1: 2020/05/15(金) 22:15:47.80 ID:USsQ9sTR.net
・1

善子「いいからとっとと荷解きするわよ」

千歌「はぁ~ちかれたぁ」

善子「ちょっと、寝転がらないで」

千歌「善子ちゃん後よろしくぅ」

善子「ちょっとってば!千歌!」

千歌「そんなに慌てなくても大丈夫だよ。時間はこれからだーっぷりあるんだし、ゆっくりやってこ」

善子「こんなダンボールだらけの部屋に住めるか!いいから早く起き上がりなさい!」

千歌「おやすみー」

善子「……」パーン!

千歌「いたい!」

2: 2020/05/15(金) 22:16:39.68 ID:USsQ9sTR.net
千歌「ぶった……善子ちゃんがぶった……」

善子「ふん」

千歌「どうするの……これでほっぺの内側が擦り切れてそこからバイ菌が言ってバイキンマンになったら……」

善子「バイキンマンそんな悲しい人間の成れの果てみたいなのじゃないから」

千歌「私が現代のバイキンマンになる……」

善子「勝手になってなさい。いいから手を動かして」

3: 2020/05/15(金) 22:17:16.46 ID:USsQ9sTR.net
千歌「バイキンクロスチョップ!」ドカーン!

善子「いった!!なにすんのよ!!」

千歌「やり返し~」

善子「こんの!!」パーン!

千歌「いったぁい!!くっそー!!」グイーッ

善子「いたたたた!シニヨン引っ張んないで!!」ドン!

5: 2020/05/15(金) 22:17:57.43 ID:USsQ9sTR.net
千歌「おっとっと……わぁ!!」ドサッ

バキン!!

善子「え、何今の音」

千歌「いたた……ん?」

善子「ちょ、そのダンボールって何入れてたっけ」

千歌「えっと、これは……」ガサガサ

千歌「……うわぁ」

善子「なになに?」

6: 2020/05/15(金) 22:18:47.92 ID:USsQ9sTR.net
千歌「……私たちはもう炊きたてのご飯を食べることはできません」

善子「は?まさか……あーー!!!」

千歌「炊飯器は粉々になりました……」

善子「ちょ、あんた……ってお互い様か……」

千歌「そうだね……善子ちゃんがちょっと強めに押したからこうなったんだよ……」

善子「何責任押し付けてくれてんのよ」

千歌「善子ちゃん今貯金いくらあるんだっけ」

善子「何私のお金で買わせようとしてんのよ!!お互いののせいでしょ!!」

千歌「叫ばないでよ隣の人に迷惑でしょ」

善子「こんの……どの口が……」

7: 2020/05/15(金) 22:19:09.89 ID:USsQ9sTR.net
千歌「どうしようか、これ」

善子「捨てるしかないでしょ……あーあ……せっかくちょっといいの買ったのに……」

千歌「新しいの買いに行く?」

善子「引越し諸々で今そんなお金ないでしょ。暫くはパックのご飯で我慢ね」

千歌「ぶぅ……」

善子「むくれてもしょうがないでしょうが。さっさと片付けるわよ」

千歌「……」グゥ

善子「……あんたねぇ」

8: 2020/05/15(金) 22:19:42.09 ID:USsQ9sTR.net
千歌「お腹すいたぁ」

善子「……ま、確かに。ご飯にしましょうか」

千歌「買いに行く?」

善子「そうね。散策がてら行きましょう」

9: 2020/05/15(金) 22:20:37.29 ID:USsQ9sTR.net
ーー

千歌「静かな町だね」

善子「まぁ、住宅街だし。夜も遅いしね」

千歌「お、セブンだ」

善子「歩いて五分。近くて最高」

千歌「揚げ鶏買おうっと」

善子「久々に蒙古タンメン買おうかしら」

千歌「またあの辛いの食べるの?おわり大変なことになっちゃうよ」

善子「大丈夫よあれしき」

千歌「ただでさえ善子ちゃん便秘気味なのに」

善子「うっさい。ほっといてよ」

10: 2020/05/15(金) 22:21:14.07 ID:USsQ9sTR.net
ピッピッピッ

「3280円です」

善子「たっか!なんで?そんなに買ってない……なにこの大量のハーゲンダッツ!」

善子「ちょっと千歌……いない……」

善子「あんの蜜柑頭……八割払わせてやる……!」

「あの、お客様……」

善子「あ、ご、ごめんなさい!QUICPayで……」

善子「もう~!」

11: 2020/05/15(金) 22:23:02.12 ID:USsQ9sTR.net
アリガトウゴザイマシター

善子「千歌ー!!」

千歌「しー!善子ちゃんしー!」

善子「あんたねぇ!」

千歌「善子ちゃん静かにってば!」

善子「はぁ?なに……あ」

12: 2020/05/15(金) 22:23:23.48 ID:USsQ9sTR.net
千歌「チッチッチッ。おいで」

善子「綺麗な黒猫ね」

千歌「チッチッ」

善子「来ないでしょ」

ンニャア

善子「あ」

千歌「おお」

ニャア

善子「へぇ……人懐っこいわね」

千歌「わぁ、可愛い……!」

13: 2020/05/15(金) 22:24:06.14 ID:USsQ9sTR.net
善子「首輪は……ついてない」

千歌「この辺に住んでるの?」

善子「そりゃそうでしょ」

千歌「善子ちゃんに聞いてないよ」

善子「猫が答えるわけ」

ニャアン

千歌「答えてくれた!ほら!」

善子「はいはいわかったから……」

14: 2020/05/15(金) 22:25:05.80 ID:USsQ9sTR.net
千歌「かーわいー!飼いたいなぁ」

善子「ダメよ。マンションはペット禁止」

千歌「分かってるよぉ」

善子「ほら、帰るわよ。アイス溶ける」

千歌「善子ちゃんアイス買ったの?太るよ~」

善子「あんたでしょうが!!!」

千歌「クロちゃん、またねー」

ニャアン

善子「その名前はやめなさい」

千歌「なんで?」

善子「いいから」

15: 2020/05/15(金) 22:25:32.90 ID:USsQ9sTR.net
ーー

千歌「ただいまー」

善子「はぁー疲れた。ほんとに疲れた」

千歌「よし、ご飯食べて寝よう!」

善子「だから片付け……」

千歌「そんな気力ある?」

善子「……無いけど」

16: 2020/05/15(金) 22:27:19 ID:USsQ9sTR.net
千歌「じゃーやっぱり明日だ!ね、今日は休んじゃお!お酒も買ったしさ!」

善子「もー……」

千歌「飲まないと冷蔵庫もないからぬるくなっちゃうよ」

善子「わーかったわよ!飲みゃいいんでしょ!」

千歌「さっすが、堕天使ヨハネ!」

善子「その名前で呼ぶのやめなさい!!」

千歌「おっし、じゃあかんぱーい!」

善子「かんぱーい!」

・1 終わり

17: 2020/05/15(金) 22:27:44 ID:USsQ9sTR.net
・2

千歌「片付けも一段落したしー」

善子「したし?」

千歌「お隣さんに挨拶にいきまーす!」

善子「えー……」

千歌「えーって何さ、えーって」

善子「別に行かなくてもいいでしょ。今どき隣人挨拶なんてするの田舎くらいよ」

千歌「田舎出身がなにいってんの。ほら行くよ」

善子「行くならあんた一人で行きなさいよ」

千歌「こんなところでもコミュ症発揮してんじゃない!ほら行くよ!」

善子「ちょ、引っ張らないで!」

18: 2020/05/15(金) 22:28:12 ID:USsQ9sTR.net
ピーンポーン

千歌「……出てこないね」

善子「そりゃ急に知らないやつ来たらね」

ピーンポーン

千歌「こーんにちーはー!」

善子「ちょ、叫ばないの!」

19: 2020/05/15(金) 22:28:29 ID:USsQ9sTR.net
ガチャ

千歌「お、出てきた」

「はい……?」

千歌「こんにちはー!」

善子「こんにちは、突然すみません」

梨子「こ、こんにちは……」

千歌「今度隣に引っ越してきた高海千歌と申します!」

善子「津島善子です」

梨子「はぁ……」

20: 2020/05/15(金) 22:28:52 ID:USsQ9sTR.net
千歌「これ、つまならないものですがよければ!」

梨子「あ、ありがとうございます」

千歌「故郷のみかんです!美味しいので!」

梨子「みかん……」

善子「すみません、騒がしくなりますが何卒よろしくお願いします」ペコリ

梨子「ご丁寧にどうも。こちらこそよろしくお願いします。桜内梨子です」

善子「ほら、あんたも頭下げる!」

千歌「よろしくお願いしまくります!桜内さん!」

善子「ちゃんとしなさい!」

梨子「……」

21: 2020/05/15(金) 22:29:44 ID:USsQ9sTR.net
千歌「綺麗な人だったねー」

善子「そうね。美人OLって感じ」

千歌「歳上かな?」

善子「見た目的にはね。あんたと比べたら尚更」

千歌「むっ、どういう意味?」

善子「鏡見てきなさい」

千歌「むむー!」

22: 2020/05/15(金) 22:30:18 ID:USsQ9sTR.net
善子「あんたそういえば仕事はいつからなの?」

千歌「来週からだよ。善子ちゃんは?」

善子「私明日から」

千歌「そっかぁ。いよいよだね」

善子「そうね。頑張っていきましょ」

千歌「うん!」

善子「新しいところはちゃんとした職場なことを祈るわ」

千歌「だいじょーぶだよ。前に比べたらマシだって絶対」

善子「まぁ、そうね。あんなクソ会社そうそうあってたまるもんか」

23: 2020/05/15(金) 22:30:54 ID:USsQ9sTR.net
千歌「そういえば鞠莉ちゃんから連絡は……」

善子「無いわよ」

千歌「そっかぁ」

善子「なくていいわよ。面倒だし」

千歌「んー……ま、そうだね」

善子「そんなことより、足りたいもの買い足しに行くわよ」

千歌「おっけー!どこ行くの?」

善子「昨日言ったコンビニの先に百均あるみたいだからそこ行きましょ」

千歌「あいあいさー!」

24: 2020/05/15(金) 22:31:22 ID:USsQ9sTR.net
千歌「昨日の黒猫ちゃんいるかなー?」

善子「いないんじゃない?まだ昼間だし」

千歌「なんで?」

善子「猫って夜行性でしょ」

千歌「ああ、昔の善子ちゃんみたいな」

善子「昔の話持ち出すのやめてってば」

千歌「えーいいじゃん。面白話しよーよ」

善子「バカにする気満々じゃない」

千歌「面白いのにぃ」

善子「面白くないってば」

千歌「ギラン!」

善子「やめなさいって!」

25: 2020/05/15(金) 22:32:09 ID:USsQ9sTR.net
☆ダイ〇ー☆

千歌「便所たわしとー便所洗剤とー」

善子「便所便所言うんじゃないの」

千歌「あとお煎餅」

善子「いやなんでよ」

26: 2020/05/15(金) 22:33:03 ID:USsQ9sTR.net
千歌「あと何がいるんだっけ」

善子「洗濯バサミとハンガー」

千歌「この際100個くらい買っとこう」

善子「いらないわよ」

千歌「見て見て善子ちゃん。クラッカーとか鼻眼鏡とかあるよ」

善子「買わないわよ」

千歌「何かあった時のためにさ」

善子「何があった時に使うのよ。いーから必要なものだけ買ってさっさと帰るわよ」

千歌「もうちょい見ていこうよ」

善子「もーいいから。早く帰りたいの!」

千歌「相変わらず引きこもり体質なんだからぁ」

善子「うっさい」

27: 2020/05/15(金) 22:35:48 ID:USsQ9sTR.net
ーー

千歌「ねー善子ちゃん」

善子「んー」

千歌「これからどうなるかな」

善子「どうなるって?」

千歌「んーと、まぁなんか色々……」

善子「なによそれ。抽象的ね」

28: 2020/05/15(金) 22:36:03 ID:USsQ9sTR.net
千歌「そう思わない?」

善子「……まぁ、あんまり先のこと考えても仕方ないでしょ。なるようにしかならないわよ」

千歌「……知らない町だなぁ」

善子「当たり前でしょ。知らないところに出てきたんだから」

千歌「……今度は上手くやっていこう」

善子「……」

千歌「ね」

善子「ま、あんまり気張らずにね。のんびりやっていきましょ」

千歌「うん!」

29: 2020/05/15(金) 22:36:37 ID:USsQ9sTR.net
千歌「よし、手つなごう」

善子「はぁ?嫌よ恥ずかしい」

千歌「いーじゃん!たまには、ね?」

善子「たまにもなにも、そんなことしたことないでしょ!」

千歌「ほらほら!」ギュッ

善子「ちょ、やめてってば!」

千歌「かーえーろー!おててをつないでかーえーろ!」

善子「離しなさいってばー!」

・2 終わり

40: 2020/05/16(土) 17:31:45 ID:k07hGwXX.net
・3

善子「ただいまー」

千歌「おかえりー!」

善子「はぁ~疲れたぁ」

千歌「お疲れ様!どうだった?新しいところは」

善子「悪くないわね。まだ分かんないけど」

千歌「そっかそっか。それはよかった」ニコッ

41: 2020/05/16(土) 17:32:10 ID:k07hGwXX.net
善子「お腹空いた」

千歌「夕飯準備できてるよ!食べよう」

善子「メニューは?」

千歌「お鍋!お酒もあるよ!」

善子「やった、最高ね」

42: 2020/05/16(土) 17:32:36 ID:k07hGwXX.net
グツグツグツ

善子「ちょ、これ……あんた入れすぎじゃない?」

千歌「久しぶりの労働で善子ちゃんお腹すいてるかなーって思って沢山買ってきました」

善子「蓋閉まりきってないじゃない……」

千歌「たーんとお食べ!」

善子「さすがにこんなに……わっ、吹き出る!」

千歌「わわっ、大変!……あつっ!」

43: 2020/05/16(土) 17:33:00 ID:k07hGwXX.net
善子「ちょ、大丈夫?」

千歌「あちち……大丈夫大丈夫」

善子「もうほら、水で流してきなさい」

千歌「平気だよこれくらい」

善子「だーめ!水膨れになるわよ。ほら行ってきなさい。鍋は見とくから」

千歌「全部食べちゃダメだよ!」

善子「だから食べきれないって」

44: 2020/05/16(土) 17:33:20 ID:k07hGwXX.net
千歌「善子ちゃんは心配性だなぁ」ジャー

千歌「……」ジャー

千歌「……うーん、もう大丈夫でしょ」

千歌「……ん?」

千歌「あ!」

45: 2020/05/16(土) 17:33:47 ID:k07hGwXX.net
千歌「よしこちゃんよしこちゃん!」

善子「わっ、何よ」

千歌「大変!私やっちゃった!」

善子「な、なに?なにを?また下着裏表反対だったとか?」

千歌「違うよ!今日は大丈夫だもん!」

善子「見せんでいい!」

千歌「これ!これ入れるの忘れちゃった!」

善子「これ?……キムチ鍋の素?」

千歌「うん」

46: 2020/05/16(土) 17:34:24 ID:k07hGwXX.net
善子「ああ……でもあんた辛いの苦手じゃないの」

千歌「今日は善子ちゃんを労うために善子ちゃんの好きな物にしようと思って……」

善子「はぁ……別に無理しなくていいのに」

千歌「無理じゃないよ!私がしたかったの!」

善子「あっそ……まぁ……別にいいけど……」

47: 2020/05/16(土) 17:34:54 ID:k07hGwXX.net
千歌「うう~ん……上手くいかないなぁ……」

善子「……気持ちだけで充分よ」

千歌「……でもぉ……」

善子「いいの。分かってるから、無理しなくても」

千歌「善子ちゃぁん……」

善子「何情けない顔してんのよ。ほら、鼻水吹いて」

千歌「……」チーン!

48: 2020/05/16(土) 17:35:10 ID:k07hGwXX.net
善子「ありがとう、千歌」

千歌「善子ちゃんがデレた……」

善子「う、うっさいわね」

千歌「はい、代わりに鼻水ティッシュあげる……」

善子「いらないわよ!」

千歌「じゃ鍋にいれるね……」

善子「だあああ何してんのよバカチカ!!」

49: 2020/05/16(土) 17:35:43 ID:k07hGwXX.net
ーー

千歌「んー……おなかいっぱい……」

善子「わたしも……」

千歌「……余ったね……」

善子「ほら、だから言ったじゃない……」

千歌「どうしようこれ……」

善子「雑炊とか作るにしても具が余りすぎてる……」

千歌「……お酒のアテにする?」

善子「いやもう食べれないってば……」

50: 2020/05/16(土) 17:36:01 ID:k07hGwXX.net
千歌「えー……」

善子「えーって言ってもねぇ……」

千歌「んー……どうしよう……」

善子「……げぷっ」

千歌「……あ、そうだ」

善子「何、今度は」

千歌「ちょっと呼んでくるね」スクッ

善子「え、誰を?」

千歌「いってきまーす!」

善子「ちょ、どこ行くの。千歌ー?」

ガチャ バタン

善子「……もー、何するつもりよ……」

51: 2020/05/16(土) 17:36:24 ID:k07hGwXX.net
ガチャガチャ

善子「帰ってきた」

千歌「ただいまー!連れてきたよ!」

梨子「お、お邪魔します……」

善子「え」

千歌「さー入って入って!」

梨子「ほ、ホントにいいんですか?」

千歌「うん!善子ちゃんもいいって言ってるし!」

善子「いや、え?」

梨子「そんな風には見えないけど……」

千歌「いーからいーから!遠慮しないで!」

梨子「はぁ……」

52: 2020/05/16(土) 17:36:43 ID:k07hGwXX.net
善子「ちょ、何してんのよあんた」

千歌「二人で食べきれないなら三人で食べればいいんだよ」

善子「いや理論は分かるけど……」

千歌「それにご飯は人数多い方が楽しいしね!」

善子「ちょ、まっ……はぁ~」

梨子「あの……」

千歌「あ、座ってください!」

梨子「ご、ごめんなさい。急に……」

53: 2020/05/16(土) 17:37:08 ID:k07hGwXX.net
善子「いえ。こちらこそすみません。うちの馬鹿が」

梨子「あの、ホントに大丈夫ですか?」

善子「ええ。桜内さんが良ければ是非。食べきれなくて困ってたのは本当なんで」

千歌「桜内さんお酒飲みますか?」

梨子「あ、いえ、私は」

善子「お酒苦手ですか?」

梨子「い、いえ……」

善子「でしたら遠慮なく」

54: 2020/05/16(土) 17:37:29 ID:k07hGwXX.net
梨子「……じゃあ少しだけ」

千歌「やったー!何飲みます?ビールと酎ハイと日本酒とありますよ」

善子「あんた日本酒まで買ってきたの?」

千歌「うん。今日はたくさん飲むかなって思って」

善子「明日も仕事なのにそんなに飲まないわよ」

千歌「で、何飲みます?」

梨子「じゃあ、酎ハイで」

千歌「はい喜んでー!」

善子「居酒屋か」

55: 2020/05/16(土) 17:38:01 ID:k07hGwXX.net
千歌「あ、じゃあ桜内さん私達と同い年なんだ」

善子「へぇ、意外。大人っぽいからもっと年上かと思ってた」

梨子「そんなことないですよ」

善子「どっかの誰かさんとは大違いね」

千歌「あ!なんでこっち見るの善子ちゃん!」

善子「自分の胸に手を当てて聞いてみなさい」

千歌「……千歌ってばまるで天海祐希さんみたいな人だねって言ってる」

善子「深刻な精神疾患を患ってるみたいね。可哀想に」

千歌「なんだとこの肉団子頭!」

善子「誰が肉団子よ!アホ毛星人!脳みそアホ毛に吸われてるわよ!」

千歌「なにをーー!!」

56: 2020/05/16(土) 17:38:40 ID:k07hGwXX.net
梨子「……ふふっ」

千歌「あー!梨子ちゃん笑った!」

善子「ふん、あんたがバカだから」

千歌「善子ちゃんもでしょ!」

善子「シリマセーン」

千歌「むむー!善子ちゃんもバカだよね!ね、梨子ちゃん!」

梨子「梨子、ちゃん?」

千歌「うん!せっかく同い年だからさ、仲良くしようよ!」

善子「あんたはまたそんな……」

57: 2020/05/16(土) 17:39:02 ID:k07hGwXX.net
梨子「……いいの?」

千歌「いいもなにも、私が仲良くしたいから」

梨子「……!」

千歌「ね、友達になろうよ。せっかくお隣さんなんだし」

梨子「……高海さん」

千歌「高海さん、なんてよそよそしい!」

58: 2020/05/16(土) 17:39:22 ID:k07hGwXX.net
梨子「千歌、ちゃん?」

千歌「うん!」

梨子「……善子、ちゃん?」

善子「……!え、えと」

千歌「あー何照れてんのー?」

善子「う、うっさい!」

59: 2020/05/16(土) 17:39:41 ID:k07hGwXX.net
梨子「……あははっ、面白いわね二人とも」

千歌「え?そうかなー」

善子「うるさいだけだと思うけど……」

梨子「ううん、面白いわ。私でよければ是非仲良くしてください」

千歌「やったー!」ダキッ

善子「わぷっ!いきなり飛びつくな!ってかなんで私!」

千歌「いきなり抱きつくのは失礼だから」

善子「どこ常識人ぶってんのよ!」

60: 2020/05/16(土) 17:40:03 ID:k07hGwXX.net
千歌「じゃー改めてよろしくね、梨子ちゃん!」

善子「よろしく、梨子」

梨子「ええ、よろしく。千歌ちゃん、善子ちゃん」

千歌「よっしゃ、今日は朝まで飲むぞー!」

善子「いやだから私明日仕事!」

千歌「寝ないでいけば大丈夫だよ!」

善子「氏ぬわ!」

千歌「日本酒持ってくる!」

善子「ちょ、千歌ー!!」

梨子「千歌ちゃん、私も明日仕事……」

善子「梨子もあいつ止めるの手伝って!」

梨子「ええー!?」


・3 終わり

61: 2020/05/16(土) 17:40:39 ID:k07hGwXX.net
また明日かな

68: 2020/05/17(日) 17:03:14.15 ID:aZyKi28u.net
・4

善子「おはようございます」

オハヨー

善子「さてさて……今日も一日お仕事頑張りましょう」

「善子ちゃーん!おはよー!」

善子(げっ)

善子「お、おはようございます。渡辺さん」

曜「元気ー?」

善子「はい」

69: 2020/05/17(日) 17:03:35.96 ID:aZyKi28u.net
曜「今日も一日無理しない程度にがんばろうね!」

善子「はい、よろしくお願いします渡辺さん」

曜「もー曜でいいっていってるのにー!」

善子「い、いえ、そういうわけには……」

曜「お団子乗せてるのにちゃんと真面目なんだね」

善子「はは……」

善子(関係ある?)

70: 2020/05/17(日) 17:03:58.43 ID:aZyKi28u.net
カタカタカタカタ

善子「えーと……これ、は……」

善子(……分かんない……)

善子(聞くしかないか……)

善子「……あの、渡辺さん」

曜「……」

善子「……?渡辺さん……?」

曜「……すぴー……」グゥグゥ

善子「えー……うそでしょ……」

71: 2020/05/17(日) 17:04:33.10 ID:aZyKi28u.net
曜「むにゃむにゃ……ハンバーグは飲み物だよ……」

善子「どうしよう……起こした方が……」

「渡辺ー」

曜「!!」ガバッ!!

ゴッチーン!

善子「へぶっ!!」

曜「あてっ!」

善子「くおぉぉぉぉぉ……」プルプルプル

曜「わっ!ごめん善子ちゃん!大丈夫?」

善子「……だ、大丈夫でっしゅ……」

曜「大丈夫じゃないよね!?」

72: 2020/05/17(日) 17:04:55.27 ID:aZyKi28u.net
「ったく、居眠りこくからだ。津島さんの無事が確認できたら頼みたいことがあるから来てくれ」

曜「は、はーい課長」

善子「ぉぉおおお……」サスサス

73: 2020/05/17(日) 17:05:22.09 ID:aZyKi28u.net
ーー

曜「はい、コーヒー」

善子「ありがとうございます」

曜「ごめんねー私石頭でさ」

善子「あ、いえ……大丈夫です」

曜「いやー今日は眠くてたまんないし、居眠りしちゃってもしょうがないよね」

善子「はぁ……」

74: 2020/05/17(日) 17:05:55.79 ID:aZyKi28u.net
曜「善子ちゃんもそう思わない?」ズイッ

善子「わっ」

曜「……」ジーッ

善子「……あ、あの」

曜「……やっぱ善子ちゃん美人さんだね」

善子「へ?」

曜「鼻筋が綺麗で……つり目で、肌白くて、スタイルもいいし。モデルとかやってたりした?」

善子「い、いえ、してません」

曜「そっかー絶対トップモデルになれると思うけどなー」

善子「はは……」

善子(うぅん……やっぱりこの先輩私の苦手タイプね……距離感掴めない……)

善子(まぁ、話しかけてくれるから周りの人達よりは話しやすいけど……)

75: 2020/05/17(日) 17:06:13.77 ID:aZyKi28u.net
曜「えいっ」ムギュ

善子「へ、ひやっ!?」

曜「おぉー善子ちゃんのお団子私の手の平サイズぴったり!」ムギュムギュムギュ

善子「やっ、ちょ!」

曜「これって取って野球したり出来ないの?」

善子「できません!!」

曜「食べちゃったりは?」

善子「できるをわけないでしょう!!」

76: 2020/05/17(日) 17:06:30.44 ID:aZyKi28u.net
曜「あははっ、そっかー」パッ

善子「はぁはぁ……あ、すみません、つい……」

曜「ううん、いいの。むしろそのくらいの感じで話してくれると私は嬉しいかな」

善子「はぁ……」

曜「仕事は少しでもやりやすく!ね、善子ちゃん」

善子「……善処します」

曜「あはっ、よろしく頼むよ!そろそろもどろっか」

善子「はいっ」

77: 2020/05/17(日) 17:06:53.12 ID:aZyKi28u.net
ーー

曜「よし、この件について確認するためにお客さんのところ行くよー!善子ちゃん着いてきて!」

善子「は、はい!」

ーー

善子「え、えと、そちらについては……」アタフタ

曜「善子代わるよ!」

曜「お電話代わりました、渡辺です。はいらはい、そちらの件は……」

ーー

善子「んと、えと……」

曜「善子ちゃん大丈夫ー?何かわからない?」

善子「あ、その、これが……」

曜「ああ、それはね……」

ーー

78: 2020/05/17(日) 17:07:11.15 ID:aZyKi28u.net
ピンポーン

善子「おわった……」

善子(渡辺さんめちゃくちゃ仕事出来る……すごい……)

曜「よーしーこーちゃーん!」ピトッ

善子「つめたっ!!」

曜「あははっ、どう?運動部のマネージャーみたいでしょ」

善子「……コーヒーを持ってくるマネージャーはいないと思います」

曜「細かいことは気にしないの!はい、お疲れ様のコーヒー」

善子「ありがとうございます……」

79: 2020/05/17(日) 17:07:34.64 ID:aZyKi28u.net
曜「あとやっとくから、あがっちゃいなよ」

善子「はい、ではお先に……」

曜「うん!」

善子「……」

曜「?どしたの?」

善子「……もし、よろしければ」

曜「んー?」

80: 2020/05/17(日) 17:08:20.98 ID:aZyKi28u.net
善子「……曜さんがよろしけれは、週末ご飯ご一緒にどうですか」

曜「!!」パァァ

善子「うっ」

曜「おー!誘ってくれるの!?」

善子「は、はい、お時間があれば……」

曜「もちろん空いてるよ!バッチグー!」

善子「はは……」

善子(古……)

曜「やったー!今週の楽しみができた!お仕事頑張れるよー!」

善子「……ふふ」

曜「楽しみにしてるね!」

善子「はい!」

81: 2020/05/17(日) 17:08:55.03 ID:aZyKi28u.net
ーー

善子「……ふぅ」

善子「……」

善子(……少しは前に、進めてるのかしら)

善子「……」グゥ~

善子「……お腹空いた」

82: 2020/05/17(日) 17:09:11.87 ID:aZyKi28u.net
善子「ただいまー」

千歌「おかえりー!」

善子「お腹空いた」

千歌「ご飯の準備できてるよ!」

善子「今日は何?」

千歌「焼きそば坦々麺味!」

善子「はぁ?」

千歌「焼きそばの麺に豆板醤とラー油とまぜてー……」

善子「それただの台湾まぜそばじゃない……」

千歌「ビールもあるよ!」

善子「それは最高」

・4 終わり

89: 2020/05/18(月) 21:07:17.01 ID:rjXzrlOC.net
・5

千歌「ふんふ~ん♪」

千歌「お、善子ちゃんまた新しい下着買ってる」

千歌「うわースOベな下着だなー」

千歌「……彼氏でも出来たのかな」

千歌「……今日帰ってきたら問いただしてみよ」

千歌「んしょっと……よし洗濯終わりー!」

90: 2020/05/18(月) 21:07:55.90 ID:rjXzrlOC.net
ピンポーン


千歌「お、誰か来た。はーい!」

ガチャ

「やっ」

千歌「わー果南ちゃん!」

果南「久しぶり、千歌」

千歌「どしたのー?急に。遊びに来てくれたの?」

果南「そうそう、千歌に会いたくて会いたくてたまらくてさ~」

91: 2020/05/18(月) 21:08:18.37 ID:rjXzrlOC.net
千歌「うへへへ、果南ちゃんは可愛いのぉ。どれ、ハグしてやろう」バッ

果南「まぁ、というのは冗談で」

千歌「あてっ!」ドテン!

果南「ちょっと人と会う用事があってね。ついでに来た」

千歌「なんだぁ……ついでかぁ……」

果南「そ、ついで」

千歌「可愛くない……」

果南「誰に向かって言ってんのさ。100年早いよ」

千歌「3つしか歳変わんないでしょ!」

果南「はいはい。おっじゃまー」

千歌「もう!果南ちゃん!」

92: 2020/05/18(月) 21:09:01.25 ID:rjXzrlOC.net
果南「善子は?」

千歌「仕事ー」

果南「あ、そうか。もう新しい仕事始まってるの」

千歌「うん。ちなみに私は週明けから」

果南「ふーん。ま、頑張んなよ。これお土産」

千歌「やった!果南ちゃん美人!!さすが毎日ワカメパックしてるだけあるね!」

果南「したことないけど」

93: 2020/05/18(月) 21:09:26.43 ID:rjXzrlOC.net
千歌「んーと……お、これは」

果南「お酒。日本酒がたくさん飲めるお店に行ってきたんだ」

千歌「え、飲んでるの?」

果南「昨日だよ。一泊して今日帰るの」

千歌「そっかー。何時に帰るの?」

果南「決めてないけど、夕方には出るかな」

千歌「ありゃ、じゃあ善子ちゃんには会えないね」

果南「かな。久しぶりに会いたいけど」

千歌「善子ちゃん、果南ちゃんに会いたがってるよ。口ではあんなこと言ってるけど」

果南「素直じゃない可愛いヤツめ」

94: 2020/05/18(月) 21:10:12.56 ID:rjXzrlOC.net
果南「ここで2人住んでるのかー」

千歌「そだよー。まだ家具とかあんまりないけど」

果南「ふーん……お、これは?」ガサガサ

千歌「あ、それは」

果南「わっ、なにこれ炊飯器?」

千歌「いや~それはその~」

果南「あっはっはっは!じゃあそのおっきなお尻で新品の炊飯器砕いたんだ!」

千歌「おっきくないもん!」

果南「いやー千歌は大きい方だよ。ほら」モミモミ

千歌「やめて!セクハラ!」ベシッ

95: 2020/05/18(月) 21:10:30.55 ID:rjXzrlOC.net
果南「じゃあご飯は?」

千歌「レンジでチンするやつ食べてる」

果南「ふーん、そっかそっか。あははっ」

千歌「笑わないでよぉ」

果南「いやだっておかしい……ん?」

千歌「今度は何?」

果南「炊飯器の下になにか……お?」

千歌「えー?なに……あ」

96: 2020/05/18(月) 21:10:54.56 ID:rjXzrlOC.net
ーー

善子「ただいまー」

千歌「おかえりー」

果南「おかえり」

善子「げっ」

果南「げっ、とは失礼な。善子が大好き果南ちゃんだぞ」

善子「海に入りすぎて記憶バグったようね……」

97: 2020/05/18(月) 21:11:23.86 ID:rjXzrlOC.net
果南「んー?聞こえないなー?」ダキッ

善子「むぐっ!」

果南「もういっぺん言ってみ?」

善子「むぐむぐふがふが!」

千歌「あ、善子ちゃん喜んでるー!」

善子「ぶはっ!喜んでないわよ!放して!」

果南「『果南さんのこと大好き!きゅるん!』って言ったら放したげる」

善子「ぶっとばすわよ!」

果南「ぶっ飛ばされるのはどっちかなん?」モチアゲ

善子「わー!ごめんなさい!」ジタバタ

98: 2020/05/18(月) 21:11:46.15 ID:rjXzrlOC.net
果南「いやー善子相変わらずで安心したよ」

善子「……なんでいるのよ」

果南「野暮用でね。善子が帰ってくる前に帰るつもりだったんだけど、ちょっと予定変わって」

善子「はぁ?」

果南「明日の朝帰ることにした」

善子「え、じゃあもしかして」

果南「うん、泊まっていく」

善子「えーー!!」

果南「お、そんなに喜ばなくても。嬉しいなぁ」ギュゥゥ

善子「ぐるじぃぃぃぃ……」

99: 2020/05/18(月) 21:12:08.57 ID:rjXzrlOC.net
千歌「善子ちゃーん、お酒飲むでしょ?」

善子「はぁ……はぁ……うん……」

果南「私も私も」

千歌「じゃあ、ビールと果南ちゃんが買ってきてくれた日本酒開けよう」

善子「へぇ、日本酒あるの」

果南「1番美味しかったやつ買ってきた」

善子「果南しては気が利くじゃない」

果南「そんなに私にハグされるのが好きなの?」ギュゥゥ

善子「ごべんなざいぃぃ……」ジタバタ

100: 2020/05/18(月) 21:12:42.21 ID:rjXzrlOC.net
果南「よし、じゃあ今日はこれを肴にしながら飲もう」ドサッ

善子「ん?」

千歌「さんせー!」

善子「うぎゃーーーーーーー!!」

果南「おおぅ、魂の雄叫び」

千歌「善子ちゃん、近所迷惑だよ」

善子「ななな、なんでこれ……!捨てようと思って炊飯器の……って開いてる!!」

101: 2020/05/18(月) 21:13:08.79 ID:rjXzrlOC.net
果南「いやー善子の黒ノートは沢山見てきたけど、これは初めて見るよ」

千歌「私もー!これはヨハネちゃんが何千歳の時の話なの?」

善子「うわあああ!!やめなさい!!その名を呼ぶな!!」

果南「だって善子っていうのは仮の名でヨハネが真の名って自分で言って」

善子「うるさああああい!!やっぱりあんたら嫌いよ!!!」

千歌「あ、善子ちゃんそういえばスOベな下着買ってたよね」

善子「はぁ!?」

果南「おぉー見せて見せて」

善子「やめなさいってー!!」


 


梨子「……」

梨子「善子ちゃんの声かしら」

梨子「……楽しそうね、千歌ちゃん達」

梨子「……お酒飲も」

・5 終わり

105: 2020/05/19(火) 21:10:19.57 ID:+aJY0tFr.net
・6

千歌「いい天気だねー」

善子「そうねー」

千歌「善子ちゃんの下着も気持ちよさそうにはためいてるよ」

善子「ちょ、ちゃんと飛ばされないようにしなさいよ!」

千歌「遠くへ遠くへ飛んでいけ~♪」

善子「アホな歌歌うな!」

106: 2020/05/19(火) 21:10:40.65 ID:+aJY0tFr.net
千歌「お散歩でも行く?」

千歌「えー?せっかくの休みなのになんで外に出ないといけないのよ」

善子「一人で何してんの?」

千歌「善子ちゃんの返事先取りしてみた。合ってるでしょ?」

善子「まぁ、一言一句合ってるわね」

千歌「じゃあれっつごー!」

善子「何でよどういうことよ!」

千歌「ほれほれ」グイグイ

善子「いたたた!シニヨン引っ張らないで!」

107: 2020/05/19(火) 21:11:00.71 ID:+aJY0tFr.net
千歌「さーどこ行こう」

善子「決めてないの?」

千歌「どこに行くか決めないのもお散歩の醍醐味だよ」

善子「あ、そう」

千歌「なんかテキトーにあっちの方行ってみよう」

善子「はいはい……」

108: 2020/05/19(火) 21:11:30.93 ID:+aJY0tFr.net
千歌「はいは5000万回」

善子「はい×5000万」

千歌「ずるしないの!!」グイグイ

善子「いたたた!!だから引っ張んないでって!禿げちゃう!」

千歌「なんかこうさ、あれじゃない?」

善子「どれよ」

千歌「あれだよあれ、あれ」

善子「だからどれよ」

千歌「あれだってば!」

善子「何キレてんのよ!」

109: 2020/05/19(火) 21:11:52.67 ID:+aJY0tFr.net
千歌「アホ!」

善子「はぁ!?」

千歌「えっとねー、なんかこうさ」

善子「早く言いなさいよ……」

千歌「高校生の頃思い出すなぁって」

善子「あぁ……」

千歌「いつも一緒に帰ってて。寄り道したり買い食いしたり」

善子「海に行ったりね」

110: 2020/05/19(火) 21:12:40.37 ID:+aJY0tFr.net
千歌「そーそー。善子ちゃんが急に裸になって海に飛び込んだりね」

善子「してないし、飛び込んだのはあんた。しかも制服のまま」

千歌「そーだっけ?」

善子「そーよ。私を道連れにしてね」

千歌「善子ちゃんのお団子が飛び込みたいって言ったから」

善子「言ってないし」

111: 2020/05/19(火) 21:12:57.14 ID:+aJY0tFr.net
千歌「イッタヨー。ボクイッタヨー」

善子「何変な声出して」

千歌「よしこだんごの声」

善子「バッカじゃないの」

千歌「バカなのは善子ちゃんのお団子とお顔」

善子「誰の顔がバカだって?」ムニィ

千歌「いひゃいいひゃい」

112: 2020/05/19(火) 21:13:21.27 ID:+aJY0tFr.net
千歌「お、こんなところに本屋」

善子「へぇ、大きいわね」

千歌「魔導書でも買ってく?」

善子「買わない。魔導書売ってる本屋ってどこの世界線よ」

千歌「あ、そうか。善子ちゃんは自分で書くもんね」

善子「一々一言余計よ」

113: 2020/05/19(火) 21:13:44.76 ID:+aJY0tFr.net
「いっぱい買ったずら~」

千歌「ん、美少女発見!」

善子「ちょ、やめなさいよ変質者」

千歌「そうです、私が変なお姉さんです」

善子「やめなさいって」

千歌「あの子すごいね。風呂敷パンパン」

114: 2020/05/19(火) 21:14:09.05 ID:+aJY0tFr.net
善子「っていうか今どき風呂敷って……あっ」

千歌「あっ」

ズテン!

「いたっ!」

千歌「だ、大丈夫ですか?」

善子「派手にコケたわね……」

「いたた……ああ、本が……」

千歌「よいしょ、はいっ」

善子「傷は……ついていなわね。これで全部?」

115: 2020/05/19(火) 21:14:24.19 ID:+aJY0tFr.net
「あ、ありがとうございますずら」

千歌「ずら?」

「あ、いや、その……」

千歌「怪我は無いですか?」

「は、はい。本当にありがとうございます」

千歌「いえいえ~お礼はうちの善子ちゃんの一発芸見てくれれば」

善子「何言ってんのよ!」

116: 2020/05/19(火) 21:15:00.17 ID:+aJY0tFr.net
「これ……」

千歌「ん?」

「お礼に。ささやかですけど……」

善子「これは……?」

「べっこう飴です。ばあちゃんが作った」

千歌「べっこう飴!へぇー!」

善子「懐かしいわね」

「あの、本当にありがとうございました」

千歌「いえいえー!」

善子「お気を付けて!」

「はい、失礼します」

117: 2020/05/19(火) 21:15:42.55 ID:+aJY0tFr.net
千歌「美少女だったねー」

善子「まぁ、確かに」

千歌「文学少女かな?」

善子「かもね。絵に描いたような感じの」

千歌「古い図書館の端っことかにいそう」

善子「千歌とは真逆ね」

千歌「え?スポーティ美少女って?照れるなぁ~」

善子「そのおめでたい耳と頭、本でも読んでどうにかしてきなさい」

千歌「お団子頭に言われくはない」

善子「お団子になんの恨みがあるのよさっきから」

118: 2020/05/19(火) 21:16:09.43 ID:+aJY0tFr.net
千歌「べっこう飴たーべよ」

善子「あ、私も」

千歌「昔おばあちゃんの家で食べたなぁ。懐かしい」

善子「そうね。まぁでも、あの子ならなんかしっくりくるというか」

千歌「うん、うん。なんかおばあちゃん家の匂いしたし」

善子「え、変O」

千歌「それは不本意だよ津島くん」

119: 2020/05/19(火) 21:16:31.31 ID:+aJY0tFr.net
善子「近づかないで」

千歌「誤解だってば!」

善子「さよなら」スタスタスタ

千歌「ちょ、待ってって!善子ちゃん!」パクッ

千歌「あ、甘い」

千歌「よしこちゃーん!!ちょっとー!!」

・6 終わり

125: 2020/05/20(水) 21:29:23.68 ID:omH/kzkH.net
・7

「花丸」

花丸「なんずらー?ばあちゃん」

「夕飯の買い物に行ってきてちょうだい」

花丸「うん、わかった」

「この紙のものをお願いね」

花丸「はーい。行ってきます」

126: 2020/05/20(水) 21:29:44.67 ID:omH/kzkH.net
「あ、これを持っていきなさい」

花丸「またべっこう飴?」

「あんたはすぐに腹が減るから、その時はこれでも食べなさい」

花丸「おら、そんな食いしん坊じゃないずら」

「はらぺこのあんたに食べ尽くされたら困るからねぇ」

花丸「ばあちゃんひどいずらー!」

「ほら、行ってきなさい」

花丸「はーい……」

127: 2020/05/20(水) 21:30:14.15 ID:omH/kzkH.net
花丸「もう、ばあちゃんはおらのことなんだと思ってるずら……」

花丸「さすがのおらだってそこまで食いしん坊じゃ……」

グゥ~

花丸「……」グゥ~

花丸「……べっこう飴食べよ」

花丸「あーむ」

花丸「……うん、やっぱり美味しいずら。ばあちゃんのべっこう飴」

花丸「~♪」

128: 2020/05/20(水) 21:30:31.44 ID:omH/kzkH.net
☆スーパー☆

花丸「えーと、じゃがいもとひき肉と白滝と……今日は肉じゃかな?ばあちゃんの肉じゃかは最高に美味しいずら」

花丸「んーとこれと……えっと……」

「あら、あなたは……」

花丸「ずら?」

善子「やっぱり。この前の」

花丸「あーこの前の……!」

129: 2020/05/20(水) 21:30:50.83 ID:omH/kzkH.net
善子「お買い物?」

花丸「は、はい」

善子「ま、そりゃそうか。スーパーにいるんだし」

花丸「えっと、あの……」

善子「ああ、ごめんね。私は津島善子。あなたは?」

花丸「……国木田花丸です」

130: 2020/05/20(水) 21:31:12.45 ID:omH/kzkH.net
善子「へぇ、珍しい名前ね。羨ましい」

花丸「羨ましい?」

善子「ほら、私平凡な名前だから。善子なんて昭和みたい」

花丸「そうかな?そんなことないと思うずら」

善子「ずら?」

花丸「あ、いや。そんなことないと思います。素敵な名前です」

善子「ああ、ごめんね。そんなつもりじゃなかったの」

131: 2020/05/20(水) 21:31:30.44 ID:omH/kzkH.net
花丸「津島さんもお買い物ですか?」

善子「ええ。同居人がが新しい会社での初出勤だったから今日は私が作ろうと思って」

花丸「それって、この前一緒にいた……」

善子「そうそう、蜜柑色頭の。高海千歌っていうの」

花丸「勝手に名前教えていいんですか?」

善子「いいでしょ、別に。千歌だし」

花丸「どういうこと……?」

132: 2020/05/20(水) 21:31:52.88 ID:omH/kzkH.net
アリガトウゴザイマシター

善子「へぇ、いいわね華の大学生」

花丸「はい、毎日楽しいです」

善子「学生羨ましいー!社会人はほんとに……」

花丸「社会人の人達は大変そうですね」

善子「まぁ……ね。全員がそうとは限らないけど」

花丸「ふぅん……」

133: 2020/05/20(水) 21:32:11.16 ID:omH/kzkH.net
善子「ま、今を存分に楽しむ事ね。学生にしか出来ないことが沢山あるから」

花丸「学生にしかできないこと……」

善子「ええ。沢山勉強して沢山遊んで……やりたいと思えばなんでも出来るわ」

善子「夢を見ることも、後悔することも」

花丸「……」

134: 2020/05/20(水) 21:32:32.83 ID:omH/kzkH.net
善子「精進したまえ、学生諸君」

花丸「津島さんって、変わってるずら」

善子「変わっ……!?」

花丸「変人ってよく言われません?」

善子「な、ちょ、あなた大人しそうな見た目のくせに意外と言うじゃない……」

花丸「思ったことは口に出す主義ずら」

135: 2020/05/20(水) 21:32:51.56 ID:omH/kzkH.net
善子「言ってくれるわね……このずら丸」

花丸「ずら丸~!?」

善子「必氏に言い直してるけど隠しきれてないわよ」

花丸「うぐっ、おら、また……あ」

善子「あっはっは!あなた面白いわね~!」

花丸「むむ……なんかちょっと……笑われるのは納得いかないずら……」

136: 2020/05/20(水) 21:33:22.70 ID:omH/kzkH.net
善子「あ、私こっちだから。またね、ずら丸」

花丸「ずら……」

善子「笑っちゃって悪かったわ。そんな顔しないでよ」

花丸「……」

善子「ふふ、今度ご飯でも行きましょうか。お詫びと、この前のべっこう飴のお礼に奢ってあげる」

花丸「……ほんとずら?」

善子「ええ。LINE教えてちょうだい、連絡するから」

137: 2020/05/20(水) 21:33:55.37 ID:omH/kzkH.net
花丸「え、あ、らいんずらね。えと、えと……」モタモタ

善子「なになに、スマホ初心者?大学生で?」

花丸「さ、最近買ってもらったから……LINEは……」

善子「ちょっと貸して。ここを……」

花丸「おおー早いずら!」

138: 2020/05/20(水) 21:34:16.72 ID:omH/kzkH.net
善子「じゃ、また連絡するわねー」フリフリ

花丸「……行っちゃった」

花丸「……」ガサガサ

花丸「あむっ」

花丸「……美味しいずら」

・7 終わり

149: 2020/05/22(金) 23:16:56.56 ID:ZIIXlmKd.net
・8

善子「ふぅ……終わった……」

曜「よしこちゃーん!お疲れ様ー!」

善子「曜さん。お疲れ様です」

曜「今日空いてるー?」

善子「あ……えっと」

善子(千歌のやつ、確か歓迎会って言ってたわね)

善子「はい、空いてます」

150: 2020/05/22(金) 23:17:22.85 ID:ZIIXlmKd.net
曜「おっけー!よし、じゃあご飯行こう!」

善子「はい!」

曜「何食べたい?」

善子「んーと……」

曜「あ、善子ちゃんお酒飲める?」

善子「ええ」

曜「じゃあ私の行きつけの居酒屋行こうか。だし巻きがめちゃくちゃ美味しいんだ」

善子「いいですね。だし巻き」

曜「よしれっつごー!」

151: 2020/05/22(金) 23:17:56.39 ID:ZIIXlmKd.net
善子「――ん?」

梨子「あれ」

善子「梨子」

梨子「善子ちゃん」

曜「え、なになに?知り合い?」

善子「アパートのお隣さんです」

曜「へー!美人さんだね!」

梨子「び、美人?」

曜「はい!お姉さん美人ですね!」

梨子「……い、いやぁ~そんなこと……」

善子(この子意外と顔に出るタイプなのね……)

152: 2020/05/22(金) 23:18:14.22 ID:ZIIXlmKd.net
善子「仕事帰り?」

梨子「うん。善子ちゃんも?」

善子「ええ。職場近かったのね……あ、こちらは」

曜「善子ちゃんの先輩の、渡辺曜でーす!」

梨子「桜内梨子です。善子ちゃんの……お隣さんです」

曜「桜内さん!名前も美人だね!」

梨子「ちょ……あの……ありがとうございます」

善子(天然タラシ……)

153: 2020/05/22(金) 23:18:29.73 ID:ZIIXlmKd.net
曜「そーだ。桜内さんこれから暇ですか?」

梨子「え?えと……予定はないです」

善子「えっ」

曜「じゃー桜内さんも一緒に飲みに行きません?」

善子「えっ」

梨子「えっ」

154: 2020/05/22(金) 23:18:54.17 ID:ZIIXlmKd.net
ーー

曜「かんぱーい!」

よしりこ「「か、かんぱーい」」

曜「んぐんぐ……ぷはっ!美味ーい!」

善子「……」ゴクゴク

梨子「んっんっ……ぷはっ」

曜「おいしーね!」

善子「は、はい……」

曜「沢山飲んでね!」

梨子「は、はい……」

155: 2020/05/22(金) 23:19:20.86 ID:ZIIXlmKd.net
曜「いやーいい金曜日だー!後輩と美人さんと飲めるなんて!」

梨子「あの……ほんとに私まで良かったんですか?お邪魔では……」

曜「だいじょぶ!後輩のお隣さんは後輩も同然だよ!」

善子(どういうこと……?)

曜「善子ちゃんはお酒好きなの?」

善子「はい。家でもよく飲みます」

156: 2020/05/22(金) 23:19:39.19 ID:ZIIXlmKd.net
曜「桜内さんは?」

梨子「好きです」

曜「ありゃ、告白されちゃったよ善子ちゃん!」

梨子「えっ」

善子「違いますよ……もう酔ってるんですか?」

157: 2020/05/22(金) 23:20:00.08 ID:ZIIXlmKd.net
曜「――へぇー善子ちゃんは友達と同居してるんだ」

善子「はい」

曜「どんな子?」

善子「えっと……有り余るほど元気でなやつです。ちょっとうるさいくらい」

梨子「いつも賑やかよね」

善子「うるさいわよね……ごめんなさい」

梨子「ううん、楽しそうだなーって」

158: 2020/05/22(金) 23:20:15.97 ID:ZIIXlmKd.net
曜「へぇーいいなぁ。仲良いんだね、同居するなんて」

善子「まぁ……腐れ縁というか」

梨子「いつからの友達なの?」

善子「中学よ」

梨子「へぇ……長いのね」

善子「まぁ、ね」

159: 2020/05/22(金) 23:21:03.22 ID:ZIIXlmKd.net
曜「梨子ちゃんは一人?」

善子(梨子ちゃん……)

梨子「ええ、まぁ……」

曜「恋人とかは?」

梨子「いないです」

曜「へぇ、美人なのにね」

梨子「あ、ありがとうございます」

160: 2020/05/22(金) 23:21:26.11 ID:ZIIXlmKd.net
曜「善子ちゃんも美人なのに恋人いないよね。世の中どうなってんだー!」

善子「曜さん、酔ってます?」

曜「酔ってないよー!あはは!」

善子「うーん……」

梨子「酔ってるね……」

161: 2020/05/22(金) 23:21:41.10 ID:ZIIXlmKd.net
曜「あービールが美味しい季節になってきたし泳ぎたいなー」

善子「海ですか?」

曜「うん!海もいいしプールもいいし」

梨子「まだちょっと早い気がしますけど……」

曜「沖縄とかは海開きしてるよ。ひと泳ぎ行きたい」

善子「ひと泳ぎの距離じゃない……」

162: 2020/05/22(金) 23:22:02.76 ID:ZIIXlmKd.net
曜「いやー最近泳げてなくてね。水が恋しくてたまらんのだよ」

善子「水泳とかやってたんですか?」

曜「うん、大学までずっと。結構頑張ってたんだよ」

梨子(……あれ?)

善子「へぇ……確かに筋肉が」ムニッ

曜「わっ、善子ちゃんのえOちー!」

善子「わ、す、すみません」

曜「いいよ……善子ちゃんなら……」

善子「え、ちょ、まってまって!」

梨子「……」ゴクゴク

163: 2020/05/22(金) 23:22:22.61 ID:ZIIXlmKd.net
曜「本格的に夏になったら善子ちゃんも一緒に海に行こう!」

善子「私あんまり泳ぎは……」

曜「だいじょーぶ!私が優しく丁寧に工口ティックに教えてあげるから」

善子「工口ティックって……」

曜「梨子ちゃんも一緒に行こうよ!」

梨子「わ、私もですか?」

曜「うん!際どい水着着てさ!」

梨子「着ません」

曜「あはは!手厳しー!」

164: 2020/05/22(金) 23:22:39.91 ID:ZIIXlmKd.net
曜「善子ちゃんのお友達も!一緒に!」

善子「まぁ……はい、伝えときます」

曜「絶対だよ!」

善子「は、はい。分かりましたから」

曜「私楽しみにしてるからね!」ズイッ

善子「分かりました分かりました!」

曜「よーし!じゃあかんぱーい!」

善子「かんぱーい……」

曜「梨子ちゃんも!」

梨子「は、はい。かんぱーい」

165: 2020/05/22(金) 23:23:01.01 ID:ZIIXlmKd.net
ーー

曜「じゃーねー!気をつけてねー!」フリフリ

善子「お疲れさまでした。曜さんもお気をつけて」

梨子「ありがとうございます。私の分まで出してもらって……」

曜「いーのいーの!また飲みに行こう!」

梨子「はい、是非」

善子「……大丈夫かしら」

梨子「まぁ、足取りはしっかりしてたから」

166: 2020/05/22(金) 23:23:28.18 ID:ZIIXlmKd.net
善子「飲んだらさらにテンション上がるとは……」

梨子「ふふ、善子ちゃんの周りは賑やかな人が多いわね」

善子「なんでかしら……」

梨子「渡辺さん、千歌ちゃんと気が合いそう」

善子「……確かに。似たタイプだし」

梨子「善子ちゃんは人集めの才能があるのかしら」

善子「そんなことないわ。たまたまよ」

167: 2020/05/22(金) 23:23:46.04 ID:ZIIXlmKd.net
梨子「私はずっと一人だから……賑やかなのがちょっぴり羨ましいかも」

善子「……ものは見方ね。私は一人の方が羨ましいわ」

梨子「……?」

善子「はぁー久々に結構飲んだけど、まだ少し飲みたいかも」

梨子「私も」

善子「千歌のやつ、もう帰ってるのかしら」

梨子「千歌ちゃんが良ければ、うちでもう少し三人で飲まない?」

善子「いいわね」

梨子「じゃあお酒買っていきましょ」

善子「おっけー」

・8 終わり

168: 2020/05/22(金) 23:23:56.72 ID:ZIIXlmKd.net
また明日更新する

174: 2020/05/24(日) 20:30:06.15 ID:AqNT0hbs.net
・9

ダイヤ「高海さん」

千歌「はいはい!」

ダイヤ「返事は一回でよろしい。この間頼んだ仕事ですが」

千歌「はい!」

ダイヤ「少しミスが目立ちますわね。確認をしっかりなさい」

千歌「すみませーん……」

175: 2020/05/24(日) 20:30:26.95 ID:AqNT0hbs.net
ダイヤ「明日までにやり直してくるように」

千歌「はーい……」

ダイヤ「……」

千歌「うーん……」

ダイヤ「……その他はよく出来ています。ミスも段々減ってきてますし。肩を落とす必要はありません」

千歌「!ありがとうございます」

ダイヤ「切り替えて、頑張りなさい」

千歌「はい!」

176: 2020/05/24(日) 20:30:41.01 ID:AqNT0hbs.net
ダイヤ「……」

「黒澤主任」

ダイヤ「なんでしょう」

「この間の商談の件なんですが、先方が急に……」

ダイヤ「……分かりました。わたくしが問い合せます」

177: 2020/05/24(日) 20:30:55.60 ID:AqNT0hbs.net
ダイヤ「――でして、明後日先方に直接伺うアポを取りました」

「分かった、頼むよ黒澤君。うちのこれからを左右する大事な案件だ」

ダイヤ「はい」

「それと、新人の子はどうだね」

ダイヤ「少し雑さが目立ちますが、一生懸命頑張ってくれています。成長の見込みはあるかと」

「人手不足だ。なんとか使えるようにしてくれ」

ダイヤ「承知しました」

178: 2020/05/24(日) 20:31:15.02 ID:AqNT0hbs.net
ダイヤ「……ふぅ」

ダイヤ「ちょっと疲れましたわね……」

千歌「くろさわしゅにーん!」

ダイヤ「高海さん」

千歌「お疲れ様です!はいこれ!」

ダイヤ「コーヒー……」

179: 2020/05/24(日) 20:31:30.05 ID:AqNT0hbs.net
千歌「お疲れのようだったので」

ダイヤ「……ありがとうございます」

千歌「あ、あの、コーヒー苦手だったりします?」

ダイヤ「いえ、大丈夫よ」

千歌「良かったぁ。怒られるかと……あっ」

ダイヤ「ふふっ、気を使ってくれた部下に叱責するほど、私も頭固くは無いですわ」

千歌「すみません……」

185: 2020/05/25(月) 19:21:25.08 ID:z0jnrLLe.net
ダイヤ「どうですか、仕事の方は」

千歌「んと、まだまだ慣れないけど……頑張れる気がします!」

ダイヤ「そうですか、それは良かった。無理しない程度に頑張ってください」

千歌「はい!」

ダイヤ「何かありましたらわたくしに遠慮なく聞いて。聞きづらいかもしれないけど」

千歌「そうですか?そんなことないと思いますけど」

ダイヤ「!」

186: 2020/05/25(月) 19:21:41.85 ID:z0jnrLLe.net
千歌「黒澤主任、凄く丁寧にわかりやすく教えてくれるので私すっごく助かってます!」

ダイヤ「……ありがとうございます。初めて言われましたわ」

千歌「ホントですか?黒澤主任の初めてもらっちゃった……///」

ダイヤ「妙な言い方をしない。時間ですし、行きますわよ」

千歌「はいはーい!」

ダイヤ「……ふむ」

187: 2020/05/25(月) 19:22:00.29 ID:z0jnrLLe.net
ーーー

ダイヤ「ただいま」

ルビィ「お姉ちゃん、おかえりなさい」

ダイヤ「今日は大学は無かったの?」

ルビィ「うん。お風呂湧いてるよ」

ダイヤ「ありがとう」

ルビィ「ご飯ぱぱっと作っちゃうね」

188: 2020/05/25(月) 19:22:19.58 ID:z0jnrLLe.net
ダイヤ「今日は何かしら」

ルビィ「青椒肉絲だよ。テレビでやってたから食べたくなっちゃった」

ダイヤ「いいわね。じゃあ早めにお風呂済まさないと」

ルビィ「……お姉ちゃん今日なにかいい事あった?」

ダイヤ「え?何故です?」

ルビィ「なんだか機嫌がいいから」

ダイヤ「……そうね、お風呂から上がったらゆっくり話すわ」

ルビィ「うん!」

189: 2020/05/25(月) 19:23:46.01 ID:z0jnrLLe.net
ーー

千歌「ただいまー!」

善子「おかえり」

千歌「およっ、善子ちゃん今日は早いんだね」

善子「ええ。お風呂湧いてるわよ」

千歌「さっすがー!できるお団子は違うねー!」

善子「人をだんご呼ばわりするな。ほら、ちゃっちゃっと入ってきなさい」

190: 2020/05/25(月) 19:24:03.08 ID:z0jnrLLe.net
千歌「ほいほいほーい!」ヌギヌギ

善子「だー!脱衣所で脱ぎなさいよ!玄関で脱ぐな!」

千歌「おっふろー!」

善子「せめて服は片付けていきなさいよ!」

191: 2020/05/25(月) 19:24:20.01 ID:z0jnrLLe.net
ーー

曜「今日も働いたー!」

曜「うーん、今日はお酒買って帰っちゃおうかなぁ」

曜「ふんふ~ん♪」

「Excuse me…」

曜「え?」

「ちょっといいですか?」

192: 2020/05/25(月) 19:24:53.59 ID:z0jnrLLe.net
曜「外人さん?あ、あいむきゃんとすぴーくいんぐりっしゅ!」

「落ち着いて。日本語よ」

曜「あ……えへへ」

「渡辺曜、さんね?」

曜「は、はい。え、なんで名前……」

「善子の先輩で教育担当……株式会社マリングループの若きエース」

曜「え、なに、え?善子ちゃんの知り合いですか……?」

193: 2020/05/25(月) 19:25:42.13 ID:z0jnrLLe.net
「ああ、申し遅れたわ。妹がいつもお世話になってます」

曜「妹?」

「ええ。津島善子の実姉」


 


鞠莉「小原鞠莉と申します」


 


・9 終わり

198: 2020/05/26(火) 20:13:14.05 ID:llvs0hhy.net
・10

イヤアアアアア!!

千歌「お、なんだなんだ」

善子「隣……梨子かしら」

千歌「ムンクもびっくりの叫びだね」

善子「馬鹿なコメントね」

199: 2020/05/26(火) 20:13:46.30 ID:llvs0hhy.net
ピンポンピンポン

千歌「はぁーい」

ガチャ

梨子「助けてぇぇぇぇ!!」ガバッ

善子「わっぷ」

梨子「助けて助けて助けて!!!」グググ

善子「ちょ、しまってるぅぅ」

千歌「どしたのー?便秘?」

梨子「便秘でそんな声出さないわよ!!既に便秘だし!!」

千歌「そ、そうなんだ」

善子「いいからはなしてってば!!」

200: 2020/05/26(火) 20:14:08.56 ID:llvs0hhy.net
ちかよし「「ゴキブリ?」」

梨子「名前を出さないで!!」パシーン!!

千歌「へぶっ!!」

善子「理不尽!!あんたが言ったんじゃない!!」

201: 2020/05/26(火) 20:14:26.53 ID:llvs0hhy.net
梨子「お願い何とかして!奴を滅さなければ私の今後の人生がおじゃんに……」

善子「大袈裟すぎでしょ。たかがゴキブリで」

梨子「名前出さないでってば!!」パシーン!!

善子「ぶへっ!!」

千歌「……いたい……」

202: 2020/05/26(火) 20:14:42.62 ID:llvs0hhy.net
ー梨子の部屋ー

千歌「ゴキジェットー!!」ブシュー!

善子「ちょ、かかるかかる!まだ見つけてないでしょ!」

千歌「どこにいたの?」

梨子「れ、冷蔵庫の裏……」

千歌「どれどれ……大根とお魚……ブリ?それとビール!ぶり大根で優勝する気だな!」ガチャ

梨子「裏って言ってるでしょ!勝手に開けないで!」

203: 2020/05/26(火) 20:15:06.35 ID:llvs0hhy.net
カサカサカサカサ

G「ヤァ!」

梨子「出たあぁああああ!!」ブンブンブン

千歌「あばばばばばばば」ガクガクガク

善子「ちょ!何してんの千歌氏ぬって!」

梨子「いやああああああ!!」ブンブンブン

千歌「ばばばばばばば」ガクガクガク

204: 2020/05/26(火) 20:15:38.78 ID:llvs0hhy.net
善子「くっ、こうなったら!貸して!私がやる!」バッ

善子「喰らえ!氏の濃霧(デス・ミスト)!!」ブシュー!

G「ギャア!」

シーン……

善子「や、やった……?」

梨子「ど、どうなったの?」

千歌「」チーン

205: 2020/05/26(火) 20:16:02.22 ID:llvs0hhy.net
G「……」

カサカサカサカサ

G「マダヤデ!」

カサカサカサカサ

善子「ぎゃああああ動いたあああ!!」

梨子「いやああああああ!!」ブンブンブン

千歌「」ガクガクガク

善子「ちょ、ゴキの前に千歌が氏んでる!!」

梨子「何奴の前に氏んでるのよ!」パーン!

千歌「へぶっ!」

善子「限りなく理不尽!」

206: 2020/05/26(火) 20:16:16.88 ID:llvs0hhy.net
梨子「もうやだああああ!!」バッ

善子「あっ!どこいくのよ!」

千歌「」チーン

善子「くっ、外に逃げるわよ千歌!」ズルズルズル

207: 2020/05/26(火) 20:16:48.23 ID:llvs0hhy.net
梨子「はぁ……はぁ……」

善子「はぁ……はぁ……」

千歌「」チーン

梨子「どうしよう……もうあの家に戻れない……」

善子「いやゴキ一匹で大袈裟なのよ……殺せば大丈夫だって」

梨子「無責任なこと言わないで!善子ちゃんだって騒いでたくせに!」

善子「あんたが必要以上に喚くからでしょうが!見なさいよコレ!」

千歌「」チーン

梨子「……かわいそうに……ゴキブリの恐ろしさに耐えられなかったのね……」

善子「ゴキブリよりあんたの方が恐ろしいわよ」

208: 2020/05/26(火) 20:17:11.91 ID:llvs0hhy.net
梨子「善子ちゃんはゴキブリの恐ろしさをわかってないのよ!一匹見たら五百万匹居るって言うし!」

善子「三十匹よ!!そんなに居たら地球ゴキブリだらけだわ!!」

梨子「そうよこの星はもう人間より進化したゴキブリに支配されてる!!」

善子「落ち着きなさいって!テラフォーマー〇か!!」

千歌「」チーン

209: 2020/05/26(火) 20:18:25.14 ID:llvs0hhy.net
千歌「」チーン


「あらあら、楽しそうね~」


梨子「誰が楽し……?」

善子「ん?」

千歌「……んぁ?」

 

「久しぶり~善子、千歌っち」

 

梨子「……金髪美人……?」


善子「なっ……」

千歌「ま、ま、ま……」

210: 2020/05/26(火) 20:18:53.70 ID:llvs0hhy.net
鞠莉「相変わらずねぇ。そんなに騒いだらご近所迷惑でしょ?」


千歌「鞠莉ちゃん!」

善子「……姉さん……!」

梨子「姉さん……?え?」

 


鞠莉「元気にしてた?」


 

・10 終わり

214: 2020/05/27(水) 20:24:54.67 ID:1/6Kh4uu.net
・11

善子「……どうしてここに……」

鞠莉「やぁん、会いたかったわ~♡」ガバッ

善子「うぷっ」

鞠莉「千歌っちも~元気だった~?」ダキッ

千歌「わぷっ」

梨子「な、なになに?」

善子「んむむ……ぷはっ!放して!」グイッ

鞠莉「なーによ、連れないわね~マリー寂しい。ね、千歌っち?」

善子「千歌からも離れて!」グイグイッ

215: 2020/05/27(水) 20:25:11.72 ID:1/6Kh4uu.net
鞠莉「善子反抗期?」

善子「うるさい!なんであんたがここにいんのよ!」

鞠莉「あら、これまた美人ちゃんが」

梨子「へ?」

鞠莉「えいっ!」ダキッ

梨子「わわっ」

梨子(な、なにこれすごくいい匂い……)

善子「人の話聞きなさいよ!触らないでってば!」グイッ

鞠莉「やぁ~ん」

梨子「……」ドキドキ

216: 2020/05/27(水) 20:25:29.28 ID:1/6Kh4uu.net
善子「ここに来たワケを話しなさいっつってんのよ」

鞠莉「善子と千歌っちの新生活を応援しに来たの」

善子「バレバレな嘘ついてんじゃないわよ」

鞠莉「ほんとよほんと。マリーが嘘ついたことある?」

善子「嘘しかついたことないくせにどの口が」

鞠莉「酷いわね~ね、美人ちゃん」

梨子「へ?あ、えっと……」

217: 2020/05/27(水) 20:25:46.73 ID:1/6Kh4uu.net
善子「私と話してんのに余所見するんじゃないわよ」

鞠莉「あら、嫉妬?お姉ちゃん嬉しいわぁ」

善子「姉さん!」

鞠莉「何しに来たかって、そんな愚問に答える必要ある?」

善子「!」

鞠莉「分かってるでしょう?」

218: 2020/05/27(水) 20:26:00.86 ID:1/6Kh4uu.net
善子「……あの家には帰らないわよ」

鞠莉「あなたの意見は聞いてないわ。こんなところで無駄な時間過ごしてる暇なんであなたにはないのよ、善子」

善子「なっ……何が無駄だって?」

鞠莉「問答するつもりはないわ。来なさい」ガシッ

善子「ちょっ」

219: 2020/05/27(水) 20:26:20.83 ID:1/6Kh4uu.net
鞠莉「……千歌っち、放しなさい」

千歌「やだよ」

鞠莉「私の言うことが聞けないの?」

千歌「聞けないね。鞠莉ちゃんこそ放してよ」

鞠莉「へぇ、随分と偉くなったわね千歌っち」

千歌「まぁね。何せ立派に社会人してるからね」

220: 2020/05/27(水) 20:26:42.39 ID:1/6Kh4uu.net
鞠莉「……家がどうなってもいいの?」

千歌「知らない。あの家とはもう私は関係ない」

鞠莉「……」パッ

善子「!」

鞠莉「時間と労力の無駄だわ。今日は帰るわね」

善子「……」

221: 2020/05/27(水) 20:26:59.39 ID:1/6Kh4uu.net
鞠莉「善子」

善子「……!」

鞠莉「もう逃げても無駄よ。私がどんな女か分かってるでしょう?」

善子「知らないわよ、あんたがどんな女なんて。知りたくもない」

鞠莉「酷いわねぇ。もう少し姉を想ってくれてもいいじゃない」

善子「さっさっと消えて」

鞠莉「はいはい。じゃね~」フリフリ

コツコツコツ……

222: 2020/05/27(水) 20:27:25.13 ID:1/6Kh4uu.net
善子「……」

千歌「善子ちゃん……」

梨子「……えと……」

梨子(ど、どうしたら……)

善子「……あ」

千歌「なに?」

223: 2020/05/27(水) 20:27:40.58 ID:1/6Kh4uu.net
善子「今日ずら丸とご飯の約束だった。そろそろ行かなくちゃ」

千歌「ずら丸って?誰?」

善子「ほら、この前スーパーにいたべっこう飴の」

千歌「あー!あの美少女ちゃん!え、いつの間に仲良くなったの!?ずるい!!」

善子「たまたま再会してね」

千歌「うわー善子ちゃんのタラシ……」

善子「人聞き悪いわね!」

224: 2020/05/27(水) 20:28:32.44 ID:1/6Kh4uu.net
千歌「私も行きたい、行ってもいい?行く!」

善子「ちょ、落ち着きなさいって。誘うつもりだったから」

千歌「よっしゃー美少女と飯だー!!」

善子「変なこと大声で叫ぶな!!ほら行くわよ」

千歌「いえーい!」


梨子「……」ポツン

梨子「……えぇー……」

228: 2020/05/28(木) 20:02:31.76 ID:2Pjz7l+A.net
曜「今日のご飯はどうしようかな……んー」

鞠莉「ハロー♪」

曜「!……小原さん」

鞠莉「気軽にマリーって呼んでって言ったじゃな~い」

229: 2020/05/28(木) 20:02:45.80 ID:2Pjz7l+A.net
曜「また善子ちゃんのことですか?」

鞠莉「話が早くて助かるわ」

曜「私から話せることはありません」

鞠莉「困ったわねぇ。なんで教えてくれないの?」

230: 2020/05/28(木) 20:02:59.80 ID:2Pjz7l+A.net
曜「……目」

鞠莉「目?」

曜「あなたの目は嘘つきの目をしています。信用出来ない」

鞠莉「あら、随分な言ってくれるわね」

曜「その目、嫌いなんです」

231: 2020/05/28(木) 20:03:17.19 ID:2Pjz7l+A.net
鞠莉「ふ~ん、さすが元トップ飛び込み選手は違うわね。人気者は人を見る目が肥えてる」

曜「!」

鞠莉「渡辺曜。飛び込み全日本高校選手権三連覇。大学では世界大会二連覇の偉業。オリンピック候補だったけど、大学卒業と同時に引退」

曜「何で……」

鞠莉「善子の身の回りは調べてるに決まってるじゃない。まぁ、あなたは有名人だったから楽だったけど」

232: 2020/05/28(木) 20:03:32.18 ID:2Pjz7l+A.net
曜「……昔のこと調べたくらいではなんの脅しにも」

鞠莉「もう精神科には行ってないの?」

曜「!!」

鞠莉「表向きは実力の限界となってるけど、記者に追い回されるストレスから軽度の対人恐怖症になっちゃったのが引退の本当の理由ね」

曜「なっ……どこで」

233: 2020/05/28(木) 20:03:49.98 ID:2Pjz7l+A.net
鞠莉「私の情報網を舐めないで。さ、ここに一千万の小切手があるわ」

曜「一千万……?」

鞠莉「今後善子の動向について私に全て教えてくれるなら、このお金をあなたにあげるわ」

鞠莉「それに、うちの会社でもう一度飛び込み選手として活躍できる場を用意する」

鞠莉「もちろん、対人恐怖症のケアもしっかりしてあげるわ」

鞠莉「どうする?」

曜「……!」

234: 2020/05/28(木) 20:04:07.13 ID:2Pjz7l+A.net
ーー内浦ーー


果南「おじいー」

「なんだ」

果南「最近小原家のヘリコプター見た?」

「そういや、見てねぇな」

果南「んー……鞠莉のやつ、どっか行ったのかな」

果南「……あーもしかして」

235: 2020/05/28(木) 20:04:26.09 ID:2Pjz7l+A.net
果南「……よし」

「どっか行くのか?」

果南「ちょっと千歌たちのところ行ってくる」

「そうか。くれぐれも十千万にバレないようにな」

果南「わかってる。行ってくんねー」

236: 2020/05/28(木) 20:04:41.55 ID:2Pjz7l+A.net
「果南、ちょっと待て」

果南「なに?」

「これ、もってけ。千歌ちゃんと善子ちゃんに」

果南「干物かぁ」

「なんだ、文句あるのか」

果南「ううん、ありがと。行ってきます」

「おう。気をつけてな」

・11 終わり

237: 2020/05/28(木) 20:04:59.53 ID:2Pjz7l+A.net

引用: 千歌「今日からここが我が城かぁ」善子「私もいるんだけど」