689: 2018/03/06(火) 22:56:46.99 ID:nkn1mx640


前回:本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「ラーメン編5」
最初から:本田未央「プロデューサーとのごはん」

――駅

P「未央」

未央「えっ、あ――プロデューサー? 迎えに来てくれた、んだ」

P「ちょうど近くまで来てたからな。それと、お疲れ様。一段落だな」

未央「うん。まだ終わったわけじゃないけど……たぶん、大丈夫。だと、思う」

P「それは良かった。しかし、べつにまだ休みでもよかったんだが」

未央「ううん。私も久しぶりにみんなの顔を見たかったしね。身体もなまっちゃいけないし? しぶりんとかもそうでしょ?」

P「まあ、そうなんだが……凛はもう身体を動かしたくてうずうずしてる、って感じだったからなぁ」

未央「しぶりんが? それは見たかったかも」

P「見るからに『動かしたいー!』って感じだったからな。正直かわいかった」

未央「私は?」

P「かわいいって言われたいのか?」

未央「そうそう。あと、頑張ったご褒美とか欲しいなー、って」

P「……寄り道、するか?」

未央「するするー! いやー、プロデューサーくんは未央ちゃんのことがわかってますなー」

P「そんだけわかりやすいアピールされたらな。で、どこに行く?」

未央「んー……さすがにそこまで時間はかけられないよね。なら、そんなに時間はかからないような……あ」

P「どうした?」

未央「あそこ、行かない?」

P「あそこ? って……ああ。確かに、ちょうどいいか。ご褒美には安いかもしれないが」

未央「そう思うなら、ご褒美は後で追加してくれても構いませんよ? 私としては大歓迎ー」

P「考えとくよ。とりあえず、入ろう」

未央「はーい」
figma アイドルマスター シンデレラガールズ 本田未央 ジャージver.(GOODSMILE ONLINE SHOP限定)
690: 2018/03/06(火) 22:57:15.02 ID:nkn1mx640

――店の中

未央「うーん……どうしよっかなー」

P「俺はここの飲茶とか結構好きなんだよな」

未央「お、そうするの? ドーナツじゃなく?」

P「でも、そんな時間もかけられないって言っててそれはな……」

未央「私はべつにいいよ? そもそも、ここにした時点で時間はあんまりかからない方だと思うし」

P「ただ、ドーナツが食べたいという気持ちもある」

未央「あー……じゃあ、どっちも、とか? 私も飲茶、ちょっと食べたいし」

P「なら、それでいくか」

未央「うん。けってーい。それで、ドーナツはどうするの?」

P「んー……チョコファッションで」

未央「それじゃ、私は……ゴールデンチョコレートで! なんか縁起良さそうだし!」

P「ゴールデンだから? ……飲茶は点心でいいか?」

未央「お、意外なところで来たね。もっとわけやすいので来ると思ってた。いや、三つに最初からわけられてるけど」

P「他のはさすがに重い気がしてな……あと純粋に食べたい気分だったから」

未央「食べたい気分なら仕方ないですなー」

P「うん。仕方ない。ってことで、注文しとくか。未央は席とっといてくれ」

未央「はーい。あ、飲み物はカフェオレでよろしく」

P「はいよ」

691: 2018/03/06(火) 22:59:22.84 ID:nkn1mx640

――

未央「はい、おかえりー」

P「ただいま。って、なんか違わないか?」

未央「違わない違わない。それじゃ、早速ドーナツをいただこっかなー。あ、はんぶんこ、する?」

P「チョコファッション、めちゃくちゃ半分にしにくいんだが」

未央「チョコ部分とチョコじゃない部分で?」

P「それなら簡単だけど嫌だろ……まあ、一回割ってみるか」

未央「うんうん。やってみてやってみて」

P「ん……お、意外といけた」

未央「まあ、半分じゃなくて四等分だけど?」

P「そっちのが簡単だからな。それに、同じことだろ?」

未央「同じことだねー。それじゃ、私のゴールデンなチョコレートを半分差し上げましょー」

P「ありがたき幸せ。って言っても、まずは自分のから食べるんだが」

未央「私もー。いただきまーす」パクッ

P「いただきます」

未央「……うん。やっぱりおいしいね。ドーナツ。この黄色いのがおいしい。この……パフみたいな……なに?」

P「粒?」

未央「そのまんまだね」

P「でも、それ以外どう表現すればいいのかわからないからな。正式名称あるんだろうか」

未央「どうだろ? とにかく、この黄色いカリカリがおいしいんだよね」

P「甘くて楽しい食感だよな」

未央「そうそう。子どもの頃とか大好きだったなー……今でも好きだけど」

P「俺もそうだったな。なんか『ゴールデン』ってのに惹かれた想い出がある」

未央「その気持ちはわからないなー。男の子だからかな? ウチの兄弟もそうだったかも」

P「かもな。それと比べると、チョコファッションとか、オールドファッション系のは『オトナ』って印象があった」

未央「あー、ちょっとわかる。なんか、子どもの頃は手を出しにくかったかも」

P「やわらかくないし、甘そうでもないからな。今となってはどんな見方だよって思うが」

未央「子どもの頃の純粋さを失ってしまった、ってことだね……」

P「純粋さ関係あるか?」

未央「あるある。未央ちゃん調べ」

P「それは説得力あるな」

未央「でしょ? 他にプロデューサーくんは未央ちゃんにメロメロー、なんて調査結果もあったり」

P「はいはい。それで、未央は点心、どれが食べたい?」

未央「スルーされたー。エビでお願いします」

P「ん。じゃあ俺が小籠包もらって……肉まんなら半分に割れるか?」

未央「割れそうだね。不器用なプロデューサーくんには難しいかなー?」

P「……お願いします」

未央「うむ。器用な未央ちゃんが綺麗に割ってあげましょ……あ」

P「……」

692: 2018/03/06(火) 23:01:46.58 ID:nkn1mx640
未央「ま、まあ、口に入れればいっしょ……だし?」

P「さすが器用な未央さま」

未央「むぅ。悪かったってー」

P「って言っても、俺がやったらもっとひどい結果になってたような気もするしな。ありがとう、未央」

未央「……どういたしまして」

P「それじゃあ、もらうな。……うん、やっぱりうまいな。こうやってほんの少し食べるのがいいんだよな」

未央「ちょうどいい量?」

P「食べてる間はもっと欲しくなるんだけど、それがまたちょうどいいんだよな」

未央「もっと食べたーいって思える間に終わるのがいちばん幸せって言うしねー。それじゃ、私もエビのを一口……うん、おいしい。ぷりぷりしてて、やっぱり好き」

P「……なんか、エビ食べたくなってきたな」

未央「食べに行く?」

P「諸々終わってから、予定が合えば。しかし、ピンポイントでエビって言うと……何がある?」

未央「んー……エビフライとか、エビチリとか?」

P「あとは……寿司とかでもあるか」

未央「ん! お寿司! 合格祝いに?」

P「……あんまり高くないところでお願いします」

未央「お、いいの? 言ってみただけだったんだけど」

P「問題、ない……と、思う。たぶん。街場寿司って感じのところなら、まあ……」

未央「回らないお寿司?」

P「とは言っても、回転寿司でもそこそこの値段する店も多いからな。金額的にはそう変わらないかもしれない」

未央「そうなんだ。なんか、回らないお寿司ってもっとお高い印象があったかも。でも、お寿司はもともと庶民のもの……だっけ?」

P「よく言われる話だな。とにかく、未央が金のことを心配する必要はないってことだ。それより心配することもあるだろうからな」

未央「うぐっ……わ、忘れたわけじゃありませんよ? 気が早いかもー、とは思ったけど、今から『合格祝い』って言ってた方が、なんか、気が楽じゃないですか」

693: 2018/03/06(火) 23:03:04.91 ID:nkn1mx640
P「それはそうかもしれないが……まあ、俺もそこまで心配しているわけじゃないけどな。後期の方は前期の合格発表の後、だったか?」

未央「そうだね。たぶん、大丈夫だとは思うんだけど……何が起こるかわからないし、それまでは勉強しとかないとねー」

P「それはまあ、な。……この、発表までの間がいちばんキツいんだよな。合格すればいいとは言ってもまだ試験は残ってる。勉強はしなくちゃいけない。でも、合否がわからない状態だと勉強もなかなか手がつかない。しなくちゃいけないのに集中できない。……俺の時は、そんな感じだったよ」

未央「だからこそ、こうして気分転換に来ているわけですよ。誰かと話してると、安心するから」

P「役に立てているなら光栄です」

未央「うむ。そなたは非常に我が役に立っておるぞよ。……ほんとうに、ありがとね、プロデューサー」

P「まあ、話しているだけなんだけどな。他に何かしてほしいこととかあるか?」

未央「なんでもいいの?」

P「ものによる」

未央「えー」

P「えー、じゃない。……まあ、できることならな」

694: 2018/03/06(火) 23:03:31.28 ID:nkn1mx640
未央「お、それじゃあ……そう言えば、まだ言ってもらってないことがあったね」

P「ん? なんか、あったか?」

未央「ほら。しぶりんの話、してるとき。私に言ってないこと、あったでしょ?」

P「凛の話? ……あー」

未央「わかった? それじゃあ、それを言ってほしいなー?」

P「……改めて言うってなると、なんか、アレだな。恥ずかしい」

未央「でも、できることでしょ? ほらほら。言ってくれたら、私、もっと頑張れると思うんだけどなー」

P「……わかった。言うよ。言いますよ」

未央「うん。言って言って?」

P「……かわいい」

未央「誰が?」

P「……未央が」

未央「じゃあ、続けて言って?」

P「……遊んでるだろ」

未央「もちろん。普段はさらっと言うこともあるのに、改めて言うとなると恥ずかしがってるプロデューサーくん」

P「説明するのやめてくれ」

未央「それで? まだ続けては聞いてないなー」

P「……未央は、かわいいよ」

未央「そう言うプロデューサーも、かわいいよ♪」

P「かわいいはやめてくれ」

未央「じゃあ、かっこいい?」

P「疑問形か」

695: 2018/03/06(火) 23:04:03.61 ID:nkn1mx640
未央「んー……プロデューサーが言われたいって言うなら、言ってもいいけど?」

P「……」

未央「……えへへ。まったくもう、プロデューサーくんは素直じゃないですなー」

P「ノーコメントで」

未央「そっかー。そっかそっか。……ね、プロデューサー」

P「……なんだ?」

未央「……やっぱり、なんでもない」

P「そうか」

未央「うん」

P「それじゃ、そろそろ出るか。近いとは言っても、さすがにな」

未央「だね。事務所まで、手でも繋ぐ?」

P「遠慮しとく」

未央「そっか。……えへへ」

P「……どうして笑ってるのかわからないんだが」

未央「そう? ……ふーん」

P「……なんだよ」

未央「んー? ……なんでもなーい」

P「……そうか」

未央「うん。そうなのです」

P「……帰るか」

未央「うんっ。いっしょに、ね」



本田未央「プロデューサーとのごはん」モバP「寿司編」
696: 2018/03/06(火) 23:08:56.13 ID:nkn1mx640
これにて今回は終了です。
めちゃくちゃ久しぶりです。お久しぶりです。
「験担ぎ的な意味でカツとか……いや、でも、最近インフルエンザ流行ってるしな……それにカツとか重いもの食べさせるのも……あ、言ってる間にもう二月……バレンタインデーとか……いや、まさにって時期に人が多いところに行かせるのはどうなのか……あ、そうだ、それなら今まで書いてこなかったけど設定としてはある去年とか一昨年のバレンタインデーを書けば……あっ、バレンタインデー終わってしまった……それじゃあ……」
みたいな感じで迷いまくって全然書けませんでした。ちょこっと書いた状態で「時期的になー」と思って没になった残骸が結構あったりします。そんな言い訳とは関係なく純粋にめちゃくちゃ遅かったというだけではありますが。……すみません。

ここまで読んで下さってありがとうございました。

引用: 本田未央「プロデューサーとのごはん」 その2