528: 2017/01/15(日) 14:59:11.46 ID:d5BmJPn90
前回:本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「ホットココア編」
最初から:本田未央「プロデューサーとのごはん」
――事務所
未央「うー……外に出たくなーい」
P「何言ってるんだよ、未央。というか、今日事務所に来るまでで外に出てきただろ」
未央「そうだけど……一度この幸せを感じると、なかなか元には戻れないものなのですよ。ほら、いったん生活レベルを上げたら下げるのは難しいって言うでしょ?」
P「それはまあ、そうだが……いや、それとこれとは関係ないだろ」
未央「バレちゃったかー」
P「バレたな。……それで、未央。そろそろ出る時間だが」
未央「えー……まだもうちょっと時間あるでしょ?」
P「あるにはあるが……その前に、何か食べなきゃいけないだろ?」
未央「む。つまり、ごはんのお誘いかな?」
P「そんなところだな。で、どうする?」
529: 2017/01/15(日) 14:59:42.91 ID:d5BmJPn90
未央「行きますとも! 準備するから、ちょっと待っててね」
P「寒くて外に出たくないんじゃなかったのか?」
未央「それはプロデューサーがあたためてくれればいいのです」
P「なんでだよ」
未央「アイドルが風邪をひいたら困るでしょ?」
P「カイロでも持っとけ」
未央「冷たーい。冬の寒さよりプロデューサーが冷たいよー」
P「先に出ていいか?」
未央「調子に乗りすぎました。ごめんなさい」
P「……早く準備しろ。余裕があるとは言っても、並んでたらどれくらい待つかわからないからな。早めに出ておきたい」
未央「はーい」
P「寒くて外に出たくないんじゃなかったのか?」
未央「それはプロデューサーがあたためてくれればいいのです」
P「なんでだよ」
未央「アイドルが風邪をひいたら困るでしょ?」
P「カイロでも持っとけ」
未央「冷たーい。冬の寒さよりプロデューサーが冷たいよー」
P「先に出ていいか?」
未央「調子に乗りすぎました。ごめんなさい」
P「……早く準備しろ。余裕があるとは言っても、並んでたらどれくらい待つかわからないからな。早めに出ておきたい」
未央「はーい」
530: 2017/01/15(日) 15:00:17.30 ID:d5BmJPn90
――電車
未央「で、今日はどこに行くの?」
P「四谷だな」
未央「ほう、四谷……いや、そういう意味じゃないんだけど」
P「ん、そうか。まあ、洋食屋……というか、かつれつの店、かな」
未央「へぇ……ということは、今日はとんかつとか、そういうの?」
P「いや、俺は違うのを頼むつもりだ」
未央「そうなの?」
P「ああ。もちろん、揚げ物もうまいんだけどな。今日はちょっと違うのにしよう、って気分なんだよ」
未央「へぇ……ということは、私もどうなるのかわからないってことかな」
P「だな。……特に、この時期だと」
未央「この時期だと?」
P「いや、いい。行ってみてのお楽しみ、ってことで」
未央「教えてくれてもよくない?」
P「べつにいいが、こういうのはやっぱり現地で見た方がいいだろ? まあ、予想するといいんじゃないか? この時期だと何か、ってな」
未央「……はーい」
未央(この時期……この時期って言うと、冬? それとも、一月……みたいなこと? 揚げ物だと……カキフライ、とか? あ、カキフライ! カキフライ、いいかも……。でも、プロデューサーの口ぶりだと、揚げ物ではないのかも……。うーむ、いったい、なんなんだろう。楽しみだなー)
531: 2017/01/15(日) 15:01:08.61 ID:d5BmJPn90
――店の前
P「ん、並んでないな。珍しい」
未央「まあ、この寒さだからね……」
P「個人的にはこの店はこんな時期にこそ来たいんだけどな。季節限定メニューが好きなんだよ。今日頼むつもりはないが」
未央「季節限定……っていうことは、冬季限定?」
P「だな。で、メニューはここにも貼ってあるが……」
未央「あ、ほんとだ。カキフライに、ロースカツ。カレーもあるんだ……チキンサルサ? へぇ、こんなのも……あと、ポークジンジャーに、カキバター……カキバター!」
P「ん、それだな。個人的に、ここのカキフライとカキバターが好きでな……冬になったらできれば来たい店なんだよな」
未央「カキバター……カキバターかぁ……プロデューサーは、それなの?」
P「いや、今日はポークジンジャーにするつもりだ。これもまたうまいんだよなぁ……」
未央「……プロデューサー、もしかしてぜんぶおいしいって言うんじゃ」
P「可能性はあるな!」
未央「あるんだ……」
P「そんな目で見るな。未央もここの味を食べればわかるはずだ。で、未央は何にするのか決まったのか?」
未央「うーん……迷うところだけど、カキバターにしようかな。カキフライは食べたことあるけど、カキバターはないからね」
P「ここのカキフライは未央が今まで食べてきたカキフライとは別物だけどな……」
未央「ちょ! ここでそういうこと言う? うぅ……でも、カキバターにする! 決まり!」
P「わかった。それじゃ、入るか」
未央「うん! ……って、これ入ってから決めてもよかったんじゃ」
P「……確かに」
532: 2017/01/15(日) 15:02:31.26 ID:d5BmJPn90
――店の中
未央「ということで! カキバターとポークジンジャーが来たね!」
P「来たな。……うん、もう匂いからして良いな!」
未央「もう見るからにおいしそうというか、すごい匂いしてるもんね……バターの匂いと、ベーコンの匂い……ん、ベーコン。これ、どうやって食べればいいんだろ?」
P「俺のオススメとしては、牡蠣をベーコンで巻いて食べる、牡蠣のベーコン巻きだな」
未央「うわ、なにそれ。絶対おいしい」
P「あと、俺のポークジンジャーもおいしそうだろ? ほらほら、後で食べさせてやるからな」
未央「くっ! 確かに、おいしそう……! ごはんと一緒に食べたい……!」
P「ふっふっふ……っと、まあ茶番はこれくらいにして、食べるか」
未央「うん。それでは、いただきまーす!」
P「いただきます」
533: 2017/01/15(日) 15:03:17.24 ID:d5BmJPn90
未央(……でも、本当においしそうだなー。ぷっくりとした牡蠣。衣に焼き目がついてて、ひたひたのソースの上に並んでる。このソースはなんだろう。バターと……醤油、とか?)
未央(他にも色々ありそうだけど……とりあえず、食べてみればわかるかな。ということで、まずは一口……)パクッ
未央「……ん~!」
未央(おいしい! すごい……すごく、おいしい。すっごくジューシーで、牡蠣とソースがいっしょになって……もう、すごくおいしい。そう言えば、牡蠣ってカキフライくらいでしか食べたことがなかったような気がするけど、牡蠣って、こんな食べ方もできたんだ……)
未央(……今度は、ごはんも一緒に)パクッ
未央「……んー」
未央(おいしい。一口食べてわかってたけど、ごはんにも合うなー……。一緒にあるベーコンのうまみも牡蠣が吸っているような気がする。つまり、この牡蠣はソースとベーコンのうまみ、それから牡蠣そのものが持つうまみがすべて凝縮された、めちゃくちゃおいしい物体になっているのだー! 的な)
未央(でも、本当にそれくらいおいしいんだもんなー……このソースだけで付け合せのキャベツも進んじゃう)
未央(他にも色々ありそうだけど……とりあえず、食べてみればわかるかな。ということで、まずは一口……)パクッ
未央「……ん~!」
未央(おいしい! すごい……すごく、おいしい。すっごくジューシーで、牡蠣とソースがいっしょになって……もう、すごくおいしい。そう言えば、牡蠣ってカキフライくらいでしか食べたことがなかったような気がするけど、牡蠣って、こんな食べ方もできたんだ……)
未央(……今度は、ごはんも一緒に)パクッ
未央「……んー」
未央(おいしい。一口食べてわかってたけど、ごはんにも合うなー……。一緒にあるベーコンのうまみも牡蠣が吸っているような気がする。つまり、この牡蠣はソースとベーコンのうまみ、それから牡蠣そのものが持つうまみがすべて凝縮された、めちゃくちゃおいしい物体になっているのだー! 的な)
未央(でも、本当にそれくらいおいしいんだもんなー……このソースだけで付け合せのキャベツも進んじゃう)
534: 2017/01/15(日) 15:03:47.99 ID:d5BmJPn90
P「未央、どうだ?」
未央「あ、プロデューサー。おいしいよ。すっごくおいしい。一粒ほしい?」
P「もらえるなら是非とも。代わりにポークジンジャーを進呈いたします」
未央「ほっほっほ。くるしゅうない」
P「誰だよ」
未央「プリンスミオ!」
P「プリンスっていうか、キングっぽかったけどな」
未央「かな? まあそれはそれとして、交換しよ、プロデューサー」
P「ん」
未央「えへへー……ありがと、プロデューサー」
P「どういたしまして。こちらこそありがとう、未央」
未央「どういたしまして♪」
未央「あ、プロデューサー。おいしいよ。すっごくおいしい。一粒ほしい?」
P「もらえるなら是非とも。代わりにポークジンジャーを進呈いたします」
未央「ほっほっほ。くるしゅうない」
P「誰だよ」
未央「プリンスミオ!」
P「プリンスっていうか、キングっぽかったけどな」
未央「かな? まあそれはそれとして、交換しよ、プロデューサー」
P「ん」
未央「えへへー……ありがと、プロデューサー」
P「どういたしまして。こちらこそありがとう、未央」
未央「どういたしまして♪」
535: 2017/01/15(日) 15:04:13.18 ID:d5BmJPn90
未央(さてさて、それではこのポークジンジャーも……元は大きな一枚肉。それがこんなに小さくなっちゃって……いや、割りと大きく切り分けてくれたけど)
未央(このソースがまたおいしそうだなー……すりおろされたジンジャーに、たっぷりのソース。それが豚肉と一緒になって……うん、食べよう!)パクッ
未央「……!」
未央(これは……おいしい……! ソースが甘辛くて、ジンジャーが爽やかで、お肉が柔らかくてジューシーで……すごくおいしい!)
未央(ごはんとも合って……いくらでもごはんが食べられそうなくらい……これは、確かにおいしいや)
未央(というか、このお店、ソースがすごくおいしいような気がする。でも、それだけじゃなくて……とにかく! すごくおいしい!)
未央(……おいしかった。次に来ることがあったら、ポークジンジャーでもいいかも……でも、私はまだ、手を付けていないものがある。そう、ベーコンだ)
未央(このベーコンで、牡蠣を巻いて……それを、食べる!)パクッ
未央「……っ!」
未央(こんなの……おいしいに、決まってる!)
未央(くぅ……最、高……!)
未央(このソースがまたおいしそうだなー……すりおろされたジンジャーに、たっぷりのソース。それが豚肉と一緒になって……うん、食べよう!)パクッ
未央「……!」
未央(これは……おいしい……! ソースが甘辛くて、ジンジャーが爽やかで、お肉が柔らかくてジューシーで……すごくおいしい!)
未央(ごはんとも合って……いくらでもごはんが食べられそうなくらい……これは、確かにおいしいや)
未央(というか、このお店、ソースがすごくおいしいような気がする。でも、それだけじゃなくて……とにかく! すごくおいしい!)
未央(……おいしかった。次に来ることがあったら、ポークジンジャーでもいいかも……でも、私はまだ、手を付けていないものがある。そう、ベーコンだ)
未央(このベーコンで、牡蠣を巻いて……それを、食べる!)パクッ
未央「……っ!」
未央(こんなの……おいしいに、決まってる!)
未央(くぅ……最、高……!)
536: 2017/01/15(日) 15:05:24.40 ID:d5BmJPn90
――店の外
未央「はぁ……おいしかったね、プロデューサー」
P「ああ、うまかった。やっぱりこの店はいいな……」
未央「なんというか、他のものも頼んでみたいけど、今回のもめちゃくちゃおいしかったからどうなるかわからない……って感じ」
P「あー……わかる。俺もまだぜんぶ食べたわけじゃないしな……」
未央「でも、また来たいのは確かだね」
P「だな」
未央「……ん」ブルッ
P「ん、未央。寒いのか?」
未央「うん。ちょっとね。中は、あたたかかったから……」
P「……俺のコートは」
未央「いらないよ。プロデューサーも寒いでしょ?」
P「まあ、そうだが……未央」
未央「なに?」
P「手」
未央「手?」
P「……駅まで、繋いで歩かないか?」
未央「……いいの?」
P「ああ」
未央「……えへへ。それじゃ、お言葉に甘えて」ギュッ
P「……寒いな、未央」
未央「うん。……でも、今は、あたたかいよ」
P「そうか。……そうだな」
終
本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「カツ丼編」
537: 2017/01/15(日) 15:07:48.73 ID:d5BmJPn90
これにて今回は終了です。
カキバター! ポークジンジャー! こんなの絶対おいしいじゃん! みたいな今回。おいしかったです。
久しぶりに平常運転っぽいやつ。でもちょっと短め? いつもどれくらいの長さでしたっけ? 平常運転がどれくらいの長さなのか忘れてしまった……。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
カキバター! ポークジンジャー! こんなの絶対おいしいじゃん! みたいな今回。おいしかったです。
久しぶりに平常運転っぽいやつ。でもちょっと短め? いつもどれくらいの長さでしたっけ? 平常運転がどれくらいの長さなのか忘れてしまった……。
ここまで読んで下さってありがとうございました。



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