730: 2013/10/27(日) 17:33:41.08 ID:xjMa/I9b0
第331話 トイレの花子さんと大室花子 1
ねぇ、トイレの花子さんって知ってる?
知ってるよ。有名な都市伝説じゃん
それがさ、うちの学校にも出るんだって……
え……
東校舎の3階のトイレの奥の3番目のトイレに
え、あそこ扉が壊れてるはずじゃ……
そう、でも中から声が聞こえるの、扉を3回ノックして、「花子さんはいらっしゃいますか?」
って尋ねると
中から「助けて! とか来ないで!」って返ってくることがあるんだって
なんでそんなことを?
どうも、花子さんって子は昔この学校に休日に遊びに来ていたときに変質者に追いかけら
れて
その3番目の個室に隠れたけど見つかって殺されたんだって
なにそれ怖い!
お昼休み
みさき「(うぅ、いきなりお腹が痛くなって困ったわ)」
みさき「(でも、トイレでうOこしてるのバレたらみんなにからかわれる!)」
みさき「(特に花子には知られたくないわ!)」
みさき「(そうだ! 確か3階の一番奥にあるトイレなら誰も来ないはずよ!)」
みさき「(そこに行くしかないわ)」
3階東棟トイレ
みさき「(ふぅ……間に合ってよかったわ)」
みさき「(誰もいないわね。もう済んだからさっさとでよう)」
うぅ……
みさき「(え!? もしかして誰かいるの!?)」
みさき「(いや、でもトイレに誰もいないことは確認したわ)」
みさき「(3番目のトイレは開かなかったけど、鍵もかかってなかったし)」
みさき「(それにさっきまで誰もいる気配もしなかったし、入ってきてもいないわ)」
みさき「(もしかして、お化け……)」ゾク
みさき「(き、聞き間違えよ! そんなのいるわけないじゃない!!)」
ねぇ、トイレの花子さんって知ってる?
知ってるよ。有名な都市伝説じゃん
それがさ、うちの学校にも出るんだって……
え……
東校舎の3階のトイレの奥の3番目のトイレに
え、あそこ扉が壊れてるはずじゃ……
そう、でも中から声が聞こえるの、扉を3回ノックして、「花子さんはいらっしゃいますか?」
って尋ねると
中から「助けて! とか来ないで!」って返ってくることがあるんだって
なんでそんなことを?
どうも、花子さんって子は昔この学校に休日に遊びに来ていたときに変質者に追いかけら
れて
その3番目の個室に隠れたけど見つかって殺されたんだって
なにそれ怖い!
お昼休み
みさき「(うぅ、いきなりお腹が痛くなって困ったわ)」
みさき「(でも、トイレでうOこしてるのバレたらみんなにからかわれる!)」
みさき「(特に花子には知られたくないわ!)」
みさき「(そうだ! 確か3階の一番奥にあるトイレなら誰も来ないはずよ!)」
みさき「(そこに行くしかないわ)」
3階東棟トイレ
みさき「(ふぅ……間に合ってよかったわ)」
みさき「(誰もいないわね。もう済んだからさっさとでよう)」
うぅ……
みさき「(え!? もしかして誰かいるの!?)」
みさき「(いや、でもトイレに誰もいないことは確認したわ)」
みさき「(3番目のトイレは開かなかったけど、鍵もかかってなかったし)」
みさき「(それにさっきまで誰もいる気配もしなかったし、入ってきてもいないわ)」
みさき「(もしかして、お化け……)」ゾク
みさき「(き、聞き間違えよ! そんなのいるわけないじゃない!!)」
731: 2013/10/27(日) 17:35:54.21 ID:xjMa/I9b0
ううううううううううううううううう、tskt
みさき「う、うわあああああああああああああああああああああああああああああああ!
!」バン
みさき「で、出たああああああああああああああああああ!!!!」
ダッダッダッダッダッダッダッダ!!!
みさき「はぁはぁはぁはぁ……」
未来「ん、みさきちどうしたの?」
みさき「み、未来ぃ!! で、出たのおおお!!!」
未来「え?」
みさき「と、トイレに!! トイレに!! お化けが!!!」
未来「そ、そんなー!」
みさき「どうしよう! どうしよう!」
未来「お、落ち着いてみさきち、とりあえずこういう時は花子様に相談しよう!」
みさき「う、うん……」
第331話 トイレの花子さんと大室花子 1 終わり
732: 2013/10/28(月) 20:39:33.07 ID:UCrsS55Jo
第332話 トイレの花子さんと大室花子 2
未来「ていうことなんだけど
花子「なるほど、事情はわかったし。でもなんでさっきからみさきちはそんな遠くのトイレまで行ったんだし?」
みさき「べ、別になんとなくよ! なんとなく! う、うんちしにいったとかじゃないんだからね!!」
花子「いや、別に隠さなくてもいいし」
みさき「くぅ。花子にはバレたくなかったわ!」
花子「それにしても誰もいないトイレから声が聞えるなんておかしいし。本当は誰かいたんだと思うけど」
こころ「きっと、トイレの花子さんだよそれは」
花子「花子じゃないし!?」
こころ「違うよー花子様じゃなくてトイレの花子さん」
未来「あ、聞いたことある! 確かトイレにでるお化けって」
みさき「やっぱりお化けなの!?」
花子「いやちょっと待てし、とりあえずその場所にもう一回行って確かめるしかないし!」
みさき「……」
花子「どうしたんだし?」
未来「きっと怖いんだよ。さっきあんな目にあったばかりだし」
みさき「こ、怖くないわよ!」
こころ「トイレの花子さんが化けて夜中枕の上に~」
みさき「いやあああああああああああ!!!」
花子「ちょっとこころやめろし」
こころ「えぇーこころはただ花子さんの話をしただけなんだけどなぁ」
未来「でも、一人で行くのは怖いかも……花子さんが化けて出てくるかもしれないし」
花子「花子と一緒にいけば大丈夫だし」
未来「うん! みんなで行けば安心だね!」
こころ「みさきちも早くー」
みさき「うぅ。わかったわ! いいわ! 行くわ! 行ってやろうじゃない! 花子ってホントろくなやついないのね! 打倒花子!」
花子「なんかすごい悪口言われてる気がするし」
第332話 トイレの花子さんと大室花子 2 終わり
未来「ていうことなんだけど
花子「なるほど、事情はわかったし。でもなんでさっきからみさきちはそんな遠くのトイレまで行ったんだし?」
みさき「べ、別になんとなくよ! なんとなく! う、うんちしにいったとかじゃないんだからね!!」
花子「いや、別に隠さなくてもいいし」
みさき「くぅ。花子にはバレたくなかったわ!」
花子「それにしても誰もいないトイレから声が聞えるなんておかしいし。本当は誰かいたんだと思うけど」
こころ「きっと、トイレの花子さんだよそれは」
花子「花子じゃないし!?」
こころ「違うよー花子様じゃなくてトイレの花子さん」
未来「あ、聞いたことある! 確かトイレにでるお化けって」
みさき「やっぱりお化けなの!?」
花子「いやちょっと待てし、とりあえずその場所にもう一回行って確かめるしかないし!」
みさき「……」
花子「どうしたんだし?」
未来「きっと怖いんだよ。さっきあんな目にあったばかりだし」
みさき「こ、怖くないわよ!」
こころ「トイレの花子さんが化けて夜中枕の上に~」
みさき「いやあああああああああああ!!!」
花子「ちょっとこころやめろし」
こころ「えぇーこころはただ花子さんの話をしただけなんだけどなぁ」
未来「でも、一人で行くのは怖いかも……花子さんが化けて出てくるかもしれないし」
花子「花子と一緒にいけば大丈夫だし」
未来「うん! みんなで行けば安心だね!」
こころ「みさきちも早くー」
みさき「うぅ。わかったわ! いいわ! 行くわ! 行ってやろうじゃない! 花子ってホントろくなやついないのね! 打倒花子!」
花子「なんかすごい悪口言われてる気がするし」
第332話 トイレの花子さんと大室花子 2 終わり
733: 2013/10/29(火) 22:52:00.11 ID:84bKwz2d0
第333話 トイレの花子さんと大室花子 3
東棟校舎3階奥トイレ
みさき「あまりもうここには着たくなかったけど、しょうがないわね」
花子「ここかし?」
未来「3番目のトイレ……」
花子「とりあえず開けて見るし……」
未来「ゴクリ」
ガタッガタッ
花子「ん、確かに開かないし」
こころ「そうだよ~だってそこ開かないトイレだもん」
花子「立て付けが悪いのかし」
花子「とりあえずノックしてみるし」
コンコンコンコン
花子・未来・こころ・みさき「……」
花子「誰も入ってないと思うし」
こころ「ねぇ、上から覗いてみるのはどうかな~」
未来「でも私達の身長じゃ無理だよ」
こころ「この台の上に乗って、誰かが誰かを肩車すればいけるんじゃないかな~」
花子「誰が肩車するんだし?」
未来「うーん、私とこころは身長低いし。花子様とみさきちでいいんじゃない?」
みさき「なっ! なんで花子と!?」
花子「でも現状そうするしかないし」
花子「花子のほうが身長高いから上でいいし」
みさき「何行ってんのよ! みさきのほうが花子より身長高いわよ!」
花子「じゃあ花子が下でいいし」
花子「大丈夫かし?」
みさき「うん、大丈夫……」
花子「じゃああげるし」 グッ
みさき「……(や、やっぱり中みるの怖い! 上なんて言わなきゃよかったわ!)」
未来・こころ「……」ゴクリ
花子「見えた?」
みさき「も、もう少しで見えるわよ!」ソー
みさき「……!? fだshんfgsdgfsd!」バタバタバタバタ
花子「ちょっとみさきちどうしたんだし!」グラッ
花子「あっ!」ガタ ガン!
花子「ご、ごめんみさきち! 大丈夫かし!”?」
みさき「……」
未来「み、みさきち!!」
花子「ま、まずい! 先生呼んできて!」
第333話 トイレの花子さんと大室花子 3 終わり
東棟校舎3階奥トイレ
みさき「あまりもうここには着たくなかったけど、しょうがないわね」
花子「ここかし?」
未来「3番目のトイレ……」
花子「とりあえず開けて見るし……」
未来「ゴクリ」
ガタッガタッ
花子「ん、確かに開かないし」
こころ「そうだよ~だってそこ開かないトイレだもん」
花子「立て付けが悪いのかし」
花子「とりあえずノックしてみるし」
コンコンコンコン
花子・未来・こころ・みさき「……」
花子「誰も入ってないと思うし」
こころ「ねぇ、上から覗いてみるのはどうかな~」
未来「でも私達の身長じゃ無理だよ」
こころ「この台の上に乗って、誰かが誰かを肩車すればいけるんじゃないかな~」
花子「誰が肩車するんだし?」
未来「うーん、私とこころは身長低いし。花子様とみさきちでいいんじゃない?」
みさき「なっ! なんで花子と!?」
花子「でも現状そうするしかないし」
花子「花子のほうが身長高いから上でいいし」
みさき「何行ってんのよ! みさきのほうが花子より身長高いわよ!」
花子「じゃあ花子が下でいいし」
花子「大丈夫かし?」
みさき「うん、大丈夫……」
花子「じゃああげるし」 グッ
みさき「……(や、やっぱり中みるの怖い! 上なんて言わなきゃよかったわ!)」
未来・こころ「……」ゴクリ
花子「見えた?」
みさき「も、もう少しで見えるわよ!」ソー
みさき「……!? fだshんfgsdgfsd!」バタバタバタバタ
花子「ちょっとみさきちどうしたんだし!」グラッ
花子「あっ!」ガタ ガン!
花子「ご、ごめんみさきち! 大丈夫かし!”?」
みさき「……」
未来「み、みさきち!!」
花子「ま、まずい! 先生呼んできて!」
第333話 トイレの花子さんと大室花子 3 終わり
734: 2013/10/30(水) 20:12:33.60 ID:Sg4V71aro
第334話 トイレの花子さんと大室花子 4
保健室
みさき「うぅ……」
こころ「みさきち大丈夫かな~」
保健室の先生「目立った外傷はないけど、気を失ってるわ。トイレで転んで頭を打ったみたいだけど、たんこぶがないからそれほど強く打ったわけじゃないと思うんだけど。まぁ頭のことだし念のため救急車呼ぶわ」
花子「……」
保健室の先生「それで、あなた達はなんであんなところで遊んでいたの?」
花子「ご、ごめんなさい。みさきちを肩車したのは花子だし」
こころ「いや、そもそもこころがなにも言わなければ行くことなかったのに!」エーン
未来「私も取めればよかった!」エーン
保健室の先生「……(これじゃあしばらく話は聞けなさそうね)」
ピーポーピーポー
救急隊員「頭を打って意識不明の子はどこですか?」
保健室の先生「そこに寝かせてます」
救急隊員2「いっせーのせっ」
未来「みさきち!」ガシ
救急隊員「ちょっと、揺らしちゃダメだよ」
未来「ご、ごめんなさい」
保健室の先生「ま、あなた達は午後の授業もあるから、それに高崎ちゃんのお母さんは病院に来るっていってるから」
ピーポーピーポー
保健室の先生「さぁ、そろそろ話してくれない?」
花子「実は……」
保健室の先生「なるほど、やっぱりね」
こころ「やっぱり花子さんはいるの!?」
保健室の先生「……迷信よ。でも、悪い噂が広まってるのは知ってたけど、こうやって興味本位で遊ぶ子が出てきたら危ないわね。しばらくあそこは使用禁止にするように職員会議で……」
未来「嘘だよ! みさきちは見たんだよ! トイレの花子さんを! それでトイレの花子さんに突き落とされたんだ! 悪い霊なんだよ!!」
花子「確かに、みさきちは何かに驚いたような風にして暴れだしたし……」
こころ「そもそも何も居ないならなんで開かない扉になってるのかな~」
未来「絶対なにかいるんだよ! 危ないものが!」
保健室の先生「はぁ……困ったわ」
花子「何もないっていうならちゃんと扉を開けて見せるし!」
保健室の先生「仕方ないわね。でも見終わったらあそこのトイレは使用禁止にするから入らないようにね!」
花子「わかったし」
保健室
みさき「うぅ……」
こころ「みさきち大丈夫かな~」
保健室の先生「目立った外傷はないけど、気を失ってるわ。トイレで転んで頭を打ったみたいだけど、たんこぶがないからそれほど強く打ったわけじゃないと思うんだけど。まぁ頭のことだし念のため救急車呼ぶわ」
花子「……」
保健室の先生「それで、あなた達はなんであんなところで遊んでいたの?」
花子「ご、ごめんなさい。みさきちを肩車したのは花子だし」
こころ「いや、そもそもこころがなにも言わなければ行くことなかったのに!」エーン
未来「私も取めればよかった!」エーン
保健室の先生「……(これじゃあしばらく話は聞けなさそうね)」
ピーポーピーポー
救急隊員「頭を打って意識不明の子はどこですか?」
保健室の先生「そこに寝かせてます」
救急隊員2「いっせーのせっ」
未来「みさきち!」ガシ
救急隊員「ちょっと、揺らしちゃダメだよ」
未来「ご、ごめんなさい」
保健室の先生「ま、あなた達は午後の授業もあるから、それに高崎ちゃんのお母さんは病院に来るっていってるから」
ピーポーピーポー
保健室の先生「さぁ、そろそろ話してくれない?」
花子「実は……」
保健室の先生「なるほど、やっぱりね」
こころ「やっぱり花子さんはいるの!?」
保健室の先生「……迷信よ。でも、悪い噂が広まってるのは知ってたけど、こうやって興味本位で遊ぶ子が出てきたら危ないわね。しばらくあそこは使用禁止にするように職員会議で……」
未来「嘘だよ! みさきちは見たんだよ! トイレの花子さんを! それでトイレの花子さんに突き落とされたんだ! 悪い霊なんだよ!!」
花子「確かに、みさきちは何かに驚いたような風にして暴れだしたし……」
こころ「そもそも何も居ないならなんで開かない扉になってるのかな~」
未来「絶対なにかいるんだよ! 危ないものが!」
保健室の先生「はぁ……困ったわ」
花子「何もないっていうならちゃんと扉を開けて見せるし!」
保健室の先生「仕方ないわね。でも見終わったらあそこのトイレは使用禁止にするから入らないようにね!」
花子「わかったし」
735: 2013/10/30(水) 20:13:17.78 ID:Sg4V71aro
東棟3階奥3番目トイレ
保健室の先生「ん、確かに開かないわね」
ガチャ、ガタリ、ガコ
保健室の先生「あ、開いた。立て付けが悪いだけね」
キィー
保健室の先生「何もないわね」
花子「うん、確かに普通のトイレだし」
保健室の先生「って、なんであなた達はそんな遠いところに隠れてるのよ」
未来・こころ「だ、だって怖いんだもん……」
花子「なにもない普通のトイレだし」
未来・こころ「うん、確かになにもないね」
保健室の先生「さぁあなた達は授業に行きなさい、そろそろ始まるわ」
先生「~はーでー」
花子「(あの時、みさきちはなんで暴れたんだろう……それにみさきちは声を聞いたっていってたし、なんの声なんだろう……)」
花子「(いずれにしても、みさきちが気を失ったのは花子のせいだし!)」
先生「大室さんー! 聞いてますか?」
花子「は、はい! あ、聞いてなかったです」
先生「大室さんにしては珍しいですねー。ちゃんと授業聞かなきゃダメですよー」
花子「す、すみません……」
放課後
保健室の先生「高崎ちゃん、意識戻ったって!」
花子「ホントかし!?」
保健室の先生「うん、行ってあげて」
花子「わかったし」
未来「私達も一緒にいく!」
こころ「うんー」
花子「じゃあ一緒にいくし!」
第334話 トイレの花子さんと大室花子 4 終わり
736: 2013/10/31(木) 21:46:22.75 ID:lsEOW391o
第335話 トイレの花子さんと大室花子 5
病室前
高崎母「いらっしゃい、未来ちゃんとこころちゃんと誰かな? まぁお見舞い来てくれたのねありがとう」
花子「大室花子だし」
高崎母「あなたが花子ちゃんね」
花子「ご、ごめんなさいだし、みさきちが……高崎さんが怪我したのは花子のせいだし」
高崎母「いやいや、花子ちゃんのせいじゃないわ。みさきも一緒に遊んでただけだし。事故よ事故。それにみさきはいつも花子ちゃんのことすっごい面白そうに話すのよ」
高崎母「まぁ、とにかくみさきと話してあげて」
花子「はい」
ガラララ
未来・こころ「みさきち大丈夫ー?」
みさき「う、うん。平気……と、というかみさきは花子のこと楽しそうにしゃべってないんだからね!!」
みさき「で、でもお見舞い来てくれて、あ、ありがとう……」
高崎母「ふふふ」
花子「いや、花子のせいだから」
みさき「別に花子のせいなんかじゃないわよ」
こころ「でも大丈夫そうでよかったー」
未来「うん、元気そうだね!」
みさき「そうよ! たかが頭打ったくらいで病気になるほどじゃないわ!」
花子「よかった、本当によかったし」ウゥ
みさき「なによ、泣かれても困るのよ。教室でふざけて遊んで転んだだけじゃない!」
花子「え?」
未来「教室……?」
みさき「そうよ、教室で花子に肩車してもらってたらバランス崩して」
花子「ちょっと何言ってるんだし? みさきちはトイレで」
高崎母「ちょっと花子ちゃん!?」
みさき「え、トイレ……そ、そういえば……」
みさき「ハッ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
ギ口リ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みさき「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
花子「・未来・こころ「みさきち!?」
みさき「タスケテ、タスケテ、コナイデ、イヤ! コナイデ!!」
高崎母「ちょっと、みさき! 違うのよ! みさきは教室で遊んでたのよ! しっかりして! なにも見てないから!! ごめんなさい。今日はもう帰ってもらえるかしら?」
花子・未来・こころ「……」
第335話 トイレの花子さんと大室花子 5 終わり
病室前
高崎母「いらっしゃい、未来ちゃんとこころちゃんと誰かな? まぁお見舞い来てくれたのねありがとう」
花子「大室花子だし」
高崎母「あなたが花子ちゃんね」
花子「ご、ごめんなさいだし、みさきちが……高崎さんが怪我したのは花子のせいだし」
高崎母「いやいや、花子ちゃんのせいじゃないわ。みさきも一緒に遊んでただけだし。事故よ事故。それにみさきはいつも花子ちゃんのことすっごい面白そうに話すのよ」
高崎母「まぁ、とにかくみさきと話してあげて」
花子「はい」
ガラララ
未来・こころ「みさきち大丈夫ー?」
みさき「う、うん。平気……と、というかみさきは花子のこと楽しそうにしゃべってないんだからね!!」
みさき「で、でもお見舞い来てくれて、あ、ありがとう……」
高崎母「ふふふ」
花子「いや、花子のせいだから」
みさき「別に花子のせいなんかじゃないわよ」
こころ「でも大丈夫そうでよかったー」
未来「うん、元気そうだね!」
みさき「そうよ! たかが頭打ったくらいで病気になるほどじゃないわ!」
花子「よかった、本当によかったし」ウゥ
みさき「なによ、泣かれても困るのよ。教室でふざけて遊んで転んだだけじゃない!」
花子「え?」
未来「教室……?」
みさき「そうよ、教室で花子に肩車してもらってたらバランス崩して」
花子「ちょっと何言ってるんだし? みさきちはトイレで」
高崎母「ちょっと花子ちゃん!?」
みさき「え、トイレ……そ、そういえば……」
みさき「ハッ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
ギ口リ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みさき「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
花子「・未来・こころ「みさきち!?」
みさき「タスケテ、タスケテ、コナイデ、イヤ! コナイデ!!」
高崎母「ちょっと、みさき! 違うのよ! みさきは教室で遊んでたのよ! しっかりして! なにも見てないから!! ごめんなさい。今日はもう帰ってもらえるかしら?」
花子・未来・こころ「……」
第335話 トイレの花子さんと大室花子 5 終わり
738: 2013/11/01(金) 01:09:23.58 ID:gEJsaeloo
第336話 トイレの花子さんと大室花子 6
帰り道
こころ「ねぇ……やっぱりみさきちは見てたんだよね?」
未来「あの反応からするとね」
こころ「やっぱりトイレの花子さんはいたんだ……」
花子・こころ・未来「……」ゾクッ
花子「……でも花子たちが見に行ったときはなにもいなかったし」
こころ「で、でもおかしいよぉ! みさきちがあそこまで怖がるなんて、そもそも最初に聞いた時だってトイレに入ってたら声が聞こえたって! やっぱりいるんだよぉ! トイレの花子さんは! それでみさきちはトイレの花子さんに呪われたんだよぉ!」
こころ「こ、こころたちも呪われちゃうの、かな……」
こころ「う、うぅわあああん。怖いよー」グスグス
未来「お、おおおちついてこころちゃん!」ナデナデ
未来「と、というかもう忘れよう! 私達は何も見てない! みさきちと花子s……大室さんが教室で遊んでて転んだってことにしようよ!」
花子「!?」
未来「ごめんね。これからは大室さんって呼ぶね。どうしても、その名前で思い出しちゃうから……」
こころ「こころもそうする。ご、ごめんね」グスッグス
花子「う、うん。しばらくはそれでいいし(ふ、風評被害だし)」
未来「こころちゃん、もう大丈夫だからお家に帰ろ? ね?」
こころ「う。うん」
花子「(……こころは花子さんの呪いだって言ってたけど? 本当に呪いなんてあるのかし? そもそも花子さん自体みさきちが怖がって見た幻覚の可能性もあるし)」
花子「(花子は……トイレの花子さんの呪いなんていないってことを証明するし! )」
花子「(それに……みさきちが助けてっていったからにはトイレに連れてった花子にも責任があるし)」
花子「(そのためには、まずは情報を集めないと)」
大室家
花子「櫻子」
櫻子「んー?」
花子「小学校のとき、トイレの花子さんって噂がなかったかし? 東棟の3階の奥のトイレで」
櫻子「トイレの花子さんって!」
花子「なんか知ってるのかし!?」
櫻子「花子が入ってるトイレでトイレの花子さんってか!?」ゲラゲラ
花子「もういいし(櫻子に聞いた花子が馬鹿だった)」
櫻子「ぷぷぷ、トイレの花子さんだってよ!!」ゲラゲラ
帰り道
こころ「ねぇ……やっぱりみさきちは見てたんだよね?」
未来「あの反応からするとね」
こころ「やっぱりトイレの花子さんはいたんだ……」
花子・こころ・未来「……」ゾクッ
花子「……でも花子たちが見に行ったときはなにもいなかったし」
こころ「で、でもおかしいよぉ! みさきちがあそこまで怖がるなんて、そもそも最初に聞いた時だってトイレに入ってたら声が聞こえたって! やっぱりいるんだよぉ! トイレの花子さんは! それでみさきちはトイレの花子さんに呪われたんだよぉ!」
こころ「こ、こころたちも呪われちゃうの、かな……」
こころ「う、うぅわあああん。怖いよー」グスグス
未来「お、おおおちついてこころちゃん!」ナデナデ
未来「と、というかもう忘れよう! 私達は何も見てない! みさきちと花子s……大室さんが教室で遊んでて転んだってことにしようよ!」
花子「!?」
未来「ごめんね。これからは大室さんって呼ぶね。どうしても、その名前で思い出しちゃうから……」
こころ「こころもそうする。ご、ごめんね」グスッグス
花子「う、うん。しばらくはそれでいいし(ふ、風評被害だし)」
未来「こころちゃん、もう大丈夫だからお家に帰ろ? ね?」
こころ「う。うん」
花子「(……こころは花子さんの呪いだって言ってたけど? 本当に呪いなんてあるのかし? そもそも花子さん自体みさきちが怖がって見た幻覚の可能性もあるし)」
花子「(花子は……トイレの花子さんの呪いなんていないってことを証明するし! )」
花子「(それに……みさきちが助けてっていったからにはトイレに連れてった花子にも責任があるし)」
花子「(そのためには、まずは情報を集めないと)」
大室家
花子「櫻子」
櫻子「んー?」
花子「小学校のとき、トイレの花子さんって噂がなかったかし? 東棟の3階の奥のトイレで」
櫻子「トイレの花子さんって!」
花子「なんか知ってるのかし!?」
櫻子「花子が入ってるトイレでトイレの花子さんってか!?」ゲラゲラ
花子「もういいし(櫻子に聞いた花子が馬鹿だった)」
櫻子「ぷぷぷ、トイレの花子さんだってよ!!」ゲラゲラ
739: 2013/11/01(金) 01:12:30.68 ID:/PCiPA+q0
花子「撫子お姉ちゃん」
撫子「ん?」
花子「小学校のとき、トイレの花子さんの噂聞かなかったかし?」
撫子「ああ、私のときもそういう噂あったね。へぇ、6年経った今でも語り継がれてるのか。確か東棟3階校舎の奥の」
花子「それだし!」
撫子「何? もしかしてそのネタでいじめられた?」
花子「いや、別にいじめられたわけじゃないし。そういうのじゃなくて、花子の友達がそこのトイレに入ってる時に声を聞いたって」
撫子「へぇ、私のときも何人か聞いたって人いたわ」
花子「その子、トイレで気を失っちゃって」
撫子「なにそれ……大事じゃん。大丈夫だったの?」
花子「うん、でもそのことがトラウマになってるみたいで」
花子「ねぇ、撫子お姉ちゃん。トイレの花子さんって本当にいるし?」
撫子「まぁ私はその類のもの信じてないけど、怖い思いしたこともあるしなぁ。花子はそういうの怖くないの?」
花子「怖いけど、トイレの花子さんがいないって証明しなきゃみんな怖がるし」
撫子「そっか、強い子だね。花子は……」
撫子「わかった。私も知り合いに何かしらないかあたってみる」
花子「ありがとうだし」
撫子「でも、何かあったらすぐに助けを呼ぶんだよ?」
花子「撫子お姉ちゃんが助けてくれるなら心強いし」
第336話 トイレの花子さんと大室花子 6 終わり
740: 2013/11/01(金) 20:59:21.28 ID:T+vJxu1io
第337話 トイレの花子さんと大室花子 7
撫子「……」
prrrrrr
美穂『はーい、もしもし~撫子からかけてくるなんて珍しい~どうしたのー?』
撫子「いや、ちょっと美穂に聞きたいことがあってさ」
美穂『なにかな~? もしかして履いてるパンツの色とか?』
撫子「いや、そういうのいいから。美穂って都市伝説とか心霊現象とかの類の話よくするじゃん?」
美穂『まぁ、見える人だからねー。ちなみに色は白』
撫子「いやいや、そういうのいいってホント」
美穂『もー、撫子のパンツの色なのに~』
撫子「はっ」ジロ
美穂『で、なにが聞きたいのかな~』
撫子「(美穂のやつ、カマかけやがって……)あのさ、七森小のさトイレの花子さんの噂知ってる?」
美穂『ん。七森小の話は知らないなぁ。でもトイレの花子さんの話はこの辺の学校全般にあるよ』
撫子「やっぱり噂は美穂も知ってたか」
美穂『あれモデルになった子がいるらしいのよね』
撫子「え? 何それ詳しく」
美穂『いや、実際にあった事件が元になって出来たってだけで、全国にも花子さんの噂はあるけど、うちの近辺は本当に合った話みたいってだけ。詳しくは知らない。でも本当にあったなら、当時の新聞記事を当たれば出てくるんじゃないかな? 確か噂だと17年前ぐらいだったと思うけど』
撫子「1996年か……」
美穂『時期は諸説あるけど11月ってのが定説みたい』
撫子「今月か」
美穂『でも、なんでこんな話を?』
撫子「いや、うちの妹が調べたいって言ってて」
美穂『そう。でもこういうのってあまり深入りしないほうがいいもんだから、もし危なそうだなって思ったら妹ちゃん止めてあげてね?』
撫子「うん、ありがとう」
リビング
撫子「花子、手がかりはつかめた」
花子「ホントかし?」
撫子「うん、明日図書館に行こう」
花子「図書館?」
撫子「昔の記事から手がかり得られるかもしれない」
花子「わかったし」
第337話 トイレの花子さんと大室花子 7 終わり
撫子「……」
prrrrrr
美穂『はーい、もしもし~撫子からかけてくるなんて珍しい~どうしたのー?』
撫子「いや、ちょっと美穂に聞きたいことがあってさ」
美穂『なにかな~? もしかして履いてるパンツの色とか?』
撫子「いや、そういうのいいから。美穂って都市伝説とか心霊現象とかの類の話よくするじゃん?」
美穂『まぁ、見える人だからねー。ちなみに色は白』
撫子「いやいや、そういうのいいってホント」
美穂『もー、撫子のパンツの色なのに~』
撫子「はっ」ジロ
美穂『で、なにが聞きたいのかな~』
撫子「(美穂のやつ、カマかけやがって……)あのさ、七森小のさトイレの花子さんの噂知ってる?」
美穂『ん。七森小の話は知らないなぁ。でもトイレの花子さんの話はこの辺の学校全般にあるよ』
撫子「やっぱり噂は美穂も知ってたか」
美穂『あれモデルになった子がいるらしいのよね』
撫子「え? 何それ詳しく」
美穂『いや、実際にあった事件が元になって出来たってだけで、全国にも花子さんの噂はあるけど、うちの近辺は本当に合った話みたいってだけ。詳しくは知らない。でも本当にあったなら、当時の新聞記事を当たれば出てくるんじゃないかな? 確か噂だと17年前ぐらいだったと思うけど』
撫子「1996年か……」
美穂『時期は諸説あるけど11月ってのが定説みたい』
撫子「今月か」
美穂『でも、なんでこんな話を?』
撫子「いや、うちの妹が調べたいって言ってて」
美穂『そう。でもこういうのってあまり深入りしないほうがいいもんだから、もし危なそうだなって思ったら妹ちゃん止めてあげてね?』
撫子「うん、ありがとう」
リビング
撫子「花子、手がかりはつかめた」
花子「ホントかし?」
撫子「うん、明日図書館に行こう」
花子「図書館?」
撫子「昔の記事から手がかり得られるかもしれない」
花子「わかったし」
第337話 トイレの花子さんと大室花子 7 終わり
741: 2013/11/02(土) 17:59:45.15 ID:yq+Gry9D0
第338話 トイレの花子さんと大室花子 8
翌朝 大室家
TV「現在高岡市内で連続通り魔事件が発生している模様で――」
花子「通り魔なんてのもあるのかし」
撫子「最近物騒になってきたからね」
TV「特に昨日起こったケースでは下校中の小学生を狙うというもので」
花子「怖いし」
撫子「花子も変なのに付けられたら、すぐに助けを呼ぶんだよ? 防犯ブザーとか最近はスマホのアプリであるみたいだから」
花子「わかったし」
櫻子「おっ、花子目玉焼きいらないのかよ! もーらい!」パクッ
花子「あ、とるなし!!」
撫子「櫻子も防犯ブザーつけときな」
櫻子「えー! 携帯どっか行った!」
撫子「またか」
小学校
花子「みさきちは休みだし?」
こころ「うんー」
未来「まぁ、しょうがないよね……はい、この話は終わり! こころちゃん、しりとりしよう」
こころ「わかったー。マントヒヒ」
未来「いきなりマイナー!」
下校時間
先生「皆さん、近所で通り魔事件が発生したみたいなので今日から集団下校します」
「通り魔ー?」
「悪い人なんだよ」
先生「できるだけ一人にならないように、そして家に帰ってからも外で遊ぶときは一人で遊ばないようにしてね」
こころ「怖いよぉ~やっぱり呪いなんじゃ」
未来「こころ! その話はしないって」
こころ「うん、ごめ――」
花子「呪いなんかじゃないし」
未来「大室さん?」
花子「絶対違うし、呪いなんてないんだし。ただの偶然だし」
こころ「そ、そうかな~」
未来「でもそう思うしかないって」
花子「(でも、なにかひっかかるし)」
第338話 トイレの花子さんと大室花子 8 終わり
翌朝 大室家
TV「現在高岡市内で連続通り魔事件が発生している模様で――」
花子「通り魔なんてのもあるのかし」
撫子「最近物騒になってきたからね」
TV「特に昨日起こったケースでは下校中の小学生を狙うというもので」
花子「怖いし」
撫子「花子も変なのに付けられたら、すぐに助けを呼ぶんだよ? 防犯ブザーとか最近はスマホのアプリであるみたいだから」
花子「わかったし」
櫻子「おっ、花子目玉焼きいらないのかよ! もーらい!」パクッ
花子「あ、とるなし!!」
撫子「櫻子も防犯ブザーつけときな」
櫻子「えー! 携帯どっか行った!」
撫子「またか」
小学校
花子「みさきちは休みだし?」
こころ「うんー」
未来「まぁ、しょうがないよね……はい、この話は終わり! こころちゃん、しりとりしよう」
こころ「わかったー。マントヒヒ」
未来「いきなりマイナー!」
下校時間
先生「皆さん、近所で通り魔事件が発生したみたいなので今日から集団下校します」
「通り魔ー?」
「悪い人なんだよ」
先生「できるだけ一人にならないように、そして家に帰ってからも外で遊ぶときは一人で遊ばないようにしてね」
こころ「怖いよぉ~やっぱり呪いなんじゃ」
未来「こころ! その話はしないって」
こころ「うん、ごめ――」
花子「呪いなんかじゃないし」
未来「大室さん?」
花子「絶対違うし、呪いなんてないんだし。ただの偶然だし」
こころ「そ、そうかな~」
未来「でもそう思うしかないって」
花子「(でも、なにかひっかかるし)」
第338話 トイレの花子さんと大室花子 8 終わり
742: 2013/11/03(日) 18:50:25.40 ID:3PuRwfB20
第339話 トイレの花子さんと大室花子 9
放課後図書館
新聞コーナー
花子「……」ペラリ
富山県高岡市でまた通り魔先月から引き×き3×目
富山県高岡市の×上で今月7日、下校中の小学生が××当たりを×され×体。
×人は×まっておらず×だ××を続けている。
富山県×は×行の手口や目×者の×言から先月の通り魔事件と同一×であるとして××をしている。
花子「(通り魔の話かし、でも、読めない字がいっぱいあるし……)」
撫子「花子、おまたせ」
花子「撫子お姉ちゃん。この漢字なんて読むし?」
撫子「ああ、これは脇腹だね。ここのこと」ツンツン
花子「!~く、くすぐったいし!」
撫子「ああ、ごめん」
花子「じゃあこれは?」
撫子「刺され重体だね。つまり脇腹刺されて大怪我したって意味」
花子「なるほど……」
撫子「本当に最近物騒。まぁいいや、じゃあ、昔の記事探そうか」
花子「だし」
新聞バックナンバー書庫
撫子「1996年……1996年」
花子「1996年なんて随分昔だし、花子まだ生まれてないし」
撫子「それどころか、私も2歳だったから記憶ないよ」
花子「どういう記事なんだし?」
撫子「う~ん、それがよくわからないんだ。分かってるのはトイレの花子さんの花子は実在したってことと、事件に巻き込まれたってことと、1996年の11月に起こったってことだけ」
花子「11月……」
撫子「うん、でもそれも噂だから不正確かもしれない。インターネットで検索してみてもそういう事件が起こったって結果は出なかったし、結構ローカルな事件だったか、時期が違うか……取り敢えず私は11月の記事を手当たり次第に探してみる」
花子「花子は何すればいいし?」
撫子「確かに花子は新聞読めないし、どうしようか……」
花子「取り敢えず、花子って名前で探して見るし」
撫子「うん、わかった。自分の名前だから漢字は読めるね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
撫子「……」
花子「……」
撫子「違う……」
放課後図書館
新聞コーナー
花子「……」ペラリ
富山県高岡市でまた通り魔先月から引き×き3×目
富山県高岡市の×上で今月7日、下校中の小学生が××当たりを×され×体。
×人は×まっておらず×だ××を続けている。
富山県×は×行の手口や目×者の×言から先月の通り魔事件と同一×であるとして××をしている。
花子「(通り魔の話かし、でも、読めない字がいっぱいあるし……)」
撫子「花子、おまたせ」
花子「撫子お姉ちゃん。この漢字なんて読むし?」
撫子「ああ、これは脇腹だね。ここのこと」ツンツン
花子「!~く、くすぐったいし!」
撫子「ああ、ごめん」
花子「じゃあこれは?」
撫子「刺され重体だね。つまり脇腹刺されて大怪我したって意味」
花子「なるほど……」
撫子「本当に最近物騒。まぁいいや、じゃあ、昔の記事探そうか」
花子「だし」
新聞バックナンバー書庫
撫子「1996年……1996年」
花子「1996年なんて随分昔だし、花子まだ生まれてないし」
撫子「それどころか、私も2歳だったから記憶ないよ」
花子「どういう記事なんだし?」
撫子「う~ん、それがよくわからないんだ。分かってるのはトイレの花子さんの花子は実在したってことと、事件に巻き込まれたってことと、1996年の11月に起こったってことだけ」
花子「11月……」
撫子「うん、でもそれも噂だから不正確かもしれない。インターネットで検索してみてもそういう事件が起こったって結果は出なかったし、結構ローカルな事件だったか、時期が違うか……取り敢えず私は11月の記事を手当たり次第に探してみる」
花子「花子は何すればいいし?」
撫子「確かに花子は新聞読めないし、どうしようか……」
花子「取り敢えず、花子って名前で探して見るし」
撫子「うん、わかった。自分の名前だから漢字は読めるね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
撫子「……」
花子「……」
撫子「違う……」
743: 2013/11/03(日) 18:52:32.32 ID:3PuRwfB20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
撫子「……11月8日、この日でもない……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
撫子「……」
花子「疲れたし……」
花子「花子は11月30日から見てきたけどなかったし」
撫子「うん、かなり疲れる。この作業は。それに、11月15日までそれらしきニュースないし。11月じゃないのかも……」
花子「花子はまだ、19日の分見てないし」
撫子「そうだね。見ていこう」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
花子「ん? これじゃないかし!?」
小学生女児、学校で刃物で刺され氏亡
今月18日、富山県高岡市の七森小学校で黒部花子さん(8)が脇腹を刃物のようなもので刺され氏亡しているのが発見された。発見場所は3階の女子トイレであり、警察は殺人事件として捜査を進めている。事件当日は日曜日で学校は人がまばらで目撃証言などはない。
撫子「これだ……間違いない」
花子「本当にあった事件だったのかし……」
撫子「それにこの事件、似てる」
花子「だし」
第339話 トイレの花子さんと大室花子 9 終わり
撫子「……11月8日、この日でもない……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
撫子「……」
花子「疲れたし……」
花子「花子は11月30日から見てきたけどなかったし」
撫子「うん、かなり疲れる。この作業は。それに、11月15日までそれらしきニュースないし。11月じゃないのかも……」
花子「花子はまだ、19日の分見てないし」
撫子「そうだね。見ていこう」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
花子「ん? これじゃないかし!?」
小学生女児、学校で刃物で刺され氏亡
今月18日、富山県高岡市の七森小学校で黒部花子さん(8)が脇腹を刃物のようなもので刺され氏亡しているのが発見された。発見場所は3階の女子トイレであり、警察は殺人事件として捜査を進めている。事件当日は日曜日で学校は人がまばらで目撃証言などはない。
撫子「これだ……間違いない」
花子「本当にあった事件だったのかし……」
撫子「それにこの事件、似てる」
花子「だし」
第339話 トイレの花子さんと大室花子 9 終わり
744: 2013/11/04(月) 18:29:00.20 ID:BP5nbkrO0
第340話 トイレの花子さんと大室花子 10
大室家
撫子「つまり、17年前に七森小で実際にあった事件が噂の発端になったってことだね」
花子「だし」
撫子「全国の花子さんの噂はもっと前からあるけど、まさかうちのは実際にあった事件が元だったとは……ちょっと衝撃だ」
撫子「それにこの元となった事件、最近起こってる連続通り魔に手口が似てる」
花子「花子もそう思ったし。ついでにみさきちが花子さんを見た日も通り魔があった日だし」
撫子「偶然だと思いたいけど、なにか関連性もある気がする。みさきちゃんだけなんだよね? 見たのは?」
花子「他に花子と未来とこころが居たけど、みんな見てないし、声も聞いてないし」
花子「でも、みさきちの病院での反応。なにか見たとしか思えない反応だし」
花子「それにみさきちは通り魔事件と同じ手口でトイレの花子さんが殺されたこと知らないし」
花子「幻覚だとするには、いろいろと奇妙なことが多すぎだし」
撫子「みさきちゃんにもう一度連絡取れないかな?」
花子「やってみるし」
高崎家
prrrr
みさき「……」
prrrrrr
高崎母「はい」
花子『夜遅くにごめんだし、大室花子です。高崎みさきちゃんは居ますか?』
高崎母「あぁ、花子ちゃんね。ごめんね。みさきは退院できたけど、まだ具合悪いみたいで」
みさき「いいよ、お母さん。ちょっと、代わって」
高崎母「みさき! あなた大丈夫なの?」
みさき「うん、平気。ごめん、花子と大事な話があるから。お母さんは聞かないで」
高崎母「わかったけど、あまり無理しちゃダメよ」
みさき「大丈夫、どうしても花子に伝えなきゃいけない話なの」
高崎母「わかったわ。よくわからないけど、お友達のために重要なことなのね」
みさき「うん。と、友達じゃないけどね!」
花子『みさきち……大丈夫だし?』
みさき「うん、それよりも花子はみさきに聞きたいことがあって電話してきたんでしょ?」
花子『うん、でももしかしたらみさきちには辛いことかもしれない』
みさき「大丈夫、大丈夫だから。全部話すわ」
花子『ごめんだし』
みさき「なによ、花子! そこで謝られても困るってもんよ!」
花子『わかった、じゃあ聞くし』
花子『まずは、みさきちは一体何を見たんだし?』
みさき「見たって言うよりは正確には頭の中に流れ込んできたの」
みさき「まず、女の子が男に学校で追われてたの。女の子はそうね、みさき達と同じくらいの年齢よ」
みさき「女の子は来ないで! とか助けて! とか言ってて。でも日曜日だったから学校には誰もいなくて」
大室家
撫子「つまり、17年前に七森小で実際にあった事件が噂の発端になったってことだね」
花子「だし」
撫子「全国の花子さんの噂はもっと前からあるけど、まさかうちのは実際にあった事件が元だったとは……ちょっと衝撃だ」
撫子「それにこの元となった事件、最近起こってる連続通り魔に手口が似てる」
花子「花子もそう思ったし。ついでにみさきちが花子さんを見た日も通り魔があった日だし」
撫子「偶然だと思いたいけど、なにか関連性もある気がする。みさきちゃんだけなんだよね? 見たのは?」
花子「他に花子と未来とこころが居たけど、みんな見てないし、声も聞いてないし」
花子「でも、みさきちの病院での反応。なにか見たとしか思えない反応だし」
花子「それにみさきちは通り魔事件と同じ手口でトイレの花子さんが殺されたこと知らないし」
花子「幻覚だとするには、いろいろと奇妙なことが多すぎだし」
撫子「みさきちゃんにもう一度連絡取れないかな?」
花子「やってみるし」
高崎家
prrrr
みさき「……」
prrrrrr
高崎母「はい」
花子『夜遅くにごめんだし、大室花子です。高崎みさきちゃんは居ますか?』
高崎母「あぁ、花子ちゃんね。ごめんね。みさきは退院できたけど、まだ具合悪いみたいで」
みさき「いいよ、お母さん。ちょっと、代わって」
高崎母「みさき! あなた大丈夫なの?」
みさき「うん、平気。ごめん、花子と大事な話があるから。お母さんは聞かないで」
高崎母「わかったけど、あまり無理しちゃダメよ」
みさき「大丈夫、どうしても花子に伝えなきゃいけない話なの」
高崎母「わかったわ。よくわからないけど、お友達のために重要なことなのね」
みさき「うん。と、友達じゃないけどね!」
花子『みさきち……大丈夫だし?』
みさき「うん、それよりも花子はみさきに聞きたいことがあって電話してきたんでしょ?」
花子『うん、でももしかしたらみさきちには辛いことかもしれない』
みさき「大丈夫、大丈夫だから。全部話すわ」
花子『ごめんだし』
みさき「なによ、花子! そこで謝られても困るってもんよ!」
花子『わかった、じゃあ聞くし』
花子『まずは、みさきちは一体何を見たんだし?』
みさき「見たって言うよりは正確には頭の中に流れ込んできたの」
みさき「まず、女の子が男に学校で追われてたの。女の子はそうね、みさき達と同じくらいの年齢よ」
みさき「女の子は来ないで! とか助けて! とか言ってて。でも日曜日だったから学校には誰もいなくて」
745: 2013/11/04(月) 18:30:13.97 ID:BP5nbkrO0
みさき「男に追われるままに、3階の女子トイレに逃げ込んだの」
みさき「助けて、とか来ないでって女の子の心の声が聞こえるのを感じたわ」
みさき「そして、男は手前から1つずつ扉を開けていって、3つ目の扉の前まで来た」
みさき「でも鍵がかかってたからドアが開かなかったの。男は無理やり持ってたのこぎりで鍵を切ってたわ」
みさき「女の子はすっごい怯えてた。かわいそうなくらいに」
みさき「それで、最後鍵が切れて男が入ってきたの」
花子「……」ゴクリ
みさき「も、もう1つ、も持ってたナイフで……はぁはぁ、こ、怖がる女の子のお腹を刺して」
花子『みさきち大丈夫かし? 落ち着いてからでもいいし』
みさき「大丈夫よ」
みさき「そ、それで、こっちに振り返って言うの。次はお前だって」
みさき「うぅ……グスッグス」
花子『ごめん、もういいし、みさきち』
みさき「ま、待って、もう1つ重要なことがあるの」
花子『ん?』
みさき「刺された女の子なんだけど不思議なことに女の子の心の声は助けてから逃げてとか来ちゃダメに変わってたのよね」
みさき「どういうことなんだろう……」
花子『……』
みさき「花子、トイレの花子さんは”いる”んだと思う」
みさき「でも、悪いのはトイレの花子さんじゃなくて、むしろ花子さんを刺した人」
みさき「トイレの花子さんは、そこから逃れられないだけだと思うのよ」
花子『なるほど……』
みさき「いずれにしても、私はもう大丈夫。心配かけてごめんね。花子」
花子『うん、こっちこそだし。じゃあ切るし』
みさき「あ、最後に。花子、あまり危ないことしようとしないでね。もう関わらない方がいいのかもしれない。もしかしたら、みさきより酷いことになるかもしれないわよ」
花子『うん、考えて見るし……』
ガチャ
第340話 トイレの花子さんと大室花子 10 終わり
みさき「助けて、とか来ないでって女の子の心の声が聞こえるのを感じたわ」
みさき「そして、男は手前から1つずつ扉を開けていって、3つ目の扉の前まで来た」
みさき「でも鍵がかかってたからドアが開かなかったの。男は無理やり持ってたのこぎりで鍵を切ってたわ」
みさき「女の子はすっごい怯えてた。かわいそうなくらいに」
みさき「それで、最後鍵が切れて男が入ってきたの」
花子「……」ゴクリ
みさき「も、もう1つ、も持ってたナイフで……はぁはぁ、こ、怖がる女の子のお腹を刺して」
花子『みさきち大丈夫かし? 落ち着いてからでもいいし』
みさき「大丈夫よ」
みさき「そ、それで、こっちに振り返って言うの。次はお前だって」
みさき「うぅ……グスッグス」
花子『ごめん、もういいし、みさきち』
みさき「ま、待って、もう1つ重要なことがあるの」
花子『ん?』
みさき「刺された女の子なんだけど不思議なことに女の子の心の声は助けてから逃げてとか来ちゃダメに変わってたのよね」
みさき「どういうことなんだろう……」
花子『……』
みさき「花子、トイレの花子さんは”いる”んだと思う」
みさき「でも、悪いのはトイレの花子さんじゃなくて、むしろ花子さんを刺した人」
みさき「トイレの花子さんは、そこから逃れられないだけだと思うのよ」
花子『なるほど……』
みさき「いずれにしても、私はもう大丈夫。心配かけてごめんね。花子」
花子『うん、こっちこそだし。じゃあ切るし』
みさき「あ、最後に。花子、あまり危ないことしようとしないでね。もう関わらない方がいいのかもしれない。もしかしたら、みさきより酷いことになるかもしれないわよ」
花子『うん、考えて見るし……』
ガチャ
第340話 トイレの花子さんと大室花子 10 終わり
746: 2013/11/05(火) 08:18:03.38 ID:R3I3NlqD0
第341話 トイレの花子さんと大室花子 11
撫子「なるほど……」
花子「どう思うし? みさきちの話」
撫子「いや、みさきちゃんは17年前の黒部花子の事件を知らなかったわけだし、今起きてる連続通り魔のニュースを知って記憶が混乱してるって可能性もあるけど」
撫子「いずれにしてもあの3階のトイレにはもう関わらない方がいいかもしれない」
花子「でも、それだとこれからも3階のトイレの噂はなくならないし」
撫子「うん、まぁそれはしょうがないよ。学校側も立ち入り禁止にしてるみたいだし。当面はその対策でいいと思うよ」
撫子「ここまで加担しておいていうのもあれだけど、花子もこの件はもう忘れな」
花子「わかったし……」
花子「(でも、本当にこれでいいのかし……もし仮にトイレの花子さんが今でもあそこのトイレで苦しんでいるなら、どうにかしてあげられないのかし……)」
次の日小学校
花子「おはようだし」
未来「お、おはよう、大室さん」
こころ「おはよう~」
花子「……」
花子「今日は土曜日だから4時間目で終わりだし。終わったあと、公園に遊びにいかないかし?」
未来「ご、ごめん。今日はちょっと忙しくてー」
こころ「ご、ごめんね。お、大室さん」
花子「……(なんだか、こころも未来も冷たくなった気がするし……)」
放課後
花子「(未来もこころもそそくさと帰っちゃったし、やっぱりあのことがあってから花子が花子って名前だから、怖いことを考えちゃうんだし。それはわかるけど、やっぱり寂しいし)」
「助けて……」
花子「!?」
花子「今誰かなにか言ったし!?」
シーン……
花子「な、なんで誰もいないんだし……」
花子「(いや違う、なんだか頭の中に直接聞こえてきたような)」
「来ないで……!」
花子「(もっと強く聞こえてくるし)」
花子「(こっちの方からだし)」
階段
ザザザー
「いや、来ないで」
ザザザー
花子「(うっ、お、追われてる……?)」
花子「まさか、本当にこれが黒部花子の体験した記憶かし?」
2階階段
ザザザー
「どぉーこにいるのかな~逃げても無駄ですよぉ~」
「いや!」
ザザザー
撫子「なるほど……」
花子「どう思うし? みさきちの話」
撫子「いや、みさきちゃんは17年前の黒部花子の事件を知らなかったわけだし、今起きてる連続通り魔のニュースを知って記憶が混乱してるって可能性もあるけど」
撫子「いずれにしてもあの3階のトイレにはもう関わらない方がいいかもしれない」
花子「でも、それだとこれからも3階のトイレの噂はなくならないし」
撫子「うん、まぁそれはしょうがないよ。学校側も立ち入り禁止にしてるみたいだし。当面はその対策でいいと思うよ」
撫子「ここまで加担しておいていうのもあれだけど、花子もこの件はもう忘れな」
花子「わかったし……」
花子「(でも、本当にこれでいいのかし……もし仮にトイレの花子さんが今でもあそこのトイレで苦しんでいるなら、どうにかしてあげられないのかし……)」
次の日小学校
花子「おはようだし」
未来「お、おはよう、大室さん」
こころ「おはよう~」
花子「……」
花子「今日は土曜日だから4時間目で終わりだし。終わったあと、公園に遊びにいかないかし?」
未来「ご、ごめん。今日はちょっと忙しくてー」
こころ「ご、ごめんね。お、大室さん」
花子「……(なんだか、こころも未来も冷たくなった気がするし……)」
放課後
花子「(未来もこころもそそくさと帰っちゃったし、やっぱりあのことがあってから花子が花子って名前だから、怖いことを考えちゃうんだし。それはわかるけど、やっぱり寂しいし)」
「助けて……」
花子「!?」
花子「今誰かなにか言ったし!?」
シーン……
花子「な、なんで誰もいないんだし……」
花子「(いや違う、なんだか頭の中に直接聞こえてきたような)」
「来ないで……!」
花子「(もっと強く聞こえてくるし)」
花子「(こっちの方からだし)」
階段
ザザザー
「いや、来ないで」
ザザザー
花子「(うっ、お、追われてる……?)」
花子「まさか、本当にこれが黒部花子の体験した記憶かし?」
2階階段
ザザザー
「どぉーこにいるのかな~逃げても無駄ですよぉ~」
「いや!」
ザザザー
747: 2013/11/05(火) 08:18:55.26 ID:R3I3NlqD0
ザザザー
花子「まただ!」
3階
ザザザー
「い、イタぁ」ニヤリ
「はぁはぁ……来ないで! 来ないでよぉ! はぁはぁ」
ザザザー
花子「そして、最後はトイレに行けば」
3階東棟女子トイレ
花子「そっか、使用禁止になってて入れないんだし」
ガーン
「んー? どこに行ったのかなぁ? トイレかなぁ?」
「はぁはぁ……」
「(こ、来ないで! やめて! 助けて! 誰か! 助けて!!)」
ザザザー
花子「今すぐいくし!」
ガタッ
女子トイレ3番目個室
花子「……」
キィーガタ
花子「何もない。さっきまで頭の中に流れ込んできた映像も出てこない……」
花子「遅かったのかし……す、救えなかった……」
「こら! ここに入ってるのは誰!? 使用禁止よ!!」
花子「す、すいませんだし……」
先生「はぁ、また大室さんなの? ちょっと最近悪い行動が目立ちますよ。しっかりしてくださいね」
花子「ごめんなさい……」
花子「(やっぱり、人が来るとダメなんだし……明日もう一回来るしかないし)」
大室家
花子「ただいま」
大室母「花子。ちょっと学校から話が来てたわよ。使用禁止のトイレで遊んでたって」
花子「う……(お母さんにまで連絡言ってたし)」
花子「ごめんだし」
大室母「あんまり悪ふざけしちゃダメよ。花子は賢い子だからもうしないと思うけど。そういうことしてると櫻子みたいになるわよ」
櫻子「ひど! まるで私が馬鹿で悪ふざけしてるみたいじゃん!」
大室母「はぁ……三人とも同じように育てたつもりなんだけどねぇ……」
櫻子「ひど! 母さんひど!」
撫子「……」
第341話 トイレの花子さんと大室花子 11 終わり
花子「まただ!」
3階
ザザザー
「い、イタぁ」ニヤリ
「はぁはぁ……来ないで! 来ないでよぉ! はぁはぁ」
ザザザー
花子「そして、最後はトイレに行けば」
3階東棟女子トイレ
花子「そっか、使用禁止になってて入れないんだし」
ガーン
「んー? どこに行ったのかなぁ? トイレかなぁ?」
「はぁはぁ……」
「(こ、来ないで! やめて! 助けて! 誰か! 助けて!!)」
ザザザー
花子「今すぐいくし!」
ガタッ
女子トイレ3番目個室
花子「……」
キィーガタ
花子「何もない。さっきまで頭の中に流れ込んできた映像も出てこない……」
花子「遅かったのかし……す、救えなかった……」
「こら! ここに入ってるのは誰!? 使用禁止よ!!」
花子「す、すいませんだし……」
先生「はぁ、また大室さんなの? ちょっと最近悪い行動が目立ちますよ。しっかりしてくださいね」
花子「ごめんなさい……」
花子「(やっぱり、人が来るとダメなんだし……明日もう一回来るしかないし)」
大室家
花子「ただいま」
大室母「花子。ちょっと学校から話が来てたわよ。使用禁止のトイレで遊んでたって」
花子「う……(お母さんにまで連絡言ってたし)」
花子「ごめんだし」
大室母「あんまり悪ふざけしちゃダメよ。花子は賢い子だからもうしないと思うけど。そういうことしてると櫻子みたいになるわよ」
櫻子「ひど! まるで私が馬鹿で悪ふざけしてるみたいじゃん!」
大室母「はぁ……三人とも同じように育てたつもりなんだけどねぇ……」
櫻子「ひど! 母さんひど!」
撫子「……」
第341話 トイレの花子さんと大室花子 11 終わり
748: 2013/11/05(火) 20:58:47.54 ID:0cHfUF0Lo
第342話 トイレの花子さんと大室花子 12
撫子「花子、どうして?」
花子「ごめん。撫子お姉ちゃん。でもどうしても確かめたかったんだし」
撫子「うん、でも」
花子「居たんだし!」
撫子「!」
花子「トイレの花子さんはやっぱりいた、花子の頭の中に直接声が聞こえたんだし! 助けてって! あと、男の人に追われて逃げてた!!」
撫子「それはみさきちゃんの話を聞いた花子がつくりだした妄想だって」
花子「でも、いるんだし! 毎回毎回あそこで殺されて――」
撫子「花子!!」
花子「!?」
撫子「花子……お姉ちゃんは本当に心配なの!!」ポロポロ
花子「ちょっちょっと……」
撫子「花子がどんどんおかしくなってちゃうのが!」ポロポロ
花子「は、花子はおかしくないし!」
撫子「もうやめてよ! 嘘でもホントでもどっちでもいいから忘れて!」
撫子「私は……お姉ちゃんは! 花子にこれ以上危険な目にあってほしくないの!!」ポロポロ
花子「な、撫子お姉ちゃん……」
花子「わ、わかったし……心配かけてゴメンだし」
花子「今日は、先に上にいって寝てるし」トントントントン
撫子「……」グスッグス
花子の部屋
花子「(撫子お姉ちゃんが泣くとは思わなかったし……)」
花子「(でも、花子は、なんとしても黒部花子をあの恐ろしいループから助け出したいし)」
花子「(ごめん、撫子お姉ちゃん……)」
第342話 トイレの花子さんと大室花子 12 終わり
撫子「花子、どうして?」
花子「ごめん。撫子お姉ちゃん。でもどうしても確かめたかったんだし」
撫子「うん、でも」
花子「居たんだし!」
撫子「!」
花子「トイレの花子さんはやっぱりいた、花子の頭の中に直接声が聞こえたんだし! 助けてって! あと、男の人に追われて逃げてた!!」
撫子「それはみさきちゃんの話を聞いた花子がつくりだした妄想だって」
花子「でも、いるんだし! 毎回毎回あそこで殺されて――」
撫子「花子!!」
花子「!?」
撫子「花子……お姉ちゃんは本当に心配なの!!」ポロポロ
花子「ちょっちょっと……」
撫子「花子がどんどんおかしくなってちゃうのが!」ポロポロ
花子「は、花子はおかしくないし!」
撫子「もうやめてよ! 嘘でもホントでもどっちでもいいから忘れて!」
撫子「私は……お姉ちゃんは! 花子にこれ以上危険な目にあってほしくないの!!」ポロポロ
花子「な、撫子お姉ちゃん……」
花子「わ、わかったし……心配かけてゴメンだし」
花子「今日は、先に上にいって寝てるし」トントントントン
撫子「……」グスッグス
花子の部屋
花子「(撫子お姉ちゃんが泣くとは思わなかったし……)」
花子「(でも、花子は、なんとしても黒部花子をあの恐ろしいループから助け出したいし)」
花子「(ごめん、撫子お姉ちゃん……)」
第342話 トイレの花子さんと大室花子 12 終わり
751: 2013/11/06(水) 20:47:57.92 ID:7AUwEm9Oo
第343話 トイレの花子さんと大室花子 13
日曜日
花子「幸運にも今日はお母さんもお父さんも撫子お姉ちゃんも櫻子もそれぞれ外出中だし」
花子「昨日の件があったから監視が厳しくなりそうだし今日確かめに行くしかないし」
小学校
ガタッ
花子「む、正門はやっぱり開いてないかし」
花子「仕方ない裏口から入るしかないし」
「……」
ガサガサ
花子「!? 誰かいるのかし?」
ザザー
「助けて……」
ザザー
花子「またあの声だし、今行くしすぐに行くから待ってるし!!」
2階踊り場
ザザー
「イヤ、コナイデ!!」
ザザー
花子「一人で何回も変質者に追われるのはすごい怖いだろうし。花子が助けるし!」
3階トイレ前
ザザー
「ダメ! 逃げて!! こっちに来ちゃダメ!!!」
ザザー
花子「? どういう意味だし?」
コト
ザザー
「ダメ! 入っちゃ!!」
ザザー
花子「待ってろし! 今助けるから!」
3番目のトイレ
ガタ
ザザー
「だめぇ!!」
バタン!
花子「あっ! 入り口の扉が!!」
ガシッグイグイ
花子「ん? どういうことだし! 誰が閉めたし!! 開けろし!!!」
「もう、もう遅いよ……」
花子「!?」
第343話 トイレの花子さんと大室花子 13
日曜日
花子「幸運にも今日はお母さんもお父さんも撫子お姉ちゃんも櫻子もそれぞれ外出中だし」
花子「昨日の件があったから監視が厳しくなりそうだし今日確かめに行くしかないし」
小学校
ガタッ
花子「む、正門はやっぱり開いてないかし」
花子「仕方ない裏口から入るしかないし」
「……」
ガサガサ
花子「!? 誰かいるのかし?」
ザザー
「助けて……」
ザザー
花子「またあの声だし、今行くしすぐに行くから待ってるし!!」
2階踊り場
ザザー
「イヤ、コナイデ!!」
ザザー
花子「一人で何回も変質者に追われるのはすごい怖いだろうし。花子が助けるし!」
3階トイレ前
ザザー
「ダメ! 逃げて!! こっちに来ちゃダメ!!!」
ザザー
花子「? どういう意味だし?」
コト
ザザー
「ダメ! 入っちゃ!!」
ザザー
花子「待ってろし! 今助けるから!」
3番目のトイレ
ガタ
ザザー
「だめぇ!!」
バタン!
花子「あっ! 入り口の扉が!!」
ガシッグイグイ
花子「ん? どういうことだし! 誰が閉めたし!! 開けろし!!!」
「もう、もう遅いよ……」
花子「!?」
第343話 トイレの花子さんと大室花子 13
752: 2013/11/06(水) 20:58:42.26 ID:arhZ3gYh0
第344話 トイレの花子さんと大室花子 14
花子「も、もしかして黒部花子かし?」
黒部花子「うん。ごめん、私が助けなんて求めなきゃ……」
花子「ここはどうなってるんだし?」
黒部花子「私達、もう出られない……」
黒部花子「鍵をかけちゃったから」
花子「鍵なんてついてないし」
黒部花子「だって最期まで開けなかったもん」
花子「黒部さんがかけたのかし?」
黒部花子「うん、それでこれから怖いことが起こるの」
ダンダンダンダン
「どぉーこにいるのかな~」
花子「ひっ!!」
黒部花子「扉をのこぎりで切られて、毎回私はあの変質者に殺されて。氏ぬの」
花子「やっぱりあの事件を繰り返してたのかし……」
黒部花子「ごめんね。巻き込んじゃって。たぶんあなたも一緒に殺される」
黒部花子「最期に名前だけでも教えてくれない?」
「ふふっここだなぁ~」
ギコギコギコギコギコギコギコギコ
花子「名前は……」
ギコギコギコギコギコギコギコギコ
花子「まだ打開策はあるし!」
黒部花子「え!?」
花子「名前はその後におしえてあげるし!」
花子「」シュバ、ポチ
ウォォォッォォォォォォォンゥウウッォォォォォォォォォォォォォォッォォンンン!!!!
「!?!?!?!?!?!? 何だこの音は!? さ、サイレン!?!?! まずい! 逃げよう!」シューン
黒部花子「ど、どういうこと? でもあの男の気配がなくなった!!」
花子「16年間で、子供に対する防犯意識が高まったんだし。今のは防犯ブザーって言って不審者が来た時にならすものなんだし」
黒部花子「よくわからないけど、すごい! ありがとう。ようやく私解放されるのね!」
黒部花子「ねぇ、成仏する前に名前聞かせてもらってもいいかな?」
花子「花子、大室 花子だし」
黒部花子「あなたも花子っていうのね! ありがとう花子ちゃん!!」
花子「どういたしましてだし」
花子「も、もしかして黒部花子かし?」
黒部花子「うん。ごめん、私が助けなんて求めなきゃ……」
花子「ここはどうなってるんだし?」
黒部花子「私達、もう出られない……」
黒部花子「鍵をかけちゃったから」
花子「鍵なんてついてないし」
黒部花子「だって最期まで開けなかったもん」
花子「黒部さんがかけたのかし?」
黒部花子「うん、それでこれから怖いことが起こるの」
ダンダンダンダン
「どぉーこにいるのかな~」
花子「ひっ!!」
黒部花子「扉をのこぎりで切られて、毎回私はあの変質者に殺されて。氏ぬの」
花子「やっぱりあの事件を繰り返してたのかし……」
黒部花子「ごめんね。巻き込んじゃって。たぶんあなたも一緒に殺される」
黒部花子「最期に名前だけでも教えてくれない?」
「ふふっここだなぁ~」
ギコギコギコギコギコギコギコギコ
花子「名前は……」
ギコギコギコギコギコギコギコギコ
花子「まだ打開策はあるし!」
黒部花子「え!?」
花子「名前はその後におしえてあげるし!」
花子「」シュバ、ポチ
ウォォォッォォォォォォォンゥウウッォォォォォォォォォォォォォォッォォンンン!!!!
「!?!?!?!?!?!? 何だこの音は!? さ、サイレン!?!?! まずい! 逃げよう!」シューン
黒部花子「ど、どういうこと? でもあの男の気配がなくなった!!」
花子「16年間で、子供に対する防犯意識が高まったんだし。今のは防犯ブザーって言って不審者が来た時にならすものなんだし」
黒部花子「よくわからないけど、すごい! ありがとう。ようやく私解放されるのね!」
黒部花子「ねぇ、成仏する前に名前聞かせてもらってもいいかな?」
花子「花子、大室 花子だし」
黒部花子「あなたも花子っていうのね! ありがとう花子ちゃん!!」
花子「どういたしましてだし」
753: 2013/11/06(水) 20:59:21.28 ID:arhZ3gYh0
ガチャリ
「へぇ、君も花子ちゃんっていうんだぁ」
花子「!?」
花子「そんな防犯ブザーで逃げたんじゃ……」
男「休日にならしても周りに誰もいるわけねぇだろぉ~」
花子「!? なんで!? 消えたんじゃないのかし!?」
黒部花子「違う、霊の方はいなくなった……」
花子「じゃあこれは……人間!?」
男「そうだよ、人間だよ。お嬢ちゃん。連続通り魔のな。16年間出所するのが長かったなぁ……でも、お陰でまたここで16年ぶりに幼女を虐殺できると思うと……ジュルリ。たまんねぇな!」
花子「!?」
男「おい、黒部花子もいるんだろぉ? 俺が刑務所に入ってる間も頃す妄想を毎回してたからなぁ。大方俺の生霊に何回も殺されてたとかそんなところだろ? それがもう一度味わえるなんてすごい快感だ」
男「なにもできずに大室花子ちゃんが殺されるのを指くわえて待ってるんだな」
黒部花子「そ、そんな……こんなのってあんまりだよ」
花子「……」ガサッ
ヒョイ
男「おっと、携帯で連絡取ろうったってそうはいかないぜ」ガシャリ
ガシッ
花子「あ、あぁ……」
男「じゃあ、どうしようかなー、時間もあるしできるだけいたぶって頃したいなあ」
花子「(助けて……誰か助けて! 助けて……撫子お姉ちゃん!)」
第344話 トイレの花子さんと大室花子 14 終わり
757: 2013/11/07(木) 19:22:10.75 ID:CPvOG2OXo
第345話 トイレの花子さんと大室花子 15
男「腹を一刺しして一気に頃すのも楽しいけど、せっかく人も来ないんだしなぶり頃したいなぁ」ニタニタ
男「このまま首を締めたらどうなるかなぁ」グググ
花子「ゴホッ! グルジイ……ゴホッ」
黒部花子「い、いや!!」
男「まだしゃべる余裕があるのか、もうちょっと強く締めたらどうなるかなぁ」グググググ
花子「ぁぁぁぁ、コヒューコヒュー」
黒部花子「だ、ダメェ! 頃しちゃダメェ!!」
男「おっとこれ以上やると失神しそうだな。気を失っちゃぁ面白くないから緩めよう」
花子「ゲホッゲホ……はぁはぁ……」
男「黒部花子ちゃんも見てるかなぁ? 目の前で大室花子ちゃんが殺されるのを。あはははは」
男「ま、どうせ幽霊なんだし生きてる人間には叶わないよなぁ」
黒部花子「そう、私はもう氏んでるから生身の人間には勝てないかもしれない」
花子「黒部ちゃん?」
黒部花子「で、でも男の魂の中に入って、体の自由を少し効かなくすることはできるかもしれない」
黒部花子「うまく行かなかったら男と融合しちゃうけど」
花子「そ、それじゃあ!」
黒部花子「それでもいい。私は大室さんを救いたい」
花子「そ、そんな……」
男「絶望しきった顔してるなぁ」
黒部花子「えい!」ヒュ
男「さぁ、そろそろこのナイフで――」
男「あうぇrtfぎゅhじこlp@;「:」ガシッ
黒部花子『早く逃げて!』
花子「うん」バタバタ
黒部花子『なにやってるの! 早く逃げて!』
男「fだsfhthyjydkty」ガシッ
花子「む、無理だし! がっしり掴まれてるし!」
黒部花子『そ、そんな……私にはもうどうにもできない……ダメ、もう力が限界!!』
男「fだsgああああああああ!!! なんだよこれは!! ようやく体の自由が効いた」
男「これが黒部花子の呪いってか? ふふふ、まぁいい。もう頃す。すぐに殺そう」
花子「そ、そんな……」
第345話 トイレの花子さんと大室花子 15 終わり
男「腹を一刺しして一気に頃すのも楽しいけど、せっかく人も来ないんだしなぶり頃したいなぁ」ニタニタ
男「このまま首を締めたらどうなるかなぁ」グググ
花子「ゴホッ! グルジイ……ゴホッ」
黒部花子「い、いや!!」
男「まだしゃべる余裕があるのか、もうちょっと強く締めたらどうなるかなぁ」グググググ
花子「ぁぁぁぁ、コヒューコヒュー」
黒部花子「だ、ダメェ! 頃しちゃダメェ!!」
男「おっとこれ以上やると失神しそうだな。気を失っちゃぁ面白くないから緩めよう」
花子「ゲホッゲホ……はぁはぁ……」
男「黒部花子ちゃんも見てるかなぁ? 目の前で大室花子ちゃんが殺されるのを。あはははは」
男「ま、どうせ幽霊なんだし生きてる人間には叶わないよなぁ」
黒部花子「そう、私はもう氏んでるから生身の人間には勝てないかもしれない」
花子「黒部ちゃん?」
黒部花子「で、でも男の魂の中に入って、体の自由を少し効かなくすることはできるかもしれない」
黒部花子「うまく行かなかったら男と融合しちゃうけど」
花子「そ、それじゃあ!」
黒部花子「それでもいい。私は大室さんを救いたい」
花子「そ、そんな……」
男「絶望しきった顔してるなぁ」
黒部花子「えい!」ヒュ
男「さぁ、そろそろこのナイフで――」
男「あうぇrtfぎゅhじこlp@;「:」ガシッ
黒部花子『早く逃げて!』
花子「うん」バタバタ
黒部花子『なにやってるの! 早く逃げて!』
男「fだsfhthyjydkty」ガシッ
花子「む、無理だし! がっしり掴まれてるし!」
黒部花子『そ、そんな……私にはもうどうにもできない……ダメ、もう力が限界!!』
男「fだsgああああああああ!!! なんだよこれは!! ようやく体の自由が効いた」
男「これが黒部花子の呪いってか? ふふふ、まぁいい。もう頃す。すぐに殺そう」
花子「そ、そんな……」
第345話 トイレの花子さんと大室花子 15 終わり
760: 2013/11/08(金) 18:26:07.19 ID:gosAQZ3y0
第346話 トイレの花子さんと大室花子 16
花子「(も、もう終わりだし……)」
男「頃す頃す頃す頃す」
花子「(こ、ここで氏ぬのかし……)」
男「……」ギロリ
花子「(あのナイフで……刺されて……痛いだろうし……なんか動きが……ゆっくり見えるし……でも……動けない……刺さるの……怖いから……見たくないから……目つぶる……)」
ガンッ!!!!!
ドサッ!!!
花子「あれ……痛くないし……というか刺さってない……男がいない……」
撫子「はぁはぁ……」
花子「あれ? なんで撫子お姉ちゃんが……」
撫子「花子!? 無事だった!?」ガシッ
花子「な、撫子お姉ちゃん」
花子「お、男は?」
撫子「私が消火器で殴ったら気絶したみたい」
花子「な、撫子お姉ちゃん!!!」ガシッ
撫子「花子! 花子のバカ!! でも、間に合って本当によかった……うぅ……」
男「ぁ、ぁあああ」
撫子「まずい、男が意識を覚ましかけてる。花子逃げるよ!!」
花子「で、でも黒部ちゃんが……」
撫子「ダメ、今すぐ逃げる!! ホラ早く」ガシッ
タッタッタ
花子「あ、あ」
外
撫子「はぁはぁ」
花子「はぁはぁ」
ウゥウウウウウウウウ! ピーポーピーポー!
花子「サイレンの音? 撫子お姉ちゃんが呼んだし?」
撫子「うん」
花子「でもいつ? そもそもなんで花子があそこにいるってわかったんだし」
花子「(も、もう終わりだし……)」
男「頃す頃す頃す頃す」
花子「(こ、ここで氏ぬのかし……)」
男「……」ギロリ
花子「(あのナイフで……刺されて……痛いだろうし……なんか動きが……ゆっくり見えるし……でも……動けない……刺さるの……怖いから……見たくないから……目つぶる……)」
ガンッ!!!!!
ドサッ!!!
花子「あれ……痛くないし……というか刺さってない……男がいない……」
撫子「はぁはぁ……」
花子「あれ? なんで撫子お姉ちゃんが……」
撫子「花子!? 無事だった!?」ガシッ
花子「な、撫子お姉ちゃん」
花子「お、男は?」
撫子「私が消火器で殴ったら気絶したみたい」
花子「な、撫子お姉ちゃん!!!」ガシッ
撫子「花子! 花子のバカ!! でも、間に合って本当によかった……うぅ……」
男「ぁ、ぁあああ」
撫子「まずい、男が意識を覚ましかけてる。花子逃げるよ!!」
花子「で、でも黒部ちゃんが……」
撫子「ダメ、今すぐ逃げる!! ホラ早く」ガシッ
タッタッタ
花子「あ、あ」
外
撫子「はぁはぁ」
花子「はぁはぁ」
ウゥウウウウウウウウ! ピーポーピーポー!
花子「サイレンの音? 撫子お姉ちゃんが呼んだし?」
撫子「うん」
花子「でもいつ? そもそもなんで花子があそこにいるってわかったんだし」
761: 2013/11/08(金) 18:26:46.77 ID:gosAQZ3y0
撫子「花子、スマホでブザーならしたでしょ?」
花子「うん、お姉ちゃんが入れてくれたアプリだし」
撫子「あれ、なった場所のGPSが出るようになってるの」
撫子「もしかしたらと思ってね」
花子「なるほど……」
撫子「でも、本当にあれは人間だったの?」
花子「人間だし。紛れも無い。しかも10年前、黒部花子を頃した犯人と同じだし」
警部「警察です。犯人はまだ中に居ますか?」
撫子「たぶんいると思います」
警部「よし、突入だ!」
花子「……」ガクッ
撫子「花子?」
花子「怖かった……怖かったし……うぇえええええええええええええええええええええん!!!」
撫子「よし、よしよし……」ナデナデ
花子「エーン!!」
撫子「よかった……本当に無事でよかった……」グスッグス
それから、長い時間事情聴取させられた。でも、黒部花子のことは話さなかった。言っても信じてもらえないだろうし
第346話 トイレの花子さんと大室花子 16 終わり
花子「うん、お姉ちゃんが入れてくれたアプリだし」
撫子「あれ、なった場所のGPSが出るようになってるの」
撫子「もしかしたらと思ってね」
花子「なるほど……」
撫子「でも、本当にあれは人間だったの?」
花子「人間だし。紛れも無い。しかも10年前、黒部花子を頃した犯人と同じだし」
警部「警察です。犯人はまだ中に居ますか?」
撫子「たぶんいると思います」
警部「よし、突入だ!」
花子「……」ガクッ
撫子「花子?」
花子「怖かった……怖かったし……うぇえええええええええええええええええええええん!!!」
撫子「よし、よしよし……」ナデナデ
花子「エーン!!」
撫子「よかった……本当に無事でよかった……」グスッグス
それから、長い時間事情聴取させられた。でも、黒部花子のことは話さなかった。言っても信じてもらえないだろうし
第346話 トイレの花子さんと大室花子 16 終わり
762: 2013/11/08(金) 18:52:38.34 ID:gosAQZ3y0
第347話 トイレの花子さんと大室花子 17
数日後
花子「行ってきますし!」
大室母「もう本当に大丈夫なの?」
花子「大丈夫だし! 長く学校休んでもよくないから行くし!」
櫻子「じゃあ花子の代わりに私が休む!」
大室母「アンタはさっさと行きなさい!」
櫻子「えー!!」ブイブイ
花子「(あの事件以来初の学校だし。学校にはちゃんと行かないとダメだし)」
花子「(それに、花子にはまだ、確かめなきゃいけないことがあるんだし)」
東棟3階トイレ
花子「(もう居ないかもしれないし。あの時、犯人の魂に飲み込まれて……)」
『そんなことないよ』
花子「ビクッ! く、黒部ちゃん!?」
『ふふ、ごめんね。驚かせちゃって』
花子「犯人からは逃れられたのかし?」
『うん、なんとか危機一髪』
花子「じゃあ、なんでここに?」
『大室さんにお礼を言うためだよ。お礼を言うまで天国に行くの待ってもらったの』
花子「そっか、でもお礼を言うのはこっちだし。ありがとうだし」
『ううん、こっちこそ。ありがとう。後、お友達を驚かせちゃってごめんねって伝えといて』
数日後
花子「行ってきますし!」
大室母「もう本当に大丈夫なの?」
花子「大丈夫だし! 長く学校休んでもよくないから行くし!」
櫻子「じゃあ花子の代わりに私が休む!」
大室母「アンタはさっさと行きなさい!」
櫻子「えー!!」ブイブイ
花子「(あの事件以来初の学校だし。学校にはちゃんと行かないとダメだし)」
花子「(それに、花子にはまだ、確かめなきゃいけないことがあるんだし)」
東棟3階トイレ
花子「(もう居ないかもしれないし。あの時、犯人の魂に飲み込まれて……)」
『そんなことないよ』
花子「ビクッ! く、黒部ちゃん!?」
『ふふ、ごめんね。驚かせちゃって』
花子「犯人からは逃れられたのかし?」
『うん、なんとか危機一髪』
花子「じゃあ、なんでここに?」
『大室さんにお礼を言うためだよ。お礼を言うまで天国に行くの待ってもらったの』
花子「そっか、でもお礼を言うのはこっちだし。ありがとうだし」
『ううん、こっちこそ。ありがとう。後、お友達を驚かせちゃってごめんねって伝えといて』
763: 2013/11/08(金) 18:54:36.59 ID:gosAQZ3y0
「その必要はないわ!」
花子「みさきち!?」
みさき「うちの花子が世話になったみたいね!」
『あ、ごごめんね?』
みさき「いいわよ。結果的にあなたは花子に助けられたんだから。それでよかったじゃない!」
みさき「私がきっかけにならなければ花子は動かなかっただろうし」
『うん、ありがとう』
みさき「まぁ、花子ももうちょっとやり方があったと思うけどね」
花子「うぅ、ごめんだし……」
みさき「って! べ別に花子のことなんか心配してないんだからね!」
『ステキなお友達だね』
花子「うん。大切な友達だし」
みさき「な、なによ!!///」
『じゃあ私そろそろ行かなきゃ』
花子「うん、バイバイだし」
『うん、じゃあね』
スゥー
みさき「行っちゃったね」
花子「うん。でもお礼言えてよかったし。ちゃんと成仏できたみたいだし」
みさき「そうね」
花子「花子達も教室戻るし」
みさき「うん」
教室
花子「おはようだし」
こころ「花子様ー!!」
花子「こころ!!」
未来「花子様! ごめんね。今まで大室さんって呼んじゃってて、花子様も辛かったよね?」
花子「別に大丈夫だし。それにトイレの花子さんは花子を救ってくれたんだし」
未来「え? なにそれ!?」
みさき「トイレの花子さんは全然悪い子じゃなかったわよ」
こころ「えぇーなんでみさきちも知ってるのー? こころたちだけ仲間はずれー」
花子「じゃあ最初からしゃべっていくし……」
第347話 トイレの花子さんと大室花子 17 終わり
764: 2013/11/08(金) 18:55:58.98 ID:gosAQZ3y0
以上でトイレの花子さんと大室花子は終わりです。
765: 2013/11/08(金) 19:56:32.08 ID:kuGipN6AO
無事に終わってよかった
撫子姉ちゃんマジ妹思い
櫻子、花子主役のシリアス(時をかけるやつと今回の)が来たから次回のシリアスの主役は撫子かしら
撫子姉ちゃんマジ妹思い
櫻子、花子主役のシリアス(時をかけるやつと今回の)が来たから次回のシリアスの主役は撫子かしら



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