551: 2017/03/13(月) 21:34:51.83 ID:5ZX/JYty0


前回:本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「カキフライ編」
最初から:本田未央「プロデューサーとのごはん」

――事務所

P「んー……」

未央(あ、プロデューサー。なんかうなってる。……どうしたんだろ?)

未央(疲れてるのかな……伸びをして……あ、そうだ。こっそり近付いて……っと)コソコソ

未央「……えいっ」ギュッ

P「んっ!? は、ちょ、なんだ!? 誰だ? 離れて……!」

未央「だーれだ♪」

P「未央か!」

未央「む、即答……誰かの声真似した方がよかったかな?」

P「いや、そんなことどうでもいいから離れろ。当てたんだからもういいだろ?」
figma アイドルマスター シンデレラガールズ 本田未央 ジャージver.(GOODSMILE ONLINE SHOP限定)
552: 2017/03/13(月) 21:35:32.15 ID:5ZX/JYty0
未央「いやいや、当てたら離すとは言ってませんよ? プロデューサーくんが疲れているみたいだから、未央ちゃんが癒やしてあげようと思いまして」

P「……思いっきり頭に胸が当たってるんだが」

未央「癒されるでしょ?」

P「わざとか! お前、そういうこと軽々しくするなよな……」

未央「プロデューサーにだけだから大丈夫。ほらほら、未央ちゃんの胸をご堪能あれー」

P「っ……未央、お前、本当、早く離れてくれ」

未央「未央ちゃんのお胸では満足できない、と?」

P「そういう意味じゃなくてだな……」

未央「……えOちな気分になっちゃった?」

P「耳元でそういうこと囁くな!」

未央「……ふー」

P「っ! ……未央」

未央「怒らない怒らない。ほら、ぎゅー」ギュー

P「……あー、もう。これで癒やされてる自分の単純さが憎い」

未央「えへへ」

553: 2017/03/13(月) 21:36:01.14 ID:5ZX/JYty0
P「……」

未央「……」

P「……未央」

未央「ん? なにかな? プロデューサー」

P「……心臓」

未央「聞こえちゃった?」

P「聞こえちゃった、って……なら、早く離れろよ」

未央「んー……だーめ」

P「なんでだよ」

未央「恥ずかしいけど……でも、こうしているの、幸せだし……私も、安心できるから」

P「……そうか」

未央「うん」

554: 2017/03/13(月) 21:36:31.92 ID:5ZX/JYty0
P「……未央」

未央「うん?」

P「ありがとうな」

未央「どういたしまして。それでは、その代わりに……」

P「その代わりに?」

未央「仕事はいったんやめて、ごはん、行こ? ちょうどお昼だし、ね」

P「そうだな。それじゃあ、準備を……なあ、未央?」

未央「ん?」

P「離れてくれないと、準備ができないんだが」

未央「……もうちょっとだけ、こうしてちゃ、だめ?」

P「……ダメじゃない」

未央「……えへへ。デレデューサーだ」

P「……いつもデレてるだろ」

未央「えー。そうかなー?」

P「そうだよ」

未央「……うん。そうかも。未央ちゃんにはデレデレだもんね、プロデューサー」

P「語弊を招く言い方だな」

未央「でも、そうでしょ?」

P「……かもしれないが」

未央「……ぎゅー」ギュー

P「……ん」

555: 2017/03/13(月) 21:36:58.68 ID:5ZX/JYty0

――外

未央「それで、今日はどこに行くの? プロデューサー」

P「何も考えてなかったな……何が食べたい?」

未央「んー……元気が出るようなのとか?」

P「元気……あ、カツ丼とかどうだ?」

未央「カツ丼! カツ丼かー……うん、なんだか、食べたくなってきたかも」

P「じゃ、決定ということで……まあ、カツ丼以外にもあるけどな」

未央「でも、カツ丼が有名なお店なんでしょ? それじゃ、たぶんカツ丼を頼むかなー」

P「そうか? まあ、いつもそんな感じだな。気に入ったなら、また来ればいいだけだしな」

未央「そうそう。それじゃ、行こー」

556: 2017/03/13(月) 21:37:28.10 ID:5ZX/JYty0

――店の前

P「ってことで、ここだな」

未央「……喫茶店?」

P「だな。カツ丼の大盛りが有名……だと思う」

未央「ってことは、プロデューサーは大盛り?」

P「いや、ここの大盛りは本当に量が多いからな……大盛りにはしない」

未央「プロデューサーでもそうなんだ……」

P「俺はそこそこ食べる方かもしれないが、そこそこでしかないからな?」

未央「私からすればかなり食べる方だと思うんだけど……」

P「未央のお兄さんとか、俺より食べそうなんだが」

未央「それは……どうだろ? さすがに大盛りで有名―、みたいな店を一緒に行ったことはないから」

P「あー、それもそうか。そういうのは男友達とかと行くことが多いからな。それだと、家族だとしてもわかりにくいか」

未央「うん。でも、本当にカツ丼以外にも色々あるね……カツ丼以外のも、おいしいの?」

P「うまい。が、俺はカツ丼を頼むことが多いな」

未央「ということは、それだけカツ丼がおいしいということ?」

P「だな。少なくとも、俺は好きだ」

未央「ふむふむ……楽しみになってきた」

P「俺も話してたら楽しみになってきた……入るか」

未央「はーい」

557: 2017/03/13(月) 21:37:55.35 ID:5ZX/JYty0

――店の中

P「お、来たな」

未央「来ましたかー! ……ほうほう」

未央(普通の大きさでも十分に大きい……これは確かに、大盛りだとすごい大きさになりそう)

未央(でも、それよりも……なんか、すごい、おいしそう! たまごはふわふわとろとろで、出汁はひたひた。つゆだく、って感じ)

未央(光り輝く黄金の丼……みたいな? 味が濃そうだけど……うん、おいしそう)

P「じゃ、食べるか」

未央「うん! いただきまーす!」

P「いただきます」

558: 2017/03/13(月) 21:38:22.75 ID:5ZX/JYty0
未央(それじゃ、まずはカツとたまごをどかして……おお、ごはんもつゆにひたってる。これは予想よりも濃そうですなー)

未央(んー……カツは後で、最初はごはんとたまごから……っと)パクッ

未央「……んー!」

未央(おいしい! いつも食べているカツ丼とは全然違う。甘辛い出汁とふわふわとろとろのたまご、それから出汁の味がしっかりするごはんが口の中でほわっとほどけて……うん、おいしい!)

未央(これはこの出汁がおいしいのかなー……なんというか、全体的にレベルが高い。すごく、おいしい)

未央(えっと、それじゃあ、次はカツも一緒に……)パクッ

未央「……うん!」

未央(おいしい。衣がザクザクー、みたいな感じではないんだけど……カツ煮? みたいな? うーん、おいしい……)

559: 2017/03/13(月) 21:38:53.54 ID:5ZX/JYty0
P「どうだ? 未央」

未央「おいしいよ。想像していたのとは違ったけど、うん、甘めの出汁? つゆ? がいい感じ!」

P「だよな。やっぱりここはうまいな……大盛りじゃなくても、量は十分なくらいあるしな!」

未央「うん、量あるよね。……食べ切れるかな?」

P「食べきれなかったら俺が食べるよ。やっぱり濃い目だし、ちょっと飽きてくるかもしれないからな。その時はその時で味を変えたりしてもいいかもしれないが」

未央「うん。その時はお願い……でも、おいしいから食べきりたい……」

P「わかるぞ、未央。俺も初めて来て大盛りを頼んだ時はそんな感じだった……」

未央「初めて来て大盛りを頼んだんだ……」

P「いや、なんか、有名だったから……『いけるだろ』って思ったんだが……」

未央「ダメだったの?」

P「ギリギリだった。ただ、おいしく食べきるなら並だな、とは思ったな……」

未央「あー……」

P「……まあ、話してないで、食べるか」

未央「うん」

560: 2017/03/13(月) 21:39:37.66 ID:5ZX/JYty0

――店の外

未央「うおー……おいしかったけどお腹いっぱいだー……」

P「……ちょっと休めば良かったか?」

未央「いや、ちょっと……あそこに長時間いると……さらにお腹いっぱいになりそうで……」

P「あー……腹がいっぱいだと、料理を見ているだけでな……」

未央「うん……でも、ちょっと休みたいかも。プロデューサー、癒やして癒やしてー」

P「癒やすって……何をしろって言うんだよ」

未央「んー……私がした、逆?」

P「逆、って……つまり、こういうことか?」ギュッ

未央「そういうことそういうことー……頭をぎゅーってする代わりに、未央ちゃんの髪に頭を埋める権利をさしあげようー」

P「お前、俺をどういう人間だと思ってるんだよ……」

561: 2017/03/13(月) 21:40:08.27 ID:5ZX/JYty0
未央「未央ちゃん大好きな人―。そして未央ちゃんはプロデューサー大好きな人なのだー」

P「お前、腹がいっぱいでおかしくなってないか?」

未央「なってないなってない。んー……プロデューサーのお胸に癒やされる……」

P「俺の胸の何に癒やされるんだよ……」

未央「胸筋?」

P「胸筋か……」

未央「あとは、ほら、心臓の音を聞くと安心する、っていうやつ? プロデューサー、どきどきしてくれてるもん」

P「……そういうこと言われると恥ずかしいんだが」

未央「お、鼓動が強くなった」

P「実況するな……!」

未央「えへへ。しーあーわーせー」グリグリ

P「頭を胸に押し付けるな……あー、もう。そろそろ離れるぞ」

未央「もうちょっといちゃいちゃしてたいなー」

P「……お前な」

未央「ほら、私、お腹いっぱい。仕方ないでしょ?」

P「なくない。ほら、離れろ」

562: 2017/03/13(月) 21:40:36.34 ID:5ZX/JYty0
未央「ああー……まあ、いっか。十分癒やされましたし? プロデューサーも癒やされた?」

P「……まあ」

未央「なら良かった。それじゃあ、午後も元気に頑張ろー!」

P「……あ、未央。お前、そういや午後からレッスンじゃなかったか? そんな食べて良かったのか?」

未央「あ」

P「……未央?」

未央「……その、プロデューサーさん。ダンスレッスン以外には……なりません?」

P「ダンスレッスン以外でも動くだろ。まあ、その……頑張れ」

未央「……レッスンが終わったら、癒やしてほしいな」

P「……ああ」



本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「とん平焼き編」

563: 2017/03/13(月) 21:43:26.88 ID:5ZX/JYty0
これにて今回は終了です。
これは大阪にあるお店です! でもSS内では東京にあるという設定。都合のいい感じでお願いします。

今回はなんか未央にめちゃくちゃ癒やされたかったんです。ぎゅー、ってされたいなー……っていう欲求ですね。はい。

ここまで読んで下さってありがとうございました。

引用: 本田未央「プロデューサーとのごはん」 その2