1: 2006/07/22(土) 00:40:52.84 ID:PfRYRNci0

21: 2006/07/22(土) 01:42:23.81 ID:PfRYRNci0
第44話( ^ω^)内藤ホライズンの憂鬱 だお!


・・・・・・どのくらいの時間がたったのだろう?
いつの間にか、ブーンは眠ってしまっていたようだ。


( ;ω;)「・・・・・・・・。」


顔をこすると、乾いた涙の跡が感じられた。
もう涙は枯れ果てた.


( ;ω;)「・・・・・・・・。」


ブーンは魔方陣の部屋から出た。
空も飛べるはず

22: 2006/07/22(土) 01:43:03.11 ID:PfRYRNci0
外に出ると、あたりはもう夕方だった。
たそがれに染まる空は、ブーンの心を表すかのように物悲しい。


( ;ω;)「・・・・・・・・。」


ブーンは乗り捨てたグライダーに向かった。
とにかく、この場所から離れたかった。

23: 2006/07/22(土) 01:43:30.79 ID:PfRYRNci0
ブーンを乗せたグライダーは、森の上空に飛び出した。
グライダーは、風を切って進む。


( ;ω;)「・・・・・・・・・寒いお。」


いつもなら心地いい風も、
今のブーンにとっては身を切り裂くかのように冷たく感じられた。

24: 2006/07/22(土) 01:44:15.72 ID:PfRYRNci0
その寒さに耐え切れず、森の外まで来るとブーンはグライダーから降りた。

森の外の草原は、たそがれの風に吹かれゆらゆら揺れている。


( ;ω;)「これからどこにいけばいいんだお?」


ブーンは風に問いかけた。

しかし風がその問いに答えるはずもなく、ただ草原を渡っていくだけだった。

26: 2006/07/22(土) 01:45:12.15 ID:PfRYRNci0
折りたたんだグライダーを引きずって、ブーンは草原を歩き続けた。

いつしか、あたりには夜の帳がおりていた。

それでもブーンは歩き続けた。
歩いて歩いて歩き続けて、とうとうブーンは地面に倒れこんだ。


( ;ω;)「もう・・・・・・疲れたお。」


寝転がって夜空を見上げる。

ブーンの心とは裏腹に、空にはきらきらと無数の星々が瞬いていた。


( ;ω;)「・・・・・・・・・・・・。」


このまま、ここで消えてしまいたい。
この闇が、自分の孤独も絶望もすべてを飲み込んでくれればいい。

・・・・・・・・・そうすれば、もう何も考えずにすむ。

27: 2006/07/22(土) 01:46:14.03 ID:PfRYRNci0
そんなことを考えていると、突然ブーンの腹の音がなった。


(;^ω^)「・・・・・・・・・。」


考えてみれば、昨日の朝に風の谷を飛び立って以来、何も食べていない。

頭で氏にたいと考えていても、体は腹が減ったら腹を鳴らす。
生きている限り本能に従い続けるわが身に、ブーンは苦笑した。


( ^ω^)「・・・・・・おっ?」


そのときブーンの嗅覚が、あたりに漂う食物のにおいを嗅ぎ取った。
ブーンは起き上がると、本能に従ってそのにおいのするほうに向かって行った。

28: 2006/07/22(土) 01:49:17.63 ID:PfRYRNci0

( ^ω^)「お?」
(´<_ ` )「む?」
( ´_ゝ`)「むむ?」


そこには流石兄弟がいた。


(;^ω^)「あんたら、ここで何しているんだお?」

(´<_ ` )「ああ。 森の遺跡に、魔方陣の調査をしようとしに行くところだ。」

(;^ω^)「水の都が大変なことになっているのは知らないのかお?」

(*´_ゝ`)「ハァハァ・・・・・・変Oなこと・・・・・。」

(´<_ `*)「詳しく聞こうじゃまいか。」

( ^ω^)「かくかくしかじか、ちOちんみてうほっ!」

( ´_ゝ`)(´<_ ` )「わーお。」

29: 2006/07/22(土) 01:50:14.74 ID:PfRYRNci0
(´<_ ` )「大変だな、兄者。」

( ´_ゝ`)「大変だな、弟者。」

(;^ω^)「ホントにそう思ってんのかお?」

( ´_ゝ`)「うん。 それより、今日の弟者のカレーは絶品だな。」

(´<_ ` )「だろ? 今回はルーをZEPPINにしてみたんだ。」


流石兄弟はカレーをほうばっている。


(´<_ ` )「で、ブーン君。 君はこんなところで何をしているんだ?」

( ´_ゝ`)「見たところ一人のようだが、お仲間はどうした?」

( ^ω^)「・・・・・・・・・・。」


( ;ω;)「・・・・・・・ぶぁ!!」


( ´_ゝ`)(´<_ ` )「テラキモスwwwwwwwwwwww」


30: 2006/07/22(土) 01:52:58.25 ID:PfRYRNci0
その後、ブーンは流石兄弟に今までの経緯をすべて話した。


森の遺跡の魔方陣のこと。
ひろゆきに行ったこと。
FOXが復活したこと。
水の遺跡の被害のこと。
ツンが行ってしまったこと。
毒男としぃが自分を置いて行ってしまったこと。


話は前後したり、時には繰り返したりした。
しかし、流石兄弟はただ黙って聞いてくれた。

31: 2006/07/22(土) 01:53:52.55 ID:PfRYRNci0
( ;ω;)「あうあうあうあう・・・・・・。」


話し終わってもブーンは泣き続けた。

そんなブーンに、流石兄弟はカレーを差し出した。


( ´_ゝ`)「まあ食え。 弟者のカレーは絶品だぞ。」

( ;ω;)「・・・・・・・・・ありがとうだお。」


ブーンはカレーを一口含んだ。



( ゚ω゚)「ぶおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」



33: 2006/07/22(土) 01:56:57.02 ID:PfRYRNci0
ブーンの唇は、そのあまりの辛さにアナゴさんになってしまった。


(;゚ω゚)「なんだお! なんだおこの胸のトキメキ!!」

(´<_ ` )「鷹の爪とハバネロを入れてみました。」

( ´_ゝ`)「隠し味ktkr!」


カレーは星の王子様しか食べないブーンにとって、そのカレーはとっても辛かった。

35: 2006/07/22(土) 01:58:51.21 ID:PfRYRNci0
そんなかれーカレー(ぷっ!なんて面白いダジャレ!)でも
極限の空腹状態にあったブーンは完食した。


( ^ω^)「いやー、おなかいっぱいって、いいですね。」
(´<_ ` )「落ち着いたようだな。」

( ´_ゝ`)「人間、腹が減ればろくなことを考えないからな。
     飯食ってオXXーして寝れば、大概のことはどうでもよくなる。」


そう言うと、流石兄弟はあるものをブーンに手渡した。



36: 2006/07/22(土) 02:00:28.51 ID:PfRYRNci0
( ^ω^)「これは・・・・・・
      オ  O  ホ  ー  ル  ! !  」

d(´<_ ` )「そのとおり。」

( ´_ゝ`)b「行って来い。 
      お前が今、本当にやりたいことをしにいくんだ。」

( ^ω^)「・・・・・・・・・・・。」


( ^ω^)b「!!」


ブーンは草むらに向かって歩き出した。
その背中は、何かをやり遂げようとする、男の背中だった。

40: 2006/07/22(土) 02:02:33.66 ID:PfRYRNci0
Σ(;^ω^)「ちょwwwwwwwおまいら何しているおwwwwwwww」

( ´_ゝ`)「君のオXXーショットは頂いた。」

(´<_ ` )「流石だな、俺ら。」


   lヽ おっおっお~
   l lぶち頃すお~
   l_」
   ∥( ^ω^).          ( ´_ゝ`)  うふふ~
    ⊂    つ  ≡≡≡≡  ⊂    つ     捕まえてごらんなさ~い
    人  Y    ===    人  Y"~   
    し(_)            し (_)

41: 2006/07/22(土) 02:03:42.50 ID:PfRYRNci0
( ^ω^)「いやー、オXXーしたらすっきりしたお。」

d(´<_ ` )「いいオナニっぷりだった。」

( ´_ゝ`)b「感動した!」

( ^ω^)「おっおっお。 おかげで、悩んでいたことがバカらしくなったお。」

(´<_ ` )「オXXーは偉大だ。 悩んだらオXXーをすればいい。」

( ^ω^)「その言葉、しっかり胸に刻んでおくお!」


その夜、3人は川の字になって寝た。
ブーンは体も心もあったかくなった。

42: 2006/07/22(土) 02:04:25.28 ID:PfRYRNci0
翌日、流石兄弟が起きるとブーンの姿は無かった。


( ´_ゝ`)「行ったのか。 これが若さか・・・・・。」

(´<_ ` )「お?」


弟者は、書置きとオOホールが置かれているのに気づいた。

44: 2006/07/22(土) 02:05:32.26 ID:PfRYRNci0


   おっおっお。
   なぜなのだろう? 僕は
   ニーソックスに激しく萌えていた。 そんな
   一七の夏。       
             ( ^ω^)内藤ホライズン



45: 2006/07/22(土) 02:06:22.22 ID:PfRYRNci0
(´<_ ` )「オXXー・・・・・・か。 オOホールも置いていきやがった。
     アイツらしいよな、兄者。」

( ´_ゝ`)「ああ。 あいつなら、仙道ならやってくれるさ。」


流石兄弟は空を見上げた。

47: 2006/07/22(土) 02:07:02.20 ID:PfRYRNci0
ゝ頑張れよ・・・・・…


第44話 完

82: 2006/07/22(土) 04:27:07.37 ID:PfRYRNci0
第45話( ^ω^)絆 だお!


流石兄弟と別れたブーンは、グライダーで風の谷へと浪漫飛行した。
谷へ降り立ったブーンは、一直線にしぃの家に向かった。


( ^ω^)「おいすー!」

Σ(*゚ー゚)「ブーン君!!」


しぃは驚いた表情を見せた。
数日前のブーンの様子からすれば無理も無い。

83: 2006/07/22(土) 04:28:00.59 ID:PfRYRNci0
( ^ω^)「心配かけたお! いろいろあって、僕は自分を取り戻したお!」

(*゚ー゚)「・・・・・・・・・・・。」


( ^ω^)「僕はツンを助けに行くお!
     だから、しぃにも手伝ってほしいんだお!!」


(*゚ー゚)「・・・・・・・・・そうこなくっちゃ。
   お帰り! ブーン君!!」


( ^ω^)「お! ただいまだお!!」

84: 2006/07/22(土) 04:28:38.67 ID:PfRYRNci0
( ^ω^)「で、毒男はどこにいるお?」

(*゚ー゚)「毒男君は飛行機械を飛べるようにするって言って、世界の裂け目のほうに向かったよ。」

( ^ω^)「おっおっお。 さすが毒男だお!」


そのとき、モナーが家に入ってきた。


( ´∀`)「ブーン君じゃないかモナ! しぃに話は聞いたモナ!
    いろいろ大変だったモナね。」

( ^ω^)「はいですお。 ご心配かけましたお。」

( ´∀`)「でも、立ち直ったようでよかったモナ。」

85: 2006/07/22(土) 04:29:59.55 ID:PfRYRNci0
とりあえず3人はテーブルに座った。


( ´∀`)「で、ツン君をどうやって助けるモナ?」

( ^ω^)「おっおっお。 それに関してはばっちりですお!」

(*゚ー゚)「へー。 いったいどうするつもりなの?」

( ^ω^)「何とかしてひろゆきに行って、
    何とかしてツンを助けて、何とかしてFOXをやっつけますお!」

(;*゚ー゚)「・・・・・・だから、具体的にどうやってひろゆきまで行くの?」

(;^ω^)「・・・・・・・・。」

(*゚ー゚) ( ´∀`)「出だしからつまづいてるじゃん。」

86: 2006/07/22(土) 04:32:30.96 ID:PfRYRNci0
( ^ω^)「ところで、お二人に聞いておきたいことがありますお。」

( ´∀`)「何だモナ?」

( ^ω^)「もし魔法が使えなくなったら、あなたたちの生活はどうなってしまうんですかお?」

( ´∀`) (*゚ー゚)「・・・・・・・・・・・。」

( ^ω^)「ツンを助けたら、もしかしたら魔法がなくなってしまうかもしれませんお。
     そのとき、こっちの世界の生活はめちゃくちゃになってしまうんですかお?」


( ´∀`)「・・・・・・そんなことはないモナ。
    魔法を使えるものは、本当にごく一部のものだけモナ。
    
    多少は不便にはなるけど、
    魔法が無いからといって生活がめちゃくちゃになることは、まずないモナ。」


(*゚ー゚)「それに、ツンちゃんの・・・・
   誰かの犠牲の上に魔法が成り立つというのなら、私は魔法なんていらない!!
   きっと、ギコや他の集落の長たちもそう言うと思うよ。」


( ^ω^)「・・・・・・ありがとうだお!」

87: 2006/07/22(土) 04:33:34.15 ID:PfRYRNci0
( ^ω^)「そうとわかって安心しましたお。
     早速、毒男に合流しにいきますお!」

( ´∀`)「でも、どうやってひろゆきまで行くんだモナ?」

( ^ω^)「まあ、何とかなりますお。
     ここで机上の空論を交わすより、行動したほうが早いですお。」

(*゚ー゚)「・・・・・・・・そうだね! お父さん、行ってくるね!」

( ´∀`)「こっちは任せるモナ。 なんとしても、ツン君を助けてくるモナ!」

( ^ω^)(*゚ー゚)「把握した!!」

88: 2006/07/22(土) 04:34:40.32 ID:PfRYRNci0
しぃの家を飛び出すと、2人はグライダーで空に羽ばたいた。


( ^ω^)「・・・・・・毒男は怒っていたかお?」

(*゚ー゚)「かなりね。 だけど、今のブーン君を見たら絶対協力してくれるよ。」

( ^ω^)「・・・・・・そう願うお。」


ブーンとしぃは世界の裂け目に着いた。
注意深く地面を目視していると、毒男ともすかうを見つけた。


2人は毒男のもとに降り立った。


89: 2006/07/22(土) 04:36:52.13 ID:PfRYRNci0
(;^ω^)「お、おいすー。」

ブーンが声をかけても、毒男は振り向かない。

('A`)「・・・・・・なんのようだ?」

(;^ω^)「ぼ、僕はツンを助けに行くお! だから毒男にも協力してほしいお!」

('A`)「・・・・・・ヘタレの言うことなんか、信じられんな。」

(;^ω^)「あのときのことは謝るお! 僕はどうにかしていたお!
     でも、今の僕は本気だお! 僕は本気でツンを助けたいんだお!」

90: 2006/07/22(土) 04:38:50.82 ID:PfRYRNci0
ブーンのその言葉に毒男は振り向いた。


('A`)「・・・・・・それなら、証拠を見せてもらおうか。」

(;^ω^)「・・・・・・証拠かお?」

('A`)「ああ。 お前が本気だという証拠だ。 
  それを見せてもらえないと、俺はお前に協力できない。」


91: 2006/07/22(土) 04:39:11.31 ID:PfRYRNci0
(;^ω^)「・・・・・・。」

('A`)「証拠が無いなら、ここから失せろ。 
  そして、二度と俺の前に姿を見せるな。」

(;*゚ー゚)「毒男君! ブーン君は本気だよ!!」

('A`)「しぃさんは黙っていてください。
  これは男と男の話なんです。」

(;*゚ー゚)「・・・・・・・・・・・。」

('A`)「さあ、ブーン! その思いのたけを、俺に見せてみろ!!」


ブーンはしばらく沈黙した。
そして、毒男をにらみつけて言った。



( ^ω^)「これが・・・・・・これが僕の思いだお!!」



94: 2006/07/22(土) 04:43:45.06 ID:PfRYRNci0


毒男はおもむろにブーンに近づくと、ブーンの肩をつかんで言った。


('A`)「お前のほとばしる熱いパトス、しっかり受け取ったよ!」

(*^ω^)「・・・・・・毒男!!」

(*'A`*)「・・・・・・ブーン!!」


2人は熱い抱擁を交わした。


(*;ー;)「男同士の友情って・・・・・・・素敵!」


95: 2006/07/22(土) 04:44:55.19 ID:PfRYRNci0
('A`)「で、どうやってひろゆきまで行く気だ?」

( ^ω^)「うーん、どうでしょう?」

('A`)「ちょwwwwwwwwwwミスターktkr!!」


(* ー )「・・・・・・・・・。」


(#)ω;)「さーて、どうするかお?」

(#)A;)「どうしようかね?」

(*゚ー゚)「毒男君の飛行機械は使えないの?」

( ^ω^)「おお! そうだお、それがあったお!
     どうなんだお、毒男?」

('A`)「ん? もすかうなら全然ダメ。
  予備のパーツも何にも無いから、うんともすんとも言わない。」


(;^ω^)(;*゚ー゚)「ダメダメじゃん・・・・・・。」


96: 2006/07/22(土) 04:46:04.80 ID:PfRYRNci0
それから3人は悩み続けた。
だけど、何の解決策も見つからない。


( ^ω^)「ところで、ラーメンのことを中国語でラーミェンって発音するらしいお。」

Σ('A`)「マジかよ!! じゃあ、そうめんはそうみぇんって言うのか!?」

(*゚ー゚)「それなら、剣道するときは、面のことミェ~ンって発音しながらするのかな?」


そんなことを話していると、地面のそこから響くような音が辺りに轟いた。

97: 2006/07/22(土) 04:46:51.78 ID:PfRYRNci0
( ^ω^)「・・・・・・・毒男の腹の音かお?」

('A`)「ちょwwwwww俺じゃねえよwwwwwwwW」

( ^ω^)「そうだとすると・・・・・・。」


毒男とブーンはしぃのほうを向いた。


(;*゚ー゚)「えええええ!! わ、私じゃないよ~!!」

( ^ω^)「照れなくてもいいお。 生理現象だお。」

(;*゚ー゚)「違うよ!! 断じて違うよ!!」

(*'A`*)「照れるしぃさんも・・・・・・イイ!!」

98: 2006/07/22(土) 04:48:35.80 ID:PfRYRNci0
そのとき、世界の裂け目の雷雲の中から予想もしない物体が飛び出してきた。


(;^ω^)「あれは・・・・・・。」

(;'A`)「マジかよ・・・・・。」

(;*゚ー゚)「な、なんなの!? あのとんでもなく大きい物体!!」


3人は、その物体を見上げて唖然とした。


(;^ω^)「・・・・・・・・・・VIP☆STARだお。」


VIP☆STARは、太陽の下でその青色の船体を輝やかせていた。


第45話 完


引用: ( ^ω^)が世界のすべてを見てみたいようです