1: 2014/08/11(月) 23:33:00 ID:r.GclQQ60

ジャン「このっ……生き遅れ野郎が!」ガシッ

エレン「は、はなさないで抱き締めて!」

ジャン「はぁ!?何言ってんだ気持ちわ……素敵だな!」ウップ

エレン「え、えっと……お前もな……」ウップ



コニー「何やってんだあいつら」

サシャ「コニーの発案じゃないですか」

マルコ「はぁ……」

ミカサ「エレンが吐き気を訴えている。早く医務室へ連れていかないと……!」オロオロ

アルミン「ミカサ、どうか落ち着いて」
進撃の巨人(34) (週刊少年マガジンコミックス)

2: 2014/08/11(月) 23:33:34 ID:r.GclQQ60



アルミン(話は少し前に遡る……)



ジャン「ふざっけんなこの氏に急ぎ野郎!」

エレン「はなせよ破けちゃうだろうが!」



サシャ「まーた始まりましたねー」

コニー「そうだなー」

ミカサ「…………」

アルミン「そろそろ本気で対策を考えるべきなのかな」

サシャ「頼みますよアルミン。私はこれ以上不毛なあだ名を増やしたくはありません」

マルコ「うーん、とは言ったものの……」

アルミン「喧嘩をするなって言うのも……」

3: 2014/08/11(月) 23:34:05 ID:r.GclQQ60

コニー「あっ、閃いたぜアルミン!」

アルミン「ん?」

コニー「言葉を全部ひっくり返して喧嘩させれば、訳分かんなくなって盛り上がらないんじゃねぇか?」

サシャ「何を言ってるんですかコニー?」ポカーン

アルミン「つまり……反対語で喧嘩させるってこと?」

コニー「全部が全部って訳じゃねぇけど……まぁ大体そんな感じだ!」

マルコ「なるほど。頭を使わないといけないから、少しは混乱するかもしれないな」

アルミン「物は試しってことだね。僕はコニーの作戦にかけてみようと思う」

サシャ「でも、どうやってそうさせるんですか?」

ミカサ「アルミンが説得すればいける。……というわけでアルミン?」

アルミン「分かった。説得は僕が引き受けよう」

4: 2014/08/11(月) 23:34:37 ID:r.GclQQ60



アルミン(……ということで、僕らは説得後の二人の様子を観察中だ)



ジャン「真っ赤な顔しやがって、自分で言って照れてんじゃねぇよ」

エレン「お前だって真っ赤だろ」

ジャン「俺のはお前の言葉のせいで……うっぷ…………照れただけだっつーの」

エレン「うわぁ、それって凄く素敵な……うっ……ちょ、ちょっとお花つみに行ってくる……」フラフラ



アルミン「確かに盛り上がりはしないね」

サシャ「より複雑で遠回しな愛情表現になっている気がします」

コニー「気持ち悪いな」

マルコ「これは精神的なダメージがあるよな」

ミカサ「エレンが辛そう。作戦の変更を求める」

アルミン「うーん……」

5: 2014/08/11(月) 23:35:10 ID:r.GclQQ60

コニー「オカマ口調にするなんてどうだ?」ハイッ

アルミン「分かった。説得は僕が引き受けよう」



エレン「何よ!何か文句でもあるって言うの!?」

ジャン「いつもいつも羨ましいのよ!」

エレン「何が何なのよ!」

ジャン「お黙んなさい!」

エレン「何ですって!?」



コニー「何やってんだあいつら」

サシャ「コニーの発案じゃないですか」

マルコ「はぁ……」

ミカサ「エレンの質問にジャンは答えてあげるべき」

アルミン「問題はそこじゃないよミカサ……」

6: 2014/08/11(月) 23:35:41 ID:r.GclQQ60

エレン「いい加減にしなさいよ! いつもいつも意味分かんないことで突っ掛かってくるじゃない!」

ジャン「アナタが癪にさわるようなことばかりするからよ!」

エレン「私が何をしたっていうのよ!」

ジャン「そんなことも分からないの? とんだおバカさんね!」



アルミン「聞いているこっちが辛いよ」

サシャ「通りすがりの人達もビックリしてます」

コニー「気持ち悪いもんな」

マルコ「今度はこっちに精神的なダメージが……」

ミカサ「アルミン、作戦の変更を求める」

アルミン「うーん……」

7: 2014/08/11(月) 23:36:12 ID:r.GclQQ60

コニー「カタコトで話すなんてどうだ?」ハイッ

アルミン「分かった。説得は僕が引き受けよう」



ジャン「ヤパリ、キニクワナイネアナタ」

エレン「ソレハコチノセリフヨ」

ジャン「キョウコソハメニモノ、ミセテヤルヨ」

エレン「カカテコイ!」



コニー「何やってんだあいつら」

サシャ「コニーの発案じゃないですか」

マルコ「はぁ……」

ミカサ「エレン、言葉はちゃんと使わなくては駄目」

アルミン「ミカサ、それでは作戦の意味がなくなってしまうよ」

8: 2014/08/11(月) 23:36:43 ID:r.GclQQ60

ジャン「ナンデ? ナンデウゴキマデギコチナイ?」

エレン「チカラガウマクハイラナイヨ!」

ジャン「オマエナニシテル……」

エレン「ワカテタラクロウシナイ!」

ジャン「イミワカンナイ!」



アルミン「二人とも色々ぎこちないよ」

サシャ「確かに動きまでぎこちないですね」

コニー「何か面倒くさいな」

マルコ「こっちまで混乱しそうだ」

ミカサ「あれでは格好いいエレンが勿体ない。ので、作戦の変更を求める」

アルミン「うーん……」

11: 2014/08/13(水) 06:25:30 ID:/3MAhowc0

コニー「やっぱり口調を変えようぜ! ミカサみたいな口調なんてどうだ?」

アルミン「分かった。説得は僕が引き受けよう」



エレン「ジャン、私に文句があるならこちらにきて直接言えば良いのでは?」ガタッ

ジャン「別にエレンへ向けて言った訳じゃない」プイッ

エレン「今のはどう考えても私に対して言っているとしか思えない」

ジャン「ならば勝手にそう思っていれば良い。思っていろ」



コニー「何やってんだあいつら」

サシャ「コニーの発案じゃないですか」

マルコ「はぁ……」

ミカサ「私はいつもこんな風に見られているのだろうか?」

アルミン「うーん……静かな喧嘩ではあるんだけれども……」

12: 2014/08/13(水) 06:26:02 ID:/3MAhowc0

ジャン「そっちこそ文句があるならこちらにきて言えば良い」

エレン「必要ない。せっかくの食事を冷ましてしまっては作ってくれた人に失礼」ガタン

ジャン「そう、逃げる気ならそれはそれで構わない」

エレン「誰も逃げるとは言っていない。食事が勿体ないと言っただけ」



アルミン「何だか空気が重いよ」

サシャ「二人とも目力がありますからね」

コニー「ずっと睨み合ってるな」

マルコ「それはそれでハラハラする」

ミカサ「アルミン、なんだか恥ずかしいので作戦の変更を求める」

アルミン「うーん……」

16: 2014/08/14(木) 21:42:21 ID:5SdO6G.20

コニー「しりとりしながら喧嘩するなんてどうだ?」ハイッ

アルミン「分かった。説得は僕が引き受けよう」



ジャン「おい、そんな所に突っ立ってるんじゃねぇよ」

エレン「よ、よう……でもなんか、今更だけどさ……」

ジャン「さっさと言えよ。何が言いたいんだ?」

エレン「だって、喧嘩する必要はないだろって思ったから……」

ジャン「…………」



コニー「珍しく静かだけど大丈夫なのか?」

サシャ「あれ、静かになる方がいいんじゃないですか?」

マルコ「逆に心配になってくるな」

ミカサ「エレンがこちらを見ている。あれは私に助けを求めている」

アルミン「か、かもしれないね……」

17: 2014/08/14(木) 21:42:52 ID:5SdO6G.20

ジャン「ら、ら……いや、もう面倒くせぇ」

エレン「やった! 俺の勝ち!!」

ジャン「はっ、こんなガキ臭いことでよく喜べるな」

エレン「負けたくせに」

ジャン「うるせぇよ」



アルミン「普通だね」

サシャ「普通ですね」

コニー「普通過ぎてつまんねぇな」

マルコ「まぁそれが普通だから……」

ミカサ「とりあえず作戦の変更を求める」

18: 2014/08/14(木) 21:43:22 ID:5SdO6G.20

コニー「何もしないで放っておくなんてどうだ?」ハイッ

アルミン「分かった。説得は僕が引き受けよう」



エレン「なぁジャン…‥さっきのアルミンは一体何を伝えたかったんだ? 何もしないで放っておくからそのままで居てくれだなんて……」

ジャン「さぁな。ただ、さっきから一つ気になっているんだが……」

エレン「なんだよ?」

ジャン「なんかとんでもなく視線を感じる」

エレン「えっ」



コニー「…………」ジー

サシャ「…………」ムシャムシャ

マルコ「…………」ジー

ミカサ「…………」ジー

アルミン「ふむふむ」カキカキ

19: 2014/08/14(木) 21:43:53 ID:5SdO6G.20

エレン「なんだあれ?」

ジャン「知るかよ。俺が聞きたいくらいだ」

エレン「最近アルミンが変な提案してくるけど、それと何か関係があるのか?」

ジャン「だから俺が知るか!!」



アルミン「なんかさ……」

コニー「だな」

サシャ「ですね」

マルコ「うん」

ミカサ「アルミン」

アルミン「うん、放っておこう」

20: 2014/08/14(木) 21:45:43 ID:5SdO6G.20

第一話 ~完~


第二話 エレン「生暖かい視線を感じる……」

続かない

引用: アルミン「うーん……」