369: 2014/09/12(金) 22:20:22.52 ID:Qop9lmVN0



最初から:提督「なぁ、山城」山城「なんですか?提督」【第1話】
前回:提督「なぁ、山城」山城「なんですか?提督」【第5話】

提督「――じいちゃーん! じいさーん!? いねえのか!」オーイ!

屋敷<シーン……

山城「……いないみたいですね」

提督「……らしいな、とりあえず上がるか」ガラガラガラ

山城「鍵、掛けないんですね」ブヨウジンダワ

提督「基本、こんな山奥じゃ知り合いくらいしか尋ねてこねぇしな」ヨイショット

山城「おじゃましま……」ガラガラガ……

提督「? どうした山城、立ち止まって」

山城「……この扉が閉まらなくて……」グググ……

提督「ああ、その戸、建てつけが悪くて、一回上に持ち上げてやってみろ」スタスタスタ

山城「あ、できた」ガラガラガラ
「艦これ」いつかあの海で MOKUスタA[時雨&山城]
371: 2014/09/12(金) 22:28:15.57 ID:Qop9lmVN0

提督「とりあえず、山城は座布団出したからこれ座って待ってろ」ポスンッ

山城「はぁ、わかりました」スワッテ

提督「大方じい様は畑だろうからちょっと覗いてくるわ、お茶、そこに入ってるし、湯ポットの電源入れれば飲めるから頼むわ」スタスタスタ

山城「あ、ちょっとていと……」ワタワタ

山城「いっちゃった……」ポツーン

山城「……はぁ、お茶入れましょうか」コポコポコポ

山城「……って、これでがらしね、不幸だわ」フフフ……

373: 2014/09/12(金) 22:40:56.53 ID:Qop9lmVN0

――13分後――

山城「……遅いわね、はぁ」トケイ チラッ

山城「それにしても……」キョロキョロ

山城「(さっきから誰かに見られているような気がするのだけれど、気のせいね)」フゥ

山城「はぁ……」

??「さっきから溜息ばかりだけど、どうしたの? そんな暗い顔して」

山城「いえ、疲れたなぁと思って……」ズズッ

??「さっきの男の人で疲れたの?」

山城「ええ、それもあるわね」フゥ

山城「あの人、疲れるとオーバーリアクションになるのよ……一緒にいると疲れるわ」フコウダワ

??「なんでかしらね?」

山城「本人は昔うけたからってそれを繰り返してるうちに習慣になってしまったっていってたけど……」ズズ

374: 2014/09/12(金) 22:48:15.22 ID:Qop9lmVN0

山城「あれは逃げの姿勢よ」プンプン

??「逃げ?」

山城「ええ、逃げだわ、逃げてるのがああなって現れてるのよ、昔、私にあんなことしたからって、今でも引きずらなくても、だいたい……」ブツブツブツ

――5分後――

山城「……胸押し付けるって、意味わかってるのにリアクションで逃げるって、卑怯だと思うわ。私は痴汝じゃないし、痴汝でもしないわ、だからそもそも……」ハァ

山城「……ごめんなさいね、愚痴もらしちゃって」ハァ

??「構わないわ、むしろ、溜息ばかりしてるから幸運が逃げるのよ」

山城「結構言うわね、あなた」ハッ

山城「(私、誰としゃべってるのかしら?)」アセ ダラダラ

山城「……」フリムキ

少女「……」ジーッ

375: 2014/09/12(金) 22:54:37.60 ID:Qop9lmVN0

山城「……なんで見てるのかしら?」

少女「見てるだけよ、いけないの?」

山城「いえ、いけなくもないでしょうけど……お茶、飲む?」

つ湯飲み

少女「いえ、出がらしじゃない、遠慮しとくわ」ジーッ

山城「そ、そう……」グビッ

少女「……」ジーッ

山城「(……気まずいわね)」

山城「(ここの家の子かしら?)」チラッ

少女「……」モグモグ

山城「(提督が持ってきたプリン食ってるわ……それにしても、水色の髪って、まるで)」

376: 2014/09/12(金) 23:04:13.85 ID:Qop9lmVN0

戸<ガラガラ

提督「いねえな、一体どこ行ったんだか?」ガー!

山城「あ、提督、お帰りなさい、ちょうどいいところに。あの」クル

提督「あ、どうした山城?」クツ ヌイデ

山城「この子は提督の御親戚の子ですか?」クルッ

山城「……って、あら?」ダレモイナイ

提督「……なぁ、山城よ」

山城「あら、さっきまでここに子供が……」クビカシゲ

提督「なぁ、山城さんよ」ゴゴゴゴ

山城「……おかしいわね、さっきまでここにいたのに」

提督「山城」カタ ポン

山城「? どうしました?」

提督「……」つプリン カラッポ


377: 2014/09/12(金) 23:11:39.86 ID:Qop9lmVN0

提督「お前、食ったな? あれほど土産に手を出すなって」ゴゴゴゴ

山城「あ……」

提督「この野郎! 確かにてめえは食い意地は張ってるわ! 仕事さぼってばかりいるわ! ゲームは一日五時間だわ! 時に人間性がやばいなこのダメ人間だと思ったが、そこまで腐ってるとはおもってもみなかったわ!」

山城「……すごく理不尽だわ、不幸だわ。あと、違います、これは私じゃなくて、さっきまでここにいた子が食べていました」

提督「お前と俺しかいねえじゃねえか! 誰もいねえだろうが!」

山城「だから……」

ギャーギャーワーワー

少女「さっきからここにいるのに、影が薄いって不幸ね」ハァ

383: 2014/09/12(金) 23:33:57.86 ID:Qop9lmVN0

――二分後――

提督「だから、お前以外誰が食ったんてんだよ!?」カオマッカ

山城「で、ですからここに別な女の子が」ナミダメ

ギャーギャーワーワー

少女「……ふむ、そろそろね」

少女「ていっ!」ビシッ

提督「いでえええ!」ケツガ

提督「誰だ!?」クルッ

少女「……」ジーッ

提督「お、お前は!?」

少女「久しぶりね」ヨッ

提督「……誰だ、あんた?」

384: 2014/09/12(金) 23:38:47.22 ID:Qop9lmVN0

少女「そう鈍いところも久しぶりね、お兄ちゃん」

提督「お兄ちゃんだ? ……あ」

少女「私に気付いたのはいいけど、彼女、大丈夫なの?」ユビサシ

提督「あ?」

山城「……」エグエグ

提督「」

少女「あーあ、泣いちゃった」

提督「す、すまねえ山城! 俺が悪かった! ほらおめえもあやまっていねえ!」

山城「……」グスグス

提督「す、すまん、俺がわるかったって、この通りだ、山城!」

385: 2014/09/12(金) 23:45:04.51 ID:Qop9lmVN0

――三分後――

山城「……」ガツガツ エグエグ

提督「(羊羹一本で何とか泣きやんでくれたか、すまねえな……多分だが、山城が言った通りプリン食ったのはあいつなんだろうな)」フゥ

提督「(これで気が済んでくれればいいんだが)」チラッ

山城「……」エグ ガツ エグ ガツ

提督「(泣きながら食ってるもんなぁ)」フゥ

山城「……それで」

提督「なんだ? 山城」

山城「それで、提督の隣でお茶飲んでる子は誰なんですか?」ヒッグヒッグ

提督「となり?」トナリミテ

女の子「……」オチャズズー

提督「……いたのか」

女の子「いたわよ、いちゃ悪いの?

386: 2014/09/12(金) 23:51:49.15 ID:Qop9lmVN0

提督「いちゃいけねえわけじゃねえが、心臓には悪いな」ビクビク

女の子「……相変わらずなのね、提督になっても」

提督「そんなに簡単に人が変わるかよ」

女の子「結構変わると思うわよ」

提督「だいたい、お前が……」キッ

山城「……で、だれなんですか? そのこ?」グスグス

提督「あ、すまん山城、それでこいつだが」

女の子「ひどい言い草ね、いいわ私が名乗るから」スッ

387: 2014/09/12(金) 23:58:52.51 ID:Qop9lmVN0

女の子「陽炎型駆逐艦 七番艦初風よ」

提督「それは、艦娘としてだろ? てか、お前が艦娘になったなんて聞いてねえぞ」

初風「当たり前じゃない、今日訓練が終わって、来週から正式に艦娘になるところなんだから」

提督「……じいちゃんは知ってんだろうな?」

初風「じいちゃん? 私の祖父は墓の下よ」

提督「お前の父ちゃんだよ!」

初風「当たり前よ、適性あるって判明してたら喜んでたわ」

提督「ッチ! 相変わらず俺には……」

山城「……あの、いいからしら?」キョシュ

提督「あ? なんだ?」

388: 2014/09/13(土) 00:03:59.40 ID:w5lSkmWi0

山城「結局、二人の関係って、そういえば、祖父とか、父とか……」

提督「……平たくいえば、俺がこの家の持ち主の娘の子供、それでここの孫」

初風「そして、私がこの家の娘、つまり」ユビサシ

初風「こいつにとって、私は叔母で、私からすればこいつは甥っ子って関係ね」

提督「ついにこいつ呼ばわりか……でも俺の方が年上だからな」

初風「女を泣かすからよ。まったくあんたたち聞かせてもらえばいつまで夫婦漫才して……」

提督・山城「「夫婦じゃ(ない)(ありません)!」

初風「息ぴったりね」ズズー


396: 2014/09/13(土) 12:36:31.43 ID:w5lSkmWi0
【の、前に小ネタ】パート2

>>393様より

提督「……そういや、俺とこいつの関係ってまんま仗助と承太郎だな」

初風「あら、本当ね」←こいつ

山城「>>1は四部が一番好きなのに気付かないなんて、本当に無能ですね」ハァ

提督「四部って、なんやかんやで一番主人公してたのって、康一君だよな」ボウロン

山城「いえ、あれは主人公気質の連中がジョジョには多すぎるのが理由だと思いますよ、だから私は露伴先生を主人公に押します」

初風「違うわ、ジョジョの真の主人公はホルホー……」

提督・山城「「それはない」」ズバッ!


はじまるよ!

398: 2014/09/13(土) 12:49:22.87 ID:w5lSkmWi0

提督「とりあえず、爺さん、お前の父ちゃんはどうした? ちな……初風」

山城「(……いま、本名呼びかけたわね)」

初風「……私が来週から出陣だから今日は村中で出陣式っていう飲み会してるわ」

提督「……いや、艦娘なるのって、お前だよな?」

初風「ええ、そうよ」

提督「主役がほっぽりだして帰ってくるなや! なに抜け出して帰ってきてんだ!」

初風「だって、仕方がないじゃない。この艦娘になるとやたら影が薄くなるみていで、私のこと忘れられてんだから」

提督「おめえの影の薄さは生まれつきだろうが!?」

400: 2014/09/13(土) 12:56:57.67 ID:w5lSkmWi0

初風「……」ビスッ ビスッ!

提督「無言で蹴りを入れんな! いてえんだよ」シリガ

初風「人の嫌な部分に触れるからよ」フン

提督「てか、通りで村中に人がいねえわけか、大方神社の方で酒盛りか?」

初風「ええ、そうよ。大人はいいわね、気楽で」ハァ

提督「気楽にふるまってんだろ? 覚悟しとけよ、嫌ってほど手紙来るから」

初風「アンタの時はそうだったの?」

提督「ああ、学校時代は来なかったのに、出征したら嫌ってほど来たわ、上官から苦笑されるくらい」

初風「……うわぁ」

山城「……」

402: 2014/09/13(土) 13:05:36.84 ID:w5lSkmWi0

提督「ま、お前も覚悟しとけよ、てか、その髪色……」

初風「綺麗でしょ? この髪色」

提督「派手だな、山城もそう思うだろ?」

山城「え? あ……私は、綺麗だと思うわよ。その色」

初風「あら、ありがとう。見る目あるわねあなた、どっかの誰かと違って」

提督「悪かったな、誰かと違って」ケッ!

初風「……ん」ガクン

提督「おい、大丈夫か?」

初風「ごめんなさい、ちょっと私も酒を飲んだから眠いわ……さきに横になるから」ガタン

提督「……ああ、布団敷くか?」

初風「いえ、だいじょ……やっぱりお願いしてもいいかしら?」

提督「ああ、わかった」ガタン スタスタ

403: 2014/09/13(土) 13:14:06.99 ID:w5lSkmWi0

初風「……」ジー

山城「な、なにかしら?」タジッ

初風「あいつの秘書艦って、貴女?」

山城「……ええ、そうだけど」オチャ ゴクリ

初風「へぇー、あいつの婚約者ってあなたなのね」ジー

山城「ぶっ!」ブファ!!

初風「大丈夫?」サスリサスリ

山城「ごほっ……げほっ……」キカンニハイッタ

山城「ごほっ……ち、違います!」

初風「? なにが?」クビカシゲ

404: 2014/09/13(土) 13:26:33.73 ID:w5lSkmWi0

山城「だ、誰が提督の婚約者なのよ!」カオマッカ

初風「だと思ったわ……」フゥ

山城「あの人と私は、って、え?」

初風「あんたたち、どうみたって恋人って間柄じゃないし」

山城「(……それはそうね)」

初風「それにこの村の住人のことだから早とちり以外の何物でもないなって気がしてたし」

山城「(まぁ、確かに)」ウンウン

初風「それに私もあなたに一回会ってるけど、そんな気がしてたのが今ので確信したわ」

山城「うんうん、え?」

初風「大体、あいつに恋人ができるってどんなモノ好きなのかしらね」ケッ

山城「(悪態付く姿がそっくりだわ、さすが血縁者って)私とあなた、あってたの?」

405: 2014/09/13(土) 13:47:45.19 ID:w5lSkmWi0

初風「あら? 前に会ってるわよ、私とあなたは」

山城「……どこで、会いましたっけ?」

初風「半年前の観艦式で」

山城「(……いましたっけ?こんなこ?)」ウーン

初風「……存在感ないもんね、私は」ケッ

山城「あ、ご、ごめんなさい」シュン

初風「別にいいわ、いつも忘れ去られるのが私ですもん」ケッ

山城「(へその曲げ方まで提督そっくりだわ)」ハァ

初風「ま、別にいいけど」ガタン

初風「あいつの部屋は離れだから、夜に激しい運動してもいいけど、隣家まで聞こえないようにやってね」スタスタ

山城「なっ!」カオ マッカ

415: 2014/09/14(日) 21:11:35.43 ID:CEikS7wP0

山城「ち、ちちちちちちちちちちちがいます!! 提督とそんな関係じゃないのに誰があの人とそんなことを……」カオ マッカ

初風「はいはい、わかってますよ、超弩級戦艦 山城殿」スタスタ

山城「は、話をっ!」

提督「おい、布団敷いたぞ」ヒョコ

山城「きゃあああああああああ!!」ガバ

提督「……なんだ、なにかあったのか? 山城」

山城「て、提督、脅かさないでください……というか、いきなり現れないでください」ドキドキ

提督「いや、ここ俺の家なんだから別にいいだろうが」

416: 2014/09/14(日) 21:17:04.42 ID:CEikS7wP0

山城「それはそうですけど……」ゴニョゴニョ

初風「まぁ、父ちゃんもすぐに帰ってくるでしょうから、もう少しゆっくりしとけばいいわ。おやすみなさい」スタスタ

山城「あ、おやすみなさい、あと、私と提督は……」ゴニョゴニョ

初風「ええ、わかってるわ。お兄ちゃんもおやすみなさい」テヲヒラヒラ

提督「? ああ、おやすみ」

扉<ピシャ

417: 2014/09/14(日) 21:27:41.33 ID:CEikS7wP0

提督「……色々というようになったか、あいつも」スタン

山城「……そうなんですか?」グデー

提督「俺、というか、この家にいたら大分口は悪くなるが、元々は引っ込み思案だったからな」センベイ パリ

山城「……艦に引っ張られてるんでしょうね」センベイ クダサイ

提督「髪染める必要があったようだしな」ホラヨ

山城「私はそこまでじゃなかったですけど、提督が」シケッテルワネ

提督「おかげさまで俺はオッドアイ、つうか、左目の色素が薄くなっちまったけどな」

山城「コンタクトにしたらどうです? 金と蒼にしてロイエンタールっぽくすれば」

提督「中二病じゃねーか」オチャズズー

戸<ガラ

??「かえったぞー!」フラフラ

418: 2014/09/14(日) 21:40:56.57 ID:CEikS7wP0

??「ん、あ、帰ってきてたんか!?」

提督「おかえり、じいちゃん」

山城「……お、おじゃましてます」ペコリ

祖父「おうおうおう! ただいまただいま!!」カタテ アゲ

山城「(相変わらず、老いてますます壮健を現したような人ですね)」チョットニガテ

提督「元気そうだね、じいちゃん」オチャ イレテ

祖父「おう! 元気よ元気! 今日も酒を一杯浴びてきたわ!」ガッハッハッハッハッハッハ!

祖父「いやー、孫よ、お前も元気そうでなによりだわな!」ヨッコイショット

提督「ああ、まあそうだな」ホラ オチャ

祖父「ありがとう! それと、確か、山城さんでしたか?」セイザニナオッテ

山城「え、は、はい」ビクッ セイザシテ

祖父「いやーいつも不詳のせがれを支えてくれてありがとうございます」フカブカ

山城「あ、いえ、そんな、私は大したことは」オドオド

提督「俺は孫だよ、爺ちゃん」オチャ ズズー

421: 2014/09/14(日) 21:47:58.53 ID:CEikS7wP0

祖父「細かいこと気にすんな! それよりも山城さん……」ムムム

山城「は、はい」ゴクリ

祖父「いつごろ孫の顔を見せていただけますでしょうか?」シンケンニ

山城「はい?」

提督「だから、孫の顔今見てるって」オチャ ズズー

祖父「いやー、このご時世、世継ぎはいすぎて困るってことはあるめえ、だから毎晩せがれとはどうです?」ウンウン

山城「なっ!」カオマッカ

提督「じいちゃんのせがれは墓の下だよ」オチャ ズズー

祖父「来年あたりには孫の顔を見せてもらえると助けるんだけんちょ、で、名前の方ですが」

山城「な、な、なな!!」ユゲ ブシュー

提督「だから、孫は俺だって、いってんでしょうが!」ユノミ ツクエ ダン!!


423: 2014/09/14(日) 22:02:59.84 ID:CEikS7wP0

一つ書き忘れましたが、方言注意。誤字脱字じゃありません

提督「だいたい、俺は山城はそういう関係じゃねえって何回言や、気が済むの!?」

祖父「だから、男と女が長らく一緒にいるのにそういうことはあるめえ! 恥ずかしがんな!」ガッハッハッハッハ!

提督「否定しとかんと、えらいことになっからっしょ! 議員様になにいってんの!? この間本部さ行った時、たまたま視察きてた議員さまさ会った時なんて、いつ式あげんだ?って尋ねられたんだかんね!?」

山城「(ああ、あのときの……)」センベイ パリ

祖父「仕方ねえべ、昔さ、あんつの後援会の会長頼まれたときに応援頑張ったんだから、式あげん場所聞いただけだ。罰あたんね!」ガッハッハッハッハ!

提督「おかげさまで、俺は議員様の誤解をその場でとかんといけんこととなったんだから!」ガー!

祖父「仲人たのみゃえがったのに!」クソー

提督「ちょっと、もう一回説明すっから、ここに座って!」ガー

山城「(提督、ヒートアップしすぎてなまり全開ね……)」センベイ パリパリ

424: 2014/09/14(日) 22:13:21.77 ID:CEikS7wP0

――16分後――

祖父「……つまり、山城さんとお前は仕事上のつきあいであって夫婦ってことじゃねえんだな?」ウンウン

提督「やっとさ、わかったか」ハァハァ ゼェゼェ

山城「(二十回ぐらいおんなじ説明したわね)」ホシイモ モグモグ

祖父「……うん、つまり、山城さんはフリーってことか?」

提督「え……そうだな」オチャ ズズー

祖父「ん、じゃあ、山城さん」クルリ

山城「あ、え、はい?」

祖父「俺んとこさ、嫁さこねえか?」シンケン

山城「え、はい? えええ!!」

提督「ぶふぁっ!」オチャガ!

祖父「いやー、この孫と一緒にいてもいいことなんぞねえし、俺んとこにきて、畑耕して子供産んでくんねえか?」ニカッ

426: 2014/09/14(日) 22:22:07.96 ID:CEikS7wP0

山城「え、ちょ、こ、困ります」キョドキョド

祖父「いやいや、困ることなんぞあるめぇ、思えば俺も妻に先立たれて早十何年、そろそろ新しい所帯をもつ時かなって思っててな」ウンウン

提督「ゴホッ! ゴホッガッ!!」キカンニオチャガ!

祖父「娘も今度独立すっし、孫もああだし、新しく子供こさえるのもいいか、って思ってて」ウンウン

山城「だから、あの」オドオド

祖父「あんた安産のいい尻してるし」サワリ

山城「きゃああああ!!」ビャ

祖父「だから、俺と所帯を……」

提督「寝言は寝ていえ! 色ボケ爺いいいいいいいい!!」トビゲリ


427: 2014/09/14(日) 22:36:55.87 ID:CEikS7wP0

祖父「いてえな、何すんだ!」ヒリヒリ

提督「なにすんだ じゃねえよ! なに人の同僚と所帯を持とうとしてんだ!」

祖父「だって、もったいねえじゃねえか、これほどのいい女、安産のいい尻だし、おめえは所帯もつつもりねえならだれが結婚申し込んでもいいべな?」

提督「年考えろ年ぃぃぃぃぃぃ!! 大体爺さんは生涯何人と結婚するつもりだ! また若けえ女手籠めにしたってある事ねえ事噂されるぞ!」ガー

祖父「いいじゃねえか! 噂してえ連中には噂させとけば! それに俺は生涯現役! まだまだ二十歳(はたち)! あっちの方もな!」ガッハッハッハッハッハ!

提督「ファーブル気取りだよ、この爺様!」モウヤダー

祖父「で、どうですか! 山城さん? 俺の妻に……」

山城「え、その、ご、ごめんなさい、私の心には扶桑姉さまが……」オドオド

祖父「む、そうか、じゃあ仕方ねえな」アッサリ

提督「もう寝ろ! 布団敷いてあっから、今日は寝てくれ! 頼むから!!」

祖父「ん、わかった、ありがとう、じゃあ、おやすみなさい」ペコリ

扉<ピシャ

428: 2014/09/14(日) 22:47:27.75 ID:CEikS7wP0

提督「……」ゼェゼェ ハァハァ

山城「……」カオ マッカ

提督「……山城」フゥ

山城「……はい」

提督「色々と、すまねえな、爺ちゃんが尻触ったことは謝る」ペコ

山城「いえ、気にして……ますけど、山城は大丈夫です」

提督「……すまねえ、娘が戦地行くんでやけ酒したみたいだ。普段、も軽いが、もっと節度はある人なんだが……」

山城「(受けなかったわね) まぁ、前にお会いした時と違いすぎますし、そんな気はしてましたから、いいですよ」

提督「そっか」

山城「ええ……」

提督「風呂、入るか?」

山城「……いただけるなら」

提督「五右衛門風呂だから、準備してくる」ガタン

山城「(五右衛門風呂ッ!)」ガタン!

提督「……山城も沸かすか?」

山城「是非!」コクン

431: 2014/09/14(日) 23:03:57.41 ID:CEikS7wP0

――提督宅・離れ提督自室――

山城「それにしても……」ハァ ポカポカ

提督「ん、どうしたんだ? 山城」フトン シキシキ

山城「五右衛門風呂っていうから、てっきりドラム缶みたいなお風呂を想像してたら、普通のお風呂なんですね」ガッカリ ポカポカ

提督「その割にはお前しっかり入ってたよな」ユ ザーメ

山城「はぁ、がっかりだわー不幸だわー」 ポカポカ

提督「……お前、最近その不幸って本当はあんまり不幸じゃなくて使ってねえか?」ヨッコイショット

山城「そ、そんなことは、どうでも、ん?」ポカポカ ヘヤノスミニ

提督「……まぁ、んなことどうでもいいが、お前はどっちの部屋にって、どうした山城?」

山城「……提督、これって」

つP●2 and ソフトたっくさん

提督「……あ」イッケネ

432: 2014/09/14(日) 23:13:27.75 ID:CEikS7wP0

山城「へぇ、提督は鎮守府でさんざんゲームなんてしてるなって言ってたくせに、御実家にはたくさんもってらしたんですね」ニヤニヤ

提督「いや、それは」アタフタ

山城「へぇ、普段言い訳はするなっていってらっしゃるくせに、言い訳ですか?」ニヤニヤ

提督「ぐっ……」イタイトコロヲ

山城「不幸だわー普段ゲームを下らないって言ってる方がやってらして、本人もやってるのに不幸だわ~」ニヤニヤ

提督「……わかったよ、何が欲しい?」ハァ

山城「とりあえず、これやらしてくれたら(欲しいものの)軽減ありそうな気がするわ~」スットボケ

提督「……わかった、そこのテレビ使っていい。その代り、隣の部屋で寝かしてもらうからな」スタスタ

山城「あら? ここで寝ないんですか?」クビ カシゲ

提督「お前は新作とか、やったことねえゲーム手に入れると徹夜だろうが! さすがに今日はそんなピッピコやってる隣じゃ、眠れねえよ!」スタスタ

山城「……そうですね、じゃあ、おやすみなさい」バイバイ

提督「……ああ、早く寝ろよ、おやすみ」バタン

山城「さて、最初は何からしますか?」ワクワク ガサゴソ

山城「ん? これは……」


433: 2014/09/14(日) 23:18:46.27 ID:CEikS7wP0


――深夜――

提督「……はぁ」フトンノナカデ

提督「(さっきまで山城がドンピシャうるさいわけじゃねえから、一応イヤホンしてんだろうけど、明るかったな……)」ネムレネエ

提督「(……どうやら寝たみたえだし、俺も眠れそう)」ウツラウツラ

提督「………………」コックン コックン

提督「…………………………………………………」

障子<スーッ

提督「……誰だ?」

434: 2014/09/14(日) 23:24:32.27 ID:CEikS7wP0

??「……私です」

提督「……山城か、何の用だ?」

山城「……」スーッ

提督「……? (なんで、枕元立ってんだ?)」

山城「……」ゴクリ

提督「……なぁ、なんのようだ? 眠いんだけ」

山城「……提督、何もいわないでくださいね」ゴソガソ フトンハココネ

提督「!!」

山城「……ふぅ」スッポリ

提督「(ふ、布団のなかにはいってきたあああああああああああ!!)」ドックンバックン

435: 2014/09/14(日) 23:31:11.09 ID:CEikS7wP0

提督「……山城よ、何のつもりだ?」ドックンバックン

山城「……なにもいわないでください」テイトク ダキシメ ギュ!

提督「(……えーと、なんだこの状況)」

提督「(落ち着け、状況を整理しろ)」ダラダラ

提督「(確か俺は寝てたな、山城と違う部屋で)」ウン、オーケー

提督「(それで、寝てた)」ウンウン

提督「(そしたら、山城が入ってきて俺の布団にIN)」

提督「(……そして、抱きしめられている現状)」

提督「(さっぱり意味わからん! なに、俺試されてるの?)」

山城「……ほら、提督も」

提督「え、ああ」ギュ

山城「…………」ギュー

提督「(強く握り返してきたな、柔らかいな、いいにおいだなって、俺がキャラ崩壊を起こしてるな)」アセアセ ダラダラ

436: 2014/09/14(日) 23:33:51.08 ID:CEikS7wP0

提督「(おれは、どうすればいいんだ!)」


437: 2014/09/14(日) 23:37:44.49 ID:CEikS7wP0
いいところですが、眠くなってきたので、今日はこの辺で

はたして山城の真意とは? 提督の下した判断とは? はたして夜戦(意味深)に突入してしまうのか?

そして明日、焼き肉を食べてこようとしたけど、近所のファミレスでハンバーグフェアで半額開催を知った>>1、この苦渋の決断の末どちらを食するのか?

明日に続く!
提督「なぁ、山城」山城「なんですか?提督」【第7話】

引用: 【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」