171: 2016/02/10(水) 18:51:00.98 ID:kSsTQ4Wh0
投下していきます。


前回:薔薇の香りのガーデンパーティ0 第6回目


172: 2016/02/10(水) 18:53:06.57 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「……」カチャカチャ

真紅「あら早いのね。ジュン」

ジュン「ん、今日は雛苺が来る日だろ。また泣かれちゃ困るから色々用意してるだけだよ」

真紅「それは感心ね。さすがこの真紅の下僕だけはあるわ」

ジュン「はいはいっと。苺ジャムにお茶請けの苺大福と…」

真紅「今日はケーキではないのね。まぁたまにはケーキ以外もいいけれど」

ジュン「なぁ、見てるだけなら手伝えよな」

真紅「嫌よ。なぜ私が手伝わないといけないの?」

ジュン「前回は率先して支度をしてたってのに…」ブツブツ

真紅「苺大福に苺ジャムのロシアンティー……苺尽くしね」

ジュン「まぁな」

真紅「ふふ、あの子の喜ぶ顔が目に浮かぶわ」

ジュン「…………ふんっ」
ローゼンメイデン
173: 2016/02/10(水) 18:54:40.10 ID:kSsTQ4Wh0
 
【薔薇の香りのガーデンパーティ0 第7回目】


真紅「真紅と」

ジュン「ジュンの」

真紅 ジュン「「薔薇の香りのガーデンパーティ0」」


ジュン「第7回目も始まりました。今日も喋っていきたいと思います」

真紅「それではゲストを呼んでみましょう。どうぞ」


雛苺「わぁい!真紅!ジュン!さっきぶりなのー!」

巴「こんにちは。桜田くん、真紅」

オディール「ボンジュール、呼んでくれてありがとう。ジュン、真紅」


ジュン「わっと!雛苺!こんな所でも僕登りはやめてくれよ」

雛苺「いいんだもーん!さっきスタッフさんがヒナの服にマイク付けてくれたのよ。これでどこでもOKなのー!」

ジュン「いつの間に…」

174: 2016/02/10(水) 18:56:46.60 ID:kSsTQ4Wh0
真紅「雛苺は一緒の家だし、巴も時々家に来る。オディールもこの間うちに来たわね」

オディール「うん、また会えて嬉しかった」

真紅「私もよ。たしかあの時は…剣道に興味があると言っていたわね」

オディール「そうなの。トモエに教えてもらってて今日本に滞在しているの」

ジュン「そういえば言ってたな。うちに顔を出した日から雛苺が会いたい会いたいって言ってうるさかったよ」

雛苺「だって早くトモエとオディールと遊びたかったんだもん。だから最近とっても楽しいのよ」

オディール「うふふ、いっぱい遊んでるもんね」

雛苺「そうなの!ヒナたち仲良し姉妹みたいね」

巴「雛苺ったら」ウフフ



ジュン「なんだろう…?ほのぼのするのになんか居づらい」

真紅「男女比1:4だもの。いつも通りにしてればいいわ」

175: 2016/02/10(水) 18:58:37.78 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「このラジオは『ふつおた』、『僕の時間に巻き返す』、『ジュン、忘れないでね』の3つのコーナーをやっていきます」

真紅「あなたも私達に質問したかったら手紙を送りなさい。この真紅が直々にお答えするわ」


雛苺「あっ!これヒナもお手紙出したことあるわ!くんくんに質問したのよ」

ジュン「あー…、やっぱりあれ雛苺だったのか」

雛苺「うん!くんくんと一緒に苺食べるって約束したのよ」エヘヘ

巴「良かったね。雛苺」

オディール「くんくんって日本でも有名なのね」

雛苺「うん!あっ、すごい!苺がいっぱいあるのよ!うにゅーも!みんなで食べましょ」

真紅「それを用意したのはジュンよ」

雛苺「ほんとう!?」

ジュン「欲しがると思ったから…」

雛苺「ジュン!ありがとなの!大好きよ」エヘヘ

ジュン「……………じゃなくって!食べながらでもいいからふつおたやるぞ」

真紅「そうだったわね。ではいくわよ」

176: 2016/02/10(水) 19:01:58.73 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「R.N.白い茨の乙女さんからだ。ありがとな」

真紅「ありがとう」

雛苺「ありがとなのー!」


ジュン「『皆様こんにちは。いつも楽しく聞いています。
     オディールに質問なのですが、その後学業などはいかがでしょうか。
     眠っている間に勉強内容が進んでしまったりとか…。
     目覚めてから何か不都合はなかったか少し心配しています。』」


ジュン「そういえば、柿崎さんが言ってた眠り姫ってオディールさんの事だったんだよな」

巴「そうみたい。私もアリスゲームの後の事は聞きづらくて…」

オディール「大丈夫よ。元々先の内容まで予習してあったからすぐ理解できたの」

ジュン「留学できるくらいだから頭は良いとは思ってたけど…、なんかすごいな」

オディール「すごくないですよー。小さい頃は日本に住んでいましたし、日本語も好きだから覚えました」

オディール「白い茨の乙女さん、ありがとう。私はすっごく元気です」

179: 2016/02/10(水) 19:45:17.32 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「続いてのお便り。R.N.カナ大大だーい好きさんから。ありがとな」

真紅「ありがとう」

雛苺「ありがとなのー!」


ジュン「『こんにちは。いつも楽しく聴いてるよ。
     雛苺ちゃんに質問なんだけど、好きな遊びを教えて!
     それを聞けたらスケッチが冴え渡る気がするの。お願い!』……冴え渡らないだろ…」


雛苺「好きな遊びはねー、おいかけっこでしょ。お絵かきに探検ごっこ、うにゅーごっこ……くんくんごっこも大好きなの!」

真紅「一つに絞りなさい」

雛苺「ひとつなの?う~~ん…、巴とオディールと一緒におままごとするのもすっごく楽しいけど……」ウーン…

雛苺「でもやっぱり一番はジュンのぼりなのよ!」ムギュッ

ジュン「これって遊びだったのか…」

巴 オディール「「負けた…」」

ジュン「えっ」

真紅「ジュン登りってある意味トレーニングよね。遊びにしては体力を使いそうだわ」

雛苺「さすが真紅なの!そこに気づくとはジュンのぼりの才能があるわ」

雛苺「ヒナと金糸雀はこういった遊びで健康的な体を手に入れてるの」

ジュン「健康って……人形に意味あるのか…?」

真紅「金糸雀はジュン登りしていないでしょう」

雛苺「金糸雀は傘なの。傘で飛ぶってすっごく体力を使うんだって」

真紅「なるほど、腕力はつきそうね。雛苺と金糸雀……恐ろしい子…!」

ジュン「腕力自慢の乙女ってどうなんだ…?」

180: 2016/02/10(水) 19:51:01.01 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「続いてはR.N.劇団少女さんから。ありがとな」

真紅「ありがとう」

雛苺「ありがとなのー!」


ジュン「『皆さん、こんにちは。新アニメを見ていて気づいた事があります。
     TALE1で雛苺ちゃんが描いてた絵がすごく上手だったのですが、あれはアニメオリジナルの設定だからですか?
     あと、ダイ○ンの掃除機に吸われたみたいに鏡に吸い込まれる姿はなんか面白かったです(笑)』」


ジュン「あぁ、あれな。突然でしかも驚きの吸引力だったよなぁ」

雛苺「失礼しちゃうわ!ヒナは原作でも絵得意だもん!」

ジュン「えっ、そっち?」

巴「(笑)なんて…。雛苺はあれでボディを奪われたのに…」

ジュン「急展開過ぎたからびっくりしたって意味だろ。僕もあれはびっくりした」

真紅「私も別の意味で驚いたわ。私の名シーン全カットは少し悲しくなったわよ」

ジュン「アニメってそういうものだろ。水銀燈と金糸雀のシーンカットだってそれなりの理由があるし…」

ジュン「トロイメントの金糸雀が薔薇水晶に適わなかったり、
    薔薇水晶がローゼンメイデンじゃないと分かるまで原作で雪華綺晶の名前が出なかったり、
    全部原作のネタバレ防止のためだったんだからな」

真紅「それは知ってるのだけど…、私のはどう考えても尺が足りないだけじゃないの?」

ジュン「……あんまり考えない方がいいかもな。設定もけっこう違うし」

真紅「そうね。雛苺はジュンの家にはいない事になっているものね」

181: 2016/02/10(水) 19:59:01.93 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「そう考えるとドールズトークの設定ともまた違うな」

真紅「あっちは翠星石が薔薇屋敷で暮らしてる設定だったわね。ローゼンメイデンはどこにもいるし、どこにもいないのよ」

ジュン「なんかコアな話になっちゃったな。リスナー付いてきてるかな?」

真紅「巴とオディールが付いて来てないのよ。付いてきていないかもしれないわ」


ジュン「脱線しすぎたから話を戻すぞ。それで、雛苺はなんで新アニメだと絵が上手かったんだ?」

雛苺「ヒナいつも通り絵を描いてただけだもーん」

巴「そうよ、桜田くん。雛苺はいつも上手だもの」ネー

雛苺「そうなの!」ネー

ジュン「えぇ……、明らかに違うんだけど…」

オディール「雛苺はトモエを描くのがとっても上手ね」

雛苺「今度オディールの絵も描いてあげるね」

オディール「ホント?ありがとう。楽しみにしてるね」


ジュン「僕か…?僕が間違ってるのか?それとも世界か?」

真紅「安心しなさい。私もジュンと同じ気持ちよ」

182: 2016/02/10(水) 20:05:32.94 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「これが最後だな。R.N.氏は甘美な響きさんからのお便り。ありがとな」

真紅「ありがとう」

雛苺「ありがとなのー!」


ジュン「『こんにちは。いきなりだけど委員長さんに質問。
     委員長さんは桜田くんの面倒をよく見てたけど、あれってなんでなの?
     幼馴染だから?それとも委員長だから?』……少しサポートしてもらってたのは認めるよ…」


真紅「デリケートな質問ね」

ジュン「…あれは委員長だからだろ?梅岡先生に頼まれたって言ってたよな」

巴「うん。委員長だから断れなかったの」

ジュン「やっぱり嫌々だったのかよ…」

巴「ふふ、冗談だよ。本当は友達だから」

巴「ホントはもっと早く話しかけたかったけど…、あんな事になっちゃって…」

巴「委員長の仕事として届けてたのも本当だけど、もしかしたら話ができるかもしれないと思って」

ジュン「……そっか。僕も柏葉に話しかければ良かったな」

巴「会えなくなった期間も長かったし、男女だから気恥かしさもあったと思う」

ジュン「そう…かもな」

巴「うん。また仲良くなれて良かった」

ジュン「……」


真紅「青春ね」

雛苺「青春なの」

オディール「青春です」

ジュン「う、うるさいな…///」

巴「うふふ」

183: 2016/02/10(水) 20:08:49.22 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「今度は僕が巻き返す…!ローゼンの時間を 僕の時間に…!」

ジュン「『僕の時間に巻き返す』」

ジュン「このコーナーはローゼンメイデンでやってみたい場面を実際にやってみようってコーナーなんだ」


雛苺「わぁ!ジュンかっこいいなのー!」

ジュン「別にカッコつけてるとかじゃないけど…」

雛苺「はい!ヒナやってみたい場面があるのよ」

ジュン「聞いてない……まぁいいか。ノリがいいな雛苺。このコーナーってけっこう不評だからやる気があるゲストは珍しいよ」

雛苺「えっとねぇ、ヒナがやりたい場面はね―――…」


―――――
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ジュン『ほら、雛苺。苺大福の山だぞ』

雛苺『わー!!うにゅータワーだー!』

巴『雛苺のために苺入りおにぎり作ったよ』

雛苺『すごい!トモエありがとなのー!』

オディール『ボンジュール、雛苺。遊びに来たわ』

雛苺『オディール!』

184: 2016/02/10(水) 20:10:21.08 ID:kSsTQ4Wh0
金糸雀『雛苺―来たかしらー』

雪華綺晶『ご招待ありがとうございます』

水銀燈『……ふんっ』

雛苺『みんないらっしゃいなの!』


翠星石『うわぁ…、続々と集まってきやがりますね』

蒼星石『今日はパーティだからね』

のり『翠星石ちゃーん!クロワッサン焼けたから手伝ってぇー』

翠星石『はーいですーぅ!』


真紅『賑やかね』

ジュン『そうだな』

みっちゃん『ぐへへ…、ローゼンメイデン全員集合なんて…!みっちゃんどうにかなっちゃいそう…!』

ジュン『い、いつの間に後ろに…!?』



雛苺『えへへ、みんな仲良しでヒナとっても幸せなの』

185: 2016/02/10(水) 20:12:10.28 ID:kSsTQ4Wh0
のり『それじゃあ、みんな集まったことだし乾杯しましょ。さあ、ジュンくん』

ジュン『な、なんで僕が……、姉ちゃんがやればいいだろ…』

真紅『いいから早くしなさい』

ジュン『わ、わかったよ…。………か、乾杯ッ!!』


カンパーイ!!!! キャー! カシラー!



雛苺『幸せ…。この幸せな日々をこれからも守っていくの』


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――――――――
―――――


巴「雛苺…」

オディール「うん…、うん!そうだね。雛苺」ウルッ

ジュン「いや、なんで最後シリアス入れたんだ…?」

真紅「雛苺の名言だからじゃないかしら?それより、雛苺」

雛苺「うゆ?なぁに、真紅」

真紅「ロートシュヴァルツで一応みんな集合したわよね。雪華綺晶以外」

雛苺「うん、やっぱり姉妹全員揃ってお茶会したいなってヒナは思うの」

186: 2016/02/10(水) 20:17:30.81 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「その意見って多いよな。そもそも作中でローゼンメイデンが揃ったシーンないし」

巴「ドールズトークの最終巻の『dolls talk talk』では揃っていたわ」

オディール「まいてはいけないローゼンメイデンの最後でも揃っていました」

真紅「ドラマCDでも揃ったわね」

ジュン「みんな詳しいな。僕としては原作で揃って会話してる所を見てみたいかな」

真紅「そうね。いつかみんな揃ってお茶会したいものね」

雛苺「うん!ヒナ楽しみにしてるの」


巴「私としてはdolls talkに出てみたかったな…」

ジュン「それはドールズトークの設定上無理なんじゃないか?」

真紅「そうね。巴が出演したら小さな子たちから『なんで雛苺は巴がマスターなのにジュンの家にいるの?かわいそう!』とか言われそうだもの」

巴「せっかく雛苺が主役の作品なのになぁ…」

雛苺「トモエ元気出して。ヒナはdolls talkでもトモエの事を忘れたことなんてないの。ずっと一緒よ」

巴「雛苺…」

雛苺「このうにゅーもあげるの。だから元気になってほしいの」

巴「そうだね。ありがとう雛苺」

雛苺「うん!」

187: 2016/02/10(水) 20:19:13.05 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「話は戻るけど、他にやってみたいシーンとかあるか?」

オディール「ジュン。私やってみたいシーンがあるの」

ジュン「いいよ。どんなシーン?」

オディール「えっとですね――――…」


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オディール『おばあさま、雛苺を連れてきました』

雛苺『コリンヌ…なの?』

コリンヌ『ああっ……雛苺…!』

雛苺『…ヒナね、ずっと待ってたの。コリンヌにまた会いたいって思っていたから』

雛苺『ヒナ、あの時のかくれんぼの理由も知ってたわ。本当はもう会えないかもしれない事も…』

雛苺『それでも待ってたの』

コリンヌ『雛苺…ごめんなさい………私…!』

雛苺『でも、また会えた。それだけでヒナは嬉しいわ。コリンヌ』

コリンヌ『雛苺…!』

雛苺『やっと会えた。ヒナのこと覚えていてくれてありがとう。コリンヌ』ギュッ


オディール『……』グスン


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188: 2016/02/10(水) 20:23:01.40 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「雛苺の前のマスター。コリンヌさんとの再会…か」

オディール「おばあ様は亡くなる直前まで雛苺の事を気にしていたの…」

雛苺「コリンヌ…」

真紅「私の記憶が正しければ第二次世界大戦の頃よね」

オディール「はい。疎開のために雛苺を連れて行けなくて…」

ジュン「苦渋の選択だったろうな…」

巴「雛苺、大丈夫?」

雛苺「うん…。ヒナもね、なんとなくわかってたの。戦争が怖い事も知っていたわ」

雛苺「わかってたけど置いてかれて悲しかった。今でもかくれんぼは苦手なの…」

巴「………」

雛苺「コリンヌに会えなかったのは寂しいわ。でもね、みんなに出会えたの」

雛苺「巴にのりにジュン、そしてオディール。コリンヌがヒナの事を教えてくれたから出会えたのよ」

雛苺「だからね、オディールも元気だしてほしいの」ナデナデ

オディール「雛苺…!」ウルッ


巴「雛苺、オディールさん。…良かった」グスッ

ジュン「雛苺も成長してるんだな」

真紅「えぇ。私も嬉しく思うわ」

189: 2016/02/10(水) 20:25:51.56 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「スタジオが感動の渦に包まれてるよ」

真紅「泣いてるスタッフもいるわね。こういう方向に行くとは思わなかったわ」


巴「ところで桜田くん。私もやっていいの?」

ジュン「いいよ。柏葉たちはやる気あって助かるよ」

巴「そうかな?」

ジュン「そうだよ。だからどんどんやっちゃってよ」

巴「わかったわ。じゃあこんな感じのを―――…」


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のり『ジュンくん、またお姫様描いてー』

巴『ジュンくん…わたしにも……』オズオズ

ジュン『いいよ。何色のお姫様がいい?』

のり『お姉ちゃんはねー、赤いドレスのお姫様がいいなぁ』

巴『じゃあ…、ピンクのお姫さま』

ジュン『お姉ちゃんは赤いお姫様で、ともえちゃんはピンクのお姫様だね。ちょっと待ってて』



――――――

 

190: 2016/02/10(水) 20:27:43.20 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン『はい、描けたよ』

のり『わー、きれいきれーい。ジュンくんの描くお姫様はみんな幸せねー。ステキなドレスばっかりなんだもの』

ジュン『へへ…』

巴『すごくかわいい!ジュンくんすごいね!』

ジュン『そ、そうかな?』

巴『おっきなリボンのお姫さま。かわいいなぁ』

ジュン『そんなに気に入ったの?それならもっと描くよ』

巴『んーん、このお姫様がいい。ジュンくん、ありがとう』


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巴「あの頃が一番楽しかったな」

ジュン「これって小さい頃に三人で遊んだ時の…」

巴「うん。原作では私と遊んでる描写がなかったから思い出してみたの」

ジュン「また懐かしいものを…」

191: 2016/02/10(水) 20:36:01.55 ID:kSsTQ4Wh0
雛苺「これが小さい時のトモエとのりとジュンなの?とっても可愛いのよ!」

真紅「三人とも無垢な笑顔だわ」

オディール「あの、気になったのですが…、ジュンが描いたイラストって雛苺と真紅に似てる気が……」

ジュン「似てるっていうか真紅たちを描いたつもりなんだけど」

オディール「えっ!?そうなの?」

真紅「あのイラストは当時話題になったわね。なぜ幼少の頃のジュンが私たちを知っているのか」

ジュン「そうそう。僕がローゼンだって予想を立ててた人もいたよな」

雛苺「ジュンはお父様だったの?」

ジュン「違うよ。まぁ無関係ではないらしい」

巴「桜田くんは昔ローゼンさんに会ってたのよね」

ジュン「うん。なんでそれを忘れてたのか疑問だけど」

真紅「お父様が思い出させないようにしていたみたいね。断片的な記憶以外は封印されていたようだし」

ジュン「ローゼンは僕がアリスゲームに関わるってあの時から知ってたんだな」

真紅「そうでしょうね。だから重要な記憶だけ封印したのよ」

巴「そう聞くと桜田くんとローゼンさんって無関係には思えないね」

ジュン「まぁね。この話を本人にすると嫌がるからあまり考えないようにしてたけど…、やっぱり気になるよな」

真紅「ラプラスの魔のヒント。『お父様はとても近くにいるけど私には会えない』 今思えば、ジュンの事だったのかも」

192: 2016/02/10(水) 20:40:38.95 ID:kSsTQ4Wh0
真紅「記憶の話だけど、もしお父様と出会った事を私達に話していれば、物語はまた違った方向へ向かった事でしょう」

ジュン「…なんとなくだけど悪い方向な気がする」

オディール「もし記憶が戻ったら…。そしたら、ジュンは私の指輪が誰の指輪か見破った?」

雛苺「ヒナとオディールが初めて出会った日のことね」

巴「あの時は桜田くん雛苺に詰め寄ったんだっけ」

ジュン「あの時は悪かったよ…。でも、見破ったら雛苺は雪華綺晶の餌食にならなかったのかな?」

真紅「そうね。実際に聞いてみましょう」


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―――――――――――

【Rozen Maiden Phase 33】


オディール『私の指にはこれがあるわ』

真紅『ええっ!?』

ジュン『その指輪は…!』

オディール『そう、これは雛苺の指輪』

ジュン「………?」

オディール『――――夢を見たの。白い少女人形の夢を――――…』

193: 2016/02/10(水) 20:41:57.87 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン『雛苺…どう思う?』

雛苺『ぅ…うゅ…』

巴『……白…白いいばらに白い薔薇。白い水晶…』

真紅『どうしたの、トモエ』

巴『私も――会った事があるわ。どうしてずっと忘れていたのかしら。あの時雛苺の世界で…』

真紅『………白い少女人形…』

のり『……ジュンくん…』

ジュン『……………………思い出した…』

のり『えっ?』

ジュン『姉ちゃんさ、僕が昔渡したスケッチブックまだ持ってる?』

のり『う、うん…。全部取っておいてあるけど』

ジュン『一番古いのを持って来てほしいんだ』

のり『ちょっと待って…!探してくるから』トタタ…!

翠星石『いきなりどうしたです?ジュン』

ジュン『なんで忘れてたんだろう…?こんな重要な事を……』

翠星石『?』

194: 2016/02/10(水) 20:43:59.29 ID:kSsTQ4Wh0
のり『えっと、これよね?………これって…まさか真紅ちゃんたち?』

真紅『!?』

ジュン『うん。僕が3歳の時に描いた絵だ』

翠星石『3歳…?それって何年前です?』

ジュン『11年前だよ』

巴『あっ…!これって雛苺かな』

雛苺『ほんとなの!ジュンって小さな頃から絵がお上手だったのね』

翠星石『ちょっと待つです!翠星石の絵まであるですよ!どーいう事ですか!?』

真紅『ジュン…、あなた一体…?』

ジュン『僕さ、小さい時にローザミスティカを造ったっていうおじさんと会った事あるんだ』

翠星石『そ、それって…』

ジュン『人形劇も見せてもらった。今思えば、あの人形劇の第2幕はアリスゲームを模したものだったのか』

ジュン『ジュン…!ジュン、あなた何を言っているの!?』

ジュン『オディールさんと柏葉が見たドールってこの子じゃないかな?』

オディール『!!』

巴『う、うん、この子よ。確かに右目が薔薇だったわ』

ジュン『やっぱりか』

195: 2016/02/10(水) 20:46:47.16 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン『たしか人形劇でのその子の名前は……雪華綺晶。7番目の薔薇乙女』

雛苺『7番目…。たしかにそう名乗っていたのよ!』

ジュン『なら、オディールさんの指輪は雪華綺晶のもの。わざわざ雛苺の指輪と言うあたり、狙いは雛苺か』

巴『そ、そんな…。なんのために…?』

ジュン『雪華綺晶は霊体なんだ。体を欲しがってる。だからアリスゲームをリタイアした雛苺の体を狙ってるのかも』

翠星石『アストラルって事ですか…。とんでもない話ですね』

ジュン『これからは雛苺を護衛しよう。特に雛苺が眠ったあとに』

雛苺『ヒナ…、なんだか怖いの…』

ジュン『安心しろよ。みんな付いてるから』

翠星石『そうですよ!翠星石たちに任せれば万々歳ですぅ!』

ジュン『だな』

真紅『ねぇ、ジュン。本当に…?アリスにしか会わないというお父様に本当に会ったの?』

ジュン『たぶんな』

真紅『………』


―――――――――――
――――――――
―――――


ジュン「ストップ!これはマズイって!」

真紅「あら、何がかしら?」

ジュン「何がって……、何もかもだよ…」

196: 2016/02/10(水) 20:50:39.45 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「考えてもみろよ。アリスゲームは人形たちの戦いだろ。人間なんて脇役でしかない」

ジュン「そんな人間がここまでアリスゲームに影響したら色々不公平だろ。雪華綺晶も困るって」

巴「でも雛苺を救えたかもしれないわよ」

ジュン「確かに雛苺は救えたかもしれないけど、真紅たちが心配だよ」

真紅「? どうして?」

ジュン「どうしても何も僕に不信感を持つだろ」

真紅「まぁ……そうでしょうね」

ジュン「そんな状態じゃドールとマスターの絆が心配だ」

真紅「絆が搖れる事はないでしょうけど、雪華綺晶の罠にハマった時に薔薇の誓いを解くのは迷ったかもしれないわね」

ジュン「僕の幼少時の記憶が封印されていたならそれで正解。色んな意味で」

真紅「そうね。知らないからこそ頑張れるもの」

雛苺「でも、いつかは思い出すようになってたんだよね?ラプラスの魔も言ってたのよ」

ジュン「僕がショックを受ける度にな。まったく…、どんな思い出させ方だよ…」

真紅「お父様なりの粋な計らいよ」

ジュン「学年集会と色紙と踏みつけられる事がかよ…。勘弁してくれ……」

オディール「ジュンは踏みつけられるのが好きなの?」

巴「そういえば柿崎さんに踏まれてたよね」ジトー

ジュン「あれは不本意だったってば…!!」

197: 2016/02/10(水) 20:53:14.72 ID:kSsTQ4Wh0
真紅「過去はいくつもの未来へと繋がっている。あなたの未来も無限に広がっているのだから」

真紅「『ジュン、忘れないでね』」

真紅「このコーナーは、今月から始まる新連載【ローゼンメイデン0-ゼロ-】の意気込みや予想をしていくコーナーよ」


ジュン「新連載はこんな感じの事をやるんじゃないかなって話をしていくコーナーだ」

巴「うーん…、どうなるんだろ?」

オディール「私のおばあさまと雛苺が仲良く暮らしてる所を見てみたいです」

真紅「原作だとちょっとしか描写がなかったものね」

雛苺「コリンヌとはいーっぱい遊んだわ!ヒナもまた見てみたいのよ」

ジュン「雛苺の過去って言ったら一番にコリンヌさんが出てくるもんな」

巴「それと箱庭のお話しをもっと見たいわ。特別編の雛苺も可愛かったから」

ジュン「箱庭の話って人気あるよなぁ。ああいうほのぼのの方がいいのかな?」

雛苺「かなー?」

真紅「…………」

ジュン「んっ?真紅どうしたんだ?」

真紅「いえね、ちょっとシリアスなものを想像してしまって」

ジュン「なんだよ。言ってみろよ」

真紅「戦争の事よ」

198: 2016/02/10(水) 20:54:43.29 ID:kSsTQ4Wh0
真紅「世界大戦では雛苺以外のドールも目覚めていたと思うの」

ジュン「…真紅はどうだったんだ?」

真紅「………黙秘するわ」

ジュン「なんでだよ!」

真紅「とにかく、コリンヌが出てくるなら戦争の事も触れると思ったのよ」

雛苺「ヒナ、もう戦争はいやなの…」

真紅「そうね。それによく考えたら、危なくなった場合ラプラスの魔に召集されるでしょうし」

ジュン「そうなのか?」

真紅「一応あのウサギは審判のようなものだから。アリスゲーム以外でリタイアしないか注意していたらしいわ」

ジュン「へー、初耳だな」

雛苺「ラプラスはよくわからない事も言うけど、いっぱいアドバイスしてくれるのよ」

ジュン「そのアドバイスがよくわからないんだよなぁ…」

真紅「同感ね」

199: 2016/02/10(水) 20:56:56.81 ID:kSsTQ4Wh0
真紅「ラプラスの魔で思い出したのだけど、雛苺あなた旅立ちの日はどうだったの?」

雛苺「ラプラスと最初に会った日のことよね?ヒナ一人になって泣いてたのよ…」

真紅「やっぱり…。私も翠星石たちのように貴女と一緒に旅立てばよかったと後悔していたの」

雛苺「真紅……ヒナね、アリスゲームが怖くてしばらく箱庭にいたの。そしたら、ラプラスの魔が現れて―――…」








ラプラスの魔『おやおや、貴女は行かないのですか?』

雛苺『うゅ…、だって…だって…』

ラプラスの魔『たしかに勇気がいる選択です。アリスゲームを拒否するという選択もあるのですよ』

雛苺『いや!だって一人だもん。ヒナ、一人ぼっちはいやなの…』

ラプラスの魔『一人になるのも怖い。アリスゲームで姉妹と戦うのも怖い…ですか。困りましたね』

雛苺『うぅ…グスッ…』

200: 2016/02/10(水) 21:00:25.85 ID:kSsTQ4Wh0
ラプラスの魔『良い考えが浮かびました!戦わなくてもよいのです』

雛苺『えっ?ほ、本当なの?』

ラプラスの魔『えぇえぇ、そうですとも。何も戦う必要はありません。お友達になってしまえばいいのです』

ラプラスの魔『これから貴女は人間のマスターを得るでしょう。まずはその人間とお友達になることです』

ラプラスの魔『そして、人間のお友達と協力して姉妹と仲直りをするのです』

雛苺『ホントにホント?ローザミスティカを奪わなくてもいいの?』

ラプラスの魔『それは貴女次第です。6番目のお嬢さん』

雛苺『そ、それならヒナでもできるかも』

ラプラスの魔『そうです。貴女のアリスゲームを行えばいいのです』

ラプラスの魔『さぁ、姉妹たちに再び会えるように頑張りましょう』

雛苺『はいなの!えっと…』

ラプラスの魔『ラプラスの魔とお呼びください』

雛苺『うん!ラプラスありがとう』ノシ

ラプラスの魔『良い旅路を』








雛苺「そうやってヒナは旅立ったの」

真紅「そうだったの…」

201: 2016/02/10(水) 21:04:57.69 ID:kSsTQ4Wh0
ジュン「ラプラスの魔。ホント親切なのか不親切なのかわからないよなぁ」

真紅「言葉遊びで煙に巻いたり冗談を言ってきたり…苦手だけれど嘘はつかない事だけは知ってるわ」

巴「私、作中でラプラスの魔には会ってないの。白崎さんの時なら会ったけれど」

ジュン「あの姿の時はキャラが違うからまだ話しやすいかな」

オディール「私も会った事ないわ。会ってみたい」

真紅「会わない方がいいと思うわ」

雛苺「ヒナは良いウサギだと思うなぁ。困った時は必ず出てきてくれるのよ」

ジュン「そういえば、『まかなかった世界』の交信方法も真紅のボディを見つけられたのも一応あいつのおかげだっけ」

雛苺「そうよ。今度会ったらお礼を言いたいのー」

ジュン「会ったらな。このラジオで会うことはないと思うけど」

真紅「…………」

ジュン「なんで黙るんだよ…。まさか……」

真紅「ご想像にお任せするわ。それより新連載の予想は出尽くしたかしら?」

巴「私はもうないわ。雛苺とオディールさんは?」

オディール「私も大丈夫。雛苺の活躍を早くみたいです」

雛苺「ヒナもいっぱいお話したから満足なの!」

202: 2016/02/10(水) 21:08:41.98 ID:kSsTQ4Wh0
巴「新連載では雛苺の元気な姿が見られるといいね」

オディール「えぇ。どんな風に生活してたのか気になるわ」

雛苺「遊んだりお茶会したりしてたのよー」



ジュン「さて、そろそろお時間になりました」

真紅「本日のゲストである、雛苺、トモエ、オディールお疲れ様」

雛苺「真紅、ジュン。今日は呼んでくれてありがとなの。すっごく楽しかったわ!」

オディール「日本の文化に触れられて良かったです」

ジュン「日本の文化じゃないけど…」

巴「二人をこれからも応援してるね」

真紅「えぇ、応援して頂戴」

ジュン「不定期だからまたネットで放送日を連絡するよ」


真紅「それでは、お相手は第5ドール真紅と」

雛苺「第6ドール雛苺なの!」

巴「柏葉巴です」

オディール「オディール・フォッセーよ」

ジュン「桜田ジュンでした」



【薔薇の香りのガーデンパーティ0 第7回目】END
 

203: 2016/02/10(水) 21:10:34.07 ID:kSsTQ4Wh0
今日はここまで。

今日の22時から始まるラジプリズムというラジオ番組でローゼンメイデン特集をやるみたいです。
もうすぐやるみたいなのでちょっと気になります。

引用: 【ローゼンメイデン】薔薇の香りのガーデンパーティ0【ラジオSS】