441: 2016/10/18(火) 20:26:26.02 ID:3MiJrL600


前回:本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「お粥編」
最初から:本田未央「プロデューサーとのごはん」

P「チャーハンが食べたい」

未央「えっ、いきなりどうしたの? プロデューサー」

P「いや、ちょっと知り合いがオススメしてた店があってさ。だから、行きたいな、って」

未央「それは未央ちゃんを誘っているということかな?」

P「まあ、そうだな。来るだろ?」

未央「えー。でも、私、アイドルだからなー。あんまり食べ過ぎるのもなー」

P「今まで食べまくってた奴がよく言う」

未央「それはプロデューサーのせい……だけじゃないけど、プロデューサーの責任もあるでしょ?」

P「それは……そうだな」

未央「そうそう。まったく、おかげで未央ちゃんのレッスンはハードなんですよ? 仕事もあるのに」
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442: 2016/10/18(火) 20:32:47.92 ID:3MiJrL600
P「……確かに、俺があんなに色んなところに連れて行ってるのに、未央はスタイル良いよな」

未央「ふふん、これも未央ちゃんの努力の賜物ですよ。美嘉ねーやくみねぇにも話聞いたりしてるけど」

P「あー……その二人なら問題ないな。で、結局どうするんだ?」

未央「どうするって、何が?」

P「チャーハン」

未央「行くよ?」

P「なんだその『当然じゃん』みたいな言い方」

未央「いや、だって……当然でしょ?」

P「さっき自分が言ったこともう忘れたのか?」

未央「それはまあ、いつものおふざけですし? プロデューサーもわかってたでしょ?」

P「そりゃ、まあな。でも、実際、アイドルをそんなに連れて行くのもな……」

443: 2016/10/18(火) 20:36:16.26 ID:3MiJrL600
未央「そんなの、今更ですよ、今更。それに、未央ちゃんはプロデューサーとごはんを食べに行くために頑張ってるところもあるからね」

P「そのためかよ……」

未央「もちろん、そのためだけじゃないけど、そういうごほうびのためにも頑張ってるというところはあるというか? 頑張った後には、やっぱりおいしいものを食べたいですし。それが大好きな人となら最高でしょ?」

P「それはわかるが……いや、うん、そうだな。俺も同じ気持ちだから」

未央「私とごはんを食べるために頑張ってる?」

P「ってところも、まあ、あるな。正確には、それがあるって思えるから、より一層頑張れるというか」

未央「……なんか、スイーツを自分へのごほうびっていうOLさんみたいだね」

P「近いかもしれないな……」

未央「近いんだ……」

P「自分で言ってそういう反応するなよ……とにかく、行くか」

未央「おー」

444: 2016/10/18(火) 20:36:46.54 ID:3MiJrL600

――

未央「それで、チャーハンってことは、今日は中華料理屋さん?」

P「中華……中華、なのか?」

未央「『なのか?』って言われても困るんだけど」

P「確かにな。でも、実際よくわからないんだよな」

未央「というと?」

P「チャーハン専門店みたいなところだから、だな」

未央「チャーハン専門店……あ、なんか聞いたことあるかも」

P「お、そうなのか。行ったことは?」

未央「ない、けど、たまにテレビとかで見るような……気がする」

P「俺もまあ存在だけは知ってたな、チャーハン専門店。それで、今日行くところがなかなかおいしいって話を聞いたから行きたいと思ったんだよ」

未央「ほうほう。チャーハン専門店のチャーハン……いったい、どんなものが出てくるのか。楽しみだね、プロデューサー♪」

P「そうだな。俺も、かなり楽しみだ」

445: 2016/10/18(火) 20:37:13.03 ID:3MiJrL600

――店の前

未央「ここ?」

P「だな」

未央「……かにチャーハン?」

P「うん。……そのままの名前だよな、店名」

未央「わかりやすいけど……うん、わかりやすいけどね!」

P「とりあえず、入るか」

未央「うん……」

446: 2016/10/18(火) 20:37:43.27 ID:3MiJrL600

――店の中

P「チャーハンだけ、って言っても、チャーハンにもそこそこ種類あるな。どうしようか」

未央「うーん……それじゃ、私はこの『かに海鮮五目チャーハン』っていうので」

P「む。俺もそれにしようとしてたんだが……まあ、一緒でもいいか。なんかセットにできるみたいだが、未央はどうする?」

未央「自家製かに焼売一個と肉汁餃子が二個のやつ!」

P「わかった。それじゃ、注文するか。すみませーん!」

447: 2016/10/18(火) 20:38:11.02 ID:3MiJrL600

――

P「ん、まずは味噌汁か」

未央「味噌汁だね。かに味噌汁?」

P「らしいな。まあ、飲んでみるか」

未央「だね。それじゃ、いただきまーす」

P「いただきます」

未央(味噌汁……具は、これはネギ、かな? とりあえず、飲んでみよう)ズズ……

未央「ん!」

未央(わ! カニ! 結構カニだ! 一口飲むだけでカニってわかって、これは、なかなか……)

未央(ふぅ……。おいしくて、一気に飲んじゃ……あ! カニ! カニだ! 底の方にあって見えなかったけど、カニが入ってる! カニ身ってわけじゃないから、ちょっと、食べにくそうだけど……おおー、味だけじゃなくて、ちゃんとカニも入ってたんだ。なかなかびっくりかも)

未央(でも、味噌汁からおいしいなー。……チャーハン専門店で味噌汁がおいしいって、どうなんだろう。なんか、中華料理屋さんってスープのイメージが強いし……いや、おいしいんだけど。おいしいんだけどね? ……中華料理屋さんじゃなくてチャーハン専門店だから、かな)

448: 2016/10/18(火) 20:39:05.06 ID:3MiJrL600
P「……お。カニも入ってるのか」

未央「そうそう。カニも入ってるんだよね。なかなかびっくり」

P「確かに、ちょっと驚いたな。味噌汁だけでもおいしかったから、これでカニ味噌汁なのかと思ったよ」

未央「私も私も。まあ、最初にお箸で中を突っついてみたりしたら気づいたのかもしれないけど、すぐ飲んじゃったから」

P「俺もそうだな。しかし、これでチャーハンはいったいどんな……って、そろそろ来そうだな」

未央「あ、ほんとに? ……あ、ほんとだ」

449: 2016/10/18(火) 20:39:53.95 ID:3MiJrL600
P「で、来たな。かに海鮮五目チャーハン」

未央「カニと、いくら。あとは……イカ?」

P「だな。……うまそうだな」

未央「うん、おいしそう。いただこっか」

P「ああ」

未央(さてさて、かに海鮮五目チャーハン……どう食べようかな。とりあえず、まずはチャーハンだけで食べてみよう)

未央(わ。パラパラ。さすがはチャーハン専門店……スプーンですくっただけで実力を見せつけてくるとは! なんてやってないで、さっさと食べよー)パクッ

未央「……お」

未央(おおー……軽い。食感が軽い。すくっただけでパラパラだってことはわかってたけど、これは、思ったよりも……)

未央(なんか、全然べちゃってしてなくて、変に油っこくなくて……なんだか、いくらでも食べられそう、って感じ。チャーハンって油っこいイメージあったから、結構衝撃的かも)

450: 2016/10/18(火) 20:40:25.12 ID:3MiJrL600
未央(……これを、カニと一緒に食べたら、どうなるんだろう)

未央(……いざ!)パクッ

未央「……ん」

未央(あー……おいしい。こんなのわかってたけど……わかってたけどさ!)

未央(あと、そう言えば、カニといくら、イカだけじゃなくて……じゃこ? も入ってる? のかな? 海鮮五目感あるね!)

未央(……イカも食べちゃお!)パクッ

未央「……うん」

未央(柔らかくて、いい味してる! それからそれから……カニといくらを、一緒に!)パクッ

未央「んー!」

未央(おいしい! 純粋にチャーハンとしてもおいしいけど、一緒に食べると、海鮮の味が口いっぱいに広がって……本当、幸せ)

451: 2016/10/18(火) 20:41:04.00 ID:3MiJrL600
未央(あとは……そう言えば、餃子と焼売、食べてなかったな。食べちゃおー。まずは……餃子から!)パクッ

未央「……んっ」

未央(そ、そう言えば、名前、肉汁餃子だった……名前通り、すごい肉汁! おいしい……)

未央(……そのまま、焼売!)パクッ

未央「……はぁ」

未央(これもおいしい……なんか、もう、とにかく……おいしい)

未央(ぜんぶがぜんぶおいしくて……もう、最高ー!)

452: 2016/10/18(火) 20:41:32.60 ID:3MiJrL600

――店の外

未央「おいしかったね、プロデューサー!」

P「ああ。チャーハン専門店だけあって、チャーハンもちゃんとおいしかったな。正直、カニを推してる店だと思ってたから……いや、まあ、推してるとは思うんだが」

未央「うんうん。チャーハンとしてもおいしかったよね。私、ここ好きかも。そんなに油っこくなくて、軽くて、食べやすいし」

P「あー……確かに、あんまり油っこくなかったな。味はしっかりしてたんだが、しつこくなかった。なんだか、いくらでも食べられそうな感じだ」

未央「そうそう。プロデューサーは油っこい方が好きだったりしなかった?」

P「それは体調とか気分にもよるな。それはそれ、これはこれで別物って感じでもあるしな」

453: 2016/10/18(火) 20:42:10.53 ID:3MiJrL600
未央「そっかー……ふぇいふぇい、って、どうなんだろ?」

P「菲菲……どうだろうな。香港ってことは、広東料理が主流だから……こういうのも、割りと好きなんじゃないか?」

未央「プロデューサー、そういうのまでわかるの?」

P「いや、ただの予想だ。もしかしたら、油っこいのの方が好きなのかもしれない……」

未央「……どっちなの?」

P「菲菲に聞いてみないとわからないな。香港生まれって言っても、それでわかるのは傾向だけだからな。菲菲自身がどうかはわからない。菲菲は菲菲だからな」

未央「そうだね。私も私だし、プロデューサーもプロデューサーだもんね」

P「……『プロデューサーもプロデューサー』って、当然のこと言ってるな」

未央「じゃあ、PさんはPさんだから?」

P「……その呼び方やめろ」

未央「えー。なんでー? 呼んでる人いっぱいるのにー」

454: 2016/10/18(火) 20:42:49.05 ID:3MiJrL600
P「今になって未央からそういう呼び方されると、何と言うか、変な感じするんだよ」

未央「それはそうだけどさー……いつかは、そう呼ぶ日も来るでしょ?」

P「……かもな」

未央「かも?」

P「……たぶん」

未央「絶対じゃなくて?」

P「……あー! もう! とにかく! その日が来るまではあんまりその呼び方はするな!」

未央「もー。照れ屋さんなんだから」

455: 2016/10/18(火) 20:43:27.49 ID:3MiJrL600
P「照れ屋とかそういうのじゃ……帰るぞ、未央」

未央「はーい。……ね、プロデューサー。手、繋がない?」

P「……なんでだよ」

未央「ほら、ちょっと、夜は肌寒くなってきたからさ」

P「……ん」ギュッ

未央「……えへへ。ありがと、Pさん」

P「……その呼び方はやめろ」

未央「だね。でも、手、離さないんだね、プロデューサー」

P「未央が寒いって言ってるからな」

未央「そっか」

P「ああ」

456: 2016/10/18(火) 20:44:11.56 ID:3MiJrL600
未央「……」

P「……」

未央「……プロデューサー、手、あんまりあったかくないね」

P「……未央は、あったかいな」

未央「あたたまる?」

P「ああ」

未央「そっか。……良かった」

P「……なんか、逆になってないか?」

未央「確かにね」

P「……手は、離さないんだな」

未央「うん。……プロデューサーの手はあたたかくないけど、私も、あたたまってるから」

P「……そうか」

未央「うん」

P「……」

未央「……」ギュッ

P「……」ギュッ



本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「ポッキー編2」
457: 2016/10/18(火) 20:47:47.14 ID:3MiJrL600
これにて今回は終了です。
チャーハン。おいしかったです。他にも種類はあったのですが、まだ食べていないのでいつか食べたいところ……。

最近は肌寒いというか、ころころ気温が変わる印象です。上がったり下がったり。個人的にはもうちょっと落ち着いてほしいですね。

今回名前だけ出したアイドルはいつか出したいなぁ……。

ここまで読んで下さってありがとうございました。

引用: 本田未央「プロデューサーとのごはん」 その2