392: 2016/09/29(木) 02:01:03.15 ID:DMzpmect0
前回:本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「マンゴーパッションフルーツ編」
最初から:本田未央「プロデューサーとのごはん」
――事務所
ちひろ「プロデューサーさん、おでこ、かして下さい」
P「……いきなりどうしたんですか? ちひろさん。熱でもあるんですか?」
ちひろ「熱があるのは……とにかく、ほら」ピタッ
P「ん……ちひろさん、手、冷たくて気持ちいいですね」
ちひろ「私の手が冷たいんじゃなくてプロデューサーさんのおでこが熱いんです」
393: 2016/09/29(木) 02:02:14.92 ID:DMzpmect0
P「そんなことはないと思いますが」
ちひろ「あります。……プロデューサーさん、今すぐ帰る準備をして下さい」
P「……絶対に、ですか?」
ちひろ「絶対に、です」
P「……わかりました。実際、体調が悪いのは事実ですからね。帰って寝ることにします」
ちひろ「その前に病院にも行って下さいね」
P「そこまですることじゃ――あ、はい、わかりました。だからこわい顔しないで下さい」
ちひろ「行くのならいいんです。それじゃ、病院に行ったら家に帰ってゆっくり休んで下さいね」
P「はい。でも、その前に色々引き継ぎを……っと」フラッ
ちひろ「っ……もう。そんなになるまで頑張らなくてもいいんですよ」
P「……すみません。ありがとうございます」
ちひろ「あります。……プロデューサーさん、今すぐ帰る準備をして下さい」
P「……絶対に、ですか?」
ちひろ「絶対に、です」
P「……わかりました。実際、体調が悪いのは事実ですからね。帰って寝ることにします」
ちひろ「その前に病院にも行って下さいね」
P「そこまですることじゃ――あ、はい、わかりました。だからこわい顔しないで下さい」
ちひろ「行くのならいいんです。それじゃ、病院に行ったら家に帰ってゆっくり休んで下さいね」
P「はい。でも、その前に色々引き継ぎを……っと」フラッ
ちひろ「っ……もう。そんなになるまで頑張らなくてもいいんですよ」
P「……すみません。ありがとうございます」
394: 2016/09/29(木) 02:03:09.46 ID:DMzpmect0
ちひろ「……引き継ぎなんて後でもいいから早く帰って下さい、と言えないのが難しいところですね」
P「まあ、俺がいきなりぶっ倒れてもなんとかなるようにはしてますけどね。でも、引き継ぎの手続きをするかどうかで結構変わりますし……最低限だけは、やっておかないと」
ちひろ「……プロデューサーさんがいなくてもなんとかなる、とは言えません」
P「……?」
ちひろ「だから、休まなきゃいけない時は、ゆっくり休んで下さいね。その間は、私が……私たちが、なんとかしますから」
P「……ちひろさんが言うなら、心配ないですね。と言っても、たぶん、一日休めばなんとかなる気もしますけど」
ちひろ「……プロデューサーさん」
P「……そんな目で見ないで下さい。ゆっくり、ゆっくり休みますから」
ちひろ「約束ですよ? って、こんな話をいつまでも続けているわけにはいきませんね。それじゃ、プロデューサーさん、お願いします」
P「はい。まず、スケジュールはちひろさんと俺での共同管理ですけど――」
P「まあ、俺がいきなりぶっ倒れてもなんとかなるようにはしてますけどね。でも、引き継ぎの手続きをするかどうかで結構変わりますし……最低限だけは、やっておかないと」
ちひろ「……プロデューサーさんがいなくてもなんとかなる、とは言えません」
P「……?」
ちひろ「だから、休まなきゃいけない時は、ゆっくり休んで下さいね。その間は、私が……私たちが、なんとかしますから」
P「……ちひろさんが言うなら、心配ないですね。と言っても、たぶん、一日休めばなんとかなる気もしますけど」
ちひろ「……プロデューサーさん」
P「……そんな目で見ないで下さい。ゆっくり、ゆっくり休みますから」
ちひろ「約束ですよ? って、こんな話をいつまでも続けているわけにはいきませんね。それじゃ、プロデューサーさん、お願いします」
P「はい。まず、スケジュールはちひろさんと俺での共同管理ですけど――」
395: 2016/09/29(木) 02:03:48.14 ID:DMzpmect0
――Pの家
P「……ただいま」
P(なんて言っても、誰もいないけど)
P(……べつに深刻な病気とかじゃなかったけど、数日はゆっくりしてろって言われたな)
P(まだまだやることは残っているのに……でも、そこまで心配かと言えば、まあ、ちひろさんもいるし、大丈夫だろうって思えるけど)
P(……全身がだるい。肌がなんだかぴりぴりとしているような感じ。寒気……も、するな)
P(頭痛はないし、喉も問題ない。熱はあるけど……それだけか)
P(……とりあえず、寝よう)
P(休んで、早く、なおさないと……)
397: 2016/09/29(木) 02:05:31.04 ID:DMzpmect0
P(……ああ、くそっ。こんなこと、普段は思わないのに……)
P(どうしようもなく、寂しい)
P(元気じゃないと、人恋しくなる……な)
P(誰か……何か……あ)
P(こういう時に、何か、元気つけてくれるような……そういうの、あったら、いいかもな)
P(誰がいいだろう……ゆかり、とか? 茄子も良さそうだな。美優さんも……)
P(凛は……凛だからこそ、こういう時に優しくしてくれるようなのがあったら、良さそうだな)
P(茜は……元気、出そうだな。藍子も、良さそうだ。なんか、心が穏やかになりそうな……癒やされそうだ)
P(卯月も良さそうだな……。頑張ります、って、いや、さすがにそれはないか)
P(……ああ、でも、俺は、やっぱり……)
P(どうしようもなく、寂しい)
P(元気じゃないと、人恋しくなる……な)
P(誰か……何か……あ)
P(こういう時に、何か、元気つけてくれるような……そういうの、あったら、いいかもな)
P(誰がいいだろう……ゆかり、とか? 茄子も良さそうだな。美優さんも……)
P(凛は……凛だからこそ、こういう時に優しくしてくれるようなのがあったら、良さそうだな)
P(茜は……元気、出そうだな。藍子も、良さそうだ。なんか、心が穏やかになりそうな……癒やされそうだ)
P(卯月も良さそうだな……。頑張ります、って、いや、さすがにそれはないか)
P(……ああ、でも、俺は、やっぱり……)
398: 2016/09/29(木) 02:06:12.78 ID:DMzpmect0
P「……未央」
P(未央に、会いたいな)
P(今度は、どこに行こう。どこで、何を、食べよう)
P(未央と一緒に、どこかで……どこでも、未央となら……)
P「……未央」
P(未央に、会いたい)
P(苦しい。辛い。隣にいてほしい。隣にいてくれるだけで……)
P「……未、央……」
P(未央に、会いたいな)
P(今度は、どこに行こう。どこで、何を、食べよう)
P(未央と一緒に、どこかで……どこでも、未央となら……)
P「……未央」
P(未央に、会いたい)
P(苦しい。辛い。隣にいてほしい。隣にいてくれるだけで……)
P「……未、央……」
399: 2016/09/29(木) 02:07:47.79 ID:DMzpmect0
――事務所
未央「プロデューサーが!?」
ちひろ「はい。プロデューサーさんが言うには『大丈夫』みたいですけどね」
未央「……プロデューサーの言うことだと、ちょっと信用できないね」
ちひろ「それは否定できませんね」クスクス
未央「ちひろさんの目から見て、どうだった?」
ちひろ「顔色を見て、帰らせた方がいいと思うくらいには辛そうでした」
未央「……そっか」
400: 2016/09/29(木) 02:09:48.20 ID:DMzpmect0
ちひろ「……心配ですか?」
未央「心配……うん。心配だよ。私、こういう時には、何も……ちひろさん」
ちひろ「なんですか?」
未央「私、今日はこの後、何もないよね」
ちひろ「ありませんね」
未央「明日も、オフだったよね」
ちひろ「そうですね」
未央「……プロデューサーの看病、しに行っちゃ、ダメ、かな」
ちひろ「……本来なら、もちろん、ダメと言うところです」
未央「……本来なら、ね」
ちひろ「はい。どうやらうつるようなものでもないようですし、念のため、合鍵ももらっています。プロデューサーさんの了承も得ています。アイドルが来るとは、思っていないでしょうけど」
未央「それじゃあ……」
ちひろ「未央ちゃん。……プロデューサーさんのこと、お願いしますね」
未央「……うん!」
未央「心配……うん。心配だよ。私、こういう時には、何も……ちひろさん」
ちひろ「なんですか?」
未央「私、今日はこの後、何もないよね」
ちひろ「ありませんね」
未央「明日も、オフだったよね」
ちひろ「そうですね」
未央「……プロデューサーの看病、しに行っちゃ、ダメ、かな」
ちひろ「……本来なら、もちろん、ダメと言うところです」
未央「……本来なら、ね」
ちひろ「はい。どうやらうつるようなものでもないようですし、念のため、合鍵ももらっています。プロデューサーさんの了承も得ています。アイドルが来るとは、思っていないでしょうけど」
未央「それじゃあ……」
ちひろ「未央ちゃん。……プロデューサーさんのこと、お願いしますね」
未央「……うん!」
401: 2016/09/29(木) 02:14:23.27 ID:DMzpmect0
――Pの家
未央「お邪魔しまーす……」
未央(……ここが、プロデューサーの家)
未央(さすがに来るのは初めてだから、ちょっと、緊張する)
未央(でも、看病しに来たんだもんね。そんな、変なことを考えちゃ――へ、変なことって、私、いったい、何を……!)
未央(うぅ……お、落ち着け、私。本田未央ちゃん。パーフェクトスター……しぶりんみたいな感じで、心にリーナ、心にリーナ……これしぶりんに『私みたいって何?』って怒られるかも。あと、落ち着くならリーナよりもあーちゃんの方が落ち着けるような気がする)
未央(……うん、でも、ちょっと、落ち着いてきた。とりあえず、部屋に上がらせてもらおう)
402: 2016/09/29(木) 02:17:11.94 ID:DMzpmect0
未央「プロデューサー、入るよー……」
未央(寝てるかもしれないから、起こさないように……あ、ベッド。プロデューサー、寝てる……)
未央「プロデューサー。未央ちゃんが、来てあげましたよー……」
未央(なんて、聞こえてないだろうけど)
未央(……プロデューサー、ぐっすり寝てる)
未央(勝手に部屋のものに触るのはさすがにダメだけど、ちょっと、起きた時のために、何か、用意しておこうかな)
未央(えっと、この間取りだと、キッチンは、たぶん――)
未央(寝てるかもしれないから、起こさないように……あ、ベッド。プロデューサー、寝てる……)
未央「プロデューサー。未央ちゃんが、来てあげましたよー……」
未央(なんて、聞こえてないだろうけど)
未央(……プロデューサー、ぐっすり寝てる)
未央(勝手に部屋のものに触るのはさすがにダメだけど、ちょっと、起きた時のために、何か、用意しておこうかな)
未央(えっと、この間取りだと、キッチンは、たぶん――)
403: 2016/09/29(木) 02:19:26.41 ID:DMzpmect0
P「――未央」
404: 2016/09/29(木) 02:20:07.96 ID:DMzpmect0
未央「ひゃっ! ぷ、プロデューサー、起きて――」
未央(……寝てる。ってことは、寝言? ……寝言!? え、寝言、寝言って、プロデューサー、いったい、どんな夢を……!)
P「……未、央……」
未央(……違う)
未央(プロデューサー、苦しそうに……辛そうに、してる)
未央(……寝てる。ってことは、寝言? ……寝言!? え、寝言、寝言って、プロデューサー、いったい、どんな夢を……!)
P「……未、央……」
未央(……違う)
未央(プロデューサー、苦しそうに……辛そうに、してる)
405: 2016/09/29(木) 02:21:03.90 ID:DMzpmect0
未央「……プロデューサー」ギュッ
未央「大丈夫だよ、プロデューサー。私は、ここにいるよ。ここにいるから、安心して、ゆっくり、休んで」
P「……未央?」
未央(っ……プロデューサー、目を、開けて……起こしちゃった? せっかく、寝ていたのに――)
P「……」ギュッ
未央「えっ――ちょ、ぷ、プロデューサー!?」
未央(え、あ、なに? どうして、今、抱きしめられて……べ、ベッドだし、あの、その、さすがに、心の準備が――)
未央「大丈夫だよ、プロデューサー。私は、ここにいるよ。ここにいるから、安心して、ゆっくり、休んで」
P「……未央?」
未央(っ……プロデューサー、目を、開けて……起こしちゃった? せっかく、寝ていたのに――)
P「……」ギュッ
未央「えっ――ちょ、ぷ、プロデューサー!?」
未央(え、あ、なに? どうして、今、抱きしめられて……べ、ベッドだし、あの、その、さすがに、心の準備が――)
406: 2016/09/29(木) 02:21:34.92 ID:DMzpmect0
P「……ごめん、未央。でも、もう少し……もう少しだけ、このままで……」
未央(……プロデューサー)
未央「……うん。大丈夫。大丈夫だよ、プロデューサー。私は、どこにもいかないから。だから……今は、プロデューサーの、思うままにして?」
P「……ありがとう、未央」
未央「どういたしまして」
未央(……プロデューサー)
未央「……うん。大丈夫。大丈夫だよ、プロデューサー。私は、どこにもいかないから。だから……今は、プロデューサーの、思うままにして?」
P「……ありがとう、未央」
未央「どういたしまして」
407: 2016/09/29(木) 02:25:40.93 ID:DMzpmect0
――
P「すまなかった、未央。寝起きだったからって、あんなこと……」
未央「謝らないでよ、プロデューサー。病気で、弱ってたんだもん。仕方ないよ」
P「仕方ないなんてことは……」
未央「……もう」ギュッ
P「んっ――ちょ、未央、いきなり、何……」
未央「……病気の時くらい、甘えてよ、プロデューサー。甘えても、甘えてくれても、いいんだよ」
P「……ごめん」
未央「謝らないでも……もう。プロデューサーは、やっぱり、プロデューサーだね」
P「……ん」
408: 2016/09/29(木) 02:27:37.65 ID:DMzpmect0
未央(……本当に、弱ってたんだね、プロデューサー)
未央(こんなプロデューサーを見て、ちょっと、かわいい、って……そんなことを思っちゃってる私は、悪い子かな。悪い子かも。……でも)
P「……未央」
未央「なあに? プロデューサー」
P「……ありがとう」
未央「……うん」
未央(プロデューサーが、安心したように見えるから。安らいでいるように見えるから)
未央(……まだ、もう少し、このままで……)
未央(こんなプロデューサーを見て、ちょっと、かわいい、って……そんなことを思っちゃってる私は、悪い子かな。悪い子かも。……でも)
P「……未央」
未央「なあに? プロデューサー」
P「……ありがとう」
未央「……うん」
未央(プロデューサーが、安心したように見えるから。安らいでいるように見えるから)
未央(……まだ、もう少し、このままで……)
409: 2016/09/29(木) 02:31:52.34 ID:DMzpmect0
――
未央「お腹空かない? プロデューサー」
P「お腹……ん、まあ、そこまで空いてはないが」
未央「でも、食べた方がいいよね。ってことで、おかゆでもつくるよ。私でもおかゆくらいならつくれるからね」
P「なんで空いたかどうか聞いたんだよ……でも、うん、そうだな。ありがとう」
未央「どういたしまして♪ お礼はデートで勘弁してあげましょう」
410: 2016/09/29(木) 02:34:36.77 ID:DMzpmect0
P「デート、って……まあ、またどこかに連れて行くよ。約束する」
未央「えー。いつもの感じじゃなくてデートがいいなー」
P「だから、デートは……あー、もう。いいよ、わかった。デートじゃあないが……いつもとはまた別で、遊びに行くか」
未央「遊び……デートじゃないの?」
P「違う」
未央「そっか。……うん。じゃあ、楽しみにしてるね、プロデューサー☆」
P「……頑張る」
未央「……その言い方、なんだか、自信がないみたいだね」
P「うるさい。……ないんだよ」
未央「えー。いつもの感じじゃなくてデートがいいなー」
P「だから、デートは……あー、もう。いいよ、わかった。デートじゃあないが……いつもとはまた別で、遊びに行くか」
未央「遊び……デートじゃないの?」
P「違う」
未央「そっか。……うん。じゃあ、楽しみにしてるね、プロデューサー☆」
P「……頑張る」
未央「……その言い方、なんだか、自信がないみたいだね」
P「うるさい。……ないんだよ」
411: 2016/09/29(木) 02:35:33.39 ID:DMzpmect0
未央「……えへへ。それじゃあ、確かに、頑張るしかないね、プロデューサー」
P「……なんで嬉しそうなんだよ」
未央「それはナイショ♪ それじゃ、そろそろおかゆをつくりに行くとしますか。キッチン借りるね、プロデューサー」
P「ああ。頼む」
未央「うん。未央ちゃんに任せたまえー。そんなに時間はかからないと思うから、ここで待ってて。それじゃ――」
P「」ニギッ
未央「……へ?」
P「……ん?」
P「……なんで嬉しそうなんだよ」
未央「それはナイショ♪ それじゃ、そろそろおかゆをつくりに行くとしますか。キッチン借りるね、プロデューサー」
P「ああ。頼む」
未央「うん。未央ちゃんに任せたまえー。そんなに時間はかからないと思うから、ここで待ってて。それじゃ――」
P「」ニギッ
未央「……へ?」
P「……ん?」
412: 2016/09/29(木) 02:36:05.30 ID:DMzpmect0
未央「……」
P「……」
未央「……えっと、プロデューサー? 服の裾を握られてると、キッチンに、行けないんだけど……」
P「……あ」
未央「……もしかして、プロデューサー」
P「……」
未央「……えっと、プロデューサー? 服の裾を握られてると、キッチンに、行けないんだけど……」
P「……あ」
未央「……もしかして、プロデューサー」
413: 2016/09/29(木) 02:36:37.20 ID:DMzpmect0
P「いやっ……その、ちょっと、さびしかっただけでだな。ひとりの部屋に戻るのがまた嫌だったというか、って、俺、何を言って……その、未央が来てくれて嬉しかったから、まだ一緒にいてほしい、って、だから、そうじゃなくて、いや、まあ、そうなんだけど、未央と離れたくないというか、いや、違う、違わないけど、いやいや違う、違うんだ。その、つまり……あー! 何言ってんだ俺!」
未央(……プロデューサー、顔、真っ赤)
P「えっとだな……つまり、今のは、ちょっと、間違えただけだ。なんか、手が勝手に動いたというか、それだけだ。だから……あー、頭が混乱してるな。とにかく、未央は行ってくれ。俺は、ちょっと、頭を冷やしとくから」
未央(こんなプロデューサー、ちょっと、珍しいかも)
未央(……なんだか)
未央「かわいいね、プロデューサー」
P「……は!?」
未央(……プロデューサー、顔、真っ赤)
P「えっとだな……つまり、今のは、ちょっと、間違えただけだ。なんか、手が勝手に動いたというか、それだけだ。だから……あー、頭が混乱してるな。とにかく、未央は行ってくれ。俺は、ちょっと、頭を冷やしとくから」
未央(こんなプロデューサー、ちょっと、珍しいかも)
未央(……なんだか)
未央「かわいいね、プロデューサー」
P「……は!?」
414: 2016/09/29(木) 02:37:08.84 ID:DMzpmect0
未央(あ、声に出しちゃった。……でも、いっか)
未央「一緒に行く? プロデューサーくん」
P「かわ……いや、だから、さっきのは……」
未央「……私は、一緒に行きたいよ? ほら、手、貸して」
P「……ん」ニギッ
未央「ん、よろしい♪ それじゃ、手をつないで……行こっか、プロデューサー」
未央「一緒に行く? プロデューサーくん」
P「かわ……いや、だから、さっきのは……」
未央「……私は、一緒に行きたいよ? ほら、手、貸して」
P「……ん」ニギッ
未央「ん、よろしい♪ それじゃ、手をつないで……行こっか、プロデューサー」
415: 2016/09/29(木) 02:37:40.26 ID:DMzpmect0
P「……なんか、今日、情けないところを見られてばっかりだな……」
未央「病人がそんなこと気にしない。それに、情けなくなんかないよ。私にとっては、プロデューサーは、いつも……今も、かっこいいよ」
P「……かっこよくは、ないだろ」
未央「そうかな? そうかも。でも、かっこいいの」
P「矛盾してないか?」
未央「矛盾してちゃダメ?」
P「……わからない」
未央「なら、いいってことで。とりあえず、行こ? プロデューサー」
P「……ああ。行こうか、未央」
未央「病人がそんなこと気にしない。それに、情けなくなんかないよ。私にとっては、プロデューサーは、いつも……今も、かっこいいよ」
P「……かっこよくは、ないだろ」
未央「そうかな? そうかも。でも、かっこいいの」
P「矛盾してないか?」
未央「矛盾してちゃダメ?」
P「……わからない」
未央「なら、いいってことで。とりあえず、行こ? プロデューサー」
P「……ああ。行こうか、未央」
416: 2016/09/29(木) 02:38:14.38 ID:DMzpmect0
未央「って、キッチンに行くだけなんだけどね」
P「それは言うな」
P「それは言うな」
417: 2016/09/29(木) 02:42:41.15 ID:DMzpmect0
――
未央「なんやかんやで、おかゆ、完成!」
P「なんやかんやってなんだよ……」
未央「なんやかんやは……なんやかんやです!」
P「なんでお前がそのネタ知ってるんだよ……」
未央「見たことあるから?」
P「いや、だろうけど……まあいいや。とりあえず、いただくか」
未央「私もちょっともらうね。それじゃ、いただきまーす」
P「いただきます」
未央(とは言ったものの、先にプロデューサーが食べてから、かな)
未央(普通のおかゆ、って感じだけど……プロデューサーの舌に合うかな。どうだろ)
P「」パクッ
未央(あ、食べた。もぐもぐして……この反応は)
418: 2016/09/29(木) 02:43:18.86 ID:DMzpmect0
未央「どう? プロデューサー」
P「ん。おいしいよ。ありがとう、未央」
未央「やたっ」
未央(良かった……)
P「なんというか、ちょうどいいな。おいしいよ。俺の舌に合ってる」
未央「まあ、プロデューサーとは何度もごはん行ってるからね。私からすれば、これくらい造作もないことですよ」
P「そうか。それなら、未央には毎日俺のごはんをつくってほしい……なんてな」
未央「んっ……ぷ、プロデューサー。それ、意味、わかってるのかな?」
P「ん? いや、今のはただの……あ」
未央「……」
P「いや、その、べつに、そういう意味じゃなくてだな。ただ、褒めようと思って言っただけで、変な意味は……」
未央「……ないの?」
P「ん。おいしいよ。ありがとう、未央」
未央「やたっ」
未央(良かった……)
P「なんというか、ちょうどいいな。おいしいよ。俺の舌に合ってる」
未央「まあ、プロデューサーとは何度もごはん行ってるからね。私からすれば、これくらい造作もないことですよ」
P「そうか。それなら、未央には毎日俺のごはんをつくってほしい……なんてな」
未央「んっ……ぷ、プロデューサー。それ、意味、わかってるのかな?」
P「ん? いや、今のはただの……あ」
未央「……」
P「いや、その、べつに、そういう意味じゃなくてだな。ただ、褒めようと思って言っただけで、変な意味は……」
未央「……ないの?」
419: 2016/09/29(木) 02:44:21.78 ID:DMzpmect0
P「……ずるくないか?」
未央「プロデューサーが先に言ったんじゃん」
P「それは、まあ、そうだが……ないことは、ない、です」
未央「です、って」
P「うるさい。からかうな。あー、もう、今日は本当にダメだな……」
未央「私は楽しいよ☆」
P「うるさい」
未央「プロデューサーが先に言ったんじゃん」
P「それは、まあ、そうだが……ないことは、ない、です」
未央「です、って」
P「うるさい。からかうな。あー、もう、今日は本当にダメだな……」
未央「私は楽しいよ☆」
P「うるさい」
420: 2016/09/29(木) 02:44:56.68 ID:DMzpmect0
――
未央「りんごもあるんだけど、剥く?」
P「んー……うん。剥くか」
未央「あ、もちろん私が、だよ?」
P「……確かに素で俺が剥こうとしてたけどなんでバレた」
未央「プロデューサーだから?」
P「理由になってないと思うんだが」
未央「なんかそんな気がしたってだけだから気にしない気にしない。それじゃ、剥くね」
P「ん、頼む」
未央「頼まれましたー……っと」シュルシュル
421: 2016/09/29(木) 02:45:48.20 ID:DMzpmect0
P「……なんか、未央、うまいな」
未央「未央ちゃんは器用ですからねー」シュルシュル
P「自分で言うか」
未央「言っちゃうー」シュルシュル
P「……」
未央「……」シュルシュル
P「……なんか、こういうの、良いな」
未央「? 何が良いの? プロデューサー」
P「あ、声に出てたか。どうでもいいから忘れてくれ」
未央「えー。気になるよー。教えて教えてー」
未央「未央ちゃんは器用ですからねー」シュルシュル
P「自分で言うか」
未央「言っちゃうー」シュルシュル
P「……」
未央「……」シュルシュル
P「……なんか、こういうの、良いな」
未央「? 何が良いの? プロデューサー」
P「あ、声に出てたか。どうでもいいから忘れてくれ」
未央「えー。気になるよー。教えて教えてー」
422: 2016/09/29(木) 02:46:28.88 ID:DMzpmect0
P「……俺の家で未央がりんごを剥いていて、それを無言で見ることのできることが、って、なんか言ってて恥ずかしくなってきたな」
未央「……未央ちゃんがお嫁さんに来たみたい、って?」
P「んっ……そういう意味じゃなくて、ただ……でも、そうなのかもな」
未央「お、素直。なになに? 未央ちゃんがお嫁さんに欲しくなっちゃった?」
P「……答えにくいんだが」
未央「そう? ごめんね。……よし、剥けたよ、プロデューサー」
P「ん。早いな」
未央「早いよー。それじゃ、一口サイズに切っちゃって……はい、プロデューサー。あーん♪」
P「……あーん」
未央「お、ノリ良い」
P「言わないと食べさせないだろ」
未央「まあね。じゃ、改めて、あーん」
P「あーん」パクッ
未央「……未央ちゃんがお嫁さんに来たみたい、って?」
P「んっ……そういう意味じゃなくて、ただ……でも、そうなのかもな」
未央「お、素直。なになに? 未央ちゃんがお嫁さんに欲しくなっちゃった?」
P「……答えにくいんだが」
未央「そう? ごめんね。……よし、剥けたよ、プロデューサー」
P「ん。早いな」
未央「早いよー。それじゃ、一口サイズに切っちゃって……はい、プロデューサー。あーん♪」
P「……あーん」
未央「お、ノリ良い」
P「言わないと食べさせないだろ」
未央「まあね。じゃ、改めて、あーん」
P「あーん」パクッ
423: 2016/09/29(木) 02:46:55.10 ID:DMzpmect0
未央「……どう?」
P「……ん、うまい。シャリシャリしてて、甘い。おいしいよ。未央も食べるだろ?」
未央「お、いいの? それじゃあもらうね。……あ、プロデューサー」
P「ん?」
未央「あーん」
P「……自分で食べろよ」
未央「あーん」
P「……ったく。あーん」
未央「んっ♪」パクッ
未央「……ん、ほんとだ。おいしいね」
P「おいしいな」
未央「未央ちゃんが剥いたからかな?」
P「りんごが良いんだよ」
未央「えー。冷たーい。アイドルの剥いたりんごなのにー」
P「……ん、うまい。シャリシャリしてて、甘い。おいしいよ。未央も食べるだろ?」
未央「お、いいの? それじゃあもらうね。……あ、プロデューサー」
P「ん?」
未央「あーん」
P「……自分で食べろよ」
未央「あーん」
P「……ったく。あーん」
未央「んっ♪」パクッ
未央「……ん、ほんとだ。おいしいね」
P「おいしいな」
未央「未央ちゃんが剥いたからかな?」
P「りんごが良いんだよ」
未央「えー。冷たーい。アイドルの剥いたりんごなのにー」
424: 2016/09/29(木) 02:47:29.09 ID:DMzpmect0
P「……アイドルってことよりも、俺としては、未央が剥いたってことの方が大事だけどな」
未央「……それ、プロデューサーとしてはどうなのかな?」
P「ダメだな」
未央「だよね。……私は、嬉しいけど」
P「そうか」
未央「うん」
P「……」パクッ
未央「……」パクッ
P「……うまいな、りんご」
未央「……うん」
未央「……それ、プロデューサーとしてはどうなのかな?」
P「ダメだな」
未央「だよね。……私は、嬉しいけど」
P「そうか」
未央「うん」
P「……」パクッ
未央「……」パクッ
P「……うまいな、りんご」
未央「……うん」
425: 2016/09/29(木) 02:47:57.35 ID:DMzpmect0
――
P「ん、もうこんな時間か。未央。さすがにそろそろ帰らないとな」
未央「帰る……帰る、かー」
P「なんだその反応。何か不満でも?」
未央「いや、不満というか、何と言うか……プロデューサー、一人でも大丈夫かなー、って」
P「大丈夫かなー、って……俺をなんだと思ってるんだよ」
未央「とは、今日のことを考えると言えないよね?」
P「……まあ、そうだな」
426: 2016/09/29(木) 02:48:36.11 ID:DMzpmect0
未央「……泊まってもいい?」
P「ダメだ」
未央「プロデューサーが自分を抑えられる気がしないって?」
P「そうじゃなくて、そんなことしたら、ちひろさんにどんだけ怒られるか……」
未央「……ちひろさんに怒られなかったら、いいんだ」
P「あ」
未央「……プロデューサーのえOち♪」
P「えOち、って……それを言うなら、先に泊まるとか言ったお前の方だろ」
未央「そうかな?」
P「そうだ」
未央「そうかー。まあ、セクシー担当だしね」
P「何のだよ……」
未央「ニュージェネとかポジパの? 美嘉ねーリスペクトー、みたいな」
P「……その二つのユニットなら、確かに、そうかもな」
未央「でしょ?」
P「まあ……って、何の話だよ」
未央「確かに、何の話だろ」
P「ダメだ」
未央「プロデューサーが自分を抑えられる気がしないって?」
P「そうじゃなくて、そんなことしたら、ちひろさんにどんだけ怒られるか……」
未央「……ちひろさんに怒られなかったら、いいんだ」
P「あ」
未央「……プロデューサーのえOち♪」
P「えOち、って……それを言うなら、先に泊まるとか言ったお前の方だろ」
未央「そうかな?」
P「そうだ」
未央「そうかー。まあ、セクシー担当だしね」
P「何のだよ……」
未央「ニュージェネとかポジパの? 美嘉ねーリスペクトー、みたいな」
P「……その二つのユニットなら、確かに、そうかもな」
未央「でしょ?」
P「まあ……って、何の話だよ」
未央「確かに、何の話だろ」
427: 2016/09/29(木) 02:49:13.16 ID:DMzpmect0
P「……とりあえず、帰れ、未央。俺なら、大丈夫だから」
未央「……ほんとに、大丈夫?」
P「ああ。ありがとう、未央」
未央「……ん。それじゃあね、プロデューサー」
P「ああ。それじゃあな、未央」
未央「……ほんとに、大丈夫?」
P「ああ。ありがとう、未央」
未央「……ん。それじゃあね、プロデューサー」
P「ああ。それじゃあな、未央」
428: 2016/09/29(木) 02:49:44.89 ID:DMzpmect0
――
P「……ふう」
P(未央が帰った……か)
P(……大丈夫だとは言ったが、やっぱり、まだ寂しいな)
P「……ライブ映像でも、見るか」
429: 2016/09/29(木) 02:50:29.40 ID:DMzpmect0
P(やっぱり、ウチのアイドルは最高のアイドルだな)
P(……あ、ヤバいな、眠くなってきた)
P(テレビ、消さないと……いや、もう、いいか)
P(今日は、このまま……寝てしまおう)
P(……)
P(……)
P(……)
プルルルル
P「……ん?」
P(電話? ちひろさんか? 何か、あったとか……って、未央?)
P(……あ、ヤバいな、眠くなってきた)
P(テレビ、消さないと……いや、もう、いいか)
P(今日は、このまま……寝てしまおう)
P(……)
P(……)
P(……)
プルルルル
P「……ん?」
P(電話? ちひろさんか? 何か、あったとか……って、未央?)
430: 2016/09/29(木) 02:51:14.88 ID:DMzpmect0
P「もしもし。どうした? 未央」
未央『あ、プロデューサー。ごめん、もしかして、もう寝てた?』
P「まあ、寝てたな。でも気にするな。で、何の用だ?」
未央『いや……用というか、ちょっと、言い忘れていたことがありまして』
P「言い忘れていたこと……?」
未央『うん。プロデューサーに「おやすみ」って言ってなかったな、って』
P「……」
未央『まあ、もう寝ちゃっていたんだったら遅いし、むしろ起こしちゃっただけ悪いような気もするけどね』
P「いや、大丈夫だ。むしろ……」
未央『あ、プロデューサー。ごめん、もしかして、もう寝てた?』
P「まあ、寝てたな。でも気にするな。で、何の用だ?」
未央『いや……用というか、ちょっと、言い忘れていたことがありまして』
P「言い忘れていたこと……?」
未央『うん。プロデューサーに「おやすみ」って言ってなかったな、って』
P「……」
未央『まあ、もう寝ちゃっていたんだったら遅いし、むしろ起こしちゃっただけ悪いような気もするけどね』
P「いや、大丈夫だ。むしろ……」
431: 2016/09/29(木) 02:51:41.40 ID:DMzpmect0
未央『? むしろ?』
P「なんでもない。……未央」
未央『なに?』
P「おやすみ」
未央『……うん。おやすみ、プロデューサー』
P「……それじゃ、切るな」
未央『うん。おやすみ――って、これ、さっきも言ったね。こういう時、電話を切る時のあいさつってどうするべきなんだろ』
P「べつに、おやすみ、でいいんじゃないか? 二回言っても、べつに、な」
未央『……そうだね。それじゃ、改めて』
P「ん。おやすみ、未央」
未央『おやすみ、プロデューサー』
ガチャ ツーツーツー
P「なんでもない。……未央」
未央『なに?』
P「おやすみ」
未央『……うん。おやすみ、プロデューサー』
P「……それじゃ、切るな」
未央『うん。おやすみ――って、これ、さっきも言ったね。こういう時、電話を切る時のあいさつってどうするべきなんだろ』
P「べつに、おやすみ、でいいんじゃないか? 二回言っても、べつに、な」
未央『……そうだね。それじゃ、改めて』
P「ん。おやすみ、未央」
未央『おやすみ、プロデューサー』
ガチャ ツーツーツー
432: 2016/09/29(木) 02:52:18.90 ID:DMzpmect0
P「……ありがとう、未央」
P(……寝よう)
P(ぐっすりと寝て、早く体調を戻して……そして、また)
P(未央を、みんなを……プロデュース、する、ために……)」
終
本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「チャーハン編」P(……寝よう)
P(ぐっすりと寝て、早く体調を戻して……そして、また)
P(未央を、みんなを……プロデュース、する、ために……)」
終
433: 2016/09/29(木) 02:55:07.68 ID:DMzpmect0
これにて今回は終了です。
割りと久しぶりですね! あと今回あんまり「ごはん」って感じじゃないですね! 次回はそんなことないと思います!
今回こんな感じになったのはちょっと体調崩して弱ってた時に「こんな時に未央がそばにいてくれたらなあ」とめちゃくちゃ思ったからです。つまり個人的欲望の塊です。……いつも通りですね!
次回は割りとガッツリ食べたいかな……。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
割りと久しぶりですね! あと今回あんまり「ごはん」って感じじゃないですね! 次回はそんなことないと思います!
今回こんな感じになったのはちょっと体調崩して弱ってた時に「こんな時に未央がそばにいてくれたらなあ」とめちゃくちゃ思ったからです。つまり個人的欲望の塊です。……いつも通りですね!
次回は割りとガッツリ食べたいかな……。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
436: 2016/09/29(木) 11:25:36.39 ID:D8i87csjo
乙です



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