1: 2015/01/19(月) 20:32:27 ID:Y4DO9MZ6
男「じゃあ、暖かいスープを用意しとくよ」

メリー「そう...ありがたいわ」ガチャ

男「さてと、スープ温めなおすか」prrrrr...

メリー「もしもし、私メリー、今あなたの家の近くの公園にいるわ」

男「ずいぶんと早いな」

メリー「スピードには、自信があるの」フッ

男「なら、少しスピードを落としてくれ。部屋を掃除したい」

メリー 「しかたないわね...少し遅めに行ってあげる」ガチャ

2: 2015/01/19(月) 21:13:18 ID:Y4DO9MZ6
男「あれ?なんか、遠ざかってないか?」prrrrr

メリー「もしもし、私メリー、道に迷ったわ」

男「どうすれば、家の前に居たのに迷うんだよ...」

メリー「え、えぇっと...お菓子を買いにコンビニに行ったら、道をわすれちゃって...」シクシク

男「分かった、さっき電話かけてきた公園で待ってろ。向かいに行くから」

メリー「うんっ!早く来てくれると嬉しい!」パアアア

4: 2015/01/19(月) 22:08:51 ID:Y4DO9MZ6
公園

男「どこに居るんだろ...ん?あれか?」

メリー「寒いよぉ」ガタガタ

男「お前がメリーさんか?」

メリー「わ、私メリー、今あなたの目の前に居るわ」ガタガタ

男「そうだな。寒いだろ?ほれ」つ缶コーヒー

メリー「わ、私メリー、とっても嬉しいわ」パアアア

5: 2015/01/19(月) 22:29:01 ID:Y4DO9MZ6
男「とりあえず、俺の家来い。話を聞いやる」

メリー「寒いから手をつないでもいい?」

男「ああ」ギュッ

自宅

男「とりあえずあの都市伝説のメリーさんであってるよな?」

メリー「うん、でもちょっと違うかな」

男「?」

メリー「えぇっと、都市伝説のメリーさんって最後に刺されたり、殺されるでしょ?」ゴクゴク

男「まあ、一般的にはそうだな」

メリー「でも、私は違うの。電話をかけた相手の家に住み着く、いわば座敷わらしみたいな?」ズズズ

男「なるほど、メリーさんにもそんなのがあるんだ。とりあえず俺は殺されないんだな」ホッ

メリー「来たのが私で良かったわね。スープおかわり」

男「いつのまにスープを!」

6: 2015/01/19(月) 23:03:06 ID:Y4DO9MZ6
メリー「でも、私が住み着いても良いの?」

男「殺されるのに比べたらご褒美だよ!メリーさん可愛いし」

メリー「そ、そんなっ可愛いだなんてっ///」カーッ

男(天使が我が家にやって来た)

メリー「と、とにかくよろしくね!あと、メリーで良いわよ///」

男「ああ、こちらこそ。男と呼んでくれ」

男「そう言えば、メリーはコンビニ行っていたんだよね?何買ったの?」

メリー「グミよ、グミ。私の大好物なの」ガサガサ

男「へー、じゃあメリーは、グミを買いに行ったら、まいごになったんだね」ニヤニヤ

メリー「う、うるさいっ!メリーだって迷子になったりするもん!」プンスカ

男(マジ可愛い)

10: 2015/01/20(火) 07:03:28 ID:8cdReZfw

男「ゴメンゴメン、ついからかいたくなっただけだよ」

メリー「もっかいその事言ったら...」

男「言ったら?」

メリー「頃しにくる方のメリーさん呼んでくる」

男「すみません、調子に乗ってました」

メリー「私は、凄いのよ」ドヤァ

男(それは、メリーが凄いのか?)

11: 2015/01/20(火) 21:35:54 ID:8cdReZfw
男「そう言えば、お風呂はどうする?俺は後でいいけど」

メリー「そうなの?じゃあ先に入らせてもらうわ」

メリー「もちろん、覗きになんて来たら...」ジトッ

男「そんな事するわけないですよ」

メリー「絶対だからね!」テクテク

男「はいはい」

数秒後

メリー「...お風呂どこ?」ウルウル

男(写真に撮っとこ)カシャ

男「そこの廊下の突き当たりを右に行ったところ」

メリー「...ありがとう」テクテク

13: 2015/01/20(火) 22:51:29 ID:8cdReZfw
男「テレビでも見るか...」

しばらくして

男「そう言えばタオル渡してないよな...」

男(まてよ、これはタオルを持ってきたという口実の元に風呂を覗けるのでは...)

男(でも、それでメリーが怒ったら...)ブルッ

男(だがしかし、もしもメリーが風邪を引いたらなぁ...)

男「ああ、何もできない自分が恥ずかしい」ガックシ

メリー「キャァァーー!!」

男「メリー!どうしたんだ!」ダダダッ

メリー「お、おとこぉ~」ウルウル

男「ひゃっほい!メリーのありのままの姿が...何故タオルを巻いている!」(大丈夫か!)

メリー「ううぅ、あいつが、あいつがぁ」ユビサシ

G「グヘヘェ 、お嬢ちゃん、ええ体してますやん」

男「なんだ、ただのゴキブリじゃん」(ゴキブリを怖がるメリー可愛すぎ)

14: 2015/01/20(火) 22:58:35 ID:8cdReZfw
G「とりあえずお嬢ちゃんの全裸も見れたことやし、わいはこの辺で」カサカサ

男「もう大丈夫だよ、窓から出て行ったから」

メリー「本当?」ウルウル

男「本当だって、ほら見てみな」

メリー「...ほんとだ、ゴメンね」

男「気にしなくていいよ、それより早く体拭かないと風邪ひくよ」

メリー「そうね、ありがとう」

男(さっき本音と建前が逆になったのには気付かれてないか)ホッ

メリー「早く出てってよ、恥ずかしい...」ジッ

15: 2015/01/21(水) 07:31:33 ID:.siDOw0A
男「あ、ああ、すまない。」

男 (あーあ、折角メリーの全裸が拝めると思ったのに)

しばらくして

メリー「まだ...ねむくなんて...ないわよ...」ウトウト

男「寝るなら布団に連れてくぞ」

メリー「大丈夫...」パタン

男「言わんこっちゃ...ない...」ドサ

メリー「zzzz...」

男「zzzzzzz...」


男「

16: 2015/01/21(水) 23:17:34 ID:.siDOw0A
翌日

男「ふぁああ、俺もここで寝てたのか...ん?この匂いは台所から...まさかメリー朝食を!」

台所

メリー「お、おはよう」オドオド

男「おはよう、メリー。朝食作ってくれたんでしょ?」

メリー「作ったには作ったけど...」チラッ

男「ん?」チラッ

目玉焼きの様なもの「」

ウインナー様なもの「」

男「...メリー、怒らないから正直に言ってよ」

メリー「...はい」

男「メリーってさ、あんま料理の経験ないよね」

メリー「おっしゃるとおりです」ショボン

17: 2015/01/21(水) 23:23:22 ID:.siDOw0A
男「なんで朝食を作ろうとしたの?」

メリー「だって...家に住み着くんだから少しでも役に立とうとして...」

メリー「やっぱり迷惑だった?」ウルウル

男(それは、反則だ!)

男「迷惑なんかじゃないよ!」

メリー「ほんとに?...」

男「誰だって苦手な事があるよ。メリーはたまたま料理が苦手なだけで、練習すれば美味しい料理が作れるさ!」

メリー「...男」

男「なに?」

メリー「ありがとう。自信が湧いてきたわ!じゃあこれから毎日料理の練習するぞー!」パアアア

男(.......マジで?)

18: 2015/01/22(木) 00:43:35 ID:Tresx0PU

引用: メリー「もしもし、私メリー、今あなたの家の前にいるわ」