278: 2013/02/12(火) 23:02:09.46 ID:uGmCIsyTo
<るんナギ×テクニシャン>
―――――――――――――――――学校

ナギ「るん、トオル、おはよー」

るん「あ、ナギちゃん!おはよ~」

トオル「…おはよう」フラ

ナギ「ん?」
   「何か今日トオル顔色悪くないか?」

トオル「…別に」

るん「昨日、夜更かししちゃったんだって~」
   「トオルにしては珍しいよねぇ~」

ナギ「本当だな」

るん「あれ?そういえばユー子ちゃんは?」

ナギ「あぁ、あいつは…」


ユー子「もう、酷いやんか!ナギぃ!」ゼィゼィ
     「置いてかんといてよ!もう!」

トオル「…鬼頭先生の」

ナギ「そういうこと」
Aチャンネル

279: 2013/02/12(火) 23:09:33.08 ID:uGmCIsyTo
ユー子「…あの先生いつも元気すぎるて…」

るん「本当だよね~」

ナギ「…良い先生なんだけどなー」
   「実家では」

トオル「…」

ユー子「あのあふれ出る元気さを誰かが少しでも抑えてくれればいいんやけどなぁ」

ナギ「ホントホント」
   「そうしたら、もっと生徒からの人気も出るはずなのに」

るん「…!」
   「そっかぁ、そうだよね!」

トオル「!」ハッ

ナギ「なんだよるん、いきなりそっかあ!なんて」

るん「ふふ、元気を抑えるのは先生のためになるんだもんね~」
   「私に任せんむぐ」

トオル「…!」ググ…

ユー子「トオル何しとるん!?るんの口押さえて!」

280: 2013/02/12(火) 23:13:00.18 ID:uGmCIsyTo
トオル「だめ…るんちゃん…!」

ナギ「おいおい、何がダメなんだよ」

トオル「だめなものは…だめ…!」


るん「ぷはー…もー、びっくりしたよ、トオル」

トオル「…だめ、るんちゃん…」
    「そういうことをしちゃダメだよ、先生に」

ユー子「そういうこと?」

ナギ「そういうことっていったいなんだよ」

るん「えっとね、つまりセんくむっ」

トオル「…!!…!!!」ググググ

ユー子「ちょ、ちょっと!トオル!」
     「トオルがるんに向ける手とは思えんほどの力を込めとるで!?」



ナギ「…」
   (い、いったい何なんだよ…)

281: 2013/02/12(火) 23:16:17.39 ID:uGmCIsyTo
―――――――――――――――――昼休み

るん「じゃあ私たちお手洗いに行ってくるね~」

トオル「…」

ナギ「おー」

ユー子「行ってらっしゃい」



ナギ「なぁ、ユー子」

ユー子「ん?どしたん?」

ナギ「さっきの事、なんか気にならないか?」

ユー子「さっきのって?」

ナギ「だから、あの、朝の…」
   「るんが何か話そうとするたびに、トオルが口押さえてたろ?」

ユー子「あ、あぁ、そういえばそんなことあったなぁ!」

ナギ「あの時のトオルの顔、珍しく焦ってるというか、何かを恐れてるというか」
   「そんな感じが、見え見えじゃなかったか?」

ユー子「確かになぁ」

282: 2013/02/12(火) 23:21:23.95 ID:uGmCIsyTo
ナギ「…絶対何か隠してるよな」

ユー子「そうかもしれへん」
    「…一体何を隠しとるんやろ」

ナギ「私らにすら知られたくない何かなんだろ?」

ユー子「まぁ、せやろなぁ」
    「…でも、トオルは知っとるみたいやし」

ナギ「後でトオルに聞いてみようか」

ユー子「教えてくれるんやろか…?」

ナギ「まぁ、一かばちかって、奴だろ」

ユー子「…そやな」
    「わからんままやと、きっとすっきりせぇへんもんな」

ナギ「よし、じゃあとりあえず放課後に聞いてみるとしよう」

ユー子「…わかった」


るん「二人ともおまたせ~」

トオル「ただいま」

ナギ「お、戻ってきたか、おかえりー」

283: 2013/02/12(火) 23:23:59.12 ID:uGmCIsyTo
―――――――――――――――放課後

トオル「…」

ナギ「おい、トオル」

トオル「…何?」

ナギ「ちょっと、聞きたいことがあるんだけど」

ユー子「少し良い?」

トオル「…うん」


トオル「で、何を聞きたいの?」

ナギ「いや、あのさぁ…」
   「まぁ、大したことじゃないんだけど」チラ

ユー子「…!」
    「え、えっとなぁ、別に教えたくないんなら、ええんやけどな…」チラ

ナギ「…ぅっ」
   「えーっと…」

トオル「いいから、話してみてよ」

284: 2013/02/12(火) 23:29:16.67 ID:uGmCIsyTo
ナギ「今朝の、ことなんだけど」

トオル「…!」

ユー子「何でトオル、あんなにるんの口をおさえてたんかな思て…」
     「トオルなら、るんに対してああいうことあんまりせぇへんやろ…?」

トオル「…そ、それは」
    「…」

トオル「…い、言えない」

ナギ「…そっか」

ユー子「そんなにしゃべったら、あかんことやの…?」

トオル「…うん」


ナギ「…少しだけでも、いいからさ」


トオル「…」

285: 2013/02/12(火) 23:35:27.21 ID:uGmCIsyTo
トオル「…」
    「分かった、少しだけね」

ユー子「ホンマ?」

トオル「…うん、ほんの少しだけ」

ナギ「ほんの少しだけでも十分だよ」
   「…で、いったい…」

トオル「るんちゃんね」

トオル「…凄いんだ」

ナギ「…はぁ?」

ユー子「すごい?」

トオル「うん」
    「アブナイくらいに」

ナギ「すごくて、危ない」

ユー子「…あのマイペースさが?」

ナギ「あぁ、そういえば前蝶を追っかけて車にひかれそうになったとか言ってたな」

トオル「…違うよ」

286: 2013/02/12(火) 23:42:05.06 ID:uGmCIsyTo
トオル「…技術が、だよ」

ユー子「…技術?」

ナギ「…リンゴの皮むきとか、あの人形…とかか?」

トオル「それはちょっと近いかもね」

トオル「まぁ、でも、とにかく」
    「一度、タガが外れちゃうと」

トオル「るんちゃんは、危ないから」

ナギ「…さっきから、いったい何を」

トオル「るんちゃんが、今朝、鬼頭先生の元気を抑えるって言ってたでしょ」

ユー子「あぁ、うん…そやね」

トオル「たぶん、それは、今話している「技術」を使うつもりだったんだと思う」

ユー子「…よ、ようわからへん」

ナギ「で、でも、トオルはそれをさせないようにした」
   「それはなんでなんだよ」

287: 2013/02/12(火) 23:46:35.36 ID:uGmCIsyTo
ユー子「そ、そや」
    「鬼頭先生の元気が抑えられるんなら、その技術を使ってもええんやないの?」

トオル「…ダメだよ」

トオル「その技術を使うと」

トオル「鬼頭先生は」


トオル「もう、学校には来られないはずだから」


ナギ「えっ…」

ユー子「ひっ…」ゾクゥ


トオル「…はず、なだけで」
    「もしかしたら、鬼頭先生も大丈夫かもしれないけれど」

ナギ「…も、ってことは」
   「ほかに、その技術とやらを使われても大丈夫なヤツがいるってことだよな」

トオル「…」


トオル「うん」
    「私の事だよ」

288: 2013/02/12(火) 23:52:51.17 ID:uGmCIsyTo
ナギ「えっ…そ、そうなのか?」

トオル「私は、るんちゃんの技術に耐えられる」

トオル「…だから、今ここにいるんだよ」

ユー子「…」

ナギ「…お、おい、トオル…大げさじゃないのか、それ」

トオル「…」
    「気を付けてね」

トオル「私がいる間は、るんちゃんは大丈夫だと思うけど」



    「―――二人きりになったら、わからないから」

289: 2013/02/12(火) 23:57:53.09 ID:uGmCIsyTo
―――――――――――ナギ自宅

ナギ「なぁ、ユー子」
   「お前は今日の話、どう思う?」

ユー子『…今日のって、トオルが言ってた話…?』

ナギ「そうそう」
   「その、技術の話とか、それに耐えられてなかったら、トオルが学校に来ていなかったとか」

ナギ「それって、真面目な話だと思うか?」

ユー子『…分からん』
    『その技術ってのが、なんなのかもようわからんし』

ユー子『でも、トオルの話し方、真剣やなかった…?』
    『もとから冗談とか好んで言う子ちゃうし…』

ナギ「…それもそうだよなぁ」
   「トオルがあんな真面目な顔で、嘘をつくなんて…」

ナギ「…なさそうだよなぁ」

ユー子『…もし、本当やとしたら』
    『この話はもうやめにしといたほうがええんとちゃうん…?』

290: 2013/02/13(水) 00:02:57.08 ID:33IB30Cuo
ナギ「それって、もしかしたら」
   「私らが学校に行けなくなっちゃうかもしれないからか?」

ユー子『…うん』

ナギ「…学校に行けなくなるって」
   「さすがにその辺はさ、言い過ぎなんじゃないか」

ナギ「私らを怖がらせようとしたとかさ」

ユー子『そうなんかな…』

ユー子『でもまぁ、話するのがあんまり好ましくなかったみたいやし』
    『これ以上トオルに聞いたりするのはやめよ?』

ナギ「あぁ、それはそうだな」

ユー子『うん…』
    『そんじゃあ、ウチそろそろ…』

ナギ「あ、もうこんな時間か」
   「…そうだな、そろそろ寝た方がいいかも」

ユー子『うん、じゃあ、おやすみ、ナギ』

ナギ「あぁ、おやすみー」


…パタム

291: 2013/02/13(水) 00:06:45.14 ID:33IB30Cuo
ナギ「…っていってもなぁ」

ナギ(なんかまだ、もやもやするよなぁ)

ナギ(これ以上詮索しないほうが、良いんだろうけど)

ナギ(学校に行けなくさせる…かもしれないほどの、技術)

ナギ(…気になっちゃうよなぁ)



ナギ(…)
   (次の休み…)

ナギ(るんを誘って、ちょっと聞きだしてみるか)

ナギ(悪いユー子、抜け駆けさせてもらうよ)



                 (続く)

295: 2013/02/13(水) 22:40:29.67 ID:33IB30Cuo
―――――――――――――休日

ナギ「…」


るん「あっ、ナギちゃーん!お待たせ―」

ナギ「お、るん、来たか」

るん「めずらしいね~、私だけ誘うなんて」

ナギ「ま、たまにはな」

るん「それで、今日は何処に行くの~?」

ナギ「それなんだけどさ、ココの近くで前昼食べたんだけど」
   「それがめちゃくちゃ美味くてさ」

ナギ「だからよかったらそこに行かないか?」

るん「おぉ~!いいですね~」
   「ちょうどお腹空いてたんだ!行こう行こう!」

ナギ「じゃあ決まりだな」

296: 2013/02/13(水) 22:47:59.65 ID:33IB30Cuo
ナギ「お、あったあった」「ここなんだ」

るん「…ここって、喫茶店?」

ナギ「そう、そうなんだけど」
   「ランチメニューがかなり美味くてさ」

るん「そうなんだ~!楽しみ!」

ナギ「…」


るん「ねぇ、何がおいしかったの?」

ナギ「え?ああ、それは、このランチメニューのA」

るん「ナポリタンにパフェ…コーヒーとトーストがついてるんだ」

ナギ「そう。で、ジャムもこの中から選べるんだよ」

るん「おぉ…いろんな種類のがあるね」

ナギ「たしかアプリコットだったかな、うまかったのは」

るん「…何回か来たことあるの?」

なぎ「あ、それは、家族が他のジャム頼んだからさ」
  「それを食べさせてもらっただけ」

ナギ「来たのは今回で2回目だ」

297: 2013/02/13(水) 22:50:53.30 ID:33IB30Cuo
るん「そっかそっかぁ!」

ナギ「あぁ」
   「…じゃあ、注文良いか?」

るん「うん!私ランチメニューのAで、アプリコットにする!」

ナギ「分かった」
   「すいませーん」



――――――――――――――――

るん「…はむ」
   「ん!おいひぃ!これおいひぃよ!」

ナギ「飲み込んでから話せよ」

るん「…ん」
   「おいしいねぇ、本当に」

ナギ「だろ?」
   「ここのベタだけど、病み付きになる味が忘れられなくてさ」

るん「うん!私もう病み付きになっちゃいそうだよ~」

ナギ「気に入ってもらって良かったよ」

298: 2013/02/13(水) 22:53:56.53 ID:33IB30Cuo
るん「はむ」
   「ここおはったぁ、つぃどほいふ?」

ナギ「次どこ行く、か?」

るん「んくっ」
   「せいか~い!」

ナギ「…」
   「それなんだけどさ」

ナギ「今日、るんを呼んだのって」
   「…ちょっと聞きたいことがあったからでさ」

るん「聞きたいこと?」

ナギ「あぁ…まぁ、ちょっと気になるだけだからさ」
   「別に答えたくなかったら答えないでもいいくらいの質問なんだけど」

るん「うんっ、なになに~?」

ナギ「…えーっと、あのさ」

ナギ「前、るんが鬼頭先生の元気を抑えるために」

ナギ「何かしようとしてたよな」

ナギ「あれって、いったい何なんだ?」

299: 2013/02/13(水) 22:57:26.34 ID:33IB30Cuo
――――――――――――――――――――――――――――――――
私が、先日から気になっていたことを

るんに直接質問した

その時、るんを取り巻く空気が変わったことに気付いた。

ほんの少し、ほんの少しだけど、その笑顔の裏に、何か

…何か、恐ろしいものが隠されている気がした。

るん「あぁ、あれねー」

るん「うーん、たいしたことじゃないよ?」

ナギ「そうなのか?」

るん「うん、トオルには結構やってることだし」

ナギ「…ふーん」

そういえばトオル、私は耐えられるとか何とかって言ってたな。

耐えられるとか耐えられないとか、そういうものを

トオルとるんは「結構やってる」って、どういうことなんだろう。

300: 2013/02/13(水) 23:02:02.52 ID:33IB30Cuo
るん「…」

るん「気になる?」

るんは、先ほどの裏のあるような顔ではなく

いつもの純粋な笑顔を向けてきた。

るんとトオルとのひそひそ話が気になった私に、ちょっと悪戯っぽく問いかけるような

そんな感じだ。

ナギ「…まぁ、さっきも言ったけど」
   「ちょっとは、気になるよ」

るん「ふぅん?」

るん「じゃあ、教えてあげよっか?」

ナギ「ほんとか?」

るん「うん、もちろん!」
   「でも、ここではできないことなんだ~」

ナギ「そうなのか?」

るん「できないこともないかもしれないけど、普通ならしないかな?」

なかなか回りくどい言い方だな。るんにしては珍しいような気もする。

301: 2013/02/13(水) 23:07:28.48 ID:33IB30Cuo
るん「と、言うわけで~」
   「私の家に来ない?」

ナギ「え?るんの家?」

家ですることなのか。

…家で、二人きりですること…。

…普通なら、喫茶店ではしないこと…。


この時、少なからず私の中には

何だかヤバイ気がする、という感覚があったのだ。

しかし、それを無視してしまった。


るん「そうだよ~、なんならナギちゃんちでも良いけど」

ナギ「あー…今日ウチはお兄…じゃなくて兄貴がいるんだけど」

るん「なら駄目だね~」
  「やっぱり私の家においでよ!」

ナギ「…あぁ、わかった」
   「お邪魔するよ」

302: 2013/02/13(水) 23:19:32.32 ID:33IB30Cuo
ランチを終えた私は

るんにつれられるがまま、家へと向かった。

るんの家に来るのも久しぶりだな、なんて呑気なことを考えながら

歩を進めていったのだが

さっき感じた裏以上に、妙なことに気が付いた。

るんの言葉数が極端に減ったのだ。

その顔も、笑顔であるのに、いつものような純真さが無い。

…なんというか、少しだけ、恐怖を、いや…狂気を感じた。


いつの間にか、目の前にはるんの家があった。

るん「到着だよ!ナギちゃん、あがってあがって!」

ナギ「あ、あぁ、お邪魔します」

ここまで来たからには引き下がれないよなぁ

と心の中で苦笑いしたが

一方で、そんな大したことじゃないだろうと

たかをくくっていた。

303: 2013/02/13(水) 23:23:56.33 ID:33IB30Cuo
るんの部屋にいざなわれた私は

何も考えずにベッドの縁に座った。

るんも、隣に座った。

ただ、身体はとても近くて、縁に置いた手に、

力を抜いた手の指が重なるくらいには近かった。

ナギ「…」
   「ちょ、ちょっと近くないか」

るん「え?そうかなー?」

あ、なんだ

いつものるんだ。

笑顔と言い、言い方と言い、間違いなく、いつものるん。

さっき感じた狂気も、なかったかのようだ。


と、力を緩めたとき

太ももに、何かが滑り込んでくる感触があった

304: 2013/02/13(水) 23:27:50.25 ID:33IB30Cuo
ナギ「っっぃ…!!」ビクッ

私は、反射的に体をひいた。

その感触の原因を冷静に見てみると

それは間違いなくるんの指だった。

ナギ「な、なにすんだよ!いきなりっ!」

るん「えへへ~、びっくりした?」

笑って、おどけるるん。

このまま、手が離されるかと思ったのだが

ナギ「…っ!こ、こら、やめろって!」

離されるどころか、指は内ももに円を描き始める。

るん「くすぐったい?」

ナギ「くすぐったいに決まってるだろ!」

るん「えへへ、そっか」
   「でも、大丈夫だよ!


323: 2013/02/16(土) 23:15:23.22 ID:f8pPY60ho
――――――――――――2日後、学校

ナギ「トオル、ユー子おはよう」

トオル「あ…ナギ」
    「おはよう」

ユー子「おはようさん」
     「昨日は休んでたけど…具合でも悪かったん?」

ナギ「まぁ、そんなトコ」

トオル「…ダイエットのしすぎじゃないの」

ユー子「無理はあかんて、言うたやん」

ナギ「悪い悪い」
   「…」


「あっ」

ナギ「っ」ビク

るん「ナギちゃん、おはよぉ」

ナギ「…」
   「おはよう、るん」

324: 2013/02/16(土) 23:21:14.33 ID:f8pPY60ho
ユー子「鎌手先生なんて?」

るん「あぁ、うん、このプリントもってって~だって」

ユー子「あ、そうだったん」

トオル「手伝うよ、るんちゃん」

るん「あ、ありがと~トオル!」

ユー子「うちにも分けて?」

るん「ユー子ちゃんもありがとう」


るん「ナギちゃんも、持ってくれる?」

ナギ「…へっ」
   「あ、う、うん…」


ナギに分けられた、プリントの間には

それらとは異なる紙が、挟まっていた。


ナギは、それを抜き取り、ポケットに入れる。


325: 2013/02/16(土) 23:25:51.60 ID:f8pPY60ho
プリントを教室へ持って行ったあと

ナギは一人、トイレへと向かった。

個室に入り、その紙を開く。

そこには、るんの文字で、シンプルにこう書かれていた





『今日、ウチに来る?』





             (終わり)

引用: 百合短編SSで全レスする