579: 2016/11/14(月) 20:46:45.46 ID:UdqvJB8lo
さやか「杏子、いつまで寝てんの! 早く起きて!」

杏子「さやか、うるせぇなぁ……まだ真っ暗じゃねぇか」

さやか「いいから! ほら、外見て」

杏子「外……あ……!」

さやか「雪だよ! 初雪! いやぁテンション上がるわぁー!!! ……杏子?」

杏子「……へへ。雪なんかではしゃいでやんの。さやかは子供だなー!」

さやか「な、なんですってー!!」

杏子「……雪、か」

さやか「……杏子?」
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語

580: 2016/11/14(月) 20:47:13.18 ID:UdqvJB8lo
まどか「おはよう、みんな!」

さやか「おはよう、まどか」

杏子「おー。おはよーまどか」

マミ「みんな、おはよう」

ほむら「……おはよう。……みんな、元気ね」

さやか「ほむらだってちょっと浮かれてるじゃん! 雪だよー! 雪合戦しようぜ!」

ほむら「あなたは雪降ってなくても元気だけど……今日はいつにもましてうざいわね」

さやか「つれないなーほむらは! このこのー!!」

ほむら「あなたとは学校でだけ仲良く……もういいわ」

まどか「ほむらちゃんは、雪、嬉しくないの?」

ほむら「そうね。まぁ、前住んでいたところではあまり降らなかったから……少し嬉しくは、あるかも」

さやか「素直じゃないなーほむらちゃんは!」

ほむら「あなたがちゃん付けで呼ばないで」

杏子「……」

さやか「……杏子、あんた、今日ちょっと変じゃない?」

杏子「別に変じゃねーよ。あーお前らみんなおこちゃまだなー! 雪が降ったぐらいでさー」

さやか「何をー!」

マミ「……佐倉さん、大丈夫?」

杏子「……大丈夫だよ。マミ。いらない心配するんじゃねぇ」

さやか「……杏子? マミさん?」

581: 2016/11/14(月) 20:49:18.11 ID:UdqvJB8lo
--放課後--

さやか「杏子ー」

杏子「なんだよ、さやか」

さやか「なんだじゃないよ。あんた、今日絶対変だよ。授業中も上の空って感じだったし」

まどか「杏子ちゃん……体調良くないの?」

マミ「美樹さん。鹿目さん。その、ね。今日はあまり佐倉さんに……」

杏子「だから変な気の使い方するなってーの。あーもー分かった。そんなに気になるならついて来いよ。親父の墓参りついでに話してやるから」

さやか「あ……」

ほむら「杏子のお父さんの……!? ……杏子。辛いなら、無理に話さなくても」

杏子「あんたまであたしに気を遣うなんてな……」

なぎさ「待つのです!」

杏子「……お前はいつからそこにいたんだ」

なぎさ「よければ、なぎさも聞きたいのです。杏子の話……駄目ですか?」

杏子「別に構わねーよ。隠しているわけでもねーしな」

582: 2016/11/14(月) 20:50:29.90 ID:UdqvJB8lo
--廃墟の教会--

杏子「あたしの願いの話。みんなにはもう話をしたよな」

なぎさ「はい……お父さんの話をちゃんと聞いて欲しいって。でもそれで……」

杏子「あぁ、そうさ。からくりが親父にバレ、家族は滅茶苦茶になっちまった」

杏子「……あたしの家族が心中した日、それがこんな雪の日だった。……そんだけの話さ」

さやか「あ……」

まどか「杏子ちゃん……」

ほむら「……」

なぎさ「……杏子」

杏子「もう頭では整理ついてるつもりなんだけどな。どうにも、こんな雪の日は思い出しちまって……。マミ、あんたとも喧嘩したよな」

マミ「えぇ。……あの時は、悲しかったわ」

杏子「あたしもだよ」

マミ「……それは初耳ね」

杏子「なんだよ。悲しくないわけないだろ。あんたとはもう傍にいられねぇ……バカだと思われるかもしれないけど、あの時はそう思った。白状すると、本当は一緒にいたかったよ」

マミ「佐倉さん……」

杏子「でも、見滝原に魔獣が増えてきて、風見野も任せられるぐらいの魔法少女が現われた」

マミ「人見さん達の事?」

杏子「あぁそうさ。そんなこんなでもう風見野にこだわる必要もなくなって……、そんなときにマミから一緒に戦って欲しいという話があった」

杏子「今更よりが戻せるかとは思ったけど……リナの奴にはこう言われたよ。あなたにとって家族だと思える人がまだいるのなら、絶対に手放してはダメだ。失ってからでは遅すぎるってな。……たく、あたしが一番わかってるっての。そんな事」

杏子「……ってわけだ。まぁそんなこんなでマミの元に戻って、ほむらやらまどかやらさやかやらなぎさやら、人数随分増えたよな」

マミ「えぇ……そうね。私達二人で戦っていた頃が懐かしいぐらいだわ」

杏子「まどかやなぎさは魔法少女じゃないけどな」

なぎさ「それでも、杏子はかけがえのない友達なのです!」

まどか「わたしだってそうだよ! 杏子ちゃん!」

杏子「……ありがとな」

583: 2016/11/14(月) 20:51:16.53 ID:UdqvJB8lo
杏子「以上、話終わり! さて、ついでだし、風見野にはうまいラーメン屋があるんだ! 寒い日に食べるとうまいぜー!」

リナ「それはいいですね。私達も是非、おごってもらいたいものです」

麻衣「私もいいか」

京「わ、私も!」

美緒「あたしも!」

双葉「わたしもー」

杏子「……おい、こら。お前らいつから湧いて出た」

リナ「懐かしい気配がしたから来てみれば……水臭いですね。風見野に来たなら呼んでくれれば……」

杏子「あーもう。分かったよ。みんなで食いにいくぞ!」

ほむら「……そういえば、結局風見野のラーメン屋は食べた事がなかったのよね。……楽しみだわ」

さやか「今日は杏子のおごりね!」

なぎさ「なのです!」

まどか「こ、この人数は辛いんじゃないかな……」

584: 2016/11/14(月) 20:51:46.29 ID:UdqvJB8lo
マミ「……ねぇ、佐倉さん」

杏子「……なんだよ」

マミ「今、楽しい?」

杏子「楽しいに決まってるだろ。何言ってんだ?」

マミ「……そうね。私も、楽しい」

杏子「ったく。ほら、いくぞ」

マミ「えぇ」

585: 2016/11/14(月) 20:53:13.07 ID:UdqvJB8lo
初雪がテーマなのに、とっかかり以外全然絡みませんでした!
おりこ☆マギカとちょっとリンクさせてみた
雪っていうと、杏子の親。そんなイメージがある

引用: 【皆で】魔法少女まどか☆マギカ小ネタ投稿スレ4【更新】