214: 2013/02/08(金) 22:22:46.88 ID:mWS3TN2Vo
<ほむ杏×雪>
――――――――――――雪の日
ほむら「…ふぁ…」アクビー
「ん…」
ほむら「…」
ほむら「…う…」ブルッ
「寒い…」
ほむら「…今日は雪ね」
「通りで冷えると思ったわ」
ほむら「…この調子だと」ジィ…
「このまま積もりそうね…」
ほむら「早めに買い物にでも行っておこうかしら…」
――――――――――――雪の日
ほむら「…ふぁ…」アクビー
「ん…」
ほむら「…」
ほむら「…う…」ブルッ
「寒い…」
ほむら「…今日は雪ね」
「通りで冷えると思ったわ」
ほむら「…この調子だと」ジィ…
「このまま積もりそうね…」
ほむら「早めに買い物にでも行っておこうかしら…」
215: 2013/02/08(金) 22:27:20.07 ID:mWS3TN2Vo
ほむら「…」
バサ、バサバサッ…
ほむら「…」
「行ってきます」
―――ガチャン
カツ、カツ、カツ…
ほむら「…はぁ…」
ほむら(…もうすでに塀に雪が積もっているわね)
(この時間から外に出て正解…)
カツカツ…
ほむら(今日買うものだけ買って、早く帰りましょう)
カツカツカツ…
杏子「…ふぅ~…さみぃ」
「っと、ん?」
杏子「あれは…」
バサ、バサバサッ…
ほむら「…」
「行ってきます」
―――ガチャン
カツ、カツ、カツ…
ほむら「…はぁ…」
ほむら(…もうすでに塀に雪が積もっているわね)
(この時間から外に出て正解…)
カツカツ…
ほむら(今日買うものだけ買って、早く帰りましょう)
カツカツカツ…
杏子「…ふぅ~…さみぃ」
「っと、ん?」
杏子「あれは…」
216: 2013/02/08(金) 22:35:15.73 ID:mWS3TN2Vo
ほむら「……」
たったったっ…
ほむら「…?」
杏子「よっ」
ほむら「…あら、杏子」
杏子「こんな雪の昼間っからお出かけか?」
ほむら「雪の昼間だから出かけてるのよ」
「この雪はきっと積もるわ」
杏子「げ…マジかよ」
ほむら「貴女は…パトロールでもしていたの?」
杏子「まぁ、そんなとこだな」
「最近は使い魔退治でグリーフシードが足りなくてさ、魔女でもいねーかなーって探してるわけ」
ほむら「そう」
杏子「目をこらしてみりゃあ意外と使い魔っているもんだな」
「ホントは魔女になるまで待っててもいいんだけどな~」
ほむら「あの子たちが五月蠅いって?」
杏子「そういうこと」
たったったっ…
ほむら「…?」
杏子「よっ」
ほむら「…あら、杏子」
杏子「こんな雪の昼間っからお出かけか?」
ほむら「雪の昼間だから出かけてるのよ」
「この雪はきっと積もるわ」
杏子「げ…マジかよ」
ほむら「貴女は…パトロールでもしていたの?」
杏子「まぁ、そんなとこだな」
「最近は使い魔退治でグリーフシードが足りなくてさ、魔女でもいねーかなーって探してるわけ」
ほむら「そう」
杏子「目をこらしてみりゃあ意外と使い魔っているもんだな」
「ホントは魔女になるまで待っててもいいんだけどな~」
ほむら「あの子たちが五月蠅いって?」
杏子「そういうこと」
217: 2013/02/08(金) 22:42:03.48 ID:mWS3TN2Vo
杏子「ま、アイツらとつるんでると」
「使い魔退治ってのも…人助けってのもわるくねーかなって思っちゃうんだけどな」
ほむら「…貴女がそんなことを言うなんてね」
杏子「何だよ、その言い方」
ほむら「いいえ、別に」
「ただ、他の時間軸の貴女にも聞かせてあげたいと思ったのよ」
杏子「そんなにひどかったのかよ、アタシって」
ほむら「それなりにね」
杏子「ちょっとは否定しろよな…」
杏子「っと、出かけるところ悪かったな」
「アタシはそろそろパトロールにでも戻るとするよ」
ほむら「…」
―――こういう時、貴女ならどう思うかしらね…
ほむら「…」
ほむら「杏子」
「使い魔退治ってのも…人助けってのもわるくねーかなって思っちゃうんだけどな」
ほむら「…貴女がそんなことを言うなんてね」
杏子「何だよ、その言い方」
ほむら「いいえ、別に」
「ただ、他の時間軸の貴女にも聞かせてあげたいと思ったのよ」
杏子「そんなにひどかったのかよ、アタシって」
ほむら「それなりにね」
杏子「ちょっとは否定しろよな…」
杏子「っと、出かけるところ悪かったな」
「アタシはそろそろパトロールにでも戻るとするよ」
ほむら「…」
―――こういう時、貴女ならどう思うかしらね…
ほむら「…」
ほむら「杏子」
218: 2013/02/08(金) 22:51:10.46 ID:mWS3TN2Vo
杏子「あん?」
ほむら「…」
「貴女も買い物に付き合いなさい」
杏子「は?アタシはこれからパトロールに…」
ほむら「パトロールしながらでも、買い物くらいなら付き合えるでしょう?」
杏子「…そりゃそうだけどさ」
ほむら「なら、行きましょう」
杏子「…」
「何買いに行くんだ」
ほむら「食材よ」
杏子「わかった」
ほむら「即答ね…」
「まだごちそうするともなんとも言っていないのだけれど」
杏子「…じゃあ良いや」
ほむら「ごちそうしないとも言ってないわ」
杏子「ややこしいなお前」
ほむら「…」
「貴女も買い物に付き合いなさい」
杏子「は?アタシはこれからパトロールに…」
ほむら「パトロールしながらでも、買い物くらいなら付き合えるでしょう?」
杏子「…そりゃそうだけどさ」
ほむら「なら、行きましょう」
杏子「…」
「何買いに行くんだ」
ほむら「食材よ」
杏子「わかった」
ほむら「即答ね…」
「まだごちそうするともなんとも言っていないのだけれど」
杏子「…じゃあ良いや」
ほむら「ごちそうしないとも言ってないわ」
杏子「ややこしいなお前」
219: 2013/02/08(金) 22:56:14.80 ID:mWS3TN2Vo
――――――――スーパー
ほむら「結局ついてくるのね」
杏子「…」
「んなこと言うならアタシはパトロールに戻るぞ」
ほむら「…今日は何が食べたい?」
杏子「え、作ってくれんの?」
ほむら「食いついたわね」
「…まぁ、買い物に付き合ってくれるのだしね」
杏子「マジかよ!」
「じゃあ…そうだな」
杏子「…ん~~」
「あっ」
杏子「シチューが良い」
ほむら「…シチューね」
「寒いからちょうどいいかもしれないわね」
杏子「じゃあシチューにしようぜ!」
ほむら「わかったわ」
「それじゃあ、シチューの素を買ってきてくれるかしら」
ほむら「結局ついてくるのね」
杏子「…」
「んなこと言うならアタシはパトロールに戻るぞ」
ほむら「…今日は何が食べたい?」
杏子「え、作ってくれんの?」
ほむら「食いついたわね」
「…まぁ、買い物に付き合ってくれるのだしね」
杏子「マジかよ!」
「じゃあ…そうだな」
杏子「…ん~~」
「あっ」
杏子「シチューが良い」
ほむら「…シチューね」
「寒いからちょうどいいかもしれないわね」
杏子「じゃあシチューにしようぜ!」
ほむら「わかったわ」
「それじゃあ、シチューの素を買ってきてくれるかしら」
220: 2013/02/08(金) 23:00:32.89 ID:mWS3TN2Vo
杏子「シチューの素な」
ほむら「えぇ、頼むわね」
杏子「まかせとけっ!」
パタパタパタ…
ほむら「…」
「ふふっ」
――――――――――――――――――――
杏子「くっそ、シチューの素探すの手間取った」
「なんでカレーと同じ列においてねぇんだよ!」
ほむら「…あら、遅かったわね」
「こっちは材料全部集まったわよ」
杏子「それがさ、聞いてくれよほむら」
「カレーとシチューの列が別々っておかしくないか!」
ほむら「そうね」
「さっさと会計済ませるわよ」
杏子「…」
ほむら「えぇ、頼むわね」
杏子「まかせとけっ!」
パタパタパタ…
ほむら「…」
「ふふっ」
――――――――――――――――――――
杏子「くっそ、シチューの素探すの手間取った」
「なんでカレーと同じ列においてねぇんだよ!」
ほむら「…あら、遅かったわね」
「こっちは材料全部集まったわよ」
杏子「それがさ、聞いてくれよほむら」
「カレーとシチューの列が別々っておかしくないか!」
ほむら「そうね」
「さっさと会計済ませるわよ」
杏子「…」
221: 2013/02/08(金) 23:06:45.10 ID:mWS3TN2Vo
――――――――――――――――
ほむら「悪いわね、袋を持ってもらって」
杏子「別に良いよ、これからシチュー作ってもらうんだしさ」
「これくらいなら任せとけって」
ほむら「今日のシチューの分だけじゃないのよ?」
杏子「気にすんなよ!」
ほむら「…」
「…ありがとう」ボソ
杏子「ん?なんか言ったか?」
ほむら「…いいえ、何も言っていないわ」
杏子「お、あっこだよな、ほむらの家」
ほむら「そうよ」
杏子「ほむらの家に来るの久しぶりだな~」
「…って、うぐぁ!!」ズルッ
ズテーン
杏子「いってぇ!!こんの…雪のヤロー!!」
ほむら「何してるのよ…」
ほむら「悪いわね、袋を持ってもらって」
杏子「別に良いよ、これからシチュー作ってもらうんだしさ」
「これくらいなら任せとけって」
ほむら「今日のシチューの分だけじゃないのよ?」
杏子「気にすんなよ!」
ほむら「…」
「…ありがとう」ボソ
杏子「ん?なんか言ったか?」
ほむら「…いいえ、何も言っていないわ」
杏子「お、あっこだよな、ほむらの家」
ほむら「そうよ」
杏子「ほむらの家に来るの久しぶりだな~」
「…って、うぐぁ!!」ズルッ
ズテーン
杏子「いってぇ!!こんの…雪のヤロー!!」
ほむら「何してるのよ…」
222: 2013/02/08(金) 23:10:48.71 ID:mWS3TN2Vo
杏子「く…服つめてぇ」
ほむら「待って、すぐ開けるわ」
ガチャガチャ…
ほむら「入って」
杏子「…お邪魔しまーす」
ほむら「荷物はその辺に置いておいて」
「いまタオルを持ってくるわね」
杏子「…わりぃ」
タム、タム、タム…
杏子「…」
(相変わらず殺風景な部屋)
杏子(なんか…真ん中に置かれてるこたつがシュールだな)
ほむら「…はい、タオル」
「これで濡れたところ拭きなさい」
杏子「おー」
ほむら「待って、すぐ開けるわ」
ガチャガチャ…
ほむら「入って」
杏子「…お邪魔しまーす」
ほむら「荷物はその辺に置いておいて」
「いまタオルを持ってくるわね」
杏子「…わりぃ」
タム、タム、タム…
杏子「…」
(相変わらず殺風景な部屋)
杏子(なんか…真ん中に置かれてるこたつがシュールだな)
ほむら「…はい、タオル」
「これで濡れたところ拭きなさい」
杏子「おー」
223: 2013/02/08(金) 23:15:20.95 ID:mWS3TN2Vo
ほむら「あと、これ」
杏子「ん?何だこれ」
ほむら「ジャージよ。学校のだけれど」
「服、濡れたのでしょう?」
ほむら「それに着替えると良いわ」
杏子「べ、別にそんなことまで良いっての」
ほむら「私が困るのよ」
「ソファが濡れてしまうわ」
杏子「…それもそうか、じゃあ着替える」
「別に、学校のジャージじゃなくても適当なので良いんだけどな」
ほむら「手ごろな服がそれしかなかったのよ」
「濡れた服は、あっちにある洗濯籠に入れておきなさい」
杏子「洗濯までしてくれんのか?」
ほむら「乾燥までするわよ」
杏子「ん?何だこれ」
ほむら「ジャージよ。学校のだけれど」
「服、濡れたのでしょう?」
ほむら「それに着替えると良いわ」
杏子「べ、別にそんなことまで良いっての」
ほむら「私が困るのよ」
「ソファが濡れてしまうわ」
杏子「…それもそうか、じゃあ着替える」
「別に、学校のジャージじゃなくても適当なので良いんだけどな」
ほむら「手ごろな服がそれしかなかったのよ」
「濡れた服は、あっちにある洗濯籠に入れておきなさい」
杏子「洗濯までしてくれんのか?」
ほむら「乾燥までするわよ」
224: 2013/02/08(金) 23:24:15.16 ID:mWS3TN2Vo
杏子「…ジャージぴったりだ」
ほむら「ならよかったわ」
「こたつつけておいたから、入って暖まりなさい」
杏子「んー」モゾ
「…うわ…」
杏子「お…おぉ…!」
「やべぇ、やべぇな!こたつやべぇ!」
ほむら「そうね」
ほむら「…これも好きに食べると良いわ」
杏子「どういうことだオイ」
「ミカンまでセットになってやがるってのか!」
ほむら「まぁ、一応、お客様だから」
「仕方なくよ」
杏子「今回ばかりはその憎まれ口も愛しいぜ!」
「~♪」ミカンムキムキ
ほむら「…」
「ん…」モゾ
ほむら「…」ミカンムキムキ
杏子「んめー」
ほむら「ならよかったわ」
「こたつつけておいたから、入って暖まりなさい」
杏子「んー」モゾ
「…うわ…」
杏子「お…おぉ…!」
「やべぇ、やべぇな!こたつやべぇ!」
ほむら「そうね」
ほむら「…これも好きに食べると良いわ」
杏子「どういうことだオイ」
「ミカンまでセットになってやがるってのか!」
ほむら「まぁ、一応、お客様だから」
「仕方なくよ」
杏子「今回ばかりはその憎まれ口も愛しいぜ!」
「~♪」ミカンムキムキ
ほむら「…」
「ん…」モゾ
ほむら「…」ミカンムキムキ
杏子「んめー」
225: 2013/02/08(金) 23:30:33.76 ID:mWS3TN2Vo
ほむら「…」
「好きに食べて良いと言ったけれど」
ほむら「ちょっと食べすぎじゃない?」
杏子「あ、わりぃ。遠慮してなかった」
ほむら「そういうことで言ったんじゃないわ」
「シチューが食べられなくなると思って」
杏子「…ソウダッタ」
ほむら「…はぁ」
「…」
ほむら「あっ…」
杏子「今度は何だ」
ほむら「牛乳買うの忘れてたわ」
杏子「え?牛乳なんて必要なのか?」
ほむら「シチューは別に水でもいいのだけれど」
「牛乳の方がおいしいわね」
杏子「マジかよ…」
「好きに食べて良いと言ったけれど」
ほむら「ちょっと食べすぎじゃない?」
杏子「あ、わりぃ。遠慮してなかった」
ほむら「そういうことで言ったんじゃないわ」
「シチューが食べられなくなると思って」
杏子「…ソウダッタ」
ほむら「…はぁ」
「…」
ほむら「あっ…」
杏子「今度は何だ」
ほむら「牛乳買うの忘れてたわ」
杏子「え?牛乳なんて必要なのか?」
ほむら「シチューは別に水でもいいのだけれど」
「牛乳の方がおいしいわね」
杏子「マジかよ…」
226: 2013/02/08(金) 23:34:50.93 ID:mWS3TN2Vo
杏子「じゃあほむら買ってきてくれよ」
ほむら「嫌よ」
杏子「何でだよ!」
ほむら「こたつに入ってしまったからよ」
「貴女が行ってきなさい」
杏子「嫌だよ」
「こたつに入っちまったし」
ほむら「今日はシチューじゃなくてもいいのよ」
杏子「なっ!シチューを人質にとるつもりかよ!それは卑怯だぞ!!」
ほむら「なら牛乳を買ってきなさい」
杏子「…く」
「…じゃんけんでどうだ」
ほむら「…しょうがないわね」
杏子「恨みっこなしだからな」
ほむら「のぞむところよ」
「じゃんけん」
ほむら「嫌よ」
杏子「何でだよ!」
ほむら「こたつに入ってしまったからよ」
「貴女が行ってきなさい」
杏子「嫌だよ」
「こたつに入っちまったし」
ほむら「今日はシチューじゃなくてもいいのよ」
杏子「なっ!シチューを人質にとるつもりかよ!それは卑怯だぞ!!」
ほむら「なら牛乳を買ってきなさい」
杏子「…く」
「…じゃんけんでどうだ」
ほむら「…しょうがないわね」
杏子「恨みっこなしだからな」
ほむら「のぞむところよ」
「じゃんけん」
227: 2013/02/08(金) 23:39:27.18 ID:mWS3TN2Vo
――――――――――――――――
杏子「ただいま…」
ほむら「早かったわね」
杏子「…はぁ…はぁ」
「走ってきた」
杏子「これ…牛乳…」
ほむら「お疲れ様」
「これでシチューがおいしくなるわ」
杏子「くそ…手が…つめてぇ…!」モゾ…
杏子「ふぁあああ…あったけぇ…!」
ほむら「…じゃあ、杏子はこたつで休んでなさい」
「そろそろ作り始めるわ」
杏子「…おう」
「アタシの努力を無駄にすんじゃねーぞ…」
ほむら「そんな平和な顔で言われても緊張感のかけらもないわね」
杏子「ただいま…」
ほむら「早かったわね」
杏子「…はぁ…はぁ」
「走ってきた」
杏子「これ…牛乳…」
ほむら「お疲れ様」
「これでシチューがおいしくなるわ」
杏子「くそ…手が…つめてぇ…!」モゾ…
杏子「ふぁあああ…あったけぇ…!」
ほむら「…じゃあ、杏子はこたつで休んでなさい」
「そろそろ作り始めるわ」
杏子「…おう」
「アタシの努力を無駄にすんじゃねーぞ…」
ほむら「そんな平和な顔で言われても緊張感のかけらもないわね」
228: 2013/02/08(金) 23:41:41.85 ID:mWS3TN2Vo
トントントントン…
トントントン…
ジャアー…
杏子「…」
杏子「…ふぅ」
杏子「良い音…」
杏子「…なんか…落ち着くな」
杏子「…んん」
ジュワー…
ジュー…
229: 2013/02/08(金) 23:45:00.87 ID:mWS3TN2Vo
ほむら「…」
ほむら(…一度だけ)
ほむら(一緒に作ったことがあったわね、シチュー)
ほむら(あの時のシチューが、今までで一番おいしかった)
ほむら(あの味が、出せればいいのだけれど)
ほむら「…どうせなら、食べさせてあげたいわね」
ほむら(…一度だけ)
ほむら(一緒に作ったことがあったわね、シチュー)
ほむら(あの時のシチューが、今までで一番おいしかった)
ほむら(あの味が、出せればいいのだけれど)
ほむら「…どうせなら、食べさせてあげたいわね」
230: 2013/02/08(金) 23:48:29.81 ID:mWS3TN2Vo
―――――――――――――
ほむら「杏子、出来たわ」
ほむら「…」
ほむら「杏子?」
タム、タム…
杏子「すぅ…ん」
ほむら「…全く」
ほむら「杏子」ユサユサ
杏子「ん、ん…んぁ…?」
ほむら「シチュー、出来たわよ」
杏子「…」
「…ぉ、マジかっ…」バサ
ほむら「おはよう」
杏子「おはよう…」
「…んぁ、良いにおい…」
ほむら「ほら、ご飯を分けるから来なさい」
ほむら「杏子、出来たわ」
ほむら「…」
ほむら「杏子?」
タム、タム…
杏子「すぅ…ん」
ほむら「…全く」
ほむら「杏子」ユサユサ
杏子「ん、ん…んぁ…?」
ほむら「シチュー、出来たわよ」
杏子「…」
「…ぉ、マジかっ…」バサ
ほむら「おはよう」
杏子「おはよう…」
「…んぁ、良いにおい…」
ほむら「ほら、ご飯を分けるから来なさい」
231: 2013/02/09(土) 00:00:00.37 ID:f8GVigLXo
ほむら「好きなだけ取って」
杏子「…良いのかよ」
ほむら「大目に作ったから良いのよ」
杏子「じゃあ…」
ほむら「…さすがに多すぎないかしら」
杏子「腹減ってんだもん」
「これくらいヨユーだっての」
ほむら「そう…」
杏子「じゃあ…」
杏子「いただきます!」
ほむら「…いただきます」
杏子「はむ…ん…」
「…」
ほむら「…どうかしら」
杏子「…良いのかよ」
ほむら「大目に作ったから良いのよ」
杏子「じゃあ…」
ほむら「…さすがに多すぎないかしら」
杏子「腹減ってんだもん」
「これくらいヨユーだっての」
ほむら「そう…」
杏子「じゃあ…」
杏子「いただきます!」
ほむら「…いただきます」
杏子「はむ…ん…」
「…」
ほむら「…どうかしら」
232: 2013/02/09(土) 00:06:32.82 ID:f8GVigLXo
杏子「…ん…」
杏子「…んめぇ…」
杏子「うめーよ!ほむら!うめぇ!このシチューマジで」
ほむら「そ、そう、わかったから落ち着きなさい」
杏子「お、おー…」
「…それにしても…はむ」
杏子「これ、本当にウマイな」
「なんか特別なのでも入れたのか?」
ほむら「入れてないわ」
「まぁ、言うとするならさっき貴女が買ってきた牛乳ね」
ほむら「でもそれは、パッケージの裏に書いてある材料の一つだから」
「別に味に大きな違いは生まれないと思うわ」
杏子「そ、そうか…アタシが買ってきた牛乳だからうまいのかもな」
ほむら「それは無いわね」
杏子「否定するにもその仕方ってもんがあるだろうが…」
杏子「…んめぇ…」
杏子「うめーよ!ほむら!うめぇ!このシチューマジで」
ほむら「そ、そう、わかったから落ち着きなさい」
杏子「お、おー…」
「…それにしても…はむ」
杏子「これ、本当にウマイな」
「なんか特別なのでも入れたのか?」
ほむら「入れてないわ」
「まぁ、言うとするならさっき貴女が買ってきた牛乳ね」
ほむら「でもそれは、パッケージの裏に書いてある材料の一つだから」
「別に味に大きな違いは生まれないと思うわ」
杏子「そ、そうか…アタシが買ってきた牛乳だからうまいのかもな」
ほむら「それは無いわね」
杏子「否定するにもその仕方ってもんがあるだろうが…」
233: 2013/02/09(土) 00:12:14.83 ID:f8GVigLXo
――――――――――――――――
杏子「ふぅ…腹いっぱい…」
ほむら「ご満足いただけたかしら」
杏子「そりゃすげー満足だって!」
「…あー、これなら毎日食べられるな」
ほむら「そんなに褒めても何も出ないわよ」
杏子「別にそんなことを狙って言ったわけじゃねーっての」
「本当にそう思っただけ」
ほむら「…」
杏子「はー…」
「…っよし!」
杏子「飯食わせてもらったし、そろそろお暇させてもらおうかな」
「長居して迷惑かけるのもあれだし」
ほむら「…」
「待ちなさい」
杏子「あん?」
杏子「ふぅ…腹いっぱい…」
ほむら「ご満足いただけたかしら」
杏子「そりゃすげー満足だって!」
「…あー、これなら毎日食べられるな」
ほむら「そんなに褒めても何も出ないわよ」
杏子「別にそんなことを狙って言ったわけじゃねーっての」
「本当にそう思っただけ」
ほむら「…」
杏子「はー…」
「…っよし!」
杏子「飯食わせてもらったし、そろそろお暇させてもらおうかな」
「長居して迷惑かけるのもあれだし」
ほむら「…」
「待ちなさい」
杏子「あん?」
234: 2013/02/09(土) 00:20:27.33 ID:f8GVigLXo
ほむら「今日は、どこに?」
杏子「あー…そうだな」
「さすがに外じゃ寒いしなー」
杏子「どっかホテルの一室でも借りることにするかね」
ほむら「また、あの子に怒られるわよ」
杏子「…じゃあどうしろってんだよ」
ほむら「…どうせ」
「どうせウチに来たのだから、このまま泊まっていきなさい」
杏子「…いや、わりぃよ」
「わざわざ飯まで作ってもらってさ」
杏子「その上泊まるだなんてよ」
ほむら「寒くもない、怒られもしない、夜道を歩かなくてもいい」
「どの選択肢よりも、明らかに利点のほうが多いと思うのだけれど?」
杏子「夜道って…ガキじゃねぇっての」
「…ん~…」
杏子「…ホントにいいのかよ…」
ほむら「ええ」
杏子「…じゃあ…お言葉に甘えさせてもらうよ」
杏子「あー…そうだな」
「さすがに外じゃ寒いしなー」
杏子「どっかホテルの一室でも借りることにするかね」
ほむら「また、あの子に怒られるわよ」
杏子「…じゃあどうしろってんだよ」
ほむら「…どうせ」
「どうせウチに来たのだから、このまま泊まっていきなさい」
杏子「…いや、わりぃよ」
「わざわざ飯まで作ってもらってさ」
杏子「その上泊まるだなんてよ」
ほむら「寒くもない、怒られもしない、夜道を歩かなくてもいい」
「どの選択肢よりも、明らかに利点のほうが多いと思うのだけれど?」
杏子「夜道って…ガキじゃねぇっての」
「…ん~…」
杏子「…ホントにいいのかよ…」
ほむら「ええ」
杏子「…じゃあ…お言葉に甘えさせてもらうよ」
235: 2013/02/09(土) 00:24:56.90 ID:f8GVigLXo
―――――――――――――――
ほむら「湯加減は大丈夫?」
杏子『おー、すげーいい』
ほむら「ならよかったわ」
「申し訳ないのだけれど、寝る時も同じジャージを着てくれるかしら」
杏子『申し訳ないも何も、むしろありがてーっての』
ほむら「…そう」
杏子『あー…きもちいー』
ほむら「ちゃんと暖まりなさい」
杏子『わーってるってぇー」
ほむら(…今のうちに食器でも洗っておこうかしら)
ほむら「湯加減は大丈夫?」
杏子『おー、すげーいい』
ほむら「ならよかったわ」
「申し訳ないのだけれど、寝る時も同じジャージを着てくれるかしら」
杏子『申し訳ないも何も、むしろありがてーっての』
ほむら「…そう」
杏子『あー…きもちいー』
ほむら「ちゃんと暖まりなさい」
杏子『わーってるってぇー」
ほむら(…今のうちに食器でも洗っておこうかしら)
236: 2013/02/09(土) 00:31:23.59 ID:f8GVigLXo
杏子「…ふぅー…」
(なんか久しぶりかもな…風呂入るのも)
杏子(まぁ、最近は魔女も出なかったし、大した使い魔もいなかったし)
(別に汚れちゃいないから、良いんだけど)
杏子「…」
「ふーん」
杏子(アイツってこんなシャンプー使ってんのか)
(シチューの素はの品買わせたくせに、こっちは高そうだな)
杏子(アイツの髪なげーからなー)
(…意外と気遣ってんのかもな)
杏子(…でも、これ)
(くせ毛用じゃねーか…アイツってくせ毛だっけ?)
杏子(…買い間違えたのか?)
杏子「…」
杏子「ま、いいか」カポーン
(なんか久しぶりかもな…風呂入るのも)
杏子(まぁ、最近は魔女も出なかったし、大した使い魔もいなかったし)
(別に汚れちゃいないから、良いんだけど)
杏子「…」
「ふーん」
杏子(アイツってこんなシャンプー使ってんのか)
(シチューの素はの品買わせたくせに、こっちは高そうだな)
杏子(アイツの髪なげーからなー)
(…意外と気遣ってんのかもな)
杏子(…でも、これ)
(くせ毛用じゃねーか…アイツってくせ毛だっけ?)
杏子(…買い間違えたのか?)
杏子「…」
杏子「ま、いいか」カポーン
237: 2013/02/09(土) 00:35:32.95 ID:f8GVigLXo
杏子「ふーさっぱりした!」
ほむら「タオル置いてあったの分かったかしら」
杏子「あぁ、ありがとな」
ほむら「別に良いわ」
「じゃあ、私も入ってくるわね」
杏子「おー」
「あ、よくわかんなかったから、お湯足さなかったからな」
ほむら「分かったわ」
トタトタトタ…
杏子「…ぁ~」
「ん?」
[ホットミルク、よければ飲んで]
杏子「…ったく」
「やりすぎだっての」
杏子「…ありがたくいただくな、ほむら」
ほむら「タオル置いてあったの分かったかしら」
杏子「あぁ、ありがとな」
ほむら「別に良いわ」
「じゃあ、私も入ってくるわね」
杏子「おー」
「あ、よくわかんなかったから、お湯足さなかったからな」
ほむら「分かったわ」
トタトタトタ…
杏子「…ぁ~」
「ん?」
[ホットミルク、よければ飲んで]
杏子「…ったく」
「やりすぎだっての」
杏子「…ありがたくいただくな、ほむら」
238: 2013/02/09(土) 00:43:02.97 ID:f8GVigLXo
―――――――――――――――――――――
ほむら「電気、消すわよ」
杏子「おう」
ほむら「悪いわね、寝るところが一つしかなくて」
杏子「アタシは別にかまわないけどな」
「どんな風でも寝られる自信あるし」
ほむら「たくましいわね」
杏子「まぁな」
「アンタは良いのかよ」
ほむら「私も別にかまわないわ」
杏子「そーかぃ」
杏子「…」
「なぁ」
ほむら「…何?」
ほむら「電気、消すわよ」
杏子「おう」
ほむら「悪いわね、寝るところが一つしかなくて」
杏子「アタシは別にかまわないけどな」
「どんな風でも寝られる自信あるし」
ほむら「たくましいわね」
杏子「まぁな」
「アンタは良いのかよ」
ほむら「私も別にかまわないわ」
杏子「そーかぃ」
杏子「…」
「なぁ」
ほむら「…何?」
239: 2013/02/09(土) 00:49:20.94 ID:f8GVigLXo
杏子「今日は・・・ありがとな」
「何から何までしてもらっちゃったな」
ほむら「…別に良いのよ」
ほむら「…別の貴女なら、こうはしなかっただろうけれど」
「今の貴女は…仲間なのだから」
ほむら「仲間は、協力し合うものでしょう?」
杏子「…そうだな」
「一人の方が楽だなーって思ってた時期もあったけどさ」
杏子「今日みたいなことがあると、やっぱり一人じゃなくて、よかったなって思うんだ」
ほむら「…そうね」
杏子「…まぁ、魔法少女としては楽じゃねーけど?」
「楽しくはあるしな」
ほむら「楽しい…」
「貴女の口からそんなこと」
杏子「また言うのかよ、ソレ」
ほむら「冗談よ」
「何から何までしてもらっちゃったな」
ほむら「…別に良いのよ」
ほむら「…別の貴女なら、こうはしなかっただろうけれど」
「今の貴女は…仲間なのだから」
ほむら「仲間は、協力し合うものでしょう?」
杏子「…そうだな」
「一人の方が楽だなーって思ってた時期もあったけどさ」
杏子「今日みたいなことがあると、やっぱり一人じゃなくて、よかったなって思うんだ」
ほむら「…そうね」
杏子「…まぁ、魔法少女としては楽じゃねーけど?」
「楽しくはあるしな」
ほむら「楽しい…」
「貴女の口からそんなこと」
杏子「また言うのかよ、ソレ」
ほむら「冗談よ」
240: 2013/02/09(土) 00:54:54.00 ID:f8GVigLXo
杏子「…私さ、ほむらのこと」
「いっつもわけのわかんねー話してるし」
杏子「どこか遠くを見てるような気がしてさ」
「なんか関わりにくいやつだなーって思ってたんだ」
杏子「…」
杏子「でも、さ」
「やっぱり、お前って良い奴だよな」
ほむら「…」
「そんなことないわよ」
杏子「謙遜すんなって」
「お前が仲間で、良かったよ、アタシは」
ほむら「…」
杏子「これからもよろしくな」
ほむら「…えぇ」
「は、はやく寝なさい…」
杏子「…何だよ、ほむら照れてんのかよー」ニヤッ
ほむら「うるさいわね…」
「いっつもわけのわかんねー話してるし」
杏子「どこか遠くを見てるような気がしてさ」
「なんか関わりにくいやつだなーって思ってたんだ」
杏子「…」
杏子「でも、さ」
「やっぱり、お前って良い奴だよな」
ほむら「…」
「そんなことないわよ」
杏子「謙遜すんなって」
「お前が仲間で、良かったよ、アタシは」
ほむら「…」
杏子「これからもよろしくな」
ほむら「…えぇ」
「は、はやく寝なさい…」
杏子「…何だよ、ほむら照れてんのかよー」ニヤッ
ほむら「うるさいわね…」
241: 2013/02/09(土) 01:04:09.16 ID:f8GVigLXo
杏子「…ま、からかうのはこれくらいにしておいて」
「言われたとおりに寝るとすっかー」
ほむら「…そうしなさい…」
「っと、そういえば…明日の朝も食べていくと良いわ」
ほむら「まぁ、あまりもののシチューになってしまうけれど」
杏子「んー…」
「…ま、ほむらがそう言ってくれるならそうすっか!」
杏子「ありがたくいただくとするよ」
ほむら「えぇ、素直にいただいておきなさい」
杏子「へへっ…」
杏子「んじゃ、おやすみ、ほむら」
ほむら「えぇ、おやすみ…」
「…杏子」
ほむら「…」
「…おやすみ」
(終わり)
「言われたとおりに寝るとすっかー」
ほむら「…そうしなさい…」
「っと、そういえば…明日の朝も食べていくと良いわ」
ほむら「まぁ、あまりもののシチューになってしまうけれど」
杏子「んー…」
「…ま、ほむらがそう言ってくれるならそうすっか!」
杏子「ありがたくいただくとするよ」
ほむら「えぇ、素直にいただいておきなさい」
杏子「へへっ…」
杏子「んじゃ、おやすみ、ほむら」
ほむら「えぇ、おやすみ…」
「…杏子」
ほむら「…」
「…おやすみ」
(終わり)
242: 2013/02/09(土) 01:07:53.13 ID:f8GVigLXo
ほむ杏って難しいわ。
次はシチュ「いたずら」で書きます。
ドッグデイズではできないけれど、まぁいろいろと考えてみます。
次はシチュ「いたずら」で書きます。
ドッグデイズではできないけれど、まぁいろいろと考えてみます。
引用: 百合短編SSで全レスする

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