195: 2015/02/28(土) 21:02:37.89 ID:RV/3EaRxo
提督(ふぅ、デスクワークもこれで一段落だな…)

ガチャ

夕立「帰ってきたっぽい!」

時雨「ただいま提督」

提督「おかえり、遠征はどうだった?」

夕立「ぶいっぽい!」ピース

時雨「無事成功だよ」

提督「お、さすがだな」

夕立「というわけで夕立を褒めて褒めてー!ご褒美っぽい!」ギュッ
劇場版 艦これ

196: 2015/02/28(土) 21:03:08.09 ID:RV/3EaRxo
提督「お~よしよし、安心しろたくさん褒めてやる。ほれほれ~」ナデナデ

夕立「んふふ~」

時雨「夕立、提督は執務中なんだから、邪魔しちゃ悪いよ」

提督「大丈夫だぞ時雨、よくできた愛娘にはちゃんと褒めてやるのが俺の教育方針だ」

時雨「ま、愛娘?」

提督「そうだ、俺はお前らの事を自分の娘のように思っているからな!」グッ

提督「お前らも俺の事を父親のように思ってもいいんだぞ!」

197: 2015/02/28(土) 21:03:53.45 ID:RV/3EaRxo
夕立「…父親」

夕立「…パパ!」

提督「っ」ドキッ

提督「そうだ、そうだぞ夕立!パパだぞ!」

夕立「パパ♪」ダキッ

提督「娘よ!」ダキッ

時雨「子供のように、か…ふふ、素敵だね」ズキッ

時雨「…あれ?」

時雨「…」ズキッ

夕立「パッパア♪」ダキッ

提督「むっすめぇ♪」ダキッ

時雨(…なんだろう、この、もやもや…)

198: 2015/02/28(土) 21:05:34.21 ID:RV/3EaRxo
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

<甘味処間宮>

時雨「…」ボーッ

間宮「はい、特製あんみつ」

時雨「あ、ああ…ありがとう、間宮さん」

間宮「どうしたの時雨さん、なんだかボーッとして」

時雨「いや、なんでもないよ、気にしないでくれ」

間宮「そう言われると、なんだか気になっちゃうな」

時雨「本当に気にしないでよ、僕だって、なにがなんだかよくわかっていないんだ」

間宮「よくわからない?」

199: 2015/02/28(土) 21:07:00.94 ID:RV/3EaRxo
時雨「…うん、さっきから心の中に変な、なんだろう…もやもやしたものが出てくるんだ」

時雨「そのもやもやが、少しだけ僕の心をズキズキとさせる…」

時雨「気にしない程度の痛みなんだけど、気になってしまう。そんな、変な、よくわからない感情が僕の心に纏わりついてる」

時雨「だから、よくわからないんだ」

間宮「なるほどね…」

間宮「だったら、まずそのもやもやの正体を一緒に考えましょ」

時雨「え、でもどうやって…」

間宮「そうね、まずそのもやもやがどういうときに出てきたのかを思い出して」

時雨「どういうときに?」

200: 2015/02/28(土) 21:07:59.43 ID:RV/3EaRxo
間宮「ええ、そのもやもやが出てきたときに聞いた言葉や、見たもの、触れたもの…」

間宮「その時のなにかがきっかけになって、そのもやもやが出てきたんだわ、きっと」

時雨「その時、聞いた言葉…」

提督『そうだ、俺はお前らの事を自分の娘のように思っているからな!』グッ

提督『お前らも俺の事を父親のように思ってもいいんだぞ!』

時雨(そうだ、あの時に言った提督の言葉…あれを聞いてからだ)

201: 2015/02/28(土) 21:09:47.17 ID:RV/3EaRxo
間宮「なにか、わかったみたいね」

時雨「きっかけはわかったよ、だけどその後どうすれば」

間宮「ん~…じゃあ、きっかけになったことを頼りに、試してみるってのはどう?」

時雨「試しみてる?」

間宮「そう、例えばきっかけが、誰かと話しているときだったらその誰かと話してみる。何かに触れたときだったら、またその何かに触れてみる」

間宮「それを何度かしているうちに、そのもやもやの正体が掴めるんじゃないかしら」

時雨「…なるほど、物は試しってことだね」

間宮「まあ、そういうことかしら」

時雨(…まあこのままにしておくのもなんだか気持ちが悪いし、やってみて損はないかな)

時雨(…あれ?でもこの場合、試すって何をすればいいんだろう?)

202: 2015/02/28(土) 21:10:20.64 ID:RV/3EaRxo
。。。。。。。。。。。。。。。

<指令室>

提督(夕立に"パパ"って呼ばれるの、かなりやばいな、可愛い。本当に養いたい)

提督(他に"パパ"が似合う娘って誰だろう…)

トントン

提督「いいぞ、入れ」

時雨「失礼します」

提督「時雨か…」

提督「…」ジー

提督(時雨は"パパ"より"父さん"が似合うな)

203: 2015/02/28(土) 21:14:13.76 ID:RV/3EaRxo
時雨「な、なんだいじっとみて…」

提督「いや、なんでもない。それより何か用事か?」

時雨「いや、ちょっとお願い事があってね、聞いてくれるかい?」

提督「ふむ、まあさっきの遠征成功の時、時雨には何もしてやれなかったしな。良いぞ」

時雨「ありがとう提督、じゃあさ、その…」

時雨「提督は、僕たちの事を実の娘のように思っているといったね」ズキッ

提督「ああ、そうだぞ」

時雨「だったら、僕も提督の事を、実の父親のように思ってもいいということだね」

提督「そういうことになるな」

時雨「だったら、提督…」

時雨「…」

時雨(試す…多分こういうことでいいんだよね)

時雨「提督…」

時雨「君に、娘のように、甘えてもいいということだね?」

204: 2015/02/28(土) 21:21:00.23 ID:RV/3EaRxo
。。。。。。。。。。

時雨「うん、他の娘が提督の膝に座っているのは、見たことがあるけど」

時雨「実際に座ってみると、案外落ち着くものだね」

提督「俺は正直意外だったぞ、お前はこういうこと頼んでくるやつじゃないと思ってたから」

時雨「なんとなくさ、提督が僕の事を実の娘のようだと言ってくれたとき」

時雨「こうして甘えてみたいと思ったのさ」

提督「そうか、それならこれからは、いつでも甘えていいぞ」

時雨「…ねえ、提督」

提督「なんだ?」

時雨「その…もっと、甘えてもいいかい?」

205: 2015/02/28(土) 21:23:18.98 ID:RV/3EaRxo
提督「ああ、いいが…なにをするんだ?」

時雨「簡単さ、そのまま僕の事を抱きしめてほしい」

提督「ん?ああ、あすなろ抱きか」

時雨「ああ、いいだろう?」

提督「そうだな、満足するまで甘えさせてやるよ」ギュ

時雨「っ」ドキッ

時雨「…」

時雨(ああ、心地よい、安心する…)

提督「それにしても、意外と甘えん坊なんだな時雨は」

時雨「…」

提督「これからも、俺の事を父親だと思って、甘えてもいいんだぞ」

時雨「…!」ズキッ

206: 2015/02/28(土) 21:23:48.05 ID:RV/3EaRxo
時雨「違う…」

提督「時雨?」

時雨「違うんだ、やっぱり、違うんだ」

時雨「やっとわかった、このもやもやの正体を」

時雨「本当に望んでいることを」

提督「望んでいる、こと?」

207: 2015/02/28(土) 21:24:22.77 ID:RV/3EaRxo
時雨「僕は、君に、実の娘のように思ってほしくない」

時雨「僕は、君と、もっと近しい関係になりたいんだ」

時雨「そう思っていたんだ、だからずっとズキズキとした痛みが、僕の心に纏わりついた」

時雨「君に、実の娘のようだと、言われた時から」

時雨「でも違う、僕は君に、そう思ってほしくない」

時雨「僕は、君の娘ではない、もっと、もっと近しい関係に…」

提督「時雨、それって…」

時雨「ねえ提督、お願いがあるんだ」

時雨「提督の事…これから…」

提督「駄目だ、駄目だしぐ…」

208: 2015/02/28(土) 21:30:58.19 ID:RV/3EaRxo


時雨「お兄さんって呼んでいいかい?」


209: 2015/02/28(土) 21:31:26.12 ID:RV/3EaRxo
提督「…」

提督「はい?」

210: 2015/02/28(土) 21:32:10.28 ID:RV/3EaRxo
時雨「ずっと憧れていたんだ、兄という存在にね」

時雨「僕らには姉妹はいれど、兄弟はいないからね」

時雨「僕にもし、兄が、弟がいたらどうなのかな~って、ずっと思ってた、憧れていたんだ」

時雨「だから、提督、僕の事、実の娘ではなくて」

時雨「実の妹のように、思ってくれないかい?」

提督「…」

提督「そっちか~」ホッ

時雨「どうしたんだい?」ソッチ?

211: 2015/02/28(土) 21:32:58.35 ID:RV/3EaRxo
提督「いや、なんでもない。なんでもないんだ時雨俺の勘違いさ」

時雨「そうか、でも勘違いなんてよくある事だよ、気にしないでくれ」

提督「ああ、そうだな…」

時雨「で、どうなんだい?僕の事を妹のように思ってくれるのかい?」

時雨「…僕の、お兄さんになってくれるのかい?」

提督「!」ドキッ

提督「あ、ああいいぞ!今日から俺はお前のお兄さんだ!」ギュッ

時雨「ふふ、ああうん、いいねこれは」ギュッ

時雨「これからよろしくね、お兄さん…」

212: 2015/02/28(土) 21:33:32.70 ID:RV/3EaRxo
。。。。。。。。。。。。。

瑞鳳「倉庫の点検終わりました~」ガチャ

提督「…ああそうか、お疲れ様」ボーッ

瑞鳳(なんか提督が黄昏てる…)

瑞鳳「どうしたの提督?なにかあったの?」

提督「…瑞鳳」

瑞鳳「ん?」

213: 2015/02/28(土) 21:33:59.88 ID:RV/3EaRxo
提督「駆逐艦って、実の娘のように思うのもいいけど」

提督「実の妹のように思うのも、悪くないんだな」

瑞鳳「…」

瑞鳳「…え」ヒキッ

214: 2015/02/28(土) 21:34:43.13 ID:RV/3EaRxo
提督「お兄さん…なんて甘美な響きなんだ…」

瑞鳳「」

瑞鳳「…そ、そう」ヒキッ

提督「まったく…」

提督「駆逐艦は最高だぜ!!!」

215: 2015/02/28(土) 21:37:13.30 ID:RV/3EaRxo
白露型全員妹にして~

じゃあの

引用: 瑞鳳「あすなろ抱き?」