109: 2016/05/03(火) 07:44:19.79 ID:g0Q18ULM0
街角

ケイ「ハーイミホ!待たせちゃった?」

みほ「は、はい。45分ほど」

ケイ「ソーリィ!朝起きたら目覚まし時計が時限爆弾に入れ替わってたのよ」

みほ「えええっ!?」

ケイ「アハハ、うそうそ。アメリカンジョークよ!それより今日はテディベアのムーヴィーを観るのよね?早く行きましょ、遅れちゃうよ!」セナカバンバン

みほ「ごほっ!あ、あの、テディベアじゃなくてボコの劇場版です……!」

ケイ「Oh、そうだった?まあ似たようなものよね?」

みほ(に、似たような……もの……?)ムカァッ…

ケイ「あらどうしたのミホ、そんな怖い目して。Cuteな顔が台無しよ?」チュッ♡

みほ「んむっ!? な、な、なななな……!///」

ケイ「What?どうかした?」キョトン

みほ「ひ、人前でいきなりキスとか、やめてくださいっていつも言ってるじゃないですかっ……!」

ケイ「あれ、そうだったかしらー?まあいいじゃない、挨拶みたいなもんだし。それよりハリアップ!」オシリナデナデ

みほ「きゃぁぁぁ!?///」ビクーッ

ケイ「ミホのお尻はいつも触り心地バツグンねー、Excellent♪」アハハ

みほ「けっ……ケイさんの……ケイさんの……」

ケイ「?」

みほ「ばかぁぁーっっ!!///」バチーンッッ!

ケイ「Oooops!?」
ガールズ&パンツァー 劇場版

110: 2016/05/03(火) 07:46:48.87 ID:g0Q18ULM0
翌日 戦車道カフェ

みほ「……ひっく。ケイさんはぁ、いっつもいっつも、デリカシーが無さすぎるんですぅ~っ。聞いてますか沙織さんっ!」バンッ!

沙織「き、聞いてる聞いてる、ちゃんと聞いてるから……それでケンカして帰ってきちゃったんだよね?」

麻子(誰だ西住さんにアルコール飲ませたのは)

華(いえあれはただのオレンジジュースなんですけれど)

みほ「大体すーぐ人の事、好きだとか言ったりスキンシップしたりぃ、あげくのはてには人前でキスしてきたりぃ……全体的に軽いんですーっ!ただセクハラしたいだけにしか見えません。そう思いませんか優花里さんっ!」

優花里「は、はいっ!同感でありますですっ!」ピシッ

みほ「すぅ……すぅ……」Zzz

優花里「あ……寝てしまわれました……」

華「しかし、どうしたものでしょうか……」

沙織「ケイさんってどうみても大雑把な感じだもんねー。みぽりんってば結構繊細なとこあるから大変だよね」

麻子「それより、好意の表現がストレートすぎて西住さんには逆に本気に感じられないところが問題なんじゃないか?」

ゆかはなさお「あー……」

沙織「ふむ……じゃあ、ケイさんが本気でみぽりんのことが好きってことがわかればいいのか」

優花里「そんな都合のいい方法ありますか?」

沙織「うんっ、いいアイデア思い付いちゃった!みんな聞いて!」

コショコショコショ…

麻子「……古典的だな」

華「でもかえってシンプルでいいかもしれません」

沙織「問題はそのための人選なんだけど」

麻子「サンダースの隊長とあまり面識がなくて、いかにも凶悪な外見をしていて、できれば西住さんに全く好意を抱いていない人物が必要になるぞ」

華「そんな方存在しますか?特に最後の条件で非常に限られてしまう気が……」

優花里「……いや、います!」ピコーン!

優花里「たった1名のみ、その条件に合致する……“いやなやつ”が!」

111: 2016/05/03(火) 07:49:41.08 ID:g0Q18ULM0
翌週日曜日 街角

みほ「あ、あの、ここで待ってればいいの? ケイさんとの待ち合わせにはまだ時間が……」

沙織「大丈夫大丈夫、それでこの後チンピラが現れてみぽりんに絡んでくると思うんだけど」

みほ「ち、チンピラ!?」

優花里「事前に打ち合わせた仕込みですので、ご心配なく」

華「適当に合わせてあげてください」

麻子「じゃあ私たちは物陰に隠れてるからな」

スタスタ…

みほ「えっあの、私何がなんだか、そもそもなんでこんなことを……って、行っちゃった……」ハァ

「へ、ヘイ彼女。い、一緒にお昼どう?」

みほ「ふぇっ!?……って、あ、あなたは……」ジーッ

みほ「エ……逸見さん?何してるんですか、こんなところで」

エリカ「はぁっそっそれ誰のことよ?私は通りすがりのええと、チンピラなんだけど」

みほ「いえ確かにサングラスに黒いガウンみたいの羽織っちゃってちょっと怖い感じだけど……どうみても逸見さんだよね?」


エリカ(ちょっとぉぉ!いきなりバレたんですけど!あなたたちが絶対バレないって押し付けてくるからこんな恥ずかしい恰好したのに!)←ピンマイク

麻子(演技が棒すぎる)←エリカのイヤホン

沙織(えりぽんならもっとチンピラっぽくやってくれると思ったのに)

優花里(チッ使えない逸見ですねぇ)

エリカ(舌打ちまでマイクに乗ってるわよ!)

華(いいえ、まだ諦めるのは早いです。幸いみほさんに正体を知られても作戦の実行自体には支障ありません)

麻子(そのまま小悪党っぽく絡み続けてくれ)

エリカ(何が小悪党よ!全く、何でこの私がこんなことを……)

みほ「……あの、逸見さん……?」オドオド…

エリカ「……相変わらず覇気のない顔してるわね、元副隊長」

みほ「うっ……そうかな……」

エリカ「最近サンダースの隊長と付き合ってるって噂聞いたけど。何でそんなことになったのよ」

みほ「し、知ってたの!?え、ええと……ケイさんにいきなり告白されて……びっくりしたけどケイさんってばすごく強引で、なんというか、流されるような感じに……あはは///」

エリカ「……へぇぇ。あなた、告白されれば誰とでも付き合うわけ?」イラッ

みほ「えっ、べ、別にそんなわけじゃ」

エリカ「あなた、前から優柔不断で押しに弱かったものね。戦車道をやめるなんて言って黒森峰を出たくせに、結局大洗の子たちと仲良くなってまた始めるし。大体何なのよあの子たち、あなたに馴れ馴れしすぎなんじゃないの?付き合い短いくせに」

みほ「さ、沙織さんたちは、その、特別で、大事な友達で……」

エリカ「じゃあ私は特別じゃないっていうの?長らく戦車道で寝食を共にしてきたこの私は!」ドンッ!

みほ「ひっ!?そ、そんなことは……」ビクッ

エリカ「無いっていうの?なら私が告白してもOKするのね?」クイッ

みほ「え、エリカさん!?///」

沙織(おおっ!壁ドンに顎クイだ!初めて見た!)キラキラ

華(迫真の演技ですね!)ワクワク

麻子(あれ、演技か……?)

優花里(逸見ぃぃ調子に乗ってんじゃねぇですよぉぉ……!)ゴゴゴ


エリカ「……」グッ

みほ(え、エリカさんの唇が迫って……このままじゃもしかして、キスされ……!?)

「Hey, stop it!」グイッ!

112: 2016/05/03(火) 07:52:19.54 ID:g0Q18ULM0
エリカ「なっ!?」

みほ「け、ケイさんっ!?」パァッ

ケイ「いやー先週怒られたから今日は早めに来てよかったわ♪」

ケイ「まさか私のミホに手を出そうとする●●●●な▽▽▽が湧いてるなんてね……」ギンッ!

エリカ「ひっ!?」ズザッ

エリカ(こ、この私が……気圧されてる……?)

みほ(ケイさんのこんな真剣な表情……初めて見た……)

ケイ「ちょっとだけ話聞こえちゃったんだけどさ。……確かに私のアプローチは強引だったかもしれないけどね。この気持ちは本物よ」

ケイ「恋も戦車道も、こうと決めたら一直線、フェアプレーが私のポリシーなの。試合でミホと会った時から、私にはこの子しかいないって決めてたんだから」

ケイ「だから絶対にミホは渡さないわ。例え相手がどんな相手だろうとね」

みほ「ケイさん……///」

エリカ「……」

ケイ「わかったらアナタもGo Away! って、あれ?このおジャマ虫さん、どっかで見た顔ね……」ジロジロ

エリカ「ひっ!?」

華(撤退してください)

沙織(目的達成だよ、お疲れさまえりぽん!)

麻子(見事な噛ませ犬ぶりだった)

優花里(もう用済みなんで帰っていいですよ逸見)

エリカ(あ、あなたたちねぇ、後で約束通りハンバーグおごりなさいよ!?)

エリカ「きょ、今日の所は引き下がってあげるけど、覚えておきなさいっ!」ダダッ…

113: 2016/05/03(火) 07:57:01.16 ID:g0Q18ULM0
ケイ「ヤレヤレね」sigh

みほ「あ、あの……ケイさんっ……」

ケイ「何、ミホ?」ニコ

みほ「ごめんなさいっ!ケイさんはずっとはっきり伝えてくれてたのに、私……ケイさんの気持ちを信じられなくて……疑ったりして……」

ケイ「あはは、もういいんだって。それより私こそこの前はごめんね。お詫びにホラ」

バサ

みほ「これ……花束?」

ケイ「Yes!急いで走って来たからその……ちょっとぐしゃぐしゃになっちゃったけど」ポリポリ

みほ「ううん、すごく嬉しい!ありがとうケイさん♪」ギュウウッ!

ケイ「Wow!?///」

みほ「ケイさん……私も、私も、いつも優しくてまっすぐなケイさんのことが、大好きですっ。これからもよろしくお願いしますっ♡」チュッ

ケイ「ミホ……///」

みほ「ケイさん……♡」

ケイ「あの、嬉しいんだけどいいの、ミホ?///」

みほ「へ、何がですか?」

ケイ「メチャクチャ目立ちまくって周りの人に見られてるんだけど……」

ザワザワ

キャー♪

オオウ…ゴクリ…

みほ「き、きっ、きゃぁぁぁーっ!?///」

114: 2016/05/03(火) 07:59:45.32 ID:g0Q18ULM0
黒森峰 ノンアルコールビアガーデン

エリカ「……ひっく。大体元副隊長はいつもいつも優柔不断なくせに大切なことは一人で勝手に決めて……聞いてますか隊長っ!」バンッ!

まほ「あ、ああ、ちゃんと聞いているぞエリカ」

まほ(誰だエリカにアルコール入りビールを飲ませたのは)

小梅(いえあれは正真正銘ノンアルコールのはずなんですが……)

エリカ「大体あんなサンダースなんかとイチャイチャして、勝手にやってなさいってのよ。そう思うでしょ小梅ぇ!」

小梅「ひぃっ!?は、はいっそう思いますエリカさん……!」

エリカ「ほらぁ!ハンバーグもっと持ってきなさいよぉ!」

まほ小梅(帰りたい……)

引用: 【ガルパンSS】みぽりんとあれやこれや作戦です!【安価超短編】