1: 2007/10/14(日) 09:44:36.84 ID:nId1PqMCO
以前勢いで書いたものを過失修正しました
( ^ω^)小説練習板で頂いたお題です。

ぷるるんしずくちゃんが終わったので投下させて頂きます

2: 2007/10/14(日) 09:46:45.45 ID:nId1PqMCO
―――――
――――
――

ξ;゚⊿゚)ξ「ふぅ、あっついー」

( ^ω^)「仕方ないお。空調なんてとっくに切れてるし」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたはピザのくせに暑さには強いのよね」

( ^ω^)「おっおっ」

風のない夏の午後。
だらりと垂れ下がった厚手のカーテン
配線が露わになった照明のあった場所

江戸前エルフ(12) (少年マガジンエッジコミックス)
3: 2007/10/14(日) 09:47:58.76 ID:nId1PqMCO
( ゚∀゚)「いよいよ今日だもんなぁ」

( ^ω^)「卒業式から半年しか経ってないのに、何だか懐かしいお」

画鋲の穴だらけの掲示板
机や椅子は一つもない

ξ゚⊿゚)ξ「卒業式の日に書いた黒板の寄せ書き、まだ残ってるのね」

カラフルなチョークで描かれた『3年A組!』の周りを、いくつかの名前が彩る


4: 2007/10/14(日) 09:49:03.77 ID:nId1PqMCO
ξ゚⊿゚)ξ「A組もくそも無いんだけどね」

( ^ω^)「……懐かしいお」

( ゚∀゚)ノ≡*「オラっ!」
サクッ
( ゚ω゚)「ロマネコンティ!」

( ゚∀゚)「時間ねんだぞ!感傷には半年間充分ひたっただろうが!」


5: 2007/10/14(日) 09:50:26.42 ID:nId1PqMCO
ξ゚⊿゚)ξ「そね、早く準備しちゃいましょ」

(#)゚ω゚)「だからってウニ投げる事ないと思うんだお!」

( ゚∀゚)ノ*「村ん中で繁殖させてやろうと思ってよ。何年後か放水ん時、大量のウニ出て来たらビビるぜwww」

6: 2007/10/14(日) 09:51:16.80 ID:nId1PqMCO

ξ゚⊿゚)ξ「はいはい、分かったから始めるわよ」
ξ゚⊿゚)ξ「ジョルジュは線まとめて!ブーンは球つける!」

( ゚∀゚)「うーい」( ^ω^)





防災フィルムが剥がれた窓

そこから見える今日空は、

いつもより少しだけ高くて

悲しい程に晴れている

8: 2007/10/14(日) 09:54:49.85 ID:nId1PqMCO
―――――
――――
――

すえた い草の匂いが好きだった。
防具の重みが好きだった。

川 ゚ -゚)「・・・・」

サウナのようなこの道場が、
頬を伝う汗が心地よかった。

9: 2007/10/14(日) 09:56:35.64 ID:nId1PqMCO

川 ゚ -゚)「早いもんだな」

雨の日も晴れの日も
夏も春も
どんなに具合が悪くとも
ここで剣を交えた。

ここが、私の場所だった。

川 ゚ -゚)「結局…一度も勝てなかったか」


10: 2007/10/14(日) 09:58:48.71 ID:nId1PqMCO
>>7
すんません
色々と気に食わない所があったもんで改変して再投下です

チラシの裏だと思って付き合ってくれたら(ry

12: 2007/10/14(日) 09:59:32.66 ID:nId1PqMCO
広い道場に
いつも2人
終わりが来るなんて思いもしなかった。

川 ゚ -゚)「・・・・」

いつも私が一番乗り、
そして…


13: 2007/10/14(日) 10:00:31.63 ID:nId1PqMCO
川 ゚ -゚)「…来たか」

('A`)「おう」

川 ゚ -゚)「・・・・」

('A`)「・・・・」



14: 2007/10/14(日) 10:01:08.68 ID:nId1PqMCO

―いつも、いつも
 何度も、何度も


川 ゚ -゚)「…終わってしまうんだな」


―雨でも晴れでも
 夏も、春も


('A`)「仕方ないんだよ」


17: 2007/10/14(日) 10:01:35.31 ID:nId1PqMCO

今日もいつかの夏と同じ
喉がカラカラに乾き
汗が滴り落ちる。

彼の立つ後ろの扉から風が凪いで、
2人の熱をぬぐっていった。


19: 2007/10/14(日) 10:03:00.58 ID:nId1PqMCO
川 ゚ -゚)「…悔いも未練もないつもりだった。…でも何故だろうな、私は…」


川 ; -;)「私は…っ」

川 ; -;)「私はまだ君とっ…ずっとっ……くそっ何故っ…なみだっ…」



20: 2007/10/14(日) 10:03:59.98 ID:nId1PqMCO



川 ; -;)「…ドクオっ!!」




22: 2007/10/14(日) 10:04:54.23 ID:nId1PqMCO
―すえたい草の匂いが好きだった
 防具の重みが好きだった
 サウナのようなこの道場が、
 頬を伝う汗が好きだった



竹刀越しに見る

面越しに見る

―君の事が、
 好きだった。

24: 2007/10/14(日) 10:06:34.60 ID:nId1PqMCO
――――――
――――
――

(*゚∀゚)「おっうちー おっうちー あっ・たっ・いっ・のっ・おっ・うっ・ちー」

(*゚∀゚)「おーおー、こんなに荒れ果てて……って程でもないかw」

(´・ω・)「おねーちゃーん、待ってよー」


25: 2007/10/14(日) 10:07:13.07 ID:nId1PqMCO
(*゚∀゚)「半年もほっぽりっぱなしでゴメンよおうち」
(*゚∀゚)「あたしバイト頑張ってさ、コレ買ったんだよさ」

(´・ω・)「おねー」

(*゚∀゚)「同じ氏ぬでも生き埋めは忍びないもんね。さぁ、いくよー」

26: 2007/10/14(日) 10:07:45.84 ID:nId1PqMCO


ブルン
ブルルン
ブルルララララルラ


(*゚∀゚)「It's a chain saw!!イヤッハーッ!」





28: 2007/10/14(日) 10:09:07.85 ID:nId1PqMCO
(´・ω・)「おねーちゃん、ブーンくんとのさくせんは?」

(*゚∀゚)「黙ってなくそガキ!こいつはね、あたいの手でぶっ壊してやるんだよ!!」

ブルルララララルラ
メキッバキバキバキッ

ブルルンルルンルルルルン
ハムハムハフハフウワッキメエ



30: 2007/10/14(日) 10:10:03.18 ID:nId1PqMCO
(´・ω・)「あーあ」

(*゚∀゚)「どうだい!あたいのナイジェリア1号の威力は!ババンギタのように切れのある動き!!」




(´・ω・)「・・・・」

(´・ω・)「………あ。」

(*゚∀゚)「…まぁな」

33: 2007/10/14(日) 10:10:48.81 ID:nId1PqMCO

(´・ω・)「おうちが木ぃ1ぽんになっちゃったね」

(*゚∀゚)「ショボがうるせぇから、柱1本残してやったんだよ。ブーン達とのアレもあるしな」

(*゚∀゚)「おら、ちょっと背中くっついてみ」


35: 2007/10/14(日) 10:12:37.90 ID:nId1PqMCO
(´・ω・)「さいごにはかったのはいつだっけね?」

(*゚∀゚)「あー覚えてないなぁ」

(´;ω;)「せ、のびてるかなぁ」

(*゚∀゚)「いんや、全然だな」

(´;ω;)「そんなことないよっ、ほらっ」

(*゚∀゚)「…ま、今回だけは背伸びもアリって事で」

ガリガリ


37: 2007/10/14(日) 10:13:07.45 ID:nId1PqMCO

(´;ω;)「うっ…うっ…引っ越したくないよぅ」

(*゚∀゚)「しゃーないだろ、もう家無いんだから」

(´;ω;)「それは…おねーちゃんが…ババンギタのように…」

(*;゚∀゚)「分かった分かった。でもまだ最後の仕上げが残ってんだからさ」

(´うω;)「…うん」


38: 2007/10/14(日) 10:13:33.69 ID:nId1PqMCO

(*゚∀゚)「よっし!じゃあコレを柱のてっぺんに…っと、ショボ配線引っ張ってくれー」

(´うω・)「…うん」






40: 2007/10/14(日) 10:14:32.98 ID:nId1PqMCO

(*゚∀゚)「ふぅ。これでよし、と。」

(´・ω・)「よしと」

(*゚∀゚)「最後のあんたの姿、楽しみだよ…」

(´・ω・)「うん、そうだね」






(*゚∀゚)「…じゃあな、あたしのおうち」

42: 2007/10/14(日) 10:16:32.89 ID:nId1PqMCO
―――――
――――
――

ミーン ミーン ミーン
(*゚ー゚)「あーおなかいっぱいっ」
ミーン ミン ミン
(,,゚Д゚)「…全部食いやがった」

43: 2007/10/14(日) 10:17:12.04 ID:nId1PqMCO
ミーン ミーン
(*゚ー゚)「だって今日で最後なんだよ?この景色がオカズだったら何でもご馳走だよ!」
ミーン ミン ミン ミン ミーン
(,,゚Д゚)「だからって塩にぎり7個も食うか?」
ミン ミン ミーン
(,,゚Д゚)「セミもうるせぇっ!」
(*゚ー゚)「~♪」


45: 2007/10/14(日) 10:18:41.67 ID:nId1PqMCO
コイツがこの村に来たのは1年前。
前の学校で酷い苛めに合っいて、自殺未遂までやらかしたらしい。

うつ病かなんかの療養でこの辺境に来たそうだが、今じゃ俺にアンクルロックをがっちり極める程の回復を見せている。


47: 2007/10/14(日) 10:21:05.29 ID:nId1PqMCO
(*゚ー゚)「う~…んっ。気持ちいねぇ。こんな良い所を、何でかねぇ?」

(,,゚Д゚)「過疎ってやつだろ」

――『穂垂村』
その昔は隣りの炭鉱都市へ米を供給し、稲作と観光で活気ある村だった。

49: 2007/10/14(日) 10:21:47.26 ID:nId1PqMCO

炭鉱の閉鎖と共に、元々交通の便の悪いこの村の人口は減少。村の名物『穂垂池』も荒れ放題になっている。

そして昨年
ついに廃村となる事が決まった。

…らしい。


52: 2007/10/14(日) 10:22:50.06 ID:nId1PqMCO

ミーン ミーン
(*゚ー゚)「ふーん」
ミーン ミン ミン
(,,゚Д゚)「ま、俺らの卒業を待ってくれたのが、せめてものアレだよな」


54: 2007/10/14(日) 10:23:36.84 ID:nId1PqMCO
ミーン ミーン
(*゚ー゚)「あっ、セミの抜け殻!」
ミン ミン ミン ミン
(,,゚Д゚)「そんなもん拾うなって」
ミン ミン ミーン
(*゚ー゚)「だってぇ」
ミーン ミーン
(,,゚Д゚)「捨てろよ。ばっちいんだぞ」
ミーン ミン ミン ミーン
(*゚д゚)「嫌だっ」
ミンミン ミーン ミンミン
(,,゚Д゚)「…何でだよ。お前はホントに別人に…………」ミーン ミンミン ミーン ミンミン
(#,゚Д゚)「あーっ、セミっ、うるせぇっ!!」
ミーン ミーン
(*゚ー゚)「ギコくん」
ミン ミン ミン ミン
(,,゚Д゚)「あっ!?」


55: 2007/10/14(日) 10:24:33.90 ID:nId1PqMCO






(*'ー')…ちゅっ





(,,゚Д゚)








ミーン ミン ミン ミン ミーン

ミーン ミーン ミン

…ミーン…

57: 2007/10/14(日) 10:27:50.95 ID:nId1PqMCO
( ^ω^)ノシ「おーいドックーン」

('A`)「きめぇ」

川 ゚ -゚)「きめぇ」

ξ゚⊿゚)ξ「クー!つー!元気だった!?ショボンくんも!」

(*゚∀゚)「おうよ!」

(´・ω・)「みなさんおひさしぶr( ゚∀゚)「おーう!!ショボじゃねぇか!!野球頑張ってるか!?ショートがどれだか分かる様になったか!?」





60: 2007/10/14(日) 10:30:26.94 ID:nId1PqMCO
****

穂垂村の入口…かつて入口だった場所。
僕らは1ヶ月ぶりに再会した。

そこは以前のような貧相なものでは無くて。


62: 2007/10/14(日) 10:32:07.90 ID:nId1PqMCO

…数年前、併合された小中学校に通う生徒が2桁を切った年、
村長が村にスーツの大人を連れて来た。


『こ…ままでは村は……ムにする事で…下流の都市……人々の安ぜ…洪水を防……補償は国の…』


大人たちの表情が変わっていった。



64: 2007/10/14(日) 10:32:31.90 ID:nId1PqMCO

村を出なければならない事を僕らが知ったのは
たった1年前だった。

工事が着工されてからは本当に驚く程速くて、
気が付くと村は巨大なコンクリートに見下ろされていた。


66: 2007/10/14(日) 10:34:24.53 ID:nId1PqMCO

****

(*゚∀゚)「にしても、ブーンにしちゃグッドアイディアじゃんか!」

(*^ω^)「おっおっ。ジョルジュが理系の大学に進んだおかげだお」

( ゚∀゚)「そだな」


68: 2007/10/14(日) 10:35:23.52 ID:nId1PqMCO
川 ゚ -゚)「みんな今日の為に必氏に働いて貯金したろう?アイディアはブーンでも、我々だから実現出来た事さ」

(*^ω^)「おっおっ」

ξ゚⊿゚)ξ「えーと、私達が校舎で、クー達が体育館とその周辺…」

(*゚∀゚)「あたいらが民家だわね!」

( ゚∀゚)「ぬかりねぇな?…じゃあギコ達がいる裏山の山頂まで急ごうぜ!」


70: 2007/10/14(日) 10:37:30.75 ID:nId1PqMCO
川 ゚ -゚)「みんな今日の為に必氏に働いて貯金したろう?アイディアはブーンでも、我々だから実現出来た事さ」

(*^ω^)「おっおっ」

ξ゚⊿゚)ξ「えーと、私達が校舎で、クー達が体育館とその周辺…」

(*゚∀゚)「あたいらが民家だわね!」

( ゚∀゚)「ぬかりねぇな?…じゃあギコ達がいる裏山の山頂まで急ごうぜ!」


71: 2007/10/14(日) 10:37:58.72 ID:nId1PqMCO

―夕暮れが近い

―梢が揺れ

―山は黒く

―友の顔は赤く染まる

―いくつかのセミが氏に

―代わりに鈴虫が羽を擦る

―下校路を、今日は、逆に走る


74: 2007/10/14(日) 10:40:09.45 ID:nId1PqMCO

(*゚∀゚)「ヤバいよ!あんま暗くなると…」

川 ゚ -゚)「ツン、まだ走れるか!?」

ξ;゚⊿゚)ξ「ハアハア…うんっ」


76: 2007/10/14(日) 10:41:52.40 ID:nId1PqMCO

―見慣れた道

―見慣れた校舎

―見慣れた家

―見慣れた村

―思い出を、走り抜ける。


78: 2007/10/14(日) 10:43:09.59 ID:nId1PqMCO

(´うω;)「……うっ」

( ゚∀゚)「泣くんじゃねぇ!!男だろ!」

( ^ω^)「そうだお!笑ってばいばいするんだお!!」

(うω・´)「…は、はいっ!」

(*゚∀゚)(・・・・)



80: 2007/10/14(日) 10:44:22.23 ID:nId1PqMCO
****

ポツポツ

(*゚ー゚)「ギコくん!」

(,,゚Д゚)「よっしゃ!予報通りだっ。しぃ、冷えるから車行ってろ」

(*゚д゚)「いやだっ」

(,,゚Д゚)「だよな」

(*゚ー゚)「だよ」



83: 2007/10/14(日) 10:49:03.07 ID:nId1PqMCO
****

ポツポツ
シトシト タパタパ

ザーーーーーーーーーッ

( ^ω^)「降ってきたお!足元どろんこだから気をつけろお!」

ξ*゚⊿゚)ξ「う…うん!」

ズルッ
(*;゚∀゚)「うわぁっ!」

(´・ω・)「お姉ちゃん!つかまって!」
グッ
(*゚∀゚)(・・・・・)


84: 2007/10/14(日) 10:50:04.63 ID:nId1PqMCO

( ゚∀゚)「山頂っ見えたぞっ!」
( ゚∀゚)ノシ「ぅおーーいっ!」

(*゚ー゚)ノシ「ジョルジュくーん!みんなビチョビチョだねー」

川 ゚ -゚)「これで一安心…か」

('A`;)「ゼエゼエ」


88: 2007/10/14(日) 10:51:11.05 ID:nId1PqMCO
****

昼間の空は顔を変えて

穂垂村に雨を降らせた。

コンクリートに覆われ
水捌けを失った村

まだ水位が低いとはいえ
その風貌は正に
`ダム'のそれだった。


91: 2007/10/14(日) 10:55:42.90 ID:nId1PqMCO
****

ザーーーーーーーーッ
ビタ ビタ ビタ

( ゚∀゚)「一人でも防水ミスってたら氏ぬかもしれない」
(,,゚Д゚)「おうよ」

ザーーーーーー…

( ゚∀゚)「仲間を信じるってか?」
(,,゚Д゚)「氏んだらそのまま村に沈めてくれや」
(*゚д゚)「断るっ」


93: 2007/10/14(日) 10:57:17.17 ID:nId1PqMCO
>>90
嬉しくて血ぃ出ましたw
ありがとう

諸事場でちょっとペースダウンします;
ごめんなさい

96: 2007/10/14(日) 11:02:33.58 ID:nId1PqMCO
****

ザーーーーーーーーッ
ビタ ビタ ビタ

( ゚∀゚)「一人でも防水ミスってたら氏ぬかもしれない」
(,,゚Д゚)「おうよ」

ザーーーーーー…

( ゚∀゚)「仲間を信じるってか?」
(,,゚Д゚)「氏んだらそのまま村に沈めてくれや」
(*゚д゚)「断るっ」


100: 2007/10/14(日) 11:13:52.87 ID:nId1PqMCO
ビタ ビタ ビタ

( ゚∀゚)「ゴム手おK?」
(,,゚Д゚)「おK」

( ゚∀゚)「いくぜっ」
(,,゚Д゚)「おK」



101: 2007/10/14(日) 11:14:26.52 ID:nId1PqMCO






ザーザーザー
ビタビタビタビタ
ザーーーーーーーーッ








( ゚∀゚)o彡 GO!!

103: 2007/10/14(日) 11:15:41.07 ID:nId1PqMCO

ガチッ


ブブブブ バチッ!


ビブッ!



ξ゚⊿゚)ξ「つか…ない?」

(;^ω^)「…だめかお」


104: 2007/10/14(日) 11:16:26.81 ID:nId1PqMCO

('A`)「!!」
('A`;)「クソッ!」
ダッ
川; ゚ -゚)「ドクオ!?」
ダッ

(;゚∀゚)「体育館側の配線が断線してるんだっ。全てあそこを経由しているから…」


105: 2007/10/14(日) 11:16:57.88 ID:nId1PqMCO

('A`;)「ギコ!スイッチ切るんじゃねえぞ!今切ったら次動くかわかんねぇ!!」

(,,゚Д゚)「たりめぇだ!お前の氏体はクーちゃんに任せる!!」

川;゚ -゚)「ふざけるな!くっ、それ貸せっ!…ドクオっ、待てーっ!」



106: 2007/10/14(日) 11:26:29.35 ID:nId1PqMCO
****

('A`#)「うおぁおあぉっ!!」

学校の裏山の山頂から、道なき道をかけおりる。
今さら樹枝なんて気にしてられない。

もう3回転んだんだ。

暗くて血が出てるかどうかもわからない

108: 2007/10/14(日) 11:30:56.26 ID:nId1PqMCO
――体育館裏――

('A`#)「ハアッ ハアッ チクショウ!やっぱ切れてやがる」

('A`;)「銅線がささくれてるな…うかつに触るとゴム手破れるかも…」

('A`メ)「断面を重ねて踏んづければ…角度がよきゃくっつくかもな…」

('A`#)「・・・SEIYUイチキュッパの『ゴム底運動靴』舐めんなよ」

('A`#)「うりゃああああ(#)'A`)あべしっ

110: 2007/10/14(日) 11:34:39.50 ID:nId1PqMCO

川#゚ -゚)「アホか君は!!」

(#)'A`)「く…クー。…だってよぅ」

川メ゚ -゚)「君の靴が1200円な事もゴム靴底が裂けている事も知っている」

(*'A`)「だっ…ばっか……じゃっじゃあ…どぅすんらよ!」


112: 2007/10/14(日) 11:36:51.06 ID:nId1PqMCO
****
ザーーーーーーーーーッ
シト シト シト

ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫かな…」

(;^ω^)「大丈夫だお」

ξ゚⊿゚)ξ「水…溜まってきたね…」

(,,゚Д゚)「・・・・。」






113: 2007/10/14(日) 11:38:48.03 ID:nId1PqMCO
****

川メ゚ -゚)「ここはどこだ?」

('A`)「体育館…部室の…裏?」

川メ゚ -゚)「私と君は何の為に小手を使っている?」

('A`)「手を痛くしない為?」
グッ
川#゚ -゚)「上出来だ!!貸せっ」






116: 2007/10/14(日) 11:51:05.39 ID:nId1PqMCO
****

―――ボゥ


(*゚∀゚)「ん?」


(*゚∀゚)「…今、光った?」

117: 2007/10/14(日) 11:51:51.65 ID:nId1PqMCO

( ^ω^)「おっ?僕は何も見えn―――


バッ


( ゚ω゚)「――――!」


120: 2007/10/14(日) 11:56:06.05 ID:nId1PqMCO
バババパパッ


(*゚∀゚)「光った!…村がっ!…穂垂がっ!…またっ!」

ババッ


ξ゚⊿゚)ξ「やった!ブーンっ、見てっ!!やったよ!!!!」

( ゚ω゚)「おっ……」

( ゚∀゚)o彡「っしゃあぁあぁっ!!ショボ、見とけっこれがお前の故郷だ!」

(´;ω;)「うわぁぁぁんっお姉ちゃんと―僕の家が……見えるよ…


121: 2007/10/14(日) 11:57:09.87 ID:nId1PqMCO
****

パッ

川メ゚ -゚)「今のが…最後の一つか…」

('A`メ)「あとは順々に、消えてくんだよな…」


122: 2007/10/14(日) 11:57:39.88 ID:nId1PqMCO
川メ゚ -゚)「・・・・」

('A`メ)「・・・・」
('A`メ)「あのな、クー」

川メ;゚ -゚)「な、なんだ!?あああ改まって…」

('A`メ)「俺来月からタイに行く事になったんだ。トーチャンが飛ばされてなぁ」


124: 2007/10/14(日) 11:58:54.91 ID:nId1PqMCO
川メ;゚ -゚)「…あ……う…だ……ドクオ、なら、大丈夫じゃない、か?変Oで、口リコンで、不細工だけど、ホラ結構図々しいところあるし…」

('A`;)「予想通りのリアクション乙w」

川メ;゚ -゚)「いや、あの」

('A`メ)「んでな、俺、アッチで大学行くつもりなんだ。そんで4年したら帰ってくる。」

('A`メ)「―――だから、だからな、帰ってきたら、川メ゚ -゚)「それは帰って来た時に聞こう」


川メ゚ -゚)「今は、私たちの故郷を…故郷の穂垂(ホタル)の最期を…ドクオ、…君と一緒に見ていたいんだ」



126: 2007/10/14(日) 12:00:34.60 ID:nId1PqMCO

****

――それは、水面に浮かぶように



(*゚∀゚)「ショボ、彼女できたらねーちゃんに言うんだぞ」

(´・ω・)「なにさとつぜん」

(*゚∀゚)「…あんたはいい男になる。きっとだよ…」

(´・ω・)「………うん」



128: 2007/10/14(日) 12:01:24.88 ID:nId1PqMCO

――それは、命燃やして輝くように



(,,゚Д゚)「次はお前が『老衰で氏ぬ』約束守るんだぞ」

(*゚д゚)「了解っ」

(,,゚Д゚)「…真似すんなって」



129: 2007/10/14(日) 12:01:54.05 ID:nId1PqMCO

――それは、世界に別れを告げているように

( ゚ω゚)「おっ…もう…消えちゃうのかお…」

( ;ω;)「消えちゃったら、…僕たち、また…離ればなれ、に……」



131: 2007/10/14(日) 12:05:11.41 ID:nId1PqMCO

――それは、僕らを繋ぐように



( ゚∀゚)「…消えねぇさ。」
( ;ω;)「おっ………」

( ゚∀゚)「…分かってんだろ?ホタルは消えねぇさ」
( ;ω;)「…うんっ!うんっ!」



132: 2007/10/14(日) 12:06:44.72 ID:nId1PqMCO


――その光は・・・・。


――水面に浮かぶ、その光まるで・・・・


134: 2007/10/14(日) 12:07:14.37 ID:nId1PqMCO


ξ゚⊿゚)ξ「……ありがと。」







―――( ^ω^)達ともう見ることができないホタルのようです





135: 2007/10/14(日) 12:08:01.74 ID:nId1PqMCO


「いくぜっ!」

「せーーのっ!!!」



          *
オラァッッ!    * * *
( ゚∀゚)ノシ彡* * * * *
         * *
           * *



ボチャン ボチャン







*―おわり―* ...((*

138: 2007/10/14(日) 12:12:33.13 ID:nId1PqMCO
支援ありがとうござました

前よんでいただいた方もいたようで、嬉しいやら申し訳ないやらです。

最後と行間や“間”など細かいところを改変しました。

これで思い残す事なくくたばれます。

次、頑張りましますー

143: 2007/10/14(日) 13:29:05.45 ID:nId1PqMCO
ありがとうございます
>>136
読み返すと自分でも色々気付きますね。
精進します

引用: ( ^ω^)達ともう見ることのできない蛍のようです