789: 2013/11/25(月) 03:08:18.45 ID:KBJZ7+p2o
第362話 紅葉狩りに行こう! 1

櫻子「そうだ! 紅葉狩りに行こう!」

向日葵「また唐突ですわね。大体紅葉ならもうそこら辺でも見られるし、もうそろそろ終わりますわよ」

櫻子「えー! ヤダヤダ! まだ紅葉食べてない!!」

向日葵「櫻子……あなたまさか紅葉が食べ物だと思ってましたの?」

櫻子「え? 食べられないの? じゃあなんで紅葉狩りなのさ! ぶどう狩りとかイチゴ狩りとかは食べられるものなのに!」

向日葵「いや、まぁサトウカエデのシロップなら食べられるからあながちカエデ科の総称を指す紅葉が食べられないとも言い切れないですわね」

櫻子「え? 向日葵って楓食べてるの……」

向日葵「そっちの楓じゃないですわ。はぁ櫻子は植物の知識がなさすぎですわよ。植物にかぎらず全体的にお馬鹿ですけど」

櫻子「な、なにをー!! じゃあ向日葵は紅葉狩りがなんで紅葉狩りって呼ばれるのか知ってるのかよ!!」

向日葵「それは……し、知らないですわ」

櫻子「なんだ向日葵も知らないんじゃん! バーカバーカ!!」

向日葵「なっ! 少なくとも櫻子よりはバカじゃないですわ!!」

ギャースギャース

撫子「また喧嘩してるのか」

櫻子「あ、ねーちゃん! 向日葵がお馬鹿なの!!」

撫子「バカはアンタだ」

櫻子「何!? ねーちゃんまで私のことを!!」

向日葵「あ、そうだ撫子さんなら知っているかもしれませんわね」

撫子「なに?」

向日葵「紅葉狩りってなんで狩りっていうんですか?」

撫子「……なんでだろうね?」

櫻子「あはは、ねーちゃんも知らないでやんの! バーカバーカ!」

撫子「調べてみよう」

向日葵「そうですわね」

紅葉狩り
【意味】 紅葉狩りとは、紅葉を見に山野へ出かけること。

【紅葉狩りの語源・由来】

紅葉狩りの「狩り」は、獣を捕まえる意味で使われていたが、野鳥や小動物を捕まえる意味に広がり、さらに果物などを採る意味にも使われるようになった。
果物を採る意味では、現在でも「いちご狩り」や「ぶどう狩り」などに使われている。
やがて「狩り」は草花を眺めたりする意味にも使われ、「紅葉狩り」と言うようになった。
「狩り」が草花を眺める意味になった由来は、狩猟をしない貴族が現れ、自然を愛でることを例えたとする説もあるが、紅葉(草花)を手に取り眺めたことからと考えられる。

語源由来辞典より引用 http://gogen-allguide.com/mo/momijigari.html

撫子「なるほど、元は狩猟の狩りの意味が、果物にも使われるようになって、それが草花に転化したって感じだね。手に取って眺めることが”狩り”か」

向日葵「なるほどですわ」

撫子「それでなんでこんな話を?」

櫻子「あ、そうだ思い出した! ねーちゃん紅葉狩り連れてってよ!」

撫子「確かに今年は行ってなかったっけ? いいよ。花子と楓も一緒に連れて行こう」

櫻子「おっしゃー!! 食べるぞー!!」

向日葵「だから食べ物じゃないですわよ」

第362話 紅葉狩りに行こう! 1 終わり
ゆるゆり: 24【イラスト特典付】 (百合姫コミックス)
790: 2013/11/26(火) 23:05:42.65 ID:W/ziB+JR0
第363話 紅葉狩りに行こう! 2

撫子「それにしてももう山とか紅葉終わってるよ」

向日葵「そうですわね。もう散り始めていますし」

楓「あ! それなら楓いいとこ知ってるのー!」

花子「ああ、あそこかし」

楓「うん! この前花子おねえちゃんと遊んだ公園なの!」

公園

楓「ここなの!」

櫻子「おぉー! 確かに紅葉してる!」

向日葵「ホントですわ、周りの木は散っていますのに」

撫子「うん。ここらへんだけ全盛って感じだね」

花子「なんでだし?」

撫子「あ、電灯があるからだ」

花子「あ、なるほど」

楓「? どういうことなの?」

撫子「電灯があると、植物さんがまだ昼は長いって感じて中々葉を落とさないんだって。だから紅葉も遅れるって聞いたことがある」

向日葵「なるほど」

櫻子「そんな話はどうでもいいから早く食べ物!」

撫子「全く櫻子は、結局食べ物のことしか考えてないのか」

花子「下賎だし」

櫻子「やったー! おにぎりだー私さけがいい!」

花子「あ、こら! サケは1つまでしかないし!」

向日葵「わたくしたちも持ってきたもの広げましょう」

楓「うん! おねえちゃん!」

第363話 紅葉狩りに行こう! 2 終わり

791: 2013/11/27(水) 21:13:34.41 ID:avujzhzro
第364話 紅葉狩りに行こう! 3

櫻子「うわ! 向日葵の弁当磯辺揚げだ! 頂戴!」

向日葵「いいですわよ」

楓「おねえちゃんががんばってつくってたの!」

撫子「あ、本当だ。さり気なく櫻子の好物を作るとは、ポイント高いね」

向日葵「なっ! べ、別にそんなんじゃありませんわ!」

花子「花子ももらっていいし?」

向日葵「当然、食べてもらってかまいませんわ」

花子「ありがとうだし! おいしいし」

楓「おにぎりももらっていいの?」

撫子「うん、どうぞお食べ」

櫻子「そのおにぎりの中に私が作ったものが1つはいってるよ」

櫻子「ちなみにからしマヨネーズ入りだから」

三角おにぎり、三角おにぎり、三角おにぎり、……、三角おにぎり、ボール

向日葵「どれが櫻子の作ったものか一目瞭然ですわ」

櫻子「なに!? 私のおにぎりを一発で見破るだと!?」

花子「櫻子のつくったおにぎりはまんまるだからすぐにわかるし」

撫子「三角ににぎれないからね」

櫻子「さ、三角に握れるもん! 私は敢えて丸くにぎることによって素材の味を活かすように」

向日葵「いいから、櫻子これ食べなさいな」

櫻子「おっ、ありがとう。辛っ!?」

花子「さっき自分でからしマヨネーズ入りって言ってたのに、もう忘れたのかし」

向日葵「アホですわね」

櫻子「くっそー! 次はバレないようにもっとステルスおにぎりにするもん! あかりちゃんに握り方おしえてもらおう」

向日葵「そこはかとなく、赤座さんに失礼ですわね」

撫子「食べ終わったし、紅葉も漫喫できたし帰る?」

花子「だし」

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あかり「くしゅん!」

あかね「どうしたのあかり? 風邪? 大丈夫?」

あかり「うーん、元気だけど、誰かあかりの噂してるのかなぁ」

あかね「そうね、あかりは人気者だからね」

第364話 紅葉狩りに行こう! 3 終わり

引用: 【ゆるゆり】撫子「大室家の短編集」花子「だし!」