430: 2014/05/12(月) 19:36:07.95 ID:/UHhZfUyo

432: 2014/05/12(月) 19:40:22.50 ID:/UHhZfUyo
-穂乃果の家-


穂乃果「……」



コンコン




『穂乃果~。海未ちゃんが来てくれたわよー』



穂乃果「あ、はーい」








ガチャ



海未「…穂乃果」

穂乃果「海未ちゃん、いらっしゃい」

海未「どうですか?身体の調子は…」

穂乃果「うん、もう全然平気」

穂乃果「病院行ってきたけどどこもおかしくないって」

海未「…そうですか」

穂乃果「ごめんね。心配かけちゃって」

433: 2014/05/12(月) 19:47:14.84 ID:/UHhZfUyo
海未「……」

穂乃果「海未ちゃん?」

海未「いえ、何でもありません」

穂乃果「…?」

海未「それより、今日5人で話し合った事を伝えに来ました」

穂乃果「あ、うん」

穂乃果「…何か解決策、見つかった?」

海未「……いえ」

穂乃果「そっか」

海未「すみません。やはり私では絵里のようには…」

穂乃果「そんなことないよ」













穂乃果「聞かせて。…これからの事を」

海未「…はい」

434: 2014/05/12(月) 19:54:07.66 ID:/UHhZfUyo
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・



海未「…今日は、4人ですか」


ことり「……」

凛「……」

真姫「……」


海未「誰か、希の事を知っている人はいませんか?」




シン…




海未「…そうですか」

ことり「さっき、電話は出てくれたの。でも…」

ことり「『大丈夫、心配しないで』って、…それだけ言って切れちゃった」

凛「希ちゃん…」

海未「……」








真姫「…もう、無理なのよ」

435: 2014/05/12(月) 20:09:43.74 ID:/UHhZfUyo
凛「…えっ」

真姫「無理よ。…だって、あの絵里が氏んだのよ?」

真姫「私たちをずっと引っ張ってくれて…色んな対策を考えてくれて…」

真姫「その絵里が考えを誤って倒れたのよ!?あんな…馬鹿みたいな人形にっ…殺されてっ…!」

ことり「ま、真姫ちゃん…!」

真姫「分かるのよっ!あの家は…私達を生きて帰すつもりなんて一切ないっ!」

真姫「決まってるのよっ!私達は全員!あの家に殺されるっ!」

凛「っ…!」










真姫「…っ…何よ、何で誰も言い返さないのよっ…」

海未「……」

真姫「みんな…思ってるのでしょ…!私みたいに…みんな…っ!」 

436: 2014/05/12(月) 20:16:49.98 ID:/UHhZfUyo
海未「…今の私には、真姫の言っている事に十分な答えを返すことなんて出来ません」

海未「でも、それでも…私達は進まなければいけません」

海未「私達の誰か一人でも、あの家から脱出する事が出来れば」

海未「…救いは、必ずあります」

海未「私は……そう信じたいです」











真姫「……」

海未「さて、今日の会議を始めましょう」

海未「思考の停止は氏を意味します。…大事なのは、考えることを辞めないことです」

437: 2014/05/12(月) 20:38:58.19 ID:/UHhZfUyo
海未「凛、確か昨日…黒猫が自分から話しかけてきたと言っていましたね?」

凛「う、うん…」

海未「つまりこれは、私達の黒猫に対する認識が間違っていたと考えるべきです」

ことり「でも…どうしてあの時だけ」

海未「思ったのですが…もしかすると昨日のあの部屋は、今までとは何か違う仕様になっていたのではないのでしょうか?」

真姫「…何よ、違う仕様って」

海未「穂乃果の探索をずっと見ていたのですが…それまでに至る所に居た黒猫が、あの一箇所以外には見当たりませんでした」

海未「…おかしくないですか?それまで至る所に黒猫がいましたのに…」

海未「少なくとも、2~3部屋移動する毎に1匹はいたと思います」

凛「…でも、かよちんの時だって」

海未「はい。あの時も確かに黒猫は初めの部屋にしかいませんでした」

海未「つまり、昨日の4つ…5つの部屋は、花陽の時の構造に似ているのです」

ことり「えっと…つまり、どういう事?」












希「…あの階は、誰かの犠牲なしに突破する事が出来なかった」


「「…!?」」



438: 2014/05/12(月) 20:46:15.52 ID:/UHhZfUyo
真姫「の、希っ…あなた」

希「ごめんね。今日はちょっと社長出勤しちゃった」

ことり「えっと…もう、大丈夫?」

希「んー?ウチは別に何処もおかしくないよ?」





海未「……希」

希「それより、ウチもずっと気にしてた事があるんよ」

凛「えっ?」

希「ほら、ウチと海未ちゃんと真姫ちゃん。三人とも氏なずに帰ってくる事ができた夜があったやん?」

希「あの時はそれぞれの長所を活かす事が出来たからこその結果やったんやない?」

439: 2014/05/12(月) 21:02:14.93 ID:/UHhZfUyo
真姫「…確かに。私は毒の検知法が毒見だけではない事を知ってたし、海未は身体能力で突破する事が出来たし」

海未「しかし希、あなたは…」

希「そう。ウチは真姫ちゃんのように医学に詳しい訳ではないし、海未ちゃんの様にずば抜けた運動神経もない」

希「もしかすると、あの時はウチが犠牲になってたのかもしれないやんなぁ」

凛「そ、そんな…でも希ちゃんは」

希「うん、こうやって皆の前にいる。幽霊じゃないよ?」

希「ウチの場合はすごく運がよかったんやろうね」

希「…正直、賭けに走った場面もいくつかあった」

ことり「希ちゃん…」
















海未「……もしかして希は、こう言いたいのですか?」

海未「選ばれた三人の誰か一人に、【犠牲になる役目を持つ】者がいる…と」

440: 2014/05/12(月) 21:14:49.64 ID:/UHhZfUyo
凛「!?」

真姫「ちょ、ちょっと…それって…!」

希「…うん、ウチはそう思ってる」

希「花陽ちゃんの【手を貸す】にしろ、にこっちの【よそ見】にしろ…」

希「答えを知らない人間なら高い確率で間違えると思うんよ」

真姫「……」

ことり「……」

海未「…そうですか」

希「絵里ちはきっと、色々と考えすぎたのかもしれんね」

希「慣れてない柔軟な発想をしようとして…空回りしてしまった」

希「でもそのおかげで、穂乃果ちゃんは生き延びることができた」

海未「穂乃果は…かなり際どかったですけどね」

希「ふふっ…でも、それも大事な事なのかもしれない」

希「思い切った行動が実を結ぶ事って、他の事にも言えるやろ?」









希「…絵里ちは、それが良くない方向に動いてしまっただけと思う」

海未「……」

441: 2014/05/12(月) 21:30:56.35 ID:/UHhZfUyo
凛「…じゃあ、もし自分が犠牲になる役目だったとしたら」

凛「どうすれば…いいの?」






海未「…家に飲み込まれない事です」

ことり「えっ?」

海未「あの家は、人間の思考や特徴を知り尽くしています」

海未「その思惑に惑わされず、一つ一つの行動を考えて行わなければいけません」

海未「…いいですか、みんな」

















「決して恐怖に支配されてはいけません。…その先にあるのは、 【氏】 なのですから」









.

442: 2014/05/12(月) 21:58:08.45 ID:/UHhZfUyo
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


海未「…それで、今日は解散しました」

穂乃果「…そっか」

海未「何れも確証のない事とは言え、全員の自信を持たせる結果には至りませんでした」

穂乃果「ううん、それでも色んな事が分かった事は大きいよ」

海未「…そう、ですね」










海未「……」

穂乃果「…海未ちゃん?」

海未「……」

穂乃果「……」

443: 2014/05/12(月) 22:11:57.31 ID:/UHhZfUyo
ギュッ






海未「…ほ、穂乃果?」

穂乃果「安心して。…辛いのは、海未ちゃんだけじゃない」

穂乃果「穂乃果も、みんなも…怖くて怖くて、泣いちゃいそうなくらい辛いと思う」

穂乃果「でも、そんな時にみんなをまとめる事が出来た海未ちゃんはとっても凄いよ」

穂乃果「絵里ちゃんがいなくなって…不安だらけなみんなにまた頑張ろうって事を伝えた」

穂乃果「みんな口に出さないけど…すごく頼もしいと思った筈だよ?」










海未「そ、そんな…私は…っ」

穂乃果「いいんだよ、海未ちゃん」

穂乃果「穂乃果の前でくらい…自分に素直になってくれて」

穂乃果「今は、穂乃果と海未ちゃんの二人だけだから」









海未「穂乃果…っく…あっ…ほの…かっ…!」 

海未「うっ…ぁ…あっ…ああっ…!」 ポロポロ

穂乃果「…海未ちゃん」

444: 2014/05/12(月) 22:20:49.38 ID:/UHhZfUyo
海未「怖いんですっ……堪らなく…怖い…っ」

海未「一人ずつ…一人ずついなくなって…っ私の、目の前に…」

海未「みんなっ…みんな氏んでしまうのでは.…ないかって…っ!」

海未「そう…考えるとっ…居ても立っても…いられなくてっ…!」

海未「私はっ…私はっ…!」

穂乃果「…うん」




海未「穂乃果っ…穂乃果…!」

海未「あなたは…私のっ…前から…消えない…?」

穂乃果「うん。絶対に消えないよ」

海未「本当…ですか?」

穂乃果「うん。だから安心して」

穂乃果「一緒に乗り越えよう…あの家を」








海未「…っ…っはい……勿論です」

穂乃果「えへへ…ありがとう。海未ちゃん」

445: 2014/05/12(月) 22:33:15.44 ID:/UHhZfUyo
海未「…ふと、考えてしまうのです」

海未「私の目の前から…ことりや穂乃果が消えてしまうのではないかと」

穂乃果「もう、そんな事思ったらダメなよ」

海未「そう考えたくもなります!特に昨日の穂乃果にはどれだけ心配したと思ってるのですか!?」

穂乃果「えっ?あっ…あー」

海未「いいですか!?今後あのように無闇やたらと物に触れないでください!」

海未「それで命を落としたらどうするつもりですか!」

穂乃果「あはは…はい。ごめんなさい」

海未「全く…行動が軽率過ぎなのです穂乃果は」

穂乃果「えーでもあの時はあれしか方法は…」

海未「ありました!もっと手がかりを理解する努力をして下さい!」

穂乃果「は、はい…」

446: 2014/05/12(月) 22:45:44.18 ID:/UHhZfUyo
海未「はぁ…穂乃果からは目が離せませんよ」

穂乃果「もー心配症だなー海未ちゃん」

海未「あなたの事を思って言っているんです!」

穂乃果「わ、分かってるよ?」

穂乃果「でも穂乃果だって自分の事は自分で出来るからそんなに心配…」












             ドクンッ












穂乃果「っ!?がっ…!あっ…!」  ズキンッ

海未「ほ、穂乃果!?」

穂乃果「い゛っ…!あ゛っ…!あああっ!」 ズキンッ ズキンッ

海未「穂乃果!穂乃果どうしたのですっ!?穂乃果っ!」











穂乃果「あっ…ま…  また…っ!」 

穂乃果「私のっ…な、か…にっ…!」

海未「穂乃果っ!しっかりして下さい!穂乃果ぁ!」


447: 2014/05/12(月) 22:49:39.60 ID:/UHhZfUyo







    ワタシハ キライ 


    アイサレテイルクセニ ソレヲシラナイオンナガ







    私は 憎い


    愛されているくせに それを受け入れない女が





    私は















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・

448: 2014/05/12(月) 23:18:37.36 ID:/UHhZfUyo


-???-



穂乃果「…ぁ」

海未「穂乃果!」

ことり「穂乃果ちゃん!」

穂乃果「…海未ちゃん、ことりちゃん」







真姫「…びっくりするじゃないの。ここに来て全然目が覚めないなんて」

希「穂乃果ちゃん、もしかして具合でも悪い?」

穂乃果「…ううん、大丈夫」

海未「穂乃果、辛いなら少し横に…」

穂乃果「大丈夫。…それより」









凛『………!』



穂乃果「…また、凛ちゃん」

ことり「…うん」




449: 2014/05/12(月) 23:31:40.15 ID:/UHhZfUyo
-ピアノの部屋-



ヴィオラ「……」

凛「……」

凛「4つの部屋で音を鳴らしたから…ここから先に進めるん…だよね?」

凛「……」











ヴィオラ「……」ガチャ

凛「大丈夫…大丈夫…っ」

凛「怖がったらだめ…ぜったい…」

451: 2014/05/12(月) 23:38:07.26 ID:/UHhZfUyo
-女像の部屋-



ヴィオラ「……」

凛「…あれ?」

凛「何だろうここ…すごく、暗い」

凛「それに…」






シクシク…








凛「…女の人の像が、泣いてる」

ヴィオラ「……」

452: 2014/05/12(月) 23:58:25.26 ID:/UHhZfUyo




    「わたしの ゆびわ…。


     どこにも ないの…。」





凛「…指輪?」

凛「指輪を見つけて来ればいいのかな…?」

凛「えっと…まずは周りの確認で…」

ヴィオラ「……」











凛「…あれ、ここ」

凛「ひび割れてる…もしかして」


453: 2014/05/13(火) 00:03:19.28 ID:xx8k82CAo



      バキッ!




ヴィオラ「……」

凛「やっぱり!昨日と一緒!…だけど」

凛(どうしよう…一緒だから、もしかしたら入っちゃダメなんじゃ…)



凛「…でも、この部屋に指輪はないよ…」

凛「だとしたら、先の扉とここしか…」










ヴィオラ「……」ガチャ

凛「…あれ?」

凛「この扉…鍵がかかってるけど」

凛「強く引いたら…開きそう?」






454: 2014/05/13(火) 00:09:55.14 ID:xx8k82CAo
凛(どうしよう…どうしようどうしようっ!)

凛(無理矢理開けていいの…?これが正解なの…?)

凛(でも…それだとなんで鍵がかかってるの…?)

凛(もしかしたらこの先に…で、でも…あの穴の中に指輪があるかもしれないし…)

凛(うぅ~…何で凛はこんな選ぶものばっかり…)












ヴィオラ「……」

凛「……」

凛「うん。何でも無理矢理は良くない…よね」

凛「あの穴を調べてみるにゃ」

456: 2014/05/13(火) 00:23:09.74 ID:xx8k82CAo
ヴィオラ「……」

凛「…あっ」










凛「…日記がある」

凛「……」

ヴィオラ「……」ペラッ












        ― 病気は いや ―


      
     ― お外に 出られないから ―






     ― 誰も 愛してくれないから ―











凛「……」

凛「魔女って…病気だったの?」

凛「でも…愛してくれないって…どういう事だろう…?」

ヴィオラ「……」

457: 2014/05/13(火) 00:28:15.14 ID:xx8k82CAo
ヴィオラ「……」

凛「うーん…結局指輪はなかったなぁ」

凛「じゃあやっぱり…あの扉を?」

凛「うー…すごく嫌な予感がする…」 ウロウロ

凛「でも…もう探す所なんて何処にも」








         ドォォォンッ…!







凛「にゃあー!?」

凛「な、何…!?何が…!」
















凛「さっきの音…ピアノの部屋から…?」

凛「何が…起こったの…」

ヴィオラ「……」 ガチャ


458: 2014/05/13(火) 00:37:36.96 ID:xx8k82CAo
-ピアノの部屋-



凛「えっ…ええっ!?」

凛「な、何でっ…こんな所に」











凛「だ…暖炉が…あるの…?」

ヴィオラ「……」

凛「もー…説明ぐらいして欲しいにゃ~」

凛「じゃないと何が何だか全然…」








凛「…あれ」

凛「この暖炉…穴があいてる…」

凛「それに…はしご…かかってる…」

459: 2014/05/13(火) 00:43:13.57 ID:xx8k82CAo
凛「……」

凛「…降りる、の…?ここを…」

ヴィオラ「……」









凛「……」

凛(わざわざはしごまで掛かってるって事は…進めるって事だよね?)

凛(それに…)






ヴィオラ「……」

凛「こんな矢印まで書いてあるのに、違ったらどうすればいいか分かんないじゃん」

凛「だから…」







カン 
   
   カン

       カン  







凛「…大丈夫、絶対大丈夫…」

ヴィオラ「……」 

460: 2014/05/13(火) 00:57:37.10 ID:xx8k82CAo
-食堂-



凛「…!?」

凛「こ、ここって…!」







凛「真姫ちゃんが…スープの毒を当てた場所だ」

凛「どうしてここに繋がったの…?」

凛「えっと…確かあそこの扉から…」







ヴィオラ「……」 ガチャガチャ

凛「…あれ?開かな」







       ゴォォォオッ!
        







凛「ひぃっ!?」 ビクッ










凛「せ、石像が…目の前で止まった」

凛「もうっ!潰されるかと思ったじゃんっ!」

ヴィオラ「……」

462: 2014/05/13(火) 19:33:43.66 ID:xx8k82CAo
ヴィオラ「……」 ガチャガチャ

凛「…ここも開かない」

凛「……」






凛「こっちにも、矢印が書いてある」

凛「でも、こっちは…」




    バキッ





凛「っ!?」

凛「うっ…っ…」












ヴィオラ「……」ガチャ

凛「…かよちんっ」

464: 2014/05/13(火) 19:41:01.66 ID:xx8k82CAo
-厨房-



ヴィオラ「……」

凛「うっ…」

凛(変なにおい…それに)






グツグツ…




凛「…なに、これ」

凛「臭いの原因は…これ?」




   バタンッ!




凛「っ!?」 ビクッ

凛「と、扉…?」

凛「…こんな所に、扉なんて」









凛(この部屋…何かおかしい)

凛(前見たときと…色々違う…!)

ヴィオラ「……」

465: 2014/05/13(火) 19:45:07.61 ID:xx8k82CAo
凛「…この鍋、どうしよう」

凛「……」





ヴィオラ「……」 カチッ

凛「取り敢えず、火は止めたけど…」

凛「……」




カパッ



凛「…うぷっ」 

凛(は…吐きそう…何これぇ…)

凛(ウインナー…でも…どれも…黒くて…すごく…)











       

             凛ちゃん













凛「っ!?」

凛「ぁ…あっ…あああああっ!?」

凛「まっ…まさかっ…これ…これっ…!」

凛「うっ…ぐっ…ぇ…!」


466: 2014/05/13(火) 19:50:56.57 ID:xx8k82CAo
ボタッ


     ボトッ… ピチョ




凛「はぁ…はぁっ…はっ…ぁ!」

凛「げほっ…うっ…ぐぇ…ぇ…」







ヴィオラ「……」

凛「はぁ…はぁ…」

凛「……酷い」

凛「凛に…こんな…こんなのっ…見せる…なん…てぇ…っ!」 

凛「許さない…っ…許さないっ!」








ヴィオラ「……」 ガチャ

凛「ひぐっ…ぜっ…絶対…絶対にっ…!」

467: 2014/05/13(火) 20:05:02.08 ID:xx8k82CAo
-氏体遺棄室-


ヴィオラ「……」

凛「…こ、ここ」

凛「なに…ここ…?」






凛「ほ…骨…人間の…骨がっ…!」

凛「あっ…やっ…やだっ!」

凛「いやっ…!」 ダッ









『恐怖に支配されてはいけません』











凛「…そ、そう…だ」

凛「負けちゃ…負けちゃダメ…」

凛「やらなきゃ…進まなきゃ…!」




ヴィオラ「……」 パキッ  ペキッ

凛「っ…っは…ぁ…」  

468: 2014/05/13(火) 20:11:32.50 ID:xx8k82CAo
凛「……」

凛「…ぁ」






凛「…骨の隙間に、何か刺さってる」

凛「これって…お箸?」

ヴィオラ「……」 カチャ







【金の箸を手に入れた。】












凛「……」

凛「もしかして…これで…」

凛「…やりたく、ない」

470: 2014/05/13(火) 20:19:01.86 ID:xx8k82CAo
-厨房-

ヴィオラ「……」 カチャ

凛「……」





カチン



凛「…!」

凛「何か…あった!」










【豚の指輪を手に入れた。】







凛「…これって」

凛「!!」

凛「もしかして、この黒いのが…指輪!?」

凛「…何でこんな所に」

凛「でも、これを持っていけば…」

凛「…よぉし」













ヴィオラ「……」 ガチャガチャ

凛「…えっ」

凛「何で…開かないの?」

471: 2014/05/13(火) 20:24:56.92 ID:xx8k82CAo
凛「な…何で…どうして…」

凛「り、凛…何か間違ったこと…!」

凛「あっ、ああっ…!も、もうっ…!」








凛「……」

凛「落ち着いて…怖いのに負けちゃ…!」

凛「何か…何かないの…?」

凛「お願い…何か…何かっ…!」











凛「!」

凛「あった!…メモだ!」

ヴィオラ「……」ペラッ

472: 2014/05/13(火) 20:31:01.86 ID:xx8k82CAo











         【つかったものは もとのばしょに】













凛「使った、もの…?」

凛「……」

凛「もしかして、この…お箸?」

ヴィオラ「……」











ヴィオラ「……」ガチャ

凛「うぅ…もうここ…入りたくないのにぃ…」

473: 2014/05/13(火) 20:59:32.04 ID:xx8k82CAo
-氏体遺棄室-



ヴィオラ「……」

凛「えっと…確か、ここの骨に刺さって…」

凛「……」








凛(…あれ?)

凛(この骨の…何処に刺さってたっけ…?)

凛(え、えっと…確か…ここ?)

ヴィオラ「……」ザクッ









…鎖骨の間に、箸を戻した。








凛「…よし、これで」



 カタ

     カタ




凛「ひっ!?」

凛「…う、動いた?動いた、よね…今?」

凛「や、やめてよぉ…もうっ…やめて…」

凛「お願い…もう、帰らせてっ…!」 




ガチャ…バタンッ












ヴィオラ「……」

ヴィオラ「」

474: 2014/05/13(火) 21:07:03.93 ID:xx8k82CAo
ガチャ


凛「はぁっ…!はぁっ…!」

凛「は、早くっ…この指輪をっ…!」






凛「……」

凛「あれ…あの子が……いない」

凛「もしかして…まだあの中に…!」




    ズドンッ!




凛「ひっ!?」

凛「た、棚がっ…!扉をっ…!」

凛「待ってよ!まだあの中にあの子がっ!」 グッ

凛「うっ!…ぐぐぐっ…動かないっ…!」

凛「はぁっ!はぁっ…!どうしてっ…!」









        トントントントントン










凛「……ぇ」

凛「包丁が…勝手に…動い   て…」

476: 2014/05/13(火) 21:29:55.55 ID:xx8k82CAo

―その厨房には、誰もいない。
数日前に忙しそうに動いていた包丁はまな板の端に放り出されており、動く気配などしていなかった。



凛は辺りを見回すが、何者の姿も見えない。
まな板を包丁に叩いている料理人の姿など何処にもいなかったのである。





…しかし、確かにそれは動いていた。

包丁は以前の様に調理の過程で伴う音ではなく、まるで凛に気づかせる為だけに鳴らしている…


そんな軽快な音で、まな板を叩いていた。







凛「ぁ…あっ…い、いやっ…」

凛「あ、あの時と…一緒…だっ…!」

477: 2014/05/13(火) 21:47:34.02 ID:xx8k82CAo
凛「ひっ…ぁ…ああっ…やだっ…やだっ!」

凛「やめてっ……こなっ…来ないでっ!」



凛はその場から逃げようとする。

だが、空中で動いている包丁による恐怖からは目を離す事が出来ず、後退りをしながら包丁との距離を遠下げようとした。




やがて包丁は、まな板から音を出すことを止めると、もう十分だと言わんばかりに刃の向きを変え動きを止める。











―その刃の先は、凛の心臓を狙っていた。

478: 2014/05/13(火) 22:07:43.53 ID:xx8k82CAo
凛「やだ…やだっ…いやっ…!」  ジリ ジリ

凛「やめてっ…!やめっ…お願い…!やだっ…!」





        宙に浮いた包丁は動かない。


       それはずっと機会を待っている。






凛「いやっ…!誰か…誰かっ!」 





  

     獲物を仕留める機会を伺い楽しんでいた。


         まるで快楽殺人者のように。





凛「いやあああっ!!やめてっ!来ないでっこないでええええっ!!!」 ダッ!





         獲物が逃げ出す。逃げ出す。


     恐怖に支配された少女の心臓に向かって     













              ザシュ











      ― その刃を 血で染め上げた ―     

479: 2014/05/13(火) 22:48:51.69 ID:xx8k82CAo



凛「…が、   はっ…っ」



心臓を突き抜かれ、凛はその場に倒れる。
視界はぼやけ、呼吸は出来ず、四肢は痙攣していた。



凛が倒れた不潔な厨房の床…
それは皮肉にも花陽が腕から血を流し事切れた場所であった。






カツン、カツン…と、何かが階段から降りてくる音がする。
やがてそれは倒れている凛を見つけると、腕を掴みズリズリと引きずり出した。




凛「……ぁ……ぁ」



意識がなくなる直前に、凛の視界に映ったものは







「わたしはいつまで、豚の手首を集めればいいんだ」








何かに語りかける、顔がつぎはぎだらけの醜い巨体だった。



480: 2014/05/13(火) 23:12:19.67 ID:xx8k82CAo


ブツンッ



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



穂乃果「……」


穂乃果「また、駄目だった」


穂乃果「今度は…凛ちゃんが」










真姫「  いい加減に、しなさいよ」 

真姫「何よ、何よあれ」

真姫「凛を    花陽と同じ場所で頃して」

真姫「腕を掴んで引きずって…その後何をしたのよ…っ!」




バァンッ!




真姫「答えろおおおおおっ!!!!」

ことり「きゃあっ!?」

真姫「何よっ…何よ何よ何よぉっ!!」

真姫「手向けのつもりっ!?それとも侮辱してるのっ!?」

真姫「どこまで性格捻れてるのよあなたっ!?」

真姫「ふざけるのも大概にしなさいよぉっ!!!」  ズバンッ!

穂乃果「の、希ちゃん!」

希「分かってる!真姫ちゃん!真姫ちゃん!」

真姫「うわあああああああああああああああっ!?!!!?!!」


481: 2014/05/13(火) 23:19:44.84 ID:xx8k82CAo
・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・



穂乃果「…真姫ちゃん」

真姫「ひっ…ぎっ…ぁあっ…がっ…ぐうっ…」

真姫「悔しいっ…何もっ…何も出来ないなんてっ…」

真姫「くやしいのよっ…!あっ…ああっあ…ぁ!」

ことり「真姫、ちゃん…」 ポロポロ








希「…三人共、前見て」







海未『………』





希「今、凛ちゃんが間違えたと思われるところまで、海未ちゃんが…」

穂乃果「……っ」

482: 2014/05/13(火) 23:25:14.29 ID:xx8k82CAo
-氏体遺棄場-



海未「……」

海未「つかったものは、もとのばしょに」

海未(恐らくここが…希の言っていた)

ヴィオラ「……」 ザクッ








…肋骨の間に、箸を戻した。









ヴィオラ「……」 テクテク

海未「……」







     カタカタカタ









海未「…うるさいですよ。骨の分際で動かないでください」

ヴィオラ「……」ガチャ

483: 2014/05/13(火) 23:29:14.57 ID:xx8k82CAo




       ズドンッ!





海未「……」

ヴィオラ「……」テクテク











ガチャ



海未「……凛、花陽」

海未「待ってて下さい。…私達が、必ず」

ヴィオラ「……」  

484: 2014/05/13(火) 23:34:26.83 ID:xx8k82CAo
バタンッ




海未「…ここにはもう用はありませんね」

海未「後はあの女像に…」






カツン




       カツン…





海未「…!?」

海未(階段から足音…まさかっ!)






 ズオッ!


             バキッ!



   ビトッ!



           ドドドドッ!






海未「はあっ!!」 ダッ!

海未「はっ…!こんな…所でっ!」

海未「私はっ!絶対に氏にませんっ!!」

ヴィオラ「……」 ダッダッダ

485: 2014/05/13(火) 23:52:38.13 ID:xx8k82CAo
-女像の部屋-



ヴィオラ「……」 チリン

海未「……」







「… … これは … 。」


「… … ありがとう。」








   カチャ







海未(もし、最初が私ならば…難なく通過することが出来る自信があります)

海未(それを凛にさせたという事は…魔女、あなたは)

ヴィオラ「……」ガチャ

486: 2014/05/13(火) 23:58:01.18 ID:xx8k82CAo
-階段-



海未「…次の階は」







  ガシャンッ!  パリン  パリン…







海未「っ!?」

海未「今の音は…!」

海未(ガラスが割れた…?いや、それにしては音が大きすぎます)

海未(だとすると…っ)








海未「……」

海未「ことりの場合で考えると」

海未「後戻りをする事は…特にマズい事では無さそうですね」

ヴィオラ「……」ガチャ

487: 2014/05/14(水) 00:01:25.24 ID:kG02ldrFo
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



海未「……」

海未「何故、女像が…」

ヴィオラ「……」









「やあ。」








海未「っ!?」 バッ

海未「黒猫っ!?何故っ…!?」




ヴィオラ「……」

黒猫「愛ってなんだろうね。」







プツンッ




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・

488: 2014/05/14(水) 00:08:09.09 ID:kG02ldrFo
-???-


海未「…っ!」

ことり「海未ちゃん!」

海未「迂闊でしたっ…!あんな場所に現れるだなんてっ…!」

海未「私は自分の余裕がある限り進むつもりでしたのに…っ!」

ことり「な、何言ってるの!?そんな事してもし海未ちゃんが…!」

海未「しかしことり!これでは明らかに私がっ!」





プツンッ









穂乃果『………』




海未「ほ、穂乃果!?」

ことり「嘘…何でっ…今日も…穂乃果ちゃん!」

489: 2014/05/14(水) 00:37:45.93 ID:kG02ldrFo
‐階段‐



ヴィオラ「……」

穂乃果「…何で、こんなタイミングで」








          ドクン
 







穂乃果「っ…!」















ヴィオラ「……」テクテク

穂乃果「…ねぇ、あなたは」

穂乃果「穂乃果に…何を、伝えて…」







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


490: 2014/05/14(水) 00:44:04.48 ID:kG02ldrFo
‐渡り廊下‐



テクテク






穂乃果(……)

穂乃果(何だろう…何となくだけど…)

穂乃果(多分…この先が)

穂乃果(最後の、階)










         ガシャン!








穂乃果「っ!?」

穂乃果「何っ…!?何がっ…!」

穂乃果「…!」












穂乃果「あ、あの子が…」

穂乃果「あの子が…いないっ!どこにっ…!」

491: 2014/05/14(水) 00:56:13.06 ID:kG02ldrFo







 

              「…………」













穂乃果「…えっ」

492: 2014/05/14(水) 01:12:43.06 ID:kG02ldrFo
―突如現れた謎の影。
手も、足も、顔もはっきりとしていない。…黒い影の形のみがぼやけて見えた。





「……」




それは何も喋らない。何も語らない。
ただただ穂乃果と向かい合い、ゆっくりと近付いてきた。




やがて影は、穂乃果の目の前に立ちふさがる。
少しでもそれも触れれば取り込まれてしまう…そんな事が起こるだろうと頭の中で考えた。


今動けば離れる事が出来る。一度下の階に戻り、この状況から逃れられる。
そして体勢を立て直し、この影の対策を考えることができるだろう。















穂乃果「……」







…穂乃果は、一歩も動かなかった。

493: 2014/05/14(水) 01:31:36.99 ID:kG02ldrFo
海未「…ほ、穂乃果」

海未「何を…しているの…ですか…何を…」





―黒い影が、穂乃果を抱きつく。
蛇が鼠を丸呑みするように、影が穂乃果に襲いかかる。




穂乃果『……』



海未「ほ、ほの…か」

海未「穂乃果ぁ!何をしているのですか!逃げて下さいっ!穂乃果っ!」

ことり「穂乃果ちゃん!動いてっ!何で動かないの!?」




影が穂乃果に侵食する。
闇は勢いを上げて膨張し、一つの大きな球となった。




真姫「何してるのよ穂乃果っ!逃げてっ!何で逃げないのよっ!?」

希「あっ…ああっ!もう…もうっ…顔までっ…飲み込まれてっ!」





そして影は、穂乃果の全てを取り込もうとする。
微かに人の形をした影の部分が、穂乃果を黒い瞳で見つめていた。












穂乃果「あなたは…」

494: 2014/05/14(水) 01:38:01.10 ID:kG02ldrFo










                シュン














海未「…あっ…う、嘘…嘘っ…!」

海未「ぁ…あ     あ   っか…!   のかっ…!」














「穂乃果ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!!!!」




















   ― 高坂穂乃果は、紫色の靄となり、跡形もなく消えた。―













【To Be Continued…】

504: 2014/05/26(月) 20:41:27.25 ID:1+6oUW+Eo



ブツンッ




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



真姫「  嘘、 でしょ…?」

希「なんなん…あれ…っ…」

希「何が…起こって…何で…穂乃果ちゃん…」







ことり「ほ、穂乃果…ちゃんっ…」

ことり「なんで…なんでっ…ぇ…!」 

ことり「あっ…ああああああっ!!??!?」

真姫「ことり!」

ことり「やだっ、いやだいやだいやっいやぁっ!」

ことり「いやああああっ!!!穂乃果ちゃん!穂乃果ちゃんっ!!」


505: 2014/05/26(月) 20:49:27.25 ID:1+6oUW+Eo
ことり「なんでっ!?今のどういう事なのぉ!?」

ことり「穂乃果ちゃんは何もっ!何もしてないのにっ!」

ことり「どうして消えちゃったの!?ねぇどうして!?どうしてなのぉ!?」

真姫「そ、そんなの…分かんないわよっ…!」

真姫「私だって一瞬の事で何がなんだか!」

ことり「ひぐっ…あっ…えぐっ…!どうしてっ…どうしてなのっ…!」

ことり「誰か教えてよぉ…!何でっ…なんでぇ…!…っ」

希「ことり、ちゃん…」

ことり「うわあああああああああああああああっ!!!!」















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・








506: 2014/05/26(月) 21:02:22.04 ID:1+6oUW+Eo
-渡り廊下-





海未「……」

ヴィオラ「……」







海未「…何が、起こったのですか」







ヴィオラ「……」

海未「見ていたのでしょう、あなた」

海未「説明して下さい。…何ですか、今のは」










海未「…答ぇろと言ってるでしょ!!」 バキッ!

海未「いつまで沈黙決め込むつもりですかあなたはっ!!」

海未「少しは反応示したらどうなんですか!えぇ!?」

海未「答えなさいっ!穂乃果はっ!何故っ!消えたのですかっ!?」

507: 2014/05/26(月) 21:07:10.87 ID:1+6oUW+Eo
ヴィオラ「……」

海未「…っ!」 

海未「知りたくば…先に進めとでも言いたいのですか…」

海未「このっ…人形めっ…!」








ジャリ






海未「……」







…海未の足元には、穂乃果を消し去ったものが破ったステンドガラスの破片が散らばっていた。

509: 2014/05/26(月) 21:36:09.97 ID:1+6oUW+Eo
海未「……」 






海未は、そのステンドガラスを一欠片拾うと…







ぐしゃ





海未「……っ」




―それを一気に、手で握り込んだ。









ポタッ


    ピチャ…








海未「…嘆く、ものですか」

海未「全て、終わるまで…」

海未「絶対に…絶対っ…!」

ヴィオラ「……」 ガチャ

510: 2014/05/26(月) 21:43:12.39 ID:1+6oUW+Eo
~???~



ことり「っぐ…ひっ…うっ…っ…!」

ことり「穂乃果ちゃん…穂乃果ちゃんっ…」










真姫「…ねぇ、おかしくない?」

希「……」

真姫「…もう、3人終わってる筈なのに」

真姫「なんで私達、ここから出られないのよ…?」






希「…うちにも、分からない」

真姫「…そう」

希「でも…もし魔女が、ウチらを頃して…力を強めているのなら」

希「この状況も、不思議な事ではないと思う」

真姫「……」









真姫(…魔女)

真姫(魔女って…何者なのよ)

512: 2014/05/26(月) 21:51:10.21 ID:1+6oUW+Eo
-人形の部屋-



ヴィオラ「……」

海未「……」

海未「人形だと言い放ったら、人形の部屋に来てしまいましたね」

海未「ほら、一つ場所が空いてますよ?…あなたもそこに座っていたらどうですか」











ヴィオラ「……」

海未「…ふん」






海未(4つの台座に、3つの人形)

海未(人形、台座とそれぞれ色がバラバラに置かれていますね)

海未(今、私は人形などは持ち合わせていません)

海未(…なら)













ヴィオラ「……」 ゴトッ

海未「色を合わせる…まぁこれだけで終わるはずはないでしょうね」

513: 2014/05/26(月) 22:09:39.48 ID:1+6oUW+Eo
カチャ






ヴィオラ「……」

海未「…扉の、開く音」

海未「……」




海未(台座は、まだ一つ余っています…)

海未(たとえ鍵が開いた音がしたとしても、それが正解だとは限らない)

海未(絵里のように正解だと思っていたものが違っていた、ということも十分ありえます)

海未(しかし、今までの場所で何処にも人形のようなものは…)








ヴィオラ「……」 ガチャ

海未「…!?」

海未「あ、あなた!何故勝手に…!」

514: 2014/05/26(月) 22:14:21.20 ID:1+6oUW+Eo
-庭園-



ヴィオラ「……」

海未「…ここは」



海未(…何も、起こらなかった)

海未(何故いきなり…意思を持ったかのようにコレは…)








「やあ。」





ヴィオラ「……」

黒猫「ここが最上階みたいだよ。」





海未「……」

海未「嫌がらせですか、あなた」





プツンッ




・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・

515: 2014/05/26(月) 22:19:34.41 ID:1+6oUW+Eo
-???-


海未「……」

希「…海未ちゃん」

海未「重ね重ね申し訳ありません…私だけがこんなに楽をしてしまって」

希「ううん、そんなん気にすることじゃ…」

希「っ!?う、海未ちゃんそれっ!手が血だらけやん!?」

海未「……これは」

希「すぐに消毒せんと…ああでもここ何もないし…」

海未「構いません、それより…」












ことり「……」

海未「…ことり」

516: 2014/05/26(月) 22:34:04.61 ID:1+6oUW+Eo
ことり「…海未ちゃん」

海未「……」

ことり「…どうして、ことり達はこんな目に合わないといけないの?」

海未「……」

ことり「どうして…穂乃果ちゃんは…」









海未「ことり」

海未「立ってください」

ことり「……」

海未「……」






ことり「…うん」

海未「……」

517: 2014/05/26(月) 22:38:57.14 ID:1+6oUW+Eo
海未「……」

ことり「……」







希(…驚いたなぁ)

希(二人でじっと見つめるだけで…何かを悟ったようにことりちゃんが立ち上がった)

希(うちや真姫ちゃんが言っても取り乱すだけだったのに)

希(…二年生は本当に、お互いの事を分かり合ってるんやね)








真姫『………』



海未「…次は真姫ですか」

ことり「うん。…大丈夫かな」

海未「信じましょう」

ことり「そうだね」

518: 2014/05/26(月) 22:57:37.86 ID:1+6oUW+Eo
-庭園-



ヴィオラ「……」

真姫「…何ここ?」

真姫「変に草や花が多くて…気持ち悪い」

真姫「一体何からやればいいのよ…」





真姫(…扉は3つ、その内の一つは)



ヴィオラ「……」

真姫「…変な植物があって、進めない」

真姫「つまりここを開ける為の仕掛けを見つけないといけないのね」








真姫「…貼り紙もあるわ」

ヴィオラ「……」 ペラッ

519: 2014/05/26(月) 23:22:27.06 ID:1+6oUW+Eo








            【みどりは とりがたべる】











真姫「…みどり」

真姫「この蔦みたいな植物の事よね?」

真姫「…でも、鳥って」











ヴィオラ「……」

真姫「…もう少し調べよう」

真姫「最上階、って言ってたっけ…慎重に進めないと」

520: 2014/05/26(月) 23:30:22.82 ID:1+6oUW+Eo
ヴィオラ「……」

真姫「…それにしても、大きな木ね」







「…なにか ようかね。」





真姫「っ!?」

真姫「しゃ、喋った…」






「…わしは おまえさんなどに ようはないわ。」
              
「…しずかに しとくれ。」




真姫「…この木、すごく大きい。かなりの年代物ね」

真姫「おじいさんみたいな喋り方だし、…もしかしたら、いろんなこと知ってるのかも」

真姫「……」













真姫「…ねぇ、何か知ってることがあるなら教えなさいよ」



「……」



真姫「……」

521: 2014/05/26(月) 23:33:45.04 ID:1+6oUW+Eo
ヴィオラ「……」



「…そうだなあ。おまえさん。」

「ときをきざむもんには さわっちゃいかんよ。」






真姫(…時を、刻むもの?)

真姫(時…時間、時計の事?)

真姫(時計…この先にあるのかしら)









ヴィオラ「……」 ガチャ

真姫「次はこの部屋…」

真姫「理不尽なこと起こったら承知しないんだから」

522: 2014/05/26(月) 23:41:28.79 ID:1+6oUW+Eo
-廊下 牢獄前-



ヴィオラ「……」




真姫(…なに、ここ)

真姫(気味悪い…なんなのよ…)

真姫(さっきの庭もおかしかったけど…ここだけ、明らかに空気が違う)

真姫(何があるっていうのよ…もうっ)





ヴィオラ「……」

真姫「…なにこれ、図鑑」




ペラッ



真姫「…『饒舌な花たち』」

523: 2014/05/26(月) 23:49:36.23 ID:1+6oUW+Eo




真姫「……」

真姫「ふーん…そうなの」

真姫「白い花…の花びらは、雨に当たると光る」

真姫「赤い花は、物知りだけど常に嘘をつく」

真姫「…そして、黄色い花の粉は頃しも活かしもする高級な薬になる」

真姫「……」




パタンッ



真姫(……)

真姫(こんな見つけやすい場所に本があるって事は…花の情報は何れ必要となるって事よね)

真姫(覚えておくことが前提条件ね)






真姫「…他の場所も調べないと」

ヴィオラ「……」 テクテク

524: 2014/05/26(月) 23:54:34.64 ID:1+6oUW+Eo
ヴィオラ「……」

真姫「げっ…」

真姫(ここにも気持ち悪い植物があるし…)

真姫「じゃあ、こっちの扉は…」












-穴のある部屋-



ヴィオラ「…」

真姫「…何もないじゃない」




真姫(でも…変ねこの部屋)

真姫(大きな穴があって…底が見えないくらい、深い)

真姫(一体何のためにあるのよ、この部屋)







ヴィオラ「……」

真姫「…分からない」

真姫「ここは置いといて、さっきの奥の道に行ってみようかしら」

525: 2014/05/26(月) 23:58:52.70 ID:1+6oUW+Eo
-廊下 牢獄前-





ヴィオラ「……」

真姫「…あまり近づきたくないけど」

真姫「この二つの牢屋みたいな場所も調べるべきよね」






真姫「…一つ目は」

ヴィオラ「……」 ガシャガシャ

真姫「…開かない」

真姫「二つ目は…えっ?」












真姫「…こんな所に貼り紙」

真姫「なんなのよ…今回情報量多すぎよ」

ヴィオラ「……」 ペラッ

526: 2014/05/27(火) 00:02:28.16 ID:Rx0QbxAVo









               【くすりを】











真姫「……」

真姫「えっ!?これだけ!?」

真姫「ちょっと!これだけでどうしろって言うのよ!」






ヴィオラ「……」

真姫「…この子に怒鳴っても虚しいだけね」

真姫「取り敢えず、二つ目の扉は…」









ウェッ… グェホッ… ゴホ…。








真姫「…誰か、いるわね」

528: 2014/05/27(火) 20:35:00.34 ID:Rx0QbxAVo
真姫「……」




「ウェッ… グェホッ… ゴホ…。

 薬…。あんた… 薬…持ってないか?」




真姫「…薬って」

真姫(さっきの貼り紙の…)

真姫「…生憎だけど、今は持ち合わせてないわ」




「……」




びちゃ!



真姫「うぇっ!?」

真姫「何これ…!唾っ…?」

真姫「な、なにすんのよっ!?」 ガシャン!









ヴィオラ「……」

真姫「うぅ…気持ち悪い」

真姫「いきなり唾を吐きかけて来るなんて…非常識じゃないっ」














真姫「……あれ」

真姫「何…これ?」

真姫「……血文字」


529: 2014/05/27(火) 20:36:12.31 ID:Rx0QbxAVo
真姫「……」




「ウェッ… グェホッ… ゴホ…。

 薬…。あんた… 薬…持ってないか?」




真姫「…薬って」

真姫(さっきの貼り紙の…)

真姫「…生憎だけど、今は持ち合わせてないわ」




「……」




びちゃ!



真姫「うぇっ!?」

真姫「何これ…!唾っ…?」

真姫「な、なにすんのよっ!?」 ガシャン!









ヴィオラ「……」

真姫「うぅ…気持ち悪い」

真姫「いきなり唾を吐きかけて来るなんて…非常識じゃないっ」

530: 2014/05/27(火) 20:44:12.92 ID:Rx0QbxAVo
真姫「…最悪な気分」

真姫「ここも開きそうにないし、他に何かないかしら」

真姫「……」







真姫「…これは」

真姫「鳥籠…?でも、何もいないじゃ…」








真姫「…ううん、何かいる」

真姫「鳥…なの?」

真姫「すごく弱ってる…」

真姫「…ねぇ、これ開けなさいよ」




ヴィオラ「……」  ガチャガチャ

真姫「…開かないの?」

真姫「面倒ね…今は放置しておくしかないのかしら」





  ヒソヒソ


        ヒソヒソ
     




真姫「…そして、その奥には」

真姫「赤い花…いや、草…よね?あれ…」

531: 2014/05/27(火) 20:47:36.28 ID:Rx0QbxAVo
ヒソヒソ

    
     ヒソヒソ




真姫「…話し声が小さすぎて、全然聞こえない」

真姫「ここも何かをしないと、話が聞けないのかしら…」









ヴィオラ「……」 テクテク

真姫「つまり、ここはまだ来るべき場所じゃなかったみたいね」

真姫「はぁ…唾は吐かれるし、収穫も花の知識ぐらいだし」

真姫「……もういいわ、次行きなきゃ」

532: 2014/05/27(火) 20:51:18.17 ID:Rx0QbxAVo
-庭園-


ヴィオラ「……」 テクテク

真姫「…えっと、次は反対側の扉」

真姫「…あ」






真姫「……白い、花」




「ごきげんよう。」




真姫「えっ…」

真姫「…ご、ごきげんよう」







ヴィオラ「……」

真姫「…何呑気に返事してるのよ、私ったら」

真姫「でも、白い花って事は…」






真姫「……」

真姫「反対側の部屋、行かなきゃ」

ヴィオラ「……」 ガチャ

534: 2014/05/27(火) 21:01:15.54 ID:Rx0QbxAVo
-黄色い花の部屋-






真姫「…な、なにこれ」

ヴィオラ「……」




真姫「花が…座ってる」

真姫「でも…それよりも…あの花達…黄色い」




真姫(赤い草に、白い花。…そして黄色い花)

真姫(全部あの本の通りに見つかってる…じゃあやっぱり)





真姫「…この家の仕掛けは、人によって作られてる」

真姫「だから、あの残虐的な頃し方も…」










真姫「……ほんっと、最悪な気分」

真姫「いいわ…この真姫ちゃんが全て掻い潜ってあげる」

ヴィオラ「……」


535: 2014/05/27(火) 21:20:36.25 ID:Rx0QbxAVo
「ほんとうに いらいらするってないわ。」

「あのこさえいなきゃ わたしたちが ここいらでいちばん 美しいのに。」

「「ねー。」」






真姫「……」

「あらあなた、ずいぶん太い腕が生えているのね。オホホ。」

真姫「…植物のあなたと比べないで」

ヴィオラ「……」






「だれか あの子を×してくださらないかしら。」

「そうすれば、…そうねえ。」

「私たちの頭にできる粉を、少しばかりわけてさしあげるのに。」











真姫「…ちょっと待って」

真姫「今…粉って言ったわよね?」

536: 2014/05/27(火) 21:33:38.25 ID:Rx0QbxAVo
真姫「……」

真姫(確か黄色い花から取れる粉って、高級な薬になるって)

真姫(じゃあ…この花達の言うことを聞けばいいの?)

真姫(……)





真姫「……頭にだけ置いておくわ」

真姫「不可解な事が多すぎる…順番に整理しないと」

真姫「…ん?」












真姫「…ひっ!?」

真姫「な、なによこれ…!」

真姫「文字が…ち、血でっ…!」

ヴィオラ「……」 

537: 2014/05/27(火) 21:42:09.31 ID:Rx0QbxAVo










         はなを ×せば おまえも しぬ














真姫「…っ!」 ゾグッ

真姫「な…何よっ…これっ…」

真姫「花を…×す…」

真姫「これって…さっきのっ…!」





真姫(…どういう事?)

真姫(おそらくあの黄色い花たちが言ってる【あの子】ってのは、庭園に咲いていた白い花の事)

真姫(あの花を…こ、殺さないと、黄色い花から粉が貰えない)

真姫(でもっ…白い花を頃したら…私がっ…?)







真姫「……落ち着いて、まだ何も始まってない」

真姫「見つけないと…粉を手に入れて、私も氏なない方法をっ…!」

真姫「この家の仕掛けは、必ず解けるように出来てる筈…」

真姫「もっと情報を…手に入れないとっ…」

ヴィオラ「……」 テクテク

539: 2014/05/27(火) 21:51:42.08 ID:Rx0QbxAVo
ヴィオラ「……」


真姫「…ベットが3つに、スタンドライトが置いてある」

真姫「何か、妙な配置ね…ここ」

真姫「…もしかして」

ヴィオラ「……」

真姫「早くしなさいよ、あなたの仕事でしょ」

ヴィオラ「……」 ゴソゴソ










真姫「っ!?」

真姫「ひ、ひっ!?」






【頭蓋骨を手に入れた】





ヴィオラ「……」

真姫「なっ…何よっ…なんなのよそれっ…!」

真姫「なんでそんな所に頭蓋骨が落ちてるのよっ!」





ヴィオラ「……」

真姫(なにかヒントになる物があるとは思ったけどっ…頭蓋骨なんて想定外よっ!)

真姫(何!?これをどうしろって言うのよ!?)




真姫「…頭痛くなってきた」

真姫「なによ今回…謎が多すぎて頭おかしくなりそうっ…!」

ヴィオラ「……」 テクテク

540: 2014/05/27(火) 21:58:42.10 ID:Rx0QbxAVo
ヴィオラ「……」 ガチャ





真姫「…ここは」

真姫「日記帳…でも」

真姫「なにこれ…血だらけじゃない」

真姫「まるでさっきの血文字みたいに…」









ヴィオラ「……」 ペラッ

真姫「…『魔女の日記』」


















 
           ― 女の子が 遊びに来た ―




     ― 金髪の髪を三つ編みをした 可愛い女の子 ―

















真姫「…えっ」

541: 2014/05/27(火) 22:03:39.50 ID:Rx0QbxAVo
真姫「…金髪の髪を、三つ編みにした」 

真姫「可愛い……女の子」








ヴィオラ「……」

真姫(それって…この子の事じゃないの!)

真姫(だって、そうでもないと…こんな事、ありえないっ…)









真姫「……すぅ」

真姫「…はぁ」

真姫「……」




真姫「もう一度全部調べるわ」

真姫「一度行った所でも、二度目には何か変わってるかもしれない」





ヴィオラ「……」 テクテク

真姫「上等よ…絶対に氏んでやらないんだから」 

542: 2014/05/27(火) 22:09:37.00 ID:Rx0QbxAVo
真姫「…あっ」


  チッ

     チッ


ヴィオラ「……」

真姫「…柱時計」







『ときをきざむもんには さわっちゃいかんよ。』







真姫「…言う通りにしておいたほうが良さそう」

真姫「今まで散々時計の仕掛けがあったから…今度は、騙しで置いてある可能性」

真姫「…十分に、あるわ」









ヴィオラ「……」テクテク

真姫「後ここで調べてないのは…この扉だけね」






ガチャ










真姫「!?」

真姫「な、なによここ!真っ暗で何も見えないじゃない!」

真姫「こ、こんな所危なすぎて進めないわ!」

ヴィオラ「……」





543: 2014/05/27(火) 22:34:07.26 ID:Rx0QbxAVo
真姫「…ここも後回し」

真姫「なんなのよもう…何からすればいいのよっ…」

真姫「……」




ヴィオラ「……」

真姫「…一度庭園に戻って、考えるわ」

真姫「流石に私でも…落ち着かないと、無理」














-庭園-


真姫「…ふぅ」

真姫「…このベンチ、やけに座り心地いいわね」

ヴィオラ「……」




真姫(…最初に、3つの場所に違う色の花がいた)

真姫(赤い花…いえ、赤い草の話し声は全く聞こえなかった)

真姫(もしかしたら、あの時私がまだ知らなかったことに関して話していたのかしら…?)

真姫(そして白い花…これを殺さないと、黄色い花から粉を貰えない)

真姫(恐らく、白い花を頃したら、同時に花びらが手に入るはず…よね)

真姫(黄色い花の粉は毒にも薬にもなる…ていうより、薬物って、用法と容量を変えればどんなものでも毒になるし、薬にもなるわ)

真姫(…一番最初に浮かぶのは、くすり。…黄色い花の粉なんて聞いたことないけど)

真姫(……薬は多分、あの牢屋にいるのに渡せばいいとして、あとは…鳥籠)

真姫(あれを開けるには…どうすればいいのよ?あの中にいる鳥を開放してあげないと、あの変な植物を食べてくれない)

真姫(それに、一番の疑問が…この頭蓋骨)

真姫(多分これって、まだ進めない場所で使うもの…そうに違いないわ)




真姫「…大体こんな所ね」

真姫「まず最初にするべきことは…あの白い花の頃し方」

真姫「…あの赤い草の話が聞けるといいのだけど」




真姫「…さて、と」

真姫「疲れも取れたし…早く進まないと」

ヴィオラ「……」 テクテク

544: 2014/05/28(水) 21:51:51.44 ID:TxTS9yLRo
-廊下 牢獄前-

 ヒソヒソ

      ヒソヒソ






ヴィオラ「……」

真姫「…ねぇ、ちょっと」




「花の×し方を聞きにきたの?」



真姫(聞こえた…!)


真姫「…そうよ。教えて」








「引き抜く方法も、手折る方法も、どちらも正しい×し方。」

「引きちぎる方法と、引く抜く方法のうち、少なくとも1つは正しい×し方。」

「3つの方法の中には、1つも正しい×し方はない。だから花を×すのはやめなさい。」







真姫「…はぁ?」

真姫「なによこれ…全員言ってることバラバラじゃない」

真姫「意味分かんな…あっ」






真姫「…忘れてた」

真姫「確か赤い草って、常に嘘をつくってあの本に書いてあったっけ」

真姫「嘘って事は…反対の事を言ってる」

真姫「……」




真姫(…だとしたら、余りにもあの草達が言ってることは真面目すぎるわ)

真姫(まるでクイズみたいに、捻りがなくて…少し考えれば答えが出てくる)






ヴィオラ「……」 テクテク

真姫「…油断を誘ってるのかしら」

545: 2014/05/28(水) 22:11:39.18 ID:TxTS9yLRo
真姫「…じゃあ、さっきの庭園に」

真姫「…っ!?」






ヴィオラ「……」

真姫「び…びっくりした」

真姫「何よ!さっきまでこんな所に頭蓋骨なんてなかったじゃないの!」







【頭蓋骨を手に入れた】






真姫「…ああもうっ」

真姫「ほんっと趣味悪い…!どんな性格してんのよっ…」

ヴィオラ「……」 テクテク

546: 2014/05/28(水) 22:24:09.32 ID:TxTS9yLRo
-庭園-




「ごきげんよう。」





真姫「……」

真姫「さっきの赤い草の情報を纏めると」

真姫「手折る…でいいのよね」





真姫「…何してるのよ、早くしなさいよ」

ヴィオラ「……」  ポキッ





    

  キ
    
     イ
           
        ィ    
    
   ィ
   
       ッ

        !






真姫「ひっ!?」

ヴィオラ「……」

真姫「な、何よ…何よ今の声っ…!」

真姫「ほんとにっ…信じらんないっ…!」

真姫「やめてよっ…もうっ…!」

547: 2014/05/28(水) 22:27:45.27 ID:TxTS9yLRo
ヴィオラ「……」

真姫「ハァ…ハァ…」

真姫「…白い、花びら」







【花の残骸を手に入れた】







真姫「…次は、あの部屋に」

ヴィオラ「……」 テクテク










「…しずかに しとくれと いったのに。」








真姫「……っ」

ヴィオラ「……」 ガチャ

548: 2014/05/28(水) 22:33:11.46 ID:TxTS9yLRo
-黄色い花の部屋-


「きこえた!あの子の醜い声!」



「きこえた!」

           「きこえた!」


   「きこえた!」





「アハハハハハハハハハハハハハアッハッハッハッハハハハハハハ!!!!!」






真姫「…最低」




「え?ああ、約束のものね。差し上げてよ。」






【白灰色の粉を手に入れた】





真姫「……」



キャッキャ!

        ケラケラ!


アハハハハ!







真姫「…気分悪い。さっさと行くわよ」

ヴィオラ「……」 ガチャ

549: 2014/05/28(水) 22:58:28.47 ID:TxTS9yLRo
-庭園-



真姫(……)

真姫(次は…この粉の薬を渡して)

真姫(いや…花びらの解明の方が先?)

真姫(もしかしたら、あの大きな穴が空いていた場所に変化があったかもしれないわ)

真姫(何にしても、今するべき事は…)







「ひどいことするなあ。」



黒猫「」

真姫「っ!?」

真姫「えっ!?なんでこのタイミングでっ…」






プツンッ




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・

550: 2014/05/28(水) 23:09:33.40 ID:TxTS9yLRo
-???-




真姫「……」

海未「真姫、ご苦労様です」

真姫「うん…」

海未「…どうかしましたか?」

真姫「……」

希「それにしても、今回は随分と遠回りすることがおおいなぁ」

海未「魔女もいよいよ本気を出してきた…ということでしょうか」

真姫「…そうね、今までとは比べ物にならないくらい、考える事が多かったわ」

真姫「ここからの行動は、全員できちんと情報を共有し合って」











真姫「…え」

真姫「ちょっと、    待って…」

真姫「情報を…共有…   って」












真姫「っあ…あ……ぁあああぁああぁあああっ!!!」 ガタッ

海未「ま、真姫っ!?」

真姫「そ、そうよっ…!そうよそうよそうよっ!!」

真姫「馬鹿っ!私こんなっ…こんな事もっ…!気づかないなんてっ!」

551: 2014/05/28(水) 23:28:59.58 ID:TxTS9yLRo
希「真姫ちゃん!どうしたん!?何をそんな…」

真姫「海未!希っ!」

真姫「さっきの…!私が探索してた時の!」

真姫「私の【声】っ!どのくらい聞こえてたっ!?」

海未「こ、声…ですか?」

真姫「ずっと独り言でブツブツ言ってたじゃない!その独り言!ちゃんとここまで聞こえてたの!?」






海未「…いえ、こちらからはそれ程には」

希「全然聞こえてないっていう訳やないけど…ボソボソと、何か喋ってるなぁって感じには…」

真姫「…っ!」

海未「真姫、一体何を…」







真姫「……作っちゃったかも」

希「えっ?」

真姫「私がっ…!【犠牲になる役目】を作っちゃったかもしれないのよっ!」

海未「ど、どういう意味ですか!?」

真姫「この階…色んな謎が多すぎて、一つ一つ整理しないと危なくて先に進めない…!」

真姫「だから私の推測をみんなに話して、全員で共有すればいいと思ってた!」






真姫「でもっ!出来ないじゃないっ!」

真姫「生きてる全員が私が戻ってくるまでここにいる訳じゃない…必ず入れ替わりで誰かがあっちに行っちゃう!」

真姫「次の人が一番知っておかなきゃいけないのにっ…!それが出来ないまま魔女の家に連れてかれる!」

真姫「一度集めた情報が二度目も必ず手に入る確証なんてないっ…!だからっ!必然的に作っちゃうじゃないの!犠牲になる役目っ!」

真姫「私がっ…こんな事見逃すなんてっ…!」

552: 2014/05/28(水) 23:43:15.15 ID:TxTS9yLRo
海未「そっ…そんな…!」

希「で、でも…映像で大体の状況は把握出来とったし、真姫ちゃんがいない時うちらも三人で考察し合ってたから…」

真姫「…甘いわよ。この階、考察だけで突破出来る程生易しく出来てない…」

真姫「今まではそれでまかり通って来たけどっ…この階はそれとは訳が違うのよっ!」

真姫「持ち物もどんどん増えて…どこで何を使うかもまだ分かってないのに」

真姫「その前の出来事も正確に把握してない状態じゃ…絶対っ…!」

海未「こ、ことりっ!」







ことり『…っ?……?   …?』 キョロキョロ






真姫「ほらっ…何からすればいいか、分かってないっ…!」

真姫「どうしようっ…このままじゃ、ことりはっ…!」

希「こ…ことりちゃん!」 












「どうかっ…どうか氏なないで下さいっ!ことりっ…!!」










【To Be Continued…】

554: 2014/05/28(水) 23:46:09.50 ID:TxTS9yLRo
本日はここまでです。
3日間に区切ってしまい申し訳ありませんでした。


続きは一週間後の予定ですが、私事によって変更するかもしれません。その場合は報告致します。


穂乃果「あなたは…誰なの?」ヴィオラ「……」【6】

引用: 穂乃果「あなたは…誰なの?」ヴィオラ「……」