1: 2020/04/09(Thu) 04:07:28 ID:wOJHnmYc0.net
SS一回しか書いたことがない俺に書けるかわからんが書くぞ
いわゆるRPGのエンディング的な感じだ
勇者「街もだいぶ復興してきたな」
魔法使い「そうっすね、一時はどうなるかと思いましたが、人間侮れないっす」
勇者「本当良かった、これで俺もお役御免だな。のんびり生きられる」
魔法使い「……のんびり生きるのも良いっすけど、勇者様、本当にそれだけでいいんすか?」
勇者「え?」
魔法使い「いるんでしょ?好きな人」
勇者「……」
>>3(相手を指定せよ)
※ホ〇なし
魔法使い「いるんでしょ
いわゆるRPGのエンディング的な感じだ
勇者「街もだいぶ復興してきたな」
魔法使い「そうっすね、一時はどうなるかと思いましたが、人間侮れないっす」
勇者「本当良かった、これで俺もお役御免だな。のんびり生きられる」
魔法使い「……のんびり生きるのも良いっすけど、勇者様、本当にそれだけでいいんすか?」
勇者「え?」
魔法使い「いるんでしょ?好きな人」
勇者「……」
>>3(相手を指定せよ)
※ホ〇なし
魔法使い「いるんでしょ
6: 2020/04/09(Thu) 04:09:06 ID:IF4bqSn+0.net
魔王の妻
14: 2020/04/09(Thu) 04:12:19 ID:wOJHnmYc0.net
勇者「行ってくる」
魔法使い「もう戻りませんか?」
勇者「分からない、でも時間はかかるかもな」
魔法使い「……お達者で」
ー魔界ー
勇者「……ふぅ、やっぱり禍々しい雰囲気は少しずつだけど弱まってるな」
魔法使い「もう戻りませんか?」
勇者「分からない、でも時間はかかるかもな」
魔法使い「……お達者で」
ー魔界ー
勇者「……ふぅ、やっぱり禍々しい雰囲気は少しずつだけど弱まってるな」
16: 2020/04/09(木) 04:15:33.323 ID:wOJHnmYc0.net
魔王妻「なぜこんなところにいる」
勇者「妻さん…」
魔王妻「もう妻ではない。主は既に…」
勇者「ええ、俺が頃しました」
魔王妻「ふん、責任でも取りに来たのか?反吐がでるぞ若造」
勇者「当たりです」
魔王妻「……命でも差し出すか?」
勇者「妻さん…」
魔王妻「もう妻ではない。主は既に…」
勇者「ええ、俺が頃しました」
魔王妻「ふん、責任でも取りに来たのか?反吐がでるぞ若造」
勇者「当たりです」
魔王妻「……命でも差し出すか?」
20: 2020/04/09(Thu) 04:19:23 ID:wOJHnmYc0.net
勇者「命はあげません。生きたいんで…ごめんなさい」
魔王妻「ああ、それがいい。こんなつまらん事で粗末にするものではない」
勇者「はい、あなたに救ってもらった命ですからね」
魔王妻「……なんのことやら」
勇者「俺、気付いてたんです。昔、俺が魔物の襲撃で氏にかけた時。助けてくれたのがあなただったって」
魔王妻「……」
魔王妻「ああ、それがいい。こんなつまらん事で粗末にするものではない」
勇者「はい、あなたに救ってもらった命ですからね」
魔王妻「……なんのことやら」
勇者「俺、気付いてたんです。昔、俺が魔物の襲撃で氏にかけた時。助けてくれたのがあなただったって」
魔王妻「……」
24: 2020/04/09(Thu) 04:23:59 ID:wOJHnmYc0.net
勇者「それだけじゃない!あなたは何度も俺たちのことを助けてくれていた!」
魔王妻「……なんだ、私が主の裏切り者とでも言いたいのか?」
勇者「違う!…別に裏切っていたわけではないと思う。じゃないと…魔王は最後にあんな事言わなかった」
魔王妻「主が…なんと?」
勇者「あなたの事を頼まれました」
魔王妻「……あのお方はやはり、甘い」
魔王妻「……なんだ、私が主の裏切り者とでも言いたいのか?」
勇者「違う!…別に裏切っていたわけではないと思う。じゃないと…魔王は最後にあんな事言わなかった」
魔王妻「主が…なんと?」
勇者「あなたの事を頼まれました」
魔王妻「……あのお方はやはり、甘い」
29: 2020/04/09(Thu) 04:29:47 ID:wOJHnmYc0.net
勇者「……魔王ってなんだったんですか!世界を支配しようとしてた存在には思えない」
魔王妻「あのお方は常に世界の平和を望んでいた」
勇者「じゃあ、道を誤ったのはやっぱり俺たちで…」
魔王妻「今更そんな事を考えてなんになる!結果的に世界は消滅しなかった。もうそれでいい」
勇者「あなたはどうなるんです?」
魔王妻「あのお方は常に世界の平和を望んでいた」
勇者「じゃあ、道を誤ったのはやっぱり俺たちで…」
魔王妻「今更そんな事を考えてなんになる!結果的に世界は消滅しなかった。もうそれでいい」
勇者「あなたはどうなるんです?」
32: 2020/04/09(Thu) 04:34:17 ID:wOJHnmYc0.net
魔王妻「……私はここを離れるつもりはない。魔界の消滅と運命を共にする。そんなところではないか?」
勇者「それで、いいんですか?」
魔王妻「どの道もう居場所はない」
勇者「……北の街の酒場で俺と話した女性ってあなたですよね?」
魔王妻「さっきから誰の事を話しているんだ?お前を助けたり、話したりなんてした奴など知らん」
勇者「同一人物とは言っていない」
魔王妻「…っ!」
勇者「それで、いいんですか?」
魔王妻「どの道もう居場所はない」
勇者「……北の街の酒場で俺と話した女性ってあなたですよね?」
魔王妻「さっきから誰の事を話しているんだ?お前を助けたり、話したりなんてした奴など知らん」
勇者「同一人物とは言っていない」
魔王妻「…っ!」
34: 2020/04/09(Thu) 04:39:27 ID:wOJHnmYc0.net
勇者「分かるんですよ、一目惚れだったから。ガキの頃の俺を救ってくれた。あのお姉さんはあなただ」
魔王妻「……」
勇者「俺と一緒に来てくれませんか?魔王はもういないんだ。最低な事言ってるのは分かってる。でもあなたは人間でしょう?居場所なら…」
魔王妻「私は孤児だった」
勇者「え」
魔王妻「主は…人間達が魔王と呼称するあの方は、私を拾ってくれたお方だった。妻という事になっているが、私にとってはただ一人の父のような人なんだ」
魔王妻「……」
勇者「俺と一緒に来てくれませんか?魔王はもういないんだ。最低な事言ってるのは分かってる。でもあなたは人間でしょう?居場所なら…」
魔王妻「私は孤児だった」
勇者「え」
魔王妻「主は…人間達が魔王と呼称するあの方は、私を拾ってくれたお方だった。妻という事になっているが、私にとってはただ一人の父のような人なんだ」
37: 2020/04/09(Thu) 04:44:53 ID:wOJHnmYc0.net
魔王妻「私は主を愛している、置いてなんていけない。勇者、私はキミを選ぶ事はできない」
勇者「選ばなくたっていい。酒場で話しを聞いてくれたあの時みたいに、何度も変装して会いに来てくれればいい」
魔王妻「はは、もう変装する意味はないだろう?正体はもうバレているんだから」
勇者「…そういえば、魔王は何も言わなかったんですか、俺に会いに来てるのなんて知っていたでしょう」
魔王妻「ああ、自由にさせてくれた。主もキミに会いたがっていたからな。人間と魔物の共存を願っていたんだ。そんなお人だ」
勇者「選ばなくたっていい。酒場で話しを聞いてくれたあの時みたいに、何度も変装して会いに来てくれればいい」
魔王妻「はは、もう変装する意味はないだろう?正体はもうバレているんだから」
勇者「…そういえば、魔王は何も言わなかったんですか、俺に会いに来てるのなんて知っていたでしょう」
魔王妻「ああ、自由にさせてくれた。主もキミに会いたがっていたからな。人間と魔物の共存を願っていたんだ。そんなお人だ」
38: 2020/04/09(木) 04:48:37.726 ID:wOJHnmYc0.net
勇者「ここは消滅するんでしょう?魔物達はどうなるんです」
魔王妻「大丈夫だ。皆、別の次元で暮らしていける。共存という形ではなかったが、犠牲者は出ない。主を除いて」
勇者「じゃああなたも生きるべきだ!」
魔王妻「分かってる!!それでも……それでも離れたくない!キミと一緒には行けない、キミのような人間は好きだった。それでも…」
勇者「俺と一緒には来れない……か、分かりました」
魔王妻「大丈夫だ。皆、別の次元で暮らしていける。共存という形ではなかったが、犠牲者は出ない。主を除いて」
勇者「じゃああなたも生きるべきだ!」
魔王妻「分かってる!!それでも……それでも離れたくない!キミと一緒には行けない、キミのような人間は好きだった。それでも…」
勇者「俺と一緒には来れない……か、分かりました」
40: 2020/04/09(木) 04:52:38.520 ID:wOJHnmYc0.net
勇者「じゃあ俺を側に置いてください」
魔王妻「……何を言っている」
勇者「俺も居場所がないんです、魔物を含む、驚異のなくなった世界で勇者なんてものは…」
魔王妻「詭弁だ!お前には仲間達がいただろう!キミを慕ってくれていた彼らにもう顔を見せないつもりなのか」
勇者「……はは、どうなるんですかね?ここにいたらやっぱり無事では済まないんですかね?」
魔王妻「魔界は消滅する。何が起こるかなんて分からない、馬鹿な事を考えるのはやめろ」
魔王妻「……何を言っている」
勇者「俺も居場所がないんです、魔物を含む、驚異のなくなった世界で勇者なんてものは…」
魔王妻「詭弁だ!お前には仲間達がいただろう!キミを慕ってくれていた彼らにもう顔を見せないつもりなのか」
勇者「……はは、どうなるんですかね?ここにいたらやっぱり無事では済まないんですかね?」
魔王妻「魔界は消滅する。何が起こるかなんて分からない、馬鹿な事を考えるのはやめろ」
41: 2020/04/09(木) 04:57:22.251 ID:wOJHnmYc0.net
勇者「じゃあ…なんで断らないんです?」
魔王妻「……!」
勇者「俺も離れたくない。あなたが主様から離れられないように、俺だって一緒に居たい。世界を救ったんだ、これくらいのワガママは許されると思うし、魔王を頃した贖罪くらいはしなきゃいけないと思うんですよ」
魔王妻「……いいのか?私は本当にここに留まるぞ?」
勇者「ああ、これでしばらく二人っきりだ」
魔王妻「……まったく、馬鹿だなキミは」
魔王妻「……!」
勇者「俺も離れたくない。あなたが主様から離れられないように、俺だって一緒に居たい。世界を救ったんだ、これくらいのワガママは許されると思うし、魔王を頃した贖罪くらいはしなきゃいけないと思うんですよ」
魔王妻「……いいのか?私は本当にここに留まるぞ?」
勇者「ああ、これでしばらく二人っきりだ」
魔王妻「……まったく、馬鹿だなキミは」
42: 2020/04/09(木) 05:02:15.410 ID:wOJHnmYc0.net
~数年後~
魔法使い「ふぁ~あ、平和っすね」
僧侶「良い事ではないですか」
魔法使い「ハチャメチャな旅をしてた頃の方が私らしかった気がするっす」
僧侶「……懐かしいわね、あの頃の魔法使いちゃんはそれはもう元気でした」
魔法使い「今も元気っすよ。…また、旅でもしてみようかな」
僧侶「何をする旅なのですか?」
魔法使い「勇者様でも探しに……っすかね」
僧侶「魔法使いちゃん…」
魔法使い「ふぁ~あ、平和っすね」
僧侶「良い事ではないですか」
魔法使い「ハチャメチャな旅をしてた頃の方が私らしかった気がするっす」
僧侶「……懐かしいわね、あの頃の魔法使いちゃんはそれはもう元気でした」
魔法使い「今も元気っすよ。…また、旅でもしてみようかな」
僧侶「何をする旅なのですか?」
魔法使い「勇者様でも探しに……っすかね」
僧侶「魔法使いちゃん…」
43: 2020/04/09(木) 05:06:11.779 ID:wOJHnmYc0.net
ガチャ
魔法使い「あ、いらっしゃいっす」
???「ここで、肩こりによく聞く薬を買えると聞いたのだが」
魔法使い「ああ、作りますよ。誰に使う薬っすか?男性?」
???「ああ、うちの主人だ。なんでも君たちは古い知り合いだと言っていたが」
僧侶「あら、私も?」
魔法使い「誰っすかね?私たちの共通の知り合いってでしばらく会ってないのって数えるくらいしかいない気がするっすけど」
魔王妻「ああ、実はその人は……」
~fin~
魔法使い「あ、いらっしゃいっす」
???「ここで、肩こりによく聞く薬を買えると聞いたのだが」
魔法使い「ああ、作りますよ。誰に使う薬っすか?男性?」
???「ああ、うちの主人だ。なんでも君たちは古い知り合いだと言っていたが」
僧侶「あら、私も?」
魔法使い「誰っすかね?私たちの共通の知り合いってでしばらく会ってないのって数えるくらいしかいない気がするっすけど」
魔王妻「ああ、実はその人は……」
~fin~
45: 2020/04/09(木) 05:06:34.732 ID:wOJHnmYc0.net
無理矢理だけどこんな感じじゃダメ?
46: 2020/04/09(木) 05:07:09.952 ID:X9unHISR0.net
なかなか良かったな乙
50: 2020/04/09(木) 05:10:57.876 ID:wOJHnmYc0.net
>>47
泣き喚くんじゃないかね
泣き喚くんじゃないかね
51: 2020/04/09(Thu) 05:12:44 ID:wOJHnmYc0.net
また今度同じようなのやるわ乙
54: 2020/04/09(木) 05:26:01.142 ID:wOJHnmYc0.net
>>47
終わりにするつもりだったけどなんか書けそうなので後日談をちょっぴり投下する
終わりにするつもりだったけどなんか書けそうなので後日談をちょっぴり投下する
55: 2020/04/09(木) 05:31:01.159 ID:wOJHnmYc0.net
~その後~
魔法使い「うわああああん、勇者様あぁぁ!!今までどこで何してたんすか!!!うわああーん」ポカポカポカ
勇者「痛い、痛い!叩くな、叩くなって!!」
魔法使い「そんでもって、私より若いのが憎たらしいっすぅぅ!!!」
勇者「分かった、悪かった分かったから離して!!」
僧侶「……ま、魔王の妻さんだったんですよね」
魔王妻「ああそうだ、故あって今は勇者の側にいる」
僧侶「あの魔王の…」
魔王妻「そう、あの魔王のだ。と言っても、元々ただの人間だ。気安く接してくれて構わない」
僧侶「は、はぁ……」
僧侶(うわ、すっごいキレイ。なんだか…ドキドキする)
魔法使い「うわああああん、勇者様あぁぁ!!今までどこで何してたんすか!!!うわああーん」ポカポカポカ
勇者「痛い、痛い!叩くな、叩くなって!!」
魔法使い「そんでもって、私より若いのが憎たらしいっすぅぅ!!!」
勇者「分かった、悪かった分かったから離して!!」
僧侶「……ま、魔王の妻さんだったんですよね」
魔王妻「ああそうだ、故あって今は勇者の側にいる」
僧侶「あの魔王の…」
魔王妻「そう、あの魔王のだ。と言っても、元々ただの人間だ。気安く接してくれて構わない」
僧侶「は、はぁ……」
僧侶(うわ、すっごいキレイ。なんだか…ドキドキする)
56: 2020/04/09(木) 05:41:29.576 ID:wOJHnmYc0.net
勇者「ああぁ、痛たた。肩いたい、肩重い!」
魔王妻「張り切って1日で家など建てるからだ。大工でもあるまいし」
勇者「いやぁ身体強化使えばいけるかなと思ったんだけど、そういえば肩こりの薬」
魔法使い「ああ作りましたよ!腹いせに腕によりをかけて大量に作ってやりましたよ。肩こり、腰痛、筋肉痛、疲れ目、質の良い睡眠、MP増強、性欲増大よりどりみどりの万能薬っす」
勇者「なんの腹いせだよ何してんだよ」
魔法使い「といわけで代金を払え」
勇者「注文と違うんだけどぉ!?」
魔王妻「性欲増大……だと?」
魔法使い「なんすか、そこ気になったんっすか?」
魔王妻「……気になってなどいない。別に気になってなど」
勇者「薬なんか使ってやましい事する気はないぞ」
魔王妻「……本当に、やましい事してくれる気はないのか?」
勇者「え?……あはは、いやぁ」
魔法使い「なんすか!!これぇ!!」
僧侶「あらあら…」
~fin~
魔王妻「張り切って1日で家など建てるからだ。大工でもあるまいし」
勇者「いやぁ身体強化使えばいけるかなと思ったんだけど、そういえば肩こりの薬」
魔法使い「ああ作りましたよ!腹いせに腕によりをかけて大量に作ってやりましたよ。肩こり、腰痛、筋肉痛、疲れ目、質の良い睡眠、MP増強、性欲増大よりどりみどりの万能薬っす」
勇者「なんの腹いせだよ何してんだよ」
魔法使い「といわけで代金を払え」
勇者「注文と違うんだけどぉ!?」
魔王妻「性欲増大……だと?」
魔法使い「なんすか、そこ気になったんっすか?」
魔王妻「……気になってなどいない。別に気になってなど」
勇者「薬なんか使ってやましい事する気はないぞ」
魔王妻「……本当に、やましい事してくれる気はないのか?」
勇者「え?……あはは、いやぁ」
魔法使い「なんすか!!これぇ!!」
僧侶「あらあら…」
~fin~
57: 2020/04/09(Thu) 05:43:13 ID:wOJHnmYc0.net
>>55
あ、私より若いってのは魔王妻ではなく
数年経ってるのに勇者が歳を取ってないという意味です
あ、私より若いってのは魔王妻ではなく
数年経ってるのに勇者が歳を取ってないという意味です
60: 2020/04/09(Thu) 06:05:21 ID:wOJHnmYc0.net
>>59
仕事行くからまた今度ね
仕事行くからまた今度ね



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