492: 2013/05/22(水) 18:17:28.53 ID:yQLabLk+o
第190話 櫻子の家出 1
それは、些細なきっかけだった。
花子「あっ! 花子のアイスがない!?」
花子「櫻子食べたし?」
櫻子「は? 私食べてないよ」
花子「嘘つけ! 絶対食べたし!」
櫻子「私じゃないって! ねーちゃんでしょ!」
花子「撫子お姉ちゃんはそんなことしないし、櫻子は信用ないから疑われるんだし」
櫻子「あーっムカッムカ! 私じゃないったら私じゃないもん!」
撫子「どうしたの?」
花子「櫻子が花子のアイス食べたのに謝らないし」
櫻子「だから私じゃない! 食べてないから謝る必要ないもん!」
撫子「はぁーとりあえず謝りなよ櫻子」
櫻子「そういうねーちゃんこそどうなのさ! 食べたのねーちゃんでしょ!?」
撫子「私は人のものは食べないよ」
花子「うん」
櫻子「なんでねーちゃんの話は素直に信じるのに私の話は信じないの!?」
花子「だから、櫻子はしょっちゅう人のもの食べるし信用ないんだし」
撫子「とりあえず、なにか物がなくなったら大体櫻子のせいだからね」
櫻子「ムカッムカ! 私じゃないったら私じゃないもん!」
撫子「大体櫻子は――」クドクド
花子「だしだし」
櫻子「ふんがー!! もう怒った! 大体ねーちゃんも花子も私に冷たすぎるんだよ!」
花子「日頃の行いが悪いからだし」
櫻子「なにが悪いっていうんだよ! 私は自由に生きてるだけじゃん!」
撫子「その自由のせいで私達は迷惑してるんだって」
櫻子「私はねーちゃん達の態度で迷惑してる!」
花子「だからこういう態度になるのは櫻子がだらしないから――」
櫻子「あーわかったよ!じゃあもう私この家から出て行ってやる! そうすれば私も花子もねーちゃんも迷惑しないで済むからね!」
花子「ちょっとは外で頭冷やしてこいし」
櫻子「もう帰ってこないからね!」
ドタドタドタ、バタン
第190話 櫻子の家出 1 終わり
それは、些細なきっかけだった。
花子「あっ! 花子のアイスがない!?」
花子「櫻子食べたし?」
櫻子「は? 私食べてないよ」
花子「嘘つけ! 絶対食べたし!」
櫻子「私じゃないって! ねーちゃんでしょ!」
花子「撫子お姉ちゃんはそんなことしないし、櫻子は信用ないから疑われるんだし」
櫻子「あーっムカッムカ! 私じゃないったら私じゃないもん!」
撫子「どうしたの?」
花子「櫻子が花子のアイス食べたのに謝らないし」
櫻子「だから私じゃない! 食べてないから謝る必要ないもん!」
撫子「はぁーとりあえず謝りなよ櫻子」
櫻子「そういうねーちゃんこそどうなのさ! 食べたのねーちゃんでしょ!?」
撫子「私は人のものは食べないよ」
花子「うん」
櫻子「なんでねーちゃんの話は素直に信じるのに私の話は信じないの!?」
花子「だから、櫻子はしょっちゅう人のもの食べるし信用ないんだし」
撫子「とりあえず、なにか物がなくなったら大体櫻子のせいだからね」
櫻子「ムカッムカ! 私じゃないったら私じゃないもん!」
撫子「大体櫻子は――」クドクド
花子「だしだし」
櫻子「ふんがー!! もう怒った! 大体ねーちゃんも花子も私に冷たすぎるんだよ!」
花子「日頃の行いが悪いからだし」
櫻子「なにが悪いっていうんだよ! 私は自由に生きてるだけじゃん!」
撫子「その自由のせいで私達は迷惑してるんだって」
櫻子「私はねーちゃん達の態度で迷惑してる!」
花子「だからこういう態度になるのは櫻子がだらしないから――」
櫻子「あーわかったよ!じゃあもう私この家から出て行ってやる! そうすれば私も花子もねーちゃんも迷惑しないで済むからね!」
花子「ちょっとは外で頭冷やしてこいし」
櫻子「もう帰ってこないからね!」
ドタドタドタ、バタン
第190話 櫻子の家出 1 終わり
493: 2013/05/22(水) 21:27:36.34 ID:Kv6wb0MQo
第191話 櫻子の家出 2
櫻子「くそぅ……花子とねーちゃんなんて嫌いだ!」ダッダッダッダ
公園
櫻子「はぁはぁ……」
櫻子「でも、これからどうしよっか……」
日が暮れて辺りは暗くなっていた
櫻子「と、とりあえず家には帰らない!」
大室家
花子「櫻子のやつ、まだ帰ってこないし」
撫子「まぁ、そのうち帰ってくるでしょ。お腹すいて」
19:00
ぐぅ~~
櫻子「おなか減った……」
櫻子「でも! 帰らないもん!」
櫻子「とりあえず、いつまでも公園に居ても仕方ない……」
櫻子「移動しよう」
20:00
撫子「そろそろ、心配だ。ちょっと探してくる」
花子「お母さん達も帰ってくるし」
撫子「もし私が連れて帰ってこなかったら櫻子家出したって言っといて」
花子「わかったし」
公園
撫子「櫻子ー! いたら返事してー!」
撫子「いないか……この公園にいると思ったけど、もっと遠くに行っちゃったかもしれないな」
櫻子「くそぅ……花子とねーちゃんなんて嫌いだ!」ダッダッダッダ
公園
櫻子「はぁはぁ……」
櫻子「でも、これからどうしよっか……」
日が暮れて辺りは暗くなっていた
櫻子「と、とりあえず家には帰らない!」
大室家
花子「櫻子のやつ、まだ帰ってこないし」
撫子「まぁ、そのうち帰ってくるでしょ。お腹すいて」
19:00
ぐぅ~~
櫻子「おなか減った……」
櫻子「でも! 帰らないもん!」
櫻子「とりあえず、いつまでも公園に居ても仕方ない……」
櫻子「移動しよう」
20:00
撫子「そろそろ、心配だ。ちょっと探してくる」
花子「お母さん達も帰ってくるし」
撫子「もし私が連れて帰ってこなかったら櫻子家出したって言っといて」
花子「わかったし」
公園
撫子「櫻子ー! いたら返事してー!」
撫子「いないか……この公園にいると思ったけど、もっと遠くに行っちゃったかもしれないな」
494: 2013/05/22(水) 21:28:40.55 ID:Kv6wb0MQo
20:30
花子「……」
花子「さすがに櫻子に冷たい態度とっちゃたし……」
花子「櫻子……」
撫子「近所を探したけどどこにもいない……」
撫子「! そうだ! なんで一番最初に気がつかなかったんだろう。誰かの家に行ってる可能性があるじゃん」
撫子「まずはひま子のところかな」
prrrr
向日葵『はい、撫子さんどうしたんですか?』
撫子「ああ、ひま子、櫻子来てない?」
向日葵『来てませんけど、櫻子いなくなったんですか?』
撫子「うん、家出しちゃった」
向日葵『もう、櫻子ったら、どうせ一方的な理由だと思いますけど』
撫子「でも、もっとあの子のこと信用してやらなきゃいけないかもしれない」
撫子「ちょっと今日は冷たくあたりすぎた」
撫子「どうしても花子と比べちゃうけど、あの子もまだ中1だからね」
向日葵『私から見ても幼く見えますけど……』
撫子「まぁ、だから放っておけないって」
向日葵『そうですわね。私はじゃあ、他に櫻子が行きそうなところに電話掛けてみます』
撫子「ありがとう」
向日葵『はい、では』
ピッ
撫子「櫻子……」
第191話 櫻子の家出 2 終わり
花子「……」
花子「さすがに櫻子に冷たい態度とっちゃたし……」
花子「櫻子……」
撫子「近所を探したけどどこにもいない……」
撫子「! そうだ! なんで一番最初に気がつかなかったんだろう。誰かの家に行ってる可能性があるじゃん」
撫子「まずはひま子のところかな」
prrrr
向日葵『はい、撫子さんどうしたんですか?』
撫子「ああ、ひま子、櫻子来てない?」
向日葵『来てませんけど、櫻子いなくなったんですか?』
撫子「うん、家出しちゃった」
向日葵『もう、櫻子ったら、どうせ一方的な理由だと思いますけど』
撫子「でも、もっとあの子のこと信用してやらなきゃいけないかもしれない」
撫子「ちょっと今日は冷たくあたりすぎた」
撫子「どうしても花子と比べちゃうけど、あの子もまだ中1だからね」
向日葵『私から見ても幼く見えますけど……』
撫子「まぁ、だから放っておけないって」
向日葵『そうですわね。私はじゃあ、他に櫻子が行きそうなところに電話掛けてみます』
撫子「ありがとう」
向日葵『はい、では』
ピッ
撫子「櫻子……」
第191話 櫻子の家出 2 終わり
495: 2013/05/23(木) 18:36:16.50 ID:8mHPCkofo
第192話 櫻子の家出 3
20:45
prrrr
撫子「ひま子? どうだった?」
向日葵「赤座さんや吉川さん、生徒会の人たちにも電話しましたが、来てないとのことです」
撫子「そっか。じゃあ本当にどこにいるかわからないな」
向日葵「櫻子の携帯はどうですの?」
撫子「かけたら花子がでた」
向日葵「はぁ、また家に置きっぱなしなんですね……」
大室家
花子「はぁ、撫子おねえちゃんまだ櫻子見つけられないのかし……」
大室母「ただいまー」
花子「お母さん、おかえりだし」
花子「……櫻子が家出したし」
大室母「え!? なんで!?」
花子「花子達が冷たい態度取っちゃったからだし……」
大室母「まぁ、理由よりも今は櫻子の安否ね。こんな時間まで帰ってこないのはおかしいし」
花子「撫子お姉ちゃんが探しに行ってるけどまだ連絡ないし」
大室母「友達の家には電話した?」
花子「ひま姉が電話してくれたけど、居なかったみたい」
大室母「櫻子の携帯は?」
花子「ここだし」カチャ
大室母「……警察に届け出たほうがいいかしら……」
花子「ごめんなさいだし。花子達のせいだし」
大室母「まぁ、あなたたちは喧嘩が多いけど、よっぽどあの子にカチンとくること言ったのね」
大室母「あの子は精神的に幼いから、大人な花子の方が我慢しなきゃダメよ」
花子「これからは気をつけるし(……花子の方が5つも下なのに……)」
第192話 櫻子の家出 3 終わり
20:45
prrrr
撫子「ひま子? どうだった?」
向日葵「赤座さんや吉川さん、生徒会の人たちにも電話しましたが、来てないとのことです」
撫子「そっか。じゃあ本当にどこにいるかわからないな」
向日葵「櫻子の携帯はどうですの?」
撫子「かけたら花子がでた」
向日葵「はぁ、また家に置きっぱなしなんですね……」
大室家
花子「はぁ、撫子おねえちゃんまだ櫻子見つけられないのかし……」
大室母「ただいまー」
花子「お母さん、おかえりだし」
花子「……櫻子が家出したし」
大室母「え!? なんで!?」
花子「花子達が冷たい態度取っちゃったからだし……」
大室母「まぁ、理由よりも今は櫻子の安否ね。こんな時間まで帰ってこないのはおかしいし」
花子「撫子お姉ちゃんが探しに行ってるけどまだ連絡ないし」
大室母「友達の家には電話した?」
花子「ひま姉が電話してくれたけど、居なかったみたい」
大室母「櫻子の携帯は?」
花子「ここだし」カチャ
大室母「……警察に届け出たほうがいいかしら……」
花子「ごめんなさいだし。花子達のせいだし」
大室母「まぁ、あなたたちは喧嘩が多いけど、よっぽどあの子にカチンとくること言ったのね」
大室母「あの子は精神的に幼いから、大人な花子の方が我慢しなきゃダメよ」
花子「これからは気をつけるし(……花子の方が5つも下なのに……)」
第192話 櫻子の家出 3 終わり
496: 2013/05/23(木) 20:22:01.92 ID:8mHPCkofo
第193話 櫻子の家出 4
21:00
田んぼのあぜ道
櫻子「」トボトホ
櫻子「結構遠くまで来ちゃったな」
櫻子「お母さん達も帰ってきてるだろうし、心配してるかな」
櫻子「と言うか、暗い……誰もいないよ……どこだろうここ……」
ガサガサガサ
櫻子「ひっ!?」
櫻子「草の揺れた音か……怖い……」
櫻子「それに寒い……」
五月とはいえ、まだ夜は寒い。薄着で出てきてしまったことを後悔する
櫻子「ねーちゃん、花子……」
櫻子「帰ろう……私のわがままで家族を心配させるわけには行かない……」
櫻子「あれ……どうやって帰ればいいんだっけ?」
タッタッタッタ
撫子「櫻子! どこにいるの!? いたら返事しなさい!」
prrrr
大室母『櫻子が家出したんだって? 今警察に届けたところ』
撫子「あっ、お母さん! うん、探してるけど見つからない」
大室母『撫子、あなたも帰って来なさい。こんな夜遅くに娘が出歩いているなんて心配だわ』
撫子「ごめん、お母さん。もう少しだけ探させて! どうしても心配だから!!」
大室母『まぁ、撫子に考えがあるなら任せるわ。でも22時過ぎたら帰って来なさい』
撫子「うん、わかった」
ピッ
撫子「櫻子はお金は持っていってないはず、だからあまり遠くへはいけない」
撫子「やっぱり、このへんの近所で探すしかないか」
21:30
花子「それにしても、花子のアイスは、櫻子が食べたんじゃないとしたら、どこにあるんだろう」
冷凍庫 ガラガラガラ
花子「あっ、奥の方にあったし」
花子「じゃあ、櫻子は本当に食べてなかった……」
花子「ごめんだし……」
第193話 櫻子の家出 4 終わり
21:00
田んぼのあぜ道
櫻子「」トボトホ
櫻子「結構遠くまで来ちゃったな」
櫻子「お母さん達も帰ってきてるだろうし、心配してるかな」
櫻子「と言うか、暗い……誰もいないよ……どこだろうここ……」
ガサガサガサ
櫻子「ひっ!?」
櫻子「草の揺れた音か……怖い……」
櫻子「それに寒い……」
五月とはいえ、まだ夜は寒い。薄着で出てきてしまったことを後悔する
櫻子「ねーちゃん、花子……」
櫻子「帰ろう……私のわがままで家族を心配させるわけには行かない……」
櫻子「あれ……どうやって帰ればいいんだっけ?」
タッタッタッタ
撫子「櫻子! どこにいるの!? いたら返事しなさい!」
prrrr
大室母『櫻子が家出したんだって? 今警察に届けたところ』
撫子「あっ、お母さん! うん、探してるけど見つからない」
大室母『撫子、あなたも帰って来なさい。こんな夜遅くに娘が出歩いているなんて心配だわ』
撫子「ごめん、お母さん。もう少しだけ探させて! どうしても心配だから!!」
大室母『まぁ、撫子に考えがあるなら任せるわ。でも22時過ぎたら帰って来なさい』
撫子「うん、わかった」
ピッ
撫子「櫻子はお金は持っていってないはず、だからあまり遠くへはいけない」
撫子「やっぱり、このへんの近所で探すしかないか」
21:30
花子「それにしても、花子のアイスは、櫻子が食べたんじゃないとしたら、どこにあるんだろう」
冷凍庫 ガラガラガラ
花子「あっ、奥の方にあったし」
花子「じゃあ、櫻子は本当に食べてなかった……」
花子「ごめんだし……」
第193話 櫻子の家出 4 終わり
497: 2013/05/26(日) 18:19:30.15 ID:bjqajh6ho
第194話 櫻子の家出 5
同時刻
櫻子「迷った……でも、住宅街には出てきたみたい」
櫻子「うぅ……お腹減った……」
撫子「櫻子……」
櫻子「ね、ねーちゃん!!」
タッタッタッタ、ガシッ
撫子「櫻子! 心配したんだから!」
櫻子「ねーちゃん、ごめんね。家出なんてして」
撫子「私の方こそごめん。櫻子に冷たくあたって」
櫻子「いいよいいよ、私もこれからねーちゃんと花子のもの勝手に食べないように気をつけるからさ」
撫子「うん、じゃあ帰ろっか?」
櫻子「そうだね。というか、お母さん達にも心配かけちゃったかな?」
撫子「うん、警察に電話したみたい」
櫻子「そっか、大事になっちゃったなー。ごめんなさいしないと」
大室家
大室母「櫻子! よかった見つかって! 心配したのよ!!」
櫻子「ごめんね。母さん」
大室母「全く人騒がせな子ね」
花子「帰ってくんなって言ってごめんだし。ちゃんとアイスは冷凍庫にあったし、これからは櫻子を疑わないようにするし」
櫻子「うん、花子、私も普段から人のものを勝手に食べないようにするよ」
花子「そっか。でも櫻子帰ってきてくれてよかったし」
撫子「うん、一件落着かな」
第194話 櫻子の家出 5 終わり
同時刻
櫻子「迷った……でも、住宅街には出てきたみたい」
櫻子「うぅ……お腹減った……」
撫子「櫻子……」
櫻子「ね、ねーちゃん!!」
タッタッタッタ、ガシッ
撫子「櫻子! 心配したんだから!」
櫻子「ねーちゃん、ごめんね。家出なんてして」
撫子「私の方こそごめん。櫻子に冷たくあたって」
櫻子「いいよいいよ、私もこれからねーちゃんと花子のもの勝手に食べないように気をつけるからさ」
撫子「うん、じゃあ帰ろっか?」
櫻子「そうだね。というか、お母さん達にも心配かけちゃったかな?」
撫子「うん、警察に電話したみたい」
櫻子「そっか、大事になっちゃったなー。ごめんなさいしないと」
大室家
大室母「櫻子! よかった見つかって! 心配したのよ!!」
櫻子「ごめんね。母さん」
大室母「全く人騒がせな子ね」
花子「帰ってくんなって言ってごめんだし。ちゃんとアイスは冷凍庫にあったし、これからは櫻子を疑わないようにするし」
櫻子「うん、花子、私も普段から人のものを勝手に食べないようにするよ」
花子「そっか。でも櫻子帰ってきてくれてよかったし」
撫子「うん、一件落着かな」
第194話 櫻子の家出 5 終わり



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