじゃないですか!おっはよん!」

澪「1組は余計だ!!……そうだ、律 今日のテストはできたのか?」


律「テスト?あぁさっきのか。 もちろん!!あんまりできなかったぜ!!」ブイッ

澪「ならピースなんてするな!」ゴチンッ

律「いてっ!!暴力反対!」


澪「まったく、昨日せっかくテスト対策教えてやったのに……」

律「澪のヤマは当たらないからなー」

澪「昨日はちゃんと教えただろ!」ペシッ

95: 2013/08/06(火) 19:55:31 ID:1aHVihMM


律「でも、今回のテストは何か唯がよくできてたみたいだぜー」


澪「ん…?唯……?唯ってあの唯か?」

律「ほかにどの唯がいるんだよ…」


律「まぁ私も最初は驚いたけどなー。唯があんなにテストできるとはなー」

澪「へぇ……唯も勉強頑張り始めたんだな。 律も頑張らなきゃダメだぞ」

律「へいへーい。 いやー、でも分離の法則が一番重要だなんて知らなかったなー」


澪「え? 唯はその問題もできてたのか?」

96: 2013/08/07(水) 17:41:31 ID:npu1jOLo


律「うん。私がこの問題できなかったー、って言ったら教えてくれたし」

澪「な……!?  うそ……私もその問題できなかったのに……」

律「嘘じゃないよ。……って噂をすれば!おーい、唯ー!」


唯(憂)「うん?あー、りっちゃんかー。澪さ……澪ちゃんもおはよう」

澪「唯!!」ズイッ

唯(憂)「!? な、何澪ちゃん……?」


澪「今日のテストよくできたって本当なのか?」

唯(憂)「そ、そうだよ~(澪さん顔が怖いよ……)」

97: 2013/08/07(水) 17:46:42 ID:npu1jOLo


澪「本当に本当だったのか…… よし、そうとなれば!」 

澪「唯、今日の昼休みにmatchだッ!!」ビシッ


律「!? ま、マッチ……!? 何だ澪、タバコでも吸うのか? ワルだなー」

澪「ちがう!そのmatchじゃない!」


唯(憂)「りっちゃん……matchには試合とか競技って意味もあるんだよー」

澪「そう。そっちの意味のマッチな。だから唯、昼休みに生物学の知識を競おう!!」


律「……澪ちゃんも負けず嫌いでちゅねー」プププ

澪「! ち、ちがうぞ!!ただテストで負けたからとかじゃなくてお互いに知識を切磋琢磨するためだ!本当だぞ!!」

98: 2013/08/07(水) 17:48:23 ID:npu1jOLo


律「どうだか。 …唯ー、別に断ってもいいんだぞ? いやー思えば、私も何回澪と知識を競い合されたことか……」

澪「ねつ造すんな」ゴチンッ

律「いちっ」


唯(憂)「え、えーと……(でも断ったら澪さんに申し訳ないな……)」


唯(憂)「よし!わかったよ!澪ちゃん、昼休みに勝負をしよう!」

澪「! 本当か!? ありがとう唯!」ガシッ

唯(憂)「えへへ///」


澪「……でも昼休みは覚悟しておけよ唯! じゃあまた昼休みにな」スタスタ

99: 2013/08/07(水) 17:59:14 ID:npu1jOLo


律「急に何だったんだよアイツ……」


律「でも大丈夫だったのか唯? 本当にあんな勝負受けちまって……澪もけっこう頭いいぞ?」

唯(憂)「大丈夫!! 心配しないで律さ……りっちゃん!」

律「すごい自信だなー。唯もすごく勉強してきたんだなー、まぁ一応応援しとくぞ」

唯(憂)「ありがとうりっちゃん!!(お姉ちゃんの名誉のためにも……この勝負、負けるわけにはいかないよ!)」


律「! あっ!!」

唯(憂)「? どうしたんですか?」

律「トイレ行くの忘れてた!!」ダッ

唯(憂)「…… い、行ってらっしゃ~い」

100: 2013/08/08(木) 19:12:13 ID:DGcZJS1M


・・・・・・

お昼休み


憂の教室

純「あー、やーっと終わったー!!!もう数学は難しくていやだよー!」ガバッ


梓「……もう純ったら、よだれ垂れてるよ」

純「へっ……?あっ……/// へへっ、あまりにも難しいもんだからちょっと寝ちゃいましてね……」

梓「ちゃんと授業は聞いとかないとダメだよ。ね、う……い?」

憂(唯)「zzz」スヤスヤ


純「……う、憂が寝てる……」

梓「め、珍しいね。てかはじめて見た気がする(そういえば日本史の授業でも眠そうにしてよね……まるで唯先輩みたいに)」

101: 2013/08/08(木) 19:13:41 ID:DGcZJS1M

純「ていうか教科書にまでよだれがかかってるよ!!流石に起こさないと!」ダッ


純「おーい!憂ー!! 起きてー!授業終わったよー!」ユサユサ


憂(唯)「う、うーん……?純ちゃん? あぁ……寝ちゃってたんだ、私……」

梓「珍しいね?憂が授業中居眠りするなんて(……目の前にいる人が本当に憂、ならね)」

憂(唯)「そ、そうかなぁ?(憂はいつもちゃんと授業聞いてるんだねやっぱり……)」

梓「まぁとりあえずごはん食べよう?」

102: 2013/08/09(金) 19:27:14 ID:OG/CwlIk


憂(唯)「そうだねー!今日のお弁当は何かなー?楽しみー!」

梓「……!(これは……!)」


梓「あ、あー!!私 急にゴールデンチョコパンが食べたくなってきたなー!!うん!純一緒に買いに行こうそうしよう
ごめんね憂ちょっと待ってて!」ガシッ

純「ぐえっ! ちょ……梓ぁー!?」ズルズル


憂(唯)「……?(あずにゃんどうしたんだろ?)」

103: 2013/08/09(金) 19:28:44 ID:OG/CwlIk


1年生の廊下

純「ちょっと梓ー!急に何すんのよ! それに私、今日は別にGCP食べたくないよー!」


梓「……なによGCPって」

純「Golden Chocolate Pan だよ!その略語。私が考えたんだよ!」

梓「いや待って。パンって確か英語でbreadじゃなかったっけ」

純「うっ! ま、まぁ細かいことはいいじゃん!大事なのは語感の良さだよ、梓」


梓「語感って……別にGCPでもGCBでも変わらないような…」

純「いーや!両者の間には埋めようと思っても埋めがたいふかーい溝があってね!」

梓「ふーん。はい次の方どうぞー」

純「って聞いてよ!?」

105: 2013/08/10(土) 19:57:44 ID:jJ4EfH3c


純「いい略語だと思うんだけどなー、GCP。……まぁいいや、で、梓?何で私を呼び出したの?」

梓「あ、そうそう純に話があるんだった!……まったく純が急にGCPの話なんてしだすからだよ」


純「お?梓も私の略語気に入っちゃった? 梓なら特別にタダで特許あげちゃうよ」

梓「だからもうGCPの話はいいって!」

純「じゃあ梓、本題は何なの?」


梓「……純さぁ、今日の憂、何だか変だと思わない?」 

純「あー、それは確かに私も思った。 さっきも授業中寝てたし、自分の席の場所忘れたり……憂らしくはないよね」

106: 2013/08/10(土) 19:59:48 ID:jJ4EfH3c


純「まぁきっと憂にもいろいろあるんだよ。単に寝不足なんじゃない?ほら、昨日は宿題を夜遅くまでやってたとか」

梓「でも憂、今日は宿題忘れてたじゃない」

純「あ、そういえばそうだったね……うーん、じゃあなんでだろ……? 梓はどう思ってるの?」


梓「……なんか今日の憂、唯先輩に似てると思わない?」

純「唯先輩に?……うーん、失礼だけど たしかに授業中に寝たり問題間違えたり 似ているような部分もあったけど……
  たまたまじゃない?」


純「でも梓ー、なんでそんなこと聞くの? ……あ、まさか憂と唯先輩が入れ替わってるとか!! …まぁそんなわけないk」

梓「そう!それだよ、純!!」ズイッ

純「えっ!!?」

107: 2013/08/11(日) 19:19:36 ID:khSgO5R6


梓「だってもし唯先輩と憂が入れ替わってると仮定すれば、今日の憂の言動がおかしいことにも説明がつくでしょ?」

純「確かに憂と唯先輩は背格好が似てて、髪型とか変えれば入れ替われそうではあるけど……でも、声はいつもの憂の声だったよ?」

梓「うーん、そう言われてみれば……声はいつもの憂の声だったんだよね……」


梓「……あっ!!もしかして!」

純「? 何、梓?」

梓「もしかして今日の憂は唯先輩と入れ替わってるフリをしてるんじゃない?」


純「…入れ替わってるフリ……? じゃあ憂は唯先輩のマネをしてるってこと?」

純「うーん……ありえなくはないけど……でも何のために?」

108: 2013/08/11(日) 19:21:27 ID:khSgO5R6


梓「…動機かぁ……確かに、動機がないよねぇ……やっぱ気のせいなのかなぁ」

純「じゃあさ、憂と唯先輩の人格というか中身が入れ替わっちゃったとか!それなら今日の憂が唯先輩みたいなのにも説明がつくし!」

梓「まさか。マンガじゃあるまいし、そんなことあるわけ……」


???「おーい、梓ー!」

梓「……?私を呼ぶ声?」

純「……この声は!」


澪「やぁ梓。それに鈴木さん」

純「澪先輩!!」

109: 2013/08/11(日) 19:23:19 ID:khSgO5R6


梓「み、澪先輩!?どうして1年生の廊下に……?」

澪「いやぁ、ちょっと気合いを入れようかと思ってね」

純「!!さ、さすがです!澪先輩!! 昼食をとる前にわざわざ1年生の廊下を通ることで気合いを入れるなんて……」


純「憧れます!!シビれます!!!」

澪「いや、そうじゃない。これから唯と生物学の勝負をするところなんだ」


梓「……? 唯先輩と勝負するんですか?ムギ先輩となら話は分かりますが……それって勝負になるんですか?」

澪「そう思うだろ?でもなんか唯の奴、律の話によると今日のテスト、よくできたみたいなんだ」

110: 2013/08/11(日) 19:25:48 ID:khSgO5R6


梓「ゆ、唯先輩がテストで高い点数を……?なんだかにわかには信じられません……」

澪「しかも私が解けなかった問題もどうやら正解したらしい」


梓「な……!あ、あの勉強嫌いの唯先輩が澪先輩にできない問題を解くなんて……!!明日天変地異でも起こりそうな勢いですね……」

澪「まぁ、そういうことみたいだから私は唯と生物学の知識を磨き合うことにしたんだ!」

梓「はぁ……」


澪「あ、そろそろ時間だ。 じゃあな、梓と鈴木さん。必ずいい結果を報告するからな!」スタスタ

純「が、頑張ってくださーい!」

111: 2013/08/13(火) 06:53:13 ID:CQ2wubI2


梓「……純」

純「うん。澪先輩の話だと今日の唯先輩はすごくテストができたみたいだね。 まるで憂みたい……」

梓「……私たちも見に行ってみよっか。唯先輩と澪先輩の勝負」

純「そうだね。今日憂がなんか変な原因がわかるかもしれないしね」


純「あ! そういえば憂のことずっと教室で待たせたままじゃん!」

梓「まぁ中身は本当に憂なのかどうか怪しいけどね…… とりあえず、一旦教室戻ろっか?」

純「りょーかい!」

112: 2013/08/13(火) 18:06:20 ID:CQ2wubI2


憂の教室


ガララッ

梓「憂、ごめんね遅くなっちゃって」

憂(唯)「あずにゃ……梓ちゃん、遅いよー!もうご飯一人で先に食べちゃったよー」プンスカ

純「ゴメンゴメン。いやぁ、ちょっと熾烈なGCP争奪戦があってね!」


憂(唯)「え?純ちゃん?『ジーシーピー』ってなに?」

純「あぁ、GCPはゴールデンチョコパンの略だよ。……やっぱわかりにくいかなぁ?」

憂(唯)「うぅん。私はすごく格好いいと思うよ!」キラキラ

純「あ、ありがとう (こういう微妙に感性がズレてるところはいつも通りなんだけどなぁ……)」

113: 2013/08/14(水) 17:44:16 ID:KB2cgfUw


梓「それでさー、私たちこれから唯先輩の教室に行くんだけどさ……」

憂(唯)「うぇっ!!? な、なんで……?(まさか……バレちゃった!?)」

純「なんか唯先輩と澪先輩が生物の知識を競い合うらしいよ。面白そうだから憂も行こうよ」

憂(唯)「えっ!?うぃ……じゃなくてお姉ちゃんが!?(い、一体何があったの……)」


梓「うん。なんか唯先輩、今日のテストよくできたみたいだよ? ね、憂。行こ?」

憂(唯)「う、うん……(今日のテストって確か生物だったよね……?憂、まだ習ってないはずなのに……やっぱり憂はすごいや)」

憂(唯)「わかったよ!梓ちゃん、純ちゃん、行こう!(でも入れ替わってることがバレたわけではなさそうだね……ひとまずよかったよ……)」ホッ


梓「……」

純「じゃあ行こっか」

114: 2013/08/14(水) 17:45:32 ID:KB2cgfUw


・・・・・・・

唯の教室

ガララッ

澪「おーい、唯ー。来たぞー」


律「お!来たか!! 唯ー、1組の澪がお出ましだぞー!」

澪「だから1組は余計だって! さぁ唯、勝負をしよう!」

唯(憂)「分かったよ、澪s…ちゃん。それで、どんな風に勝負をするの?」

澪「あぁ。勝負方法を言ってなかったな。まぁここはシンプルに、各自で教科書の範囲内から問題を出し合って 先に答えられなかった方が負けということにしよう」



純「すごくシンプルでいいと思います///」

澪「だろ?鈴木さんも気に入ってくれてよかった……って鈴木さん!?」

115: 2013/08/15(木) 10:52:08 ID:uUCMtj7U


梓「私もいます」

憂(唯)「あの……私も……」

唯(憂)「!? おね……う、憂!?(なんでお姉ちゃんが……!?まさか……バレちゃった!?)」

律「なんだー、3人とも揃って。梓たちも澪と唯の勝負見に来たのかー?」

純「はい!!!」


唯(憂)「でもなんでそのことを……?」

梓「あぁ、それはさっき澪先輩と私たちの廊下ですれ違いまして。勝負のこと教えてくれたんですよ」

純「なので私たちも見にきちゃいました!!」

116: 2013/08/15(木) 10:53:55 ID:uUCMtj7U


唯(憂)「そ、そうだったんだー……(ふぅ……どうやら入れ替わってることがバレちゃったわけではなさそう……お姉ちゃんも上手くやってくれてるなー)」

澪「なんだ、梓たちももこの勝負が見たかったのか。なら、言ってくれればよかったのに……まぁ、ともかく、唯!!勝負を始めるぞ!」

唯(憂)「は、はい!!(き、緊張するー!!)」


紬「先行と後攻はどうするの?」

唯(憂)「じゃあここは公平にじゃんけんで……」

澪「いや、唯が先行でいいぞ」

唯(憂)「えっ!?」


律「なんだ、そんなに余裕ぶっこいて大丈夫なのか澪ー? 唯、ラッキーだったn」
憂(唯)「うぃ……じゃなくてお姉ちゃんをナメないほうがいいよ!!」

117: 2013/08/15(木) 10:57:32 ID:uUCMtj7U


唯(憂)「!?(お、お姉ちゃん!?)」

憂(唯)「あ、ゴメン……つい……」

唯(憂)「うぅん。おn……憂。私頑張るよ!!(絶対勝ってみせるよ!!)」


律「感動の姉妹愛でちゅね!! ……じゃあ私も澪のこと応援してやるか」

澪「いや、いいって」

律「遠慮すんなって。 澪ー!負けたら私の胸に飛び込んできてもいいぞー!!」

澪「なんで負けた時の話なんだよ! まったく。……まぁいいや。唯、問題出していいぞ」

118: 2013/08/15(木) 18:36:31 ID:uUCMtj7U


唯(憂)「わかったよ!うーんと……じゃあ……」

唯(憂)「人間のタンパク質を構成するアミノ酸の種類はいくつでしょう?」


律(おぉ……なかなか難しそうな問題……。でもこれぐらいの問題、澪なら解けそうだな)

澪「えーと……20種類!!」

紬「……正解ね」ペラペラ

119: 2013/08/16(金) 15:41:52 ID:FjKOEIZM


澪「じゃあアミノ酸に関連した問題を私も出そうかな」ニヤリ

澪「唯!人間の必須アミノ酸の名称を全て答えてください!(フフフ……これは解けまい)」

紬律「!!?」

律(な、なんて鬼畜な……!)

紬(いちおう教科書の片隅にちっちゃく書いてあるけれど……唯ちゃん分かるかしr)
唯「ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン……だね」


澪律紬「!!?(即答!?)」

120: 2013/08/16(金) 15:42:53 ID:FjKOEIZM


澪「な、なんだと……!まるで何でもない問題であるかのように流暢に……!」

紬「ぜ、ぜんぶ名称も合っているわ……」ペラペラ

律「す、すげー……」

梓純「……(まだ習ってない範囲だからよく分からない……)」

憂(唯) (さすが私の妹だね!!)フンス


唯(憂)「じゃあ私も必須アミノ酸に関連した問題を。澪さん、植物の必須アミノ酸は何種類あるでしょう?」

澪「な……!?しょ、植物!? え、えーと……」

澪(ダメだ!!全く分からない!)


澪「……まいりました」

121: 2013/08/16(金) 15:44:10 ID:FjKOEIZM


紬「ゆ、唯ちゃんの勝ちー!」

唯(憂)「やった!」


律「す、すごいなー、唯!今日は一体どうしちまったんだ!?」パチパチパチ

澪「いやー、完敗だよ!悔いのない負けだ!唯の実力は本物だったんだな!」

唯(憂)「いやぁ……(やったよ、お姉ちゃん!!)」テレテレ

憂(唯)「おめでとー!!」パチパチパチ


梓「……純、ちょっと教室の外、いい?」

純「……わかった」

122: 2013/08/17(土) 19:23:43 ID:4Vo493as


2年生の廊下


梓「純、正直さっきの勝負見てどう思った?」

純「いやぁ、なんていうか、唯先輩って頭よかったんだなって……」

純「……まるで憂みたいにね」


梓「やっぱり、まさかとは思うけど本当に憂と唯先輩の中身が入れ替わってるのかなぁ?」

純「うぅーん……この勝負だけでは何とも…… あ!何ならさ、梓!」

梓「何?」

純「ちょっと試してみない?梓、耳貸して」


純「…………」ヒソヒソ

梓「……なるほど。やってみる価値はありそうだね」

123: 2013/08/17(土) 19:24:46 ID:4Vo493as


・・・・・・

唯の教室


ガララッ

梓「再び失礼しまーす……」

律「なんだよ梓と佐々木さん、どこ行ってたんだよー?」

純「いやぁ、ちょっとお花を摘みに……あと私の名前は鈴木です!」

律「そうだっけ?ゴメンゴメン」

124: 2013/08/17(土) 19:25:51 ID:4Vo493as


梓「話はかわりますけど それにしても今日の唯先輩はすごかったですね!!」

梓「ついこの間まで、よく小テストの追試を受けていたのに……まるで別人のようです!」

唯(憂)「(ギクッ!)わ、わたしもねー、もう追試を受けるのはイヤだったから、今回は必氏で勉強したんだよ~。うん」

純「そうだったんですか。 …あ!別人といえば梓ー、今日の憂もまるで別人みたいだったよね!」

憂(唯)「ふぇっ!?」ギクッ


梓「あー、そうだったねぇー、今日の憂は授業中寝てたり、宿題忘れたり……まるで別人みたいだったなぁー」チラッ

憂(唯)「ききき気のせいじゃないかな!!!私はいつも通りだよ!!」

126: 2013/08/18(日) 20:05:28 ID:Hspij9NI


澪「でもあの憂ちゃんが……なんだか想像できないな」

律「うん……なんだか唯みたいだな」

紬「憂ちゃん……体調悪いの?薬が必要ならあげてもいいけれど……」

憂(唯)「いやいや!体調が悪いというわけじゃあ……」アセアセ


澪「そう言えば唯も今日突然テストがよくできてたよな」

律「あ!そういえば 唯、今日は授業中全然寝てなかったぞ! 昨日まではよく寝てたのに……」

唯(憂)「」ギクギクッ

紬「たしかにちょっと不自然な気はするけれど……」

澪「というか今日の唯の様子や梓たちの話を聞いた限りではまるで唯と憂ちゃんが入れ替わってるかのようだな」

唯憂(ギクギクギクッ!!!)

127: 2013/08/18(日) 20:06:53 ID:Hspij9NI


憂(唯)「ま、まさかぁ~、そんな……入れ替わるなんて、そんなことあるわけないじゃん! マンガじゃあるまいし」

唯(憂)「そ、そうだよ~!澪ちゃん、考えすぎだよ」

澪「そうかなぁ……?」ジロジロ

梓(よし!先輩たちが疑いを持ち始めたよ! もうひと押しするよ、純!!)

純(わかったよ!)



純「あ、もしかして!!」

憂(唯)「な、なに純ちゃん……?」

純「唯先輩と憂はそれぞれが入れ替わってるフリをしてるんじゃないですか?」

128: 2013/08/18(日) 20:08:31 ID:Hspij9NI


律「なっ!? い、入れ替わってるフリだと!?」

紬「でも、ありえなくはないかも……」

唯(憂)「そ、そんなことしてないよ!!(まぁ本当に入れ替わっちゃってるからなんだけど……)」

憂(唯)「そ、そうだよ!!言いがかりだよ!」


澪「……本当か?」ジトー

律「なんだか怪しいなー……」

129: 2013/08/18(日) 20:10:45 ID:Hspij9NI


梓「じゃあ律先輩、確かめてみればいいんじゃないですか?」

律「確かめる?」

梓「そうです。もし憂と唯先輩が入れ替わってるフリをしていないなら本人そのもののはずです」

律「ま、まぁそうなるな」

梓「だからその本人にしか分からない質問をしてみればいいんですよ」

律「な、なるほど……。わかった、じゃあ唯、一つ質問するぞ」

律「昨日唯はムギに弁当分けてあげてたけど、その分けてあげたおかずはなーんだ?」


唯(憂)「!!!(わ、分かるわけないよぉ~……)」

130: 2013/08/20(火) 18:05:36 ID:vwZz0iiQ


唯(憂)「……わかりません」


律「!! ってことは!やっぱり入れ替わってるフリしてるんじゃねえか!!」

憂(唯)「……入れ替わってるフリじゃないよ」


律「まだ言うのか憂ちゃん。だって現に唯は問題に答えられなかっt」

憂(唯)「本当に入れ替わっちゃったんだよ!!」

澪律紬「なっ……!!?」

梓純(……!!)

131: 2013/08/20(火) 18:06:24 ID:vwZz0iiQ


唯(憂)「ちょっ……!お姉ちゃん!!」

憂(唯)「もういいんだよ憂。みんなにももう本当のこと話そ? 私、みんなには嘘つきたくないよ……」

唯(憂)「お姉ちゃん……」


律「ちょ……!唯がお姉ちゃんって言ったり憂ちゃんが憂ちゃんのことを呼んだり……一体何がどうなってんだ!?」

紬「私にも何がなんだか……」

澪「キコエナイキコエナイキコエナイ……」

132: 2013/08/20(火) 18:07:41 ID:vwZz0iiQ


純「あの、憂、唯先輩……? その、入れ替わっちゃったっていうのは……?」

憂(唯)「うん……、信じられないと思うけど……。 どうやら憂と私の中身が入れ替わっちゃったみたいなんだ……」

梓「…………まさか本当に入れ替わっていたとは……」


律「い、いやでも私はまだ信じられない! これも演技の可能性だってあるよな!?」

憂(唯)「……昨日ムギちゃんに分けてあげたおかずはから揚げたよね?ムギちゃん、りっちゃん」

律紬「!?(あ、合ってる……)」

133: 2013/08/20(火) 18:08:42 ID:vwZz0iiQ


紬「じゃああなたは……憂ちゃんじゃなくって、唯ちゃんなの……?」

憂(唯)「うん……嘘ついちゃってゴメンね?ムギちゃん」

澪「だから唯、今日はあんなにテストできたのか……」

唯(憂)「ごめんなさい。でも、澪さんと勝負できて楽しかったです」


純「でも、どうして憂と唯先輩は入れ替わっちゃったんですか?」

憂(唯)「あぁ……それは」

憂(唯)「実は今朝、私が階段から転げ落ちちゃって……」

唯(憂)「それを私が受け止めようとして、お姉ちゃんとぶつかっちゃって……」

紬「……気がついた時には入れ替わっていたのね?」

唯憂「はい……」

134: 2013/08/20(火) 18:10:21 ID:vwZz0iiQ


梓「しかしそんなことが本当にあるんですね。なんだか漫画みたいです」

澪「そうは言っても唯と憂ちゃんが入れ替わってるのは紛れもない事実だからな……。なんとか元に戻す方法を考えないと」

紬「そうね!私たちも唯ちゃんと憂ちゃんが戻れるように協力しましょう!!」

憂(唯)「みんな……ありがとう!!」


律「! おっ!!いいこと思いついたぞ!!」

澪「……?なんだ、律。言ってみろよ」

律「まぁ説明はあとでするからさ。とりあえずみんな、私についてこーい」

135: 2013/08/21(水) 20:00:33 ID:sLh76OZY


階段の踊り場


律「ついたぞ!!」


澪「ついたぞって……まだ階段の途中じゃないか」

律「いや、ここでいいんだよ」

梓「何がですか……」


律「じゃあ憂ちゃん……いや唯か、ちょっと階段下りて」

憂(唯)「う、うん。わかったよ」スタスタ

紬「……?りっちゃん……? 何をするつもりなの?」

律「何って……今から憂ちゃんに階段を転げ落ちてもらうんだよ」

唯澪憂「……えっ!?」

136: 2013/08/21(水) 20:01:57 ID:sLh76OZY


澪「ちょ……!律!!なんでそんなことさせるんだ!危ないだろ!」

律「いや……原因と同じことをすれば元に戻るんじゃないかと思って……」

澪「そ、そんなことで元に戻るかどうか分からないだろ! ケガしたらどうするんだ!」

梓「確かにやってみる価値はあるとは思いますけど……でも澪先輩の言うとおり、危険ですよ!!」

律「そ、そうだよな……。やっぱり別の方法をさがs」
唯(憂)「私は律さんの方法に賛成です!!」


澪「!?ゆぃ……… じゃなくて憂ちゃん!?」

137: 2013/08/21(水) 20:03:31 ID:sLh76OZY


唯(憂)「澪さんの言うとおりケガするかもしれないし、元に戻れるとは確かに限らないとは思うけど……」

唯(憂)「でも梓ちゃんの言うように、やってみる価値はあると思うし、可能性が少しでもあるのなら私、その可能性に賭けてみたいんです」

澪「で、でも……」


紬「……わたしは憂ちゃんを応援するわ」

梓「!?ムギ先輩!?」

紬「これは私たちの問題でも確かにあるだろうけれど、やっぱり唯ちゃんと憂ちゃんの問題だと思うの」

紬「ここは憂ちゃんの意思を尊重して、私たちはサポートに徹するべきだと思うわ」



純「……私も、憂がやりたいと言っているならそれを止める理由はないと思います」

唯(憂)「紬さん……純ちゃん……」

憂(唯)「私も!憂が転げ落ちてくるんだったら全力で受け止めちゃうよ!!絶対、逃げたりしないから!」

唯(憂)「お姉ちゃんまで……」

138: 2013/08/21(水) 20:05:41 ID:sLh76OZY


澪「わ、わかったよ。憂ちゃんがそこまで言うのなら……」

澪「私もサポートするよ。ただし、絶対ムリだけはするなよ?」

唯憂「みんな……!」


律「……決まったな。あとは実際にやってみるだけだ。私も唯と憂ちゃんが絶対元に戻れるって信じてるぞ」

唯(憂)「律さん、ありがとうございます!」


唯(憂)「……じゃあお姉ちゃん、行くよ」

憂(唯)「わかったよ!!」

唯(憂)「……」スーハー



唯(憂)「……澪さん、背中を押してくださいませんか? その、ちょっと勇気がでなくて……」

澪「えっ!? な、なんで私が!?」

唯(憂)「その、澪さんが一番近くにいたから……。それに、澪さん力が強そうですし。とにかく、お願いします!!」

澪「い、いや……でも……」オロオロ

139: 2013/08/21(水) 20:07:03 ID:sLh76OZY


律「……あっ!澪の後ろにお化けの集団が!!」

澪「なっ!!!? ひ、ぴぃっ!!」ドンッ

唯(憂)「!!」グラッ

憂(唯)「澪ちゃんありがとう!!」ダッ


ゴロゴロ・・・ゴチン!


澪「あっ!!憂ちゃんゴメン!! 大丈夫か!?」ダッ

140: 2013/08/21(水) 20:08:24 ID:sLh76OZY


唯憂「いたたた……」

澪「唯!憂ちゃん! 大丈夫か!?」ユサユサ


憂「少し体は痛いけど……私は大丈夫です、澪さん!」

唯「私も大丈夫だよ、澪ちゃん!」

澪「そうか、よかった……」


澪「……ん?」

唯憂「……あれ?」

141: 2013/08/21(水) 20:10:29 ID:sLh76OZY


唯「……憂?」

憂「……お姉ちゃん?」


唯「私たち、元に戻れたの……?」

憂「そ、そうみたいだね」


唯憂「……や、やったー!!」


憂「律さん!!ありがとうございます! おかげで元に戻れました!」

律「良かったな!!本当によかった……! 正直私もホッとしたよ、二人ともケガなく元に戻れて」


唯「ほかのみんなもありがとね!みんなで私たちのこと心配してくれて……その気持ちだけで十分嬉しかったよ」

梓「べ、べつに唯先輩のことを心配してたわけじゃありませんけどね/// 私は憂のことが心配だっただけですから!」

唯「またまたー、あずにゃん 照れなくてもいいんだよー?」

梓「ててて照れてなんかいませんよっ///」

142: 2013/08/21(水) 20:15:54 ID:sLh76OZY


純「でも憂と唯先輩が元に戻れて本当に良かったですよ! やっぱり憂は宿題を見せてくれる憂じゃあないとね!」

紬「……ちょっと純ちゃん、宿題はちゃんと自分でやらなきゃダメよ?」

純「じょ、冗談ですよー」

アハハハ……

143: 2013/08/21(水) 20:16:55 ID:sLh76OZY


律「よぉーし!唯と憂ちゃんも元に戻ったことだし!お祝いにGCPでも……」ズルッ


律「あっ」グラッ

澪「!! 律!危ない!!」ダッ


ゴロゴロ・・・ゴチンッ!


唯「!! 澪ちゃん、りっちゃん!大丈夫!?」ユサユサ

律?「あぁ、なんとか……。ったぁー… まったく、律! きをつけろよ……ってあれ?」

澪?「いててて……澪、ごめん…… ………ん?」


紬梓純「……」

唯憂「あらー……」

完

引用: 澪「けいおんの短編集です」