392: 2016/09/29(木) 02:01:03.15 ID:DMzpmect0


前回:本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「マンゴーパッションフルーツ編」
最初から:本田未央「プロデューサーとのごはん」

――事務所

ちひろ「プロデューサーさん、おでこ、かして下さい」

P「……いきなりどうしたんですか? ちひろさん。熱でもあるんですか?」

ちひろ「熱があるのは……とにかく、ほら」ピタッ

P「ん……ちひろさん、手、冷たくて気持ちいいですね」

ちひろ「私の手が冷たいんじゃなくてプロデューサーさんのおでこが熱いんです」
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393: 2016/09/29(木) 02:02:14.92 ID:DMzpmect0
P「そんなことはないと思いますが」

ちひろ「あります。……プロデューサーさん、今すぐ帰る準備をして下さい」

P「……絶対に、ですか?」

ちひろ「絶対に、です」

P「……わかりました。実際、体調が悪いのは事実ですからね。帰って寝ることにします」

ちひろ「その前に病院にも行って下さいね」

P「そこまですることじゃ――あ、はい、わかりました。だからこわい顔しないで下さい」

ちひろ「行くのならいいんです。それじゃ、病院に行ったら家に帰ってゆっくり休んで下さいね」

P「はい。でも、その前に色々引き継ぎを……っと」フラッ

ちひろ「っ……もう。そんなになるまで頑張らなくてもいいんですよ」

P「……すみません。ありがとうございます」

394: 2016/09/29(木) 02:03:09.46 ID:DMzpmect0
ちひろ「……引き継ぎなんて後でもいいから早く帰って下さい、と言えないのが難しいところですね」

P「まあ、俺がいきなりぶっ倒れてもなんとかなるようにはしてますけどね。でも、引き継ぎの手続きをするかどうかで結構変わりますし……最低限だけは、やっておかないと」

ちひろ「……プロデューサーさんがいなくてもなんとかなる、とは言えません」

P「……?」

ちひろ「だから、休まなきゃいけない時は、ゆっくり休んで下さいね。その間は、私が……私たちが、なんとかしますから」

P「……ちひろさんが言うなら、心配ないですね。と言っても、たぶん、一日休めばなんとかなる気もしますけど」

ちひろ「……プロデューサーさん」

P「……そんな目で見ないで下さい。ゆっくり、ゆっくり休みますから」

ちひろ「約束ですよ? って、こんな話をいつまでも続けているわけにはいきませんね。それじゃ、プロデューサーさん、お願いします」

P「はい。まず、スケジュールはちひろさんと俺での共同管理ですけど――」

395: 2016/09/29(木) 02:03:48.14 ID:DMzpmect0

――Pの家

P「……ただいま」

P(なんて言っても、誰もいないけど)

P(……べつに深刻な病気とかじゃなかったけど、数日はゆっくりしてろって言われたな)

P(まだまだやることは残っているのに……でも、そこまで心配かと言えば、まあ、ちひろさんもいるし、大丈夫だろうって思えるけど)

P(……全身がだるい。肌がなんだかぴりぴりとしているような感じ。寒気……も、するな)

P(頭痛はないし、喉も問題ない。熱はあるけど……それだけか)

P(……とりあえず、寝よう)

P(休んで、早く、なおさないと……)

397: 2016/09/29(木) 02:05:31.04 ID:DMzpmect0
P(……ああ、くそっ。こんなこと、普段は思わないのに……)

P(どうしようもなく、寂しい)

P(元気じゃないと、人恋しくなる……な)

P(誰か……何か……あ)

P(こういう時に、何か、元気つけてくれるような……そういうの、あったら、いいかもな)

P(誰がいいだろう……ゆかり、とか? 茄子も良さそうだな。美優さんも……)

P(凛は……凛だからこそ、こういう時に優しくしてくれるようなのがあったら、良さそうだな)

P(茜は……元気、出そうだな。藍子も、良さそうだ。なんか、心が穏やかになりそうな……癒やされそうだ)

P(卯月も良さそうだな……。頑張ります、って、いや、さすがにそれはないか)

P(……ああ、でも、俺は、やっぱり……)

398: 2016/09/29(木) 02:06:12.78 ID:DMzpmect0
P「……未央」

P(未央に、会いたいな)

P(今度は、どこに行こう。どこで、何を、食べよう)

P(未央と一緒に、どこかで……どこでも、未央となら……)

P「……未央」

P(未央に、会いたい)

P(苦しい。辛い。隣にいてほしい。隣にいてくれるだけで……)

P「……未、央……」

399: 2016/09/29(木) 02:07:47.79 ID:DMzpmect0

――事務所

未央「プロデューサーが!?」

ちひろ「はい。プロデューサーさんが言うには『大丈夫』みたいですけどね」

未央「……プロデューサーの言うことだと、ちょっと信用できないね」

ちひろ「それは否定できませんね」クスクス

未央「ちひろさんの目から見て、どうだった?」

ちひろ「顔色を見て、帰らせた方がいいと思うくらいには辛そうでした」

未央「……そっか」

400: 2016/09/29(木) 02:09:48.20 ID:DMzpmect0
ちひろ「……心配ですか?」

未央「心配……うん。心配だよ。私、こういう時には、何も……ちひろさん」

ちひろ「なんですか?」

未央「私、今日はこの後、何もないよね」

ちひろ「ありませんね」

未央「明日も、オフだったよね」

ちひろ「そうですね」

未央「……プロデューサーの看病、しに行っちゃ、ダメ、かな」

ちひろ「……本来なら、もちろん、ダメと言うところです」

未央「……本来なら、ね」

ちひろ「はい。どうやらうつるようなものでもないようですし、念のため、合鍵ももらっています。プロデューサーさんの了承も得ています。アイドルが来るとは、思っていないでしょうけど」

未央「それじゃあ……」

ちひろ「未央ちゃん。……プロデューサーさんのこと、お願いしますね」

未央「……うん!」

401: 2016/09/29(木) 02:14:23.27 ID:DMzpmect0

――Pの家

未央「お邪魔しまーす……」

未央(……ここが、プロデューサーの家)

未央(さすがに来るのは初めてだから、ちょっと、緊張する)

未央(でも、看病しに来たんだもんね。そんな、変なことを考えちゃ――へ、変なことって、私、いったい、何を……!)

未央(うぅ……お、落ち着け、私。本田未央ちゃん。パーフェクトスター……しぶりんみたいな感じで、心にリーナ、心にリーナ……これしぶりんに『私みたいって何?』って怒られるかも。あと、落ち着くならリーナよりもあーちゃんの方が落ち着けるような気がする)

未央(……うん、でも、ちょっと、落ち着いてきた。とりあえず、部屋に上がらせてもらおう)

402: 2016/09/29(木) 02:17:11.94 ID:DMzpmect0
未央「プロデューサー、入るよー……」

未央(寝てるかもしれないから、起こさないように……あ、ベッド。プロデューサー、寝てる……)

未央「プロデューサー。未央ちゃんが、来てあげましたよー……」

未央(なんて、聞こえてないだろうけど)

未央(……プロデューサー、ぐっすり寝てる)

未央(勝手に部屋のものに触るのはさすがにダメだけど、ちょっと、起きた時のために、何か、用意しておこうかな)

未央(えっと、この間取りだと、キッチンは、たぶん――)

403: 2016/09/29(木) 02:19:26.41 ID:DMzpmect0


P「――未央」


404: 2016/09/29(木) 02:20:07.96 ID:DMzpmect0
未央「ひゃっ! ぷ、プロデューサー、起きて――」

未央(……寝てる。ってことは、寝言? ……寝言!? え、寝言、寝言って、プロデューサー、いったい、どんな夢を……!)

P「……未、央……」

未央(……違う)

未央(プロデューサー、苦しそうに……辛そうに、してる)

405: 2016/09/29(木) 02:21:03.90 ID:DMzpmect0
未央「……プロデューサー」ギュッ

未央「大丈夫だよ、プロデューサー。私は、ここにいるよ。ここにいるから、安心して、ゆっくり、休んで」

P「……未央?」

未央(っ……プロデューサー、目を、開けて……起こしちゃった? せっかく、寝ていたのに――)

P「……」ギュッ

未央「えっ――ちょ、ぷ、プロデューサー!?」

未央(え、あ、なに? どうして、今、抱きしめられて……べ、ベッドだし、あの、その、さすがに、心の準備が――)

406: 2016/09/29(木) 02:21:34.92 ID:DMzpmect0
P「……ごめん、未央。でも、もう少し……もう少しだけ、このままで……」

未央(……プロデューサー)

未央「……うん。大丈夫。大丈夫だよ、プロデューサー。私は、どこにもいかないから。だから……今は、プロデューサーの、思うままにして?」

P「……ありがとう、未央」

未央「どういたしまして」

407: 2016/09/29(木) 02:25:40.93 ID:DMzpmect0

――

P「すまなかった、未央。寝起きだったからって、あんなこと……」

未央「謝らないでよ、プロデューサー。病気で、弱ってたんだもん。仕方ないよ」

P「仕方ないなんてことは……」

未央「……もう」ギュッ

P「んっ――ちょ、未央、いきなり、何……」

未央「……病気の時くらい、甘えてよ、プロデューサー。甘えても、甘えてくれても、いいんだよ」

P「……ごめん」

未央「謝らないでも……もう。プロデューサーは、やっぱり、プロデューサーだね」

P「……ん」

408: 2016/09/29(木) 02:27:37.65 ID:DMzpmect0
未央(……本当に、弱ってたんだね、プロデューサー)

未央(こんなプロデューサーを見て、ちょっと、かわいい、って……そんなことを思っちゃってる私は、悪い子かな。悪い子かも。……でも)

P「……未央」

未央「なあに? プロデューサー」

P「……ありがとう」

未央「……うん」

未央(プロデューサーが、安心したように見えるから。安らいでいるように見えるから)

未央(……まだ、もう少し、このままで……)

409: 2016/09/29(木) 02:31:52.34 ID:DMzpmect0

――

未央「お腹空かない? プロデューサー」

P「お腹……ん、まあ、そこまで空いてはないが」

未央「でも、食べた方がいいよね。ってことで、おかゆでもつくるよ。私でもおかゆくらいならつくれるからね」

P「なんで空いたかどうか聞いたんだよ……でも、うん、そうだな。ありがとう」

未央「どういたしまして♪ お礼はデートで勘弁してあげましょう」

410: 2016/09/29(木) 02:34:36.77 ID:DMzpmect0
P「デート、って……まあ、またどこかに連れて行くよ。約束する」

未央「えー。いつもの感じじゃなくてデートがいいなー」

P「だから、デートは……あー、もう。いいよ、わかった。デートじゃあないが……いつもとはまた別で、遊びに行くか」

未央「遊び……デートじゃないの?」

P「違う」

未央「そっか。……うん。じゃあ、楽しみにしてるね、プロデューサー☆」

P「……頑張る」

未央「……その言い方、なんだか、自信がないみたいだね」

P「うるさい。……ないんだよ」

411: 2016/09/29(木) 02:35:33.39 ID:DMzpmect0
未央「……えへへ。それじゃあ、確かに、頑張るしかないね、プロデューサー」

P「……なんで嬉しそうなんだよ」

未央「それはナイショ♪ それじゃ、そろそろおかゆをつくりに行くとしますか。キッチン借りるね、プロデューサー」

P「ああ。頼む」

未央「うん。未央ちゃんに任せたまえー。そんなに時間はかからないと思うから、ここで待ってて。それじゃ――」

P「」ニギッ

未央「……へ?」

P「……ん?」

412: 2016/09/29(木) 02:36:05.30 ID:DMzpmect0
未央「……」

P「……」

未央「……えっと、プロデューサー? 服の裾を握られてると、キッチンに、行けないんだけど……」

P「……あ」

未央「……もしかして、プロデューサー」

413: 2016/09/29(木) 02:36:37.20 ID:DMzpmect0
P「いやっ……その、ちょっと、さびしかっただけでだな。ひとりの部屋に戻るのがまた嫌だったというか、って、俺、何を言って……その、未央が来てくれて嬉しかったから、まだ一緒にいてほしい、って、だから、そうじゃなくて、いや、まあ、そうなんだけど、未央と離れたくないというか、いや、違う、違わないけど、いやいや違う、違うんだ。その、つまり……あー! 何言ってんだ俺!」

未央(……プロデューサー、顔、真っ赤)

P「えっとだな……つまり、今のは、ちょっと、間違えただけだ。なんか、手が勝手に動いたというか、それだけだ。だから……あー、頭が混乱してるな。とにかく、未央は行ってくれ。俺は、ちょっと、頭を冷やしとくから」

未央(こんなプロデューサー、ちょっと、珍しいかも)

未央(……なんだか)

未央「かわいいね、プロデューサー」

P「……は!?」

414: 2016/09/29(木) 02:37:08.84 ID:DMzpmect0
未央(あ、声に出しちゃった。……でも、いっか)

未央「一緒に行く? プロデューサーくん」

P「かわ……いや、だから、さっきのは……」

未央「……私は、一緒に行きたいよ? ほら、手、貸して」

P「……ん」ニギッ

未央「ん、よろしい♪ それじゃ、手をつないで……行こっか、プロデューサー」

415: 2016/09/29(木) 02:37:40.26 ID:DMzpmect0
P「……なんか、今日、情けないところを見られてばっかりだな……」

未央「病人がそんなこと気にしない。それに、情けなくなんかないよ。私にとっては、プロデューサーは、いつも……今も、かっこいいよ」

P「……かっこよくは、ないだろ」

未央「そうかな? そうかも。でも、かっこいいの」

P「矛盾してないか?」

未央「矛盾してちゃダメ?」

P「……わからない」

未央「なら、いいってことで。とりあえず、行こ? プロデューサー」

P「……ああ。行こうか、未央」

416: 2016/09/29(木) 02:38:14.38 ID:DMzpmect0
未央「って、キッチンに行くだけなんだけどね」

P「それは言うな」

417: 2016/09/29(木) 02:42:41.15 ID:DMzpmect0

――

未央「なんやかんやで、おかゆ、完成!」

P「なんやかんやってなんだよ……」

未央「なんやかんやは……なんやかんやです!」

P「なんでお前がそのネタ知ってるんだよ……」

未央「見たことあるから?」

P「いや、だろうけど……まあいいや。とりあえず、いただくか」

未央「私もちょっともらうね。それじゃ、いただきまーす」

P「いただきます」

未央(とは言ったものの、先にプロデューサーが食べてから、かな)

未央(普通のおかゆ、って感じだけど……プロデューサーの舌に合うかな。どうだろ)

P「」パクッ

未央(あ、食べた。もぐもぐして……この反応は)

418: 2016/09/29(木) 02:43:18.86 ID:DMzpmect0
未央「どう? プロデューサー」

P「ん。おいしいよ。ありがとう、未央」

未央「やたっ」

未央(良かった……)

P「なんというか、ちょうどいいな。おいしいよ。俺の舌に合ってる」

未央「まあ、プロデューサーとは何度もごはん行ってるからね。私からすれば、これくらい造作もないことですよ」

P「そうか。それなら、未央には毎日俺のごはんをつくってほしい……なんてな」

未央「んっ……ぷ、プロデューサー。それ、意味、わかってるのかな?」

P「ん? いや、今のはただの……あ」

未央「……」

P「いや、その、べつに、そういう意味じゃなくてだな。ただ、褒めようと思って言っただけで、変な意味は……」

未央「……ないの?」

419: 2016/09/29(木) 02:44:21.78 ID:DMzpmect0
P「……ずるくないか?」

未央「プロデューサーが先に言ったんじゃん」

P「それは、まあ、そうだが……ないことは、ない、です」

未央「です、って」

P「うるさい。からかうな。あー、もう、今日は本当にダメだな……」

未央「私は楽しいよ☆」

P「うるさい」

420: 2016/09/29(木) 02:44:56.68 ID:DMzpmect0

――

未央「りんごもあるんだけど、剥く?」

P「んー……うん。剥くか」

未央「あ、もちろん私が、だよ?」

P「……確かに素で俺が剥こうとしてたけどなんでバレた」

未央「プロデューサーだから?」

P「理由になってないと思うんだが」

未央「なんかそんな気がしたってだけだから気にしない気にしない。それじゃ、剥くね」

P「ん、頼む」

未央「頼まれましたー……っと」シュルシュル

421: 2016/09/29(木) 02:45:48.20 ID:DMzpmect0
P「……なんか、未央、うまいな」

未央「未央ちゃんは器用ですからねー」シュルシュル

P「自分で言うか」

未央「言っちゃうー」シュルシュル

P「……」

未央「……」シュルシュル

P「……なんか、こういうの、良いな」

未央「? 何が良いの? プロデューサー」

P「あ、声に出てたか。どうでもいいから忘れてくれ」

未央「えー。気になるよー。教えて教えてー」

422: 2016/09/29(木) 02:46:28.88 ID:DMzpmect0
P「……俺の家で未央がりんごを剥いていて、それを無言で見ることのできることが、って、なんか言ってて恥ずかしくなってきたな」

未央「……未央ちゃんがお嫁さんに来たみたい、って?」

P「んっ……そういう意味じゃなくて、ただ……でも、そうなのかもな」

未央「お、素直。なになに? 未央ちゃんがお嫁さんに欲しくなっちゃった?」

P「……答えにくいんだが」

未央「そう? ごめんね。……よし、剥けたよ、プロデューサー」

P「ん。早いな」

未央「早いよー。それじゃ、一口サイズに切っちゃって……はい、プロデューサー。あーん♪」

P「……あーん」

未央「お、ノリ良い」

P「言わないと食べさせないだろ」

未央「まあね。じゃ、改めて、あーん」

P「あーん」パクッ

423: 2016/09/29(木) 02:46:55.10 ID:DMzpmect0
未央「……どう?」

P「……ん、うまい。シャリシャリしてて、甘い。おいしいよ。未央も食べるだろ?」

未央「お、いいの? それじゃあもらうね。……あ、プロデューサー」

P「ん?」

未央「あーん」

P「……自分で食べろよ」

未央「あーん」

P「……ったく。あーん」

未央「んっ♪」パクッ

未央「……ん、ほんとだ。おいしいね」

P「おいしいな」

未央「未央ちゃんが剥いたからかな?」

P「りんごが良いんだよ」

未央「えー。冷たーい。アイドルの剥いたりんごなのにー」

424: 2016/09/29(木) 02:47:29.09 ID:DMzpmect0
P「……アイドルってことよりも、俺としては、未央が剥いたってことの方が大事だけどな」

未央「……それ、プロデューサーとしてはどうなのかな?」

P「ダメだな」

未央「だよね。……私は、嬉しいけど」

P「そうか」

未央「うん」

P「……」パクッ

未央「……」パクッ

P「……うまいな、りんご」

未央「……うん」

425: 2016/09/29(木) 02:47:57.35 ID:DMzpmect0

――

P「ん、もうこんな時間か。未央。さすがにそろそろ帰らないとな」

未央「帰る……帰る、かー」

P「なんだその反応。何か不満でも?」

未央「いや、不満というか、何と言うか……プロデューサー、一人でも大丈夫かなー、って」

P「大丈夫かなー、って……俺をなんだと思ってるんだよ」

未央「とは、今日のことを考えると言えないよね?」

P「……まあ、そうだな」

426: 2016/09/29(木) 02:48:36.11 ID:DMzpmect0
未央「……泊まってもいい?」

P「ダメだ」

未央「プロデューサーが自分を抑えられる気がしないって?」

P「そうじゃなくて、そんなことしたら、ちひろさんにどんだけ怒られるか……」

未央「……ちひろさんに怒られなかったら、いいんだ」

P「あ」

未央「……プロデューサーのえOち♪」

P「えOち、って……それを言うなら、先に泊まるとか言ったお前の方だろ」

未央「そうかな?」

P「そうだ」

未央「そうかー。まあ、セクシー担当だしね」

P「何のだよ……」

未央「ニュージェネとかポジパの? 美嘉ねーリスペクトー、みたいな」

P「……その二つのユニットなら、確かに、そうかもな」

未央「でしょ?」

P「まあ……って、何の話だよ」

未央「確かに、何の話だろ」

427: 2016/09/29(木) 02:49:13.16 ID:DMzpmect0
P「……とりあえず、帰れ、未央。俺なら、大丈夫だから」

未央「……ほんとに、大丈夫?」

P「ああ。ありがとう、未央」

未央「……ん。それじゃあね、プロデューサー」

P「ああ。それじゃあな、未央」

428: 2016/09/29(木) 02:49:44.89 ID:DMzpmect0

――

P「……ふう」

P(未央が帰った……か)

P(……大丈夫だとは言ったが、やっぱり、まだ寂しいな)

P「……ライブ映像でも、見るか」

429: 2016/09/29(木) 02:50:29.40 ID:DMzpmect0
P(やっぱり、ウチのアイドルは最高のアイドルだな)

P(……あ、ヤバいな、眠くなってきた)

P(テレビ、消さないと……いや、もう、いいか)

P(今日は、このまま……寝てしまおう)

P(……)

P(……)

P(……)

プルルルル

P「……ん?」

P(電話? ちひろさんか? 何か、あったとか……って、未央?)

430: 2016/09/29(木) 02:51:14.88 ID:DMzpmect0
P「もしもし。どうした? 未央」

未央『あ、プロデューサー。ごめん、もしかして、もう寝てた?』

P「まあ、寝てたな。でも気にするな。で、何の用だ?」

未央『いや……用というか、ちょっと、言い忘れていたことがありまして』

P「言い忘れていたこと……?」

未央『うん。プロデューサーに「おやすみ」って言ってなかったな、って』

P「……」

未央『まあ、もう寝ちゃっていたんだったら遅いし、むしろ起こしちゃっただけ悪いような気もするけどね』

P「いや、大丈夫だ。むしろ……」

431: 2016/09/29(木) 02:51:41.40 ID:DMzpmect0
未央『? むしろ?』

P「なんでもない。……未央」

未央『なに?』

P「おやすみ」

未央『……うん。おやすみ、プロデューサー』

P「……それじゃ、切るな」

未央『うん。おやすみ――って、これ、さっきも言ったね。こういう時、電話を切る時のあいさつってどうするべきなんだろ』

P「べつに、おやすみ、でいいんじゃないか? 二回言っても、べつに、な」

未央『……そうだね。それじゃ、改めて』

P「ん。おやすみ、未央」

未央『おやすみ、プロデューサー』

ガチャ ツーツーツー

432: 2016/09/29(木) 02:52:18.90 ID:DMzpmect0
P「……ありがとう、未央」

P(……寝よう)

P(ぐっすりと寝て、早く体調を戻して……そして、また)

P(未央を、みんなを……プロデュース、する、ために……)」



本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「チャーハン編」
433: 2016/09/29(木) 02:55:07.68 ID:DMzpmect0
これにて今回は終了です。
割りと久しぶりですね! あと今回あんまり「ごはん」って感じじゃないですね! 次回はそんなことないと思います!

今回こんな感じになったのはちょっと体調崩して弱ってた時に「こんな時に未央がそばにいてくれたらなあ」とめちゃくちゃ思ったからです。つまり個人的欲望の塊です。……いつも通りですね!

次回は割りとガッツリ食べたいかな……。

ここまで読んで下さってありがとうございました。

436: 2016/09/29(木) 11:25:36.39 ID:D8i87csjo
乙です

引用: 本田未央「プロデューサーとのごはん」 その2