380: 2013/02/22(金) 22:31:46.77 ID:s09hxzOmo
<乃莉なず×沙英ヒロ×引き金>

乃莉「…」
   「…ん~」

乃莉「…」
   「んん?」

乃莉(これってどうやってやればいいんだろ)

乃莉(ゆのさん達に聞きに行こっかな)

乃莉「…」
   「…よしっ」

乃莉(これと、これを持って…あぁ、あとあれも…)

乃莉(そういえば選択科目とかも聞きたかったんだった)

乃莉(ちょうどいいや、それも聞いておこっと)

トタトタ…トタン

ガチャンッ

ひだまりスケッチ

381: 2013/02/22(金) 22:38:25.93 ID:s09hxzOmo
タン、タン、タン…

乃莉「ゆのさーん、おじゃましm

ガチャ、ガチャガチャッ

乃莉「…」

乃莉「あれ?ゆのさーん?」


沙英「あれ?乃莉、どうしたの?」

乃莉「あ、沙英さん」
   「勉強、分からないところあったんで、ちょっと聞こうかなって思ったんですけど」

乃莉「ゆのさん、いないみたいで」

沙英「あぁ、そうだったんだ」
   「そういえば、昨日宮子とどこか出かけるって言ってた気がするなー」

乃莉「あ、そうなんですか…宮子さんもいないんだ」

沙英「…勉強、分からないところあるんなら、教えてあげよっか?」

乃莉「えっ!本当ですか!」

沙英「うん、教えられるところなら、ね」

乃莉「ありがとうございます、じゃ、お願いします!」

382: 2013/02/22(金) 22:50:19.90 ID:s09hxzOmo
―――――――――――――――沙英部屋
沙英「あがってあがって?」

乃莉「おじゃましまーす」

ヒロ「あら、乃莉ちゃん、いらっしゃい」

乃莉「あっ、ヒロさん、こんにちはー」

ヒロ「うん、こんにちは」

沙英「乃莉がさ、勉強分からないらしいから、教えてあげようかなって思って」

ヒロ「そうなんだ!なら私も、手伝おうかな?」

乃莉「ありがとうございます!…そういえば、ヒロさんも何か沙英さんに用事が?」

ヒロ「え?」

沙英「え?」

乃莉「え?」

ヒロ沙英「「特にないけど…」」

乃莉「あ…そ、そうですか…」

乃莉(既にどっちかの部屋にいるってことがデフォなのかな…)


383: 2013/02/22(金) 23:01:14.63 ID:s09hxzOmo
沙英「で、どこがわからないの?」

乃莉「あ、えっと」
   「3学期の課題で…ここのやり方が」

沙英「あぁ、それかー」

ヒロ「それはゆのちゃん達も苦戦してたわね~」

乃莉「や、やっぱりそうですよね」


吉野屋『私に似合う服のデザインを考えてきてくださいね~♪』


沙英「とりあえず、ファッション誌とか参考にしてみたら?」

沙英「あんまりにも馬鹿にしたようなのは駄目だけど」
   「ある程度ベタな組み合わせなら問題ないと思うよ?」

乃莉「あ、そうなんですか?」

ヒロ「でも、私たちのころに」
  「優秀だっていうことで、貼られていたのはコスプレだったわよね?」

沙英「あ、そうだったかも」
   「たしか…ワル○ューレ…だったかな?」

乃莉(吉野屋先生らしい…)

384: 2013/02/22(金) 23:10:15.26 ID:s09hxzOmo
沙英「まあ、張り出されなくてもいいなら、ファッション誌見て、考えればいいよ」

ヒロ「そうね、私たちもいろいろな本参考にして考えていったもんね」

乃莉「そうですかー…わかりました!ありがとうございます」
   「じゃあ、課題は大丈夫、と…」

ヒロ「ほかにはなにかある?」

乃莉「えっと…あ、そうそう、2年の時の選択授業なんですけど」
   「どれを取ったのかなって、参考にしたくて」ガサガサ

乃莉「これ、プリントなんですけど…」

沙英「あー、選択授業ね」
   「私は、2年はコレ取ったなぁ」

乃莉「そうなんですか…コレはどうでした?」

沙英「あぁ、うん、書かれてある通り」
   「この先生も良い先生だし、課題も出過ぎないし、難しくないから…」

乃莉「へぇ!…ヒロさんは?」

ヒロ「え?えっと、私はね」

沙英「ヒロはそれだよね?」

ヒロ「うん、そうね」

385: 2013/02/22(金) 23:14:01.79 ID:s09hxzOmo
乃莉「ソレはどうなんですか?」

ヒロ「えっと、ソレはねー」

乃莉(…ん?)

ヒロ「先生はー」

乃莉(あれ?…この二人…ナチュラルに)

ヒロ「授業はねー」

乃莉(手…繋いでる)

ヒロ「課題だけどー」

乃莉(指絡ませてるし…)

ヒロ「それでねー?」

乃莉(…というか、あれ?薬指に指輪なんてはめてたっけ…?)

ヒロ「ってかんじなのよ」

乃莉「…」

ヒロ「…の、乃莉ちゃん?」

乃莉「…っは!はい!?」

386: 2013/02/22(金) 23:22:20.01 ID:s09hxzOmo
ヒロ「わかりにくかったかしら…?」

乃莉「あっ!いえ!すいません!」
   「色々と聞いて、考えてたらつい…ぼーっとしちゃって」

沙英「あはは、まぁ選択は自分が面白そうって思った奴が一番良いと思うよ?」

乃莉「そ、ですか?」

ヒロ「うん、沙英の言うとおり」
  「美術科には悪い先生はいないから、そこは気にしなくてもいいと思うし」

ヒロ「課題だって…(吉野屋先生以外は)同じくらいの量、同じくらいの難しさだから」

乃莉「…わかりました」
   「選択も、いろいろと考えてみます」

沙英「期限は?」

乃莉「まだあと一週間はあります…かね?」

沙英「なら、まだ余裕あるね」
   「まぁ、ゆっくり考えてみなよ、自分の将来も考えてさ」

乃莉「はい、そうします!ありがとうございます!」

387: 2013/02/22(金) 23:28:20.56 ID:s09hxzOmo
乃莉「とりあえず、聞きたいことはなくなったんで…」
   「私はじゃあ…」

沙英「あ、乃莉」
   「よかったら、紅茶飲んでいったら?」

乃莉「え?良いんですか?」

沙英「うん、ヒロが買ってきた紅茶がおいしくってさー」

乃莉「…へぇ!」

ヒロ「沙英にも飲ませてあげようと思って、大目に買ってきたから」
   「是非乃莉ちゃんも飲んでみて?」

乃莉「じゃあいただきますー」

沙英「じゃあ、ちょっと待ってて」

トタトタ…

乃莉「どこの紅茶なんですか?」

ヒロ「えっとね、あそこに、文房具屋があるでしょ?」

乃莉「あ、ありますね」

ヒロ「そこの向かいに最近できたの」

乃莉「あれ?あそこって前は喫茶店だったんじゃ…」

388: 2013/02/22(金) 23:33:15.14 ID:s09hxzOmo
ヒロ「そうだったんだけれど」
  「いつの間にかいろんな茶葉が売っているお店になっててね」

乃莉「へぇー…」

ヒロ「…」
  「あ、乃莉ちゃん、ちょっと待っててね?」

乃莉「え?あ、はい」

トタトタトタ…

乃莉「…ん~」
   (進路どうしよう…沙英さんのもヒロさんのも面白そうだなー)

…チョットイレスギ

アレ、ソウダッケ?

乃莉「…これも面白そうだなー」

ウン、ソレクライネ
ヨクデキマシタ♪

チョ、ヒロ…ワッ

乃莉「…」
   「んん…?」チラ

389: 2013/02/22(金) 23:38:13.93 ID:s09hxzOmo
ヒロ「よしよし♪」

乃莉(!!)

沙英「ひ、ヒロ!恥ずかしいって…」

乃莉(ひ、ヒロさんが…沙英さんに)

ヒロ「え?昨日は喜んでたのに」

乃莉(抱き着いて、なでなでしてる…!?)

沙英「そ、それはっ、今は!今は…乃莉だっているし…!」

乃莉(沙英さん顔真っ赤!ってか…ヒロさんそんな顔するんですかっ!?)

ヒロ「沙英ったら恥ずかしがりなんだから♪」

乃莉(…でも)
   (…めっちゃ幸せそう)

ピィィ――――!!

乃莉「っ!!」ビックゥ
   「え、えっとー!」ササッ


390: 2013/02/22(金) 23:52:02.21 ID:s09hxzOmo
沙英「できたよー、って…」

沙英「乃莉、なんでそんなに顔赤いの?」

乃莉「い、いや」
   「甘いなぁ…って」

沙英ヒロ「「…?」」

乃莉「そ、それより、紅茶をっ!」

沙英「あ、ごめんごめん」

ヒロ「これなんだけどね?」


乃莉(う…二人のことが気になって…)

乃莉(味が分からない…)


ヒロ「どう?」

乃莉「お、おいしいですね!」

ヒロ「よかった~!」

乃莉(ごめんなさいヒロさん沙英さん…!)

391: 2013/02/22(金) 23:57:37.37 ID:s09hxzOmo
――――――――――――――――――――乃莉部屋
乃莉「…はー」

乃莉(…それにしても)

乃莉(さっきの沙英さんとヒロさん…)

乃莉(…)

乃莉(…仲良かったのが、さらに仲良くなってるような…)

乃莉(…もう、すでに友達とか…親友とかそういうレベルじゃなく…)

乃莉(そもそも、指輪してたよね…たぶん…おそろいの)

乃莉(しかも、薬指に…)

乃莉(…ってことは、つまり…)

乃莉(…)カァ

乃莉「そういう…ことだよね」

392: 2013/02/23(土) 00:06:25.99 ID:N6zRe8Vso
乃莉(…同性だけど)

乃莉(二人は…気にしてないのかな…)

乃莉(…もし)

乃莉(もし、周りの目とか…社会の目とか)

乃莉(そんなの関係なしに)

乃莉(二人でいるのが幸せだからって)

乃莉(そういう関係になれたんだとしたら…)

乃莉「…すごいなー」


乃莉(なずなは…)

乃莉(なずなは…どうなんだろ)

乃莉(やっぱり、気持ち悪いって思うのかなー)

乃莉「…」
   「はぁ…」

乃莉「なずな…」

393: 2013/02/23(土) 00:11:32.59 ID:N6zRe8Vso
コン、コン

乃莉「…?」

トタトタトタ

乃莉「はーい」

ガ…チャン

乃莉「あ…」

なずな「…あ」

乃莉「な…ずな?どうしたの?」

なずな「あ、あのね…ちょっと」
    「何でだか、眠れなくて…」

なずな「…乃莉ちゃん、起きてたら」
    「起きてたら、いいなぁなんて、ね。思って…」

乃莉「…」
   「うん、あがりな?」

乃莉「私も眠れないなって思ってたんだ」


394: 2013/02/23(土) 00:18:27.36 ID:N6zRe8Vso
なずな「おじゃまします」

ガチャン…


乃莉「なずな、ちょっと座ってて」
   「今、ホットミルク作るからさ」

なずな「あ、うん、ありがとう」


乃莉(うっわぁ、考えてた時にちょうどなずなが来るなんて)
   (…な、なんかすっごいドキドキしてる…)ドキドキ

乃莉(い、意識しちゃう…からか)

乃莉(…)

乃莉(も、もし…自然に手を握ったら)

乃莉(自然に、抱き着いて、頭撫でたら…)

乃莉(どんな反応するんだろ…)

乃莉(まず、自然に抱き着くって…自然に頭撫でるって…)

乃莉(私がやってる時点で既に若干自然じゃない…)

乃莉(でも、なずなに対してなら…自然…かもしれない)

395: 2013/02/23(土) 00:27:16.65 ID:N6zRe8Vso
乃莉(いや、そもそも!そういうことをしていったい何になるんだろ…)
   (でも、反応が良かったら、もしかしたら、あり得るか…)

乃莉(いや、何が!?)
   (そもそも何で手を握る方向に若干傾いてるんだろ)

乃莉(で、でも、本当に、反応が良くて…良い雰囲気になったら…)
   (…いずれは、沙英さんやヒロさんみたいに、なれるかな)

乃莉(ん…で、でも今でも結構仲は良いし…)
   (幸せじゃないわけではないけど…)

乃莉(…思いが通じ合ってたら…もっと幸せなのかも)

クツクツ…

乃莉「あ、出来てた…」
   「…ちょっと温めすぎちゃったかもなー」

乃莉(と、とりあえず…)
   (…ためしに、やってみようかな)

396: 2013/02/23(土) 00:32:50.27 ID:N6zRe8Vso
乃莉「なずな、お待たせ」

なずな「あ、ありがと、乃莉ちゃん」

乃莉「熱いから気を付けなよー?」

なずな「あ、うん…」
    「じゃあ、いただきます」

乃莉「どうぞー」

なずな「ふぅ…ふぅ」
    「ん…」ズズ

なずな「あちっ!」

乃莉「だから言ったじゃん!」

乃莉「…ま、温めすぎた私も悪いんだけどさ」

なずな「えへへ…うん、もう少し冷ましてから飲むね」
    「ふぅー…ふぅー」

乃莉(…)
   (かわいー)

397: 2013/02/23(土) 00:39:05.57 ID:N6zRe8Vso
なずな「んー」

なずな「おいし…あったかい」

なずな「乃莉ちゃん、ありがとうね」

乃莉「へへ、良いって」
   「…で、なずなは」

乃莉(…いつ手を握ろう)

乃莉「どうして眠れないの?」

なずな「へ?」
    「あ…う、うん…」

乃莉(この話を聞いている間に…)
   (自然に握ってみようかな)

なずな「…ちょ、ちょっといろいろ考えてて」
    「そうしたら、眠れなくなっちゃって…」

乃莉「あー、そうなんだ」
   「私もおんなじ」

なずな「乃莉ちゃんも?」

乃莉「そ、いろいろ考えることがあってさ」

乃莉(…よし、握る)

398: 2013/02/23(土) 00:45:38.39 ID:N6zRe8Vso
乃莉「どんなこと、考えてたの?」

ギュ

なずな「っ…!!」ビク

乃莉(あ、なずなびくってした)
   (この時点でもう自然じゃない!)

乃莉(で、でも…離せない…)

なずな「ぇ…ぇぇーとっ」

乃莉「せ、選択とか?」

なずな「ぅ、ぅんっ!!そ、そんな…とこっ…」

乃莉(一気にぎこちなくなりました!はい)
   (私もなんかさっきより緊張してるし)ドキドキドキ

乃莉「今日、沙英さんと、ヒロさんが勉強教えてくれたから」

なずな「っ!!」ドキッ

乃莉「その時に、選択の事も聞いて…って!な、なずな!」

乃莉「ホットミルクこぼしてるっ!」

なずな「…え、えっ!?あ!あ、きゃぁ!」
    「あ、あつい~!」

399: 2013/02/23(土) 00:54:32.47 ID:N6zRe8Vso
―――――――――――――

なずな「ご、ごめんね!ごめんね!乃莉ちゃん…!」
    「布団に、ミルクこぼしちゃって…」

乃莉「い、いや、大丈夫だって!これくらいなら洗っちゃえるよ」
   (…そもそも、私が手を握ったのが悪いから…なー…)

乃莉「夏用だけど、替えの布団もあるし…」

なずな「…う、うん」

乃莉「とりあえず、布団にはいろっか」
   「パジャマ着替えたから、ちょっと寒いだろうし」

なずな「…」
    「…うん」

モゾモゾ…

乃莉「…ぅ、ちょっと寒いな」

なずな「ご、ごめんね!本当に…」

乃莉「気にしない気にしない」

乃莉(ごめんなずな~~~!)

400: 2013/02/23(土) 01:00:45.77 ID:N6zRe8Vso
乃莉「…」
   「あ、ってか…なずな、泊まるつもりはなかった?」

なずな「…え?」

乃莉「あ、あぁ、えっと、眠れないって来たから」
   「眠くなったら戻ろうと思ってたのかなーって思って」

なずな「え、う、うーん…」
    「乃莉ちゃんが…良いって言うなら…と、泊まろうかな…っては思ってたけど…」

乃莉「そっか…なら、い、良いんだけど」
   (いやいや、この状態で一緒に眠るとか…)

乃莉(ちょっと、今夜は眠れそうに、無いんですけど!)ドキドキ

乃莉(…)

乃莉(…それにしても、さっきの反応)

乃莉(明らかに、動揺は…してた)

乃莉(でも、それが、どっちの意味での動揺なのか…は、わからない…)

乃莉(…顔…赤かった…気はするけど…)

401: 2013/02/23(土) 01:07:27.25 ID:N6zRe8Vso
なずな「…な、なんか」
    「布団に入ったら、眠くなっちゃった…かな」

乃莉「そっか、なら寝る?」

なずな「う、ん…そうしようかな」

乃莉「…わかった」
   「おやすみ、なずな」

なずな「…おやすみ、乃莉ちゃん…」


乃莉(…眠くなったってことは)
   (たぶん今もドキドキしてるのは、私だけだろうな)

乃莉(意識されてないのかな~)

乃莉(…)
   (まぁ、いいか…)

乃莉(って…ん?」)

なずな「…すぅ…」ブルブル

乃莉(なずな…震えてる?)
   (もしかして、寒いのかな…)

乃莉(布団…を取ろうにもアレは既に牛乳で…)
   (何かかけようにも……そうだ)

402: 2013/02/23(土) 01:13:01.97 ID:N6zRe8Vso
ギュ

乃莉(…どうせ眠れないし)
   (…自然に抱き着いたってことで…)

乃莉(ついでになずなを温める、と…)

乃莉(…)
   (あったかい…あったかいけど)

乃莉(すごいドキドキしてる私…)ドキドキドキドキ

なずな「…」
    「…」ブルブル

乃莉(あれ?まだ寒いのかな…)

なずな「…っぐ」

乃莉(…へ?)

なずな「ひ…ひっ、ひっぐ…」

乃莉「え、えっ!?」
   「なずなっ!?な…」

なずな「…泣いてるの?」

403: 2013/02/23(土) 01:21:01.86 ID:N6zRe8Vso
なずな「…ぅ、ぅぐ」

乃莉「ご、ごめん!そんなに…抱き着かれるのが…嫌だった?」

なずな「ち…ぐす…ちがう、の」
    「ちがく…てぇ…ひぐっ」

なずな「…うれし…くてぇ…ぇっぐ、えぐ…」

乃莉「…」
   「へ?」

なずな「よく…わかんな…ぇっ…ぇっく…」

乃莉「あ、あぁ…うん、わかった、わかったよ」
   「とりあえず、落ち着こう、なずな」

乃莉「…よ、よしよし…」ナデナデ


404: 2013/02/23(土) 01:26:20.16 ID:N6zRe8Vso
―――――――――――――――――

なずな「…ぐす…」

乃莉「…落ち着いた?」

なずな「…うん」

乃莉「…」
   「どうして、泣いたの?」

なずな「…」
    「…あの、ね」

なずな「今日、なんだけど」
    「…ヒロさんに、会って」

なずな「ちょうど、ヒロさんに聞きたいことがあったから、聞いてもらおうって、思って」
    「そうしたら、ヒロさんが、お部屋に入れてくれたんだ…」

乃莉「…ん?う、うん」

なずな「そうしたら、沙英さんも、ヒロさんの部屋にいたんだけど…」

乃莉(午前中はヒロさんの部屋にいたんだ…)

なずな「…その、二人が…」
    「とっても、仲良くなってて…」

乃莉「あぁ…うん」

405: 2013/02/23(土) 01:31:32.44 ID:N6zRe8Vso
なずな「…自然と…手をつないでたり…」

なずな「…抱きあってたり…」
    「本当に、仲良さそうで…」

乃莉「…指輪もしてたでしょ」

なずな「え?乃莉ちゃん、気付いてたの…?」

乃莉「うん、まぁ…あ、ごめん、それで?」

なずな「う、うん…それで」

なずな「…あの」

なずな「二人とも…女の人同士だけど」
    「すごく、幸せそうで…」

なずな「…良いなぁって、思って」

なずな「もし、私も…私も…その」
    「…えっと」

なずな「の、のっ…」

乃莉「…の?」

なずな「乃莉ちゃんと!そ、その…そんな関係になれたら!って、あの…おもって…」

乃莉「…なずな」

406: 2013/02/23(土) 01:36:33.70 ID:N6zRe8Vso
なずな「…でも、もし、乃莉ちゃんが…」
    「そういうのが嫌いで」

なずな「もし…私が、そういう関係になりたい…って思って」
    「それで、今の関係が崩れちゃったら…嫌だなぁって…」

なずな「でもでも…やっぱり…す…あの」
    「…すき、だから…その、あ、あの…」

なずな「…も、もう、どうしていいか分からなくなっちゃって…」

なずな「…考えてたら、眠くなくなっちゃって…」
    「乃莉ちゃんに…すっごく…会いたくなって…」

なずな「…そしたら、乃莉ちゃん…」
    「手を…握ったり…」

なずな「…抱きしめてくれたり…したから」
    「余計にわかんなくなっちゃって…」

乃莉「…」

なずな「…ご…ごめん」
    「ごめんね…乃莉ちゃん」

なずな「私…気持ちわr――――――

ギュッ

なずな「――――へ?」

407: 2013/02/23(土) 01:43:25.87 ID:N6zRe8Vso
乃莉「…もう、なずな」
   「まだ、私は、何とも言ってないでしょ」

なずな「…乃莉、ちゃん…?」

乃莉「…私もさ」

乃莉「私も、なずなと、おんなじこと考えてたんだ」

なずな「え?」

乃莉「私も、今日、沙英さんとヒロさんが、そういう関係だってことに気付いてね」
   「最初、びっくりしたけど」

乃莉「ほかは関係なく、二人が幸せだから、一緒にいるのって」
   「良いなって」

乃莉「私も、なずなと、そういう関係に慣れたらいいなって思ったんだ」

なずな「…そ、それって…」

乃莉「うん」
   「私も、なずなのことが好き」

乃莉「私も、なずなと、沙英さんやヒロさんみたいな関係になりたい」
   「心から、そう思ってるよ」

なずな「乃莉…ちゃんっ…」

408: 2013/02/23(土) 01:51:39.03 ID:N6zRe8Vso
乃莉「…」
   「ありがと、なずな」

なずな「…なに…?」

乃莉「なずなが、私に会いに来てくれなかったら」
   「私、ただひたすらいろいろ考えて、本当に眠れないまま朝を迎えてたかも」

なずな「…ううん」
    「乃莉ちゃんも、私の手を握ってくれて、抱きしめてくれて…ありがとう」

乃莉「…そ、それは…」
   「そうした時の、なずなの反応を見て、気持ちを伝えようかつたえまいか決めようと思って」

乃莉「…やったことだからさ…」

なずな「そ、そうなの…?」

乃莉「…ヘタレちゃった」

なずな「…ふふっ」

乃莉「…えへへっ」

乃莉「なんか、私たちって、沙英さんとかヒロさんには程遠いね、なずな」

なずな「…そうだね!乃莉ちゃん」

409: 2013/02/23(土) 01:56:50.03 ID:N6zRe8Vso
乃莉「でも…」

なずな「…うん」

乃莉「私たちは、私たちなりに」

乃莉「私たちのカタチを考えてさ」

乃莉「それで、幸せになれれば、いいんじゃないかなって思うんだ」

なずな「……うん」

乃莉「ま、でも、とりあえずの目標は」
   「沙英さんヒロさん夫婦に負けないくらいのカップルかな!」

なずな「そうだね」
    「…」

なずな「…乃莉ちゃん」

乃莉「…うん?」

なずな「…えと」

なずな「あ……い、して、る…」ボソ

乃莉「…えへへっ」
   「…私も、だよ、なずな」

410: 2013/02/23(土) 02:03:49.94 ID:N6zRe8Vso
――――――――――――――
沙英「…二人、大丈夫だったかな」

ヒロ「きっと、大丈夫よ」
  「私たちに触発されて、最終的には正直になったはずだから」

沙英「そうかな?」
   「…それよりヒロ、二人が親友以上の感情を持ってるなんて」

沙英「よくわかったね…私は気づかなかったよ」

ヒロ「そう?むしろ気が付かない方が不思議じゃない?」

沙英「えっ?」

ヒロ「もしかして、ゆのちゃんと宮子ちゃんも…ってこと、気付いてない?」

沙英「…はっ!?」

ヒロ「…沙英って、本当に…」
  「さすが、私があれだけアプローチしてたのに、私が告白するまでず―――――――――」

ヒロ「―――――っと、告白しようかしまいか迷ってたヘタレなだけあるわね♪」

沙英「そ、それは関係ないじゃんか~~~っっ!!!」


          (終わり)

411: 2013/02/23(土) 02:06:56.89 ID:N6zRe8Vso
もっと短めになるはずだったのに
短編ってなんなんだべ

次はまぁ…ひまあかり、みほさお、あかれい、あかあお、むぎあず
のどれかを考えてますが、もしかしたら好き勝手なヤツをやるかもしれません

引用: 百合短編SSで全レスする