409: 2015/03/19(木) 18:12:09.75 ID:JiizqP5h0


前回:提督「…さて、と」【4】
最初から:提督「…さて、と」

早朝、食堂


鳳翔「ふぁ…あら?」ムクッ

鳳翔「…提督は何故、私の手を握りながらこんな所で寝ているのでしょうか…」

鳳翔「ん…朝日?…もう、そんな時間ですか…久しぶりですね、こんなに眠れたのは…」

鳳翔「…ふふふ。あなたが私の手を握って下さったからですか?提督。」頬ツンツン

提督「…」zzz…

鳳翔「…しかし、こんな所を見られると、提督にご迷惑がかかりそうですね。私は先に失礼しましょうか…。あ、そうだ…」

鳳翔「よいしょ、この毛布を掛けておきましょう…では、提督。…もう少し、お休み下さいね。」

鳳翔は提督の髪をすっと撫で、静かにその場を去った。影からその姿を見つめる者に気付かずに。
「艦これ」ピクトリアルモデリングガイド 大和編: 『艦これ』提督のための艦船模型ガイドブック

410: 2015/03/19(木) 18:12:46.37 ID:JiizqP5h0
雷「…朝食の用意をしようと思って来たら、2人が手を繋いで寝てたからビックリしたわ…」テコテコ

雷「…提督ったらはしたないわねぇ…もうすぐ0500だけど、起こしたほうが良いかしら。うーん…」

雷「まぁ、もう少し寝かせてあげましょうか。どうせすぐに人が朝食に集まるし、その時起きるわよね。」

雷「…司令官、鳳翔さんが好みなのかしら…むぅ。…やだ、私ったら何を…さ、準備準備…」

411: 2015/03/19(木) 18:13:32.99 ID:JiizqP5h0
食堂0530


隼鷹「おはよーみんな。不知火は哨戒お疲れ様!」

榛名「しーっ。隼鷹さん、静かに。」

隼鷹「あん?…提督が寝てる…」

不知火「何故こんなところで…」

隼鷹「…これは、衝撃的に起こすべきだ!」

榛名「で、でも、提督はお仕事で疲れてらっしゃいますから…」

隼鷹「いいや!起こすね!この冷水で…」ガバッ

雷「ちょおっと待ったー。」ドス

隼鷹「オンギャァァァ!しゃもじで鳩尾をやられた…」

雷「起こすにしても、水はダメよ、水は。…でも、司令官、最近は誰よりも遅く寝て、誰よりも早起きだったから。榛名さんの気持ちもわかるわ。」

412: 2015/03/19(木) 18:14:30.66 ID:JiizqP5h0
隼鷹「雷と榛名は甘い!こういう時こそ厳しくならないと!」

不知火「…ここぞとばかりに提督を苦しめようとしてるように、私には見えますが…」

隼鷹「そんなことはない!これは部下として上司を思ってのことであって、こう、爽やかな目覚めを…」

不知火「本音は?」

隼鷹「普段あまり隙を見せない提督に、酒を取られた仕返しをしたい。」

不知火「根に持ちますね…隼鷹さん…」

隼鷹「あたしにはわかる。提督なら笑って許してくれる。ああ!未来が見えるようだよ!」

榛名「隼鷹さん…」ハァ

雷「ほら、ご飯できたわよ。馬鹿な事言ってないで、自分で運んで運んで。」

榛名「いい匂いです。」

隼鷹「美味そうだな!いただきます!」

413: 2015/03/19(木) 18:17:56.36 ID:JiizqP5h0
………
……



「いい匂い〜!提督〜?ご飯〜?」

「ああ、演習お疲れ。今できた。」

「うふふ…いつもありがとね。」

「ああ。しかしこれでは、まるで主夫だな…」

「あらあら!夫婦だなんて、嬉しいわ。」

「…寝言は寝て言え。」

「あら、じゃあ一緒に寝ないとね!うふっ♪」

「何を馬鹿な…ほら、さっさと食え。」

「うふふっ♪…いただきます!」

もしゃもしゃ

「演習はどうだった?」

「新任提督の艦娘同士の戦いだったのよね。良い経験になったわ。素手で殴りかかってくる艦娘が居てビックリしたけど!私もアレ、習得できるかしら…」

「…そうか…。…よく、不安になる。深海棲艦はすぐそこまで来ているのに、俺は…椅子に座して…平和を守れるのか、と。自分が艦娘になって、前に出たいと何度願ったか。部下に全てを押し付ける等…」

その時、男はそっと撫でられて。

「焦っては事を仕損じるわ。指揮官は重要なお仕事。わかるでしょ、ねぇ、提督?」

「…子供みたいな扱いは…やめて…く…れ…)

………
……


414: 2015/03/19(木) 18:20:36.45 ID:JiizqP5h0
隼鷹「冷水はともかく、提督も起こして飯食べさせた方が良いんじゃねーの?」

雷「…疲れてるんだから、少しくらい良いじゃないの…ねぇ、司令官?」なでなで

隼鷹「うわぁ…親子だな最早…」もしゃもしゃ

不知火「(アレ、良いですね。私も提督を撫でてみたい…)」もぐもぐ

提督「…?」ムクッ

雷「!」さっ

提督「あれ…皆…?私は寝てたのか…?すまん、今何時だ。」

榛名「え、えと、0530です!」

提督「ああ、そうか…あれは夢か…この毛布は?」

雷「多分、鳳翔さんの物よ。」

提督「そうか…立場逆転だな…やれやれ…ありがとう、雷。いつも世話をかけるな…」

415: 2015/03/19(木) 18:21:47.50 ID:JiizqP5h0
榛名「あの、提督。大丈夫ですか?」

提督「ああ、問題無い。すまないな、心配をかけた。…先に執務室に戻ってシャワーを浴びてくる。いつも通りの時間に頼むよ。」

榛名「はい!」

提督「不知火も、哨戒ご苦労。頼りにしてるぞ。」

不知火「光栄です。」

提督「隼鷹も、訓練に励んでくれ。しんどいのは承知だが、お前には期待している。頑張れよ。」

隼鷹「…おう。」

提督「では、私はこれで…」

416: 2015/03/19(木) 18:22:47.21 ID:JiizqP5h0
雷「ちょおっと待ったー。」ガシ

提督「…なんだ。」

雷「ご・は・ん。あなたのために作ったんだから、食べなさい。」

提督「いや、しかし時間が…」

雷「んー?」

提督「…わかった、いただきます。」

雷「はい!おあがりなさい!」

………
……



提督「では、先に戻る!榛名はゆっくり来てくれ!ご馳走様!」ダッ

雷「お粗末様ー!…たいした早食いだったわね…」

425: 2015/03/20(金) 00:08:21.82 ID:+gYhSCQK0
榛名「…」

隼鷹「どした?榛名。」もぐもぐ

榛名「隼鷹さん、提督が着任してから、凄いなぁと思って…」

隼鷹「なんだなんだ、急に。」

榛名「隼鷹さん、よく執務中に話題に上がるんですよ。頑張ってるって、提督が褒めてます。」

隼鷹「マジ?なんか嬉しいなー。」

榛名「なんでお酒飲みにこないんだろうって不思議そうにもしてましたよ。」

隼鷹「…実際、フラフラで哨戒終わって飯食ったらバタンキューなんだよなー。部屋に酒があれば飲むんだろうけど…疲れた状態で酔っ払いたくない…失望されるのが、怖くなっちまってさ。」

榛名「大丈夫ですよ、隼鷹さんなら。…本当に、変わられました。」

隼鷹「よせよなー。」

榛名「…羨ましい。」ポツリ

隼鷹「…ん?なんか言った?」

榛名「いいえ、何も。」

426: 2015/03/20(金) 00:10:05.27 ID:+gYhSCQK0
後日


提督「よし、島を出た輸送船は無事中継地に到達した、と…」

榛名「物資の確認も取れました。」

提督「ああ…やっとひと段落ついたな…」

榛名「鬼のような…忙しさでしたね…すいません、足を引っ張ってしまって…」

提督「いや、榛名は十分やってくれたよ。助かった。…少し、外に出よう…」

榛名「はい。」

427: 2015/03/20(金) 00:10:35.41 ID:+gYhSCQK0



提督「風が心地良いな。」

榛名「はい。…?…あれは…鳳翔さんと、隼鷹さんですね…訓練中ですか。」

提督「うむ…今は艦載機を出しながら、自分も動き回る訓練をしているようだな。…悪くない動きじゃないか。」

榛名「そう…ですね…戦闘…訓練…」

提督「さて、と。榛名。お前はよく頑張ってくれた。まだ午前だが、仕事も少ないし、今日はこれから休んでくれて構わない。自由に過ごしてくれ。」

榛名「お休み、ですか。」

提督「ああ。半日休暇だな。私はもうしばらくしたら執務室に戻るよ。」

榛名「わかりました、提督。お疲れ様です。」

提督「ではな。」テクテク

428: 2015/03/20(金) 00:11:07.70 ID:+gYhSCQK0
榛名「…提督は戻られましたか…。」

榛名「…雷さんよりも仕事が遅く、足柄さんよりも気が利かず、不知火さんよりも信頼に足らない…鳳翔さんのように他人を指導も出来ず、隼鷹さんのような急成長も出来ない…」

榛名「提督は助かると仰って下さいますが…こんな、こんな、全てが足りぬ私が…提督のお役に立つには…」

ーー提督の、懐刀。

榛名「…最早戦えぬとは、言ってられません。私の、存在意義の、為に。」

429: 2015/03/20(金) 00:12:15.04 ID:+gYhSCQK0
訓練所


榛名「自分の艤装…勝手に持って来ちゃいました…。ええい、どうせ休暇です!固定射撃訓練…動体射撃訓練…格闘訓練…全て、やりますか…何セットやりましょう…とりあえず、無限で…訓練用機械の設定を、と」ポチ

榛名「艤装に模擬弾を装填して、と…」ガシャコン

榛名「まずは固定射撃訓練から、ですね…的が自動で浮かぶはずです。」

機械『第1セット、固定射撃訓練、開始』

榛名「よし…!」

ドン…ドドン…ドン…

榛名「きちんと弾は当たりますね…!良かった、あまり腕が鈍ってなくって…。どんどん続けます…!」

ドドン…ドン…

………
……


430: 2015/03/20(金) 00:12:54.55 ID:+gYhSCQK0
数時間後


機械『第23セット、固定射撃訓練、終了』

榛名「フー…フー…次は…動体…」ガシャコン

機械『第23セット、動体射撃訓練、開始』

ドン…ドドン…ドゥン…

榛名「…23セット目…何時間続けたかわかりません…それでも、ちゃんと、ちゃんと当たります…榛名は戦える、戦える筈なのに…!」

ドゥン…ドン…

榛名「いつからっ…!」

榛名「何故!何故私は味方に疎まれるようになったのですか!」

ドン…ドドドン…ドドン…

榛名「何故っ…!何故私は味方を撃つようになったのですか…!」

ーーそんなもの、わかっているんだろう?

431: 2015/03/20(金) 00:13:53.70 ID:+gYhSCQK0
榛名「私が、役立たずだったからっ…!」

ーーそうだ。

榛名「榛名は何故役立たずなんですか!榛名は何故役立たずなんですかっ!!!」

ーー敵を殺さないからだ。

榛名「敵ってなんなんですか!深海棲艦ですか!戦果を独り占めする私を、憎む艦娘ですか!仕方ないのに!仕方ないのにぃ!」

ーー…。

ドドン…ドン…ドン…

432: 2015/03/20(金) 00:14:31.31 ID:+gYhSCQK0
機械『第23セット、動体射撃訓練、終了。第23セット、格闘訓練、開始』

榛名「(…海面に、標的が浮かんで…こちらに向かって来ますね…)あれが敵ですか?」

バキィ!

榛名「これも敵ですか?」

ボコォ!

榛名「それも?そいつも…こいつも…全部、全部!」

グシャ!ボキッ!ベキャ!

榛名「それとも…フー…敵は…フー…フー…役立たずの…榛名自身ですか…?…役立たず…?…そもそも…誰の役に、私は立ちたいのーー。」

433: 2015/03/20(金) 00:15:21.46 ID:+gYhSCQK0
機械『標的、破損。標的、破損。訓練を中止します。』

榛名「…敵が消えた…?いえ、私の背後、陸上に人型の影が一つありますね…あれも、敵ですか?」ユラァ…

榛名「敵なら、やらないと…やらないと…陸地に上がって…やらないと…」ザバァ…

提督「…よう、榛名。もう夕方だぞ。休暇中に訓練とは熱心だな。」

榛名「…提督でしたか…提督は私の敵、ですか?」

434: 2015/03/20(金) 00:15:48.18 ID:+gYhSCQK0
提督「…お前には、どう見える。」

榛名「…私には、誰が敵で、誰が味方で、何が自分か、もうわかりません。わからないんです…」

提督「…そうか。」ザッ…ザッ…

榛名「…何故、私に近づくのですか。敵ですか?敵なんですね?」

提督「…」ザッ…ザッ…

榛名「攻撃しますよ?」

提督「…」ザッ…ザッ…

榛名「…あああ!」ブン!

435: 2015/03/20(金) 00:16:18.82 ID:+gYhSCQK0
提督「良いか。俺は提督だ。そしてお前は、俺の大事な秘書艦だ。」

榛名「…っ!」

榛名の心が揺れ、ムラの出来た攻撃を提督は回避し、手に持った大きなスパナのような装置、強制艤装解離装置で榛名の艤装を強制解除した。

提督「敵が、味方が、自分がわからないなら俺が教えてやる。だから、俺を信じろ。焦るな、榛名。」

榛名「…あ、あああ…」ドサッ

艤装を失った榛名は、際限無く訓練を続けた疲労から、提督に倒れこみ、意識を手放した。

436: 2015/03/20(金) 00:17:46.76 ID:+gYhSCQK0
さらに数時間後


榛名「…」パチリ

榛名「(視界に星空が…あれ?ここは?私は、寝てたのですか?)」

提督「目が覚めたか。」

榛名「…ぁ…膝枕、されて…」

提督「お前が倒れこんだからな。」

榛名「…すみません。」

437: 2015/03/20(金) 00:18:27.28 ID:+gYhSCQK0
提督「構わん。…訓練をするなら、言え。艤装を持ち出したら、執務室からわかるようになっているからな。」

榛名「…という事は…」

提督「最初から見ていた。」

榛名「…そう、ですか。」

提督「…綺麗な射撃だった。」

榛名「…血の滲むような、訓練を重ねましたから。」

提督「…黒提督の言った事が、忘れられないか。たとえ黒提督が過ちを犯したと知った上でも。」

榛名「…英雄提督が、私の全てでしたから。その部下の、黒提督の言葉にも…どうしても…逆らえません…それが、私を縛る為の言葉だったとしても…」

438: 2015/03/20(金) 00:19:04.57 ID:+gYhSCQK0
提督「…きっと、英雄提督はお前のことを役立たずとは思っていない。」

榛名「…ありがとう、ございます。…でも、私、また我を失いました。本当に…訓練も、こなせないなんて…休暇中に勝手に暴走して…」

提督「…」

榛名「…どうして、あなたはこんな私を大事と、言って下さるんですか?こんな、こんなお荷物を…」

提督「部下の艦娘を、大事と言うのに理由なんぞ要らん。」

榛名「…そんなの、甘過ぎますよ…」

提督「俺の勝手だろう。」

榛名「…変な方です…」

439: 2015/03/20(金) 00:19:44.96 ID:+gYhSCQK0
提督「…俺はお前を荷物とは思っていない。だから無断の訓練を止めなかった。現在の能力を確認する為にもな。」

榛名「…」

提督「…もう一度言おう。俺は、お前の味方だ。お前は、私の部下だ。そして、お前の敵は、俺の敵だ。」

榛名「…提督の、敵…」

提督「榛名。敵がわからなくなったら、お前の敵は俺が教えてやる。だから、焦るな。」

榛名「…でも、」

提督「少しは俺を信じたらどうだ。…あまり独り善がりになるな。」

440: 2015/03/20(金) 00:22:40.16 ID:+gYhSCQK0
榛名「…!…ごめん、なさい…。…信じて…良いのですね…」

提督「勿論だ。俺はお前の提督だからな。…そろそろ戻ろうか、榛名。夜も遅くなってきたーー」

榛名「すみません…」

提督「ん?」

榛名「もう、少しだけ…このまま…」グスッ

提督「…仕方ないな…」なでなで

榛名「…榛名、頑張りますね…榛名を捨てないで、下さいね…ヒック…こんなに、何回も助けてもらうまで…ヒック…信じて良いって…ごめんなさい…」ぇぐぇぐ

提督「ああ。」よしよし

榛名「…ぅぅぅぅぅ」グスッ

441: 2015/03/20(金) 00:23:20.70 ID:+gYhSCQK0
食堂


雷「提督!…と榛名さん…!」

榛名「…」ぺこり

提督「ああ、すまない、雷…今戻っーー」

雷「あなたは!なんで!無断で半日も居なくなるの!」

提督「す、すまん…」

雷「足柄が基地中探し回ってたわよ…私も心配したんだから…職務放棄って言われても反論出来ないわよ?」

提督「返す言葉もない…」

榛名「い、いえ!これは榛名がーー」

提督「よせ。」

雷「…無事だったから良かったわ。…二人とも、ご飯?」

提督「…ああ、頼む。」

榛名「…お願いします…」

442: 2015/03/20(金) 00:25:23.29 ID:QwJHWTQAO
………
……



ドドドドドド

提督「…来たか。」もぐもぐ

足柄「こんばんは、て・い・と・く?と榛名〜?」

榛名「ヒッ…ごめんなさい…」

足柄「あんたら2人がセットで消えて、私がどれだけ心配したか、わかる?」

提督「…申し訳ない…」

足柄「ほんとに、勘弁してよね。…まさか、二人で懇ろしてたとかじゃあ…」

榛名「ち、違います!////」

443: 2015/03/20(金) 00:25:56.50 ID:QwJHWTQAO
提督「…榛名の訓練を見ていた。」

足柄「…そう。まぁ、無事なら何でも良いわ。あー、心配して損した…」ハァ

提督「…心配をかけたな、足柄。すまない。」

足柄「…本当よ。全く…じゃ、私は無事が確認できたって事で。風呂入ってくるわ。」

提督「お前、飯は…」

足柄「飯は風呂の後に食べる主義なの。それじゃね。」

提督「そうか…すまなかった。」

足柄「…」スタスタ

444: 2015/03/20(金) 00:27:01.24 ID:QwJHWTQAO
執務室


提督「やれやれ…疲れたな…。まぁ、無断でずっと訓練所で榛名を覗いていた俺が悪いんだが…」

提督「しかし、榛名…どうしたものか…黒提督が亡霊のようにつきまとっている…戦わなければならないという強迫観念…厄介だーー」

ジリリリリリン!ジリリリリリン!

提督「…この時間に電話?」

445: 2015/03/20(金) 00:27:33.65 ID:QwJHWTQAO
ガチャ
提督「はい、此方、とある島基地執務室。」

『ああ、提督くん。私だ。』

提督「これは…ご無沙汰しております。」

『少し、マズイことが起こった。』

提督「…と、仰りますと。」

『ついこの間、北で離島攻略があったろう。君の加賀が今居る所だ。』

提督「はい。無傷の勝利と聞いておりますが。」

『敵に艦娘が出たらしい。』

446: 2015/03/20(金) 00:28:16.70 ID:QwJHWTQAO
提督「深海棲艦化した、艦娘…ですか。」

『それがまた、昔に君の考案した爆撃回避軌道を取ってたらしくてね…五十鈴らしいが。大反攻戦で沈んだ。わかるかい。』

提督「私の部下ではありませんでしたので、あまり…」

『そうか…ともかく、近日中に正式な要求が下ると思うが、本部は君を本土に召喚しようとしている。対策会議の参考人としてね。』

提督「本土…ですか…」

『これは、チャンスでもある。君が本土に返り咲く為のね。』

提督「私は返り咲こうなどとは…」

『…まぁ、今日は時間が無いからこれくらいにしておくが。本土に来たら、顔を出しなさい。息子や艦娘達も会いたがっている。』

提督「わかりました。必ず、そちらへお伺いさせていただきます。」

『結構。ではな。』
ブチッ

提督「本土…本土か…」

459: 2015/03/21(土) 12:16:44.53 ID:dGSmV5lW0
提督の部屋


提督「…また本土に…榛名を常設秘書艦とした事が、ここで裏目に出るか。」

提督「1隻、出来れば2隻を、道中の護衛に付けたいが…」

提督「ここで榛名を置いていけば、榛名は自信を喪失するだろう…連れて行くしかない、な。」

提督「あと1人…これは不知火だな。本土で余計な事が露見するのは避けたい。」

提督「…よし、決まりだ。」

460: 2015/03/21(土) 12:18:30.83 ID:dGSmV5lW0
翌日、執務室


提督「よし、不知火以外全員揃っているな。」

一同「はい!」

提督「さて。今回、私は本土に召喚される運びとなった。」

榛名「え…」

鳳翔「…本土?」

足柄「…はぁ?」

隼鷹「…マジ?」

雷「…なぜ?」

提督「それは機密事項だ。…さて、本土へと向かう私の随伴艦には、榛名と不知火を任命する。私の不在時には、代理監督官が派遣される予定だが…」チラッ

隼鷹・足柄「…」

461: 2015/03/21(土) 12:20:06.10 ID:dGSmV5lW0
提督「…頼むから問題を起こさないでくれよ…お前らの為なんだぞ…」

隼鷹・足柄「…」

隼鷹・足柄「…」ニヤリ

提督「…ハァ…雷、鳳翔。頼りにしている。」

雷「…むぅ…私、大丈夫かしら…」

鳳翔「…それよりも、提督は大丈夫、なのですか?」

隼鷹「…そうだよ!なんで急に本土へなんか…アタシら、問題起こしちゃったかな?」

提督「ああ、いや、心配するな。詳しくは言えないが、作戦会議の参考人として向こうに赴くだけだ。」

鳳翔「そう、ですか。」

提督「…よし、では連絡事項はここまで。正式な命令が下るのは数日後となる。その際にまた詳しい説明を行うが、出来るだけ早く伝えておきたかった。慣れない環境になるかもしれないが、よろしく頼む。以上、解散。」

榛名「榛名が…随伴…えへへ。」

462: 2015/03/21(土) 12:22:31.29 ID:dGSmV5lW0
………
……



執務室の外、廊下


一同「失礼します。」
ガチャ

雷「…提督と榛名は執務室に残ったわね。」

鳳翔「…」

足柄「…」

隼鷹「…なんか皆、不満そう?」

足柄「…本土行きたかったわ…」

隼鷹「え?そうなの?」

足柄「本土でなら、提督の監視下であれば外出が出来るのよ。ああああ…甘味に私服にエンターテイメント!榛名と不知火さんが羨ましい…」

463: 2015/03/21(土) 12:24:47.99 ID:dGSmV5lW0
鳳翔「あ、遊びに行ってる訳ではないのですから…」

雷「…そんな事より、私を差し置いて二人を選ぶとは…むぅぅ…」

鳳翔「…(…まぁ、私もお休みいただいてましたからね…)」

隼鷹「アハハ。誰も提督の心配してなくてちょっと笑える。」

足柄「少しはしてるわよ、そりゃね。でもあの人が大丈夫って言ってるんだから大丈夫なんでしょ。信頼の裏返しよ。」

雷「しかし…左遷先から中央に参考人として召喚されるとは…提督って何者なのかしら…」

足柄「さぁ?…まぁ、あたし達とうまくやってるってだけでも、只者じゃない感じはするわね…今更過去なんてどうでもいいって思うけどね。」

鳳翔「…そうですね。」

隼鷹「…アタシはちょっと気になるなー。」

足柄「まぁまぁ。…あ、ちょっと。こっちも作戦会議しましょ。」

隼鷹「?」

足柄「お・み・や・げ。要求するわよ…!」

隼鷹「成る程な!」

鳳翔「もう…提督は遊びに行くんじゃないと何度…」

雷「私はプリンがいいわね!」

鳳翔「雷さん…ナマモノは…」

470: 2015/03/21(土) 21:21:05.31 ID:dGSmV5lW0
執務室、早朝


コンコン
不知火「不知火です。」

提督「入れ。」

ガチャ
不知火「失礼します。」

提督「本土へと向かう事になった。お前と榛名に随伴してもらう。」

不知火「榛名さん、ですか。」

提督「ああ。…心配は残るが、秘書艦を外すわけにはいかん。」

不知火「…いえ、逆に良い機会なのでは?」

提督「…ふむ。」

471: 2015/03/21(土) 21:21:53.76 ID:dGSmV5lW0
不知火「彼女は主張派の工廠で建造され、黒提督の所へと配属されたという事ですから、基礎訓練期間以外で本土には居なかったでしょう。向こうで新しい価値観に出会う可能性も有りますし…それに、彼女が居ます。」

提督「…金剛か。」

不知火「はい。金剛さんでしたら、榛名さんに良い影響を与えてくれるかも知れません。姉妹艦ですし。」

提督「…今、奴は本土に居るのか?」

不知火「確認しておきます。」

提督「頼む。」

472: 2015/03/21(土) 21:22:25.44 ID:dGSmV5lW0
不知火「…して、司令官の呼び出しの理由は一体?」

提督「北でな。大反攻戦で沈んだ艦娘の深海棲艦化が確認されたそうだ。」

不知火「…!誰ですか?」

提督「五十鈴だ。」

不知火「…知らない艦ですね。」

提督「…これまでに、同じ型番の艦娘が同時に二隻存在した事はないが…沈んでしまった艦娘については、再建造が可能である事が確認されているな。成功例はほんの数例しか無いが…」

不知火「はい。」

提督「それでも、莫大な資材をつぎ込んでやっと、記憶も全て失い、戦い方も知らぬ艦が出来ると。」

473: 2015/03/21(土) 21:23:00.72 ID:dGSmV5lW0
不知火「…しかし、これまでに確認されている、深海棲艦化した艦娘については、一隻も再建造が出来ていませんでしたよね。」

提督「…輪廻を信じる訳では無いが…恐らくは、魂、のようなものは一つしか存在できないのだろうな…。」

不知火「…魂。」

提督「氏者の魂に鞭打ち、再び戦わせるなど、あまりに惨いが…この、再建造出来ると言う点こそ、人間が艦娘の命を軽視する大きな理由となっているんだろうな…」

不知火「…司令…」

提督「再建造した艦娘は、何もかもが違う、全く別の艦娘だと言うのに…!」

不知火「…」

474: 2015/03/21(土) 21:23:38.39 ID:dGSmV5lW0
提督「…話が逸れたな。五十鈴は主張派の艦娘では無かったが、艦娘の艦載機の攻撃に対し、私の考案した爆撃回避軌道をとったらしい。それで私を召喚、だと。」

不知火「理解しました。では、不肖、不知火。司令官にお供させて頂きます。」

提督「よろしく頼む。榛名の事もしっかり支えてやってくれ。戦闘は無い筈だから問題無いとは思うが…」

不知火「お任せ下さい。」

478: 2015/03/22(日) 00:13:56.79 ID:zOerqgAl0
数日後、執務室


提督「不知火以外、全員揃ったか。」

一同「はい!」

提督「よし、では…こちらが代理提督だ。私が不在の間、お前たちの監督役となる。くれぐれも失礼の無いように。」

代理「よろしくお願いします。」

一同「はっ!」

479: 2015/03/22(日) 00:16:22.17 ID:zOerqgAl0
………
……



食堂


足柄「…なーんか、代理、気の弱そうな男だったわね。」

隼鷹「なー。ま、見るからに面倒くさそうなのよりはイイけどさっ!」

雷「ちょっと!声が大きいわよ…」

鳳翔「見た目通り、艦娘と衝突なさらない方なら良いのですけれど…」

足柄「そこはなんとかなるでしょ。あたしが我慢したら。榛名も居ないし。」

隼鷹「…まぁ、以前の上司と問題起こしてたの足柄と榛名だったしな…榛名は悪気無かったけど…」

足柄「あん?」

隼鷹「なんでもございませーん。」

480: 2015/03/22(日) 00:17:24.90 ID:zOerqgAl0
足柄「…はぁぁぁぁぁ。そう言われると、あたし代理とやってけるか不安になってきたわ。我慢できるかしら。」

雷「ちょ、しっかりしなさいよ…」

足柄「提督があたしを甘やかすからよ!提督が悪いわ!」

雷「ええ…」

足柄「代理にポロッとタメ口とか出て、喧嘩になったらどうしましょ。」

雷「本当に勘弁して…提督に迷惑がかかるわ…」

隼鷹「アッハッハ!全く、足柄は…あれ?これもしかしてアタシ酒飲めーー」

鳳翔「ませんよ?」

隼鷹「うっす!!」

481: 2015/03/22(日) 00:17:58.20 ID:zOerqgAl0
雷「提督は明日発つのよね。うーん…他の二人も居なくなって…寂しくなるわねー。」

鳳翔「ほんの少しの間ですよ、雷さん。」

雷「そうね…よし、気合い入れていくわよ!」

鳳翔「その意気ですよ。」ニコニコ

足柄「(…提督達に弁当でも作ってやろうかしら。)」

482: 2015/03/22(日) 00:18:30.89 ID:zOerqgAl0
翌日、夜明け、厨房


足柄「な、無い…全然量が無い…!」

足柄「何故沢山あったはずの、余剰食料がこんなに減ってるのかしら…」

足柄「…何とか余りで作るしかないわね…」

………
……


足柄「…何とか出来たけど…量が…全然無いわ…一人分くらいしか無いわね…見た目も悪いし…でも、仕方無いわよね…うーん。」

483: 2015/03/22(日) 00:19:19.37 ID:zOerqgAl0
数時間後、港


提督「…総出で見送りなど、する必要は…」

雷「まぁまぁ!良いじゃないのよ!代理の許可も取ってあるわ!」

鳳翔「隼鷹さんは、哨戒シフト改変で、現在哨戒中ですけどね。」

足柄「そういう事よ。」

提督「…まぁ、ありがたいがな。」

484: 2015/03/22(日) 00:20:10.39 ID:zOerqgAl0
鳳翔「…はい、これ。皆さんにお弁当、お作りしました。」スッ

雷「えっ」

足柄「(…あー…)」

提督「弁当か。それは嬉しいな。」

不知火「不知火達にも…ですか。」

榛名「ありがとうございます!」

雷「ちょ、鳳翔さん…私も作ったんだけど…」スッ

提督「お前達は打ち合わせをしないのか…まぁ、ありがとう。」

不知火・榛名「ありがとうございます!」

足柄「(そりゃー、鳳翔さんと雷ちゃんが合計6人分も弁当作ったら余剰食料も無くなるわよね…それくらい気づきなさいよ、あたし…はぁ)」

485: 2015/03/22(日) 00:20:40.57 ID:zOerqgAl0
雷・鳳翔「…」

雷・鳳翔「…」チラッ

足柄「…何よ〜。あたしは何もないわよ?」

雷「あら、足柄さんの持ってる風呂敷、お弁当だと思ってたわ。」

足柄「残念ながら、中身はただのゴミよ…」

提督「何、見送りに来てくれただけで充分嬉しいさ。」

榛名「感激です!」

提督「さて、そろそろ高速艇を整備しないとな…榛名と不知火は工廠で艤装を装備してくれ。打ち合わせ通り、お前たちの護衛で中継地点まで行き、そこから先は軍の高速船で本土へ行く。いくら領海内とは言え、万が一もある。気を抜くなよ。」

486: 2015/03/22(日) 00:22:49.35 ID:zOerqgAl0
不知火・榛名「はい!」

提督「よし、足柄と雷と鳳翔、榛名と不知火の艤装装着を手伝ってやってくれ。私は高速艇を確認した後、一度執務室に戻る。」

足柄「あ、あたしちょっとゴミ捨ててくるわね〜。四人は先に行ってて。」テクテク

提督「…(何故足柄は、ゴミを捨てると言いながら、ゴミ集積所ではなくて浜辺の方へ歩いて行くんだ…?)」

487: 2015/03/22(日) 00:23:20.47 ID:zOerqgAl0
………
……



無人の浜辺


足柄「あーあ。あたし何やってんだか。そりゃー皆、同じ事考えるわよね…」テクテク

足柄「あの二人の料理には勝てないわ…あたしの弁当、残り物の寄せ集めだし…」

足柄「ほんと…ダサい。」

足柄「こうなったら、この弁当、思いっきり沖合いまで投げてやるわ!」スッ

足柄「…と・ん・で・kーー」

ガシッ。
足柄が自分の作った弁当を全力で投げようとしたその時。提督の手が足柄の腕を掴んで止めた。

488: 2015/03/22(日) 00:34:11.72 ID:zOerqgAl0
足柄「…居たのね。」

提督「部下が自称ゴミを不法投棄しようとしてたんでな…」

足柄「…ゴミよ。」

提督「ゴミなら俺が回収しておこう。小さいしな。」ゴソゴソ

足柄「…もう、2つも貰ってんじゃないの。…それに、それ一応3人分なんだけど。」

提督「ふむ。なら榛名と不知火には秘密だな。」

足柄「…馬鹿じゃないのかしら。」

提督「悪いな。俺は大食らいなんだ。…ありがとう。」

そう上機嫌で言いながら、提督は足柄の頭にポン、と手を載せ、ワシャワシャと髪を揉んだ。

489: 2015/03/22(日) 00:34:50.19 ID:zOerqgAl0
足柄「ーッ…」

提督「じゃあ、私は執務室に向かう。またな。」

足柄「…早い所帰って来なさいよ。」

提督「なんだ、寂しいのか?」

足柄「は、はぁ?!」

提督は振り向かず、笑いながら手をヒラヒラさせて去っていった。

足柄「…ああもう!ほんと、調子狂うわ、あの人…」

足柄は無意識に手で口元を覆っていた。それは、少し染まった頬を隠す為だろうか。

496: 2015/03/22(日) 12:29:07.40 ID:zOerqgAl0
島の沖合、高速艇


提督「やっと出発出来たな…ああ、まずいことをしてしまった気がする…しかし、わかっていて捨てさせる訳にも…」

不知火『こちら不知火、高速艇の両舷に艦娘の配置が完了しました。』

提督「了解。引き続き警戒に当たってくれ。」

不知火『了解。』

提督「さて、このまま北西に進み、一先ずは南方物資集積島で降り、そこから軍の大型高速輸送船に乗って本土だ。」

提督「…気が重いな…」

497: 2015/03/22(日) 12:29:49.60 ID:zOerqgAl0
物資集積島


提督「着いたか。」

榛名「お疲れ様です、提督。」

提督「ああ、護衛ご苦労。お前たちは艤装を装備したまま、3番ドックへ向かってくれ。そこで停留している高速輸送船内に、艤装収容設備がある。そこでまた会おう。」

不知火「了解です。行きましょう、榛名さん。」


………
……



高速輸送船内


提督「無事収容出来たようだな。」

榛名「はい!」

不知火「問題ありませんでした。」

提督「輸送船の出航出来る条件は、領海内では最低2名の艦娘の同行だからな。これで本土へ行ける。」

榛名「それにしても大きな船ですね…きちんとした艤装収容設備があってビックリしました。」

提督「今の時代は艦娘が居ないと安心して海に出れないからな。」

榛名「先程の高速艇では、本土までは難しいのですか?」

提督「高速艇は小型の水雷艇を武装解除して、エンジンを増設しただけだからな…一人で操縦出来る分、安定性、航続性に欠ける。」

榛名「成る程…」

提督「もうすぐ船が出るが…出航してからは、出撃要請には直ぐに答えねばならない。緩み切らないようにな。」

榛名「はい!」

498: 2015/03/22(日) 12:30:32.85 ID:zOerqgAl0
………
……



出航から数時間後、真夜中


提督「…本土か…」

不知火「甲板にいらしたのですか。」

提督「…船内は…な。」

不知火「風邪をひきますよ。」

提督「…ああ。」

不知火「…金剛さん、今の時期はちょうど艤装の整備関係で、本土にいらっしゃるそうです。」

提督「…そうか。それは良かった。榛名を彼女に任せるか…」

不知火「あと、加賀さんと…川内さんも。」

提督「…そうか。加賀は北の所に居たからな…。川内は…弱ったな…夜戦隊が居るのか。」ハァ

不知火「…」

提督「…実は、金剛は…少し、苦手だ…」

不知火「!そうだったのですか。」

提督「嫌いではないんだが…少しな…困る。」

不知火「…とっても慕われてますよね…」

提督「…困る。」

499: 2015/03/22(日) 12:31:23.44 ID:zOerqgAl0
不知火「…私や加賀さんは、苦手ですか?」

提督「…お前達は別だろう。」

不知火「…私は?」

提督「…何が言いたい。」

不知火「…私を側に置き、加賀さんを遠ざける、理由は…それは私がッ!」

提督「…」

不知火「…いえ…失言でした…忘れて下さい…失礼します…」フラフラ

提督「…」


船内、艦娘用部屋


ガチャ、バタン
不知火「…」ボロボロ

榛名「不知火さん、おかえりーー不知火さん?!どうして泣いてるんですか?!」

不知火「うう…ぐすっエグッ」

不知火「加賀さんが…羨ましい…!私の気持ちなんて何も知らずにッ…!うううう…」ボロボロ

榛名「し、不知火さん?大丈夫ですか?て、提督を呼んできますーー」

不知火「やめて!」ガシッ

榛名「っ」

不知火「良いの…」ぐすっ

榛名「…わかり、ました…」

不知火「…」しくしく

榛名「…(…提督、真夜中に何やったんですか…)」

提督「…さて、と」【6】

500: 2015/03/22(日) 12:32:13.24 ID:zOerqgAl0
ここまで
次から本土



引用: 【艦これ】提督「…さて、と」