316: 2016/02/14(日) 20:38:00.31 ID:zdFH51bD0
それでは投下していきます。


前回:薔薇の香りのガーデンパーティ0 第10回目

ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
317: 2016/02/14(日) 20:41:11.12 ID:zdFH51bD0
 
「ローゼンメイデン。それは至高の少女候補」

「アリスに最も近く、そして遠い存在…」



「アリス。お父様の中だけに生きる少女。夢の少女」


「それはどんな花よりも気高くて どんな宝石よりも無垢で 一点の穢れもない」

「世界中のどんな少女でも敵わない程の 至高の美しさを持った少女」



「このラジオは そんな少女たちの想いや闘い、これからの予想を話していく番組」


「そう…!薔薇の香りのガーデンパーティ0!!始まっちゃうんだから!」





【薔薇の香りのガーデンパーティ0 FINAL】



 

318: 2016/02/14(日) 20:44:38.20 ID:zdFH51bD0
 
/ 茨の茎を 伸ばして撓めて~♪ \


「薔薇の香りのガーデンパーティ0 FINAL始まりました!」

「パーソナリティはこの………あら?わたしを知らないの?それなら自己紹介からいきましょう!」

「幻のローゼンメイデンシリーズのさらに幻!幻想世界の薔薇乙女!」


珪孔雀「ローゼンメイデン第8ドール珪孔雀なんだから!」ジャーン!


珪孔雀「ふふふ、キマったんだから!……えっ、知らない!?スタッフも知らないってどういうことなんだから!」

珪孔雀「パーソナリティとして呼んでくれたのにそれはないんだから!もーっ!」


珪孔雀「…コホン、取り乱してごめんなさい。せっかく呼んでもらったのにこの仕打ちはあんまりだと思って…」

珪孔雀「………」

珪孔雀「えっと…えっと……ラジオ…!ラジオって何話せばいいの?どうしよう…どうしよう…」アタフタ

珪孔雀「あの…その……、薔薇の香りのガーデンパーティ0の最終回でパーソナリティとして呼んでくれて光栄と言うか…なんていうか……」

珪孔雀「うぅ…、語っ苦しくなっちゃうよぉ…。私一人じゃ無理…。もうゲストを呼ぶんだから!いいですよね!?…いいよね?」


珪孔雀「……呼んじゃいます!最後のゲストはこのお二人です!どうぞ!」

319: 2016/02/14(日) 20:48:43.22 ID:zdFH51bD0
真紅「ごきげんよう。ローゼンメイデン第5ドールの真紅なのだわ」

ジュン「こんにちは。『まいた世界』の桜田ジュンです」

珪孔雀「こ、こんにちは。ジュンさん、真紅お姉さま」

真紅「こんにちは、珪孔雀。どうしたの?緊張しているようだけど」

珪孔雀「だ、だって…!ラジオだし大先輩のお二人は居るしで…もう何がなんだか…!」

ジュン「落ち着けよな。よくそれでパーソナリティに選ばれたものだよ」

珪孔雀「ご、ごめんなさい…」

真紅「ジュン、そんな言い方はないでしょ。最初は誰しも不慣れなのだわ。私達はゲストとして彼女をサポートしていきましょう」

ジュン「ま、そうだな。そういえばゲストで呼ばれるのは初めてだよ」

真紅「私もそうよ。珪孔雀も気にしないで自然体でやればいいわ」

珪孔雀「………」

真紅「珪孔雀?」

珪孔雀「ジュンさんと真紅お姉様…。原作のままのやり取りなんだから…!感っ動!!」キラキラ

真紅「もうすでに自然体のようね…」

ジュン「こいつ案外大物なんじゃないか…?」

321: 2016/02/14(日) 20:53:16.68 ID:zdFH51bD0
ジュン「それにしても まさか続くとはなぁ」

真紅「私達は前回の収録で最終回だと聞いていたの。ゲストで呼ばれて驚いたわ」

珪孔雀「はい。みんなに内緒ってお話でした。二人へのサプライズです」

ジュン「はぁ…、この作品ってサプライズ好きだよなぁ」

真紅「そこがいい所でもあるわ。私はまたラジオができて嬉しく思うわよ」

ジュン「まぁ……僕も少しはそう思うけど…」

珪孔雀「おおっ!少し生意気だけどこの素直さ!ジュンさんのツンデレいただきましたー!!」キャー!

ジュン「……ローゼンメイデンってムカつく奴しかいないのか…?」

真紅「それは私もムカつくと言っているの?」

ジュン「………」

真紅「肯定と見たわ」ビシッ!

ジュン「あいてっ!」

珪孔雀「出たんだからー!真紅お姉様の巻き毛ウィップ!!原作の通りだわ!」

珪孔雀「あぁ、巻き毛ドリルの方も見たいんだから~」ウットリ

ジュン「巻き毛ドリルってなんだよ…」

真紅「こう片足を軸にして体ごと回転を入れて…」

ジュン「やらなくていいから!」

322: 2016/02/14(日) 20:57:40.30 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「今までずっとパーソナリティをしていたお二人が居るのだから もう安心ね」

真紅「えぇ、大船に乗った気でいなさい」

珪孔雀「はい!とっても頼もしい…!」

ジュン「なんだかなぁ…」

珪孔雀「ジュンさん、ジュンさん。次なんでしたっけ?」

ジュン「えっ?忘れたのか?しょうがないな…」


ジュン「このラジオは『ふつおた』、『僕の時間に巻き返す』、『ジュン、忘れないでね』の3つのコーナーをやっていきます」


珪孔雀「きゃー!本当に言ってくれた!面倒見がいいんだからー!」

ジュン「それを知るためにわざわざ言わせたのかよ…」

珪孔雀「そ、そんな事ないんだから…!……あっ…!」

珪孔雀「みんなも私達に質問があればお手紙を送ってね。今からでもギリギリ間に合うと思うよ」

真紅「私のセリフを言われたのだわ…」

珪孔雀「えっ?真紅お姉さまどうしたの?」

真紅「……なんでもないわ。ふつおたを始めましょう」

珪孔雀「はい!お姉さま。えっと、お手紙どこだっけ?…あれ?……あれ?」ガサゴソ

ジュン「……珪孔雀って天然なのか…」

323: 2016/02/14(日) 21:00:51.89 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「よかった…、見つかったわ。今のところ12通来てるんだから!」

ジュン「12通!?そんなにあるのか…」

真紅「くんくんの時以上だわ。時間は大丈夫?」

珪孔雀「最終回スペシャルなので時間は大丈夫です。それでは読んでいきます!」


珪孔雀「R.N.カナ大大だーい好きさんからのお便りよ。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ケイちゃん、ジュンジュン、真紅ちゃん、こんにちは。
     最終回すっごく楽しみにしてたわよー!気合を入れて聞いてるからね。
     そして質問!ケイちゃんは姉妹の中ではどのドールと一番仲が良いの?』……ケイちゃんって私のことかな?」


真紅「十中八九そうでしょうね」

ジュン「珪孔雀と仲の良さそうな姉妹ってことか。誰と仲がいいんだ?」

珪孔雀「こ、これは悩むんだから…。全員好きじゃダメなのかな」

真紅「一人を選ぶとしたらって事でしょうね」

珪孔雀「よ、よーし!スバっと答えちゃうんだから!」

324: 2016/02/14(日) 21:05:02.20 ID:zdFH51bD0
ジュン「スバっとって…」

珪孔雀「き、緊張して噛んじゃったの……。
     えっと、一番気が合うお姉さま。それは、金糸雀お姉さまなんだから!」

ジュン「あー…、キャラ似てるもんな」

真紅「名前、口癖、ドジっ子なところ。たしかに似ているわね」

珪孔雀「ど、ドジっ子!?今噛んじゃったから?」

真紅「違うわ。姉妹全員に会いに来た時に盛大に転んでいたでしょ」

ジュン「あったあった。水銀燈なんて大爆笑してたよな」

真紅「金糸雀は複雑な表情を浮かべていたわ。『自分を見ているようかしら』って言ってたもの」

珪孔雀「わーわー!ラジオでその話はやめてー!恥ずかしいんだからー」

真紅「ふふ、ごめんなさいね。それで、金糸雀と気が合う話だったわね」

珪孔雀「あっ、そうだった。お姉さま達みんなに良くしてもらったけど、一番印象に残ってるのは金糸雀お姉さまなの」

珪孔雀「策士としてのアドバイスとか薔薇乙女の心得とか。いっぱい教えてもらったのよ」

ジュン「アドバイスって……それが原因でドジっ子になったんじゃないのか?」

真紅「否定はできないわね」

珪孔雀「そ、そんな事ないんだからー!」

325: 2016/02/14(日) 21:08:57.27 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「続いてのお便りよ。R.N.いちごだいすきさんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『じゅん!しんく!けいくじゃく!こんにちはなの。
      けいくじゃくにしつもんよ。けいくじゃくのすきなたべものってなんなの?
      ひな、まえにおしえてもらったけどわすれちゃったの。またしりたいのよ。』……これって雛苺お姉さま?」


真紅「そうでしょうね」

ジュン「相変わらずひらがな多いな」

珪孔雀「今度は忘れないでね。お姉さま。わたしの好きな食べ物はマシュマロなんだから」

珪孔雀「あの甘くてふわふわな食感。大好きなの!」

ジュン「本当に金糸雀みたいなこと言うよな。なんか金糸雀と珪孔雀って親子みたいだ」

珪孔雀「そうですか?金糸雀お姉さまはお母様じゃなくてお姉様です。でも、たまご焼きも美味しいんだから」


真紅「珪孔雀はマシュマロで金糸雀はたまご焼き。雛苺は苺でこの真紅は紅茶が好物よ」

ジュン「他の5人は?」

真紅「基本みんな好き嫌いが無いわね。水銀燈は悪態はつくけど食べ物を残したりしないわ」

ジュン「へぇ、意外だな。一番好き嫌い多そうなのに」

真紅「見かけに寄らないとはこの事ね。あと、翠星石はスコーンなどのお菓子が好物な印象よ」

珪孔雀「水銀燈お姉様って言ったらヤクルトなんだから!」

ジュン「それどうなんだろうな。原作の水銀燈も好きなのかな?」

真紅「以前聞いたら『別に』と言っていたわ。病院でめぐと一緒に飲んでたから嫌いではないと思うのだけど…」

ジュン「あいつ好きな食べ物でも絶対おいしいって言わないもんなぁ」

真紅「単に素直じゃないだけよ」

326: 2016/02/14(日) 21:12:16.18 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「続いてのお便りよ。R.N.白い茨の乙女さんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ジュン様、真紅お姉様、珪孔雀、こんにちは。
     珪孔雀に質問します。幻想世界のドールと説明されたのですが、正直よくわかりません。
     アストラルという訳でもないですよね?わた……初期の雪華綺晶とも違うみたいですし。
     よろしければ詳しく教えてください。』……詳しくお答えしますね」


珪孔雀「私は幻想、つまり『心に思い描いた』世界。『現実には存在しない世界』で生まれたの」

ジュン「えっ?じゃあ珪孔雀って存在してないのか?今僕たちが話してる珪孔雀は……」

珪孔雀「存在してますよ。存在しているけど存在していない」

珪孔雀「ローゼンメイデンはどこにもいるし、どこにもいない。それを特化したのが私なの」

珪孔雀「近い存在ではラプラスの魔とか。あとは、H○LLSINGのシュ○ディンガー准尉がいい例だってラプラスの魔から聞いたんだから」

ジュン「ラプラスってH○LLSING読んでるのか…」

真紅「ラプラスの魔に近い…。それってどうなのかしら?」

珪孔雀「近いって言っても性格は似てないよ」

ジュン「それは誰が見てもわかるよ」

327: 2016/02/14(日) 21:16:27.12 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「続いてのお便りよ。R.N.蒼の庭師さん。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『やあ、ジュンくんに真紅。それに珪孔雀。こんにちは。
      僕には姉がいるのですが、その姉に犬っぽいと言ったら犬を敵視するようになりました。
      そこで質問です。みんなから見てドールズを動物に例えるとどんな動物になるかな。
      是非教えてよ。』……だそうです」


真紅「姉妹を動物に例えると水銀燈と金糸雀、そして雛苺は鳥類でしょうね。箱庭でもよく一緒に居て仲が良かったもの」

珪孔雀「はい!はい!わたしも孔雀からきてるから鳥類なんだから!仲良し4人組だね」

ジュン「でもさ、水銀燈って鳥っていうより猫なイメージなんだよな」

真紅「あの自分勝手な性格。たしかに猫に似ているかもしれないわね」

ジュン「水銀燈が野良猫なら真紅は飼い猫ってとこかな」

真紅「ちょっと!!なんで私も猫なのよ!猫なんて絶対に認めないわ!」

珪孔雀「でもなんとなくイメージできるかも。お姉様って優雅な飼い猫って感じするもの」

ジュン「だよな。ジッと読書してるのも紅茶淹れろって命令してくるのも飼いネコっぽいっていうか…」

真紅「だから…!私は!!猫じゃないって言ってるでしょ!!!!」ギュルルルル!!

ジュン「うわぁあ!!?」

珪孔雀「こ、これが噂の巻き毛ドリル…!?きゃあッ!!」

328: 2016/02/14(日) 21:18:57.83 ID:zdFH51bD0
ジュン「いてて…。ひどい目にあった」

珪孔雀「痛いけど感動したんだから」

真紅「二人共いいこと?ドールズのイメージアニマルは……つまりこうなるわ」


水銀燈→グリフォン

金糸雀→カナリア

翠星石→キツネ

蒼星石→犬

真紅→ペガサス

雛苺→雛鳥

雪華綺晶→クモ

薔薇水晶→狼

珪孔雀→孔雀


ジュン「大体予想通りだけど、ちょっとだけツッコんでいいか?」

真紅「なによ」

ジュン「ペガサスとグリフォンは伝説上の生き物だから!動物じゃないから!」

329: 2016/02/14(日) 21:23:16.39 ID:zdFH51bD0
真紅「いいえ、この真紅に相応しい生き物はペガサスしかいないわ」

真紅「水銀燈はカラスか猫を想像したのだけど、かわいそうだからグリフォンにしてあげたのよ」

ジュン「なんでお前はそんな上から目線なんだよ…」

真紅「ならカラスでいいわ。黒い羽が似てるもの」

ジュン「やめてやれよ!水銀燈は自分の羽にコンプレックス持ってるんだぞ」

真紅「なら猫ね。猫しかいないのだわ」

珪孔雀「『まかなかった世界』でもネコちゃんと一緒に眠ってましたもんね」

ジュン「もうそれでいいよ…。だけどペガサスはないって……」

真紅「わかったわ。実際にいる動物ならいいのでしょう?そうなるとこれしかないわ」


水銀燈→猫

真紅→犬


真紅「これで納得したかしら?犬と猫なら水銀燈とも仲が悪いのも頷けるわ」

ジュン「……なんかしっくり来ないな…。それに仲が良い犬と猫もいるし」

珪孔雀「うん…。やっぱり真紅お姉さまは飼い猫。キプロスアフロディーテのイメージなんだから」

ジュン「じゃあ、やっぱりこうだな」


真紅→猫


真紅「だから猫じゃないのだわ!!」

331: 2016/02/14(日) 21:30:43.97 ID:zdFH51bD0
ジュン「水銀燈と真紅のイメージアニマルは一旦置いとこう」

真紅「不本意だけどそうね。時間がいくらあっても足りなくなるわ」

ジュン「金糸雀と珪孔雀はそのまんまだよな。金糸雀は賑やかでそんな感じだし、珪孔雀もなんかイメージできる」

珪孔雀「孔雀もけっこう鳴くものね。私もおしゃべりなんだから」

ジュン「雛苺は人懐っこいから雛鳥。雪華綺晶は蜘蛛の巣を張ったりするからそのまんま」

ジュン「薔薇水晶は狩人ってイメージだから狼なのもわかる。だけど翠星石がキツネなのはなんでだ?」

真紅「キツネは人を化かすと言うでしょう。翠星石はよくイタズラするからそのイメージよ」

ジュン「人を化かすならタヌキでもいいと思うけど……たしかにキツネって感じするな。ここにきて今までの行いが仇になったか」

真紅「あらジュン。キツネはとても賢い生き物なのだわ。イヌ科に属する動物で狼に似たハントをする優秀な狩人よ」

ジュン「へー、そうなのか。知らなかったな」

珪孔雀「犬と言えば最後は蒼星石お姉さま。ジャーマン・シェパード・ドッグのようにカッコイイのを想像しますね」

ジュン「あの犬はカッコイイからな。なんとなくイメージできるよ」

真紅「イケワンぶりならくんくんの右に出る犬はいないわ」

ジュン「それで水銀燈はメインクーンとか」

真紅「もう猫の話はやめてちょうだい…」

332: 2016/02/14(日) 21:33:33.24 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「続いてのお便りは動物繋がりよ。R.N.翠の庭師さんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ジュン、真紅、珪孔雀。しっかりやっていますか?
     今のうちに真紅に聞いておきたい事があります。
     真紅はなぜ猫が嫌いなのですか?よかったら教えてくださいです。』……真紅お姉さまへの質問ね」


真紅「………」

ジュン「真紅、どうなんだ?」

真紅「そ、それを言えというの!?おぉなんて質問なの…!」

珪孔雀「たしかアニメだとゼンマイを食べられてましたよね」

ジュン「そういやそんな場面あったな。真紅もあんな感じだったのか?」

真紅「……黙秘するわ」

ジュン「違うっぽいぞ。原作とアニメで違うのかな」

珪孔雀「うぅ…どうしよう。質問に答えられないよぅ…」

ジュン「………」

333: 2016/02/14(日) 21:37:24.06 ID:zdFH51bD0
ジュン「あのさ、僕ネットでこの手の考察を見た事あるんだけど、すっごい予想をする人が居てさ」

ジュン「その人が言うには、『ドールズの鞄は猫のトイレに似てる』って話をしてたんだ」

真紅「!!」

珪孔雀「!?」

ジュン「それで、改めて見てみたら確かにそんな感じもするんだよ。あの大きさなら猫も入れるし」

ジュン「もし鞄関係だったら寝床にされて毛を付けられたかトイレにされたかのどっちかかなって思って」

珪孔雀「そ、それは真紅お姉さまじゃなくても嫌なんだから…」

ジュン「あとは、真紅本人が何かされたかアニメみたいに所有物を持ってかれたとか」

珪孔雀「急に猫ちゃんが怖くなってきたんだから……」

ジュン「それで結局どうなんだ?真紅」

真紅「私は言わないわ…!思い出したくもない……」ガクブル

ジュン「これ以上は無理っぽいな。そんな訳で、翠の庭師さんには悪いけどここまでだ」

ジュン「もしかしたら、新連載でそのエピソードがやるかもしれないから楽しみにしててよ」


真紅「あ、あの恐怖を再び体験しなければならないというの…?…あぁ、お父様……」

珪孔雀「うぅ……聞かなきゃよかったんだから…」

334: 2016/02/14(日) 21:51:59.03 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「続いてのお便りよ。R.N.犬の探偵さんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ジュンくん、真紅ちゃん、珪孔雀ちゃん こんにちは。いつもラジオ聞いてるよ。
      実は今回お手紙を送ったのは、原作第1部2巻を読んで気になる事があったからなんだ。
      僕の目が正しければPhase 9でローザミスティカが8つもある。
      この8つ目のローザミスティカは珪孔雀ちゃんのものなのかな。』……えっと…、Phase 9はっと…」


ジュン「あっ、確かにあるな。小さいのか遠近法で遠くにあるかのどっちかだけど」

真紅「私はももたね先生が間違って一つ余分に描いたものかと思っていたわ」

ジュン「そうかな?もしかしたら第8ドールも考えてたかもしれないじゃん」

珪孔雀「そういえば、最初は9~12人くらいまで薔薇乙女を考えていたって聞いたわ」>>>1

ジュン「僕も聞いた事あるよ。結局多すぎるから7人に落ち着いたんだよな」

真紅「珪孔雀はゴシック&口リータバイブル合同企画から生まれたのよね。別の第8ドールもいたかもしれないわ」>>>2

ジュン「そうだな。だけどこればっかりは僕たちにもわからないよ。ももたね先生に聞いてくれとしか言い様がない」




>>>1…ローゼンメイデン コミック&アニメ公式ガイドBOOK

>>>2…ゴシック&口リータバイブル 2013 Vol.48~50

335: 2016/02/14(日) 21:57:37.16 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「でも不思議ね。私にもお姉さま達みたいにローザミスティカがあるなんて」

真紅「あなたも歴としたローゼンメイデンだもの。もっと誇りを持ちなさい」

珪孔雀「りょーかいなんだから!」


ジュン「………」

真紅「あらジュン。どうしたの?」

ジュン「こう見るとローザミスティカって色んな形があるんだなって思ってさ」

ジュン「ラジオだとわからないと思うけど、この少し小さくて同じ形のが翠星石と蒼星石のローザミスティカか」

真紅「あの子たちのローザミスティカは双子石だもの。それで間違いないわ」

珪孔雀「…姉妹全員のローザミスティカ。この8つ目が私のローザミスティカだったらいいなぁ」

珪孔雀「もしそうなら、わたしも原作に出ている事になるもの」

真紅「そうね。そうだといいわね」

ジュン「画集で出てるからもう原作に出てるって事でいいんじゃないか?」

珪孔雀「えっ、そんな感じでいいの?」

ジュン「細かいこと抜きならそれでいいと思う」

珪孔雀「えへへ、なんだか嬉しい。ありがと、ジュンさん」

ジュン「別にお礼を言われるような事なんてしてないよ」

真紅「ツンデレなのだわ」

336: 2016/02/14(日) 22:00:05.55 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「お次はR.N.黄色の策士さんからです。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『みんなこんにちは!早速だけど珪孔雀に質問よ。
      珪孔雀はマスターを選ぶとしたら誰がいいのかしら?
      ローゼンメイデンの登場人物から選んでほしいのかしらー。』……これはいっぱい想像したんだから!」


真紅「へぇ、シミュレーション済みなのね。一体誰かしら?」

珪孔雀「はい。そのパートナーとは!ズバリ、桜田のりさんなんだからー!」

ジュン「えっ!?なんで姉ちゃんを…」

珪孔雀「それはね、一緒にいて優しい気持ちになれそうだからなの」

珪孔雀「引きこもりの弟も呪い人形たちも…桜田家のすべてを包み込む。まるで聖女よ」

珪孔雀「そんなのりさんと一緒に居られたらなぁって思うんだから!」

ジュン「おい、今禁句を言わなかったか?」

真紅「呪い人形とも聞こえたわ」

珪孔雀「き、気のせいなんだから!とにかく、わたしだったらのりさんを選びます」

真紅「果たしてそう上手くいくかしらね」

珪孔雀「えっ?」

337: 2016/02/14(日) 22:10:19.33 ID:zdFH51bD0
真紅「媒介は人工精霊が選ぶのよ。つまり、私達自身でマスターを選ぶのは希なの」

ジュン「そうなのか。翠星石も苦労したんだな」

真紅「絶対とは言わないけれど、初めては人工精霊に選ばせてあげてほしいわ」

真紅「それに人工精霊はマスターを見る目があるのよ。ホーリエがジュンを選んでくれたようにね」

ホーリエ「」エッヘン!

珪孔雀「なるほどぉ!それなら……ティアドロップ!」

ティアドロップ「」キュルン!

ジュン「おおっ!珪孔雀の人工精霊か」

珪孔雀「うん、ティアドロップっていうの」

ティアドロップ「♪」

珪孔雀「『よろしく』だって」

真紅「ちゃんと躾ができているのね。見直したわ」

珪孔雀「ありがとう、お姉さま。ティアドロップはとっても優秀なの」

珪孔雀「ほら、ティアドロップ。この登場人物の中で私のマスターを見つけてちょうだい」

ティアドロップ「!?」

338: 2016/02/14(日) 22:12:56.10 ID:zdFH51bD0
ティアドロップ「(汗)」


ジュン「困ってる困ってる」

真紅「大丈夫よ。マスターを見つける事に関しては人工精霊の十八番なの。それより誰を選ぶのか見ものね」

珪孔雀「ティアドロップがんばって!」


ティアドロップ「!」


ジュン「見つけたみたいだぞ」

真紅「誰を選んだのかしら?」

珪孔雀「その写真の上で止まってて、ティアドロップ」


ジュン「………げっ」

真紅「あら」

珪孔雀「……梅岡…先生…?」

ティアドロップ「」コクコクッ

339: 2016/02/14(日) 22:16:31.62 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「なんで!?どうして!?」

ジュン「あの空回ってそうな所が似てるからじゃないか?」

珪孔雀「そんな理由なの!?」

真紅「ねぇ、気づいていて?マスターになる人はみんな名前に植物の字が付くのだわ」

ジュン「僕…桜田ジュン、柏葉巴、草笛みつ、結菱一葉、柿崎めぐ…、梅岡先生?」

真紅「そう。木辺の漢字が多いでしょ?つまりそういう事よ」

珪孔雀「ちょっと待って!木辺や植物の字がないマスターもいるから、それはおかしいんだから!」

真紅「あら、何か不満なの?梅岡先生はああ見えて人格者よ」

珪孔雀「で、でもぉ……」

ジュン「ドラマCDみたいな感じのままだったらアレだけど、今の先生ならアリかもな」

真紅「そうね。せっかくだから『まきますか まきませんか』のDMを送りましょう。ティアドロップお願いね」

ティアドロップ「」コクンッ カキカキ

ジュン「いつの間にかラプラスの魔の手袋使ってる…」

珪孔雀「や、やめてーー!!」

340: 2016/02/14(日) 22:21:00.10 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「続いてのお便りを読みます。R.N.紫の水晶さんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ジュン、真紅、珪孔雀。ラジオお疲れ様。
      珪孔雀に質問します。珪孔雀だったらどんな風にアリスゲームをするの?
      よかったら教えて。』……これは難しい質問なんだから」


真紅「そうね。アリスゲームを知らない貴女には少し酷なのではなくって?」

珪孔雀「だ、大丈夫よ。お姉さま。これでも原作を読みながら色々考えたんだから」

ジュン「アリスゲームを経験してない薔薇乙女ってのも貴重でいいと思うけどな」

珪孔雀「でも……前回の放送でも言われてた事だけど、『闘うことって生きるってこと』だから…」

ジュン「この作品のテーマでもあるよな。生きている。それだけでもう闘ってるんだよ」

珪孔雀「お、奥が深いんだから…!」

真紅「それで?どんな風に戦ってどんなアリスゲームをしていくのかしら」

珪孔雀「はい。まず戦い方はこんな感じです」



珪孔雀「ティアドロップ!」

 

341: 2016/02/14(日) 22:30:12.78 ID:zdFH51bD0
ジュン「うわっ!?至る所から無数のリボンが…!」

真紅「水色のリボン…。これが貴女の力なのね」

珪孔雀「はい。この無数のリボンを操って戦うんだから!」

ジュン「これで相手を縛るってことか。雛苺や雪華綺晶に近い戦い方なのかな?」

真紅「けれど姉妹の誰とも違う。薔薇乙女の中でも異質な能力よ。このリボンは幻想世界から具現化されているのかしら?」

珪孔雀「さすが真紅お姉さま!そのとおりです」

ジュン「このリボン……綿なのか。なら、このリボンを創造してる珪孔雀って裁縫の才能があるかも」

珪孔雀「えっ!?本当?」

ジュン「あるかもって話だ。興味があるなら教えてやってもいいよ」

珪孔雀「マイスターローゼン直々のご指導…!テンション上がるんだから!!」

珪孔雀「これでわたしもジュンさんみたいに魔法の指先を…」ウフフ

真紅「それはいいけどアリスゲームの方はどうなったの?」

珪孔雀「わ、忘れてたんだから。えっと……その…」

342: 2016/02/14(日) 22:34:02.65 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「アリスゲーム…。やっぱり、お父様が戦えとおっしゃるなら戦っちゃうかも…」

珪孔雀「だってお父様のお願いは断れないの…。ローザミスティカを奪うのは無理かもしれないけど…」

ジュン「まぁそうだろうな」

真紅「懸命な判断よ」

珪孔雀「とても真紅お姉さまの様な考えはできないの。お姉さまはどうしてあの考えに至ったの?」

真紅「正直、今でもあの選択が正しかったのか自信はないわ。迷っていたからこそ雛苺のローザミスティカを奪わなかったの」

真紅「姉妹を傷つけずにアリスゲームを終わらせる方法を模索したわ。けれど……」

ジュン「そう、それはあの現状では不可能だった」

真紅「……いくらお父様がアリスゲームを望まなくても…、いくら私が犠牲を出さない選択を導き出しても……」

真紅「アリスゲームは止まらない。…いいえ、止められない」

真紅「それでも私は抗い続ける。お父様に抗っても…アリスゲームのルールに抗っても……」


真紅「『誰も置き去りにしないこと』 それが私のアリスゲームだから」

343: 2016/02/14(日) 22:37:28.71 ID:zdFH51bD0
ジュン「人形たちが真紅を選んだのもわかる気がするだろ?」

珪孔雀「はい。私がアリスゲームに参加していても真紅お姉さまを選んでいたと思います」


ジュン「要約すると、ローゼンは自分に抗ってほしかったんだよ」

ジュン「自分で考えて行動する。生きる上で一番必要なことだ。それを学ぶ事こそがアリスゲームの本当の目的だったんだ」

ジュン「アリスゲームに人間…マスターが不可欠なのもそのためだ」

真紅「そう…、『マスター』 マスターに寄り添う事で私達の『個』は大きく揺さぶられた」

真紅「愛されることしか知らない私たちにとって……それは成長と言えるものだったの」

真紅「その時代を精一杯に生きる人間たち……彼らはいつだって抗っていたわ」

真紅「時に折れそうになっても 立ち止まる日もあっても また歩き出す…進み続ける。
   そんな姿をずっと見守ってきた――――…」

真紅「抗う事を教えてくれたのは いつだって『マスター』たちだった」


珪孔雀「ぶ、ブラボーなんだからーー!!」パチパチパチ!!

真紅「ふふ、この話をしたのは姉妹では金糸雀と貴女だけなのだわ」

ジュン「実際大したものだよ。アリスになって自分のアリスゲームを叶えたんだからなぁ」

真紅「その願いを聴いてくれたのはお父様、そしてジュン。貴方のおかげよ」

ジュン「ま、そのせいで自分のローザミスティカが砕けて置いてきぼりになったけどな」

真紅「一言余計なのだわ」

珪孔雀「アリスゲームの経験を直に聞くってすっごくためになるんだから!」

真紅「そうでしょう。それでは、まずは梅岡先生をマスターとしてやっていきましょうか」

珪孔雀「そのお話しまだ続いてたの!?」

344: 2016/02/14(日) 22:40:29.93 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「続いてのお便りを読みます。R.N.逆十字の乙女さんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ローゼンメイデンは…お父様の求める少女になれたと思う?』……これは即答速攻大肯定なんだから!」


ジュン「即答そっこ……なに…?」

真紅「さっきも話したけれど、アリスゲームは私たちに生きる術(すべ)を教えるためのものだった」

真紅「箱庭の時ならともかく、今の私達はお父様の望んでいた存在になれたはずよ」

ジュン「人間……欠けた存在こそ求めたものだった…か。人でなくなってから気づくなんて………」

ジュン「ローゼン。真紅たちに出会ったばかりの頃の僕なら色々言ってただろうな」

ジュン「勝手に産み出しといて…闘わせて…後はほったらかしなんて……ふざけた奴だってな」

ジュン「だけど、そんな事はローゼンだって自覚してる。それでも造らずにはいられない」

ジュン「『至高の少女を創る―――…』それだけが彼の存在理由だった」

345: 2016/02/14(日) 22:43:40.94 ID:zdFH51bD0
ジュン「ローゼンメイデンは生きている。楽しい事があれば心躍り、時には悩む。人と変わらない」

ジュン「彼は満足していたよ」

珪孔雀「お父様……良かった…」

真紅「そう。姉妹たちはそれを知っているわ。私の体でアリスになったけど、みんなあの場に居たのだから」

珪孔雀「あーん…、わたしもお姉さま方と一緒にいたかったなぁ」

真紅「その必要はないわ。今では誰もがアリスなのだから」

ジュン「そういえばさ、前にアリスに一番相応しいのは水銀燈って言ってたよな」

真紅「えぇ、言ったわ」

珪孔雀「えっ?えっ!?真紅お姉さまが水銀燈お姉さまを?」

真紅「水銀燈が一番少女っぽくて生々しいんですもの」

珪孔雀「あぁ…、そういう……」

真紅「勿論それだけではないわ。私は水銀燈から色んな事を教わったの。紅茶の淹れ方からアリスゲームの在り方まで…」

真紅「私の世界に深みを与えてくれたのは彼女だった」

真紅「ローゼンメイデンの中で一番アリスに近い姉妹。あの子が一番最初に造られたのも頷けるのだわ」

珪孔雀「真紅お姉さまって水銀燈お姉さまを尊敬してるんですね」

真紅「尊敬とはまた違うわね。姉妹の絆なのだわ」

珪孔雀「姉妹の絆…。それって私にもあるかな…?」

真紅「ふふ、もちろんよ」

346: 2016/02/14(日) 22:46:17.66 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「続いてはR.N.劇団少女さんからのお便りです。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『中学生のジュンくん、真紅ちゃん、珪孔雀ちゃん。こんにちは。
      中学生のジュンくんに質問です。今好きな異性はいますか。
      いなかったら好きな女性のタイプを教えてください。
      やっぱり巴ちゃんみたいな子が好みなのかな。』……ジュンさんへのお便りみたいです」


ジュン「やっぱりってなんだよ…。前回、まかなかった僕にもそんな質問来てたよな」

真紅「そういえばあったわね。今日がバレンタインだからかしら?」

ジュン「言いそびれたけど、こういう質問って『ももたね一問一答』の解答編でも答えてるから」

珪孔雀「公式で答えてたの!?わたしそれ知らなかったんだからー」

ジュン「わかったよ。じゃあ、掻い摘んで説明するけど……そもそもそんなこと世界に配信するつもりないから」

真紅「まかなかったジュンと同じことを言っているわね」

ジュン「とりあえず、ローゼンメイデン以外なのは確かだな」

珪孔雀「えっ!?それだと翠のお姉さまが……」ボソッ

ジュン「えっ、今何か言ったか?あと姉ちゃんみたいの以外。あんなの二人以上いても困るからな」

珪孔雀「えぇ!?それもショックなんだから…」

ジュン「なんでお前がショック受けてるんだよ…」

347: 2016/02/14(日) 22:54:12.65 ID:zdFH51bD0
ジュン「あと柏葉の事もよく言われるけど、なんで柏葉が出てくるんだ?そんなの考えたこともないよ」

真紅「公式で公言しているだけあって、見事なフラグ建築っぷりなのだわ」

珪孔雀「えっ?じゃあ、ジュンさんは結婚とかしないの?」

ジュン「僕はまだ中学生だぞ。そんな先のこと考えられるわけないだろ」

珪孔雀「そ、そうなのかな…?つまり、好きな異性のタイプとかは…」

ジュン「だからそんなの考えたこともないって。恋人だって作るつもりないからな」

珪孔雀「こ、これは喜んでいいの…?悲しんだ方がいいの…?どっちなの?」

真紅「私個人としてはどっちもよ。ジュンにパートナーができるのは喜ばしいのだけど…、淋しくもあるわ」

珪孔雀「ジュンさんのドールとしては複雑ですよね」

ジュン「もういいからさ、次のお便りに移ろうよ」

真紅「そうね。繊細な質問だったものね」

珪孔雀「わかりました。R.N.劇団少女さん、そういう感じみたいです」

348: 2016/02/14(日) 22:56:38.94 ID:zdFH51bD0
珪孔雀「続いてはR.N.ノリスからのお便りです。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ジュンくん、真紅ちゃん、ケイちゃん。こんにちは。
      時々翠星石ちゃん達が飛ぶのを見て思ったの。
      真紅ちゃんたちってみんなお空を飛べるのかしら。
      お姉ちゃんそれが気になって最近眠れないのよぅ。』……これはドールズへのお便りなんだから」


真紅「そうね。媒介から力をもらえば全ドール飛べるのだわ」

ジュン「えっ?お前やチビ苺が飛んでる所なんて見た事ないぞ」

真紅「私と雛苺はマスターから力をもらえば飛べるわ。でも普段は飛べないのよ」

珪孔雀「水銀燈お姉さまは翼。金糸雀お姉さまは傘」

珪孔雀「翠星石お姉さまと蒼星石お姉さまは鞄。雪華綺晶お姉さまは……あれ?」

真紅「雪華綺晶はアストラルだから浮いていられるだけよ。今はエーテルだから無理でしょうけどね」

349: 2016/02/14(日) 23:04:40.85 ID:zdFH51bD0
ジュン「僕さ、水銀燈が鞄を持って飛ぶのを見た事あるんだ。重そうだったから鞄で飛べばいいのにって思ったけど…」

真紅「媒介から力をもらえば鞄でも飛べるわ。だけど、自力でなら翼で飛ぶしかないはずよ」

珪孔雀「羽に乗ってる水銀燈お姉さま格好良かったんだから」

真紅「あの羽の操作も疲れている時はできないらしいわ。鞄で飛ぶためにわざわざマスターから力をもらうなんてしないはずよ」

ジュン「だろうな。柿崎さん病気だったし」

珪孔雀「私も幻想を使えば飛べるかな?」

真紅「よくわからないけど…、今度試してみてはどうかしら?」




珪孔雀「えっと…これが最後のお便りなのかな?」



お便り安価>>350


お便り安価。

最近あったこと、今の気持ち、猫の鳴き声をやってほしいなど
ローゼンメイデンに関係ない内容でもOKです。

355: 2016/02/15(月) 06:59:00.60 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「続いてはID:23RgAdmUPさんからのお便りです。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ローゼンメイデンの皆々様に質問です。
      あなたにとってのローゼンメイデンとは?』……究極の質問が来たんだから!」


ジュン「これって薔薇乙女に聞いてるのか?それとも僕も含めてなのかな?」

真紅「一応あなたも答えた方がいいわ」

珪孔雀「姉妹としてのローゼンメイデン。作品としてのローゼンメイデン。両方の意味で答えていきます」



珪孔雀「まずは私から」

珪孔雀「私は薔薇乙女の一番新しい姉妹としてこの時代に生まれました」

珪孔雀「お姉さま達とは違った産まれ方だったけど、そんな私をお姉さま達は受け入れてくれたの」

珪孔雀「そんなみんなが大好き。本当に大好きなの」

珪孔雀「ローゼンメイデンはわたしの大切な家族なんだから」

356: 2016/02/15(月) 07:03:13.63 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「作品としてのローゼンメイデンももちろん好きよ。だけど、この作品に出てみんなと触れ合ってみたかったなぁって気持ちもある」

珪孔雀「そう思うのは仕方のない事なの。
     私は『ローゼンメイデンが好き』って気持ちから生まれたのだから」

珪孔雀「出られないのは少し淋しいけど、わたしは幻想世界からお姉さまたちを見守っている」

珪孔雀「新連載が始まっても……ずっと…ずっと……」



珪孔雀「こんな感じです」

真紅「なんだか胸にくる内容だったわね」

ジュン「そうだな。ちょっと切なくなった」

珪孔雀「えっ?そうかな」

ジュン「僕のは珪孔雀ほど立派じゃないんだよなぁ…。このコメントの後だと言いづらいよ」

真紅「主人公らしいコメントを期待しているわ」

ジュン「プレッシャーかける言い方をするなよな」

357: 2016/02/15(月) 07:06:51.97 ID:2ScAyOWy0
ジュン「僕にとってのローゼンメイデン。……最初は鬱陶しかったな」

ジュン「真紅は小姑みたいだし、雛苺はうるさいし、翠星石は性悪だし…」

ジュン「水銀燈は色んな意味でおそろし人形で、蒼星石はウザったくて、金糸雀も一言余計で……」

ジュン「雪華綺晶なんて命に関わる事をしてくるからな。たまったもんじゃないよ」

ジュン「でも……、いつの間にか悪くないと思えるようになってたんだ」

ジュン「あんな事が起きて…不登校になって……僕のこと誰も覚えていなければいいのにって何度も思ったけど……」

ジュン「それでもまた立ち上がる事ができた。復学も果たせた。それは真紅たちがいたから…」

ジュン「必氏に闘う彼女たちの姿を見ていたから……だから僕も立ち上がる事ができたんだ」

ジュン「弱い僕でも闘ってる。生きてるんだって 真紅たちは僕に教えてくれた」

ジュン「ローゼンメイデンはいつの間にか僕の中でかけがえのない存在になっていた」

ジュン「たぶん、まかなかった僕も同じ気持ちだと思う。…そんな感じ」

358: 2016/02/15(月) 07:15:42.98 ID:2ScAyOWy0
ジュン「あと…作品としてのローゼンメイデンは僕の成長物語みたいで恥ずかしいよ…」

ジュン「Rozen Maiden 1巻の頃とローゼンメイデン 10巻で僕全然違うし…」

ジュン「『引きこもりの中学生が神にでもなるような勢いだった』とか言われてなんとも言えない気持ちになったよ…」

真紅「クワガタに乗り始めた頃からすごかったものね。あれは驚いたわ。出会った頃は『氏むぅ~~』と叫んでいたのが嘘のよう」

ジュン「おいっ!恥ずかしいからやめろよ!」

珪孔雀「たしかに…。バーズ版では薔薇乙女の方が頼りになる感じだったのに、
     YJ版ではいつの間にかジュンさんの方が頼りになる感じでしたよね」

珪孔雀「これって立場が逆転してるんだから。最初の頃の頼り無さからは想像もできないわ」

ジュン「頼りなくて悪かったな」

真紅「今のジュンは頼りになるわ。だって、なんでもできるもの」

真紅「原作の方でも私を復活させてくれると信じているわ」

ジュン「それなら大丈夫だよ。僕ならできる。みんなも居るしな」

真紅「期待しているわ」

359: 2016/02/15(月) 07:17:44.02 ID:2ScAyOWy0
真紅「最後は私ね。私にとってのローゼンメイデン……」

真紅「それは、もう一人の自分。いいえ、この場合七人と言うのかしら?」

真紅「元々1つだったローザミスティカは8つに分かれた。1つは8つに。8つは1つに」

真紅「自分とは違う自分。そんな姉妹一人ひとりの事を、私は私以上に大切に想っている」

真紅「もちろん、ローザミスティカだけが姉妹の証ではないわ。薔薇水晶だってそう。本当の姉妹ではないけれど、彼女の事も大切なの」

真紅「時に憎しみあった事もあったけど、私達はそれ以上に姉妹としての絆で繋がっていたのよ」

真紅「私はそれを大切にしたい。大切な姉妹たちとずっと一緒にいたい」

真紅「だから私は姉妹を…誰も独りぼっちにしない……置き去りにしないと決めたの」

真紅「自分以上に大切な存在。それが私にとってのローゼンメイデンよ」

360: 2016/02/15(月) 07:30:09.09 ID:2ScAyOWy0
真紅「そんな私達が描かれたローゼンメイデン。この作品には色んな想いが詰まっているわ」

真紅「小さな事から大きな事。喜ばしい事や悔しくて仕方なかったこと」

真紅「原作者のお二人。私達の事が世の中に広まって、不思議で嬉しくて怖くて…二人で唖然としていたと言っていたわね」

真紅「貴女たち二人しか知らなかった私たちの名前。今では多くの人が口にするようになりました」

真紅「あれから12年。3度目の連載が決まったのは原作者のお二人、ローゼンメイデンに携わった会社、スタッフ。そして、応援している読者」

真紅「みんなこの作品が好きだから起きた奇跡なの」

真紅「『また人形たちをお届けしたい』と言っていた桃種先生。それを実現させたと知った時、…私はもう……」

真紅「もうね…、もう………胸がいっぱいで……張り裂けそうだったわ…」グスッ…

真紅「素敵な想いが詰まったローゼンメイデン」

真紅「この想いを大切にして……ずっと守っていきたい…」


ジュン「真紅…」

珪孔雀「お、お姉さま…!」グスン

361: 2016/02/15(月) 07:36:21.04 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「わ、わたし…!か、かんど……感動したんだから…!」ブワッ

真紅「珪孔雀、美人が台無しよ。ほら、ハンカチ」つハンカチーフ

珪孔雀「ありがどう、お姉さま゛………チーン!」



ジュン「みんなの想いが詰まった物語か。まるで願いを集めたような作品だよな」

真紅「あらジュン。ずいぶんロマンティックな事を言うのね」

ジュン「お、思ったんだから仕方ないだろ。そういうお前だってさっき泣いてたじゃないか」

真紅「私としたことが少し感傷的になってしまったわ」

ジュン「だけどそうだよな。僕たちは多くの人に支えられてるんだ」

真紅「その期待に応えられるように私達も今まで以上に闘っていきましょう」

ジュン「僕は今まで通りでいいと思うんだけど…」

真紅「そんな事を言っていてはダメよ。ほどほどなのもいいけど、時には頑張らないと。若い時の無謀は買ってでもするものよ」

ジュン「なんか年寄りじみてる…」

真紅「なにか言ったかしら?」

366: 2016/02/15(月) 21:25:16.32 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「あら スタッフさんどうしたの?……お便りがもう一通来てる?」

珪孔雀「なら、これが最後のふつおたね。それじゃあ張り切って読んでいくんだから!」


珪孔雀「R.N.まかなかった世界の大学生さんからのお便りです。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『こんにちは。少し聞きたい事があるんだけど、いいかな。
      新アニメでマトリョーシカって人形が出ていましたよね。
      女の子があの人形にお願いしていた最後の願いって結局なんだったんですか。』
      ……これはわかる人いるのかな…?」


ジュン「それって、まかなかった僕が買ってきたっていうあの絵本のこと?」

珪孔雀「うん。一番くじの商品にもなったあの絵本なんだから」

ジュン「まかなかった僕が買ったんならまかなかった僕しか知らないんじゃないか?」

真紅「この真紅も読んだわ」

ジュン「そういえば、何かメッセージを書いてたよな」

真紅「えぇ、そうよ。あっちのジュンにも私達のことを覚えていてほしかったから…」

珪孔雀「なんだかロマンチックなんだから」

ジュン「えっ?そういうものなのか…?」

真紅「そういうものよ。それで願いの内容だったわね」

367: 2016/02/15(月) 21:27:22.29 ID:2ScAyOWy0
真紅「たしか……私の大切な人たちがこれからも幸せでありますように……みたいな内容だったわ」

ジュン「うろ覚えかよ…」

真紅「でもね、気持ちはわかるのよ。私もマトリョーシカ人形に似たような願いをしたもの」

ジュン「へぇ、姉妹みんな幸せでありますように…とか?」

真紅「………違うわ」

ジュン「違うのか?じゃあ一体……」

真紅「秘密なのだわ」

ジュン「秘密ってなんだよ。気になるじゃんか」

珪孔雀「わたしも気になるんだからー」

真紅「今度教えてあげるわ」



――――――


真紅『マトリョーシカの一番小さなお前に…一番大きな願いを託した』

真紅『それは、ジュンには……私のマスターには決して氏んでほしくない…という願い』

真紅『私は今まで幾人ものマスターが天に旅立つのを見送ってきた』

真紅『人間には寿命がある。わかってる。だけど…、だけど今だけは……一緒にいさせて…』

真紅『お願いよ。小さなマトリョーシカ。私の願いを叶えてちょうだい』


―――――――――――
――――――――
―――――

 

368: 2016/02/15(月) 21:29:34.92 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「今度はわたしが巻き返す…!お父様の時間を 珪孔雀の時間に…!」

珪孔雀「『私の時間に巻き返す』」

珪孔雀「このコーナーは、ローゼンメイデンでやってみたい場面を実際にやってみようってコーナーよ」


ジュン「ちょ、ちょっと待てって!これって僕のコーナーじゃないか」

珪孔雀「はい、そうですよ。私がパーソナリティなので少し変えさせて頂きました」

ジュン「………まぁいいけどさ…」

珪孔雀「それでね、それでね。わたしこのコーナーずっとやってみたかったんだから!」

ジュン「これってゲスト主体のコーナーじゃなかったっけ?」

真紅「あら、何かやってみたいシーンがあるの?」

ジュン「そう言われると特にないかも。珪孔雀のやってみたいシーンも気になるし、珪孔雀がやっていいんじゃないか?」

真紅「そうね」

珪孔雀「そうこなくっちゃ!じゃあ始めるわ」

369: 2016/02/15(月) 21:39:17.01 ID:2ScAyOWy0
 
―――――
――――――――
―――――――――――

【ローゼンメイデン TALE 57】


金糸雀『もう何度目のお茶会かしら…』

翠星石『ふぁ~~、よく飽きないですねぇ。真紅』

真紅『仕方がないわ。他にやることがないんだもの』


真紅『ねぇ、知ってる?人間はね、毎日のお茶の時間の他にも誕生日にもっと特別なパーティをするのですって』

水銀燈『あらぁ素敵!でも私達には誕生日がないじゃない』

水銀燈『なんでもない日を祝いましょう。なんでもない日おめでとうって!』

真紅『それは物語の話でしょ?いかれ帽子屋のセリフだわ。あまりからかわないで頂戴』

水銀燈『どうして?いいじゃない。ここにいる私達がイカれてないとでも?』

水銀燈『ここにいる全員!長すぎる退屈にとっくにおかしくなってるんだわ!』

金糸雀『水銀燈…』

水銀燈『だってそうでしょ!?本当はみんなわかってるんでしょう』

真紅『…お父様はお忙しいのよ…。今にきっと第7ドールを連れていらっしゃるわ。…きっと…もうすぐ…』

水銀燈『第7ドール? ふふっ、そんなもの本当にいるのかしら? だって姿も影も誰も見たことがないじゃない』

水銀燈『ねぇドールズ。いい加減認めなさいよ』

水銀燈『私達もうとっくにお父様に捨てられたの。この箱庭に転がされているガラクタ達とかわらない』

水銀燈『ただのジャンクなのよ!』

真紅『違う…!違うわ。 わ、私達にだって 生まれてきた意味があるはずよ…!』




カツン… カツン…! カツン…!


 

370: 2016/02/15(月) 21:41:37.22 ID:2ScAyOWy0
真紅『……足音?』

金糸雀『このお茶会会場に近づいてくるかしら』

雛苺『お父様なの…?』グスン

蒼星石『そうだろうね。ここに来れるのはお父様しかいないはずだ』

翠星石『お父様にお会いするのはずいぶん久しぶりです』

水銀燈『……フンッ』


カツン……カツン………



マイスタージュン『やあ、ドールズ』

雪華綺晶『ごきげんよう、お姉さま方』

珪孔雀『はじめまして、お姉さま達』


真紅『だ、誰…?』

371: 2016/02/15(月) 21:43:52.85 ID:2ScAyOWy0
真紅『あ、あなたたち一体誰なの…!?』

マイスタージュン『僕はジュン。君たちのお父さんの助手をしている者だよ』

真紅『助手…?お父様以外の男性が居たなんて……』

マイスタージュン『そしてこの子達は君たちの新しい姉妹』

雪華綺晶『ローゼンメイデン第7ドールの雪華綺晶と申します』

珪孔雀『ローゼンメイデン第8ドールの珪孔雀です』

水銀燈『なんですって?』

真紅『ま、またなの…』

翠星石『一緒に来るなんてあの子たちも双子ですかね?』

蒼星石『どうだろうね』

雛苺『うゅ……、…お父様は…?』

マイスタージュン『ローゼンは訳あって来れないんだ』

雛苺『………』グスッ…

マイスタージュン『ごめんな』




マイスタージュン『いきなりで悪いけど、君たちには旅に出てもらいたい』
 

372: 2016/02/15(月) 21:45:54.89 ID:2ScAyOWy0
真紅『…旅?』

マイスタージュン『今すぐの話じゃない。雪華綺晶と珪孔雀も来たばかりだから』

マイスタージュン『君たちは人間の世界で人間と出会い、色んな事を知ってもらいたい』

マイスタージュン『この世界をどう感じたか僕とローゼンに教えてくれないか』

真紅『それは……お父様が仰っていたの?……』

マイスタージュン『そう』

水銀燈『あははっ!ジャンクだから出て行けって事かしら?いいわ、出て行ってあげる』

翠星石『水銀燈!さっきからジャンクって……お父様に失礼ですよ』

水銀燈『うるさいわね。この箱庭から出られるのならなんだっていいのよ』

水銀燈『お父様の籠の鳥でいるのは もううんざりよ!』

マイスタージュン『ごめんな、水銀燈。だけどローゼンは君たちを愛している』

水銀燈『愛してるならなんで姿を見せないのよ!私達に見切りをつけたいい証拠じゃないの!』

マイスタージュン『姿を見せない理由…。それは言えないんだ………ごめん』

373: 2016/02/15(月) 21:48:50.85 ID:2ScAyOWy0
水銀燈『話にならないわね。いいわ、今から出て行ってあげる。どこが入口なの?』

マイスタージュン『……額の中の扉が入口だよ』

水銀燈『…この世界がどんな風に見えるかですって?そんなに知りたいなら見てきてあげる』

水銀燈『絶望に満ちた世界をね!』バサッ!

金糸雀『水銀燈…』




金糸雀『私も旅立つわ』

真紅『そんな…!金糸雀まで…!?』

金糸雀『ねぇ、あなた。……ジュン…だったわね。お父様は何を考えてるの?』

マイスタージュン『彼はいつだって君たちの幸せを考えてる。みんな一番大切なんだ』

金糸雀『…………そう……』

金糸雀『お父様が旅立てと仰るのなら旅立ちます。世界を見てくるかしら』

金糸雀『また会いましょう。姉妹たち』フワッ



蒼星石『…僕も行くよ』

翠星石『蒼星石!?このジュンとか言う奴の言葉を信じるですか!?』

374: 2016/02/15(月) 21:52:03.92 ID:2ScAyOWy0
蒼星石『彼はお父様の助手。僕は信じるよ』

翠星石『そ、それはここに来れるほどですから、嘘は言ってないとは思いますけど……』

蒼星石『お父様はアリスを望んでいる。姉妹を造り、また造り……それでも届かなかった』

蒼星石『人間の世界にはアリスになれるヒントがあるのかい?』

マイスタージュン『それは自分の目で確かめてみてほしい。蒼星石』

蒼星石『わかりました。僕も旅立ちます』

翠星石『そ、そんな………それなら翠星石だって付いて行くですよ!』

蒼星石『箱庭から離れて怖くないのかい?』

翠星石『こ、怖くない……わけないですけど…、蒼星石と離れる方がよっぽど怖いですよ』

蒼星石『そう…。僕もだよ』クスッ

マイスタージュン『詳しい話はウサギが伝達してくれる。無理をしないようにな』

翠星石『べー!ですぅ』

蒼星石『行くよ、翠星石』



真紅『………』

375: 2016/02/15(月) 21:54:56.16 ID:2ScAyOWy0
マイスタージュン『みんな急だな。君たちはどうする?真紅』

真紅『わ、私は……私も…』

雛苺『ヒナ…怖いの……』

真紅『!…………私はまだ行かないわ』

雛苺『ほ、本当…?』

真紅『本当よ。それに、新しい姉妹にまだ自己紹介をしていないものね』

雪華綺晶『うぅ…、ハラハラしました』

珪孔雀『みんな旅立っちゃったらどうしようかと思ったんだから…』

真紅『見苦しい所を見せてごめんなさい。姉妹を代表して謝るわ』

真紅『そして……ジュン…と言ったわね。お父様はまだここにいらっしゃるの?』

マイスタージュン『ローゼンはもういない。彼も出かけたよ』

真紅『そう…』


真紅『自己紹介をしましょう。私は誇り高きローゼンメイデンの第5ドール』

真紅『真紅なのだわ』


―――――――――――
――――――――
―――――

 

376: 2016/02/15(月) 21:56:49.90 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「これなら私も原作に出られるんだから!」

ジュン「もうツッコまない。僕はツッコまないぞ…!」

真紅「なんであの時代にジュンがいるのかしら?」

珪孔雀「『マイスターローゼン』の力を使って未来から来てる設定なんだから!」

ジュン「未来!?マイスターローゼン万能すぎだろ!そんな能力ないから」

珪孔雀「あっ、ツッコんでくれた。さすがローゼンメイデン唯一のツッコミ職人ね」

真紅「まかなかったジュンもツッコミはするけど、大人になってツッコミ力が弱まっているものね」

珪孔雀「ツッコミ力って大人になると弱まるのね。なるほどなるほど」

ジュン「そんなわけあるかーーー!!」

珪孔雀「うふふ、話していて楽しいんだから」

ジュン「もういいや…、次行こうよ」

珪孔雀「はい。では私の想像をもう一つやります」

ジュン「まだあるのかよ!?」

377: 2016/02/15(月) 21:58:12.88 ID:2ScAyOWy0
 
―――――
――――――――
―――――――――――


水銀燈『水銀燈よぉ』

金糸雀『金糸雀かしら♪』

翠星石『翠星石ですぅ』

蒼星石『蒼星石!』

真紅『真紅なのだわ』

雛苺『雛苺なのー』

雪華綺晶『雪華綺晶ですわ』

薔薇水晶『薔薇水晶…』

珪孔雀『そして私が 珪孔雀なんだから!』


『『『『『『『『『九人そろって!ローゼンメイデン!!』』』』』』』』』キュピーン!


のり『素敵すてき~!一度これを聞いてみたかったのよねぇ』パチパチパチ!

ジュン『いや、一人ローゼンメイデンじゃない奴いるじゃん』

真紅『「誰も置き去りにしないこと」 それが私のアリスゲームよ』

大ジュン『その名言をここで使わなくても……』


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――――――――
―――――

 

378: 2016/02/15(月) 22:01:19.17 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「どう?どうなんだから。お姉さま達が孔雀の羽のように私の後ろでポーズを取るの」

真紅「色とりどりで綺麗ではありそうだけど…」

ジュン「色とりどりなのはオスの孔雀だろ」

珪孔雀「あっ!あぁぁ~~…、わ、わたしったらなんてミスを……」



ジュン「ふぅ…、そろそろ次のコーナーに行かないか?」

真紅「あらジュン。あなたやりたいシーンはないの?」

ジュン「特にないかな」

真紅「嘘を言いなさい。私にはちゃんと伝わっていてよ」

ジュン「えっ…、あっ!久しぶりに心読まれた…」

珪孔雀「えっ?ジュンさんにもやってみたい場面があるの?」

真紅「あると言えばあるし、ないと言えばないわ」

ジュン「おい、真紅。恥ずかしいからやめろよな」

真紅「いいじゃないの。あなたの願いは私と一緒の願いだもの」

珪孔雀「ジュンさんとお姉さまの願いが一緒…?」

真紅「見てみた方が早いわね。始めるわよ」

379: 2016/02/15(月) 22:03:29.98 ID:2ScAyOWy0
 
―――――
――――――――
―――――――――――

BGM 【自分の居場所】


――――ジュンの部屋


ジュン『買いっと…』カチカチッ

真紅『………』ペラッ

ジュン『……真紅、居たのか』

真紅『もちろん居るわよ。私の部屋だもの』

ジュン『僕の部屋だ!』


のり『ジュンくーん!真紅ちゃーん!おやつよー』ガチャッ

ジュン『あーもう、ドア開けるとまた運動会が…』


ドタドタ キャッキャッ


雛苺『のりぃー、翠星石がいじわるするのー』

翠星石『違うですぅー、ちび苺が翠星石のレースを…ホラホラ』リボン結び

雛苺『自分でやったのよ。翠星石のすかぽんたん。蒼星石も見てたよねー』

蒼星石『まったく…、君たちったら』クスッ

380: 2016/02/15(月) 22:06:20.36 ID:2ScAyOWy0
のり『みんな仲良しねぇ。お姉ちゃん嬉しくなっちゃう』

翠星石『ジュンー、翠星石のレース直してですぅー』

雛苺『ジュンダメェーー』

蒼星石『賑やかだね』

真紅『いつもこんな感じよ。それはそうと、のり。ここでお茶にしましょう。ジュンも手伝いなさい』

ジュン『なんで僕が…』


――――――



翠星石『のりが作ったケーキ美味しいですぅ』

蒼星石『本当だ。美味しい』

のり『ありがとう。翠星石ちゃん、蒼星石ちゃん』

雛苺『のりはお料理の天才なのよー』

のり『うふふ、いっぱいあるからどんどん食べてね。雛ちゃん』

真紅『ジュン、紅茶を淹れなさい。ミルクも忘れてはダメよ』

ジュン『はいはい』

真紅『はいは1回にしなさい』

ジュン『…ほら』

真紅『…うん。だいぶ上手になった。いい子ね、ジュン』


―――――――――――
――――――――
―――――
 

381: 2016/02/15(月) 22:11:00.00 ID:2ScAyOWy0
真紅「こんなところかしら」

珪孔雀「これは……いつもの日常…?」

真紅「そうよ。この日常こそが何ものにも代え難い大切なものなの」

珪孔雀「さっきジュンさんも同じ事言ってましたよね」

ジュン「ずっとこの生活をしてたんだ。今さらあいつらが居なくなったら静かになりすぎて逆に落ち着かないっていうか…」

真紅「ふふ、そういう事にしておくわ」

ジュン「なんとでも言えよ」

珪孔雀「一緒の考え…一緒の願い…。これがドールとマスターの絆」

珪孔雀「なんて美しい関係なんだから!二人は本当に繋がり合ってるんですね」

真紅「怖がりな所とか…似た者同士なのは確かよ。だけどそれだけではないわ」

真紅「ジュン、貴方だから寄り添っていられるの」

ジュン「は、恥ずかしい事を真顔で言うなよな」

珪孔雀「あっ、照れてる。可愛いんだからー」キャー

ジュン「このノリ……薔薇乙女って感じがすごくする…」

382: 2016/02/15(月) 22:14:22.37 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「誓って。薔薇の指輪に……わたしのローザミスティカを護ると…」

珪孔雀「『プチアリスゲーム』」

珪孔雀「このコーナーは、パーソナリティの私とゲストがゲームをして対決するコーナーです」


ジュン「なんか知らないコーナーが始まったぞ」

真紅「だけど どこかで聞いた事があるコーナーね」

ジュン「なぁ珪孔雀。ゲームってなにするんだ?」

珪孔雀「説明しちゃいます!今から始めるゲーム。それは……」


珪孔雀「どっちが姉妹でSHOW!」


ジュン「どっちが姉妹でSHOW?…なにそれ」

珪孔雀「簡単に言うと、他のローゼンメイデンになりきってどっちが似てるか競うゲームなの」

ジュン「僕やりたくないんだけど…」

珪孔雀「そう言うと思ってました。ジュンさんは審判役でお願いします」

ジュン「別にいいけど…、審判って僕だけか?」

珪孔雀「そこはご安心。ホーリエ!ティアドロップ!」


ホーリエ「」パァ

ティアドロップ「」チッカチッカ


珪孔雀「ジュンさんとホーリエ、そしてティアドロップが審判なんだから」

383: 2016/02/15(月) 22:17:02.78 ID:2ScAyOWy0
真紅「つまり、この私と一騎打ちをしたいってことね」

珪孔雀「そ、そんな物騒な感じじゃないんだから……あくまで楽しむのが目的なの」

珪孔雀「景品もあるんだから。これよ!」ジャジャーン!


【ローザミスティカ型特大チョコ】

【巨大くんくんぐるみ】


真紅「!!?」

ジュン「なんだあれ?あの茶色い塊ってなんだ?」

珪孔雀「バレンタイン特性ローザミスティカチョコレートよ!」

ジュン「ローザミスティカって…。デカ過ぎてただの石にしか見えないんだけど」

真紅「なんてことなの…。これは負けられないのだわ!!」

ジュン「えっ、そんなにあのチョコ欲しいのか?」

真紅「違うわよ。もうひとつの景品を見なさい」

ジュン「もう一つの……あぁ、あのベロマーク50枚のやつか」

真紅「もう二度と手に入らないと思っていたのに…。これもお父様のお導きかしら?」

ジュン「それはない」

384: 2016/02/15(月) 22:21:38.10 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「それでは早速やっていくんだから!」

真紅「フフ、あなたは肝心な事を忘れている」

珪孔雀「えっ!?真紅お姉さま…?」

真紅「私の中の人は女性から少年まで幅広い声が出せる七色の声優なのよ」

珪孔雀「!!」

真紅「この勝負もらったわ」

ジュン「完全にくんくんに目がくらんでる。中の人が優秀でも、肝心の本人がこれじゃどうしようもないだろ」

ホーリエ「」オロオロ

真紅「いいこと、ホーリエ。いくら私の人工精霊だからって私に贔屓せず公平なジャッジをするのよ」

珪孔雀「ティアドロップもね」

ティアドロップ「」コクコクッ

真紅「ジュン。合図を」

ジュン「えっ?僕がするのか?」

真紅「審判なんだから当たり前でしょ」

ジュン「そっか。えっと……、アリスゲーム…スタート!」

385: 2016/02/15(月) 22:23:27.32 ID:2ScAyOWy0
 
【お題1:水銀燈】


真紅「いきなり水銀燈だなんて…。でもいいわ、完璧にこなしてあげる」


真紅「『珪孔雀、あなたのローザミスティカ。わたしにちょうだぁい!』」


珪孔雀「!!」

ジュン「な…!?似すぎだろ今の…!」

珪孔雀「つ、次は私の番…。…いくんだから…!」


珪孔雀「『ジャンクにしてあげるわぁ!』」


ジュン「あー…、なるほどな。じゃあ判定するぞ。勝者は……」



ジュン【真紅】

ホーリエ【真紅】

ティアドロップ【真紅】

386: 2016/02/15(月) 22:26:21.11 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「この結果…わかってはいたけれど……」

真紅「少し複雑だけど、ここは喜んでおきましょうか」

ジュン「ていうか似すぎだろ!沢○さんより似てたぞ」

真紅「どのくらいの時を一緒にいたと思ってるの。このぐらい余裕よ」

珪孔雀「一日の長どころの騒ぎじゃないんだから…。でも次は自信あるんだから!」



【お題2:金糸雀】


真紅「金糸雀は難しいのよ」

真紅「『楽してズルしていただきかしらー!』……なにか違うわね」


ジュン「似てなくはないよな」

ホーリエ「」コクッ

珪孔雀「次は私ね。金糸雀お姉さまのはいっぱい練習したんだから」


珪孔雀「『そこまでよ!かしら!これ以上私のマスターに手出しは無用かしら』」


ジュン「おっ!似てる似てる」

ホーリエ「」コクコクッ

387: 2016/02/15(月) 22:28:05.15 ID:2ScAyOWy0
ジュン「じゃあいくぞ。せーのっ」


ジュン【珪孔雀】

ホーリエ【珪孔雀】

ティアドロップ【真紅】


真紅「くっ…、さすがに無理があったわね」

珪孔雀「やったかしらー!でも、ティアドロップ。あなたどっちの味方なんだから」

ティアドロップ「(汗)」

真紅「ティアドロップは公平に判定してるのだわ。あなたもそれを認めていたでしょう?」

珪孔雀「あぅ…、ごめんね。ティアドロップ」

ティアドロップ「」フルフル


【真 紅1 ― 1珪孔雀】


真紅「同点ね。次のお題は誰かしら?」

388: 2016/02/15(月) 22:30:13.83 ID:2ScAyOWy0
 
【お題3:翠星石と蒼星石】


真紅「翠星石と蒼星石?両方やればいいってこと?」

珪孔雀「どっちかだけでいいの。例えば、私が蒼星石お姉さまなら真紅お姉さまは翠星石お姉さまをやるみたいな」

真紅「なるほど」

珪孔雀「しかも今回の勝利ポイントは2ポイントなんだから!」

真紅「お得ね」

ジュン「2人セットだから2ポイントなだけだろ」

珪孔雀「そんな訳で、私は翠星石お姉さまを選んで先手必勝!」

真紅「なら私は蒼星石を演じればいいのね」

珪孔雀「2人同時の場合は一緒にお話するの。お姉さま、いきます!」

389: 2016/02/15(月) 22:31:48.13 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「『蒼星石!こっちですよ』」

真紅「『待ってよ。翠星石』」

珪孔雀「『ほら、この木にリンゴが生ってる。鞄を積み上げて登るです!』」

真紅「『翠星石…、いけないよ』」

珪孔雀「『も…、もーちょっとで届くですぅ』」

真紅「『僕が取るって言ってるのに』」

珪孔雀「『木登りは翠星石の方が得意ですぅ』」

珪孔雀「『やったぁ。リンゴ2つ もぎ取ったりですよー』」

真紅「『……お見事』」クス



ジュン「………」

ホーリエ「」…

ティアドロップ「」…

390: 2016/02/15(月) 22:34:43.25 ID:2ScAyOWy0
真紅「ふぅ…、即興にしては息が合ったわね」

珪孔雀「うふふ、翠星石お姉さまになっちゃった気分だったんだから」

真紅「それでは勝敗を……ジュン、どうしたの?」

ジュン「その……なんか新鮮だったというか…なんていうか……なぁ、ホーリエ」

ホーリエ「」コクコクッ

ジュン「真紅が自分のこと『僕』って言ってたのが新鮮だっただけ。ホントそれだけなんだ」

真紅「そうね、私も初めて言ったもの。それでどちらが上手だったのかしら?」

ジュン「今回のはかなり難しいぞ。珪孔雀もすごく翠星石ぽかったし」

珪孔雀「本当!?やったー!」

ジュン「だけど真紅も……うーん、迷う…」

ティアドロップ「」キュルン

ジュン「んっ?あぁ、そうだな。迷っていても仕方ない。とにかく心が赴くままに…」

ジュン「せーのっ」


ジュン【真紅】

ホーリエ【真紅】

ティアドロップ【珪孔雀】


【真 紅3 ― 1珪孔雀】


 

391: 2016/02/15(月) 22:38:36.38 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「あぁ!点差が開いちゃったんだから…」

真紅「今回はギリギリだったわ」

ジュン「正直迷ったよ。決め手はやっぱり真紅のインパクトかな」

ジュン「演技力は同じくらいだったけど、真紅が演じる蒼星石のインパクトが強すぎた」

ホーリエ「」コクコクッ

珪孔雀「惜しかったのね…。なら、次は負けないんだから!」

真紅「その意気よ。…………次も勝てば……くんくん…」



【お題4:雛苺と雪華綺晶】


真紅「急に難易度が上がったわね」

珪孔雀「アリスゲーム中か後でかなり違うやり取りになりそうですね」

真紅「そうね。どっちでいきましょうか」

珪孔雀「今度はお姉さまからお選びください」

真紅「そう?なら、お父様やくんくんにも褒められた雛苺で挑むのだわ」

ジュン「……(あれは褒められたっていうのか…?)」

珪孔雀「それなら私は雪華綺晶お姉さまですね」

真紅「そういう事になるわね。そろそろ始めるわ。しっかり付いてきなさい」

珪孔雀「はい!」

392: 2016/02/15(月) 22:44:05.57 ID:2ScAyOWy0
真紅「『ねぇ雪華綺晶。うにゅーごっこしましょ!』」

珪孔雀「『うにゅーごっこ…ですか?』」

真紅「『そうなの!こうするのよ』」丸くなるー

珪孔雀「『まぁ!こうですか?』」

真紅「『もっとうにゅーの気持ちになるのよ!』」

珪孔雀「『えぇ!? う、うにゅー…!』」

真紅「『そうそう。とっても上手だわ』」


ジュン「……くっ…!」プルプル

ホーリエ「」プルプル

ティアドロップ「」



珪孔雀「『次はけものきらきーごっこをしましょう。わたくしの真似をしてください』」

珪孔雀「『にぱー♪』」シュタッ

真紅「きゃっ!?ね、猫みたいになるのね。……こうかしら…?」

真紅「『♪』」シュバッ


ジュン「……ぶふっ…!」

ホーリエ「~~~ッ!!」

ティアドロップ「(笑)」

393: 2016/02/15(月) 22:50:45.46 ID:2ScAyOWy0
真紅「ふぅ、なかなか良い出来だったわ」

珪孔雀「ちょっと自信ないんだから…」


ジュン「くくっ…、良かったよ」

真紅「ラプラスみたいな笑い方してどうしたの?」

ジュン「いや、なんでもない。じゃあ判定するぞ。こんな感じだ」


ジュン【珪孔雀】

ホーリエ【珪孔雀】

ティアドロップ【珪孔雀】


【真 紅3 ― 3珪孔雀】


真紅「なん…ですって…?」

珪孔雀「えっ!?勝てたの?」

394: 2016/02/15(月) 22:59:00.87 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「やったーー!!」

真紅「あぁ…、どういうこと?お父様とくんくんから褒めていただいた雛苺が負けるなんて…」

ジュン「たしかに似てたけど、珪孔雀がケモノ化した時に素に戻っただろ。あれがなかったらなぁ」

真紅「そ、そんな…」

ジュン「それに、さっきからくんくんに目が眩みすぎて 今の自分がよく見えてないだろ」

真紅「今の自分…?………!!///」かぁっ

ジュン「面白さで言ったら真紅の方が勝ってたけどな。ホーリエもそう思うだろ?」

ホーリエ「…っ!」ニゲル!

ジュン「あれ、ホーリエ?……んっ?」

真紅「……」ゴゴゴ…

ジュン「真紅…?」

真紅「………」ポカポカ! ビシビシ!

ジュン「なっ…!?あたっ、いててっ。無言で叩いてくるなよ」

珪孔雀「いいなぁ、ジュンさん登り。お姉さまも時々ジュンさん登りしますよね」

真紅「……登ってるつもりはないわ。これはお仕置きよ」

珪孔雀「そうなの?見ていて微笑ましいんだから」

真紅「よかったら貴女もやってみる?」

珪孔雀「いいんですか!」キラキラ

ジュン「やめろって…!いくら人形って言ってもお前ら重……アーーーッ!!」

395: 2016/02/15(月) 23:00:51.70 ID:2ScAyOWy0
 
【お題5:薔薇水晶】


真紅「これで勝負が決するわね」

珪孔雀「お姉さま、お先に失礼します」


珪孔雀「『さあ、アリスゲームを始めましょう』」


ジュン「あっ、似てる。練習してきてるなぁ」

真紅「やるわね。だけど、私のくんくんへの愛は誰にも負けないのだわ!」

ジュン「姉妹じゃなくてくんくんの方かよ…」


真紅「『私はローゼンメイデン第7ドール……薔薇水晶』」


ジュン「!」

珪孔雀「に、似てるんだから…」

ジュン「薔薇水晶に初めて会った時を思い出すな」

真紅「さあ、ジュン。ホーリエにティアドロップ。採点してちょうだい」

396: 2016/02/15(月) 23:08:13.97 ID:2ScAyOWy0
ジュン「それじゃ恨みっこ無しだぞ。せーのっ!」


ジュン【真紅】

ホーリエ【真紅】

ティアドロップ【珪孔雀】


【真 紅④ ― 3珪孔雀】


真紅「やったわ!くんくーん!!」ダッシュ!

珪孔雀「ま、負けた…。でも良い勝負でした。真紅お姉さま」

真紅「あぁ、くんくん。会いたかったのだわ」ダキッ

ジュン「聞いてないな」

珪孔雀「あ、あはは…」

真紅「ちゃんと聞いてるわよ。良い勝負だったわ、珪孔雀」

珪孔雀「お姉さま…」

真紅「さあ、一緒にローザミスティカ型のチョコをいただきましょう」

珪孔雀「えっ?でも、それはお姉さまの景品で…」

真紅「いいのよ。私達はベストを尽くした。素晴らしい勝負ができた事とお互いの善戦を祝って一緒に喜びを分かち合いましょう」キラキラ

珪孔雀「お、お姉さま…。輝いてるんだから…」ウットリ

ジュン「あれはくんくん手に入れてはしゃいでるだけだぞ」

真紅「そしてジュン。早く紅茶の準備をしなさい。私はオレンジペコがいいわ」

珪孔雀「私はお茶請けにマシュマロがいいんだから。チョコフォンデュにしていただくの」

ジュン「僕、ゲストなんだけど…。ま、いっか」


真紅「あぁ、くんくん…よかった……」ムギュー

397: 2016/02/15(月) 23:18:44.44 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「ローゼンメイデン。それは可能性と分岐の世界。この世界はいくつもの未来へと枝分かれしている」

珪孔雀「『 まきますか   まきませんか 』」

珪孔雀「このコーナーは私個人が疑問に思っている事をジュンさんと真紅お姉さまに質問しようってコーナーなの」


ジュン「また変なの始まったぞ」

真紅「一体いくつコーナーがあるのかしら?」

珪孔雀「これを合わせてもあと2つだけなんだから!それでは質問します」


珪孔雀「真紅お姉さまの時間を戻せる時計って一体いつから持ってたの?」


真紅「あぁ、これのことね。これはお父様からいただいたの」

珪孔雀「金糸雀お姉さまのバイオリンや翠星石お姉さまの如雨露みたいに?」

真紅「そうよ」

ジュン「って事は時間のゼンマイを巻き戻せるのは真紅だけなのか」

真紅「もう一人いるわ。ラプラスの魔も同じ時計を使っているのよ」

ジュン「ジャンプSQ.出張版で使ってたやつか。デザインが真紅のと同じだったからラプラスの魔から奪ったものかと思ってたよ」

真紅「そんなわけないでしょ」

珪孔雀「ラプラスの魔とお揃いだなんて仲良しさんなんですね」

真紅「そういう訳ではないのだけど…、なぜなのかしら?新連載でその謎も明かされるといいわね」

398: 2016/02/15(月) 23:20:52.54 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「次の質問!水銀燈お姉さまがめぐさんにしてあげたかった事って結局なんだったの?」


ジュン「また重い質問を…」

真紅「空気を読んで誰も聞いてこなかった質問ね」

珪孔雀「だ、ダメだった…?」

ジュン「水銀燈に聞いて……もダメだよな」

真紅「そうね。もし、2回目で聞いていたら確実に荒れていたでしょうね」

ジュン「でもさ、これ僕たちで答えちゃっていいのか?」

真紅「予想なら構わないでしょ。あくまで私たちだったらって意味で答えましょう」

ジュン「そうだな」

真紅「質問に答えるわ。水銀燈の真意はわからないけれど、もし私だったら自己犠牲を選ぶ」

珪孔雀「えっ!?アリスになった時みたいに?」

真紅「それとは少し違うわね」

真紅「めぐには酷かもしれないけれど…、それでも生きて闘ってほしい。私ならそう思ってしまう」

399: 2016/02/15(月) 23:29:13.10 ID:2ScAyOWy0
真紅「そのためなら喜んで支える、依り代になる。めぐが私のマスターならそう願わずにはいられない」

珪孔雀「そ、それってどうなのかな…?」

ジュン「わからない。それはもう誰にもわからないんだ」

ジュン「僕も柏葉から『柿崎さんを救えるのは僕』って言われたけど、…間に合わなかった。……」

ジュン「彼女の想いに……祈りに早く気付けていたら…だけど、あの階段の時にはすでに手遅れだった」

ジュン「雪華綺晶と融合する前……その前から確固たる意志が彼女にはあった」

ジュン「水銀燈が止められないのなら 僕では止められない」

珪孔雀「そ、そうだったの…」

ジュン「彼女の行動は彼女自身の内なる叫び。すべて知っての行動だったんだ」

真紅「……あの結末はなるべくしてなったのね…」

珪孔雀「えっ、あの……それなら、2回目に出てためぐって一体…?」

ジュン「世の中には不思議がいっぱいだよなー」

真紅「その通りね」

珪孔雀「スルーされた!?」

400: 2016/02/15(月) 23:41:10.37 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「最後の質問です。具体的にマイスターローゼンってなんなのかしら?」


ジュン「なんなのかって言われても……ローゼンを継いだってことくらいしか…」

珪孔雀「お人形関係の時に力を発揮したり、nのフィールドですごい力が使えるってことなんだよね?」

ジュン「ぶっちゃけそんな感じではある」

珪孔雀「ジュンさんはドール無しでnのフィールドに入ったりできるの?」

ジュン「できるよ。時々ローゼンのアトリエとか掃除しに行ってるし」

珪孔雀「お父様のお部屋を?」

ジュン「けっこう散らかってるんだよ。最初に真紅を置いてた時は薔薇乙女全員で掃除したんだ。水銀燈はサボってたけど」

真紅「ジュンの綺麗好きで神経質なところがこんな所で発揮されるとはね」

珪孔雀「すごい!自力でnのフィールドに入れる人間なんて聞いたことがないわ」

ジュン「と言っても、あまりマイスターローゼンの力は使ってないよ。僕は僕自身を磨かなきゃいけないからな」

ジュン「だから、ローゼンから色んなものを託されたけど、有事の際以外はなるべく力を使わないようにしてるんだ」

珪孔雀「なんだかとっても偉いんだから!」

真紅「よく言うわ。今でも学校に遅刻しそうになるとnのフィールドを使ってるじゃないの」

ジュン「…便利だからつい使っちゃうんだよ」

珪孔雀「えー…、本当にどこでもドア状態なのね…」

401: 2016/02/15(月) 23:49:17.60 ID:2ScAyOWy0
珪孔雀「過去はいくつもの未来へと繋がっている。あなたの未来も無限に広がっているのだから」

珪孔雀「『ジュン、忘れないでね』」

珪孔雀「このコーナーは、今月から始まる新連載【ローゼンメイデン0-ゼロ-】の意気込みや予想をしていくコーナーよ」


真紅「私のセリフ…。いいえ、…なんでもないわ」

ジュン「予想かぁ…。もう出尽くした感あるよな」

真紅「今までいっぱい予想したものね。私の過去の話も第2回で話してしまったし…」

ジュン「そうだよなぁ。珪孔雀は何か予想とかあるか?」

珪孔雀「予想ってほどではないのだけど…、水銀燈お姉さまって自分の服装にコンプレックスを持ってるの?」

ジュン「逆十字だからな。少なからず不満はあったっぽい」

珪孔雀「お父様が何故あのドレスを作ったのか明らかになるんじゃないかなって思って…」

ジュン「単純に神への反発って事じゃないか?今度こそ生きてもらいたいって言ってたし」

真紅「神の所業を真似たという意味もあるでしょうね。私達は時の流れに流されないから…」

珪孔雀「時の流れに逆らう…って事なのかな?それなら、翼はなんで黒いんだろう?」

ジュン「ドレスに合わせた…?……わからないな…」

真紅「どうなのでしょうね。新連載でそのシーンがあれば謎が解けるでしょうけど…」

402: 2016/02/15(月) 23:56:31.07 ID:2ScAyOWy0
ジュン「新連載の冒頭。最初はラプラスの魔が出てくるんじゃないか?」

真紅「ありそうね。舞台のカーテンから出てきて話し始める姿が目に浮かぶわ」

ジュン「真紅は何かあるか?」

真紅「私は、生前のお父様と亡くなってしまった娘が出るんじゃないかと思ってるの」

ジュン「ローゼンの娘…。ローゼンが会わなくなる前ってことか?」

真紅「それはわからないわ。病気になる前なのか…それとも後なのか」

真紅「ただ、私はお父様たちを見てみたい。そう思ったの」

ジュン「そうか。…珪孔雀も他に予想とか残ってるか?」

珪孔雀「これもちょっと思っただけなのですが…、真紅お姉さまは金糸雀お姉さまに『アリスゲームに積極的な姉妹』って言ってましたよね」

真紅「えぇ、言ったわ」

珪孔雀「もしかして、過去に金糸雀お姉さまと戦った事があるの?」

真紅「さあ、どうだったかしらね。その辺の事もきっと新連載で語られるはずよ」

珪孔雀「すっごく気になる…!だけどもう少しの辛抱なんだから」


ジュン「あとは真紅と猫の真相とか」

真紅「その話はもうやめなさい…やめなさい…」

403: 2016/02/16(火) 00:01:54.10 ID:kWITvwQM0
珪孔雀「さて、そろそろお時間になりました」

珪孔雀「本日のゲストである ジュンさん、真紅お姉様。お疲れ様でした」

ジュン「お疲れさま。ゲスト側になるのって新鮮だったよ」

真紅「お疲れ様ね。てっきり私が言わないといけないかと思ってハッとしたわ」

ジュン「このラジオも長かったよなぁ。11回だぞ?11回」

真紅「それだけ愛されていたということ。これからも読者やリスナーの期待に応えていきたいわね」

ジュン「珪孔雀も大変だっただろ。何せ、このラジオってCMなしだからな。ラジオ番組としては異例だよ」

珪孔雀「はい…、もうヘトヘトなんだから……」

真紅「nのフィールドを使った特殊なラジオだもの。CMなんて挟めるはずないわ」

ジュン「できたとしても、ドールハウスEnjuにしか頼めないもんな」

404: 2016/02/16(火) 00:17:32.46 ID:kWITvwQM0
 
/ ふれた指先 心燈して 流れ出す旋律 愛を望む~♪ \


真紅「名残惜しいけれど今度こそお別れね」

ジュン「今回は悲しまなくていい…とか言わないのか?」

真紅「必要ないわ。だって私達とはもうすぐ会えるもの」

ジュン「そっか。新連載スタートは今週の金曜日からだもんな」

珪孔雀「私もひっそりお姉様たちを応援してるんだから」

真紅「ありがとう、珪孔雀」

珪孔雀「こちらこそ ありがとうございました。ジュンさん、真紅お姉さま」

ジュン「珪孔雀もありがとな」



ジュン「リスナーのみんな。ここまで僕たちのラジオを聞いてくれて、本当にありがとう」

真紅「私達も楽しくラジオをする事ができたわ。これも聞いてくれた皆さんのおかげよ」

珪孔雀「ラジオはこれで終わっちゃうけど、これからもローゼンメイデンを応援してくれると嬉しいんだから」


珪孔雀「それでは、お相手はローゼンメイデン第8ドール珪孔雀と」

真紅「ローゼンメイデン第5ドール真紅と」

ジュン「『まいた世界』の桜田ジュンでした」



【薔薇の香りのガーデンパーティ0 FINAL】

END
 

405: 2016/02/16(火) 00:18:46.66 ID:FogWku4Ao

406: 2016/02/16(火) 00:24:32.02 ID:kWITvwQM0
 




―――――――――――
――――――――
―――――









『ここは夢とフシギの王国!』


『世界は不思議があふれてる…、だから君は キミだけのワンダーにきっと出会える!』



『合言葉はビー・ワンダフル!』












『ワンダリングワンダーワールドへようこそ!』






 

408: 2016/02/16(火) 00:27:52.88 ID:kWITvwQM0
サイ「………」ヒョイッ ヒョイッ


「見て見て!ゴミでジャグリングしてるよ!」

「さすがワワワ。掃除のキャストまでこってるなー」


鉄心「うわーっ…すごっ。清掃員ってこんなコトまでやるんスかぁ…?」

伊吹「当たり前だろ」



「いいぞー」

「すごーい!」


サイ「ヨシやれ!」

鉄心「…無理です」

サイ「んだョ、教えてんダロ。ケンシューだろ。ヤルだけヤレヨ」

鉄心「説明がザックリすぎる…」

サイ「早くやれよゥ」

鉄心「わ、わかったって…… 『この呪い人形ーー!!』

鉄心「えっ?」

409: 2016/02/16(火) 00:30:48.99 ID:kWITvwQM0
『こんなにチョコ食べられるわけないだろ!』

『紅茶で流し込めばイケるのだわ。だから早く食べなさい』

『む、無理だって……そんないっぺんに…もごっ!?』

『あら、やればできるじゃないの』

『むぐっ…!………はぁ…はぁ…、なんで僕がこんなことを…』

『リスナーへのサービスよ』

『こんなんでリスナーが喜ぶわけないだろ!』

『それはそうね』

『えっ……、じゃあなんでやらせたんだ?』

『ジュンが勝手にやったのでしょう?』

『そ、そんなわけあるかーー!!』

『愚かね』




鉄心「なんだろ。ラジオ…? 園内放送かな」
 

410: 2016/02/16(火) 00:38:14.57 ID:kWITvwQM0
鉄心「ワワワ限定で流してるならキャストがやってるのかも……どこのエリアのキャストだろ?」

鉄心「人形って言ってたから……『メルヘン』のエリア?」

鉄心「なぁ、サイ。人形って………居ないし…」



『それでは、お相手はローゼンメイデン第8ドール珪孔雀と!』

『ローゼンメイデン第5ドール真紅と』

『「まいた世界」の桜田ジュンでした』



鉄心「ああっ!終わっちゃった…。『まいた世界』…? どんな設定なのかな」

鉄心「ローゼンメイデンかぁ。きっと風の妖精ウィンディみたいに綺麗な人たちなんだろうなぁ」ワクワク

鉄心「なんだかいつか会えそうな気がする…。うん!なんか元気が出てきたっていうか…わくわくしてきた」


サイ「てめぇ歩くの おッセェな。もうゴミいっぱいだ」

鉄心「あっ、サイ!よぉし、俺も頑張るぞ!」



‐ おわり ‐
 

引用: 【ローゼンメイデン】薔薇の香りのガーデンパーティ0【ラジオSS】