571: 2017/04/22(土) 02:49:44.77 ID:MQmdAlGl0


前回:本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「カツ丼編」
最初から:本田未央「プロデューサーとのごはん」

――事務所

P「……なんか、腹が減ったな」

未央「お?」

みく「どこか行くの?」

アナスタシア「ごはん、行きますか?」

P「食いつきがいいな……なんだ? どこか行きたいところでもあるのか?」
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572: 2017/04/22(土) 02:50:47.40 ID:MQmdAlGl0
未央「行きたいところ……行きたいとこ。私はないかなー。ちょうどお腹減ってたってだけ」

みく「みくもべつに……魚じゃなかったらいいにゃ」

P「そうか。アーニャは?」

アナスタシア「……なんでもいい、ですか?」

未央「いいよ! プロデューサーはいっぱいお店を知ってるからね!」

P「お前が言うのか……というか、俺はそこまで知ってるわけじゃないぞ?」

みく「でも、みくたちよりは知ってるでしょ?」

P「それは……まあ、そりゃあな」

未央「ってことで、アーニャ、何が食べたい?」

アナスタシア「ンー……食べたいのは、肉じゃが、ですね」

みく「そう言えば、アーニャンは肉じゃがが好きなんだったっけ」

アナスタシア「ダー。ロシア料理も好きですけど……どちらかと言えば、和食の方が好きかもしれません」

573: 2017/04/22(土) 02:51:27.53 ID:MQmdAlGl0
未央「でも、肉じゃが……肉じゃがかー。お店で肉じゃが、ってあんまり見ないかも。プロデューサー、知ってる?」

P「ああ、一応。居酒屋みたいなもんだが……『お酒も出す店』って感じだから、ギリギリセーフか?」

みく「お酒が出る店でアウトならだいたいの店がダメになっちゃうし、セーフじゃない?」

P「まあ、そうか。……でも、絶対酒飲みたくなるんだよな、あそこ」

アナスタシア「プロデューサー、お酒、飲みますか?」

P「さすがに我慢するよ。アーニャがもうちょっと大きくなったら、一緒に飲もうか」

アナスタシア「ダー♪ ミオもみくも、一緒に飲みましょうね?」

未央「そうだね! 楽しみ……って、割りともうすぐ?」

みく「もうすぐ、って言っても、あと二年以上はかかるけどね」

P「……そう言えば、お前らもう高三か。時が過ぎるのも早いな」

未央「ちょっと大人になった未央ちゃんたちにドキドキしちゃう?」

みく「する?」

アナスタシア「しますか?」


574: 2017/04/22(土) 02:51:58.32 ID:MQmdAlGl0
P「ああ。こいつら受験生になったけど大丈夫かなってドキドキする」

未央「それは今言わないで」

みく「やめて」

P「……自分で言っててなんだが、お前ら結構勉強できる方なんだから、そこまで心配いらないだろ? な、アーニャ」

アナスタシア「ダー。私、大学生になるのも楽しみですよ? 二人は違いますか?」

未央「いや、大学生になること自体は楽しみなんだけど……みんな、かなり忙しそうだったから……」

P「アイドル続けながらだもんな。というか、お前ら全員進学か? そりゃ、個人的には進学を進めてはいるが」

みく「それはやっぱり、つぶしがきくから?」

P「だな。それに、大学で何かやりたいことが見付かるかもしれない」

アナスタシア「私、星についてもっと知りたい、ですね」

P「アーニャもこう言ってるし……あ、そう言えばアーニャ。もう志望校とかは決めてるかもしれないが、一応、宇宙とか天文関係に強いところを調べておいたからまた資料を渡すよ。どこがどういう研究をしているのか、ってのもある程度まとめておいた。参考にしてくれ」

アナスタシア「スパシーバ、プロデューサー。ちゃんと確認しますね」

575: 2017/04/22(土) 02:52:52.73 ID:MQmdAlGl0
未央「お、おお……み、みくにゃん、見た? なんか……受験生っぽいこと話してる……」

みく「みくたちも受験生だけどね。志望校、まだ決めてないからそろそろ決めなきゃいけないかな……」

P「やっぱり周りの子とかは決めてる子も多いのか?」

みく「はっきりと決めてるー……って子はそんなに多くないかな。『あそこに行きたい』って決めてる子も結構いるけど、ある程度のレベルを決めている、ってくらいの子が多いと思うにゃ」

P「そんなもんか。確かに、高三になる前に志望校、あるいはある程度のレベルを決めて、そこからクラス分け……みたいなものもするところもあるだろうしな」

未央「むぅ……この一年は頑張らないといけない、ってことかな」

みく「もっと前から頑張るべきだけどね」

未央「正論は耳に痛いからやめてほしい」

アナスタシア「でも、ミオは勉強、できますね?」

P「そうなんだよな。こいつ、これで勉強できるからな」

みく「ちょっとむかつくにゃ」

未央「ちょ、ひどくない? うう、アーニャー、なーぐーさーめーてー」ギュー

アナスタシア「ふふっ……いいこいいこ、ですね」ナデナデ

P「完全に子ども扱いなんだが……というか、さすがにそろそろ行くか。話はあとでもできるし、お前らも準備してこい。準備できたら行くぞ」

未央「はーい」

みく「うん」

アナスタシア「ダー♪」

576: 2017/04/22(土) 02:55:26.66 ID:MQmdAlGl0

――店内

未央「ほうほう、こういう感じですか」

P「どういう感じだよ」

未央「なんか、ドラマで見るような感じ?」

みく「あー……ちょっとわかるかも」

P「わかるか?」

アナスタシア「いい雰囲気のお店、ですね、プロデューサー」

P「お、気に入ってくれたか、アーニャ。さてさて、早速何を頼むか考えていくか」

未央「メニューはある、けど……壁にも色々貼ってあるね」

P「メニューに載ってないのが壁にあったりするから注意だな。肉じゃがは確定として……」

みく「Pチャンはいつも何を頼むの?」

P「枝豆と唐揚げが確定で、揚げ出し豆腐とかも割りと頼むな。出し巻きたまごとかも個人的には好みだな。酒を飲む時じゃなかったら生姜焼きとかもいい。あと、カレーとかもある。これがまたうまくてな……」

未央「たくさんあるんだね」

アナスタシア「ンー……迷いますね」

577: 2017/04/22(土) 02:56:37.52 ID:MQmdAlGl0
みく「あ、とん平焼き。とん平焼きなんてあるにゃ。Pチャン、みく、とん平焼きほしい」

P「さすがはみく。お目が高い。うまいんだよなーとん平焼き。って、ソースの味なら大阪出身だし、みくのが詳しいか?」

みく「どうだろ。わからないにゃ」

アナスタシア「あ、お刺身もありますね」

みく「……アーニャン? いや、頼んでもいいけどね。みくは食べないってだけで」

未央「ポテトサラダとかもあるんだ。おいしい?」

P「割りとなんでもうまいぞ、ここは。あー、ホタルイカの沖漬けとかもいいな……」

みく「そういうの頼んだらお酒欲しくなっちゃいそうだけど」

P「ぐ……わ、わかってるよ。こういう時はな、酒の代わりに白ご飯を食べるんだよ!」

アナスタシア「あんまり食べ過ぎちゃダメ、ですね? プロデューサー」

P「……気遣いありがとう、アーニャ」

578: 2017/04/22(土) 02:57:16.50 ID:MQmdAlGl0
未央「餃子にハムエッグに野菜炒めに、焼きそばとかもあるんだ。お茶漬けに卵かけごはんにウィンナーに……おでんとか、筑前煮とかも? うーん……これだけあると、迷っちゃうなー」

みく「もう適当に頼んじゃう? もし余ったらPチャンが食べてくれそうにゃ」

P「そういう適当なのやめてくれ。……えーと、今のところ確定なのは、肉じゃがにとん平焼き、それから枝豆か」

みく「枝豆確定なんだ……」

アナスタシア「私、揚げ出し豆腐がほしいです」

P「お、それじゃあ揚げ出し豆腐も確定、っと。他は?」

未央「白ご飯……って、やっぱりいるかな?」

P「俺は欲しい。んー……白ご飯があるならそんなにいっぱい頼む必要もないか?」

みく「かもね。食べきれなかったら困るし……もしまだ何かいりそうだったら、あとで頼めばいいんじゃない?」

P「それもそうだな。じゃ、とりあえずこれで頼むか。いいか?」

アナスタシア「ダー」

みく「みくもいいよ」

未央「うん! ……あ、唐揚げやっぱりほしいかも」

P「了解。それじゃ頼むな。すみませーん!」

579: 2017/04/22(土) 02:57:55.35 ID:MQmdAlGl0

――

P「まずは枝豆、だな」

未央「みんなで適当につまんでもいい?」

P「もちろん」

未央「それじゃ、いただきまーす。……ん、おいしい」

みく「粒がしっかりしてるね」

P「ここのはちょっとかためなんだよな。それで豆の味がしっかり感じられる。これがいいんだよなー」

アナスタシア「ん……おいしいですね。あと、ぽちぽち、楽しいです♪」

未央「枝豆って、こうやって食べるのがいいよねー。なんだか、ずっと手を動かしちゃう」

P「それも醍醐味だよなー。手が止まらなくて、いつの間にかなくなってる」

580: 2017/04/22(土) 02:58:30.14 ID:MQmdAlGl0
みく「……Pチャン、ペースはやくない?」

P「それは謝る。でも、止まらないんだよ……クッ、静まれ、俺の右手……!」

アナスタシア「プロデューサー、どうかしましたか?」

P「……ふざけてただけだから、ちょっと本気目に心配されると困るな」

みく「アーニャンの前でやるからにゃ」

P「みくが冷たい……アーニャ、癒やしてくれ……」

アナスタシア「みく、プロデューサーをいじめちゃ、めっ、ですよ?」

みく「今のみくが悪いの!?」

未央「まあまあ、おふざけはそれくらいにして、そろそろ来そうですよ?」

みく「未央チャンに『おふざけはそれくらいにして』って言われるのは複雑だけど……そうみたいだね」

581: 2017/04/22(土) 02:58:57.38 ID:MQmdAlGl0
P「ん……一気に来たな。どれから食べるか……」

未央「未央ちゃんは唐揚げから! んっ……熱々……でも、おいしい!」

みく「衣は結構薄めだね。噛んだだけでじゅわっと汁が溢れ出てくるにゃ」

アナスタシア「味もしっかり付いてますね? 味は濃いめ?」

P「だな。じゃあ俺は揚げ出し豆腐……あー、うまい。なんで揚げ出し豆腐ってうまいんだろうな……」

みく「みくはとん平焼きー。……うん、おいしいにゃ。たまごはとろとろで、ソースの味もしっかりしてて。みくはとん平焼きはソースが甘めなのが好みなんだよね」

未央「とん平焼きって、たまごと豚バラ肉……だったっけ? それにソースをかけたー、みたいな」

P「だな。って、関西には多いけど、こっちにはそこまで多くないか。未央とアーニャは初めてだったりしたか?」

未央「私は一応食べたことあるかな。アーニャは?」

アナスタシア「私は初めて、ですね。……んん、おいしいです!」

582: 2017/04/22(土) 02:59:24.40 ID:MQmdAlGl0
P「こういうソースの味ってなんでこんなおいしいんだろうな。何と言うか、においだけで食欲が刺激される。あと、とん平焼きってすぐなくなるんだよなー」

みく「とん平焼きにも色々あるけど、具材としてはそこまで多くないからね。お好み焼きよりも『ファーストフード』って感じがあるにゃ」

P「いか焼きみたいなもんか?」

みく「そうかも」

アナスタシア「いか焼き、ですか?」

未央「屋台で売ってる感じの?」

P「あー、そうじゃなくてだな……なんて説明すればいいんだ。粉もんなんだが……」

みく「クレープみたいなのを想像すればいいかな。小麦粉の生地でイカの切り身を包んで、それにソースを塗るの。もちもちしてて、おいしいにゃ」

未央「ほうほう……大阪に行った時にでも食べたいですなー」

アナスタシア「おいしそう、ですね? アーニャ、もちもち、好きです」

P「じゃ、また大阪に行く時にでも食べに行くか。……んー、やっぱりうまいな、とん平焼き。白ご飯で食べるのもまた良い……」

583: 2017/04/22(土) 03:00:09.32 ID:MQmdAlGl0
未央「それじゃ、そろそろ……今回の大本命、肉じゃがにとりかかりますかー!」

アナスタシア「ダー♪」

みく「牛肉、じゃがいも、玉ねぎ、しらたき、人参……みくの家でつくるのとだいたい同じかも」

P「まあ、そこまで変わらないんじゃないか? しらたきとか人参とかは家によりそうだし、あと、絹さやとかも入れるとこは入れるか」

未央「まあ、それはいいとして……早速、食べてみましょうか!」

P「だな」

アナスタシア「……ンー、フクースナ♪ おいしいです!」

みく「あ、結構じゃがいもがゴロゴロしてるね。お店のって、ほくほくしてるイメージだったかも」

未央「確かに。でも、ゴロゴロしてるけど、味がしっかりと染み込んでて……これ、おいしいね!」

アナスタシア「なんだか、お家の味、みたいですね?」

みく「ん、そう言えば、そんな感じかも。みくの家とは味付けがちょっと違うはずなんだけど……懐かしい味がする」

584: 2017/04/22(土) 03:00:37.42 ID:MQmdAlGl0
P「そうだな。確かに、家でつくるような肉じゃがだ。それがまた良いんだよ……」

未央「おふくろの味、ってやつ? プロデューサーも女の子の得意料理が肉じゃがだったりしたら嬉しい派?」

P「まあ、よく言うよな。女の子の得意料理が肉じゃがだったら嬉しい、って。個人的には肉じゃがにこだわらなくてもいいな。料理が得意なのもべつに必要ってわけじゃない。もちろん、得意だったら嬉しいが」

未央「ほうほう……つまり、プロデューサーくんは未央ちゃんにメロメロ、ってわけだね!」

P「お前料理そこそこって自分で言ってなかったか?」

未央「ふっふっふ……未央ちゃんも修行しているのですよ。今の私の料理を食べたら、プロデューサーはきっと漫画みたいなリアクションをするね」

P「そこまでか。それは楽しみだな。いつか食べたいところだ」

未央「お、それじゃあまた食べる? プロデューサーは何食べたい?」

P「んー、その時の気分にもよるからな……どうするか」

未央「また考えておいてね。私、頑張るから」

P「ああ。期待してる」

未央「うん。期待していてくれたまえ? プロデューサーくんっ♪」

みく「なんで二人はみくたちの前でいちゃいちゃしてるの?」

アナスタシア「私たちもいちゃいちゃ、しますか?」

みく「なんでそうなるにゃ」

585: 2017/04/22(土) 03:01:07.96 ID:MQmdAlGl0
P「……さ! それじゃ、肉じゃがを食べ進めるか!」

未央「だね!」

みく「あ、流された。……まあ、いいけど」

アナスタシア「肉じゃがとごはん、合いますね?」

P「そうそう、肉じゃがの牛肉と玉ねぎを乗せて簡易牛丼、みたいにするのが良いんだよな」

未央「あ、それおいしそう。私もやろーっと」

みく「とん平焼き、最後の一切れだけどもらっていい?」

P「俺はいいぞ」

みく「ありがと。それじゃ、もらうね」

未央「私は唐揚げをまたもらおーっと。唐揚げとごはんも合うよね」

P「ごはんはなんにでも合うからな! 厚揚げ豆腐とごはんでもいける」

586: 2017/04/22(土) 03:01:34.09 ID:MQmdAlGl0
アナスタシア「ンー……♪ ぜんぶ、おいしいです。幸せ、ですね?」

P「そうだな。幸せだ」

未央「こんな美少女たちと一緒にごはんが食べれて?」

P「……まあ、それもある」

未央「私たちも、プロデューサーと一緒にごはんが食べれて幸せだよ」

P「……そう言ってくれると、嬉しいよ」

みく「いい雰囲気のところ悪いけど、アーニャンが肉じゃがどんどん食べ進んじゃってるよ」

P「マジか! アーニャ、アーニャ、俺ちょっとしらたきほしい」

未央「私はお肉!」

アナスタシア「ダー♪ それじゃ、取り分けますね」

587: 2017/04/22(土) 03:02:29.60 ID:MQmdAlGl0
みく「そう言えば、まだ何か頼むの?」

P「んー……俺はまだいけるが、お前らは?」

未央「まだちょっと入るかも?」

アナスタシア「私もです」

みく「みくも。……まあ、残ったらPチャンが食べるでしょ?」

P「……あんまりいっぱい頼むなよ?」

未央「私、ちょっとカレー食べたいかも!」

みく「あ、みくもちょっとほしいかも」

アナスタシア「私も少しほしいです」

P「また結構大きいのを……ああ、もう、俺も食べたくなってきた。ここのカレーは一日置いたカレーっぽくて、たまにめちゃくちゃ食べたくなるんだよな」

未央「そう言えば、出し巻きたまごもおいしかったんだっけ?」

みく「ちょっとほしいかも」

アナスタシア「ダー」

P「わかった! それも頼むか! ……というか、もう、好きなの頼むか! すみませーん!」




本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「焼きメレンゲと生クリーム編」

588: 2017/04/22(土) 03:06:37.10 ID:MQmdAlGl0
これにて今回は終了です。
こういう店、好きなんですよねー。なんか、頼んだらなんでも出してくれそうなくらいなんでもある感じなのに、何を頼んでもおいしいっていう。ずるい。

今回はあんまりいちゃいちゃしてないですね。まあ複数人の時はだいたいこんな感じ? あと、食べているシーンで終わるっていうのは初めてかも。
孤独のグルメも始まって色々とごはんが食べたくなる季節ですね。スープカレーが食べたいです。でも今これ書いてて出てきたの食べたくなってきました。肉じゃがも、考えてみるとあんまり食べる機会ないなー……。

ここまで読んで下さってありがとうございました。

引用: 本田未央「プロデューサーとのごはん」 その2