1: 2020/05/01(金) 22:28:15.09 ID:pYE+pQnI.net
鞠莉「いーや、パンに決まってるわ!」
花陽「ごはんです!」
真姫「…………」
鞠莉「真姫はパンだよね?パンだよね?」
真姫「私は別に……どっちでもいいんだけど」
鞠莉「ほらぁ!ほら、真姫もパンだって言ってるじゃない!」
真姫「言ってない!ひとっことも言ってない!」
花陽「ごはんです!」
真姫「…………」
鞠莉「真姫はパンだよね?パンだよね?」
真姫「私は別に……どっちでもいいんだけど」
鞠莉「ほらぁ!ほら、真姫もパンだって言ってるじゃない!」
真姫「言ってない!ひとっことも言ってない!」
2: 2020/05/01(金) 22:30:15.28 ID:pYE+pQnI.net
鞠莉「だいたい、ごはんってヴァリエーションがないから、すぐ飽きちゃうよ?」
鞠莉「一方、パンには食パンからクロワッサン、フランスパン……種類は豊富だし――」
鞠莉「味付けだって、バターだけのシンプルなものから、あまーいフレンチトーストだってある!」
果南「それなら、ごはんだって。ほら、ふりかけとかお茶漬けとか……」
鞠莉「それだけ?」
花陽「…………それだけじゃないよ」
鞠莉「うん?」
花陽「ごはんは、それだけじゃないよ!?」
鞠莉「一方、パンには食パンからクロワッサン、フランスパン……種類は豊富だし――」
鞠莉「味付けだって、バターだけのシンプルなものから、あまーいフレンチトーストだってある!」
果南「それなら、ごはんだって。ほら、ふりかけとかお茶漬けとか……」
鞠莉「それだけ?」
花陽「…………それだけじゃないよ」
鞠莉「うん?」
花陽「ごはんは、それだけじゃないよ!?」
3: 2020/05/01(金) 22:33:03.89 ID:pYE+pQnI.net
花陽「ごはんは――ごはんはお供がいれば、バリエーションは無限大なんです!」
鞠莉「お、お供?バリエーションは無限大?」
果南「そうだよ鞠莉。ごはんはさ、それだけだと飽きが来ちゃうけどね――」
花陽「来ません」
果南「え?」
花陽「来ません」
鞠莉「お、お供?バリエーションは無限大?」
果南「そうだよ鞠莉。ごはんはさ、それだけだと飽きが来ちゃうけどね――」
花陽「来ません」
果南「え?」
花陽「来ません」
4: 2020/05/01(金) 22:34:50.05 ID:pYE+pQnI.net
果南「え、ええと……ごはんだけでもおいしいし、飽きが来ないかもしれない」
果南「だけどね、にぎやかなお供と相席することで、一つ上のフロアに行けるんだよ!」
花陽「そうです!例えば焼きじゃけ!」
花陽「塩のきいた、ふっくらのしゃけ……身をほぐして一口……」
花陽「想像するだけで、お茶わんがカラになっちゃうよぉ……」
真姫「想像だけでごはん食べちゃうなら、いらないじゃない。焼きじゃけ」
果南「だけどね、にぎやかなお供と相席することで、一つ上のフロアに行けるんだよ!」
花陽「そうです!例えば焼きじゃけ!」
花陽「塩のきいた、ふっくらのしゃけ……身をほぐして一口……」
花陽「想像するだけで、お茶わんがカラになっちゃうよぉ……」
真姫「想像だけでごはん食べちゃうなら、いらないじゃない。焼きじゃけ」
6: 2020/05/01(金) 22:37:04.32 ID:pYE+pQnI.net
果南「ほかにもお供はいるよ。私のおススメはミソ汁!特にわかめがたまらないね!」
果南「それで、肉厚わかめのあったかいミソ汁が、白いごはんに合うの!」
花陽「わかります!おみそ汁にごはん――カンペキな組み合わせですっ!」
花陽「もう、おみそ汁が隣にいるだけで、お茶わん何杯でもいけちゃうってくらい!」
果南「そうそう!わかめミソ汁とごはんの相性のよさ!」
果南「わかめとごはん、まさにパーフェクトハーモニーってカンジだよね!」
花陽「わかりますっ!果南ちゃん!」スッ
果南「花陽ちゃん!!」ガシッ!
真姫「……なんで熱い握手を交わしてるのよ」
果南「それで、肉厚わかめのあったかいミソ汁が、白いごはんに合うの!」
花陽「わかります!おみそ汁にごはん――カンペキな組み合わせですっ!」
花陽「もう、おみそ汁が隣にいるだけで、お茶わん何杯でもいけちゃうってくらい!」
果南「そうそう!わかめミソ汁とごはんの相性のよさ!」
果南「わかめとごはん、まさにパーフェクトハーモニーってカンジだよね!」
花陽「わかりますっ!果南ちゃん!」スッ
果南「花陽ちゃん!!」ガシッ!
真姫「……なんで熱い握手を交わしてるのよ」
8: 2020/05/01(金) 22:38:58.74 ID:pYE+pQnI.net
鞠莉「………………」スッ
真姫「……え、しないしない。ここで握手する意味がわかんない」
鞠莉「………………」シュン
真姫「……わ、わかったわよ。するから!」ガシッ
真姫「……え、しないしない。ここで握手する意味がわかんない」
鞠莉「………………」シュン
真姫「……わ、わかったわよ。するから!」ガシッ
9: 2020/05/01(金) 22:40:40.27 ID:pYE+pQnI.net
花陽「あとね……花陽のおススメは、濃い目のしょうゆで炊いたおこぶ!」
果南「そう、おこぶ!……お、おこぶ?」
花陽「こんぶのことだよ。お母さんが作ってくれるんだけどね、とってもごはんに合うの」
果南「こんぶ…………わかるよ!こんぶ!おいしいよね!」
花陽「果南ちゃん!!!」ギュ
果南「花陽ちゃん!!!!」ギュウゥ
真姫「……抱き合わないでよ、暑苦しいんだけど」
果南「そう、おこぶ!……お、おこぶ?」
花陽「こんぶのことだよ。お母さんが作ってくれるんだけどね、とってもごはんに合うの」
果南「こんぶ…………わかるよ!こんぶ!おいしいよね!」
花陽「果南ちゃん!!!」ギュ
果南「花陽ちゃん!!!!」ギュウゥ
真姫「……抱き合わないでよ、暑苦しいんだけど」
10: 2020/05/01(金) 22:43:05.22 ID:pYE+pQnI.net
鞠莉「………………」スッ
真姫「なに……両手を差し出して。ハグしてっていうの?」
鞠莉「………………」コクコク
真姫「あなたねえ…………しないわよ」
鞠莉「………………」シュン
真姫「……あー!もうめんどくさい!わかった、するわよ!すればいいんでしょ!」ギュッ
真姫「なに……両手を差し出して。ハグしてっていうの?」
鞠莉「………………」コクコク
真姫「あなたねえ…………しないわよ」
鞠莉「………………」シュン
真姫「……あー!もうめんどくさい!わかった、するわよ!すればいいんでしょ!」ギュッ
11: 2020/05/01(金) 22:44:49.78 ID:pYE+pQnI.net
果南「さすが花陽ちゃんだよ。私の朝ごはんのシュミと、ピッタリ同じだね!」ギュッウ
花陽「果南ちゃんも、花陽の大好きをわかってくれて嬉しいです!」ギュッ
真姫「…………あなたたち、いつまでくっついてるのよ」
果南「真姫ちゃん。いま私たちは一心同体、二人で一つなんだ」ギュッウウウ
果南「まさに前門の虎!後門の狼!」
真姫「それ、全然意味違うんだけど…………」
花陽「果南ちゃんも、花陽の大好きをわかってくれて嬉しいです!」ギュッ
真姫「…………あなたたち、いつまでくっついてるのよ」
果南「真姫ちゃん。いま私たちは一心同体、二人で一つなんだ」ギュッウウウ
果南「まさに前門の虎!後門の狼!」
真姫「それ、全然意味違うんだけど…………」
12: 2020/05/01(金) 22:47:35.63 ID:pYE+pQnI.net
果南「うんうん。やっぱりごはんだよ。」
果南「鞠莉だって私たちの話を聞いて、いいなって思うでしょ?」
鞠莉「――うーん……もうちょっと聞いてみないとね?」
果南「ふーん、まだ聞く余裕があるんだ。まあいいけど」
果南「なんたって今の私たち、敵なしだからね!?」ギュウゥウゥウウ
花陽「ムテキです!!」ギュッ
果南「鞠莉だって私たちの話を聞いて、いいなって思うでしょ?」
鞠莉「――うーん……もうちょっと聞いてみないとね?」
果南「ふーん、まだ聞く余裕があるんだ。まあいいけど」
果南「なんたって今の私たち、敵なしだからね!?」ギュウゥウゥウウ
花陽「ムテキです!!」ギュッ
15: 2020/05/01(金) 22:50:39.36 ID:pYE+pQnI.net
果南「さあ花陽ちゃん!新たなお供でとどめだよ!」ギュウゥウゥウウゥ
花陽「まかせてください!私の大好きなお供、それは――」ギュッ
果南「それはっ!!」ギュウゥウゥウウゥゥッ
花陽「おばあちゃまがつけてくれた、10倍うめぼしです!!」
果南「………………」
果南「………………」パッ
花陽「えっ……えっ?な、なんで離れたの?果南ちゃん!?」
花陽「まかせてください!私の大好きなお供、それは――」ギュッ
果南「それはっ!!」ギュウゥウゥウウゥゥッ
花陽「おばあちゃまがつけてくれた、10倍うめぼしです!!」
果南「………………」
果南「………………」パッ
花陽「えっ……えっ?な、なんで離れたの?果南ちゃん!?」
17: 2020/05/01(金) 22:54:04.69 ID:pYE+pQnI.net
鞠莉「ふふふふ!果南はね、うめぼしがダメなんだよ?」
花陽「……うめぼしおいしいよ?」
果南「………………」フルフル
鞠莉「さてと……相手がスキを見せたところで、マッキー!ゴー!!」
真姫「うえ、ええっ!?というか、マッキーってなによ!」
鞠莉「細かいことはいいから、パンの良さをアッピール!」
真姫「ちょ……いきなりそんなこと言われても……」
鞠莉「ないの?マッキーないの?えー?真姫はパンの良いところ挙げられないの?」
真姫「あ、挙げられるわよ!」
花陽「……うめぼしおいしいよ?」
果南「………………」フルフル
鞠莉「さてと……相手がスキを見せたところで、マッキー!ゴー!!」
真姫「うえ、ええっ!?というか、マッキーってなによ!」
鞠莉「細かいことはいいから、パンの良さをアッピール!」
真姫「ちょ……いきなりそんなこと言われても……」
鞠莉「ないの?マッキーないの?えー?真姫はパンの良いところ挙げられないの?」
真姫「あ、挙げられるわよ!」
18: 2020/05/01(金) 22:56:35.27 ID:pYE+pQnI.net
真姫「ええと……パンは……香りがいいわよね」
花陽「ごはんだって、炊き立てのいい香りがするよ?」
真姫「まあ、ごはんも香りはするわね。だけど想像してみて?」
真姫「朝ごはんを食べる前を――さあ、なんの香りがするかしら?」
花陽「炊き立てごはん!」
真姫「花陽は特殊だから置いといて……果南、あなたは?」
果南「うーん……アジの干物のこおばしい香りか、わかめたっぷりみそ汁かな?」
真姫「そう、ごはんの香りじゃない。わかるかしら?つまり、あくまでごはんはサブなのよ。メインにはなれない」
果南「うっ…………」
花陽「ごはんだって、炊き立てのいい香りがするよ?」
真姫「まあ、ごはんも香りはするわね。だけど想像してみて?」
真姫「朝ごはんを食べる前を――さあ、なんの香りがするかしら?」
花陽「炊き立てごはん!」
真姫「花陽は特殊だから置いといて……果南、あなたは?」
果南「うーん……アジの干物のこおばしい香りか、わかめたっぷりみそ汁かな?」
真姫「そう、ごはんの香りじゃない。わかるかしら?つまり、あくまでごはんはサブなのよ。メインにはなれない」
果南「うっ…………」
19: 2020/05/01(金) 22:58:47.80 ID:pYE+pQnI.net
真姫「さっき、焼きじゃけがごはんのお供って言ってたけど……お供じゃなくて主役」
真姫「ごはんよりも上なわけ。一方のごはんは、いわば脇役」
真姫「だけど、パンは主役なのよ」
果南「私はそうは思わないけど……」
真姫「焼きじゃけをおかずに、パンを食べる?」
果南「それは……食べないかも……」
真姫「そうでしょ、そうでしょ?主役だから、おかずはいらないのよ」
真姫「それに香りだって。ごはんは、ほかのおかずに匂い負けするけど、パンは違うわ」
真姫「朝、リビングに入れば……ううん、入る前から全身で受け止めることができるのよ」
真姫「香ばしい――スープやベーコンに負けない、香ばしいパンのかおりを!」
真姫「ごはんよりも上なわけ。一方のごはんは、いわば脇役」
真姫「だけど、パンは主役なのよ」
果南「私はそうは思わないけど……」
真姫「焼きじゃけをおかずに、パンを食べる?」
果南「それは……食べないかも……」
真姫「そうでしょ、そうでしょ?主役だから、おかずはいらないのよ」
真姫「それに香りだって。ごはんは、ほかのおかずに匂い負けするけど、パンは違うわ」
真姫「朝、リビングに入れば……ううん、入る前から全身で受け止めることができるのよ」
真姫「香ばしい――スープやベーコンに負けない、香ばしいパンのかおりを!」
21: 2020/05/01(金) 23:01:47.32 ID:pYE+pQnI.net
果南「…………あのね真姫ちゃん。一度、考えてほしいんだけどね」
果南「朝、とれたてピチピチわかめをもって、家に帰る」
果南「家のとびらを開けたるよね?パンの香りがしてきたらどう思う?」
真姫「ど、どうって、パンがいい感じに焼けてるのねって……」
果南「…………」
果南「あのさ……真姫ちゃんはさ、わかめの気持ち考えたことあるの?」
真姫「は?」
果南「私の肩で、出番はないのねって悲しんでいる、わかめの身にもなってみてよ!?」
果南「とれたてなんだよ!?ピチピチなんだよ!!?」
真姫「し、知らないわよ……」
果南「朝、とれたてピチピチわかめをもって、家に帰る」
果南「家のとびらを開けたるよね?パンの香りがしてきたらどう思う?」
真姫「ど、どうって、パンがいい感じに焼けてるのねって……」
果南「…………」
果南「あのさ……真姫ちゃんはさ、わかめの気持ち考えたことあるの?」
真姫「は?」
果南「私の肩で、出番はないのねって悲しんでいる、わかめの身にもなってみてよ!?」
果南「とれたてなんだよ!?ピチピチなんだよ!!?」
真姫「し、知らないわよ……」
22: 2020/05/01(金) 23:04:24.24 ID:pYE+pQnI.net
真姫「と、とにかく!パンは主役、ごはんはわき役。これで話はつくのよ」
花陽「……真姫ちゃん、確かにごはんは、一見すると主役に見えないかもしれない」
花陽「だけど……違うんだよ?ごはんは圧倒的な協調性をもつ主役ですっ!」
真姫「協調性……?」
花陽「うん。ごはんはね、自分だけ目立とうとはしない」
花陽「まわりを――みんなを光り輝かせる、そんな主役だよ!」
鞠莉「……どういう意味?」
花陽「……真姫ちゃん、確かにごはんは、一見すると主役に見えないかもしれない」
花陽「だけど……違うんだよ?ごはんは圧倒的な協調性をもつ主役ですっ!」
真姫「協調性……?」
花陽「うん。ごはんはね、自分だけ目立とうとはしない」
花陽「まわりを――みんなを光り輝かせる、そんな主役だよ!」
鞠莉「……どういう意味?」
23: 2020/05/01(金) 23:06:47.01 ID:pYE+pQnI.net
花陽「例えば、とんカツを考えてみてください」
花陽「ころもサクサク、お肉を噛みしめれば、あつあつの肉汁が出てきます」
花陽「これだけでも、まごうことなき主役です」
鞠莉「そうね」
花陽「だけど、それを卵でとじて――ごはんに乗せると?」
鞠莉「カツどん……?」
花陽「ころもサクサク、お肉を噛みしめれば、あつあつの肉汁が出てきます」
花陽「これだけでも、まごうことなき主役です」
鞠莉「そうね」
花陽「だけど、それを卵でとじて――ごはんに乗せると?」
鞠莉「カツどん……?」
24: 2020/05/01(金) 23:08:50 ID:pYE+pQnI.net
花陽「そうです!カツどん!そしてカツどんの主役は、カツでもどんでもなく――」
鞠莉「……!カツどん!?」
花陽「…………おわかりでしょうか?ごはんは――カツもごはんも主役にできるんですっ!」
鞠莉「――なるほど。話はよーくわかりました。だけど、パンだって協調性がある子です」
鞠莉「しかも、丼ものは基本的に朝食では食べないよね?でも、パンは朝食でも協調性があるの」
鞠莉「例えば、エッグベネディクトを考えてみて?」
鞠莉「……!カツどん!?」
花陽「…………おわかりでしょうか?ごはんは――カツもごはんも主役にできるんですっ!」
鞠莉「――なるほど。話はよーくわかりました。だけど、パンだって協調性がある子です」
鞠莉「しかも、丼ものは基本的に朝食では食べないよね?でも、パンは朝食でも協調性があるの」
鞠莉「例えば、エッグベネディクトを考えてみて?」
26: 2020/05/01(金) 23:11:59.89 ID:pYE+pQnI.net
花陽「え、えっぐべねでくと?」
鞠莉「イングリッシュマフィンの上に、ポーチドエッグをのせたヤツだよ?」
果南「まふぃん……ぽーちどえっぐ…………」
真姫「あーもう!話が進まないじゃない!」
真姫「マフィンはパン、ポーチドエッグはゆでタマゴみたいなものよ!」
果南「あ、あぁー…………」
鞠莉「果南、わかってる?」
果南「も、もちろん。つまり、タマゴサンドだよね?」
真姫「ぜんっぜん違うんだけど」
鞠莉「イングリッシュマフィンの上に、ポーチドエッグをのせたヤツだよ?」
果南「まふぃん……ぽーちどえっぐ…………」
真姫「あーもう!話が進まないじゃない!」
真姫「マフィンはパン、ポーチドエッグはゆでタマゴみたいなものよ!」
果南「あ、あぁー…………」
鞠莉「果南、わかってる?」
果南「も、もちろん。つまり、タマゴサンドだよね?」
真姫「ぜんっぜん違うんだけど」
28: 2020/05/01(金) 23:14:20.63 ID:pYE+pQnI.net
鞠莉「どんなものなのかを、マリーが教えてあげる」
鞠莉「モチモチとしたマフィンの上に、イイ感じの半熟ポーチドエッグ」
鞠莉「そこにカリカリのベーコンに、バターのコクが詰まったオランデーズソース――」
鞠莉「これが、シンプルなエッグベネディクトよ。この時点で、友達いっぱいでしょ?」
花陽「………………」ゴクリ
鞠莉「モチモチとしたマフィンの上に、イイ感じの半熟ポーチドエッグ」
鞠莉「そこにカリカリのベーコンに、バターのコクが詰まったオランデーズソース――」
鞠莉「これが、シンプルなエッグベネディクトよ。この時点で、友達いっぱいでしょ?」
花陽「………………」ゴクリ
29: 2020/05/01(金) 23:16:58.18 ID:pYE+pQnI.net
鞠莉「イメージしてみて。焼きたてマフィンの香ばしいかおり……」
鞠莉「ナイフを入れるとカリカリッ、といい音」
鞠莉「同時に、ポーチドエッグの中からあふれ出す黄身の濃厚さ!」
鞠莉「そして、黄身やソースをマフィンとベーコンに絡めて、口に運ぶと――」
ぐうううううぅぅぅ…………
花陽「あっ…………」
鞠莉「ナイフを入れるとカリカリッ、といい音」
鞠莉「同時に、ポーチドエッグの中からあふれ出す黄身の濃厚さ!」
鞠莉「そして、黄身やソースをマフィンとベーコンに絡めて、口に運ぶと――」
ぐうううううぅぅぅ…………
花陽「あっ…………」
30: 2020/05/01(金) 23:19:06.55 ID:pYE+pQnI.net
鞠莉「あれ?大きなムシの鳴き声が聞こえたよ?」
花陽「えっと…………えっと……」
真姫「まあ、あそこまでパン食を力説されちゃ、花陽のおなかが鳴るのも仕方がないわね」
花陽「ご、ごめんなさい…………」
鞠莉「ごはん派の花陽も、おなかを鳴らしてしまう。ふふ、パンのすばらしさが伝わったようね!」
果南「ま、まって!い、今のは違うから!マネだから!」
果南「別に話を聞いていたらおなかがすいた、ってわけじゃないよ!?ね!?」
花陽「えっと……そ、そうです!マネです!」
花陽「花陽……その……お、おなかが鳴るマネをしました!」
花陽「えっと…………えっと……」
真姫「まあ、あそこまでパン食を力説されちゃ、花陽のおなかが鳴るのも仕方がないわね」
花陽「ご、ごめんなさい…………」
鞠莉「ごはん派の花陽も、おなかを鳴らしてしまう。ふふ、パンのすばらしさが伝わったようね!」
果南「ま、まって!い、今のは違うから!マネだから!」
果南「別に話を聞いていたらおなかがすいた、ってわけじゃないよ!?ね!?」
花陽「えっと……そ、そうです!マネです!」
花陽「花陽……その……お、おなかが鳴るマネをしました!」
31: 2020/05/01(金) 23:20:45.03 ID:pYE+pQnI.net
鞠莉「ふーん…………じゃあ、もう一回やって?」
花陽「えっ……?」
鞠莉「もう一回」
果南「ち、ちょっと鞠莉!」
鞠莉「あんまりにも上手だったんだもの。真姫も、もう一回聞きたいわよね?」
真姫「え、私は別に…………」
鞠莉「えー?私はあと十回くらい聞きたいけど」
花陽「じ、じゅっかい……」
真姫「…………あんまり花陽のことを、からかわないでよね?」ボソッ
鞠莉「ソーリー、花陽がカワイイもんだから、つい♪」
花陽「えっ……?」
鞠莉「もう一回」
果南「ち、ちょっと鞠莉!」
鞠莉「あんまりにも上手だったんだもの。真姫も、もう一回聞きたいわよね?」
真姫「え、私は別に…………」
鞠莉「えー?私はあと十回くらい聞きたいけど」
花陽「じ、じゅっかい……」
真姫「…………あんまり花陽のことを、からかわないでよね?」ボソッ
鞠莉「ソーリー、花陽がカワイイもんだから、つい♪」
32: 2020/05/01(金) 23:23:28.31 ID:pYE+pQnI.net
花陽「か、果南ちゃん…………」
果南「…………………」コクコク
花陽「…………………」コクン
花陽「わかったよ、鞠莉ちゃん。もう一度やってみるね?」
鞠莉「ええ」
花陽「…………………」
花陽「ぐ、ぐうううううううううぅ…………」
果南「…………………」コクコク
花陽「…………………」コクン
花陽「わかったよ、鞠莉ちゃん。もう一度やってみるね?」
鞠莉「ええ」
花陽「…………………」
花陽「ぐ、ぐうううううううううぅ…………」
34: 2020/05/01(金) 23:25:49.53 ID:pYE+pQnI.net
花陽「ど、ど、どうでしょうかぁ…………」
果南「ほ、ほら!そっくりだよね!?」
鞠莉「うーん…………ちょっとわかんないから、もう一回!」
真姫「ストップストップ!」
果南「――と、とにかく話を戻すけどね。確かにえっぐなんとかは協調性があるかもしれない」
果南「だけどね。朝食でのごはん協調性やたるや……うまく説明できないけど、とにかくすごい」
果南「ほ、ほら!そっくりだよね!?」
鞠莉「うーん…………ちょっとわかんないから、もう一回!」
真姫「ストップストップ!」
果南「――と、とにかく話を戻すけどね。確かにえっぐなんとかは協調性があるかもしれない」
果南「だけどね。朝食でのごはん協調性やたるや……うまく説明できないけど、とにかくすごい」
35: 2020/05/01(金) 23:28:59.51 ID:pYE+pQnI.net
果南「花陽ちゃん、お願い!」
花陽「まかせてください!」
花陽「たまごとくれば――まずは忙しい朝ごはんの味方、たまごかけごはん!」
花陽「生たまごをそのままって、食べるのに戸惑っちゃうけど……」
花陽「ごはんに生たまご――それにおしょうゆをちょっと垂らすの。それだけで主役になるんだよ?」
鞠莉「でも、ちょっと手抜きみたいじゃない?」
花陽「ちがいますっ!ごはんの冷まし具合、使うたまご、おしょうゆの種類と量――」
花陽「どれか一つでもブレると、ごはんのおいしさを100%引き出せなくなっちゃうんだよ!?」
鞠莉「お、おおぅ、情熱はよく伝わったわ……」
花陽「まかせてください!」
花陽「たまごとくれば――まずは忙しい朝ごはんの味方、たまごかけごはん!」
花陽「生たまごをそのままって、食べるのに戸惑っちゃうけど……」
花陽「ごはんに生たまご――それにおしょうゆをちょっと垂らすの。それだけで主役になるんだよ?」
鞠莉「でも、ちょっと手抜きみたいじゃない?」
花陽「ちがいますっ!ごはんの冷まし具合、使うたまご、おしょうゆの種類と量――」
花陽「どれか一つでもブレると、ごはんのおいしさを100%引き出せなくなっちゃうんだよ!?」
鞠莉「お、おおぅ、情熱はよく伝わったわ……」
36: 2020/05/01(金) 23:30:50.41 ID:pYE+pQnI.net
花陽「それでね、白いツヤツヤごはんに、たまごをかけてね」
花陽「ほら!ほらみなさん、見てください!この!白いキャンバスに、たまごのこがね色が輝く様を!」
真姫「花陽、あなたには何が見えてるの……」
花陽「そして、たまごとおしょうゆの香り……よだれがでちゃいそう!」
花陽「それをお口に入れるとね――」
ぐるぎゅうううううぅぅぅっ…………
花陽「あっ…………」
真姫「…………花陽」
花陽「ほら!ほらみなさん、見てください!この!白いキャンバスに、たまごのこがね色が輝く様を!」
真姫「花陽、あなたには何が見えてるの……」
花陽「そして、たまごとおしょうゆの香り……よだれがでちゃいそう!」
花陽「それをお口に入れるとね――」
ぐるぎゅうううううぅぅぅっ…………
花陽「あっ…………」
真姫「…………花陽」
37: 2020/05/01(金) 23:33:41.45 ID:pYE+pQnI.net
――――――――
――――――
果南「うーん……このままだと、話が平行線のままだよ」
鞠莉「そうね…………」
鞠莉「こうしましょう?次に部屋に来た人に決めてもらう」
果南「なるほどね。よし、二人はそれでいい?」
花陽「う、うん」
真姫「いいわよ。まあ、そもそも私は別にどっちでもいいんだけど……」
――ガチャッ
果南「来た!」
――――――
果南「うーん……このままだと、話が平行線のままだよ」
鞠莉「そうね…………」
鞠莉「こうしましょう?次に部屋に来た人に決めてもらう」
果南「なるほどね。よし、二人はそれでいい?」
花陽「う、うん」
真姫「いいわよ。まあ、そもそも私は別にどっちでもいいんだけど……」
――ガチャッ
果南「来た!」
38: 2020/05/01(金) 23:35:41.64 ID:pYE+pQnI.net
希「ヤッホー!おぉ?真剣な顔してどしたん?」
果南「………………」
鞠莉「………………」
希「あれ?聞こえてない?」
果南「朝ごはん!」
希「へっ?」
花陽「ごはんですよね!?」
鞠莉「パンよね!?」
希「え、なに、好きな朝食を言えばいいの?」
真姫「そう。悪いけど答えてあげて」
希「ええと、それならウチはね……」
果南「………………」
鞠莉「………………」
希「あれ?聞こえてない?」
果南「朝ごはん!」
希「へっ?」
花陽「ごはんですよね!?」
鞠莉「パンよね!?」
希「え、なに、好きな朝食を言えばいいの?」
真姫「そう。悪いけど答えてあげて」
希「ええと、それならウチはね……」
39: 2020/05/01(金) 23:36:25.60 ID:pYE+pQnI.net
希「ウチは――コーンフレーク!!」
おわり
おわり
40: 2020/05/01(金) 23:37:00 ID:bRU5zKzL.net
おつ
希はうどんだろ(適当)
希はうどんだろ(適当)
41: 2020/05/01(金) 23:39:04 ID:wFDrSqcb.net
乙
花陽ちゃん養いたい
花陽ちゃん養いたい


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