772: 2013/07/20(土) 01:21:09.09 ID:+emqvO7r0
自分の価値や特徴について、深く考えてみる。
神経質。プレッシャーに弱い。エリート気質。総合的な実力ではトップクラス。
個人演習でも、誰にも負けはしなかった。チーム戦は別としても。
…最近は、チームの中でも、作戦や指示で頼りにされるようにはなった。
十分に、年長者としてチームを支えているはずだ。
アイツの価値や特徴について、深く考えてみる。
能天気。プレッシャーなんて、物ともしない。集中力が驚異的。
個人演習じゃ、負けてばかり。チーム戦も同じ。
…なのに、チームの中で一番に頼られている。
完璧に、チームの支えとして、皆を引っ張っている。
……それは、俺も含めて。
神経質。プレッシャーに弱い。エリート気質。総合的な実力ではトップクラス。
個人演習でも、誰にも負けはしなかった。チーム戦は別としても。
…最近は、チームの中でも、作戦や指示で頼りにされるようにはなった。
十分に、年長者としてチームを支えているはずだ。
アイツの価値や特徴について、深く考えてみる。
能天気。プレッシャーなんて、物ともしない。集中力が驚異的。
個人演習じゃ、負けてばかり。チーム戦も同じ。
…なのに、チームの中で一番に頼られている。
完璧に、チームの支えとして、皆を引っ張っている。
……それは、俺も含めて。
773: 2013/07/20(土) 01:22:17.05 ID:+emqvO7r0
「――アサギ?」
アイツが俺を呼ぶ声がして、はっと意識が戻る。
いかん、珍しく考え事にハマっていた。
「んだよ珍しい、もう任務だってのに」
横からスルガが軽口で笑った。
コイツはいつだってこうだ。
軽い調子で、戦いへの不安を掻き消そうとしている。
「別にいいだろ。俺だって、たまにはこういうこともある」
言いながら、らしくない自分に若干の苛立ちを感じて、スタスタと先に格納庫に向かう。
後ろからスルガが何かを言っていたが、無視した。
アイツが俺を呼ぶ声がして、はっと意識が戻る。
いかん、珍しく考え事にハマっていた。
「んだよ珍しい、もう任務だってのに」
横からスルガが軽口で笑った。
コイツはいつだってこうだ。
軽い調子で、戦いへの不安を掻き消そうとしている。
「別にいいだろ。俺だって、たまにはこういうこともある」
言いながら、らしくない自分に若干の苛立ちを感じて、スタスタと先に格納庫に向かう。
後ろからスルガが何かを言っていたが、無視した。
774: 2013/07/20(土) 01:22:51.91 ID:+emqvO7r0
「ええっと、頑張ろうね、アサギ」
慌てて俺を追ってきたアイツが横に並ぶ。
俺はさらに歩く速度を上げて進む。
アイツは負けじと俺を追う。
……何だ、コイツは。
「何だよ。人にぴったりと」
抗議すると、アイツは相変わらずの悪意のない無邪気な笑みを見せる。
「いや、僕たち前衛だし、チームワークのためにも、お互い声を掛けあうモノかなって」
「…今度はどこのマンガからだ?」
呆れたようにそれだけ返す。
コイツなんかに、チームワークとか言われたくない。
こんな、俺よりだらしない、リーダーなんかに…。
慌てて俺を追ってきたアイツが横に並ぶ。
俺はさらに歩く速度を上げて進む。
アイツは負けじと俺を追う。
……何だ、コイツは。
「何だよ。人にぴったりと」
抗議すると、アイツは相変わらずの悪意のない無邪気な笑みを見せる。
「いや、僕たち前衛だし、チームワークのためにも、お互い声を掛けあうモノかなって」
「…今度はどこのマンガからだ?」
呆れたようにそれだけ返す。
コイツなんかに、チームワークとか言われたくない。
こんな、俺よりだらしない、リーダーなんかに…。
775: 2013/07/20(土) 01:23:20.12 ID:+emqvO7r0
そこまで考えて、俺は自分の思考が情けなくてこっそりとため息を吐いた。
何をバカなことを…俺は最年長なんだ。
コイツに当たってどうするんだよ。
あまりにも浅はかな自分に嫌気が差す。
俺は、皆の支えになりたいのに…。
と、そんな風に自分を嘲る俺に、アイツはただ迷いなくこう言った。
「マンガじゃないよ。僕なりに考えたんだ。アサギとちゃんと頑張りたいんだ。アサギがいなきゃ、僕はダメだしさ」
「……」
そうか、と聞こえないぐらい小さく呟く。
コイツだって、分かってるんだ。
自分だけじゃどうにもならないから、知ってるんだ。
仲間と協力していくことの意味を。
俺みたいに、仲間をどこか守るだけのモノだなんて考えてしまっているヤツとは違う。
それなら、俺は。
俺も、コイツのようにそれを知ることができるのだろうか。
いつか、少しずつ頼られるんじゃなくて。
それがいつかは分からない。
でも、きっと、いつか。
「……行くぞ」
それだけ吐き捨てるように言うと、俺は一気に走った。
コイツとは並ばない。並べない。
遠いのか近いのか分からない将来。仲間たちと並べる日が来るまでは。
何をバカなことを…俺は最年長なんだ。
コイツに当たってどうするんだよ。
あまりにも浅はかな自分に嫌気が差す。
俺は、皆の支えになりたいのに…。
と、そんな風に自分を嘲る俺に、アイツはただ迷いなくこう言った。
「マンガじゃないよ。僕なりに考えたんだ。アサギとちゃんと頑張りたいんだ。アサギがいなきゃ、僕はダメだしさ」
「……」
そうか、と聞こえないぐらい小さく呟く。
コイツだって、分かってるんだ。
自分だけじゃどうにもならないから、知ってるんだ。
仲間と協力していくことの意味を。
俺みたいに、仲間をどこか守るだけのモノだなんて考えてしまっているヤツとは違う。
それなら、俺は。
俺も、コイツのようにそれを知ることができるのだろうか。
いつか、少しずつ頼られるんじゃなくて。
それがいつかは分からない。
でも、きっと、いつか。
「……行くぞ」
それだけ吐き捨てるように言うと、俺は一気に走った。
コイツとは並ばない。並べない。
遠いのか近いのか分からない将来。仲間たちと並べる日が来るまでは。
776: 2013/07/20(土) 01:28:30.34 ID:+emqvO7r0
終わり。次回はアサギ回みたいだし楽しみですね。
次は>>678 >>712 >>717 >>738 >>739 >>765のどれかで。
すみませんが、自分でも書けそうなネタとそうでもないネタがあることが分かったので、選ばせていただきます。
誰か私の代わりに書いてください。それでは、またネタがあったらお願いします。
次は>>678 >>712 >>717 >>738 >>739 >>765のどれかで。
すみませんが、自分でも書けそうなネタとそうでもないネタがあることが分かったので、選ばせていただきます。
誰か私の代わりに書いてください。それでは、またネタがあったらお願いします。



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