743: 2013/03/19(火) 23:22:05.16 ID:kMAr/gTeo
<ひまさくさくひま×高校生×お返し>
――――――櫻子の家、朝
櫻子「……ん~……」
ピンポーン
花子「あっ」
「櫻子ーっ! ひま姉ちゃん来たし!」
櫻子「んんん~……あと10分」
花子「いや、起きろし」
櫻子「……んー」
花子「はぁ……」
「……撫子お姉ちゃんが大学生になってから花子の仕事倍増したし」
花子「高校生になったんだから少しはしっかりしろし!」
ガチャンコ
向日葵「あら、花子ちゃん」
「おはようございます」
花子「ひま姉ちゃんおはようだし」
「まだ、櫻子起きないから上がってて良いし」
――――――櫻子の家、朝
櫻子「……ん~……」
ピンポーン
花子「あっ」
「櫻子ーっ! ひま姉ちゃん来たし!」
櫻子「んんん~……あと10分」
花子「いや、起きろし」
櫻子「……んー」
花子「はぁ……」
「……撫子お姉ちゃんが大学生になってから花子の仕事倍増したし」
花子「高校生になったんだから少しはしっかりしろし!」
ガチャンコ
向日葵「あら、花子ちゃん」
「おはようございます」
花子「ひま姉ちゃんおはようだし」
「まだ、櫻子起きないから上がってて良いし」
744: 2013/03/19(火) 23:28:15.25 ID:kMAr/gTeo
向日葵「そう……まだ起きませんの」
「……私が起こしましょうか?」
花子「あー……そうしてくれるとありがたいし」
向日葵「では、上がらせていただきますわね」
向日葵「櫻子、入りますわよ」
櫻子「んー……」
向日葵「櫻子?」
「朝ですわよ、起きなさいな」
櫻子「んんあと5分……」
向日葵「もう、電車に乗り遅れますわよ」
「早く起きて!」
向日葵「櫻子っ!」
櫻子「んん~もぉ、しょうがないなぁ……」
向日葵「はぁ……ほら、早く起きて、顔洗ってきなさい」
「カバンは私が持っていきますから」
櫻子「わかったぁ~」
向日葵「まったく……」
「……私が起こしましょうか?」
花子「あー……そうしてくれるとありがたいし」
向日葵「では、上がらせていただきますわね」
向日葵「櫻子、入りますわよ」
櫻子「んー……」
向日葵「櫻子?」
「朝ですわよ、起きなさいな」
櫻子「んんあと5分……」
向日葵「もう、電車に乗り遅れますわよ」
「早く起きて!」
向日葵「櫻子っ!」
櫻子「んん~もぉ、しょうがないなぁ……」
向日葵「はぁ……ほら、早く起きて、顔洗ってきなさい」
「カバンは私が持っていきますから」
櫻子「わかったぁ~」
向日葵「まったく……」
745: 2013/03/19(火) 23:34:51.49 ID:kMAr/gTeo
――――――――――――
向日葵「忘れ物は無いですわね?」
櫻子「ん~、たぶん」
「なんか忘れたときには向日葵に貸してもらうから大丈夫だろっ」
向日葵「私の甘やかしが良くなかったのかしら」
花子「二人とも、気を付けて行ってくるし」
櫻子「おう、わかったー」
向日葵「ええ、行ってきますわね」
花子「あっ! あと、今日の当番櫻子だから忘れんなし!」
櫻子「げっ! そうだっけ!」
花子「いい加減撫子お姉ちゃんがシフトから外れたの覚えて欲しいし……」
向日葵「私がちゃんと言っておきますわ」
花子「ありがとうだし、ひま姉ちゃん」
櫻子「頼むぞ! 向日葵」
向日葵「何で貴女はエラそうなんですの……」
向日葵「忘れ物は無いですわね?」
櫻子「ん~、たぶん」
「なんか忘れたときには向日葵に貸してもらうから大丈夫だろっ」
向日葵「私の甘やかしが良くなかったのかしら」
花子「二人とも、気を付けて行ってくるし」
櫻子「おう、わかったー」
向日葵「ええ、行ってきますわね」
花子「あっ! あと、今日の当番櫻子だから忘れんなし!」
櫻子「げっ! そうだっけ!」
花子「いい加減撫子お姉ちゃんがシフトから外れたの覚えて欲しいし……」
向日葵「私がちゃんと言っておきますわ」
花子「ありがとうだし、ひま姉ちゃん」
櫻子「頼むぞ! 向日葵」
向日葵「何で貴女はエラそうなんですの……」
746: 2013/03/19(火) 23:40:30.62 ID:kMAr/gTeo
櫻子「あぁ~この時間帯って電車混むから嫌なんだよなぁ~」
向日葵「仕方ないじゃありませんの……」
「それに、もう高校になってから1年近くたちますのよ」
向日葵「私はもう慣れましたわよ?」
櫻子「向日葵はそうかもしんないけどさーっ」
「私はか弱いんだよっ!」
向日葵「まるで私がか弱くないみたいな言い方ですわね……」
櫻子「え?」
向日葵「何当然の事言っているの? みたいな顔しないでくださる!?」
向日葵「って、そういえば」
「貴女まだそのマフラーつけていたの?」
櫻子「えっ? これのこと?」
向日葵「それ以外に何があるっていうんですの」
「……それ、私が4年くらい前に貴女にあげたマフラーじゃありませんか」
向日葵「私の編みこみも弱かったですし、もう首もとがほつれてますわよ?」
櫻子「あれ? マジ?」
「おっかしーなぁ……」
向日葵「仕方ないじゃありませんの……」
「それに、もう高校になってから1年近くたちますのよ」
向日葵「私はもう慣れましたわよ?」
櫻子「向日葵はそうかもしんないけどさーっ」
「私はか弱いんだよっ!」
向日葵「まるで私がか弱くないみたいな言い方ですわね……」
櫻子「え?」
向日葵「何当然の事言っているの? みたいな顔しないでくださる!?」
向日葵「って、そういえば」
「貴女まだそのマフラーつけていたの?」
櫻子「えっ? これのこと?」
向日葵「それ以外に何があるっていうんですの」
「……それ、私が4年くらい前に貴女にあげたマフラーじゃありませんか」
向日葵「私の編みこみも弱かったですし、もう首もとがほつれてますわよ?」
櫻子「あれ? マジ?」
「おっかしーなぁ……」
747: 2013/03/19(火) 23:45:32.58 ID:kMAr/gTeo
向日葵「何がおかしいんですの?」
櫻子「えっ? いや、べ、べっつにー?」
向日葵「……もう、また新しく編んであげますわよ」
櫻子「えーっ? まだこれ使えるし大丈夫だって」
向日葵「そんなこと言っても、もうボロボロなんですから」
「それを付けてたらみっともないじゃありませんの」
櫻子「いいんだって! コレはあったかいんだよっ!」
向日葵「……」
「そう。まぁ、そこまで言うなら」
向日葵「でも、それ以上ボロボロになったら、言ってくださいな」
櫻子「わかったわかった」
「……って、あ!」
向日葵「どうかしたんですの?」
櫻子「電車、あと5分だ!」
向日葵「えっ!?」
櫻子「走るぞっ! 向日葵ぃ!」
向日葵「あっ、ちょ、ちょっと!」
「いきなり手をつかんで走り出さないでくださる!?」
櫻子「えっ? いや、べ、べっつにー?」
向日葵「……もう、また新しく編んであげますわよ」
櫻子「えーっ? まだこれ使えるし大丈夫だって」
向日葵「そんなこと言っても、もうボロボロなんですから」
「それを付けてたらみっともないじゃありませんの」
櫻子「いいんだって! コレはあったかいんだよっ!」
向日葵「……」
「そう。まぁ、そこまで言うなら」
向日葵「でも、それ以上ボロボロになったら、言ってくださいな」
櫻子「わかったわかった」
「……って、あ!」
向日葵「どうかしたんですの?」
櫻子「電車、あと5分だ!」
向日葵「えっ!?」
櫻子「走るぞっ! 向日葵ぃ!」
向日葵「あっ、ちょ、ちょっと!」
「いきなり手をつかんで走り出さないでくださる!?」
748: 2013/03/19(火) 23:58:00.06 ID:kMAr/gTeo
――――――――――――――――大門第五学園
櫻子「……はぁ、はぁ」
向日葵「……は、はぁー……」
櫻子「走ってきたけど、はぁ、30分遅れの電車じゃ……当然間に合わなかった」
「だけど、なんとなーく席に着けば、ホームルームに紛れ込めるはずっ!」
向日葵「ちょ、ちょっと、櫻子、こっそり教室に入るつもりですの……?」
「正直に先生に言った方が……」
櫻子「良いんだって! 向日葵も早く来いよ」
向日葵「えぇ……?」
櫻子「……」
つかさ「……あっ、櫻子、向日葵、おはよ」
櫻子「しーっ! 話しかけんなー」
向日葵「おはようございます、七尾さん」
「おーい、そこの二人、バレバレだぞ」
「早く席につけー」
櫻子「……」スゥ……
向日葵「何最初からいましたよみたいな顔してるんですの」
櫻子「……はぁ、はぁ」
向日葵「……は、はぁー……」
櫻子「走ってきたけど、はぁ、30分遅れの電車じゃ……当然間に合わなかった」
「だけど、なんとなーく席に着けば、ホームルームに紛れ込めるはずっ!」
向日葵「ちょ、ちょっと、櫻子、こっそり教室に入るつもりですの……?」
「正直に先生に言った方が……」
櫻子「良いんだって! 向日葵も早く来いよ」
向日葵「えぇ……?」
櫻子「……」
つかさ「……あっ、櫻子、向日葵、おはよ」
櫻子「しーっ! 話しかけんなー」
向日葵「おはようございます、七尾さん」
「おーい、そこの二人、バレバレだぞ」
「早く席につけー」
櫻子「……」スゥ……
向日葵「何最初からいましたよみたいな顔してるんですの」
749: 2013/03/20(水) 00:05:50.01 ID:yTCc8ETVo
――――――――――――――――
つかさ「あははっ、二人ともしっかり怒られてやんの」
「こっそり入り込む作戦、失敗だったね」
櫻子「……ぐぐ、ちくしょう」
よしの「どうして二人とも遅れたの?」
向日葵「電車に乗り遅れてしまいまして」
「誰かさんが起きるのが遅いから……」
櫻子「はぁっ!? 向日葵が走るの遅いからだろっ!」
向日葵「なんですって!?」
櫻子「あそこでもっと早く走ってれば電車にヨユーで間に合ったもんね!」
「っていうか、その胸につけてる重りはずせよ!」
向日葵「貴女がもっと早く起きていれば走る必要性すらなかったですわ!」
「それに! 重りじゃありませんわっ!」
櫻子「なにをっ!?」
向日葵「なんですの!?」
つかさ「あー、また始まったよ口げんか」
「……ってか、痴話げんか?」
よしの「ふふっ……」
つかさ「あははっ、二人ともしっかり怒られてやんの」
「こっそり入り込む作戦、失敗だったね」
櫻子「……ぐぐ、ちくしょう」
よしの「どうして二人とも遅れたの?」
向日葵「電車に乗り遅れてしまいまして」
「誰かさんが起きるのが遅いから……」
櫻子「はぁっ!? 向日葵が走るの遅いからだろっ!」
向日葵「なんですって!?」
櫻子「あそこでもっと早く走ってれば電車にヨユーで間に合ったもんね!」
「っていうか、その胸につけてる重りはずせよ!」
向日葵「貴女がもっと早く起きていれば走る必要性すらなかったですわ!」
「それに! 重りじゃありませんわっ!」
櫻子「なにをっ!?」
向日葵「なんですの!?」
つかさ「あー、また始まったよ口げんか」
「……ってか、痴話げんか?」
よしの「ふふっ……」
750: 2013/03/20(水) 00:13:54.09 ID:yTCc8ETVo
――――――――――――――――
櫻子「……ちくしょう、向日葵め」
「遅れを私のせいにしやがって」
櫻子「向日葵は毛布の恐ろしさを全然知らないんだ……」
櫻子「……って、ん?」
「あれ、ペンケース入ってないなー……あるぇ?」
向日葵「あら?」
「櫻子、どうしたんですの?」
櫻子「ペンケース忘れたみたい」
向日葵「そう」
「シャーペン貸しましょうか?」
櫻子「おうっ!」
向日葵「なんで貴女はそんなにエラそうなんですの……」
「……このセリフ、既に2回目ですわ」
向日葵「それにしても、貴女がペンケースを忘れるなんて珍しいですわね」
「まさか、勉強をちゃんとしていたとか?」
櫻子「それは無いだろ」
向日葵「……いや、まぁ、分かってましたけど」
「貴女がそういう風に言うのはどう……あ、もういいですわ」
櫻子「……ちくしょう、向日葵め」
「遅れを私のせいにしやがって」
櫻子「向日葵は毛布の恐ろしさを全然知らないんだ……」
櫻子「……って、ん?」
「あれ、ペンケース入ってないなー……あるぇ?」
向日葵「あら?」
「櫻子、どうしたんですの?」
櫻子「ペンケース忘れたみたい」
向日葵「そう」
「シャーペン貸しましょうか?」
櫻子「おうっ!」
向日葵「なんで貴女はそんなにエラそうなんですの……」
「……このセリフ、既に2回目ですわ」
向日葵「それにしても、貴女がペンケースを忘れるなんて珍しいですわね」
「まさか、勉強をちゃんとしていたとか?」
櫻子「それは無いだろ」
向日葵「……いや、まぁ、分かってましたけど」
「貴女がそういう風に言うのはどう……あ、もういいですわ」
751: 2013/03/20(水) 00:21:48.09 ID:yTCc8ETVo
―――――――――――――――――――
櫻子「向日葵! 宿題見せて!」
向日葵「はぁ、仕方ありませんわね……」
「明日はちゃんとやってきなさいよ」
櫻子「んー」
―――――――――――――――――――
向日葵「櫻子、朝から言おうと思ってたんですけれど」
「寝癖、酷いですわよ」
櫻子「えっ!? もっと早く言えよ~っ!」
向日葵「しょうがないじゃありませんの……朝は急いでいたんですから」
「ほら、うしろ向きなさいな、髪を梳いてあげますわ」
櫻子「おう、頼んだーっ」
―――――――――――――――――――
櫻子「うぇ……プリント多すぎじゃん」
「これ運ぶのかよっ」
向日葵「どうしたんですの?」
櫻子「先生からプリント運び手伝ってって言われた」
向日葵「でも、多いから大変だと」
「……はぁ、もう、半分よこして」
向日葵「持ってあげますから……」
櫻子「ありがとー向日葵」
櫻子「向日葵! 宿題見せて!」
向日葵「はぁ、仕方ありませんわね……」
「明日はちゃんとやってきなさいよ」
櫻子「んー」
―――――――――――――――――――
向日葵「櫻子、朝から言おうと思ってたんですけれど」
「寝癖、酷いですわよ」
櫻子「えっ!? もっと早く言えよ~っ!」
向日葵「しょうがないじゃありませんの……朝は急いでいたんですから」
「ほら、うしろ向きなさいな、髪を梳いてあげますわ」
櫻子「おう、頼んだーっ」
―――――――――――――――――――
櫻子「うぇ……プリント多すぎじゃん」
「これ運ぶのかよっ」
向日葵「どうしたんですの?」
櫻子「先生からプリント運び手伝ってって言われた」
向日葵「でも、多いから大変だと」
「……はぁ、もう、半分よこして」
向日葵「持ってあげますから……」
櫻子「ありがとー向日葵」
752: 2013/03/20(水) 00:28:42.15 ID:yTCc8ETVo
―――――――――――――――――――
櫻子「はぁーっ! 今日も終わったぁ」
「よっしゃ、向日葵帰ろー」
向日葵「あ、私先生にちょっと頼まれごとされてましたの」
「待ってるか、先に帰っているかしてくださる?」
櫻子「えーっ、そうなの?」
「……じゃあ、待ってる」
向日葵「ごめんなさいね」
「じゃあ、行ってきますわね」
櫻子「なるべく早く済ませろよー」
向日葵「はいはい……わかりましたわよ」
櫻子「……はぁ」
「疲れたーっ」
つかさ「あ、櫻子」
「一人で何してんの?」
櫻子「あ、つっちゃん」
「向日葵のこと待ってやってんだ」
つかさ「あぁ、一人で帰るの寂しいもんね」
櫻子「はぁ!? んなことねーしっ!」
つかさ「あはは、冗談冗談」
櫻子「はぁーっ! 今日も終わったぁ」
「よっしゃ、向日葵帰ろー」
向日葵「あ、私先生にちょっと頼まれごとされてましたの」
「待ってるか、先に帰っているかしてくださる?」
櫻子「えーっ、そうなの?」
「……じゃあ、待ってる」
向日葵「ごめんなさいね」
「じゃあ、行ってきますわね」
櫻子「なるべく早く済ませろよー」
向日葵「はいはい……わかりましたわよ」
櫻子「……はぁ」
「疲れたーっ」
つかさ「あ、櫻子」
「一人で何してんの?」
櫻子「あ、つっちゃん」
「向日葵のこと待ってやってんだ」
つかさ「あぁ、一人で帰るの寂しいもんね」
櫻子「はぁ!? んなことねーしっ!」
つかさ「あはは、冗談冗談」
753: 2013/03/20(水) 00:32:49.17 ID:yTCc8ETVo
櫻子「つっちゃんこそ何してんの?」
つかさ「あたしはちょっと、忘れ物取りに来たんだ」
櫻子「ふーん……」
つかさ「今日も櫻子、向日葵に頼りっぱだったね」
櫻子「え? 頼りっぱだった?」
つかさ「え? 頼りっぱじゃなかった?」
櫻子「いっつもこんなんだけど」
つかさ「うわぁ、それマジ?」
櫻子「うん」
つかさ「うわぁ」
櫻子「何だよー!」
つかさ「べっつにぃ」
櫻子「いや、言ってよ」
つかさ「あたしはちょっと、忘れ物取りに来たんだ」
櫻子「ふーん……」
つかさ「今日も櫻子、向日葵に頼りっぱだったね」
櫻子「え? 頼りっぱだった?」
つかさ「え? 頼りっぱじゃなかった?」
櫻子「いっつもこんなんだけど」
つかさ「うわぁ、それマジ?」
櫻子「うん」
つかさ「うわぁ」
櫻子「何だよー!」
つかさ「べっつにぃ」
櫻子「いや、言ってよ」
754: 2013/03/20(水) 00:41:13.51 ID:yTCc8ETVo
つかさ「……櫻子と向日葵って幼馴染なんだよね?」
櫻子「腐れ縁だってば」
つかさ「まぁ、どっちでもいいよ」
「幼馴染のルールって言うか、どこまでが許されてるとか、そういうのわかんないけどさ」
つかさ「櫻子ちょっと、向日葵に頼りすぎじゃない?」
櫻子「そんなことない……と思う!」
つかさ「いやいや! あんなの毎日だったらふつう愛想つかされるよ?」
櫻子「えっ、そうなの?」
つかさ「そうだと思うよ」
「あ、あとさ、ちゃんと向日葵に感謝とかしてる?」
櫻子「んー、まぁ、ありがとっては言うけど」
つかさ「ふーん」
「やっぱりさ、たまにはしっかり感謝しなきゃ駄目だよ」
櫻子「しっかり? なんで?」
つかさ「なんでって言われてもなー」
「ま、とにかく、いっつも助けてもらってるんだしさ、そういうこともしなきゃ」
つかさ「じゃないと本当に向日が愛想つかしていなくなっちゃうかもよ」
(まぁ、向日葵ならそれは無いと思うけど)
櫻子「……んんー」
櫻子「腐れ縁だってば」
つかさ「まぁ、どっちでもいいよ」
「幼馴染のルールって言うか、どこまでが許されてるとか、そういうのわかんないけどさ」
つかさ「櫻子ちょっと、向日葵に頼りすぎじゃない?」
櫻子「そんなことない……と思う!」
つかさ「いやいや! あんなの毎日だったらふつう愛想つかされるよ?」
櫻子「えっ、そうなの?」
つかさ「そうだと思うよ」
「あ、あとさ、ちゃんと向日葵に感謝とかしてる?」
櫻子「んー、まぁ、ありがとっては言うけど」
つかさ「ふーん」
「やっぱりさ、たまにはしっかり感謝しなきゃ駄目だよ」
櫻子「しっかり? なんで?」
つかさ「なんでって言われてもなー」
「ま、とにかく、いっつも助けてもらってるんだしさ、そういうこともしなきゃ」
つかさ「じゃないと本当に向日が愛想つかしていなくなっちゃうかもよ」
(まぁ、向日葵ならそれは無いと思うけど)
櫻子「……んんー」
755: 2013/03/20(水) 00:44:45.57 ID:yTCc8ETVo
向日葵「櫻子、終わりましたわ」
「待たせてすみま……って、七尾さん?」
つかさ「お! 向日葵ーお疲れ―」
「向日葵が来たことだし私はそろそろ行こうかなぁー」
つかさ「じゃあね、二人とも。また明日ー」
向日葵「あっ、七尾さん……」
「部活頑張って!」
つかさ「おーっ」
向日葵「櫻子、帰りましょうか」
櫻子「……」
向日葵「櫻子?」
櫻子「えっ?」
「あー、そうだね」
向日葵「どうしたんですの? 様子がおかしいですけれど」
櫻子「別におかしくないって! 早くかえろーぜっ」
向日葵「はあ」
「待たせてすみま……って、七尾さん?」
つかさ「お! 向日葵ーお疲れ―」
「向日葵が来たことだし私はそろそろ行こうかなぁー」
つかさ「じゃあね、二人とも。また明日ー」
向日葵「あっ、七尾さん……」
「部活頑張って!」
つかさ「おーっ」
向日葵「櫻子、帰りましょうか」
櫻子「……」
向日葵「櫻子?」
櫻子「えっ?」
「あー、そうだね」
向日葵「どうしたんですの? 様子がおかしいですけれど」
櫻子「別におかしくないって! 早くかえろーぜっ」
向日葵「はあ」
757: 2013/03/20(水) 00:50:02.35 ID:yTCc8ETVo
―――――――――――――――大室家
櫻子「……」
つかさ『向日葵に頼りすぎじゃない?』
『向日葵が愛想つかしていなくなっちゃうかもよ』
櫻子「……んー」
(向日葵に頼りすぎ……かぁ)
櫻子(今日を思い返してみると)
櫻子(朝起こしてもらってるし)
櫻子(シャーペン貸してもらったし、宿題見せてもらったし)
櫻子(髪梳かしてもらったし)
櫻子(プリントも運んでもらった)
櫻子(……ちゃんと考えてみれば、なんか)
(わたしって本当に向日葵に頼ってばっかだな)
櫻子(でもでも、結構向日葵が自分から言ってくることだってあるし)
櫻子(私が頼ってるってわけじゃ)
つかさ『いなくなっちゃうかもよ』
櫻子(……)
櫻子「……」
つかさ『向日葵に頼りすぎじゃない?』
『向日葵が愛想つかしていなくなっちゃうかもよ』
櫻子「……んー」
(向日葵に頼りすぎ……かぁ)
櫻子(今日を思い返してみると)
櫻子(朝起こしてもらってるし)
櫻子(シャーペン貸してもらったし、宿題見せてもらったし)
櫻子(髪梳かしてもらったし)
櫻子(プリントも運んでもらった)
櫻子(……ちゃんと考えてみれば、なんか)
(わたしって本当に向日葵に頼ってばっかだな)
櫻子(でもでも、結構向日葵が自分から言ってくることだってあるし)
櫻子(私が頼ってるってわけじゃ)
つかさ『いなくなっちゃうかもよ』
櫻子(……)
758: 2013/03/20(水) 00:57:13.16 ID:yTCc8ETVo
櫻子(もし、向日葵がいなくなったらどうなるだろう)
櫻子(朝起こしてくれる人は)
櫻子(忘れ物を、貸してくれる人は)
櫻子(髪を梳かす人は)
櫻子(……一緒に、学校に行く人は)
櫻子(そんなの、やっぱ考えられない)
(向日葵がいなくなったら……わたしが困る!)
櫻子(ちゃんとした生活が送れなくなっちゃうじゃん)
櫻子(そんなの、絶対許されないんだもん)
櫻子(……なにかで、感謝の気持ちを伝えなきゃ)
櫻子(なんだろう、何が良いんだろ)
櫻子(……)
櫻子(……ん?)
向日葵『新しく編んであげますわよ』
櫻子「それだっ!」
花子「櫻子! 何やってるし!」
櫻子「え? 何だよ、花子」
花子「ご飯係忘れてるしっ!」
櫻子「あ!」
「……レトルトで良い?」
花子「作れし!」
櫻子(朝起こしてくれる人は)
櫻子(忘れ物を、貸してくれる人は)
櫻子(髪を梳かす人は)
櫻子(……一緒に、学校に行く人は)
櫻子(そんなの、やっぱ考えられない)
(向日葵がいなくなったら……わたしが困る!)
櫻子(ちゃんとした生活が送れなくなっちゃうじゃん)
櫻子(そんなの、絶対許されないんだもん)
櫻子(……なにかで、感謝の気持ちを伝えなきゃ)
櫻子(なんだろう、何が良いんだろ)
櫻子(……)
櫻子(……ん?)
向日葵『新しく編んであげますわよ』
櫻子「それだっ!」
花子「櫻子! 何やってるし!」
櫻子「え? 何だよ、花子」
花子「ご飯係忘れてるしっ!」
櫻子「あ!」
「……レトルトで良い?」
花子「作れし!」
759: 2013/03/20(水) 01:02:55.27 ID:yTCc8ETVo
――――――――――――――――――――――翌日
櫻子「……よし」
櫻子(編み物の本を買ってみたぞ)
櫻子(ふふ、見てろよ、向日葵)
(絶対に驚かせてやるからな)
櫻子(絶対に、感謝の気持ちを伝えてやるからな!)
―――――――――――――――――――――――
櫻子「あるぇー?」
櫻子(な、なんだ、この指の動きは)
(……難しすぎる)
櫻子(……ム、ムリゲー)
櫻子「く、この」
「動け! このゆびっ!」
櫻子「いてー! 指つったー!」
花子(櫻子が……櫻子が編み物してるし……)
(もうだめだし、早く帰ってきてほしいし、撫子お姉ちゃん……)
櫻子「……よし」
櫻子(編み物の本を買ってみたぞ)
櫻子(ふふ、見てろよ、向日葵)
(絶対に驚かせてやるからな)
櫻子(絶対に、感謝の気持ちを伝えてやるからな!)
―――――――――――――――――――――――
櫻子「あるぇー?」
櫻子(な、なんだ、この指の動きは)
(……難しすぎる)
櫻子(……ム、ムリゲー)
櫻子「く、この」
「動け! このゆびっ!」
櫻子「いてー! 指つったー!」
花子(櫻子が……櫻子が編み物してるし……)
(もうだめだし、早く帰ってきてほしいし、撫子お姉ちゃん……)
760: 2013/03/20(水) 01:07:07.53 ID:yTCc8ETVo
櫻子「くぬ……このっ」
櫻子「……ぐぎぎぎ」
櫻子「あいたー!」
櫻子「……」
櫻子「くそーっ! できるかーこんなもん!」
櫻子「……はぁ、はぁ」
櫻子「やめだやめだーっ!」
櫻子「あーもぉ、疲れたーっ!」
櫻子「……疲れた」
櫻子「……ん?」
櫻子「あれ、向日葵のマフラー」
櫻子「ここに置きっぱなしにしちゃってたか」
櫻子「まぁ、今日はマフラー作るために急いでたから仕方ないよな」
櫻子「……ぐぎぎぎ」
櫻子「あいたー!」
櫻子「……」
櫻子「くそーっ! できるかーこんなもん!」
櫻子「……はぁ、はぁ」
櫻子「やめだやめだーっ!」
櫻子「あーもぉ、疲れたーっ!」
櫻子「……疲れた」
櫻子「……ん?」
櫻子「あれ、向日葵のマフラー」
櫻子「ここに置きっぱなしにしちゃってたか」
櫻子「まぁ、今日はマフラー作るために急いでたから仕方ないよな」
761: 2013/03/20(水) 01:12:26.27 ID:yTCc8ETVo
櫻子「……」
向日葵『これ、あげますわ』
櫻子『今日からまた、一緒に帰ったり宿題見たりできるの?』
向日葵『しょうがないですわね』
櫻子「……懐かしいな、中学生」
櫻子(向日葵、すげーなぁ)
櫻子(こんな難しいもん作れるんだもん)
櫻子(……ってか、わたしってあの頃から変わってないな)
櫻子(あの頃から、ずっと向日葵に頼ってばっかりだ)
櫻子(それなのに、向日葵は)
櫻子(嫌な顔……はしてたか)
櫻子(なんだかんだ言っても、ちゃんとわたしのわがままを聞いてくれてた)
櫻子「……」
櫻子「……っ!」ガバッ
「わたしにだって、これくらいつくれるわい!」
向日葵『これ、あげますわ』
櫻子『今日からまた、一緒に帰ったり宿題見たりできるの?』
向日葵『しょうがないですわね』
櫻子「……懐かしいな、中学生」
櫻子(向日葵、すげーなぁ)
櫻子(こんな難しいもん作れるんだもん)
櫻子(……ってか、わたしってあの頃から変わってないな)
櫻子(あの頃から、ずっと向日葵に頼ってばっかりだ)
櫻子(それなのに、向日葵は)
櫻子(嫌な顔……はしてたか)
櫻子(なんだかんだ言っても、ちゃんとわたしのわがままを聞いてくれてた)
櫻子「……」
櫻子「……っ!」ガバッ
「わたしにだって、これくらいつくれるわい!」
762: 2013/03/20(水) 01:17:37.65 ID:yTCc8ETVo
――――――――――――――――――――
向日葵「おはようございます、花子ちゃん」
花子「ひま姉ちゃん……ごめんだし」
「まだ櫻子寝てるし……」
向日葵「まぁ、想定内ですから」
「起こしてきますわね」
花子「お願いするし」
向日葵「櫻子、入りますわよ」
向日葵「……?」
向日葵「櫻子?」
櫻子「……くかぁ」
向日葵「もう、櫻子! 机でなんか寝て……」
「風邪をひきますわよ! 櫻子!」
櫻子「……んんぅ」
向日葵「もう、櫻子! ……って」
「あら、何かしら、この毛糸……」
櫻子「んん……?」
「んっ!?」
向日葵「きゃっ! いきなり起き上がってどうしましたの?」
向日葵「おはようございます、花子ちゃん」
花子「ひま姉ちゃん……ごめんだし」
「まだ櫻子寝てるし……」
向日葵「まぁ、想定内ですから」
「起こしてきますわね」
花子「お願いするし」
向日葵「櫻子、入りますわよ」
向日葵「……?」
向日葵「櫻子?」
櫻子「……くかぁ」
向日葵「もう、櫻子! 机でなんか寝て……」
「風邪をひきますわよ! 櫻子!」
櫻子「……んんぅ」
向日葵「もう、櫻子! ……って」
「あら、何かしら、この毛糸……」
櫻子「んん……?」
「んっ!?」
向日葵「きゃっ! いきなり起き上がってどうしましたの?」
763: 2013/03/20(水) 01:20:36.00 ID:yTCc8ETVo
櫻子「……見た?」
向日葵「え?」
櫻子「なんか、見た?」
向日葵(……毛糸のことかしら)
(この子の様子から考えると……こういう時は)
向日葵「い、いえ、何にも」
櫻子「そっか」
「ってか! 勝手に部屋に入るなぁ!」
向日葵「えぇ!? 今更ですの!?」
「というか、起こしに来てあげているのに……」
櫻子「うっさい! あっ……ジャナカッタ、ありがとう!」
「と、とにかく一回部屋からでてけっ!」
向日葵「えぇ!? ちょ、ちょっと、なんなんですの、いったい」
櫻子「良いから出てけーっ!」
向日葵「分かりましたわ! わかりましたから! 押さないで……!」
向日葵「え?」
櫻子「なんか、見た?」
向日葵(……毛糸のことかしら)
(この子の様子から考えると……こういう時は)
向日葵「い、いえ、何にも」
櫻子「そっか」
「ってか! 勝手に部屋に入るなぁ!」
向日葵「えぇ!? 今更ですの!?」
「というか、起こしに来てあげているのに……」
櫻子「うっさい! あっ……ジャナカッタ、ありがとう!」
「と、とにかく一回部屋からでてけっ!」
向日葵「えぇ!? ちょ、ちょっと、なんなんですの、いったい」
櫻子「良いから出てけーっ!」
向日葵「分かりましたわ! わかりましたから! 押さないで……!」
764: 2013/03/20(水) 01:29:26.83 ID:yTCc8ETVo
――――――――――――――――――――翌日
櫻子「……」
櫻子「……んぐぐ」
櫻子「……よしっ」
――――――――――――――――――――翌々日
櫻子「……んーっ」
櫻子「お、出来てるっ!」
櫻子「……やっぱり天才だな」
――――――――――――――――――――
櫻子「ふぁぁ……」
櫻子「……んん」
櫻子「あぁ、ヌードルが……」
花子「ニードルだし」
櫻子「……」
櫻子「……んぐぐ」
櫻子「……よしっ」
――――――――――――――――――――翌々日
櫻子「……んーっ」
櫻子「お、出来てるっ!」
櫻子「……やっぱり天才だな」
――――――――――――――――――――
櫻子「ふぁぁ……」
櫻子「……んん」
櫻子「あぁ、ヌードルが……」
花子「ニードルだし」
765: 2013/03/20(水) 01:33:37.57 ID:yTCc8ETVo
――――――――――――――――――――――――
櫻子「……」
櫻子「んぐぐ……」
櫻子「……あ」
櫻子「できた」
櫻子「できたーっ!!」
櫻子「マフラーができたっ!」
櫻子「やっぱり天才に不可能はなかったー!!」
櫻子「フフフ、初めてにしてはなかなかの出来!」
櫻子「きっと、向日葵に渡したら、驚いて喜ぶぞ」
櫻子「さー、さっさと渡してこよう」
櫻子「……」
櫻子「んぐぐ……」
櫻子「……あ」
櫻子「できた」
櫻子「できたーっ!!」
櫻子「マフラーができたっ!」
櫻子「やっぱり天才に不可能はなかったー!!」
櫻子「フフフ、初めてにしてはなかなかの出来!」
櫻子「きっと、向日葵に渡したら、驚いて喜ぶぞ」
櫻子「さー、さっさと渡してこよう」
766: 2013/03/20(水) 01:37:30.12 ID:yTCc8ETVo
櫻子「……」
櫻子「……ん」
櫻子「……んん?」
櫻子(なんて言って渡せばいいんだろう)
櫻子(感謝の気持ちって言ったって)
櫻子(……なんていえば)
櫻子(それに、なんだこれ)
櫻子(渡すときになって、めちゃくちゃドキドキしてきたんだけど)
櫻子(あれ、いや……あれ?)
櫻子(普通に渡せば済むんだよな)
櫻子(……でも、あれ……うわ、ドキドキする!)
花子「……玄関で固まってなにやってるし」
櫻子「うおっ! びっくりした!」
花子「今日、櫻子当番だし」
櫻子「……分かってる!」
花子「いい加減撫子お姉ちゃんがシフトから外れ……って」
「え?」
櫻子「今作るから」
「材料は買ってきてある」
花子「……え?」
櫻子「……ん」
櫻子「……んん?」
櫻子(なんて言って渡せばいいんだろう)
櫻子(感謝の気持ちって言ったって)
櫻子(……なんていえば)
櫻子(それに、なんだこれ)
櫻子(渡すときになって、めちゃくちゃドキドキしてきたんだけど)
櫻子(あれ、いや……あれ?)
櫻子(普通に渡せば済むんだよな)
櫻子(……でも、あれ……うわ、ドキドキする!)
花子「……玄関で固まってなにやってるし」
櫻子「うおっ! びっくりした!」
花子「今日、櫻子当番だし」
櫻子「……分かってる!」
花子「いい加減撫子お姉ちゃんがシフトから外れ……って」
「え?」
櫻子「今作るから」
「材料は買ってきてある」
花子「……え?」
767: 2013/03/20(水) 01:41:01.55 ID:yTCc8ETVo
撫子「……」
「ん? 花子からメールか」
撫子「櫻子がおかしくなった?」
撫子「……」
撫子「いや、元からだろ」
768: 2013/03/20(水) 01:44:31.52 ID:yTCc8ETVo
――――――――――――――――――――――――完成翌日
櫻子(結局昨日は渡せなかった)
櫻子(……)
櫻子(今日渡すか)
櫻子(向日葵が家に来た時に渡す)
(ありがとうと言う、終わり!)
櫻子(完璧!)
向日葵「櫻子! 起き……って、もう起きてましたの」
櫻子「んっ!? な、なんだよ向日葵! 突然部屋に入ってくんな!」
向日葵「ちゃんとノックしましたわよ」
櫻子「聞こえなかったっての!」
向日葵「でもしました!」
櫻子「聞こえなかった!」
向日葵「しました!!」
櫻子(結局昨日は渡せなかった)
櫻子(……)
櫻子(今日渡すか)
櫻子(向日葵が家に来た時に渡す)
(ありがとうと言う、終わり!)
櫻子(完璧!)
向日葵「櫻子! 起き……って、もう起きてましたの」
櫻子「んっ!? な、なんだよ向日葵! 突然部屋に入ってくんな!」
向日葵「ちゃんとノックしましたわよ」
櫻子「聞こえなかったっての!」
向日葵「でもしました!」
櫻子「聞こえなかった!」
向日葵「しました!!」
769: 2013/03/20(水) 01:48:27.62 ID:yTCc8ETVo
――――――――――――――――――――――――
櫻子(言い争ってたら結局渡せなかった)
櫻子(くそう、櫻子め)
櫻子(一応持ってきたけど)
(学校で渡すのはなんか嫌だな)
櫻子(茶化されるにちがいない)
つかさ「へっくしっ!」
よしの「つっちゃん、花粉症?」
つかさ「そんなはずないんだけどな」
櫻子(だから、帰り道に渡すしかないな)
櫻子(……いや、ぱぱっと渡してぱぱっと言えば終わりなんだし!)
櫻子(……楽勝!)
向日葵「……」
向日葵(なんだか、今日の櫻子は様子がおかしいですわ)
向日葵(朝も何かありましたし……熱でもあるのかしら)
櫻子(言い争ってたら結局渡せなかった)
櫻子(くそう、櫻子め)
櫻子(一応持ってきたけど)
(学校で渡すのはなんか嫌だな)
櫻子(茶化されるにちがいない)
つかさ「へっくしっ!」
よしの「つっちゃん、花粉症?」
つかさ「そんなはずないんだけどな」
櫻子(だから、帰り道に渡すしかないな)
櫻子(……いや、ぱぱっと渡してぱぱっと言えば終わりなんだし!)
櫻子(……楽勝!)
向日葵「……」
向日葵(なんだか、今日の櫻子は様子がおかしいですわ)
向日葵(朝も何かありましたし……熱でもあるのかしら)
770: 2013/03/20(水) 01:50:56.68 ID:yTCc8ETVo
――――――――――――――――――――――――
向日葵「……ふぅ」
「今日も終わりましたわね」
向日葵「櫻子、帰りましょう」
櫻子「おっ!? お、おー」
向日葵「……櫻子?」
櫻子「よっし、帰るぞっ! さっさと帰るぞーっ!」
向日葵「……」
櫻子(つ、ついに来てしまったこの時間……)
櫻子(……いや、でも本当に、ドキドキする必要なんてないんだから)
櫻子(これただの感謝のきもちなんだからさ)
櫻子(……うん)
向日葵「……ふぅ」
「今日も終わりましたわね」
向日葵「櫻子、帰りましょう」
櫻子「おっ!? お、おー」
向日葵「……櫻子?」
櫻子「よっし、帰るぞっ! さっさと帰るぞーっ!」
向日葵「……」
櫻子(つ、ついに来てしまったこの時間……)
櫻子(……いや、でも本当に、ドキドキする必要なんてないんだから)
櫻子(これただの感謝のきもちなんだからさ)
櫻子(……うん)
771: 2013/03/20(水) 01:54:43.33 ID:yTCc8ETVo
櫻子「……」
向日葵「……」
櫻子「……」
向日葵「……ねぇ」
櫻子「……」
向日葵「櫻子?」
櫻子「へ? な、なにっ?」
向日葵「今日の貴女、おかしくありません?」
櫻子「……そ、そんなことないんじゃねーの?」
向日葵「いいえ、おかしいわ」
「調子が悪いんですの? もしかして、熱があるとか」
櫻子「ないない! わたしはぴんぴんしてるって!」
向日葵「……でも、調子がおかしいんですわ」
「今日はとりわけ……」
向日葵「……ここ最近貴女、調子がおかしいですわよね」
向日葵「何か隠しているというか、そんな感じもしますわ」
櫻子「……う」
向日葵「……」
櫻子「……」
向日葵「……ねぇ」
櫻子「……」
向日葵「櫻子?」
櫻子「へ? な、なにっ?」
向日葵「今日の貴女、おかしくありません?」
櫻子「……そ、そんなことないんじゃねーの?」
向日葵「いいえ、おかしいわ」
「調子が悪いんですの? もしかして、熱があるとか」
櫻子「ないない! わたしはぴんぴんしてるって!」
向日葵「……でも、調子がおかしいんですわ」
「今日はとりわけ……」
向日葵「……ここ最近貴女、調子がおかしいですわよね」
向日葵「何か隠しているというか、そんな感じもしますわ」
櫻子「……う」
772: 2013/03/20(水) 02:01:00.12 ID:yTCc8ETVo
向日葵「別に、隠し事をするなとは言いませんけど」
向日葵「……もし、何か、その……」
向日葵「病気とか、そういう悪い事だったらって思うと」
向日葵「……とっても、心配だから」
櫻子「……向日葵」
櫻子「そんな、悪いことじゃない」
櫻子「病気とか、そんなんじゃないよ」
向日葵「そう……」
櫻子「あのさ」
向日葵「はい? なんですの?」
櫻子「あの……」
「えっと」
向日葵「……?」
櫻子「これっ!」
向日葵「……え? これって」
「マフラー? それに、向日葵の刺繍まで」
向日葵「……もし、何か、その……」
向日葵「病気とか、そういう悪い事だったらって思うと」
向日葵「……とっても、心配だから」
櫻子「……向日葵」
櫻子「そんな、悪いことじゃない」
櫻子「病気とか、そんなんじゃないよ」
向日葵「そう……」
櫻子「あのさ」
向日葵「はい? なんですの?」
櫻子「あの……」
「えっと」
向日葵「……?」
櫻子「これっ!」
向日葵「……え? これって」
「マフラー? それに、向日葵の刺繍まで」
773: 2013/03/20(水) 02:05:24.12 ID:yTCc8ETVo
櫻子「……ひ、向日葵にはさ」
櫻子「昔から、頼ってばっかりで……その」
櫻子「すごい、迷惑かけてたじゃん」
櫻子「……宿題見せてもらったり」
櫻子「……起こしてもらったり」
櫻子「それ以外にも、いろんなこと、してもらってた」
櫻子「そ、それなのにっ」
櫻子「全然、感謝とか、できてなかった、からさ」
櫻子「その、それは、そのっ……気持ち」
櫻子「感謝のっ、気持ち……なんだよ」
櫻子「ぶ、不格好だけど、めっちゃくちゃ頑張ったんだぞぉっ!」
向日葵「……櫻子」
向日葵「ふふっ、ふふふっ……」
櫻子「な、なんだよおっ!」
櫻子「昔から、頼ってばっかりで……その」
櫻子「すごい、迷惑かけてたじゃん」
櫻子「……宿題見せてもらったり」
櫻子「……起こしてもらったり」
櫻子「それ以外にも、いろんなこと、してもらってた」
櫻子「そ、それなのにっ」
櫻子「全然、感謝とか、できてなかった、からさ」
櫻子「その、それは、そのっ……気持ち」
櫻子「感謝のっ、気持ち……なんだよ」
櫻子「ぶ、不格好だけど、めっちゃくちゃ頑張ったんだぞぉっ!」
向日葵「……櫻子」
向日葵「ふふっ、ふふふっ……」
櫻子「な、なんだよおっ!」
774: 2013/03/20(水) 02:09:03.42 ID:yTCc8ETVo
向日葵「マフラーに、向日葵って」
「……使うのは冬なのに、なかなか不思議ですわね」
櫻子「なっ……!!」
向日葵「でも、ありがとう」
「櫻子が作ってくれたマフラーですものね」
向日葵「……大切にして差し上げますわ」
向日葵「今の櫻子が、大切にしてくれている」
「私のマフラーみたいに、いつまでも」
櫻子「……~~~っ」
櫻子「と、当然だろぉっ!!」
向日葵「櫻子、何で泣いていますの?」
櫻子「泣いてないモン!」
向日葵「もう、鼻まで出てますわよ」
櫻子「でてな……ひっ」
向日葵「……ほら、こっち向いて」
「拭いて差し上げますから」
櫻子「子どもじゃないもんっ!!」
向日葵「はいはい……」
「……使うのは冬なのに、なかなか不思議ですわね」
櫻子「なっ……!!」
向日葵「でも、ありがとう」
「櫻子が作ってくれたマフラーですものね」
向日葵「……大切にして差し上げますわ」
向日葵「今の櫻子が、大切にしてくれている」
「私のマフラーみたいに、いつまでも」
櫻子「……~~~っ」
櫻子「と、当然だろぉっ!!」
向日葵「櫻子、何で泣いていますの?」
櫻子「泣いてないモン!」
向日葵「もう、鼻まで出てますわよ」
櫻子「でてな……ひっ」
向日葵「……ほら、こっち向いて」
「拭いて差し上げますから」
櫻子「子どもじゃないもんっ!!」
向日葵「はいはい……」
775: 2013/03/20(水) 02:14:48.13 ID:yTCc8ETVo
向日葵「……」
「……ふふ、暖かいですわ」
櫻子「と、当然だろ!」
「……わたしがつくったんだもん!」
向日葵「そうですわね」
櫻子「……」
「……似合ってる」
向日葵「……ありがとう、櫻子」
向日葵「もうちょっと、早くに作ってくれれば」
「今シーズン、もっと長く使えましたのに」
櫻子「しょうがないじゃん!」
「最初だから手間取ったんだよ!」
向日葵「はいはい」
櫻子「……くっそー」
向日葵「でも……来シーズンが、楽しみ」
櫻子「……」
「……うん」
櫻子「……ありがとう、向日葵」
「……ふふ、暖かいですわ」
櫻子「と、当然だろ!」
「……わたしがつくったんだもん!」
向日葵「そうですわね」
櫻子「……」
「……似合ってる」
向日葵「……ありがとう、櫻子」
向日葵「もうちょっと、早くに作ってくれれば」
「今シーズン、もっと長く使えましたのに」
櫻子「しょうがないじゃん!」
「最初だから手間取ったんだよ!」
向日葵「はいはい」
櫻子「……くっそー」
向日葵「でも……来シーズンが、楽しみ」
櫻子「……」
「……うん」
櫻子「……ありがとう、向日葵」
776: 2013/03/20(水) 02:30:43.85 ID:yTCc8ETVo
向日葵(でもね、櫻子)
向日葵(私は、感謝されなくても十分なんです)
向日葵(私が好きでやっていることなのだから)
向日葵(あなたが好きで、やっていることなのだから)
向日葵(むしろ、感謝するのは私の方)
――――櫻子、いつも、一緒にいてくれてありがとう
これからも、よろしくおねがいしますわね
(終わり)
777: 2013/03/20(水) 02:33:00.03 ID:yTCc8ETVo
電車シーンもやりたかったな。
なんかさくひまひまさくっぽさが少なかった気もするな……。
次も未定です。
なんかさくひまひまさくっぽさが少なかった気もするな……。
次も未定です。
引用: 百合短編SSで全レスする



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