122: 2020/12/23(水) 01:27:28.86 ID:FJB9rJ4L.net
――酒は飲んでも――
菜々(またです……また彼方さんがえOちを焦らして私に襲わせようとしています…)
菜々(恥ずかしくて自分からあまり誘えない私が悪いと言えば悪いですが……手のひらで転がされるのも悔しいです!!)
彼方「…ぷは~っ!働いた後の一杯は格別だぜ~」
菜々(そこでです!お酒に酔ったフリをして逆に彼方さんを誘惑してみせます!!)
菜々「あの…私にも一杯いただけますか?」
彼方「おっ、菜々ちゃん珍しいね~飲も~飲も~~!」トクトクトク
菜々「いただきますっ!」ゴキュゴキュ
菜々(よしっ!作戦開始です!!)
菜々「……っぷはー!//えへ、えへへっ…なんだか暑くなってきましたね…//」ヌギヌギ
彼方「あれれ~もう酔っ払っちゃったの~?」
菜々「酔っ払ってないです!!」
彼方「そうだね~酔っ払った人はみんなそう言うんだよね~…ほら~上着脱いじゃったら寒いよ~?」
菜々「だったらぁ~……彼方さんがあっためてください!!///」ダキッ ムギュウウ
彼方「おぉ~よしよし~温かくしようね~」ギュゥゥ
菜々(これはいい調子なのでは!?…それにこんなにストレートに甘えることってなかなか無いのでちょっぴり楽しいです…///)
菜々「えへへ~ぽかぽか!///……よ~しどんどん飲んじゃいますよ~///」ゴキュッゴキュッ
菜々(あぁ~なんだか身体が温まって、ぽわぽわ~っとしてきたような……///)
菜々(またです……また彼方さんがえOちを焦らして私に襲わせようとしています…)
菜々(恥ずかしくて自分からあまり誘えない私が悪いと言えば悪いですが……手のひらで転がされるのも悔しいです!!)
彼方「…ぷは~っ!働いた後の一杯は格別だぜ~」
菜々(そこでです!お酒に酔ったフリをして逆に彼方さんを誘惑してみせます!!)
菜々「あの…私にも一杯いただけますか?」
彼方「おっ、菜々ちゃん珍しいね~飲も~飲も~~!」トクトクトク
菜々「いただきますっ!」ゴキュゴキュ
菜々(よしっ!作戦開始です!!)
菜々「……っぷはー!//えへ、えへへっ…なんだか暑くなってきましたね…//」ヌギヌギ
彼方「あれれ~もう酔っ払っちゃったの~?」
菜々「酔っ払ってないです!!」
彼方「そうだね~酔っ払った人はみんなそう言うんだよね~…ほら~上着脱いじゃったら寒いよ~?」
菜々「だったらぁ~……彼方さんがあっためてください!!///」ダキッ ムギュウウ
彼方「おぉ~よしよし~温かくしようね~」ギュゥゥ
菜々(これはいい調子なのでは!?…それにこんなにストレートに甘えることってなかなか無いのでちょっぴり楽しいです…///)
菜々「えへへ~ぽかぽか!///……よ~しどんどん飲んじゃいますよ~///」ゴキュッゴキュッ
菜々(あぁ~なんだか身体が温まって、ぽわぽわ~っとしてきたような……///)
123: 2020/12/23(水) 01:28:24.22 ID:FJB9rJ4L.net
――――
――
菜々「えへへぇ~///からたしゃんいい匂いする~!///ぎゅうう~!!///」ダキッ
彼方「隠してるつもりかもしれないけど、菜々ちゃんやっぱり匂いフェチだよね~」
菜々「すんすん……はぁ~!からたしゃんの匂いたまらん~///」スンスン
彼方「人の髪に顔突っ込んで変なクスリ吸ったときみたいなリアクションやめようね~」
彼方「って言ってる場合じゃないか……ほら~もうベッドですやぴしようね~」グイグイ
菜々「んん~!まだおしゃけ飲むんれすー!」フンス
彼方「ざんね~ん、もう彼方ちゃんが全部飲んじゃったから無いよ~」フリフリ
菜々「えぇ~~~……じゃあ寝る……」
彼方「良い子だね~ほら、お手々繋いであげるからベッドまでがんばろ~」ギュッ
彼方「は~い着いたよ~、ごろんしようね~」
菜々「えへへ~ごろ~ん!」ボフッ
彼方「じゃあお布団被って温かくしてようね~、彼方ちゃんは洗い物してくるからね~」
菜々「………………」ギュッ
彼方「わわっ…菜々ちゃん?」
菜々「行っちゃうんですか……?///」ウルウル
彼方「…!!///」
彼方(菜々ちゃん、不意打ちはズルいよ…///こんなん言われて離れられる人居ないでしょ~)
彼方「よ~しそれじゃあ彼方ちゃんと一緒にすやぴしようね~」ボフッ
菜々「やったぁ~!からたしゃんだ~いすき!」ギュゥゥ
彼方(そろそろ菜々ちゃんに押し倒してもらう予定だったのになぁ~…こんなかわいい菜々ちゃん見たら余計に……♡)
彼方(見事に彼方ちゃんに火をつけてしまったようだね~……明日起きたら覚悟してもらうよ~♡)
――
菜々「えへへぇ~///からたしゃんいい匂いする~!///ぎゅうう~!!///」ダキッ
彼方「隠してるつもりかもしれないけど、菜々ちゃんやっぱり匂いフェチだよね~」
菜々「すんすん……はぁ~!からたしゃんの匂いたまらん~///」スンスン
彼方「人の髪に顔突っ込んで変なクスリ吸ったときみたいなリアクションやめようね~」
彼方「って言ってる場合じゃないか……ほら~もうベッドですやぴしようね~」グイグイ
菜々「んん~!まだおしゃけ飲むんれすー!」フンス
彼方「ざんね~ん、もう彼方ちゃんが全部飲んじゃったから無いよ~」フリフリ
菜々「えぇ~~~……じゃあ寝る……」
彼方「良い子だね~ほら、お手々繋いであげるからベッドまでがんばろ~」ギュッ
彼方「は~い着いたよ~、ごろんしようね~」
菜々「えへへ~ごろ~ん!」ボフッ
彼方「じゃあお布団被って温かくしてようね~、彼方ちゃんは洗い物してくるからね~」
菜々「………………」ギュッ
彼方「わわっ…菜々ちゃん?」
菜々「行っちゃうんですか……?///」ウルウル
彼方「…!!///」
彼方(菜々ちゃん、不意打ちはズルいよ…///こんなん言われて離れられる人居ないでしょ~)
彼方「よ~しそれじゃあ彼方ちゃんと一緒にすやぴしようね~」ボフッ
菜々「やったぁ~!からたしゃんだ~いすき!」ギュゥゥ
彼方(そろそろ菜々ちゃんに押し倒してもらう予定だったのになぁ~…こんなかわいい菜々ちゃん見たら余計に……♡)
彼方(見事に彼方ちゃんに火をつけてしまったようだね~……明日起きたら覚悟してもらうよ~♡)
128: 2020/12/24(木) 21:10:53.28 ID:1775lHGX.net
――プレゼント――
菜々「彼方さん!これ!」ガサゴソ
彼方「ん?どうしたの~?」
菜々「はい!プレゼントです!!」ペカー
彼方「わぁ~、新しい枕だぁ~!ありがとう~……でもどうして急に?」
菜々「もう、忘れたんですか?今日はクリスマスですよ!!」
彼方「えっ…?あっ!ごめんね~彼方ちゃん気が付かなくてっ」アセアセ
彼方「お店では12月の頭からクリスマス限定メニューとかやってたから感覚麻痺しちゃってて…」オドオド
彼方「どうしよう…今プレゼント何も用意出来てなくて……せっかく菜々ちゃんがくれたのにこれじゃお返し出来ないよ…」ズーン
菜々「彼方さん、落ち着いてくださいっ!今月はずっと忙しかったので仕方ありませんって!」アセアセ
彼方「それを言うなら忙しかったのは菜々ちゃんも一緒だもん……」ショボン
菜々「すぅー…………彼方さん!!!」
彼方「はっ、はい!?」ビクッ
菜々「彼方さん!これ!」ガサゴソ
彼方「ん?どうしたの~?」
菜々「はい!プレゼントです!!」ペカー
彼方「わぁ~、新しい枕だぁ~!ありがとう~……でもどうして急に?」
菜々「もう、忘れたんですか?今日はクリスマスですよ!!」
彼方「えっ…?あっ!ごめんね~彼方ちゃん気が付かなくてっ」アセアセ
彼方「お店では12月の頭からクリスマス限定メニューとかやってたから感覚麻痺しちゃってて…」オドオド
彼方「どうしよう…今プレゼント何も用意出来てなくて……せっかく菜々ちゃんがくれたのにこれじゃお返し出来ないよ…」ズーン
菜々「彼方さん、落ち着いてくださいっ!今月はずっと忙しかったので仕方ありませんって!」アセアセ
彼方「それを言うなら忙しかったのは菜々ちゃんも一緒だもん……」ショボン
菜々「すぅー…………彼方さん!!!」
彼方「はっ、はい!?」ビクッ
129: 2020/12/24(木) 21:12:20.02 ID:1775lHGX.net
菜々「そこまで言うのでしたら、プレゼントをいただきますね」チュッ
彼方「……え?それって……んっ///……ちゅっ///」
菜々「メリークリスマス!素敵なプレゼントをありがとうございます//」ニコッ
彼方「も~、急にカッコいいことするの心臓に悪いよ……///」ドキドキ
菜々「ふふっ、普段ドキドキさせられてるお返しです」
菜々「それはそうと、今まで彼方さんが使っていた枕は後で“私が”洗濯しておきますね」ニコニコ
彼方「いやいやそれくらい彼方ちゃんがやっとくよ~」
菜々「いえ、そういうわけにはいきません!!」クワッ
彼方「お、おぅ……そこまで言うならお願いしようかな…」
――――
――
彼方「おぉ~!菜々ちゃんから貰った枕気持ちいいよ~」フカフカ
菜々「それは良かったです!」
彼方「……あれ?菜々ちゃんのその枕って彼方ちゃんの――」
菜々「気の所為ですよ」
彼方「え、でも色とか形とか――」
菜々「気の所為です」
彼方(知らない方が幸せなこともあるって言うもんね…)
彼方「……え?それって……んっ///……ちゅっ///」
菜々「メリークリスマス!素敵なプレゼントをありがとうございます//」ニコッ
彼方「も~、急にカッコいいことするの心臓に悪いよ……///」ドキドキ
菜々「ふふっ、普段ドキドキさせられてるお返しです」
菜々「それはそうと、今まで彼方さんが使っていた枕は後で“私が”洗濯しておきますね」ニコニコ
彼方「いやいやそれくらい彼方ちゃんがやっとくよ~」
菜々「いえ、そういうわけにはいきません!!」クワッ
彼方「お、おぅ……そこまで言うならお願いしようかな…」
――――
――
彼方「おぉ~!菜々ちゃんから貰った枕気持ちいいよ~」フカフカ
菜々「それは良かったです!」
彼方「……あれ?菜々ちゃんのその枕って彼方ちゃんの――」
菜々「気の所為ですよ」
彼方「え、でも色とか形とか――」
菜々「気の所為です」
彼方(知らない方が幸せなこともあるって言うもんね…)
133: 2020/12/26(土) 00:17:15.36 ID:9qi8XCdZ.net
――願いごと――
菜々「初詣に行きませんか?」
彼方「え~、今から~?」
除夜の鐘を聞きながら年越し蕎麦を食べ終えた頃に、イタズラっ子のような笑みを浮かべて菜々ちゃんが提案してきた
菜々「食べてすぐ横になるのも良くないですし、腹ごなしに丁度いいと思いませんかっ?」
彼方「そんなこと言って~、夜中にフラフラ出歩いてみたいだけじゃないの~?」ニヤニヤ
菜々「バレてしまいましたか…///」
彼方「図星なんだね~…」
少々腰が重いというだけで特に断る理由も無いので、笑顔の菜々ちゃんに手を引かれるがままに、夜の寒空の下へと繰り出した
菜々「初詣に行きませんか?」
彼方「え~、今から~?」
除夜の鐘を聞きながら年越し蕎麦を食べ終えた頃に、イタズラっ子のような笑みを浮かべて菜々ちゃんが提案してきた
菜々「食べてすぐ横になるのも良くないですし、腹ごなしに丁度いいと思いませんかっ?」
彼方「そんなこと言って~、夜中にフラフラ出歩いてみたいだけじゃないの~?」ニヤニヤ
菜々「バレてしまいましたか…///」
彼方「図星なんだね~…」
少々腰が重いというだけで特に断る理由も無いので、笑顔の菜々ちゃんに手を引かれるがままに、夜の寒空の下へと繰り出した
134: 2020/12/26(土) 00:20:14.17 ID:9qi8XCdZ.net
彼方「うぅ~…やっぱりさぶい~~」ブルブルッ
菜々「確かに冷えますね……こうして手を繋いでポケットに入れてしまいましょう!」スポッ
彼方「おぉ~確かに温かいかも………もうでももう片方は冷えたまんまだよ~……」
彼方「あれだ、彼方ちゃんが菜々ちゃんの後ろからポケットに手を入れて、その中で手を繋げば良いんだよ~」ダキッ ギュッ
菜々「あははっ、歩きづらいですよ……っていうかこれ転んだら地面に手も付けられずに私が下敷きにされるだけじゃないですか!やっぱ無しです!無し!」バッ
彼方「わぁ~ん寒いよ~」
月さえも雲に隠れているのか、切れかけの街灯の微かな明かりだけが頼りだった
物哀しい雰囲気を紛らわすように、二人の声だけが辺りに響いている
菜々「確かに冷えますね……こうして手を繋いでポケットに入れてしまいましょう!」スポッ
彼方「おぉ~確かに温かいかも………もうでももう片方は冷えたまんまだよ~……」
彼方「あれだ、彼方ちゃんが菜々ちゃんの後ろからポケットに手を入れて、その中で手を繋げば良いんだよ~」ダキッ ギュッ
菜々「あははっ、歩きづらいですよ……っていうかこれ転んだら地面に手も付けられずに私が下敷きにされるだけじゃないですか!やっぱ無しです!無し!」バッ
彼方「わぁ~ん寒いよ~」
月さえも雲に隠れているのか、切れかけの街灯の微かな明かりだけが頼りだった
物哀しい雰囲気を紛らわすように、二人の声だけが辺りに響いている
135: 2020/12/26(土) 00:23:10.00 ID:9qi8XCdZ.net
彼方「あっ、ぽつぽつと参拝客の人が見えてきたね~」
菜々「近くの神社がこの時間開いてるか分からなかったので安心しました!」
彼方「え~…開いてなかったら歩き損だったの~?」ジトー
菜々「まぁまぁ、何だか夜の街並みってワクワクするし楽しいじゃないですか!」ペカー
彼方「さては昨日見てたアニメに影響されたのかな~?」ニヤニヤ
菜々「神様へのお願いは早ければ早いほど良いと聞きますし、混雑する前に行ってしまいましょう!///」
彼方「あ~っ誤魔化した~」クスクス
鳥居を潜り境内へと足を踏み入れると、そこは静かな賑わいを見せていた
参道の脇では深夜にも関わらず甘酒の販売も行われており、参拝を終えた人たちが暖を取ろうと集まっている
菜々「近くの神社がこの時間開いてるか分からなかったので安心しました!」
彼方「え~…開いてなかったら歩き損だったの~?」ジトー
菜々「まぁまぁ、何だか夜の街並みってワクワクするし楽しいじゃないですか!」ペカー
彼方「さては昨日見てたアニメに影響されたのかな~?」ニヤニヤ
菜々「神様へのお願いは早ければ早いほど良いと聞きますし、混雑する前に行ってしまいましょう!///」
彼方「あ~っ誤魔化した~」クスクス
鳥居を潜り境内へと足を踏み入れると、そこは静かな賑わいを見せていた
参道の脇では深夜にも関わらず甘酒の販売も行われており、参拝を終えた人たちが暖を取ろうと集まっている
136: 2020/12/26(土) 00:25:13.79 ID:9qi8XCdZ.net
菜々「あっ!甘酒売ってますよ彼方さん!」
彼方「お参りが終わったら飲もうか~」
菜々「はいっ!」ニコッ
彼方「そういえばお参りってどうするんだっけ~?やり方とかあったよね?」
菜々「二礼二拍手一礼ですか?それもありますけど、まずはアレですね」
菜々ちゃんの指差す先には、参道の脇に手水舎が設置されているのが見える
手を清める参拝客たちの悲鳴に近い呻き声がここまで聞こえてきた
彼方「こんな寒いのに水なんてかけたら凍っちゃうよ~……」ブルブル
菜々「必要なことですから、気合です!」
彼方「お参りが終わったら飲もうか~」
菜々「はいっ!」ニコッ
彼方「そういえばお参りってどうするんだっけ~?やり方とかあったよね?」
菜々「二礼二拍手一礼ですか?それもありますけど、まずはアレですね」
菜々ちゃんの指差す先には、参道の脇に手水舎が設置されているのが見える
手を清める参拝客たちの悲鳴に近い呻き声がここまで聞こえてきた
彼方「こんな寒いのに水なんてかけたら凍っちゃうよ~……」ブルブル
菜々「必要なことですから、気合です!」
137: 2020/12/26(土) 00:28:37.52 ID:9qi8XCdZ.net
――――
――
彼方「うぅ~手がひりひりするよ~」
菜々「ふふっ、年越し蕎麦を食べたっきりの手を合わせても神様に呆れられてしまいますからね」
彼方「むぅ…彼方ちゃんが神様ならそんなこと気にしないのに~」プクーッ
作法に則り手と口を清め終えた後はいよいよ参拝の時間だ
こうして拝殿の前に並ぶのは数年ぶりだろうか
思いつきで真夜中にやってきて願いごとだけ一方的に伝えて帰るというのも、中々身勝手な行為だと思えて少し笑えてきた
彼方「お賽銭っていくらにする~?」
菜々「普通に5円で良いと思いますけど……ってあれ、5円切らしてました……奮発して50円にしますか」
彼方「じゃあ彼方ちゃんも50円にしよ~」
そうこうしているうちに目の前の客が参拝を終えたようで脇へとよけていった
いざ、神様へのおねだりの時間である
彼方「………………」
菜々「………………」
頭を下げてどれくらい経っただろうか
自分だけ早く終えるのも何か気まずいので隣をチラリと見てみる
同じことを考えていたのか、こちらを片目で覗き見る菜々ちゃんと目が合って二人して笑いを堪える羽目になってしまった
――
彼方「うぅ~手がひりひりするよ~」
菜々「ふふっ、年越し蕎麦を食べたっきりの手を合わせても神様に呆れられてしまいますからね」
彼方「むぅ…彼方ちゃんが神様ならそんなこと気にしないのに~」プクーッ
作法に則り手と口を清め終えた後はいよいよ参拝の時間だ
こうして拝殿の前に並ぶのは数年ぶりだろうか
思いつきで真夜中にやってきて願いごとだけ一方的に伝えて帰るというのも、中々身勝手な行為だと思えて少し笑えてきた
彼方「お賽銭っていくらにする~?」
菜々「普通に5円で良いと思いますけど……ってあれ、5円切らしてました……奮発して50円にしますか」
彼方「じゃあ彼方ちゃんも50円にしよ~」
そうこうしているうちに目の前の客が参拝を終えたようで脇へとよけていった
いざ、神様へのおねだりの時間である
彼方「………………」
菜々「………………」
頭を下げてどれくらい経っただろうか
自分だけ早く終えるのも何か気まずいので隣をチラリと見てみる
同じことを考えていたのか、こちらを片目で覗き見る菜々ちゃんと目が合って二人して笑いを堪える羽目になってしまった
138: 2020/12/26(土) 00:32:21.87 ID:9qi8XCdZ.net
――――
――
菜々「甘酒美味しかったですね!」
彼方「だね~、久しぶりに飲んだけど身体がぽかぽかするよ~」ホカホカ
帰り道、手を繋いで歩く私たちを雲間から差し込む月明かりが照らしていた
行きに感じた物哀しさは感じなくなり、足取りも心做しか軽やかだった
菜々「彼方さん!どんなお願いごとにしたんですか?」
彼方「これって人に話しちゃうと叶わなくなっちゃうんじゃないっけ~?」
菜々「聞いた相手がそのお願いに対してマイナスなことを口にしたり思ったりすると、邪念が混じって叶いにくくなるそうですよ」
菜々「つまり!私が彼方さんのお願いにそんなこと思うはずが無いので、安心してお聞かせください!!」
彼方「え~…じゃあ菜々ちゃんが教えてくれたら彼方ちゃんも教えてあげる~」ニコニコ
菜々「う……それはそれで何だか恥ずかしいですね///」カァァ
彼方「そんな恥ずかしいお願いごとしたの~?」ニヤニヤ
菜々「そっ、そんなことありません!!///」
彼方「ホントかなぁ~?」
菜々「本当です!!」ポカポカ
彼方「あははっ、いたっ、痛いよ~、あはははっ」
結局互いに願いを口にすることは無かったけれど
何となく二人とも同じことを願ったのではないだろうかと思う
“いつまでも二人、一緒に居られますように”
いつの間にか夜空を覆う雲は消え失せ、大きな満月が私たちの頭上で光り輝いていた
おわり
――
菜々「甘酒美味しかったですね!」
彼方「だね~、久しぶりに飲んだけど身体がぽかぽかするよ~」ホカホカ
帰り道、手を繋いで歩く私たちを雲間から差し込む月明かりが照らしていた
行きに感じた物哀しさは感じなくなり、足取りも心做しか軽やかだった
菜々「彼方さん!どんなお願いごとにしたんですか?」
彼方「これって人に話しちゃうと叶わなくなっちゃうんじゃないっけ~?」
菜々「聞いた相手がそのお願いに対してマイナスなことを口にしたり思ったりすると、邪念が混じって叶いにくくなるそうですよ」
菜々「つまり!私が彼方さんのお願いにそんなこと思うはずが無いので、安心してお聞かせください!!」
彼方「え~…じゃあ菜々ちゃんが教えてくれたら彼方ちゃんも教えてあげる~」ニコニコ
菜々「う……それはそれで何だか恥ずかしいですね///」カァァ
彼方「そんな恥ずかしいお願いごとしたの~?」ニヤニヤ
菜々「そっ、そんなことありません!!///」
彼方「ホントかなぁ~?」
菜々「本当です!!」ポカポカ
彼方「あははっ、いたっ、痛いよ~、あはははっ」
結局互いに願いを口にすることは無かったけれど
何となく二人とも同じことを願ったのではないだろうかと思う
“いつまでも二人、一緒に居られますように”
いつの間にか夜空を覆う雲は消え失せ、大きな満月が私たちの頭上で光り輝いていた
おわり



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