8: 2005/11/20(日) 23:51:04 ID:m6f8VM080
( ^ω^)ブーンが侍になったようです【其の壱】
( ^ω^)ブーンが侍になったようです【其の二】
( ^ω^)ブーンが侍になったようです【其の三】
( ^ω^)ブーンが侍になったようです【其の四】
( ^ω^)ブーンが侍になったようです【其の五】
( ^ω^)ブーンが侍になったようです【其の六】
( ^ω^)ブーンが侍になったようです【其の七】
('・ω・`) 「逃げたい人は逃げればいい・・・・ぼくもこれ以上頃したくはない・・・」
ショボンは呟くように言う。だが、誰一人、逃げようとはしない
ならば、と、ショボンは自ら動いた
('・ω・`) 「警告は・・・・した・・・・!!」
侍1 「なっ・・・!?」
ブーンのスピードには劣る物の、それでもかなりの速度で、ショボンは道場側に跳ぶ
先頭にいた侍の懐に入り込み、身体をねじるように小太刀を振るう
ズばっ!!
侍1 「ぎゃああああっ!?」
刀を握っていた手首を斬られ、悲鳴をあげる侍
ねじった身体を戻すように、今度は右の刀で喉を裂く
侍は、絶命する
('・ω・`) 「ラウンジ流・竜巻」
38: 2005/11/21(月) 00:38:13 ID:083C3Yby0
槍使い 「く・・・きっさまああああああ!!!!」
仲間を斬られ、激昂した槍使いが、槍をショボンの後ろからフルスィングする
しかし、ショボンはそれをしゃがんで避ける
槍は、息のない侍に当たり、止まる
その隙を逃さず、小太刀の柄を槍にあて、滑らすように距離を詰める
('・ω・`) 「ハッ!!」
槍使い 「ぐはぁっ!?」
勢い殺さずに、肋骨の間に滑り込むように刀を差し込み、心臓を切り裂く
そのまま槍使いの身体を盾に、道場側の集団を突破。道場の入り口に戻る
薙刀 「よくも・・・!!」
と、背後から薙刀、ショボンの頭めがけて振り下ろされる
ショボンは突き刺した刀を握りに、槍使いの身体を反転、これを受ける
刀を引き抜くと同時に、氏体を蹴り、薙刀使いにぶつけた
薙刀 「くっそ・・・・」
仲間を斬られ、激昂した槍使いが、槍をショボンの後ろからフルスィングする
しかし、ショボンはそれをしゃがんで避ける
槍は、息のない侍に当たり、止まる
その隙を逃さず、小太刀の柄を槍にあて、滑らすように距離を詰める
('・ω・`) 「ハッ!!」
槍使い 「ぐはぁっ!?」
勢い殺さずに、肋骨の間に滑り込むように刀を差し込み、心臓を切り裂く
そのまま槍使いの身体を盾に、道場側の集団を突破。道場の入り口に戻る
薙刀 「よくも・・・!!」
と、背後から薙刀、ショボンの頭めがけて振り下ろされる
ショボンは突き刺した刀を握りに、槍使いの身体を反転、これを受ける
刀を引き抜くと同時に、氏体を蹴り、薙刀使いにぶつけた
薙刀 「くっそ・・・・」
43: 2005/11/21(月) 00:47:01 ID:083C3Yby0
槍使いの氏体を薙刀使いが抱きとめている間、
ショボンに刀が両側から刀が迫る。左右からの横面だ
侍×2 「トッタああああああああ!!」
('・ω・`) 「・・・・・・・・・・・・」
カ、カン! とかたい音を立て、ショボンはその二撃を小太刀と刀の鍔で受ける
しかし、両手対片手では、押し切られるのが自然だ
そうなる前に、ショボンは鍔で受けた刀を両手で広げ、こじ開けた隙間から
強引に前に出る
侍1 「な・・・・!!」
侍2 「ばかな・・・・!!」
一歩を踏み出す時、下半身をねじり、もう一歩を出すときにそれを戻す
その踊るような流れをもって、二人の首を切り裂く
バシュウッ!! と間欠泉のように噴出す血を浴びるショボン
('・ω・`) 「ラウンジ流・丸亀」
ショボンに刀が両側から刀が迫る。左右からの横面だ
侍×2 「トッタああああああああ!!」
('・ω・`) 「・・・・・・・・・・・・」
カ、カン! とかたい音を立て、ショボンはその二撃を小太刀と刀の鍔で受ける
しかし、両手対片手では、押し切られるのが自然だ
そうなる前に、ショボンは鍔で受けた刀を両手で広げ、こじ開けた隙間から
強引に前に出る
侍1 「な・・・・!!」
侍2 「ばかな・・・・!!」
一歩を踏み出す時、下半身をねじり、もう一歩を出すときにそれを戻す
その踊るような流れをもって、二人の首を切り裂く
バシュウッ!! と間欠泉のように噴出す血を浴びるショボン
('・ω・`) 「ラウンジ流・丸亀」
45: 2005/11/21(月) 01:00:05 ID:083C3Yby0
薙刀 「なにが、丸亀だあああああああ!!」
侍3 「いい気になりおって!!」
侍4 「でやっ!!」
二人の侍を抜けた先に、三人が同時に真っ向から切りかかってきていた
三人では、丸亀は通じない・・・・ならば
('・ω・`) 「斬られるわけには・・・いかないな・・・・!!」
言いつつ、ショボンは先刻の逆の動き・・・つまり、両側から
刀と小太刀を、挟み込むように振り上げ、自身は後ろへと下がった
刀と小太刀が、左右の刀にぶち当たり、それを
('・ω・`) 「うおおおおおおおおお!!!」
バッギィン!!
強引に薙刀にぶつけ、力任せにへし折った
('・ω・`) 「ラウンジ流・大鍬型」
侍3 「いい気になりおって!!」
侍4 「でやっ!!」
二人の侍を抜けた先に、三人が同時に真っ向から切りかかってきていた
三人では、丸亀は通じない・・・・ならば
('・ω・`) 「斬られるわけには・・・いかないな・・・・!!」
言いつつ、ショボンは先刻の逆の動き・・・つまり、両側から
刀と小太刀を、挟み込むように振り上げ、自身は後ろへと下がった
刀と小太刀が、左右の刀にぶち当たり、それを
('・ω・`) 「うおおおおおおおおお!!!」
バッギィン!!
強引に薙刀にぶつけ、力任せにへし折った
('・ω・`) 「ラウンジ流・大鍬型」
53: 2005/11/21(月) 01:14:04 ID:083C3Yby0
得物を叩き折られ、呆然とする三人に、ショボンはあえてゆっくりと近づく
全身に血を浴びたその姿は、薄暗い月夜の晩も手伝い、恐怖を駆り立て
さらに、刀を三本たたき折、それでもなお折れないその刀は、
何かこの世の物でない、サイアクの者を呼び覚ましたかのように錯覚させる
('・ω・`) 「まだ・・・つづけるかい・・・・?」
にやり、とわらうショボンは、きっと心底楽しそうだったに違いない
三人 「ひ・・・ひいいいいいいいいいいい!!!!!!!1」
得物を放り捨て、一目散に逃げていく
これで八人が、戦闘からいなくなり、残るは・・・と勘定しようとしたとき、
三人 「う、うわあああああああああ!!!!」
('・ω・`) 「・・・・・・・・・!!!!」
ドシュ!! ゾブっ!! グシャ!!
??? 「ちっ・・・・まったく使えねぇヤツラだ・・・・!!」
逃げ出した三人が、何ものかに、切り捨てられた
全身に血を浴びたその姿は、薄暗い月夜の晩も手伝い、恐怖を駆り立て
さらに、刀を三本たたき折、それでもなお折れないその刀は、
何かこの世の物でない、サイアクの者を呼び覚ましたかのように錯覚させる
('・ω・`) 「まだ・・・つづけるかい・・・・?」
にやり、とわらうショボンは、きっと心底楽しそうだったに違いない
三人 「ひ・・・ひいいいいいいいいいいい!!!!!!!1」
得物を放り捨て、一目散に逃げていく
これで八人が、戦闘からいなくなり、残るは・・・と勘定しようとしたとき、
三人 「う、うわあああああああああ!!!!」
('・ω・`) 「・・・・・・・・・!!!!」
ドシュ!! ゾブっ!! グシャ!!
??? 「ちっ・・・・まったく使えねぇヤツラだ・・・・!!」
逃げ出した三人が、何ものかに、切り捨てられた
57: 2005/11/21(月) 01:28:44 ID:083C3Yby0
ブーンは元の位置に戻ると、構えを変えた
正眼の構えから、上段の構えに
( ^ω^) 「先に・・・・言っておくお・・・・」
手下達 「・・・・・・・・・・・」
ブーンを半円状に取り囲む手下達は、何も反応を示さず、ただ間合いをじりじりと縮めていく
( ^ω^) 「今から・・・一人・・・・頃す気で打ち込むお」
手下達 「・・・・・・・・・!」
反応が返る。顔には出さないが、全員、かすかに動揺した
しめた、とブーンは思う
今のこの状況を崩すには、何かきっかけが必要だ
誰か一人をむごたらし殺せば、それで他の者に警戒と動揺を与えられる
しかし、それはブーンにはできない。不殺を決めているブーンに頃しはできない
だから、こうして言動で惑わせる
正眼の構えから、上段の構えに
( ^ω^) 「先に・・・・言っておくお・・・・」
手下達 「・・・・・・・・・・・」
ブーンを半円状に取り囲む手下達は、何も反応を示さず、ただ間合いをじりじりと縮めていく
( ^ω^) 「今から・・・一人・・・・頃す気で打ち込むお」
手下達 「・・・・・・・・・!」
反応が返る。顔には出さないが、全員、かすかに動揺した
しめた、とブーンは思う
今のこの状況を崩すには、何かきっかけが必要だ
誰か一人をむごたらし殺せば、それで他の者に警戒と動揺を与えられる
しかし、それはブーンにはできない。不殺を決めているブーンに頃しはできない
だから、こうして言動で惑わせる
59: 2005/11/21(月) 01:33:47 ID:083C3Yby0
間合いを詰めることに、躊躇いが産まれた
そして、わずかだが、功を焦った一人が前に一歩だけ、半円からはみ出した
(#^ω^) 「そこおおおおおおおおお!!!」
槍使い 「ぐ・・・・!! うりゃああああああああ!!」
機先の声と、視線で、はみ出す槍使いを威嚇
槍使いは、その声に押されるように槍を振りかぶり、叩きつけるように前に打ち込んだ
だが
グォン!! と、振り下ろした先に、ブーンはいなかった
いや・・・・ブーンは一歩も動いていなかった
槍使い 「!?」
槍使いのその一撃は、周囲の緊張の糸をぷっつりと切ってしまった
手下達 「うおおおおおおおおおおおおっっっっっっっ!!!!!!!」
手下達が、ブーンに殺到する
そして、わずかだが、功を焦った一人が前に一歩だけ、半円からはみ出した
(#^ω^) 「そこおおおおおおおおお!!!」
槍使い 「ぐ・・・・!! うりゃああああああああ!!」
機先の声と、視線で、はみ出す槍使いを威嚇
槍使いは、その声に押されるように槍を振りかぶり、叩きつけるように前に打ち込んだ
だが
グォン!! と、振り下ろした先に、ブーンはいなかった
いや・・・・ブーンは一歩も動いていなかった
槍使い 「!?」
槍使いのその一撃は、周囲の緊張の糸をぷっつりと切ってしまった
手下達 「うおおおおおおおおおおおおっっっっっっっ!!!!!!!」
手下達が、ブーンに殺到する
64: 2005/11/21(月) 01:43:21 ID:083C3Yby0
刀が、槍が、薙刀が、ブーンめがけて突きこまれる
大人数で同時に切りかかる場合、切り込みは突きに比べ、相手により近づかなければならない
ゆえに、全員の攻撃は、突き一つに絞られる
ブーンはそれを狙っていた
( ^ω^) 「はぁっ!」
一歩、おおきく後ろに跳び、門柱の間よりも後ろに移動する
そして、全員の得物が数瞬前までブーンがいた位置に差し込まれる
その瞬間を逃さず、ブーンは上段に振りかぶった刀を、振り下ろした
(#^ω^) 「おおおおおおおおおおおおお!!!!!」
金属が、互いにぶつかり、そして地面へとぶつかる
しかしブーンの斬撃は、そこで止まらず、さらに下へと力が加わった
バギィィィィィィィィィィイイインン!!!!!!!!
大音量と共に、すべての武器が砕け散る
ブーンの刀と共に・・・・・・
大人数で同時に切りかかる場合、切り込みは突きに比べ、相手により近づかなければならない
ゆえに、全員の攻撃は、突き一つに絞られる
ブーンはそれを狙っていた
( ^ω^) 「はぁっ!」
一歩、おおきく後ろに跳び、門柱の間よりも後ろに移動する
そして、全員の得物が数瞬前までブーンがいた位置に差し込まれる
その瞬間を逃さず、ブーンは上段に振りかぶった刀を、振り下ろした
(#^ω^) 「おおおおおおおおおおおおお!!!!!」
金属が、互いにぶつかり、そして地面へとぶつかる
しかしブーンの斬撃は、そこで止まらず、さらに下へと力が加わった
バギィィィィィィィィィィイイインン!!!!!!!!
大音量と共に、すべての武器が砕け散る
ブーンの刀と共に・・・・・・
67: 2005/11/21(月) 01:50:11 ID:083C3Yby0
手下達 「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
あまりの出来事と、腕に残る痺れに、全員放心状態になる
信じられるか? 残っていた人数は十人。薙刀が二つに槍が三本、刀が五振りだ
それに、ブーン自身の刀も加わり、合わせて十一もの刃物が一撃で粉砕された
目の前に起こった現実、自分の持っていた常識、そのバランスが崩れかける
( ^ω^) 「・・・・・これでも、まだ続けたいのかお・・・・?」
常識破りを行った男は、半ばから折れた刀を下げ、
さも、こんなことなど造作もない、という顔をしている
手下達は戦慄した
自分たちは、とんでもない奴らを敵に回していないか・・・・?
あまりの出来事と、腕に残る痺れに、全員放心状態になる
信じられるか? 残っていた人数は十人。薙刀が二つに槍が三本、刀が五振りだ
それに、ブーン自身の刀も加わり、合わせて十一もの刃物が一撃で粉砕された
目の前に起こった現実、自分の持っていた常識、そのバランスが崩れかける
( ^ω^) 「・・・・・これでも、まだ続けたいのかお・・・・?」
常識破りを行った男は、半ばから折れた刀を下げ、
さも、こんなことなど造作もない、という顔をしている
手下達は戦慄した
自分たちは、とんでもない奴らを敵に回していないか・・・・?
71: 2005/11/21(月) 01:58:00 ID:083C3Yby0
槍使いは、自分の手に返ってきた感触に、違和感を感じた
槍 (固い・・・・・・?)
そう、固い。硬いではなく固い、だ
いや、どちらのかたいでも、おかしいのだ
目の前で血に染まる着流しと槍。その感触は軟いはずだ
疑問を感じていると、
先生 「・・・・この着流しは、割と高かったんだがな・・・・」
ぐっ、と槍が握られた
握られた、と思った瞬間には、ねじられ、そして奪い取られていた
槍に体重を込めていたため、身体が支えを失い、おおきくぐらつく
そこに、先生の腰の最後の一刀が、目と目を結ぶ線と平行に走った
槍 「なぜ・・・・・だ・・・・・?」
意識がなくなる寸前。 先生の呟きが聞こえた
先生 「まったく・・・傷口が開いたな・・・・さらしを巻いていて助かった・・・・」
槍 (固い・・・・・・?)
そう、固い。硬いではなく固い、だ
いや、どちらのかたいでも、おかしいのだ
目の前で血に染まる着流しと槍。その感触は軟いはずだ
疑問を感じていると、
先生 「・・・・この着流しは、割と高かったんだがな・・・・」
ぐっ、と槍が握られた
握られた、と思った瞬間には、ねじられ、そして奪い取られていた
槍に体重を込めていたため、身体が支えを失い、おおきくぐらつく
そこに、先生の腰の最後の一刀が、目と目を結ぶ線と平行に走った
槍 「なぜ・・・・・だ・・・・・?」
意識がなくなる寸前。 先生の呟きが聞こえた
先生 「まったく・・・傷口が開いたな・・・・さらしを巻いていて助かった・・・・」
78: 2005/11/21(月) 02:07:36 ID:083C3Yby0
残るは三人、いずれも侍風だ
一人は右に、二人は左に位置している
先生は、刀を正眼に構え、動きを待つ
先に動いたのは、右の一人だ
先生 (ばかめ・・・・・!)
右の一人が動けば、挟み撃ちの形が崩れ、優位性が失くなる
そんなことにも気づけないのか、と毒づく
右の攻撃は単純だった。全身をばねにするような、諸手突き
真剣で行えば、避けにくく、そしてかわされれば態勢が崩れ、氏にやすい
まさに諸刃の剣というべき技だ
右侍 「チェヤぁっ!!!!」
先生 「ハァッ!!」
無造作に、その渾身の突きを払う先生。 ・・・・だが
先生 (手ごたえが・・・・・無い!?)
一人は右に、二人は左に位置している
先生は、刀を正眼に構え、動きを待つ
先に動いたのは、右の一人だ
先生 (ばかめ・・・・・!)
右の一人が動けば、挟み撃ちの形が崩れ、優位性が失くなる
そんなことにも気づけないのか、と毒づく
右の攻撃は単純だった。全身をばねにするような、諸手突き
真剣で行えば、避けにくく、そしてかわされれば態勢が崩れ、氏にやすい
まさに諸刃の剣というべき技だ
右侍 「チェヤぁっ!!!!」
先生 「ハァッ!!」
無造作に、その渾身の突きを払う先生。 ・・・・だが
先生 (手ごたえが・・・・・無い!?)
80: 2005/11/21(月) 02:13:23 ID:083C3Yby0
右の侍は、突きが払われる瞬間、いや、それよりももっと前に力を抜いていた
そして、払われる力に逆らわず、そのまま刀をすてる
そして、先生に抱きつくように体当たりを敢行した
先生 「ぐ・・・・なにを・・・・!!」
右侍 「いまだ!! 俺ごとコイツを斬るんだ!!!」
先生 「なにっ!?」
コイツの目的は、これだったのか!
自分が犠牲になり、その代わりに、私を倒す
今までに氏んで行った人数と、これから氏ぬであろう人数を考えたら
確かに、それは合理的で、確実な方法だ。しかし・・・・
先生 「きっさま・・・氏ぬ気かっ!!」
右の侍は、躊躇いなく答える
右侍 「武士道とは、氏ぬ事と見つけたりっっっ!!!!!」
答えると同時、左の二人の刀が振ってきた
そして、払われる力に逆らわず、そのまま刀をすてる
そして、先生に抱きつくように体当たりを敢行した
先生 「ぐ・・・・なにを・・・・!!」
右侍 「いまだ!! 俺ごとコイツを斬るんだ!!!」
先生 「なにっ!?」
コイツの目的は、これだったのか!
自分が犠牲になり、その代わりに、私を倒す
今までに氏んで行った人数と、これから氏ぬであろう人数を考えたら
確かに、それは合理的で、確実な方法だ。しかし・・・・
先生 「きっさま・・・氏ぬ気かっ!!」
右の侍は、躊躇いなく答える
右侍 「武士道とは、氏ぬ事と見つけたりっっっ!!!!!」
答えると同時、左の二人の刀が振ってきた
83: 2005/11/21(月) 02:32:27 ID:083C3Yby0
三人を切り捨てたのは、小柄な男だった
手にもっているのは、巨大な斧・・・いや、あれは槍なのだろうか・・・?
('・ω・`) 「仲間を切り捨てるだなんて・・・・正気ですか・・・?」
??? 「さてね・・・・? ・・・つか、他人行儀だな?」
('・ω・`) 「・・・? 他人に、そういわれる筋合いはありませんが・・・?」
覚えてないのか、と男は寂しげに言い
??? 「まあ、いい。名乗っておこうか、シベリア流、長岡だ・・・!」
('・ω・`) 「・・・!! まさか・・・!!」
長岡 「思い出したか・・・・? 昔はよく遊んだよなw」
ショボンの記憶にある、長岡は、確か・・・・
震える声で、ショボンは尋ねる
('・ω・`) 「なぜ・・・・アナタが・・・毒男と・・・・・・?」
長岡 「決まっている・・・・!!」
長岡 「親父の敵討ちだっ!!!!」
長岡は・・・・十年前の辻斬りの被害者ではなかったか・・・・?
手にもっているのは、巨大な斧・・・いや、あれは槍なのだろうか・・・?
('・ω・`) 「仲間を切り捨てるだなんて・・・・正気ですか・・・?」
??? 「さてね・・・・? ・・・つか、他人行儀だな?」
('・ω・`) 「・・・? 他人に、そういわれる筋合いはありませんが・・・?」
覚えてないのか、と男は寂しげに言い
??? 「まあ、いい。名乗っておこうか、シベリア流、長岡だ・・・!」
('・ω・`) 「・・・!! まさか・・・!!」
長岡 「思い出したか・・・・? 昔はよく遊んだよなw」
ショボンの記憶にある、長岡は、確か・・・・
震える声で、ショボンは尋ねる
('・ω・`) 「なぜ・・・・アナタが・・・毒男と・・・・・・?」
長岡 「決まっている・・・・!!」
長岡 「親父の敵討ちだっ!!!!」
長岡は・・・・十年前の辻斬りの被害者ではなかったか・・・・?
90: 2005/11/21(月) 02:43:27 ID:083C3Yby0
('・ω・`) 「・・・・! だ、だったらなおさらだ!」
「父親の仇は、毒男なんだ!! アナタはだまされている!!」
長岡 「それはこっちの台詞だ・・・・お前こそ、奴に世話になって飼いならされたか?」
('・ω・`) 「違う!! ぼくは・・・そんなんじゃなく・・・・!!」
長岡 「いいから、目を覚ませ!!」
「お前は、あの調査書を見たんじゃないのか!?」
('・ω・`) 「・・・・・・・!」
長岡 「だったら・・・・・・どっちの味方かなんて・・・はっきりしてるだろ・・・・?」
「俺は・・・・お前と共に戦いたい・・・・! 同じ仇を持つものとして!!」
こちらを説得しようとする長岡は、どこまでも真直ぐだった
長岡は、心の底から、共に戦いたいと言ってくれているのだろう
だが、
('・ω・`) 「お断りだっ!!」
長岡 「・・・・・・・もう、何を言っても、無駄か・・・・?」
「それなら・・・・お前を頃す前に教えてくれ・・・・・何故だ・・・・?」
('・ω・`) 「ぼくは・・・・それでも先生を信じているからだ!」
「父親の仇は、毒男なんだ!! アナタはだまされている!!」
長岡 「それはこっちの台詞だ・・・・お前こそ、奴に世話になって飼いならされたか?」
('・ω・`) 「違う!! ぼくは・・・そんなんじゃなく・・・・!!」
長岡 「いいから、目を覚ませ!!」
「お前は、あの調査書を見たんじゃないのか!?」
('・ω・`) 「・・・・・・・!」
長岡 「だったら・・・・・・どっちの味方かなんて・・・はっきりしてるだろ・・・・?」
「俺は・・・・お前と共に戦いたい・・・・! 同じ仇を持つものとして!!」
こちらを説得しようとする長岡は、どこまでも真直ぐだった
長岡は、心の底から、共に戦いたいと言ってくれているのだろう
だが、
('・ω・`) 「お断りだっ!!」
長岡 「・・・・・・・もう、何を言っても、無駄か・・・・?」
「それなら・・・・お前を頃す前に教えてくれ・・・・・何故だ・・・・?」
('・ω・`) 「ぼくは・・・・それでも先生を信じているからだ!」
93: 2005/11/21(月) 02:52:06 ID:083C3Yby0
長岡は、うつむき、うなだれ、こう言った
長岡 「おい、お前達。 とっとと消えろ」
手下達 「・・・・え?」
長岡 「とっとと消えろっつったんだよ・・・・!」
手下 「し、しかし・・・・!!!」
グォン!
口ごたえを最後まで聞かずに、長岡は、左手一本で、長斧を振った
地面に落ちる、部下の首は五つ。長岡は、左手一本でそれを行った
長岡 「・・・・あーあ。だから、消えろっつったのによ・・・」
('・ω・`) 「・・・・・・・・・・・」
長岡 「てめぇとは、できればやりたくはなかったんだがな・・・・・」
言って、長岡は、左腕一本で長斧を八双に構えた
長岡 「南蛮直輸入の、ハルバードの錆びにしてやるぜ!!」
長岡 「おい、お前達。 とっとと消えろ」
手下達 「・・・・え?」
長岡 「とっとと消えろっつったんだよ・・・・!」
手下 「し、しかし・・・・!!!」
グォン!
口ごたえを最後まで聞かずに、長岡は、左手一本で、長斧を振った
地面に落ちる、部下の首は五つ。長岡は、左手一本でそれを行った
長岡 「・・・・あーあ。だから、消えろっつったのによ・・・」
('・ω・`) 「・・・・・・・・・・・」
長岡 「てめぇとは、できればやりたくはなかったんだがな・・・・・」
言って、長岡は、左腕一本で長斧を八双に構えた
長岡 「南蛮直輸入の、ハルバードの錆びにしてやるぜ!!」
98: 2005/11/21(月) 03:02:32 ID:083C3Yby0
長岡は、言うが早いか、遠慮無しにショボンの頭を薙ぎに来た
しゃがんで避けるショボン。しかし、
('・ω・`) 「・・・・・・・!?」
頭が持っていかれそうな程の衝撃が、首に走った
その正体は、高速で振り回されるハルバードが起こす風圧だった
これが直撃すれば、どこであろうと致命傷だ
思わずからだがよろけそうになるが、長岡の追撃は無い
長岡 「謝るんなら・・・今だぞ・・・?」
('・ω・`) 「先生は辻斬りなんかじゃない」
長岡 「・・・・お前は、だまされてるとは思わないのか?」
('・ω・`) 「・・・・ぼくは、先生を信じたい・・・・!!」
そうか、と長岡は呟き、そしてハルバードを振り上げた
しゃがんで避けるショボン。しかし、
('・ω・`) 「・・・・・・・!?」
頭が持っていかれそうな程の衝撃が、首に走った
その正体は、高速で振り回されるハルバードが起こす風圧だった
これが直撃すれば、どこであろうと致命傷だ
思わずからだがよろけそうになるが、長岡の追撃は無い
長岡 「謝るんなら・・・今だぞ・・・?」
('・ω・`) 「先生は辻斬りなんかじゃない」
長岡 「・・・・お前は、だまされてるとは思わないのか?」
('・ω・`) 「・・・・ぼくは、先生を信じたい・・・・!!」
そうか、と長岡は呟き、そしてハルバードを振り上げた
101: 2005/11/21(月) 03:07:31 ID:083C3Yby0
振り下ろされるハルバードを見ながらショボンは思った
('・ω・`) (長岡さんは、きっともう一人のぼくだ・・・・・)
ぼくにブーンがいなかったら
('・ω・`) (ぼくも、先生を憎んでいたら・・・・・)
ぼくを先生が救ってくれなければ
('・ω・`) (ぼくは長岡さんの位置に立っていただろう・・・・)
だったら・・・・
('・ω・`) 「ぼくは長岡さんを・・・止めなきゃならないっ!!!」
轟音が、竹林を揺らした
('・ω・`) (長岡さんは、きっともう一人のぼくだ・・・・・)
ぼくにブーンがいなかったら
('・ω・`) (ぼくも、先生を憎んでいたら・・・・・)
ぼくを先生が救ってくれなければ
('・ω・`) (ぼくは長岡さんの位置に立っていただろう・・・・)
だったら・・・・
('・ω・`) 「ぼくは長岡さんを・・・止めなきゃならないっ!!!」
轟音が、竹林を揺らした
107: 2005/11/21(月) 03:39:28 ID:083C3Yby0
ショボンは、ハルバードの横に立っていた
('・ω・`) 「・・・・・・・・・・・」
ハルバードの下には、刀と小太刀が真っ二つに割れて地面に刺さっていた
長岡 「・・・・・・・・・・・」
長岡の手は、既にハルバードを握っていなかった
そして、ショボンの左手には、昼間のブーンと同じように、鞘が握られていた
ドサっ・・・と長岡が崩れ落ちた
('・ω・`) 「すまない、長岡さん・・・・しばらくそこで眠っててください」
半ばから折れた刀と小太刀を、鞘に差し、ショボンは道場へと向かった
('・ω・`) 「・・・・・・・・・・・」
ハルバードの下には、刀と小太刀が真っ二つに割れて地面に刺さっていた
長岡 「・・・・・・・・・・・」
長岡の手は、既にハルバードを握っていなかった
そして、ショボンの左手には、昼間のブーンと同じように、鞘が握られていた
ドサっ・・・と長岡が崩れ落ちた
('・ω・`) 「すまない、長岡さん・・・・しばらくそこで眠っててください」
半ばから折れた刀と小太刀を、鞘に差し、ショボンは道場へと向かった
118: 2005/11/21(月) 03:57:53 ID:083C3Yby0
逃げようとしない手下達に、ブーンは一歩踏み出す
手下達 「・・・・・!!!!!!」
その動きだけで、手下達は、恐怖に身を引きつらせた
彼らのリーダーである毒男から、話は聞いていた。コイツは強い、と。
しかし、こうも聞いていた。コイツは人を殺さない、否、殺せない、と。
そう、事実目の前の怪物は、こちらを一人も頃してなんかいない
叩き伏せるだけで、命を奪おうとは決してしていない
しかし
全身が余すところ無く、恐怖している
それは例えるならジェットコースターが怖いのと似ている
安全が保証されている。氏ぬことは無い。頭ではわかる。それはわかる
だが、そうであったも怖いのだ
その恐怖が、近づいてくる
手下達 「・・・・・!!!!!!」
その動きだけで、手下達は、恐怖に身を引きつらせた
彼らのリーダーである毒男から、話は聞いていた。コイツは強い、と。
しかし、こうも聞いていた。コイツは人を殺さない、否、殺せない、と。
そう、事実目の前の怪物は、こちらを一人も頃してなんかいない
叩き伏せるだけで、命を奪おうとは決してしていない
しかし
全身が余すところ無く、恐怖している
それは例えるならジェットコースターが怖いのと似ている
安全が保証されている。氏ぬことは無い。頭ではわかる。それはわかる
だが、そうであったも怖いのだ
その恐怖が、近づいてくる
123: 2005/11/21(月) 04:08:04 ID:083C3Yby0
近づくブーンは、先ほど自分が立っていた位置までやってきた
そして、先端の穂先の部分がすべて無くなった槍を手に取り
それを薙刀のように構え、
(#^ω^) 「とっとと逃げるお! 逃げない輩はもう一撃くれてやるお!?」
手下達 「・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!」
一喝した
その言葉を待ちわびていたのか、手下達は一目散に
気絶している仲間をおきざりにして逃げていく
(;^ω^) 「やっぱり・・・・こういうのは苦手だお・・・・」
地面に倒れている者達を見て、そう呟く。と、その時であった
ツン 「きゃあああああああああああ!!!!!」
(;^ω^) 「ツンっ・・・・・・!?」
母屋から、ツンの悲鳴が聞こえた。ブーンは全力で、母屋へと走る
そして、先端の穂先の部分がすべて無くなった槍を手に取り
それを薙刀のように構え、
(#^ω^) 「とっとと逃げるお! 逃げない輩はもう一撃くれてやるお!?」
手下達 「・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!」
一喝した
その言葉を待ちわびていたのか、手下達は一目散に
気絶している仲間をおきざりにして逃げていく
(;^ω^) 「やっぱり・・・・こういうのは苦手だお・・・・」
地面に倒れている者達を見て、そう呟く。と、その時であった
ツン 「きゃあああああああああああ!!!!!」
(;^ω^) 「ツンっ・・・・・・!?」
母屋から、ツンの悲鳴が聞こえた。ブーンは全力で、母屋へと走る
124: 2005/11/21(月) 04:19:16 ID:083C3Yby0
ツンが脇差を突きつけた男は、見苦しく騒いでいた
侍1 「た、たすけてくれ・・・・・みんな・・・言うことを・・・!」
ツン 「アタシも・・・・なるべくなら人頃しには、なりたくないのよね・・・・?」
ツンは冷酷そうに舌なめずりしながら、そう言う。だが、内心は全く違う
ツン (この人数相手に、渡り合うのは・・・・アタシには無理だわ・・・)
(少しでも・・・少しでも長く時間を稼げば・・・・誰か来るはず・・・)
(それまで、コイツを生かさず殺さずで、話を伸ばさないと・・・!!)
ツンの目的は、時間稼ぎ
もともと、武器を捨てさせたところで、数が違うのだ
一人二人が命を捨ててかかれば、たやすく自分など捕まるであろう
それだけは、避けねばならない・・・・・
侍1 「た、たすけてくれ・・・・・みんな・・・言うことを・・・!」
ツン 「アタシも・・・・なるべくなら人頃しには、なりたくないのよね・・・・?」
ツンは冷酷そうに舌なめずりしながら、そう言う。だが、内心は全く違う
ツン (この人数相手に、渡り合うのは・・・・アタシには無理だわ・・・)
(少しでも・・・少しでも長く時間を稼げば・・・・誰か来るはず・・・)
(それまで、コイツを生かさず殺さずで、話を伸ばさないと・・・!!)
ツンの目的は、時間稼ぎ
もともと、武器を捨てさせたところで、数が違うのだ
一人二人が命を捨ててかかれば、たやすく自分など捕まるであろう
それだけは、避けねばならない・・・・・
125: 2005/11/21(月) 04:25:40 ID:083C3Yby0
薙刀使い 「・・・・こうなっては仕方が無い・・・」
「あやつの命は、諦めて・・・・・!!」
敵の一人が、はやくも覚悟を決めそうになる
だが、そうはさせない
ツン 「本当に・・・・・・・いいの・・・・・?」
薙刀使い 「・・・・・何がだ・・・・?」
ツンは、おかしそうに笑う
ツン 「ふっふふwww、気づいていないのw?」
薙刀使い 「だから・・・何がだ・・・・!」
相手がイラつくのが、よくわかる。これ以上刺激すれば爆発するだろう
ならば、緩めるだけだ・・・
ツン 「今のこの状態・・・アタシも人質と言えるんじゃない?」
「あやつの命は、諦めて・・・・・!!」
敵の一人が、はやくも覚悟を決めそうになる
だが、そうはさせない
ツン 「本当に・・・・・・・いいの・・・・・?」
薙刀使い 「・・・・・何がだ・・・・?」
ツンは、おかしそうに笑う
ツン 「ふっふふwww、気づいていないのw?」
薙刀使い 「だから・・・何がだ・・・・!」
相手がイラつくのが、よくわかる。これ以上刺激すれば爆発するだろう
ならば、緩めるだけだ・・・
ツン 「今のこの状態・・・アタシも人質と言えるんじゃない?」
129: 2005/11/21(月) 04:36:20 ID:083C3Yby0
ツンの言う意味が理解できないのか、薙刀使いが疑問符を浮かべる
薙刀使い 「・・・・お前が人質・・・だと?」
ツン 「ええ・・・そうじゃないかしら・・・・?」
ツンは、噛んで含ませるように、説明する
ツン 「・・・貴方は、長物をもっているでしょ?」
「そして、その立ち位置なら、おそらく一歩の踏み込みもいらずに」
「あたしのことを切れるんじゃない?」
薙刀使い 「確かに・・・・」
ツン 「しかも、今私は、こんなお荷物を手に持っているのよ・・・?」
そう言って、脇差を軽く上にあげる。ヒィ、と情けない声を、侍風の男が上げた
ツン 「これを突き放すような動きをしている間に、アナタは確実にアタシを斬れる」
「つまり、それって人質にとったのと同じ状況なんじゃない・・・?」
薙刀使い 「・・・・お前が人質・・・だと?」
ツン 「ええ・・・そうじゃないかしら・・・・?」
ツンは、噛んで含ませるように、説明する
ツン 「・・・貴方は、長物をもっているでしょ?」
「そして、その立ち位置なら、おそらく一歩の踏み込みもいらずに」
「あたしのことを切れるんじゃない?」
薙刀使い 「確かに・・・・」
ツン 「しかも、今私は、こんなお荷物を手に持っているのよ・・・?」
そう言って、脇差を軽く上にあげる。ヒィ、と情けない声を、侍風の男が上げた
ツン 「これを突き放すような動きをしている間に、アナタは確実にアタシを斬れる」
「つまり、それって人質にとったのと同じ状況なんじゃない・・・?」
130: 2005/11/21(月) 04:40:26 ID:083C3Yby0
もちろん、普通に考えれば、そんなわけは無い
これが普通の町娘なら、まだその論は通じるかもしれないが、
相手は仮にも剣術指南役を勤める道場の師範代だ
この程度距離があれば、たやすく逃げ出せるだろうし
それに、ツンの近くには、薙刀がある
武器があって、技術があった、人質を抱えている
そんな人質がこの世にいるはずはない
詭弁にもなっていない、お子様でもだませない、トンデモ屁理屈だ
しかし・・・・
薙刀使い 「・・・・・・・・・・・・」
この男はしっかりと、悩んでいた
これが普通の町娘なら、まだその論は通じるかもしれないが、
相手は仮にも剣術指南役を勤める道場の師範代だ
この程度距離があれば、たやすく逃げ出せるだろうし
それに、ツンの近くには、薙刀がある
武器があって、技術があった、人質を抱えている
そんな人質がこの世にいるはずはない
詭弁にもなっていない、お子様でもだませない、トンデモ屁理屈だ
しかし・・・・
薙刀使い 「・・・・・・・・・・・・」
この男はしっかりと、悩んでいた
132: 2005/11/21(月) 04:50:42 ID:083C3Yby0
ツン (よく言えば、純情な性格よね・・・・・)
悪く言えば単なる考えたらずだが、そのおかげで、ツンは時間を稼げている
うまく行けば、三人が全員ここに来れるぐらい、時間を稼げるかも知れない
と、ツンが思ったあたりだった
「ぎゃあああ!!」 「ぐあっ!?」 「ひ・・・・・・!!!!」
手下達 「・・・・・・・・・!!」
三方から、悲鳴が聞こえた
まずい、このままでは決心をするのにそれほど時間は要らない
ツン 「・・・どうする? アナタの仲間達を救えるかもしれないわよ・・・?」
内心冷や汗まみれになりながら、ツンは強い言葉を吐き続けるが、
薙刀使い 「いや・・・・・もういい・・・・・・!!」
ツン (ちぃ・・・・緊張に負けちゃったか・・・・・!!)
薙刀使いは、構え、そして疾走した
悪く言えば単なる考えたらずだが、そのおかげで、ツンは時間を稼げている
うまく行けば、三人が全員ここに来れるぐらい、時間を稼げるかも知れない
と、ツンが思ったあたりだった
「ぎゃあああ!!」 「ぐあっ!?」 「ひ・・・・・・!!!!」
手下達 「・・・・・・・・・!!」
三方から、悲鳴が聞こえた
まずい、このままでは決心をするのにそれほど時間は要らない
ツン 「・・・どうする? アナタの仲間達を救えるかもしれないわよ・・・?」
内心冷や汗まみれになりながら、ツンは強い言葉を吐き続けるが、
薙刀使い 「いや・・・・・もういい・・・・・・!!」
ツン (ちぃ・・・・緊張に負けちゃったか・・・・・!!)
薙刀使いは、構え、そして疾走した
134: 2005/11/21(月) 04:58:32 ID:083C3Yby0
ツンは侍風の男をさっさと手放し、代わりに立てかけておいた薙刀を手に取る
牽制のために、男の脇差を薙刀使いめがけて投げてから、構える
薙刀 「ふん・・・・・!」
薙刀使いは、あっさりと脇差を払い落とす。想定していた範疇だ。むしろそれを狙っていた
これで、下げられた薙刀は、上にしか斬れない。防御は、下に注意を向ければそれでいい
倒すことよりも、倒されないことに重点を置き、ツンは戦闘を組み立てる
ツン 「さあ、かかってきなさいっ!」
しかし、ここで、ツンにとって予想外の事が起きた
薙刀 「その前に、・・・この無能が!!」
侍 「ぐああああああああ!!!!!!」
ツン 「!!!!! ・・・・・きゃあああああああああああ!?」
ズシャっ!!
薙刀使いの攻撃は、こちらではなく、人質になっていた男へと向けられた
牽制のために、男の脇差を薙刀使いめがけて投げてから、構える
薙刀 「ふん・・・・・!」
薙刀使いは、あっさりと脇差を払い落とす。想定していた範疇だ。むしろそれを狙っていた
これで、下げられた薙刀は、上にしか斬れない。防御は、下に注意を向ければそれでいい
倒すことよりも、倒されないことに重点を置き、ツンは戦闘を組み立てる
ツン 「さあ、かかってきなさいっ!」
しかし、ここで、ツンにとって予想外の事が起きた
薙刀 「その前に、・・・この無能が!!」
侍 「ぐああああああああ!!!!!!」
ツン 「!!!!! ・・・・・きゃあああああああああああ!?」
ズシャっ!!
薙刀使いの攻撃は、こちらではなく、人質になっていた男へと向けられた
135: 2005/11/21(月) 05:03:14 ID:083C3Yby0
まさか、本当に斬るとは、思っていなかった・・・・・
目の前で、人が斬られた・・・それは、ツンにとって初めてのことだった
ツン (うそ・・・でしょ・・・? あ・・・あんなに血が・・・!!)
動揺し、思わず薙刀を抱きしめるツン
その隙を逃すほどには、薙刀使いは甘くは無かった
薙刀 「氏ねええええええ!!!!」
ツン 「・・・・・え、 くぅっ!!!!!!!!」
薙刀による刺突は、ツンの腹めがけて飛んでいった
目の前で、人が斬られた・・・それは、ツンにとって初めてのことだった
ツン (うそ・・・でしょ・・・? あ・・・あんなに血が・・・!!)
動揺し、思わず薙刀を抱きしめるツン
その隙を逃すほどには、薙刀使いは甘くは無かった
薙刀 「氏ねええええええ!!!!」
ツン 「・・・・・え、 くぅっ!!!!!!!!」
薙刀による刺突は、ツンの腹めがけて飛んでいった
138: 2005/11/21(月) 05:14:47 ID:083C3Yby0
玄関を土足のまま一気に駆け上がろうとして、ブーンが見たものは
(;^ω^) 「ツンっ!?」
腹を薙刀で突き刺され、そのままこちらへと吹き飛んでくる、ツンの姿だった
ドサァっと土間に、ブーンの後ろに落ちるツンに駆け寄ろうとするブーン・・・
ツン 「ブーン!!」
(;^ω^) 「ツン・・・・・・! ヘい・・」
ツン 「声が出るから、生きてるわよっ!? アタシのことはいいから・・・・!!」
「アイツをぶっ飛ばしなさい・・・・!!」
ツンに止められ、後ろを向くと薙刀をもった男と、十人ほどの男たちがいた
カチ、とブーンの中で、何かスィッチが入る音がした
( ^ω^) 「おまえらかお・・・・?」
薙刀 「我々は復讐のために、この道場に来たの・・・・」
薙刀使いは、最後まで喋れなかった
薙刀 「・・・! ごばぁっ!?」
その口に、ブーンの拳が突っ込まれたから・・・・
(;^ω^) 「ツンっ!?」
腹を薙刀で突き刺され、そのままこちらへと吹き飛んでくる、ツンの姿だった
ドサァっと土間に、ブーンの後ろに落ちるツンに駆け寄ろうとするブーン・・・
ツン 「ブーン!!」
(;^ω^) 「ツン・・・・・・! ヘい・・」
ツン 「声が出るから、生きてるわよっ!? アタシのことはいいから・・・・!!」
「アイツをぶっ飛ばしなさい・・・・!!」
ツンに止められ、後ろを向くと薙刀をもった男と、十人ほどの男たちがいた
カチ、とブーンの中で、何かスィッチが入る音がした
( ^ω^) 「おまえらかお・・・・?」
薙刀 「我々は復讐のために、この道場に来たの・・・・」
薙刀使いは、最後まで喋れなかった
薙刀 「・・・! ごばぁっ!?」
その口に、ブーンの拳が突っ込まれたから・・・・
142: 2005/11/21(月) 05:22:21 ID:083C3Yby0
薙刀使いには、否、その場にいた全員が見えなかった
ブーンが薙刀使いのところまで移動するのを、確認できなかった
たった三歩ほどの距離だが、それでも見えないはずは無い
まるでコマ落しのフィルムを見るかの様に、ブーンはいきなりそこに存在した
( ^ω^) 「どうでもいいお・・・君達の理由なんて・・・・」
薙刀 「はが・・・・・・はが・・・・・・!」
薙刀使いは、拳を突っ込まれたときにやったのだろう、歯の多くを折られていた
口から血を流し、涙眼で暴れ、痛みを堪えている薙刀使い
ブーンは、その口中から、拳を引き抜いた・・・・・
ただし・・・・・手を中で開いてから
薙刀 「!?!?!?!?!・・・あががあがあああああああっっっっつつっ!!!!!」
手についた血を振り落とし、ブーンは呟く
( ^ω^) 「次は・・・どいつだお・・・・・?」
ブーンが薙刀使いのところまで移動するのを、確認できなかった
たった三歩ほどの距離だが、それでも見えないはずは無い
まるでコマ落しのフィルムを見るかの様に、ブーンはいきなりそこに存在した
( ^ω^) 「どうでもいいお・・・君達の理由なんて・・・・」
薙刀 「はが・・・・・・はが・・・・・・!」
薙刀使いは、拳を突っ込まれたときにやったのだろう、歯の多くを折られていた
口から血を流し、涙眼で暴れ、痛みを堪えている薙刀使い
ブーンは、その口中から、拳を引き抜いた・・・・・
ただし・・・・・手を中で開いてから
薙刀 「!?!?!?!?!・・・あががあがあああああああっっっっつつっ!!!!!」
手についた血を振り落とし、ブーンは呟く
( ^ω^) 「次は・・・どいつだお・・・・・?」
146: 2005/11/21(月) 05:29:31 ID:083C3Yby0
足元で転がる薙刀使い。その口の中につま先をつっこみ、
ねじりながらブーンは言う
( ^ω^) 「タダジャ・・・オカナイオ・・・・・!!」
突っ込んだ足を軽く捻る
ゴギィン!! と嫌な音を立てて、薙刀使いの顎が外れた
薙刀 「・・・・・・!!! ・・・・・・!!!!!!」
うめく薙刀使いを一瞥もせずに、ブーンは足を進める
部屋の中には、突入するときに得物を交換したのだろう
長物はさっきの薙刀しかおらず、全員刀を装備。それが十人
部屋全体を見回して、一言
( ^ω^) 「氏にたい奴から、かかってくるお・・・・・!」
ねじりながらブーンは言う
( ^ω^) 「タダジャ・・・オカナイオ・・・・・!!」
突っ込んだ足を軽く捻る
ゴギィン!! と嫌な音を立てて、薙刀使いの顎が外れた
薙刀 「・・・・・・!!! ・・・・・・!!!!!!」
うめく薙刀使いを一瞥もせずに、ブーンは足を進める
部屋の中には、突入するときに得物を交換したのだろう
長物はさっきの薙刀しかおらず、全員刀を装備。それが十人
部屋全体を見回して、一言
( ^ω^) 「氏にたい奴から、かかってくるお・・・・・!」
148: 2005/11/21(月) 05:37:28 ID:083C3Yby0
そう言ってかかれるものがいるはずが無い
ブーンの足元で転がるリーダー格は、さっき腕をはたかれた奴よりも
数段、数十段酷い有様だ
誰もが思う。ああはなりたくない・・・・!
( ^ω^) 「なら、こっちからいくお」
侍1 「!?」
ブーンは言葉が終わる頃には既に動き終えていた
部屋の右隅で、刀を構えていた男の眼前に立ち、その顔に手を添えていた
侍1 「くっそ・・・・!! ・・・・・・なっ!?」
腕を動かし、斬りつけようとするが、無駄だった。手が腕の付け根を抑えていた
腕の付け根、顔から移動させて肩、それぞれをブーンは握り、そのまま無造作に・・・・
ゴギっ
侍1 「うううわあああああああっっっっっ!!!!!?!?!?!?」
いとも簡単に外した
ブーンの足元で転がるリーダー格は、さっき腕をはたかれた奴よりも
数段、数十段酷い有様だ
誰もが思う。ああはなりたくない・・・・!
( ^ω^) 「なら、こっちからいくお」
侍1 「!?」
ブーンは言葉が終わる頃には既に動き終えていた
部屋の右隅で、刀を構えていた男の眼前に立ち、その顔に手を添えていた
侍1 「くっそ・・・・!! ・・・・・・なっ!?」
腕を動かし、斬りつけようとするが、無駄だった。手が腕の付け根を抑えていた
腕の付け根、顔から移動させて肩、それぞれをブーンは握り、そのまま無造作に・・・・
ゴギっ
侍1 「うううわあああああああっっっっっ!!!!!?!?!?!?」
いとも簡単に外した
153: 2005/11/21(月) 05:46:39 ID:083C3Yby0
ブーンは悲鳴をあげる侍を、まるで興味ない、と言うかのように
適当に放り投げた。それも、外した肩がしたになるように
全員の目が、哀れな犠牲者その二に向けられているそのときに
( ^ω^) 「どこみてるんだお?」
侍2・3・4 「・・・・・・!?」
部屋の対角線で反対側にいた三人の真後ろに、音も立てずに移動する
驚き振り返ろうとしても、それは敵わない
びんたをするような動作で、ブーンは三人まとめて頭をなぎ払った
ゴ、ゴゴン!! と、ちょうど真横を向いた時だったのがいけなかった
三人の頭が互いにぶつかりあい、嫌な打楽器となり、そのままの勢いで床に倒れた
( ^ω^) 「これで五人・・・・・あとは六人・・・・・」
ブーンは、倒れ臥す三人を端に寄せるように蹴飛ばし、部屋中央へ歩いていった
適当に放り投げた。それも、外した肩がしたになるように
全員の目が、哀れな犠牲者その二に向けられているそのときに
( ^ω^) 「どこみてるんだお?」
侍2・3・4 「・・・・・・!?」
部屋の対角線で反対側にいた三人の真後ろに、音も立てずに移動する
驚き振り返ろうとしても、それは敵わない
びんたをするような動作で、ブーンは三人まとめて頭をなぎ払った
ゴ、ゴゴン!! と、ちょうど真横を向いた時だったのがいけなかった
三人の頭が互いにぶつかりあい、嫌な打楽器となり、そのままの勢いで床に倒れた
( ^ω^) 「これで五人・・・・・あとは六人・・・・・」
ブーンは、倒れ臥す三人を端に寄せるように蹴飛ばし、部屋中央へ歩いていった
158: 2005/11/21(月) 05:52:58 ID:083C3Yby0
侍5 「う、うわああああああああああ!!!!!!」
ひたひたと近づいてくるブーンの恐怖に負け、真正面にいた一人が
ブーンめがけて刀を突きこんだ・・・が、
( ^ω^) 「・・・・・おそいお」
と、呟き、無造作に上から拳で叩き落した。その瞬間
侍6 「ひ、ひぃぃいいいっつ!!!」
侍7 「やってやるぅ!!」
侍8 「うわああっっっ!!!」
触発されるように、また三人、斬りつけてくる
突き、横面、胴薙ぎ。三者三様、両手だけでは防ぎきれない
ひたひたと近づいてくるブーンの恐怖に負け、真正面にいた一人が
ブーンめがけて刀を突きこんだ・・・が、
( ^ω^) 「・・・・・おそいお」
と、呟き、無造作に上から拳で叩き落した。その瞬間
侍6 「ひ、ひぃぃいいいっつ!!!」
侍7 「やってやるぅ!!」
侍8 「うわああっっっ!!!」
触発されるように、また三人、斬りつけてくる
突き、横面、胴薙ぎ。三者三様、両手だけでは防ぎきれない
162: 2005/11/21(月) 06:04:36 ID:083C3Yby0
しかし、ブーンは動じない
左側から順番に突き、横面、胴薙ぎ
後ろに一歩引き、突きを腹にかすらせる形でかわし、
横面を左手の逆手で引き抜いた、折れた刀の鍔で受け止め、
胴薙ぎは、右の順手で引き抜いた鞘で上から叩き潰した
それらをすべて同時に行い、最後に鞘を使い、
全員の手首に打ち込みを一発づつ、手首のスナップだけで打ち込む
ベギベギベギぃっ!!
侍×三 「・・・・・・・!!!!!!!!」
三人の手首はそれだけで砕けた
( ^ω^) 「これで八人・・・・のこりは三人」
左側から順番に突き、横面、胴薙ぎ
後ろに一歩引き、突きを腹にかすらせる形でかわし、
横面を左手の逆手で引き抜いた、折れた刀の鍔で受け止め、
胴薙ぎは、右の順手で引き抜いた鞘で上から叩き潰した
それらをすべて同時に行い、最後に鞘を使い、
全員の手首に打ち込みを一発づつ、手首のスナップだけで打ち込む
ベギベギベギぃっ!!
侍×三 「・・・・・・・!!!!!!!!」
三人の手首はそれだけで砕けた
( ^ω^) 「これで八人・・・・のこりは三人」
166: 2005/11/21(月) 06:15:37 ID:083C3Yby0
両手に、折れた刀と鞘を握るブーンの姿は、悪夢のように恐ろしかった
ただただ、淡々と、怒りや喜び、そういった感情を欠片も見せずに、
まるでそれが義務であるかのように、破壊をする
これを悪夢といわずになんと言うのであろうか・・・・・
( ^ω^) 「君達は・・・・もうこないのかお・・・・?」
侍×3 「!!」
睨まれた、否、ただ見られた三人は、お互いに集まり、肩を抱き合い
震えながら、何度も何度も頷いた
( ^ω^) 「刀をおいて出て行け・・・・」
侍 「・・・・・・?」
( ^ω^) 「聞こえないのかお・・・・?」
聞き返し、ゆらりとした仕草で、鞘を振りかぶるブーン
侍 「ひ、ひいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」
三人は、刀を放り出し、我先にと何度も転びながら裏口へと走っていった
ただただ、淡々と、怒りや喜び、そういった感情を欠片も見せずに、
まるでそれが義務であるかのように、破壊をする
これを悪夢といわずになんと言うのであろうか・・・・・
( ^ω^) 「君達は・・・・もうこないのかお・・・・?」
侍×3 「!!」
睨まれた、否、ただ見られた三人は、お互いに集まり、肩を抱き合い
震えながら、何度も何度も頷いた
( ^ω^) 「刀をおいて出て行け・・・・」
侍 「・・・・・・?」
( ^ω^) 「聞こえないのかお・・・・?」
聞き返し、ゆらりとした仕草で、鞘を振りかぶるブーン
侍 「ひ、ひいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」
三人は、刀を放り出し、我先にと何度も転びながら裏口へと走っていった
173: 2005/11/21(月) 06:22:35 ID:083C3Yby0
刀を鞘にしまい、腰に刺してから、ブーンは我に帰った
(;^ω^) 「・・・・・・・!! ツン! ツン!!」
先ほどの歩法はどうしたのか、どたどたと足音を立てて、ツンに駆け寄る
ツンは苦しそうに、息も絶え絶えになっていた
(;^ω^) 「しっかり!!しっかりするお!!!」
がくがくと、必氏にゆするブーン・・・と
メゴシャっ!!
(;^ω^) 「ブッフゥッ!!?」
ツン 「あ、・・・アンタね・・・・ゆ、ゆすりすぎ・・・・!!」
( ^ω^) 「ツン!? 大丈夫かお!?・・・・っ!!!」
抱き上げようとしたブーンにツンの拳が再度めり込んだ
(;^ω^) 「・・・・・・・!! ツン! ツン!!」
先ほどの歩法はどうしたのか、どたどたと足音を立てて、ツンに駆け寄る
ツンは苦しそうに、息も絶え絶えになっていた
(;^ω^) 「しっかり!!しっかりするお!!!」
がくがくと、必氏にゆするブーン・・・と
メゴシャっ!!
(;^ω^) 「ブッフゥッ!!?」
ツン 「あ、・・・アンタね・・・・ゆ、ゆすりすぎ・・・・!!」
( ^ω^) 「ツン!? 大丈夫かお!?・・・・っ!!!」
抱き上げようとしたブーンにツンの拳が再度めり込んだ
175: 2005/11/21(月) 06:32:11 ID:083C3Yby0
けほけほ、と咳き込むツン。それを心配そうに覗き込むブーン
( ^ω^) 「ツン・・・本当に大丈夫かお?」
ツン 「言ったでしょ? 生きてるって・・・・あ、イタタ・・・」
( ^ω^) 「で、でも、薙刀で刺されたお!?」
ツン 「薙刀抱いてたじゃない、アタシ? だから、そっちに刺さっただけよ?」
( ^ω^) 「そ・・・それじゃあ、なんで息が荒いんだお・・・・?」
ツン 「背中から落ちて、息ができなかったのっ!!」
「なによっ!? アタシは苦しんでたのにっ!」
「そんなにアタシを氏なせたいのっ!?」
(;^ω^) 「そ、そうじゃなくって・・・う・・・うう・・・」
「本当に心配し、たん・・・だ・・・お・・・・?」
突然泣き始めたブーンに、今度はツンの方が困惑する
ツン 「な、なによっ! ・・・そんなつもりで言ったんじゃないってば・・・」
( ^ω^) 「ツン・・・本当に大丈夫かお?」
ツン 「言ったでしょ? 生きてるって・・・・あ、イタタ・・・」
( ^ω^) 「で、でも、薙刀で刺されたお!?」
ツン 「薙刀抱いてたじゃない、アタシ? だから、そっちに刺さっただけよ?」
( ^ω^) 「そ・・・それじゃあ、なんで息が荒いんだお・・・・?」
ツン 「背中から落ちて、息ができなかったのっ!!」
「なによっ!? アタシは苦しんでたのにっ!」
「そんなにアタシを氏なせたいのっ!?」
(;^ω^) 「そ、そうじゃなくって・・・う・・・うう・・・」
「本当に心配し、たん・・・だ・・・お・・・・?」
突然泣き始めたブーンに、今度はツンの方が困惑する
ツン 「な、なによっ! ・・・そんなつもりで言ったんじゃないってば・・・」
227: 2005/11/21(月) 15:56:27 ID:083C3Yby0
ツン 「ほ、ほらっ! アタシは平気だからっ!」
ツンはそう言って両手を広げて見せた
確かに薙刀が盾になったのであろう、服には傷一つ無かった
ブーンそれを見てようやく安心する
(;^ω^) 「よ・・・・よかったお・・・」
ツン 「べ、べつにアンタを安心させるためなんかじゃないんだからねっ!」
「いつまでも、こ、ここにいるわけにいかないじゃないっ!?」
と、いつもの照れ隠しで、はたと気づく
ツン 「・・・・! そうよ、お父様達は・・・・!?」
(;^ω^) 「そういえば・・・・・・音がしないお・・・・・」
先ほどから、まったく斬りあう音や悲鳴が聞こえない
つまり、何らかの形で二人とも決着したと言うことではないか・・・
ツン 「アタシ達も行くわよっ!」
( ^ω^) 「わかったお!!」
ツンはそう言って両手を広げて見せた
確かに薙刀が盾になったのであろう、服には傷一つ無かった
ブーンそれを見てようやく安心する
(;^ω^) 「よ・・・・よかったお・・・」
ツン 「べ、べつにアンタを安心させるためなんかじゃないんだからねっ!」
「いつまでも、こ、ここにいるわけにいかないじゃないっ!?」
と、いつもの照れ隠しで、はたと気づく
ツン 「・・・・! そうよ、お父様達は・・・・!?」
(;^ω^) 「そういえば・・・・・・音がしないお・・・・・」
先ほどから、まったく斬りあう音や悲鳴が聞こえない
つまり、何らかの形で二人とも決着したと言うことではないか・・・
ツン 「アタシ達も行くわよっ!」
( ^ω^) 「わかったお!!」
228: 2005/11/21(月) 15:56:54 ID:083C3Yby0
先生 (万事・・・窮す・・・・か・・・!!)
両腕を抱きとめるように抑えられた今、真上から振り下ろされる
二つの凶刃を、防ぐ手立てなどない
避けることも受けることもできず、先生は目をつぶった
その時
('A`) 「おい・・・てめぇら・・・なに勝手やってくれてんの・・・・?」
ビシュ、ビスっ!!
左侍1 「ぐあっ!!」
左侍2 「ひがっ!?」
先生 「な・・・・・・・・に・・・・・・・?」
道場の入り口が開き、そこから姿をあらわした毒男が、何かを投擲した
二人に刺さったのは、二つに折れた鉄槍であった
('A`) 「よう・・・おっさん・・・? 敵討ちに来たぜ・・・・・?」
先生 「ああ・・・・・久しいな・・・・・・」
両腕を抱きとめるように抑えられた今、真上から振り下ろされる
二つの凶刃を、防ぐ手立てなどない
避けることも受けることもできず、先生は目をつぶった
その時
('A`) 「おい・・・てめぇら・・・なに勝手やってくれてんの・・・・?」
ビシュ、ビスっ!!
左侍1 「ぐあっ!!」
左侍2 「ひがっ!?」
先生 「な・・・・・・・・に・・・・・・・?」
道場の入り口が開き、そこから姿をあらわした毒男が、何かを投擲した
二人に刺さったのは、二つに折れた鉄槍であった
('A`) 「よう・・・おっさん・・・? 敵討ちに来たぜ・・・・・?」
先生 「ああ・・・・・久しいな・・・・・・」
229: 2005/11/21(月) 15:57:05 ID:083C3Yby0
右侍 「・・・毒男様・・・・・!!」
「これは・・・・一体どういうことです・・・!?」
先生を未だおさえたままの男が、至極当然な疑問を口にする
目の前にいるのは、標的と知らされた男と、槍で貫かれ倒れている仲間が二人
本来ならば、両者の現状は、逆でなければいけない
('A`) 「は? いや、つか、お前らなんでそのおっさん殺そうとしてんの?」
右侍 「アナタ様の命令でございましょうが・・・・・・!?」
('A`) 「俺の手で始末するって、言わなかったっけ・・・・・?」
右侍 「これだけ仲間をやられて、見逃せと・・・・!」
先生 「やかましい!!」
右侍 「かはっ・・・・・・・!?」
口論をする男のみぞおちに、膝を蹴りこみ昏倒させる先生
('A`) 「あらら・・・話の途中なのに、ひでぇなぁ?」
先生 「こうせねば・・・・・お前が斬っていたであろう・・・・・」
('A`) 「くくく・・・・w全部お見通しってわけかwwww」
「これは・・・・一体どういうことです・・・!?」
先生を未だおさえたままの男が、至極当然な疑問を口にする
目の前にいるのは、標的と知らされた男と、槍で貫かれ倒れている仲間が二人
本来ならば、両者の現状は、逆でなければいけない
('A`) 「は? いや、つか、お前らなんでそのおっさん殺そうとしてんの?」
右侍 「アナタ様の命令でございましょうが・・・・・・!?」
('A`) 「俺の手で始末するって、言わなかったっけ・・・・・?」
右侍 「これだけ仲間をやられて、見逃せと・・・・!」
先生 「やかましい!!」
右侍 「かはっ・・・・・・・!?」
口論をする男のみぞおちに、膝を蹴りこみ昏倒させる先生
('A`) 「あらら・・・話の途中なのに、ひでぇなぁ?」
先生 「こうせねば・・・・・お前が斬っていたであろう・・・・・」
('A`) 「くくく・・・・w全部お見通しってわけかwwww」
230: 2005/11/21(月) 15:57:20 ID:083C3Yby0
先生 「どうする・・・・?」
先生は、突き刺してあった刀を引き抜き、尋ねる
('A`) 「何がだ?」
先生 「今、ここでやるか・・・・?」
('A`) 「くくくww・・・・それじゃあ、復讐にならねぇだろ・・・?」
「俺の手下達が、お前の弟子を連れてくるまでまとうじゃねぇか・・・?」
そう言って毒男は血まみれの道場に腰を下ろし、背中を見せ
懐からキセルを取り出し一服する姿は、くつろいだ物だった
あまりに隙だらけの毒男に、先生は近づく、が
('A`) 「やめなよ・・・・?」
先生 「・・・・・・・・・・」
('A`) 「今のアンタと俺じゃあ、たとえ後ろからでも勝負は見えてんぜ?」
悔しいが、おそらくその通りだ・・・
どこから打ち込んでも、毒男はいとも簡単に止めてしまいそうに思えた・・・
( ^ω^)ブーンが侍になったようです【最終話】
先生は、突き刺してあった刀を引き抜き、尋ねる
('A`) 「何がだ?」
先生 「今、ここでやるか・・・・?」
('A`) 「くくくww・・・・それじゃあ、復讐にならねぇだろ・・・?」
「俺の手下達が、お前の弟子を連れてくるまでまとうじゃねぇか・・・?」
そう言って毒男は血まみれの道場に腰を下ろし、背中を見せ
懐からキセルを取り出し一服する姿は、くつろいだ物だった
あまりに隙だらけの毒男に、先生は近づく、が
('A`) 「やめなよ・・・・?」
先生 「・・・・・・・・・・」
('A`) 「今のアンタと俺じゃあ、たとえ後ろからでも勝負は見えてんぜ?」
悔しいが、おそらくその通りだ・・・
どこから打ち込んでも、毒男はいとも簡単に止めてしまいそうに思えた・・・
( ^ω^)ブーンが侍になったようです【最終話】
引用: ブーンが侍になったようです3
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