1:◆w1MAf1o5YCsy 2015/10/24(土) 13:36:28.11 ID:2u7yMJsK0
キャラと設定が崩壊しまくり。
原作やアニメなどがゴチャ混ぜ。
ローゼンメイデンの小説のキャラが少し出てきたりもします。

それでもよければどうぞ。

ローゼンメイデン 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

2: 2015/10/24(土) 13:41:18.57 ID:2u7yMJsK0
 
前編 『どこでも雛苺』



日曜日―――…


雛苺「ふん♪ふっふふーん♪」

のり「あらあら、ヒナちゃん今日もごきげんね」

雛苺「そうなの!今日はお休みだからみんなと一緒に居られて嬉しいのよー」

ジュン「………」

翠星石「そろそろニチアサ※の時間ですし朝食にするですよー」

蒼星石「ほら、真紅ご飯だよ」

真紅「今行くわ」

ジュン「………」




※ニチアサ…日曜朝のアニメのこと

3: 2015/10/24(土) 13:46:48.96 ID:2u7yMJsK0
 
TV『美味しんじゃないの?僕の好みの味だよ』


翠星石「わがままな奴ですねぇ。まるでチビ苺みたいですぅ」

雛苺「ヒナなんでも美味しく食べるもん!」

のり「ヒナちゃんえらいわねぇ」

真紅「ねぇ、どうでもいいけど朝からドラ○ンボールはやめて頂戴。なんで神様がネコなのよ…」

翠星石「しゅごキャラ!はもう終わっちゃいましたし、プ○キュアも今の時間やってないですよ」

ジュン「………」モグモグ

蒼星石「あれ?ジュン君。そんなしかめっ面してどうしたんだい?」

ジュン「あのさ…、朝から気にはなってたんだけど…」

のり「?」もぐもぐ

雛苺「これおいしーのー!…あっ!ジュンの顔に落としちゃった。ごめんね、ジュン」

ジュン「……」ベットリ…

のり「あらあら大変!すぐタオルを…」

ジュン「なんで雛苺が僕に登ってるんだよ!」

4: 2015/10/24(土) 13:51:00.70 ID:2u7yMJsK0
紅翠蒼のり「?」

雛苺「このほうれん草…まじめな味なの」もぐもぐ

真紅「いつも登ってるじゃないの」

ジュン「いや、今日は起きた時から登ってたんだ」

翠星石「今頃気づいたですか?まったくチビ人間は本当にニブちん人間ですねぇ」

ジュン「お前らのツッコミを期待して敢えて黙ってたんだ!」

のり「お姉ちゃんは敢えて登らせてるのかと思ってたのよぅ」

ジュン「なんでだよ!僕登りはするなってよく言ってただろ」

雛苺「ベリーベルこっちこっち。そうそう、あ~~んっ」ぱくっ

蒼星石「でも行儀が良いとは言えないな。こういう事は真紅が一番に注意すると思ってたから」

真紅「なんか最近よく見かける行為だからスルーしてしまったのよ」

雛苺「のり!今日のご飯もおいしーのー!」

のり「ありがとう、ヒナちゃん」ウフフ

ジュン「いいからご飯の時くらいは降りろよ!」

5: 2015/10/24(土) 13:58:37.68 ID:2u7yMJsK0
雛苺「もう食べられないの」ウプー

ジュン「降りないし…」


翠星石「さーて!翠星石たちはおじじの屋敷に行くですかね」

雛苺「えっ!?ヒナも行きたい!」

蒼星石「僕たちは薔薇の様子を見に行くんだけど」

雛苺「ヒナは一葉や穂積とおしゃべりするのよ。さ、ジュン行きましょ」

ジュン「へっ?」

雛苺「もぅ!ジュンったらねぼすけさんね。ジュンも行くのよ」

ジュン「ちょっと待てよ!なんで僕まで…。真紅とでも行けばいいだろ」

真紅「嫌よ。今日は久しぶりにホームズを読破するのだわ」

雛苺「ほらほら。早く支度するの」

ジュン「僕の日曜日が…」

6: 2015/10/24(土) 14:03:07.85 ID:2u7yMJsK0
 
――――薔薇屋敷


一葉「やあ、待っていたよ」

翠星石「茶ーしばきに来てやったですよ!」

蒼星石「こんにちは、マスター」

一葉「はは、もうマスターではないのだから名前で呼んでくれないか」

蒼星石「……はい、一葉さん」

雛苺「一葉こんにちはなのー!」

ジュン「あの…、なんか僕たちも来ちゃってすみません」

一葉「いやいや、いいんだよ。お茶会は大人数の方が楽しいからね」

穂積「旦那様。お茶菓子の用意が整いました」

雛苺「あっ!穂積なの!こんにちは」

穂積「ええ。こんにちは、雛苺、翠星石、蒼星石、ジュンくん」

翠星石「久しぶりですね」

蒼星石「こんにちは」

ジュン「今日はよろしくお願いします」

穂積「いえいえ」

雛苺「穂積も一緒にお茶会しましょ!」

7: 2015/10/24(土) 14:06:25.65 ID:2u7yMJsK0
穂積「ごめんなさい、まだ仕事が残ってるの」

雛苺「そ、そうなの…」

穂積「また後でお話しましょう」

雛苺「うん!」


翠星石「では、パパッと食べて庭師の仕事をするですよ」

蒼星石「ゆっくりしてからでもいいじゃないか」

一葉「ところでジュンくん。なぜ雛苺を頭に乗せているんだい?」

ジュン「ああ、これは…」

雛苺「ジュンの頭はヒナの特等席なのよ。こればっかりは誰にも譲れないの」

一葉「それはいい」ハハハ!

翠星石「………」ムー

蒼星石「抑えて抑えて」

8: 2015/10/24(土) 14:16:00.32 ID:2u7yMJsK0
翠星石「それにしても、こうしておじじとお茶できるようになるなんて考えられなかったですよ」ズズ…

一葉「たしかにそうだな」

翠星石「あの頃のおじじなんて翠星石のお尻を叩いたり……ああもう!思い出したらムカついてきたです!この工口おじじ!!」

一葉「す、すまない…」

蒼星石「あれは翠星石が悪いよ。あんな事すれば怒って当然だ」

雛苺「翠星石は何をしたの?」

蒼星石「僕と翠星石は衣装を交換した事があるんだ。髪を帽子に入れて声も変えた翠星石は一葉さんを騙そうとしたんだよ」

ジュン「いかにも性悪人形がやりそうな事だな」

翠星石「う、うるせーです!あの時はそれしかないと思ったんですぅ…」

蒼星石「僕とマスターの契約を解こうとしたみたいだけど、僕がそれを阻止して翠星石はお尻ぺんぺんされたってわけ」

翠星石「そ、蒼星石ぃ…!その言い方はやめてですぅ…」

ジュン「話を聞く限りだと翠星石が悪いじゃん」

翠星石「そんな事ねーです!力が出せない以上ああするしか方法はなかったんですから。それに……」

翠星石「あの頃のおじじは復讐に燃えてましたからね。そりゃ穂積も心配するはずです」

一葉「穂積が?」

9: 2015/10/24(土) 14:22:12.97 ID:2u7yMJsK0
翠星石「あ゛っ!」

一葉「どういうことだ?」

翠星石「えっと…そのぉ……ええいっ!もう言っちゃうです」

翠星石「衣装替えの件で蒼星石とケンカして……途方に暮れていた時の事です」

翠星石「翠星石はどうしていいかわからず、二葉の部屋で泣いてたです」

一葉「二葉の部屋にいたのか」

翠星石「その時に掃除に来た穂積にいろいろ聞いたです。旦那様を助けてほしいって」

一葉「………」

翠星石「翠星石はその真摯な気持ちに胸打たれてなんとかしてやろうって思ったです」

翠星石「雛苺から7体全員目覚めた事は聞いてましたからね。真紅ならと思って助けを求めたって訳です」

ジュン「そうして僕の部屋に特攻してきたって事か」

翠星石「です!」コクリッ


一葉「穂積が………そうだったのか」

11: 2015/10/24(土) 14:30:58.27 ID:2u7yMJsK0
蒼星石「その辺は僕も知ってるよ。ラプラスの魔に見せてもらったから」

翠星石「えっ?そうなんです?」

蒼星石「うん。すっごくイラッとしたなぁ」

翠星石「ええっ!?なんで!?」

蒼星石「なんでだと思う?」フフフ…

翠星石「……なんか蒼星石が怖いです…」



雛苺「マスターもドールもみんな悩みを抱えているのね」

ジュン「いきなりどうした雛苺」

雛苺「トモエの事を思い出しちゃって。トモエもいつも悩んでるようだったから」

雛苺「ヒナもそう。アリスゲームが嫌なのにアリスゲームの開戦を告げたのは他でもヒナなのよ…」

ジュン「……(そんな前の話を……とは言えないな。アリスゲームが終わってまだ1年くらいだし)」

雛苺「……」シューン…

ジュン「なんか暗い話になってきた」

12: 2015/10/24(土) 14:35:09.39 ID:2u7yMJsK0
一葉「暗い話ばかりではない。蒼星石と出会って私は救われたのだ」

一葉「いや、蒼星石だけじゃないな。穂積や翠星石、ジュンくん、雛苺、真紅、水銀燈……数えたらキリがない」

一葉「みんなと出会えたことを心から感謝しているよ」

翠星石「へへーんだ!もっと感謝しろですぅ」

雛苺「ゼア イズ サンクス オンリー。感謝しかない」

ジュン「えっ」

雛苺「ヒナもトモエやのり、ジュンと出会えた事に感謝してるの!」

蒼星石「うん、僕もだ」

ジュン「まぁ退屈はしないよな」

翠星石「またまたそんな事言って。本当は翠星石たちが居なくなった途端オロオロするんじゃねーですかぁ?」

ジュン「なんだと!そんなわけあるか」

翠星石「どーだかですぅ。さてと、そろそろお庭のお手入れをしましょうか」

蒼星石「そうだね」

13: 2015/10/24(土) 14:40:10.47 ID:2u7yMJsK0
翠星石「健やかにィ~のびやかにィ~~」シャアアア

蒼星石「うん、良い感じだ」チョキチョキ



穂積「ここも綺麗になりましたね」

雛苺「あっ!穂積」

穂積「隣いいかしら?」

雛苺「うん」

穂積「………」

穂積「旦那様は日々の生活がとても楽しいみたい」

雛苺「うゅ?」

穂積「貴女たちローゼンメイデンのおかげね」









一葉「………」ズズ…

ジュン「………」


ジュン「……(き、気まずい…!)」

15: 2015/10/24(土) 14:45:49.96 ID:2u7yMJsK0
ジュン「……(なにこれ?何話せばいいのこれ?二人だけだとキツイんだけどこれ)」

一葉「………」フゥ…

ジュン「………(なにこれ、やだこれ)」

一葉「ジュンくん」

ジュン「わっ!…は、はい」

一葉「蒼星石は元気かね?」








雛苺「そんな事ないの。穂積が一葉を支えていたのも大きいと思うわ」

雛苺「ヒナたちは少しのきっかけを与えただけ…って蒼星石ならそう言うと思う」

穂積「そう…かな?」

雛苺「うん!穂積が愛のパワーで一葉の傍に居たからなのよ」

穂積「愛!?」

翠星石「穂積の愛はレモネードのように甘酸っぱいですからねぇ」ビュン! ニヤニヤ

穂積「速っ!」

16: 2015/10/24(土) 14:54:57.02 ID:2u7yMJsK0
ジュン「蒼星石?普通だよ。たまに翠星石と料理したり庭の手入れをしてくれたり」

一葉「そうか。幸せそうで何よりだ。やはり双子は一緒にいるべきなのかもな」

ジュン「……」

一葉「私の屋敷に居た頃は………いや、止そう」

ジュン「貴方と蒼星石はよく似ている」

一葉「ん?」

ジュン「だから彼女は貴方の事を放ってはおけなかったんです」







雛苺「ヒナは翠星石から聞いたの。たしかに恋をしてるお顔なのよ」

穂積「翠星石!」

翠星石「いやぁ~、恋はいいですねぇ。甘美な響きです。甘いだけでなく酸っぱくほろ苦い思い出。いいですよねぇ~」ほふぅ…

穂積「聞いてないし…」

翠星石「あの頃はわからなかったですけど、今なら翠星石もわかりますよ。ため息が出ますよね」ふぅ…

穂積「へぇ、あの翠星石がねぇ。相手はまさか…」

翠星石「ち、ち、違います!ちび人間じゃ全然ないですぅ!!」

雛苺「ヒナ思うのだけど、どうしていつも自爆するんだろう」

穂積「なるほど、ジュンくんか」

翠星石「ほあぁぁぁぁぁっ!!?」

17: 2015/10/24(土) 15:08:36.09 ID:2u7yMJsK0
一葉「翠星石もそんな事を言っていたな」

ジュン「契約するドールとマスターはどこか似てる部分があるみたいなんだ」

ジュン「あの翠星石や雛苺だって僕と似ている部分があるんです」

一葉「君が特別だからでは」

ジュン「僕はそうは思わない。一葉さんと翠星石だって似ている所がありますよ」

一葉「…確かに彼女たちとは共通する点が多いが…」

ジュン「蒼星石は貴方と会った時に痛いほど気持ちを理解していたはずだよ」

ジュン「気持ちが理解できるからこそ一緒にいたい。…幸せだったと思います」

一葉「……」

ジュン「蒼星石は貴方だからこそマスターに選んだんだ」









翠星石「ば、バレたです…」

穂積「そっかぁ。ジュンくんかぁ。ジュンくんって目立たないけど影でモテそうよね。あの歳にしては可愛いし」

翠星石「ま、マジですか!?」

穂積「マジもマジよ。最初に見た頃よりも頼れる感じだし」

雛苺「トモエもジュンの事好きって言ってたわ。恋愛的な意味かまではわからないけど」

翠星石「えぇぇーー!!た、大変ですぅ!」アワワ…

穂積「もう隠す気ないのね」



蒼星石(恋バナ長いなぁ)

18: 2015/10/24(土) 15:13:58.42 ID:2u7yMJsK0
翠星石「うーん…、でも焦っても仕方ないですし…」

穂積「少し優しくしてあげるとか」

翠星石「優しくですか。翠星石にできることは今まで通り一緒にいる事くらいしか…」ジー

雛苺「?」

翠星石「(ジュンのぼりはちょっと無理ですね)…ところで穂積の方はどうなんです?」

穂積「え?」

翠星石「またまたぁ。愛しの旦那様への淡い想いは隠しようがないですからね」

穂積「す、翠星石!///」カァァ

翠星石「おじじにはまだバレてないんですか?どうなんですか?」ワクワク

穂積「ちょっ、やめて!…蒼星石!翠星石をなんとかして」

蒼星石「えっ?僕?」

翠星石「蒼星石はおじじの恋が気にならねーですか?元マスターなのに?」

蒼星石「マスターには幸せになってもらいたいけど恋愛は専門外だ」

翠星石「なに言ってるですか!蒼星石。それでも乙女かー!ですぅ」

蒼星石「薔薇乙女なんだけど…」


キャッキャッ ウフフ





ジュン「ここにいる時の蒼星石は本当に幸せそうですよ」

一葉「ふふ、賑やかなものだな」

19: 2015/10/24(土) 15:17:35.97 ID:2u7yMJsK0
翠星石「うりうり。どうなんです?どうなんです?」

野積「この…、人形のくせにぃぃ~~…」

翠星石「へへーん!翠星石はお前よりも何倍も歳いってますからね。目上の者を敬えってもんです」

雛苺「おばあちゃんなの」

翠星石「なんか言いましたか?ちび苺」ギロッ

雛苺「い、言ってないの!」


一葉「随分賑やかだな」

ジュン「庭師の仕事は終わったのか?」

翠星石「んなああ!?」ビクゥ!

穂積「だ、旦那様!?」

蒼星石「庭の手入れは終わったよ」

雛苺「ジュン!」ピョン!

ジュン「おっとっと。またかよ…」

20: 2015/10/24(土) 15:28:33.25 ID:2u7yMJsK0
翠星石「お、乙女の会話に入ってくるなんて何考えてるですか!!」

一葉「す、すまない…」

ジュン「なんだよ…。何怒ってるんだよ」

翠星石「もう知らんです!」

ジュン「?」

雛苺「タイミングが悪かっただけだから気にしないで」


蒼星石「マスター、庭のお手入れ終わりました」

一葉「ご苦労さま。そろそろハロウィンだな。囁かだがお礼にお菓子をもらってくれないか」

蒼星石「いただきます」

雛苺「わーい!お菓子なのー」

翠星石「ちび苺はなんにもしてねーからもらえないですよ」

雛苺「えっ!?ヒナの分ないの…?」

穂積「もちろんあるわよ。ほら、雛苺。ジュンくんもどうぞ」

ジュン「えっ?僕も?なんかすみません」

雛苺「わぁい!ありがとなのー」


蒼星石「ありがとう。マスター」ニコッ

一葉「みんなが嬉しそうで何よりだよ」ニッコリ

一葉「ああ、それと穂積」

穂積「はい」

一葉「お前には本当に助かってるよ」

穂積「えっ?」

21: 2015/10/24(土) 15:35:47.09 ID:2u7yMJsK0
一葉「聞いたよ。復讐に取り付かれた私を止めようとしてくれたそうだね」

穂積「あの…それは、その……出過ぎた真似をしてしまい申し訳ありませんでした」

一葉「ああ、いいんだ」

翠星石「うふふ」

穂積「……(翠星石っ!あれほど言ってはならないと言ったのにっ!)」

一葉「ジュンくんに言われて改めて思ったよ。私の人生はただ老いるだけの人生ではない」

一葉「私は幸せ者だ。蒼星石に翠星石……そして、お前がいるのだから」

穂積「だ、旦那様!?」

一葉「私の傍に居て欲しい」

穂積「あぅ…、こ、こちらこそ///」

穂積「旦那様は私の全てです。だ、旦那様がよろしければ私は…!」

一葉「ああ、あの屋敷に住む者は皆わたしの家族だ。君塚も蒼星石も翠星石も、そして穂積も」

翠星石「!?」

穂積「えっ?そういう…?」

一葉「これからもよろしく頼むよ」

穂積「は、はい…」

翠星石「こんの!ニブちんおバカ性悪おじじーーー!!!!!!」

一葉「うおっ!?」ビクッ



雛苺「さあ、帰りましょ」

ジュン「あ、あぁ」

22: 2015/10/24(土) 15:40:54.64 ID:2u7yMJsK0
雛苺「午後になりましたー」

ジュン「はぁ、やっと日曜日を謳歌できる。ネットネット」イソイソ

真紅「………」

真紅「ふぅ、もうこんな時間なのね」パタン

雛苺「うゅ?真紅どこかに出かけるの?」

真紅「えぇ、金糸雀の所に行こうと思ってるの」

雛苺「金糸雀の家!ヒナも行きたいのよ!」

真紅「いいけど……邪魔はしないでね」

雛苺「邪魔?金糸雀と何するの?」

真紅「付いて来たらわかるわよ」

雛苺「えー!気になる!ジュン早く行きましょ」

ジュン「はぁ!?僕も行くのかよ!帰ってきたばかりじゃないか」

雛苺「行きたい行きたい!日曜日なんだからジュンももっと出かけるのよ!」

ジュン「嫌だね。僕は今度こそ休みを謳歌するんだ。行きたいならお前だけで行けよな」

雛苺「………うぅ」ウルッ

ジュン「!」

23: 2015/10/24(土) 15:47:12.62 ID:2u7yMJsK0
雛苺「嫌なの!今日はずっとジュンと一緒って決めてたのよーー!!」ビャアアアア

ジュン「うるさっ!?そんな理由で僕に引っ付いてたのか…」

雛苺「うえええあああああああああああ!!!!」ビャアアアアア

真紅「ジュン、うるさいわよ。近所迷惑だから早く泣き止ませなさい」

ジュン「僕がかよ!~~~~っ!!わかったよ!行けばいいんだろ!行けば」

雛苺「ホント!?」ピタッ

ジュン「うわっ、もう泣き止んだよ」

真紅「いけない。13時30分をもう2分も過ぎてしまったわ。すぐに出かけるわよ」

ジュン「僕たちも行っていいのかな?一応みっちゃんにメール送っとくか」カタカタ





――――nのフィールド


真紅「みっちゃんさんの家はこっちだったわね。…………?」

雛苺「真紅?どうしたの?」

真紅「今の気配は何かしら…?雛苺は何か感じた?」

雛苺「えっ?ヒナは何も感じないけど」

真紅「ジュンは?」

ジュン「いや、特には。気のせいじゃないか?」

真紅「一瞬何かの気配を感じたのだけど……気のせいだったのかしら?」

ジュン「あっ、ほら。もう着くぞ」

24: 2015/10/24(土) 15:50:45.22 ID:2u7yMJsK0
 
――――みっちゃんのお部屋


金糸雀「水銀燈重いかしら~…」

水銀燈「重くないわよ。いいからジッとしてなさい」

金糸雀「なんでカナを枕にするのかしら?」

水銀燈「だって貴女のお腹気持ちいいんだもの」スリスリ

金糸雀「ちょっ…!く、くすぐったいかしらー!」

水銀燈「我慢しなさいよぉ。今いいとこなんだから」ピコピコ

金糸雀「モ○ハンもその辺にしといた方がいいわ。そろそろ…」

真紅「随分と仲が良いわね」

水銀燈「!?」

金糸雀「真紅、待ってたかしら」

雛苺「お邪魔するのー」

ジュン「やあ、金糸雀に水銀燈。みっちゃんは?」

金糸雀「雛苺とジュンもいらっしゃい。みっちゃんはお買い物に行ってるかしら」

25: 2015/10/24(土) 15:56:58.50 ID:2u7yMJsK0
水銀燈「ちょっとなに!?なんで真紅たちが来るわけ?」

金糸雀「昨日言ったじゃない。今日は真紅が遊びに来るって」

水銀燈「そ、そんなの聞いてないわよ!せっかくの日曜日が…」

真紅「あら、毎日お休みの貴女がよく言うわね」

水銀燈「なんですってぇ?貴女こそ毎日リラックス乙女のくせに」

真紅「し、してないわよ!あれは一人の時だけであって…」

水銀燈「そうそう。一人になるとすっごいダラけるわよねぇ。真紅らしいわぁ」クスクス

真紅「もうっ!だからあっちで話そうって言ったのに!」

金糸雀「毎回桜田家にお邪魔するのは申し訳ないと思って…。みっちゃんもいつものお礼にって張り切って出かけちゃったし…」

雛苺「そういえば最近二人はよく話してたの。いつも何してたの?」

真紅「私と金糸雀はあるものを作ろうと思ってるの」

雛苺「あるもの?」

金糸雀「これかしら!」ドドーン!



【ホームズ&くんくん クロスオーバー同人誌】




ジュン「」

26: 2015/10/24(土) 16:04:42.70 ID:2u7yMJsK0
水銀燈「ホームズとくんくんって別々の作品でしょ」

金糸雀「クロスオーバーかしら。もしもホームズの世界にくんくんが現れたらってお話を作ってるの」

水銀燈「なにそれぇ…」

真紅「絶対面白いのだわ。同じ探偵で二人はライバル。でも時に協力して真犯人を見つけ出すの!」

雛苺「ええっ!?すごい!完成したらヒナにも読ませてほしいの!」

真紅「もちろんよ」

ジュン「いや、同人誌って…。同人小説って事か?」

真紅「今まで私がネットに上げていた小説をアレンジして出そうと思ってるの」

ジュン「そんな事してたのかよ!?」

真紅「それで挿絵担当は金糸雀」

金糸雀「かしらー!」

ジュン「マジかよ…」

28: 2015/10/24(土) 16:10:13.00 ID:2u7yMJsK0
水銀燈「あはっ!おっかしい。金糸雀の絵が上手なわけないじゃないの」

金糸雀「ジュンやみっちゃんほどじゃないけど…」シュババ

水銀燈「!」

雛苺「金糸雀お上手なの!」

ジュン「へぇ、金糸雀にこんな才能があったなんてな」

真紅「という事で今日は打ち合わせに来たのよ」

水銀燈「ふーん…」



みっちゃん「ただいまー!おー、集まってるね」

金糸雀「みっちゃん!おかえりなさいかしらー」

真紅「お邪魔してます」

雛苺「わぁい!みっちゃーん」

みっちゃん「おっ!ヒナちゃんジュンジュンの頭の上に登ってご機嫌だね」

雛苺「えへへー」

みっちゃん「そうそう、ジュンジュン。メールでも伝えたけど後で私のデッサン見てくれる?」

ジュン「あぁ、いいよ」

みっちゃん「よーし!かぼちゃスープとかぼちゃパイ気合入れて作るね!」

29: 2015/10/24(土) 16:20:19.47 ID:2u7yMJsK0
金糸雀「つまり泥棒キャットとモリアーティ教授が手を組むってわけ」

真紅「モリアーティは巨悪過ぎないかしら?クレイ辺りはどう?」

金糸雀「クレイって……知名度的にモリアーティの方がいいと思うの。ホームズをあまり知らない人でもモリアーティ教授なら知ってると思うし」

真紅「そうなのよねぇ。う~ん…、モリアーティ教授の性格を少し丸くするとか」

金糸雀「それかしら!」



水銀燈「よくやるわねぇ」

雛苺「水銀燈は本を読んだりしないの?」

水銀燈「最近は漫画ばっかりよ。めぐが勧めてくれた漫画をみつに買ってもらって読んでるわぁ」

雛苺「どんなマンガなの?」

水銀燈「悲劇とか絶望系の作品よ。彼○島とか東京○種とか」

雛苺「悲劇…?」

水銀燈「人を食べたりするお話ね。私も最初は下品だから興味なかったんだけど意外と面白いわよ」

雛苺「えー…、ヒナあんまり怖いのは無理なのよ…」

水銀燈「いいから読んでみなさいよぉ」

雛苺「嫌なの!怖いのはダメなのーー!!」



1時間後―――…


水銀燈「私の羽赫についてこれるかしら?」ウフフ

雛苺「ヒナの鱗赫だって強いんだから!」イチゴワダチー


ジュン「ハマってんじゃん…」

30: 2015/10/24(土) 16:27:34.58 ID:2u7yMJsK0
水銀燈「グールと人形。その両方の性質を持つ貴女ならできると思ったのにね。残念だわぁ」

雛苺「ヒナはこの間違った世界を変えてやるの!そのためならヒナは…」

雛苺「ヒナは喰種よ…!」

水銀燈「そう。人形としての自分を捨てるというのね。おばかさぁん」

雛苺「うるさいなの!まずは水銀燈から『摘んで』やるのよ!!」

水銀燈「うふふ、なら私の本当の姿を見せてあげるわぁ」つ眼帯

雛苺「なっ!?水銀燈が隻眼の梟だった…なの…?」



ジュン「なんだこれ…?」

ジュン「……」チラッ



金糸雀「ライヘンバッハの滝に落ちたモリアーティは実は生きてたっていうのはどうかしら?」

真紅「いいわね。あと滝に落ちるのはホームズではなくてくんくんはどう?」

金糸雀「なるほど。くんくんがモリアーティ教授と対決するのね」

真紅「そう、くんくんとモリアーティは滝に落ちる。そして愛を深めるの」

金糸雀「えっ?何を深めるって?」

真紅「愛よ」

金糸雀「愛!?」

31: 2015/10/24(土) 16:37:22.01 ID:2u7yMJsK0
金糸雀「ど、どういう事かしら!?」

真紅「言った通りよ。昨日の敵は今日の友なのだわ」

金糸雀「友どころか恋人かしら!それに男性同士だし人間と人形だし…」

真紅「実はホームズとワトスン君もくんくんに恋してるのよ」

金糸雀「まさかの四角関係!?真紅!真紅どうしちゃったの!?」

真紅「くんくん総受け……総愛されもいいんじゃないかと思って」

金糸雀「総愛されって…。本格ミステリーにするんじゃなかったのかしら?」

真紅「もちろんミステリーも入れるわ。でも、それだけだとつまらないじゃないの」

真紅「そうだわ!泥棒キャットやネコ警部も実は…」

金糸雀「真紅!?ちょっと真紅!」

真紅「金糸雀。少し練習してみましょう。貴女がくんくんで私はホームズよ」

金糸雀「えっ?」



水銀燈「なかなかやるわね!」

雛苺「ヒナは…負けないの………あっ!」コケッ

水銀燈「あははっ!おばかさぁん!!」バサッ!

雛苺「くっ…」


雛苺『ばぶー!お母たまー』


水銀燈「……」ピタッ

雛苺「スキありなの!!」シュルル!

水銀燈「きゃっ!」

32: 2015/10/24(土) 16:41:20.40 ID:2u7yMJsK0
水銀燈「こ、ここまでのようね…」

雛苺「ヒナの勝利よ!これで……でもなんで途中で攻撃を止めたの?」

水銀燈「……」

水銀燈「最後に言わせて……。実は…、私は貴女の母親なのよ」

雛苺「!!? そ、そんなのウソなの!」

水銀燈「本当よ…。ほら、苺のペンダント…」キランッ

雛苺「そ、そんな…。じゃあ……」

水銀燈「私の愛しい娘…」

雛苺「お、お母様ーーー!!」



金糸雀「ホームズ!?ぼ、僕はそんなつもりじゃ…!」

真紅「いいや、君の推理通りだよ。くんくん君。彼よりも僕の方が君を愛している」

金糸雀「し、しかし!僕は人形で君は人間なんだ」

真紅「まだそんな事を言うのかい。君ほどの名探偵ならそんなロジックは解いてしまうだろうに」

金糸雀「でも倫理的な視点から言っても…」

真紅「そんな事を言うのはこの口か。私が熱いベーゼで塞いであげよう」

金糸雀「えっ?!ちょ、真紅!役になりきりすぎかしら!ストップ!ストップ!」

33: 2015/10/24(土) 16:51:26.81 ID:2u7yMJsK0
水銀燈「貴女に真実を語る事ができて…よかったわ……ひな…いち……」ガクッ…

雛苺「お、お母様…?お母様ーー!!」


真紅「これも基本だよ。くんくん君」ンチュー

金糸雀「何がかしらーー!?」ヒィイイイ


みっちゃん「おーい!おやつできたよー」


雛苺「わぁい!待ってましたー」

水銀燈「今日はかぼちゃのスープとパイだっけ?」イソイソ

真紅「冗談もこの辺にしておやつをいただきましょうか」スタスタ


ジュン「切り替えはやっ!」

金糸雀「あ、危なかったかしら…」ゼェ…ハァ…

37: 2015/10/25(日) 17:17:24.31 ID:yyFqStGC0
水銀燈「甘くて美味しいわぁ」ムグムグ

雛苺「かぼちゃの甘味がすっごく出てておいしいのー!」

真紅「紅茶にも合ってるわね」

金糸雀「みっちゃんの作るお菓子はいつも美味しいかしら」

みっちゃん「うふふ、お代わりもあるからどんどん食べてね」


ジュン「みっちゃん、さっきスケッチブック見たけど直すような所は見当たらなかったよ」

みっちゃん「マジで!?ついに私もジュンジュンに追いついたのかな!」

ジュン「そうかもね」

みっちゃん「じゃあさ、まだまだ見てもらいたいものがあるんだけど」

ジュン「まだあるのかよ。夕飯前には帰ろうと思ってるんだけど」

みっちゃん「十分!今考えてるアイデアも聞いてもらいたいの」

ジュン「わかったよ」

38: 2015/10/25(日) 17:21:19.47 ID:yyFqStGC0
水銀燈「次は彼○島読みましょうよぉ」

雛苺「どんなお話なの?」

水銀燈「人間が吸血鬼と戦うギャグホラーサスペンス漫画よ」

雛苺「ギャグホラー?」

水銀燈「人間の主な武器は丸太と豚汁なの」

雛苺「丸太と豚汁!?たしかに気になるのよ」

水銀燈「じゃあ一緒に読みましょ」

雛苺「うん!」



真紅「では続きを始めましょうか」

金糸雀「ストーップ!さっきの続きはなしかしら!」

真紅「ふふ、冗談よ。貴女の反応が面白かったからつい悪ふざけをしてしまったわ」

金糸雀「悪ふざけも過ぎるかしら。さあ、真面目に考えましょう」

真紅「そうね。くんくんオンリーに向けて頑張るのだわ」

金糸雀「ファイトかしらー」

39: 2015/10/25(日) 17:28:36.13 ID:yyFqStGC0
 
――――nのフィールド


ジュン「けっこう長居しちゃったな」

雛苺「うん。真紅はまだ残るみたいね」

ジュン「あいつらもよくやるよなぁ。まぁ何かに熱中するのはいいことだけど」

雛苺「ヒナもお絵かきガンバろうと思うの。―――…っ!」

ジュン「んっ?雛苺、どうした?」

雛苺「…姉妹の気配がするの」

ジュン「姉妹?翠星石と蒼星石か?」

雛苺「翠星石たちじゃないの。この感じは違うと思う」

ジュン「翠星石たちはもう家に帰ってるだろうし…、真紅たちもみっちゃん家にいるし」

雛苺「そして雪華綺晶はまかなかった世界にいる」

雛苺「たぶん、さっき真紅が感じたっていう気配はこれなの」

ジュン「………」

雛苺「………」

ジュン「帰るか」

雛苺「うん!」

40: 2015/10/25(日) 17:34:10.68 ID:yyFqStGC0
ジュン「ご飯前なのに変な事に巻き込まれたくないよなー」

雛苺「ご飯に遅れたらのりに怒られるのよー」

ジュン「あぁ、怒った姉ちゃんはホント怖い」

雛苺「そうなの!だから急いで帰りましょ」

ジュン「おっ、我が家の入口が見えるぞ」

雛苺「わぁい!ヒナが一番乗りなのー」

ジュン「あっ!ずるいぞ、雛苺」

雛苺「早い者勝ちだもん!」



雛苺「ただいまなのー!」

薔薇水晶「えっ?」

41: 2015/10/25(日) 17:38:22.35 ID:yyFqStGC0
 
――――ドールハウスenju


雛苺「えっ?ここどこなの?」

薔薇水晶「…雛苺」

雛苺「だ、誰なの…?」

薔薇水晶「雛苺、あなたは弱い」

薔薇水晶「弱くて弱くてかわいそう…」

薔薇水晶「そんな貴女からアリスゲームを仕掛けてくるなんて…」

雛苺「アリスゲーム…!?」

薔薇水晶「私は舐められているの?」カチャッ

雛苺「あ…ああぁ……」

薔薇水晶「貴女から壊してあげる」


ジュン「雛苺、ちょっと早すぎるぞ。……えっ?」

薔薇水晶「…!」

42: 2015/10/25(日) 17:50:41.03 ID:yyFqStGC0
ジュン「ここって…!それにお前は……」

薔薇水晶「桜田…ジュン」

ジュン「ローゼンメイデンなのか?僕を知ってるって事は…」

薔薇水晶「雛苺。真紅のミーディアムと一緒に乗り込んでくるなんて…」カチャッ

ジュン「ミーディアムって」

雛苺「ジュン!その子アリスゲームって言ってるの!!」

ジュン「マジか!?」

雛苺「よくわからないけど逃げた方が絶対いいの!」

ジュン「だな」

薔薇水晶「…逃がさない」パァァ

ジュン「うわっ!水晶の…壁!?」

薔薇水晶「これでもう逃げられない。…雛苺」

雛苺「な、なに?」

薔薇水晶「あなたはアリスゲームをリタイアした。本来は動いていてはいけない存在…」

雛苺「アリスゲームはもう終わったのよ!」

薔薇水晶「…何を言ってるの?」

雛苺「アリスゲームは真紅がアリスになって終わったんだから!」

薔薇水晶「………」

43: 2015/10/25(日) 18:02:00.14 ID:yyFqStGC0
薔薇水晶「かわいそう」

雛苺「えっ?」

薔薇水晶「頭までジャンクになってかわいそう…」

雛苺「し、信じてくれない…!」ガーン

ジュン「まぁそうだろうな」

薔薇水晶「かわいそう…かわいそうな雛苺…」

薔薇水晶「動かなくなるまで待とうと思ったけど…、今ここで奪ってあげる」

雛苺「そもそも貴女は誰なの!お父様の隠し子?」

薔薇水晶「私はローゼンメイデン第7ドール、薔薇水晶」

雛苺「えっ?第7ドールはきらきーよ」

ジュン「……」

薔薇水晶「きらきー?本当にジャンク…、今解放してあげる」



白崎「おーい、薔薇水晶ー。あんまり暴れると店が……なっ!?」

44: 2015/10/25(日) 18:08:30.13 ID:yyFqStGC0
白崎「桜田くん……はいいけど雛苺がなんでここに…?」

ジュン「僕はいいってどういう事だよ。ラプラスの魔」

白崎「!!?」

薔薇水晶「白崎…?」

白崎「もしかして……坊ちゃん?」

ジュン「うん」

白崎「っ!!まずいよっ!薔薇水晶は水晶どけて!」

薔薇水晶「…?」

白崎「という事は雛苺もヤバイのか!」

雛苺「本当にラプラスの魔なの?」

ジュン「なぁ、ラプラス。あのさ…」

白崎「やばい!時間だ!早く二人とも隠れて!早く!!」

ジュン「隠れるって…ここじゃ隠れる場所なんて……店の奥に行けばいいか」





ジュン「………」

槐「………」

45: 2015/10/25(日) 18:12:27.44 ID:yyFqStGC0
ジュン「こ、こんにちは」

槐「………」

ジュン「お邪魔…してます…」

槐「……今日も見学か?」

ジュン「えっ?」

槐「今回は人形の型抜きだ。見ていくだろう?」

ジュン「は、はい…」




雛苺「ヒナは!?ヒナはどこに隠れたらいいの?」

白崎「幸いここは人形店だ。適当な所に隠れて!」

雛苺「う、うぃ!」

白崎「薔薇水晶も所定の位置に!」

薔薇水晶「……」スゥ…


カラン!カラン!


ジュン?「こんにちはー」

巴?「……」

46: 2015/10/25(日) 18:16:48.63 ID:yyFqStGC0
ジュン?「あれ?誰もいないのかな?」

巴?「すみませーん」

白崎「は、はいはい。これはこれは!桜田くんと柏葉さんでしたか」

巴?「こんにちは」

ジュン?「どうも。今日もいいですか」

白崎「今日はちょっと無理なんだよ。槐が出かけちゃっててね(…という事にしておこう)」

ジュン?「そうですか。今日はブローチも買おうと思ったんですけど」

白崎「あ、あぁ、人形用のブローチね。いいよ、選んでって」

ジュン?「柏葉も見てくだろ?」

巴?「うん。雛苺に何か買っていこうかな」



雛苺(トモエなの!でもあっちのジュンは?)

雛苺(もう少し隠れてた方がいいのかなぁ…?)

47: 2015/10/25(日) 18:22:03.70 ID:yyFqStGC0
ジュン?「………」ジー

薔薇水晶「」

白崎「その人形が気になるのかい?」

ジュン?「前来た時も思ったんですけど、何か…変わった人形ですね」

白崎「君は見る目があるね!その人形は槐の最高傑作なんだよ」

ジュン?「へー…」

白崎「その人形一体で家が何軒も買えちゃうほどだよ」

ジュン?「えっ?そんなに高いんですか?」

白崎「まぁ、実際は売り物ではなくて展示物なんだけどね」

ジュン?「展示物…」

薔薇水晶「」


巴?「えっ!?うそ…?」

ジュン?「どうした、柏葉」

巴?「雛苺…?」


雛苺「」プルプル


白崎(!!!!!)

48: 2015/10/25(日) 18:28:24.12 ID:yyFqStGC0
雛苺「」フラフラ…

ジュン?「ホントだ!雛苺だ!!」

白崎「ひ、雛苺?二人とも何を言ってるんだい?」

白崎(雛苺――!!なんで荒ぶる鷹のポーズぅ?!しかも見つかりやすい場所じゃないか!!)

ジュン?「白崎さん、これは一体…」

白崎「そ、それは店の商品だよ。名前はえっと…そのぉ……」

雛苺「ヒナは雛孔雀っていうの」

白崎(おいぃぃぃぃぃ!!喋っちゃったよ!)

巴?「やっぱり雛苺だわ!」ヒョイ

雛苺「あっ」

ジュン?「意思を持ってる人形なんてローゼンメイデンくらいなもんだ」

ジュン?「なんで雛苺がここに居るんですか?」ジロッ

白崎「えっとね…、その雛苺は君たちの知ってる雛苺じゃなくてね?」

ジュン?「意味がわからない!」

50: 2015/10/25(日) 18:34:15.85 ID:yyFqStGC0
ジュン?「雛苺は僕の家に居たんだ。返してもらいます。行こう、柏葉」

巴?「うん、桜田くん」

雛苺「えっ?えっ?このままジュンの家に帰ってもいいの?」

白崎「ダメに決まってるだろ!ここは別の世界樹なんだよ」

雛苺「別の世界樹って…!」

ジュン?「これは立派な窃盗です。また後ほど来ますから」

白崎「あぁ、ちょっと待って桜田くん!柏葉さんも!」

巴?「行こう。雛苺」

雛苺「うゅ…」


カラン!カラン!



白崎「ああ…」

51: 2015/10/25(日) 18:41:14.83 ID:yyFqStGC0
白崎「………」

ジュン「………」

槐「………」

白崎「……」

白崎「まいったね、どうも」テヘペロ

ジュン「おい!ラプラス。説明しろ」

槐「白崎。こいつはなんだ?」

白崎「坊ちゃん待って!まず槐から」

槐「こいつは真紅のネジを巻いただけの少年だろ?」

白崎「いや、この桜田ジュンはローゼンを継承した方の桜田ジュンだ」

槐「こいつが…!?こいつがか!」

ジュン「次は僕だ!」

ジュン「この世界は僕の世界の世界樹とは別なのか?」

白崎「そうだよ。本来ローゼンメイデンは世界に一人だけ。しかしそれはその世界樹の中だけの話」

ジュン「そんな……こんな事そうそう起きるわけが…」

白崎「どんなに枝分かれしていても世界は世界。全は一。あるとするなら、他の世界の枝に絡まってしまったのかな?いやはや…」

52: 2015/10/25(日) 18:50:09.17 ID:yyFqStGC0
薔薇水晶「急にnのフィールドが開いてあなたたちが来た…」

ジュン「偶然?本当に偶然か?」

白崎「僕を疑ってるならお門違いだよ。人の力でどうにかできる問題じゃないからね」

槐「話を聞く限りだとローゼンメイデンが一体増えた事になるな。そうなったらアリスゲームはどうなる?」

白崎「どうなるって…、普通に行われるけど」

ジュン「その前に世界樹はもう一人のローゼンメイデンを消去しようとする」

白崎「おや、正解。世界樹が気づいていない今がチャンスだよ」

ジュン「やっぱりか!それなら早く追いかけなきゃ!!」

ジュン「最後に一つ。お前は僕の世界のラプラスなのか?」

白崎「どの世界でも僕は『私』ですよ。坊ちゃん」


カラン!カラン!




ラプラスの魔「間に合うといいですね」

55: 2015/10/27(火) 10:51:51.25 ID:xnKfwrol0
それでは投下します。

57: 2015/10/27(火) 10:57:29.17 ID:xnKfwrol0
JUM「さっきまで僕の家に居たのにどうやってドールハウスに行ったんだ?」

雛苺「そ、それはnのフィールドを使ったのよ…」

トゥモエ「雛苺は桜田くんをびっくりさせたかったんじゃないかな?」

JUM「そうなのか?確かにビックリしたけどさ」

雛苺「そんな所なの…かな?」

JUMトゥモエ「「?」」



雛苺(別の世界樹ってことは…ここはヒナの知ってる第1世界じゃないってこと)

雛苺(別の第1世界。なら、このジュンとトモエはヒナの知ってる二人じゃないのね)

雛苺(しかもヒナ以外のヒナが存在する世界。少し信じられないけど…ローゼンメイデンが二人も存在する世界ってことなの?)

雛苺(でも、それってすごくまずいんじゃ…!)ハッ!


トゥモエ「雛苺?」

58: 2015/10/27(火) 11:08:31.29 ID:xnKfwrol0
雛苺「うゅ?なぁに?トモエ」

トゥモエ「何か思いつめた顔をしてたから…」

雛苺「ちょっと気になる事があって…」


雛苺「ねぇ、ジュン。アリスゲームってまだやってるなの?」

JUM「はぁ?終わってないんじゃないか」

JUM「僕はそのアリスってのにもどうやってなるのかよく知らないけどな」

雛苺「脱落したドールはいないの?」

JUM「脱落って…壊れたら負けなんだっけ?たしかローザミスティカってのが関係してるんだよな」

雛苺(こっちのヒナも真紅から力をもらってるのかな?……待って!知らないドールがいたんだった)

雛苺「ねぇ、ジュン。今いるドールの名前を言ってみて」

JUM「雛苺…?さっきからなんか変だぞ?」

雛苺「お願い、ジュン」

JUM「……真紅、翠星石、蒼星石、あとカナなんとか、そして雛苺」

雛苺「5人…?他には?」

JUM「あと…脱落したかよくわからないけど」

雛苺「うん」

JUM「水銀燈は倒した」

雛苺「!!?」

59: 2015/10/27(火) 11:18:54.28 ID:xnKfwrol0
雛苺「水銀燈を倒した!?」

JUM「お前も見てただろ。真紅が勝ったじゃないか」

雛苺「そんな……水銀燈…」

JUM「でも、ローザミスティカってのは出てきてなかったぞ。燃えて消えちゃったし」

雛苺「燃えた!!?」

JUM「だからお前も見てただろ。青い炎に包まれてるところとか」

雛苺「……」プルプル

雛苺「………他のドールは?」

JUM「その6人しか知らないよ。まだいるのか?」

雛苺「んーん、ありがとなの…」

JUM「変なの」

60: 2015/10/27(火) 11:24:34.51 ID:xnKfwrol0
雛苺(水銀燈がリタイア…?でも、真紅はローザミスティカを取ってないみたいだし)

雛苺(蒼星石はリタイアしてない。第7ドールは別人)

雛苺(ヒナのいる世界とはずいぶん違うみたい)



JUM「雛苺、お前今日変だぞ」

雛苺「そ、そうかな?」

JUM「まぁいいや。そろそろ帰ろうぜ」

雛苺「帰る?………!!」

雛苺「ジュンの家にはヒナがいる!まずいの!!」

トゥモエ「雛苺?どうしたの?」

雛苺「あぅ……あの…あの……」


雛苺(どうしよう!どうしよう!何か…何か言わなきゃ………うぅ、もうこれしかないのっ!)

61: 2015/10/27(火) 11:34:39.17 ID:xnKfwrol0
雛苺「じ、実はね。ヒナ、ドッペルゲンガーなの」

JUM「家に帰ったら苺大福あるぞ」

雛苺「わぁい!うにゅー大好きなのー!……じゃなくて!聞いてっ!」

JUM「はいはい。人形のドッペルゲンガーねぇ」

雛苺「ホント!本当なの!本当じゃないけど本当なの!」

JUM「どっちだよ」

雛苺「ヒナはジュンたちの知ってるヒナじゃない事はたしかなの!」

トゥモエ「だからドールハウスにいたの?」

雛苺「うん!うん!」

JUM「アホくさ。もし本当にドッペルゲンガーだったらどうなるんだよ」

雛苺「それは……片方のヒナが消えて………あっ!」ハッ!


雛苺(この世界にとってイレギュラーなのはヒナの方なんじゃ…!?)

雛苺(なら、消えるのはヒナなの…!)アワワワ…


JUM「消える?氏んじゃうってことなのか?」

雛苺「うん…まぁ…そうなの……」ズーン…

JUM「いきなり落ち込むなよ。とりあえず早く帰ろう」

雛苺「待って!ドッペルゲンガーは例えが悪かったの!本当はヒナは別の世界から来たヒナであって…!」

トゥモエ「ふふ、雛苺が二人もいたら楽しそうね」

雛苺「トモエも信じてーー!!」ウワァァァン






「うふふ、本当に楽しそうねぇ。雛苺」


 

62: 2015/10/27(火) 11:41:53.08 ID:xnKfwrol0
JUM「なっ!?この声は…水銀燈!」

水銀燈「はぁい。久しぶりね。真紅のミーディアム」

JUM「な、なんで?真紅に倒されたはずじゃ…」

水銀燈「あなたたちに復讐するために舞い戻ってきたのよぉ」

水銀燈「そんなわけで雛苺から倒してあげる」ギロッ!

トゥモエ「……っ!」

雛苺「あれが…この世界の水銀燈?」

水銀燈「……?なにかしら、この違和感は」

雛苺「なんか背が大きい。……あっ!目の色も違うの」

水銀燈「まぁいいわぁ。貴女のローザミスティカ……私にちょうだぁい!」バサッ!

雛苺「ジュン!トモエ!二人とも逃げて!」ピョン!

トゥモエ「雛苺!?」

JUM「おい!よせ!一人で敵う相手じゃないぞ」

水銀燈「そうよぉ。雛苺なんて簡単に壊しちゃうんだからぁ」

雛苺「確かにヒナはアリスゲームが嫌いよ。でもね、大切な人たちを守れない方がもっと嫌なの!」

雛苺「こっちのあなたの事は知らないけど…、相手になるわ!水銀燈!!」

水銀燈「生意気なのよ…!雛苺ぉ!!」

63: 2015/10/27(火) 11:47:28.58 ID:xnKfwrol0
JUM「おい…、あれって本当に雛苺なのか?」

トゥモエ「それより雛苺が…!どうしよう、桜田くん!」

JUM「そうだった。真紅たちを呼ぼう!指輪に念じればよかったんだっけ?」

JUM「真紅……真紅来てくれ…!」キィィィィン




水銀燈「おばかさぁん!そんなもので防げるわけないじゃない!」ボゥ!

雛苺「青い炎…!確かに防げないの。なら…!」



水銀燈『いい?私の羽赫がこう攻撃するから斜め横に前進するように避けるのよ』

雛苺『前進?ちょっと怖いの…』

水銀燈『大丈夫よ。攻撃の先をよく見てれば読めるわぁ』



雛苺「前進して避ける!これを見切りと言うわ!」バッ!

水銀燈「うそ…?避けるなんて……」

雛苺「いちご轍の鱗赫なの!えーーいっ!!」シュルルッ!

水銀燈「きゃあっ!」

64: 2015/10/27(火) 11:59:35.47 ID:xnKfwrol0
JUM「すごい!雛苺が押してるぞ」

トゥモエ「雛苺…、いつの間にこんなに強くなったの?」


水銀燈「なによ……なによ!なによっ!!」

水銀燈「雛苺のくせに生意気。生意気よっ!」バサァッ!!

雛苺「えっ?」

JUM「あれはっ!あの時と同じ…!」



羽のドラゴン1「ギャオオオオオ!!!!」ゴゴゴ…!

羽のドラゴン2「フシュゥゥゥゥ!!」グオォォォ!!



雛苺「なに…?あれ……」

水銀燈「こうなったらもう貴女はおしまいよぉ」

水銀燈「バイバーイ!雛苺」

羽のドラゴン「「グオオオオオオオ!!!!」」

雛苺「きゃああああ!!」






真紅「ローズテイル!!」

 

65: 2015/10/27(火) 12:39:48.67 ID:xnKfwrol0
JUM「真紅!」

真紅「待たせたわね」

雛苺「真紅…なの?」

真紅「雛苺…?あなたさっきまで家に………いけないっ!ここから逃げて!」

雛苺「えっ!?」

真紅「早く!抑えきれな……ああっ!!」

羽のドラゴン「「ギュオオオオオ!!!!」」ゴォ!!



トゥモエ「いやあああああ!!」

JUM「真紅!雛苺!」

水銀燈「うふふ……あはははははっ!」

JUM「くっ…!水銀燈!」

水銀燈「雛苺だけじゃなくて真紅まで倒せたわぁ。最っ高の気分よぉ」

JUM「水銀燈!!」

水銀燈「なによぉ。あなたもジャンクになりたいわけ?」


真紅「待ちなさい!水銀燈」

雛苺「ジュンとトモエを傷つけたら許さないなの!」

水銀燈「チッ…!往生際が悪いわね」

66: 2015/10/27(火) 12:52:04.10 ID:xnKfwrol0
JUM「真紅!雛苺!無事で良かった」ホッ…

真紅「えぇ、雛苺のおかげよ。避けられるルートを教えてくれたの」

水銀燈「雛苺…!さっきからウザイのよ」ギリッ…!

真紅「さあ、ここからは私一人で戦うわ。下がってなさい」

雛苺「でも…」

真紅「いくわよっ!水銀燈」

水銀燈「しぃぃんくぅぅぅぅ!!」



トゥモエ「雛苺ーー!!」ダキッ

雛苺「あっ、トモエ」

JUM「それにしてもよく避けられたな」

雛苺「うん、ヒナの大切な姉妹が避け方を教えてくれたの。それより、ジュン」

JUM「ん?」

雛苺「真紅大丈夫かな…」

JUM「わからない。でも、前の戦いみたいに力を送れば…!」

67: 2015/10/27(火) 13:00:04.13 ID:xnKfwrol0
真紅「貴女が復活したのは知っていたけれど…、まさか雛苺を襲うなんて!」ガキン!

水銀燈「前はよくもやってくれたわねぇ!今度こそジャンクにしてあげる!」キンッ!



雛苺「羽で剣を造ったの!」

JUM「まずい!真紅ーー!!」パァァァ



水銀燈「あのミーディアム…!余計なことを……」ギリッ…

真紅「よそ見は禁物よ!」バキッ!

水銀燈「きゃっ!」



JUM「よし!押してるみたいだな」

雛苺「二人とも…、ヒナの知ってる二人よりも強いのね」


翠星石「ここですね!土手がnのフィールド化してるですぅ」

蒼星石「JUMくん、遅くなってごめん!」

雛苺「JUM!真紅は?………えっ?」

雛苺「あ」



雛苺「「ヒナ?」」雛苺


 

68: 2015/10/27(火) 13:10:52.05 ID:xnKfwrol0
 
雛苺「「」」雛苺



翠星石「なっ?!ち、ちび苺が二人いるですぅ!!」

蒼星石「これは一体…?」

JUM「まさか本当にドッペルゲンガーだったのか!?」

トゥモエ「雛苺!?」

雛苺「トモエ!このヒナは誰なの?」



雛いちご「あ…ああ……待って」

雛いち「待って…!ヒナを消さないで…!」ズズ…!




真紅「な、何が起こってるというの…?」

水銀燈「違和感の正体はこれ…?」

69: 2015/10/27(火) 13:15:42.12 ID:xnKfwrol0
雛い「あああっ……!!やめてっ!やめてっ!」シュルル…



雛苺「全身にいちご轍が巻き付いてる…!」

JUM「雛苺!これはどういう事だ!?」

雛苺「ヒナもよくわからないの…」

トゥモエ「なにこれ!?どうしてこんな…」

JUM「そういえば別の世界から来たとも言ってたぞ!」

真紅「それは本当なの?JUM」

JUM「あ、あぁ…」

水銀燈「まさか第7ドール?」

真紅「わからないわ。とにかくこれは異常事態よ。一時休戦としましょう」

水銀燈「……ふんっ」

翠星石「くっちゃべってる場合じゃねーですぅ!早く助けないと!」

蒼星石「でも、どうすればいいんだ…」



雛い「たすけて……たすけて…ジュン……」シュルルルル

JUM「くそっ!どうすれば……指輪の力でなんとか…!」

70: 2015/10/27(火) 13:27:45.11 ID:xnKfwrol0
JUM「ダメだ!なにも起きない!」

雛苺「そうだわ!いちご轍をどければ………きゃあっ!?」バチッ!

トゥモエ「雛苺!大丈夫?」

雛苺「さ、触ろうとしたら電気みたいのが…」

蒼星石「くっ…!本当だ。庭師の鋏も届かない」バチッ! バチンッ!

雛「い、意識が…もう……」

真紅「あなた、しっかりしなさい!どうすれば……、どうしたらいいの!?」

ひな(あぁ…、雪華綺晶の時みたいな感覚なの。いいえ、それ以上の力…)ブワアッ!

真紅「なっ!?」

水銀燈「ちょっとぉ…、いちご轍のスピードが早くなってるわよぉ」

翠星石「翠星石の如雨露で水を与えまくって枯らすです!」バッ!

蒼星石「ダメ!時間が足りないよ!」

翠星石「そ、そんな…」


ひn「ジュ…ン……ジュ……」

JUM「くそぉっ!雛苺!!」




ジュン「諦めるな!!」


JUM「えっ!?…僕?!!」


 

75: 2015/10/27(火) 22:16:16.20 ID:xnKfwrol0
翠星石「ジ、JUMが二人いるですよ!?」

真紅「あぁ、これはどういう事?またラプラスの魔のイタズラなの?」


ジュン「雛苺、待たせてごめん」スゥ

ひな「ジュ…ン…」


雛苺「触れてるの!」

トゥモエ「いちご轍のスピードも落ちたわ!」

JUM「もう何がなんだか…」



蒼星石「なんだか…すごく懐かしい感じがする」

翠星石「そう言われると翠星石もそんな気が…」

水銀燈「……」プルプル

真紅「水銀燈?」

水銀燈「まさか……いいえ、…お父様?」

77: 2015/10/27(火) 22:24:12.56 ID:xnKfwrol0
ジュン(まずいな…。進行は止めたけど一時しのぎだ)

ひな「ジュン…、来てくれたのね」

ジュン「ああ」



真紅「お父様ですって?」

水銀燈「間違いないわ!この感じ…忘れたことがない!」

真紅「そんな訳が…」

翠星石「どっからどう見てもJUMにしか見えないですけど…」

蒼星石「でも、彼が特異な存在なのは確かみたいだよ」

翠星石「えっ?」



ジュン「もう大丈夫だ。雛苺」

ひな「う…ん…」

78: 2015/10/27(火) 22:32:37.58 ID:xnKfwrol0
翠星石「抱っこしてるだけであっちのチビ苺が回復してきてるです!」

雛苺「あのJUMはお父様なの?」

真紅「本人に直接聞いた方が早いわね」


真紅「そっちのJUM!貴方は何者なの?」

ジュン「ごめん、今は詳しく話してる時間はないんだ」

真紅「そ、そう…」


翠星石「なぁに怖気づいてるですか!真紅らしくないですよ」

真紅「………」

翠星石「真紅…?」




ジュン(進行を止めながらnのフィールドを開きたいけど…、手一杯だ)

ジュン(まかなかった僕がいてくれたら…!)

JUM「そっちの雛苺大丈夫なのか?」

ジュン「そうだ!いるじゃん!」

JUM「えっ?」ビクッ

79: 2015/10/27(火) 22:42:37.24 ID:xnKfwrol0
ジュン「異世界同位体っていうのかな?とにかく助かったよ」

JUM「なにが!?」

ジュン「なぁ僕。指輪をしてる手であの川に触っててくれないか?」

JUM「川…?なんで?」

ジュン「nのフィールドを開いて僕の世界と繋げる」

真紅「よくわからないけど…それは無理よ。静かな水面ならともかく…あんな川なんかで開けるはずないわ」

ジュン「僕ならできる。……だろ?」

JUM「……っ! わかった、やってみるよ。そうしないとその雛苺は助からないんだろ?」

ジュン「ああ」

真紅「JUM!?」

ジュン「真紅、あっちの僕の傍に居てくれ」

真紅「……わかったわ」

ジュン「翠星石もだ。力を貸してくれ」

翠星石「たしかにこの間契約しましたけど、まだあのちび人間を認めた訳では…」

ジュン「頼むよ」

翠星石「し、仕方ないですね」

80: 2015/10/27(火) 22:53:21.93 ID:xnKfwrol0
ジュン「水銀燈」

水銀燈「な、なに…?」

ジュン「nのフィールドをもう少し狭めてくれ」

水銀燈「…少し時間がかかるわよ。それと新たにnのフィールドを開かないとダメなの?」

ジュン「ああ。このnのフィールドからじゃ帰れないんだ」

水銀燈「なんでそんな事がわかるのよ……やっぱりお父様なの?」


ジュン「蒼星石も手伝ってあげてくれないか」

蒼星石「JUMくんの頼みなら」

ジュン「それと…」スッ…

水銀燈「!?」ビクッ

ジュン「傷ができてる」

水銀燈「傷って……うそっ!傷も…衣装まで直ってる!」

蒼星石「!」




ジュン「雛苺、もうすぐだぞ」

ひな「ジュン…」

81: 2015/10/27(火) 23:04:39.74 ID:xnKfwrol0
JUM「冷たい…っていうか痛くなってきた」

真紅「いくらミーディアムだからって普通の人間がnのフィールドを開ける訳がないのだわ」

JUM「いいや、できる。僕ならできる。できない事なんか何もないんだ!」

真紅「JUM…」

JUM「nのフィールドに入る感覚……nのフィールドに入る感覚……」ブツブツ

翠星石「あー、もぅ!そんなんじゃいつまで経っても開けないですよ!」

JUM「翠星石!?」

翠星石「もっとドールとミーディアムの心を一つにするです!翠星石も開くように協力するですから!」

JUM「ありがとう、翠星石」

翠星石「す、翠星石は当然の事をしているだけであって別に…!ほら、真紅もやるですよ!」スィドリーム

真紅「…わかったわ。いくわよ、JUM!ホーリエ!」

JUM「ああ!」




雛苺「大丈夫?」

ひな「まだ……体が…しびれてるの…」

82: 2015/10/27(火) 23:19:52.91 ID:xnKfwrol0
トゥモエ「ありがとう。さっきのお礼が言えてなかったから」

ひな「無事で…よかったの…」

雛苺「トモエから聞いたわ。ヒナの代わりにトモエとJUMを守ってくれたのね」

ひな「あなたも……そうしたでしょ…?」

雛苺「ヒナは弱いから無理なの……アリスゲームもリタイアしちゃったし…」

ひな「ヒナもそうだよ…」

雛苺「えっ!?」

ひな「ヒナね…、ヒナは弱いからジュンやトモエを守れなかった。だからせめて一緒にいようとしたけど…それも叶わなかった」

ひな「でも、…起こしてあげることならできる」

雛苺「起こしてあげる…」

ひな「眠ったまま起きなかったらどうしよう…ってヒナは思うの…」

雛苺「……っ! うん!…うん!」コクコクッ!

ひな「大切な人達を…大切な毎日を守りたい。ずっと守っていけたらいいなって…」

ジュン「………」

トゥモエ「ヒナ…」ウルッ…

ひな「だからね、雛苺は…勇気を出すのよ…。後悔しないように…、自分に負けないように……」

ひな「もう…、何も出来ないのは嫌だから」

雛苺「ひ、ヒナも…ウグッ……ヒナもそうっ…思ってたなの…ヒック……グスッ…」

83: 2015/10/27(火) 23:36:25.79 ID:xnKfwrol0
トゥモエ「ぐすっ……桜田くんお願い!雛苺を助けてあげてっ!」

ジュン「大丈夫だよ。みんながいる。それにあっちの僕も頑張ってるから」


JUM「僕ならできる!絶対に雛苺を助けるんだ!!」

翠星石「そのいきですぅ!」

真紅「いいから集中しなさい!」




蒼星石「終わったよ。JUMくん」

ジュン「お疲れさま。これだけ圧縮してるなら繋がりそうだけど…」

水銀燈「………」バサッ

ジュン「水銀燈もありがとな」

水銀燈「あなた」

ジュン「ん」

水銀燈「…なんでお父様の気配がするの?」

ジュン「それはローゼンに会ったら聞けよ」

水銀燈「そう…、もう一つ。………撫でて…」

ジュン「お前がそんなこと言うなんて珍しいな」ナデナデ

水銀燈「んぅ」

84: 2015/10/27(火) 23:49:07.12 ID:xnKfwrol0
蒼星石「へぇ、あの水銀燈がされるがままなんてね。そうだJUMくん」

ジュン「どうした?蒼星石」

蒼星石「さっき水銀燈のパンツを撮影したんだ。君なら見るだろ?」

ジュン「えっ」

水銀燈「なぁっ!?蒼星石ぃ!!」

蒼星石「あははっ!追いかけっこかい?こっちだよー」ピュー

水銀燈「待ちなさぁい!!」



ジュン「随分性格が違うな。こっちはあんまり変わらないみたいだけど」チラッ

金糸雀「なっ!?バレたかしら!」

金糸雀「バレたなら仕方ないかしら!乙女番長金糸雀!華麗に参上かしらー」

ひな「あっ…金糸雀なの」

金糸雀「なっ!カナの名前覚えててくれたの?……こっちの雛苺は良い子かしらー!」

雛苺「ヒナだって覚えてたもん!神奈が……カナリア!」

金糸雀「もう突っ込まないかしら…」

85: 2015/10/27(火) 23:58:02.52 ID:xnKfwrol0
金糸雀「それにしてもすごい状況ね。こんな事お父様でも予測できなかったんじゃないかしら?」

ジュン「かもな。まぁこっちのローゼンの事はよくわからないけど」

金糸雀「もしかして…、JUMはお父様に会ったの?」

ジュン「聞きたいのか?」

金糸雀「うーん…、やっぱりやめとく。なんか聞いてはいけない気がしてきたかしら」

ジュン「そうか」



JUM「あっ!指輪から糸が…」パァァ

JUM「おい!僕!なんか川が光りだしたぞ!」

真紅「うそ…、本当に通じるなんて…」

翠星石「これって本当にnのフィールドなんですか?」

雛苺「さすがJUMなのー!」



ジュン「さてと、もう夕飯の時刻だ。帰ろうか、雛苺」

ひな「うん」

86: 2015/10/28(水) 00:09:44.77 ID:3JzA8k4S0
ジュン「ありがとな。ほんと助かった」

JUM「ああ。なんかお前を見てたらこっちまで元気が出てきたよ」

ジュン「なんで?」

JUM「なんでって……僕もなんでもやれそうな気がしてきたんだ」

ジュン「ははっ!奇遇だな。僕もだ」

JUM「やっぱりそうか。さすが僕」


ひな「お騒がせしたの」

雛苺「んーん、ヒナもあなたを見習わなきゃって思ったわ」

ひな「大丈夫!雛苺は本当は強いんだもん。あなたならきっと大丈夫よ」

雛苺「うん!」



ジュン「それじゃあな」

ひな「バイバイなのー」


バッシャーーーン!!!!


 

87: 2015/10/28(水) 00:16:13.50 ID:3JzA8k4S0
 
――――nのフィールド


ジュン「えっと…、こっちかな?nのフィールドに入ってけっこう経つけど…」

ひな「あれ…?」ムズムズ

ジュン「どうした?」

ひない「お…お……!?」シュル…

ジュン「おっ!やっとか」

雛いち「あッ!…ああっ!」シュルシュルシュル

雛いちご「あッ!あ゛っ!あ゛ーーーッ!!」シュルルン! チュルン!

ジュン「おおっ!いちご轍が収納されてく」

雛苺「あんッ!」ゴックン!

雛苺「元気百倍!雛苺なのー!」ピカーン

ジュン「おー」パチパチパチ!

雛苺「どうも、どうもなの」ペコリ

88: 2015/10/28(水) 00:19:43.56 ID:3JzA8k4S0
雛苺「ジュン。ヒナが元に戻ったって事は元の世界に帰ってこれたの?」

ジュン「ああ。ここは僕たちの世界のnのフィールドだ」

雛苺「やっと戻ってこれたのね」

ジュン「さぁて、帰ろうぜ。姉ちゃんが怒ってるかも」

雛苺「あっ!夕ご飯に間に合わないの!……そういえば、ヒナ達はどのくらいあっちに行ってたの?」

ジュン「nのフィールド内だからそんなに時間は経ってないと思うけど」

雛苺「なら早く帰りましょ!ヒナお腹ペコペコなの」

ジュン「よし!今度こそ寄り道なしだ」

雛苺「うん!」




――――桜田家


翠星石「お前たち、どこ寄り道してたですか!翠星石のお味噌汁が冷めちゃったじゃないですかー!」プンスカ

ジュン 雛苺「「すみません…」」

真紅「まったく、よりにもよって異世界に言ってたなんて嘘をついて…。夕飯の時間をもう34分も過ぎてるのよ」

雛苺「ホントだもん…」

蒼星石「何か証拠になるものはないの?」

ジュン「証拠って…。こっちは必氏だったからなぁ」

のり「お姉ちゃんはお話だけでも聞いてみたいなぁ」

真紅「そうね。話を聞くくらいはしてあげる。ほら、二人とも座りなさい」

ジュン 雛苺「「はい…」」

89: 2015/10/28(水) 00:27:31.64 ID:3JzA8k4S0
 
――――トロイメントの世界


真紅「あの二人はなんだったのかしら?」

翠星石「あの後nのフィールドに入っても姉妹の気配は感じられなかったですし…」

雛苺「きっともう一人のヒナがヒナに勇気を出させるために来たんだと思うの」

翠星石「えー、そうですかー?」

雛苺「絶対そうだもん!」プクー

金糸雀「うーん…、あれは恐らく異世界同位体じゃないかしら?普通、ローゼンメイデンにそれはありえないけど実際に起きた」

金糸雀「そして、あのJUM。あれはお父様に近い存在だったかしら」

JUM「ローゼンにか?でもなんでだ?」

金糸雀「わからない。わからないけどこれだけは言えるわ」

金糸雀「あっちの方がアリスゲームが進んでるって事と世界はカナ達にも把握できないほど未知で広がってるって事かしら」

JUM「ふーん…」

90: 2015/10/28(水) 00:32:23.74 ID:3JzA8k4S0
真紅「ところで、かな…カナブン?」

金糸雀「カナブン!?」

翠星石「違うですよ。神奈川ですよね。そういえば、水銀燈と蒼星石はどこに行ったです?」

金糸雀「神奈川でもないかしら!二人はたしか…」

トゥモエ「この道の先に行ったわ。ね、カナカナちゃん」

金糸雀「あっ!近くなったかしら」

雛苺「えっとぉ……忘れたの!」

金糸雀「さっきの雛苺カムバーーックかしらー!!」

JUM「冗談だって、金糸雀。それだけみんなに愛されてる証拠じゃないか」

金糸雀「こんな愛され方嫌かしらぁ…」

95: 2015/10/29(木) 22:54:41.69 ID:Z55gSDuI0
真紅「それで金糸雀。仮に別の私達がいるとして…、なぜそっちのアリスゲームが進んでいるとわかるの?」

金糸雀「仮説の域を出ないけど、あのJUMはお父様から何らかの影響を受けているわ」

JUM「それは僕もこれからローゼンに会うってことか?」

金糸雀「それはどうかしら?こっちとは全然違う世界かもしれないし」

雛苺「でも、お父様が姿を見せるのはアリスが誕生する時だけなのよ」

金糸雀「そう。そこが問題かしら」

翠星石「あのJUMがお父様に会ったならアリスも誕生した後かもって事です?」

金糸雀「そうかしら」

真紅「それだと進んでるっていうよりアリスゲームが終わった世界って事になるわよ?」

JUM「あっ!そういえば、さっきの雛苺がアリスゲームはまだやってるのかって聞いてきたぞ」

トゥモエ「確かに言ってたわ」

金糸雀「アリスゲームが終わってる…。なら生き残ってるドールは雛苺だけって事になるかしら」

翠星石「はぁ!?じゃあ、このちびちびがアリスってことですか?」

雛苺「それはないと思うの」

96: 2015/10/29(木) 23:00:04.30 ID:Z55gSDuI0
雛苺「あっちのヒナもアリスゲームをリタイアしたと言っていたわ」

翠星石「それだとおかしくないですか?アリスゲームが終わったのにちび苺はまだ動いてる事になるですよ」

真紅「わからないわね。どういう事なのかしら?」

金糸雀「さあ…?」

翠星石「さあって…。話をしといて無責任ですね」

金糸雀「だってわからないんだもん…。すべてが終わったらみんな復活するとか?」

翠星石「すっごく魅力的ですけどルール的にそれはありえねーですぅ…」


真紅「アリスゲームが終わってるのなら、せめて第7ドールの事を聞いておけばよかったわね」

金糸雀「いいえ、聞かない方が良かったかしら。私達には私達のアリスゲームがあるのだから」

翠星石「いいこと言ってるようですけどなぁんか釈然としませんねぇ」

金糸雀「と、とにかく!カナ達の戦いはこれからかしら!」

雛苺「そうなの!ご愛読ありがとうございましたなのよー」

JUM「それだとこれで終わりみたいに聞こえるぞ」

トゥモエ「うふふ、雛苺ったら」

真紅「やれやれなのだわ」

99: 2015/10/29(木) 23:11:07.46 ID:Z55gSDuI0
 
――――まいた世界・桜田家


真紅「やっぱり信じられないのだわ」

雛苺「ホントだもーん。ねー、ベリーベル」

ベリーベル「」コクコクッ!

蒼星石「ベリーベルの記憶を見る限りだと本当みたいだね。それにしても、その世界の僕って…」

翠星石「でもよく帰ってこれたですね。世界に消されそうになったんですよね?」

雛苺「あっちのみんなが助けてくれたおかげなの。それに……」

雛苺「ジュンが王子サマみたいに助けてくれたのよ。カッコよかったわ」ぽっ♡

翠星石「それなら翠星石だってジュンに助けてもらった事あるです!目を縫われた時に…」

のり「ああ、これよね。ジュンくんカッコよかったわぁ」つ写真

ジュン「なんで写真なんて持ってるんだよ!?どうやって撮ったんだ!なんで姉ちゃんが持ってるんだよ!」

のり「うさぎの人からもらったのよぅ。いっぱい印刷しちゃった」ウットリ

ジュン「なんなんだ…?…何やってるんだ…あのうさぎは……」


翠星石「のり、一枚もらっていいですか?」

のり「じゃんじゃん貰ってって!」ウフフ

真紅「私も一枚もらおうかしら?」

ジュン「お前ら…」

100: 2015/10/29(木) 23:24:26.55 ID:Z55gSDuI0
雛苺「さぁて、お風呂に入るの。ジュン、一緒に入りましょ!」

ジュン「まぁいいけど」

翠星石「!!」

雛苺「あっ!そうだ。翠星石も一緒に入ろうよー」

翠星石「ち、ちび苺!お前は正気ですか!?乙女の恥じらいとか全部その世界に投げ捨ててきたですか!」

ジュン「ドールだし一緒に入っても問題ないだろ」

翠星石「ちび人間は黙ってろです!」

雛苺「えっ?ヒナは今日助けてもらったお礼にお背中流そうかと思って…」

雛苺「それにヒナだけじゃ悪いと思って翠星石もどうかなって思ったの」

翠星石「よ、余計なお世話ですぅ!」

ジュン「なんだよ? 苺、行こうぜ」

雛苺「あいあいさー、なの」




翠星石「くうぅ…」

蒼星石「一緒に入らなくてよかったの?」

翠星石「蒼星石までそんな事言うですかぁ~~…」

蒼星石「まったく、君は素直じゃないなぁ」

101: 2015/10/29(木) 23:34:28.63 ID:Z55gSDuI0
のり「そうそう、ヒナちゃん達が入るならこのボタンを押さないとね」ポチッとな



ウィー、ガチャン!
ガチャガチャン!!ガシャン!!!プシュー……



ジュン「今何した!?」

のり「えっ?ヒナちゃん達の足が届くように腰湯モードにしたのよ」

ジュン「そんな機能いつの間に!?」

のり「金髪の外人さんが『いつも娘達がお世話になってる』って言ってお風呂場を改造してくれたのよぅ」

ジュン「それって…」

真紅「お父様……」

雛苺「さすがお父様なの!さ、早く入りましょ」

102: 2015/10/29(木) 23:45:54.16 ID:Z55gSDuI0
雛苺「ババンババンバンバ~ン♪ババンババンバンバ~ン♪」ノンノン!

雛苺「うぃー、極楽なのー」

ジュン「なんか酔っ払いみたいだな」

雛苺「だって本当に気持ちいいんだもん」

ジュン「そういえば風呂に入るのなんて初めてじゃないか?」

雛苺「えっ?ヒナはのりとよく入ってたけど」

ジュン「入ってたのかよ!」


雛苺「それじゃあ、ジュンの背中洗ってあげるね!」

ジュン「はいはい、お願いな」

雛苺「ジュン、今日はお疲れ様!かっこよかったわ」ゴシゴシ

ジュン「おっ!けっこううまいじゃん」

雛苺「えへへー、のりにも褒められたんだから」

ジュン「ふぅ…、今日かぁ。大冒険だったな」

雛苺「うん、すごかったの。それにとっても疲れたわ…」

雛苺「お風呂で今日の疲れを取っちゃうのよ」






ジュン「で、風呂から出たら今度は僕の番かよ」

雛苺「だってジュンの櫛気持ちいいんだもん」

103: 2015/10/29(木) 23:51:30.68 ID:Z55gSDuI0
雛苺「ジュンが髪を触ってくれるとすぐ渇くから楽チンなのよ」サッパリ!

ジュン「ローゼンの力をドライヤー代わりに使うとか…能力の無駄遣いじゃないか?」

雛苺「いいんだもん。だってドール以外に使う機会ないでしょ?」

ジュン「まぁそうだけど」


翠星石「……」モジモジ


雛苺「!」

雛苺「はい!ヒナの番は終わり。次は翠星石にしてあげて」

ジュン「んっ、そうだな。翠星石こっち来いよ」

翠星石「…違うです。今日はそんな大変な事になってたなんて知らなくて…怒ってしまったから……その…」ボソボソ…

蒼星石「ジュンくん、翠星石が肩叩きしてくれるって」

翠星石「ちょっと蒼星石!言うんじゃねぇですぅ!」

ジュン「へぇ、珍しいな。じゃあ頼もうかな」

翠星石「勘違いするなです!これが終わったら翠星石の髪もちゃんと梳きやがれですぅ!その後は蒼星石。最後は真紅ですよ」

真紅「なんで私が最後なのよ」

104: 2015/10/30(金) 00:06:23.14 ID:JUUPDgQq0
翠星石「今日はお疲れ様です」トントン モミモミ

ジュン「うん、ホント疲れたよ。明日が学校だと思うと憂鬱だなぁ」

翠星石「そうですか。それなら翠星石のスペシャルマッサージを喰らうです!凝った筋肉ともこれでおさらばですぅ」メメタァ!!

ジュン「いだだだだだっ!!痛いって!さっきの方が気持ちいいから!」

翠星石「えっ?そうです?ならこれでどうです?」もみもみ

ジュン「あぁ、それそれ。うまいじゃん」

翠星石「もっと褒めやがれですぅ。翠星石は褒められると伸びる子なんですよ」エヘヘー

ジュン「はいはい、上手上手」

翠星石「なんですかそれ!ちゃんと褒めやがれです!」ムキー!



雛苺「うふふ」

真紅「雛苺、あなた母親みたいな顔をしてるわよ」

雛苺「のりみたいなお顔なの?」

真紅「そんな顔ね」

雛苺「だって微笑ましいんだもの」

蒼星石「たしかにね」


雛苺「ふぅ、今日はとっても疲れたからヒナはもう眠るわ。おやすみー」

真紅「えぇ、おやすみ」

蒼星石「また明日」




雛苺(そっか。明日は月曜日。学校なの)

105: 2015/10/30(金) 00:13:48.96 ID:JUUPDgQq0
 
――――桜中学校


ジュン「あ゛ー…、だるぅ…」

ジュン「眠いし筋肉痛…はないな。翠星石のマッサージが効いたのかな」

ジュン「くぁぁ~っ……、ふぅ、ねむ…」


「おー、桜田。おは…よ……」

ジュン「あぁ、おはよう」

「桜田くん、おはよー……!?」

ジュン「おはよう……ってそんな顔してどうしたんだ?」

「だ、だって…桜田くんの頭の上に……」

ジュン「えっ?」



雛苺「みんなおはようなのー」




ジュン「」

113: 2015/10/31(土) 10:50:16.14 ID:as+5l/uy0
ジュン「」


「な、なんだこれ…?人形?」

雛苺「ヒナはジュンのしゅごキャラなのよー」

「しゅごキャラって…。桜田ってこうなりたいの?」

雛苺「どちらかというと守護霊的な感じなのよ。ジュンを守ってるの」

「かわいいー!桜田くん、この子撫でてもいい?」

ジュン「」


ざわざわ! わいわい!




巴「おはよう。……?何かあったの?」

由奈「桜田くんがしゅごキャラを連れてきたって話だけど」

巴「しゅごキャラ…?」チラッ



ジュン「」

雛苺「えー、桜田ジュンをこれからもよろしくー。よろしくお願いしますなの」ペコリペコリ

「きゃー!すっごく可愛い!写メ写メ!」イソイソ




巴「」

114: 2015/10/31(土) 10:53:47.24 ID:as+5l/uy0
巴「雛苺!?」

由奈「柏葉さんはあの大きなしゅごキャラ知ってるの?……かわいいね!」キュンキュン

巴「知ってるっていうか……そういえば桜田くんは?」



ジュン「」



巴「お、起こさなきゃ…!」タタッ…!

梅岡「ホームルームはじめるぞー。席についてー」ガラッ

巴「あっ!」

梅岡「んっ? 桜田。その頭に乗ってるのは一体…?」

雛苺「先生、いつもジュンがお世話になっていますなの」ペコリ

梅岡「あ、これはご丁寧にどうも」ペコリ

115: 2015/10/31(土) 11:02:03.22 ID:as+5l/uy0
雛苺「実はジュンの学校での様子が気になって」

梅岡「ご家族の方でしたか」

雛苺「えっと守護霊みたいなものなの」

梅岡「守護霊…?あぁ、うし○ととらのとらみたいなものかな?確かに乗り方が同じだ」

雛苺「ヒナはピ○チュウの方がいいなぁ」

梅岡「そっちでしたか」

雛苺 梅岡「「あっはっはっは!」」



ジュン「……」

巴「桜田くんにとっては地獄ね…」



雛苺「ジュン、ヒナそろそろ戻るの。放課後になったらまた来るね」

ジュン「えっ!?また…?」

雛苺「トモエが部活してる所を見たいのよ。いいよね、トモエ」

巴「うん、たぶん…」

雛苺「いくのよ、ベリーベル!それじゃあまたね」ピカッ!


巴「雛苺!?」

由奈「消えちゃった…」




このあと一週間ほどジュンは『キャラ持ち』、『ドールマスター』と呼ばれるようになりますが、
しばらくしたら言われなくなりました。

116: 2015/10/31(土) 11:06:15.42 ID:as+5l/uy0
 
放課後――――


ジュン「雛苺ぉぉぉぉぉ!!!!!」ドドドド…!!

雛苺「ぴゃああああ!!」タタタタッ…!

ジュン「お前どういうつもりだ!!僕が不登校になった理由は知ってるだろ!」

雛苺「知ってるの。真紅にも言われてビンタいっぱいされたのよ…」

ジュン「当たり前だ!!」

雛苺「うぅ…」

巴「待って、桜田くん。雛苺にも何か考えがあるんだと思う」

ジュン「考えって…。また僕を不登校にさせるとかか?」

雛苺「違うわ!ヒナね、どうしても見たかったの。ジュンが学校で楽しくやっているか見たかった」

雛苺「ジュンの辛い時を見てきたから……どうしても幸せなジュンを見たかったの!」

ジュン「………」デコピン!

雛苺「あいてっ」

ジュン「お前なぁ…気づいてなかったのか」ハァ…

雛苺「うゅ?」スリスリ

117: 2015/10/31(土) 11:10:34.51 ID:as+5l/uy0
ジュン「お前たちのおかげで……僕はあの頃からずっと楽しかったんだぞ」

雛苺「っ! ジ、ジュン…」うるっ

ジュン「い、言わせんなよな!恥ずかしいなぁ…」

雛苺「ジューン!!」ピョン!

ジュン「おっとっと」

巴「うふふ」



由奈「あの…桜田くん」

ジュン「く、桑田さん……なに?」

由奈「あの……実は私…しゅごキャラ!大好きで…」

ジュン「えっ?」

由奈「大きなしゅごキャラちゃんとお話したいなぁって……///」

ジュン「あぁ、そういう……」

巴「雛苺、いい?」

雛苺「うん!」


雛苺「こんにちは」ニコッ

由奈「わぁあ」キラキラ

118: 2015/10/31(土) 11:36:16.79 ID:as+5l/uy0
『いいなー。桜田くんの守護霊かわいいなー』

『桜田を守ってるって言ってたよな。今も見えないだけで近くにいるのか?』ウキウキ

『あれってもしかして伝説の人形なんじゃ…?』

『本人もしゅごキャラって言ってたじゃん!絶対しゅごキャラだよ!』

『全然桜田に似てないし、そもそも性別も違うんじゃ…』

『なら桜田くんって女の子?』

『なん…だと…!?』ゴクリッ…!


ざわざわ!




雛苺「由奈も一緒に巴の剣道応援しましょ!」

由奈「うん!」



ジュン「なんて言うか……桑田さんもうちのクラスの奴らも順応早いというか何て言うか…」

巴「みんな良い人たちだよね。(……なんかさっきすごい事言ってたけど…)」

ジュン「まぁ一年の頃のクラスよりはマシだけどな」

巴「もぅ…。そんな事言って」

ジュン「もう部活の時間だろ?早く行けよ」

巴「桜田くんも見学するの?」

ジュン「まぁな」

巴「そう。…行ってくるね!」

ジュン「? あぁ、また後でな」

119: 2015/10/31(土) 11:39:01.73 ID:as+5l/uy0
巴「キヤアァーーーーー!!!!!」

スパァン!!!!

「きゃあっ!!」

「胴あり!それまで!」


巴「ふぅ」パサッ




雛苺「ふおおおっっ!!トモエカッコイイのーーー!!」

ジュン「すごっ…!昔と迫力が全然違う」

雛苺「すごい!すごーい!」

由奈「柏葉さんってあんなに強かったんだ…。知らなかった」

ジュン「あいつ小さい頃から親父さんに剣道習ってたからなぁ」

由奈「桜田くんって柏葉さんの事詳しいんだね」

ジュン「小さい頃によく遊んでただけでそんなに詳しい訳じゃ…」

由奈「ねぇ、桜田くん。私の事怒ってる?」

ジュン「えっ?」

120: 2015/10/31(土) 11:45:56.00 ID:as+5l/uy0
ジュン「怒ってるって…、なにが……」

由奈「一年生の時の文化祭の出し物」

ジュン「…!」ギクッ

雛苺「!」

由奈「ずっと思ってたの。もしあの時私があっけらかんとしてたら桜田くんは学校を休まなくてもよかったんじゃないかって…」

ジュン「そ…んなの……。わかるもんか…」

ジュン「それにあれは誰が悪いとか言えないし…」

由奈「そうなのかな…」

ジュン「僕も勝手に桑田さんをモデルに描いちゃったし…、梅岡先生だって……」

ジュン「……全部、先生が悪いな」

由奈「全部先生が悪いの!?」

ジュン「あの公開処刑はおかしいって!あとで謝られたけど思い出したらムカムカしてきた!」

由奈「あはは、確かにそうかも。………桜田くん」

ジュン「……なに?」

由奈「あの時は…ごめんね」

ジュン「もういいよ。それより柏葉の練習を見ようよ」

121: 2015/10/31(土) 11:52:45.70 ID:as+5l/uy0
雛苺「ジュンも由奈も仲直りできて良かったの。でも、今はトモエの剣道に集中しましょ!」

由奈「うん!」

ジュン「だな」



巴「キアァァーー!!!」

巴「面ェェン!!!!」


「面あり!それまで!」


巴「はぁ…はぁ……」


「今日の柏葉さんはすごい気迫ね」

「うん!私たちも負けてられないよ」



雛苺「トモエ!あいとあいとー!!」

ジュン「ホントすごいな。メッチャ速い」

由奈「小手とか目で追えない…」



巴「ヤアァァァ!!!」


――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――



雛苺「トモエすごかったの。剣道ってあんなに激しいのね」

巴「うん。それと応援ありがとね」

雛苺「えへへー」

122: 2015/10/31(土) 11:58:38.19 ID:as+5l/uy0
ジュン「あんなすごかったなんてなぁ」

巴「ところで桜田くん。桑田さんと何話してたの?」

ジュン「大した話じゃないよ」

巴「………」

雛苺「由奈がジュンにごめんなさいして、ジュンは梅岡先生に怒ってたのよ」

巴「それって一年生の時の話?」

ジュン「もうけっこう経ってるのに律儀だよなぁ」

巴「それだけ気にしてたんだと思う。私もそうだもの…」

ジュン「………」

雛苺「ふっふふーん♪」

ジュン「ところで雛苺。まさかお前明日も学校来るとか言わないよな?」

雛苺「な、なんでわかったの?」ギクッ

ジュン「その様子を見てたらわかるよ。絶対ダメだからな」

雛苺「えー…、どこでも雛苺なのにぃ…」

ジュン「タイトルコールやめろ」

雛苺「トモエもヒナに学校来て欲しいよね?」

巴「うーん…、私も来ない方がいいと思う」

雛苺「トモエ!?」

123: 2015/10/31(土) 12:10:25.14 ID:as+5l/uy0
雛苺「トモエもジュンと同じこと言うのね…」

巴「うん。私達の学校は私達の年齢の子供しか通えないの」

雛苺「そうなの?先生は別だってことはわかるけど…」

巴「のりさんは私達の学校に来てないでしょ?」

雛苺「あっ!ホントだ!」

ジュン(それで納得するのかよ!)

巴「だから雛苺も学校以外の所で桜田くんに登ろうね」

ジュン「ちょっ」

雛苺「うん!そうする。どこでもジュンのぼりなのよー」

ジュン「まだするのかよ!?」


雛苺「するよ!だって、ここはヒナの特等席なの!」

ジュン「もう僕登りは卒業してくれ…」


つづく
 

124: 2015/10/31(土) 13:20:06.59 ID:as+5l/uy0
 
おまけ『ハロウィンパーティー』


金糸雀「トリックオアトリートかしら!お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうかしらー」


雛苺『お母様!氏なないでーー!!』

水銀燈『雛苺……私はもう満足したわ…』


真紅『くんくん君…キスを』

金糸雀『あぁ……真紅ぅ…やめてぇ…』うるうるっ



みっちゃん「ドールズのこんな一面を見られるなんて…」ウフフ

金糸雀「あの……みっちゃん。それは…?」

みっちゃん「あっ!カナ!魔女っ子衣装かわいいいいいい」イヤーン♡

金糸雀「まさちゅーせっちゅかしらー」キャー♡

125: 2015/10/31(土) 13:30:03.41 ID:as+5l/uy0
みっちゃん「ふぅ…、カナのお肌はいつもスベスベスキンね」

金糸雀「あの…、みっちゃん。そのテレビの映像は何かしら?」

みっちゃん「これ?これはこの間カメラで撮ったの」

金糸雀「みっちゃん料理してたはずじゃ…」

みっちゃん「あんなレアシーン撮っとかなきゃドールマニアの名折れだもん」

みっちゃん「3カメで撮っちゃった」

金糸雀「3カメ!?」

みっちゃん「そう。カナと真紅ちゃん。雛苺ちゃんと銀ちゃん。そして両方の映像で3カメよ」

金糸雀「あの一瞬でジュンにも…カナ達にも気づかれずやってのけるなんて」

金糸雀「みっちゃんの撮影能力は魔法のようかしら!」

みっちゃん「それでなんだっけ?トリックオアトリート?」

金糸雀「あっ、そうかしら。お菓子をくれないとイタズラしちゃうのかしらー」

みっちゃん「お菓子はあげる。だけどイタズラもしてもらいたい」

金糸雀「え」

126: 2015/10/31(土) 13:35:25.24 ID:as+5l/uy0
みっちゃん「冗談だよ。そうそう、とっておきのお菓子を用意したの」

金糸雀「びっくりしたかしら」

みっちゃん「あれ?そういえば銀ちゃんは?」

金糸雀「水銀燈はめぐのところかしら…」

みっちゃん「あぁ、そっか…。銀ちゃん……」

金糸雀「………」

みっちゃん「………」

みっちゃん「……よし!」

金糸雀「みっちゃん?」

みっちゃん「私たちが落ち込んでたら銀ちゃんがもっと落ち込んじゃうよ」

みっちゃん「今日はすっごいご馳走作ったんだから。楽しいハロウィンパーティーにしましょ!」

金糸雀「うん!」

127: 2015/10/31(土) 13:48:22.95 ID:as+5l/uy0
みっちゃん「それにしても可愛いわぁ。ちょっと露出度高いけどそれがすごくいい!」

みっちゃん「少し大人っぽいイメージのカナ…カナ……」ハァハァ

金糸雀「みっちゃん?なにか目が怖いかしら」

みっちゃん「どうしよっかな。お菓子あげる代わりにイタズラしちゃおっかな」

金糸雀「みっちゃんがイタズラするの!?」

みっちゃん「どうしよっ。もうガマンできそうにないかも」


水銀燈「いいからお菓子だけちょうだいよ」バサッ


金糸雀「あっ、水銀燈おかえり」

みっちゃん「ぎ、銀ちゃんその格好…」

水銀燈「せっかくだからね。お菓子のためだし着てあげたのよ」

金糸雀「カナとお揃いだったのね」

水銀燈「不本意だけどね」


みっちゃん「………」プルプル

金糸雀「みっちゃん?」

水銀燈「ちょっとぉ、どうしたのよ」

みっちゃん「すっごくかわいいーーー!!!!」ガバッ!

128: 2015/10/31(土) 14:05:32.11 ID:as+5l/uy0
みっちゃん「別々の衣装にしようと思ったけど姉妹ペアルック可愛すぎるわ!!」スリスリスリスリ!!

金糸雀「またまさちゅーせっちゅかしらー!」

水銀燈「熱っ!みつ!やめなさい」


水銀燈『私の可愛い娘…雛苺。ずっと愛していたわ……』

雛苺『お母様―――!!』


水銀燈「ちょっと!なによこれ!いつの間に…」

みっちゃん「魔女っ子にして大正解!銀ちゃんもセクシーでよく似合ってるわよぉー!」

みっちゃん「魔女っ子カナも魔女っ子銀ちゃんもホントにホントに可愛いすぎぃ!!」ギューッ!

水銀燈「いいから話を聞きな……きゃああっ!」

金糸雀「今日はいつにも増して激しいかしらああああ!!」

みっちゃん「W抱っこ!はあぁああーん、幸せぇぇぇ!!超激萌えキュンキュンよおおお!!」スリスリスリスリ!!!!



翠星石「お菓子をもらいに来たらとんでもない事になってるです…」【キョンシー】

蒼星石「お菓子どころじゃないね」【オオカミ人間】

雛苺「出てったらダメなの?」【ドラキュラ】

真紅「危険なのだわ。もう少し待ちましょう」【ブルーレイ子】




草笛家の賑やかな夜はまだまだ続いたのでした。


おまけ『ハロウィンパーティー』

おわり
 

129: 2015/10/31(土) 14:09:18.11 ID:as+5l/uy0
今日はここまで。
レス、コメントどうもです。
続きは来月に投下します。

雛苺「ここはヒナの特等席なの!」 ジュン「もう卒業してくれ…」【後編】

引用: 雛苺「ここはヒナの特等席なの!」 ジュン「もう卒業してくれ…」