101:株式会社SOS団第1話 2006/11/13(月) 07:42:31.64 ID:UVF6rp1k0
株式会社SOS団 プロローグ
【株式会社SOS団】
第1話『二人の仕事』
【係長 世界へ】
「はぁはぁ……疲れますね。西へ行けって言うからどこへ行くのか良く分かりませんでしたが、まさか中東へ飛ばされるとは。
……さて、そろそろ依頼者の姿が見えても良い頃なんですが……あっ、あそこでしょうか?」
砂漠の中、係長は徒歩で1キロ程先で手を振る人に向かっていく。
「今回は我が世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団を御利用下さり誠にありがとうございます。
そちらの依頼内容を教えていただけますでしょうか?実は専務には現地で説明があると言われまして」
「良く来てくれた!依頼内容なのだが……」
「なんですってぇぇえええええ!!!!」
2時間後
「ふ~、遠いな……。専務が依頼内容を知らせなかったわけが今ようやく分かった気がしますね……。まさかテ口リストに奪われた施設を取り返せだなんて……」
砂漠の中、係長は徒歩で50キロ程先の軍事施設を目指す。
「や、やっとつきました!でもこれからどうすればいいのでしょうか?」
「そこの男!何をしている!」
ズガガガガガガ!!!!
「う、うわ~~!いきなりマシンガンだなんて!いくら僕が超能力者でもこれは無理ですよ!!閉鎖空間以外では一般人なんですよ!長門さん!助けてください~!」
その声が遥か彼方日本でカレーを食べている長門に聞こえるはずも無かった。
ガンバレ!係長!
102: 2006/11/13(月) 07:44:28.80 ID:UVF6rp1k0
【部長 宇宙(そら)へ】
2時間後
「おいおいおい……!ここはどこなんだよ!一体!」
『ケネディ宇宙センター』
看板には英語でそう書かれている。
「そんなの読める! って誰に話しかけてるんだよ俺……。ハルヒに言われて来てみたけどどんな仕事やらされるんだ……?」
「ヘーイ!」
「おっと、依頼主の登場か。この度は我が世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団を御利用下さり誠にありがとうございます。
そちらの依頼内容を教えていただけますでしょうか?実は社長には現地で説明があると言われまして」
「オー、イライナイヨウネ~……」
「何だってぇぇええええ!!!」
2時間後
「ふ~、遠いな……。社長が依頼内容を知らせなかったわけが今ようやく分かった気がするぜ……。
まさかうさぎ獣人が本当に存在しているかどうか確認してこいだなんて……。
宇宙人なら長門に頼めば……」
10,9,8,7,6,5,4,3,2,1……
「チャレンジャー発射します」
ゴオオオオオ!
強烈なGが部長を押しつぶしていく。
2時間後
「おいおいおい……!ここはどこなんだよ!一体!」
『ケネディ宇宙センター』
看板には英語でそう書かれている。
「そんなの読める! って誰に話しかけてるんだよ俺……。ハルヒに言われて来てみたけどどんな仕事やらされるんだ……?」
「ヘーイ!」
「おっと、依頼主の登場か。この度は我が世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団を御利用下さり誠にありがとうございます。
そちらの依頼内容を教えていただけますでしょうか?実は社長には現地で説明があると言われまして」
「オー、イライナイヨウネ~……」
「何だってぇぇええええ!!!」
2時間後
「ふ~、遠いな……。社長が依頼内容を知らせなかったわけが今ようやく分かった気がするぜ……。
まさかうさぎ獣人が本当に存在しているかどうか確認してこいだなんて……。
宇宙人なら長門に頼めば……」
10,9,8,7,6,5,4,3,2,1……
「チャレンジャー発射します」
ゴオオオオオ!
強烈なGが部長を押しつぶしていく。
103: 2006/11/13(月) 07:45:10.31 ID:UVF6rp1k0
「うわわわわわ……!俺は一般人だっての!ハルヒ~!勘弁してくれ~!」
宇宙の彼方に飛ばされる部長の声が、遥か彼方日本でプリンを咀嚼しているハルヒに聞こえるはずも無かった。
負けるな!部長!
……一方こちらは、日本『世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団本部』
オフィスでくつろぐ女性が二人いる。
「課長……カレーがなくなった」
「……プリンがきれてるわよ……課長……」
「こ、これが狙いだったんですね……私が会社に入っているのは……」
「谷口のバカでも引っ張ってきても良かったんだけどね。電話の応対はやっぱりみくるちゃんの方がいいでしょ?」
「……それに料理も」
ジリリリリリン!ジリリリリリン!
「ほら!電話が鳴ってるわよ!」
「早く出て」
「…………うぅ」
泣くな!課長!
第1話 醜
宇宙の彼方に飛ばされる部長の声が、遥か彼方日本でプリンを咀嚼しているハルヒに聞こえるはずも無かった。
負けるな!部長!
……一方こちらは、日本『世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団本部』
オフィスでくつろぐ女性が二人いる。
「課長……カレーがなくなった」
「……プリンがきれてるわよ……課長……」
「こ、これが狙いだったんですね……私が会社に入っているのは……」
「谷口のバカでも引っ張ってきても良かったんだけどね。電話の応対はやっぱりみくるちゃんの方がいいでしょ?」
「……それに料理も」
ジリリリリリン!ジリリリリリン!
「ほら!電話が鳴ってるわよ!」
「早く出て」
「…………うぅ」
泣くな!課長!
第1話 醜
104: 2006/11/13(月) 07:54:09.74 ID:HsLOIYXFO
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