1: 2009/08/29(土) 14:23:07.05 ID:SMm4L3cV0
唯先輩が亡くなってからどれだけの月日が流れただろう…
私はもう一度先輩にギュウウゥゥッとしてもらいたくて一生涯を尽くした。
唯先輩に会いたくて、梓はいっぱいいっぱい勉強をして、いっぱいいっぱい研究をしましたよ…

聡「いよいよ、最終段階ですね、梓博士…」

梓「聡君のエネファーム理論には何度も助けられたわね」ニコッ

聡「え、えへへ、梓博士の功績の足元にも及びませんよ…」

私の目の前には唯先輩を模ったロボットが置かれている
それはまるで唯先輩が眠っているようだった

梓「聡君、唯先輩を起こしてあげて…」

聡「それじゃ起動しますよ!」ガシャッ

待ちに待ちわびた瞬間…SFチックな起動音、そして…
ガシャーン ピコピコピコー

唯「う~ん、むにゃむにゃ…憂~…まだ眠たいよ~」

梓「唯先輩!!」グスッ

唯「あ、あれ~どうしてあずにゃんがここにいるの?しかも私よりも大人になっちゃってる!?」

梓「唯先輩~…お寝坊しすぎです…」ギュウゥゥゥゥッ

唯先輩はとても暖かかった。
けいおん!!

18: 2009/08/29(土) 15:25:57.77 ID:0q7vZWPz0
唯ロボ「梓にゃんったら、あはは。…あれ?君だぁれ?」

聡「唯さん。律さんの事はご存知ですね?」

唯ロボ「う~ん。しってるよぉ?」

聡「弟の聡です。」

唯ロボ「え!?そうなんだ?…でも、りっちゃんより、老けてない?」

梓「その事については追々話します」

20: 2009/08/29(土) 15:35:38.14 ID:0q7vZWPz0
唯ロボ「う~ん??…えーと後、ここって病院かな?何で私こんなとこに居るの?」

梓「先輩。意識戻ったばかりなのに悪いんですけど、もう少し休んでいて貰えますか?」

唯ロボ「???」

聡「シャットダウン」

唯ロボ「―――」

聡「成功ですね!」

梓「…」

24: 2009/08/29(土) 15:56:32.34 ID:0q7vZWPz0
澪「すごいじゃないか梓!…いや、梓博士か、もう先輩面できないな。」

梓「い、いえいえ!聡君や澪教授、皆さんのおかげです」

澪「それで、今唯ロボ16号は?」

梓「細かなチェックがまだなので休止させてます。皆さんにお見せできるのは
  もう少し後になりそうです」

澪「そうか」

梓「でも、起動した唯先輩、本当に唯先輩でしたよ。…本当に。」

澪「長かったな。あの事故が起こってから随分月日が経った。
  でも、唯ロボに植え付けた意識はあの時のままだ。
  その辺はうまくやってくれ。」

梓「はい。」

澪「それと本人、…いや本ロボか?、はは。まぁいいや
  自分が機械だという自覚は?」

梓「まだありません」

29: 2009/08/29(土) 16:18:19.19 ID:0q7vZWPz0
ある居酒屋にて

律「よぉ!梓じゃん、最近ご無沙汰だったけど、どうした?」

梓「ここ最近はずっと徹夜続きだったもので、よってく暇が無くてすいません」

律「良いって、駄目だぞ~?梓みたいなのが、毎日篭って研究だけなんて
  たまには遊ばないとー」

梓「あはは…」

律「じゃあ澪教授も相変わらずかな~?」

梓「澪先輩は生徒に大人気ですよ。でも、先輩本人はその気があまりないみたいですけど」

律「それを言うんだったら梓だって結構人気あるんだろ~?」

梓「え、えっと…私は今研究でいっぱいだから」

律「…梓…」

梓「はい?」

律「その研究って、やっぱり唯のあれか?」

33: 2009/08/29(土) 16:26:58.73 ID:0q7vZWPz0
梓「…そうです…」

梓「律先輩が、あまりよく思ってない事は知ってます。でも…」

律「梓。私はもう自分の中で気持ちに決着を付けたよ。
  梓の気持ちはわからなくもないけど
  私の決着に水を差すようなことはしないでくれよな?」

梓「…わかってます」

42: 2009/08/29(土) 17:19:48.23 ID:SMm4L3cV0
原作がゆるゆるだからこそギャップが面白いんだよ
ひぐらしは原作が悲劇的だから二次創作はゆるゆるだし

45: 2009/08/29(土) 17:59:09.34 ID:SMm4L3cV0

引用: 梓「唯先輩ロボット発進www」唯「ウイーンwwウイーンww」