1: 2012/08/31(金) 22:50:54.43 ID:J4EEb0Le0
~夕暮れの海岸~

ザザーー ザザーーー

ゆき「今日は8月31日か」

めり「もう夏が終わっちゃうね」

ゆき「あれだけ楽しかった夏も」

めり「今日でおしまいね」
ゆるゆり: 24【イラスト特典付】 (百合姫コミックス)
2: 2012/08/31(金) 22:52:32.31 ID:J4EEb0Le0
ゆき「前に遊びに来た時にあれだけ賑わっていた海の家ももうみんな撤去され」

めり「今、この海岸に残っている物は何も無いし」

ゆき「ラジオを聴けば、必ず流れてくるのは」

めり「ZONEの「secret base ~君がくれたもの~」」

ゆき「井上陽水の「少年時代」」

めり「桑田佳祐の「祭りのあと」」

ゆき「今日だけで」

めり「この曲たちを」

ゆき・めり「もう何回聞いた事だろうか」

4: 2012/08/31(金) 22:53:45.48 ID:J4EEb0Le0
ゆき「これらの曲を聴くと、夏の終わりを感じさせるよね」

めり「何か哀愁があっていいよね」

ゆき「だからこそ、みんな聞きたがっているのかもね」

めり「これらの曲を聴いて、夏の終わりを感じさせるわけね」

ゆき「あと、「サライ」も夏の終わりの曲の定番だよね」

めり「でも、今年は聞く機会が無かったね」

ゆき「その時間、めりちゃんと一緒にデートをしていたからね」

めり「で、デートと言わないでよ//////」

めり「ゆ、ゆきちゃんと一緒に遊びに行っただけなのに」

ゆき「でも、海が見える公園で私とキスを・・・・・・・」

めり「こ、これ以上言わないで/////」

5: 2012/08/31(金) 22:55:14.29 ID:J4EEb0Le0
ゆき「日が少しずつ暮れて来たね・・・・・・・・」

めり「オレンジ色の夕焼けが綺麗だね」

ゆき「でも、何か切ないよね」

めり「いつもと同じ夕日と夕焼け空なのに・・・・・・・・」

ゆき「さっきまであれほどいたサーファーもみんな帰って」

めり「私たちだけになったわね」

ゆき「海の家も何も無くなっているし」

ゆき・めり「夏の終わりの寂しさを感じているみたいだね」

6: 2012/08/31(金) 22:56:27.91 ID:J4EEb0Le0
めり「今年の夏は色々楽しかったよね」

ゆき「みんなで海に行ったり、オリンピックを見たり、花火大会に行ったり、色々遊んだよね」

めり「3週間前にこの海岸に来た時も」

7: 2012/08/31(金) 22:58:08.01 ID:J4EEb0Le0
~3週間前~


めり「ふ、古谷さん」

ゆき「で、でかい」

あかり「向日葵ちゃん・・・・・・」

ちなつ「まるでスイカみたい」

向日葵「ジロジロ見ないで・・・・・・ 恥ずかしいですわ///」

櫻子「」プルプルプルプル

櫻子「おっOい禁止!」ポイーン

向日葵「きゃあっ」

櫻子「おっOい禁止!おっOい禁止!おっOい禁止!おっOい禁止!おっOい禁止!」ポインポインポイン

向日葵「いい加減にしなさい!」バシッ

櫻子「げふっ」

8: 2012/08/31(金) 22:59:23.16 ID:J4EEb0Le0
ゆき「古谷さんの胸があんなにでかかったなんて・・・・・・」

めり「私たちなんてまだまだこんなに小さいのに・・・・・・・」

ゆき「大丈夫だよ、めりちゃん。私たちももっと大きくなるよ」

ゆき「私たちの夢と共に私たちの胸は膨らんでいくさ」

めり「ゆきちゃん、その台詞恥ずかしいよ////」

ゆき「私も言っててなんか恥ずかしくなっちゃった////」

めり「照れてるゆきちゃん、カワイイ」

ゆき「み、見ないでよ////」

9: 2012/08/31(金) 22:59:59.62 ID:J4EEb0Le0
めり「その後、海でみんなで遊んだり、スイカ割りをしたり、海の家で焼きそばを食べたりしたよね」

ゆき「大室さんはスイカ割りの事を「向日葵のおっOい割り」と言っていたわね」

めり「その後、古谷さんから激しいツッコミを受けていたよね」

ゆき「倒れた大室さんに砂をかけて巨Oにさせていたよね」

めり「その後に大室さんが言った台詞が」

11: 2012/08/31(金) 23:06:19.75 ID:J4EEb0Le0






櫻子「どうだ、向日葵!向日葵よりもおっOい大きくなったぞ!」



14: 2012/08/31(金) 23:12:21.15 ID:J4EEb0Le0
ゆき「でも、あの後、古谷さんが手で大室さんの砂を掃っていたよね」

めり「それも凄い速さで取りはらっていたよね」

ゆき「砂が全部無くなった後に大室さん、泣いていたよね」



18: 2012/08/31(金) 23:16:43.91 ID:J4EEb0Le0
櫻子「うぅぅぅ・・・・・・ 向日葵、ひどいよ・・・・・・ ひどいよ・・・・・・・・」ポロポロ

櫻子「私にも夢を見させてよ・・・・・・・・」ポロポロ



21: 2012/08/31(金) 23:24:35.95 ID:J4EEb0Le0
ゆき「でも、その後の古谷さんの行動も凄かったわね」

めり「うん、凄かった」

ゆき「まさか泣き止むためにやったとはいえ・・・・・・・」

23: 2012/08/31(金) 23:28:12.61 ID:J4EEb0Le0
向日葵「さ、櫻子・・・・・・・・」

櫻子「うえ~~~ん、向日葵のバカ!バカ!バカ!」ビエーーーーーン

あかり「どうしよう、向日葵ちゃん」

向日葵「これ、人前でやるのは恥ずかしいですけど・・・・・・・」

ちなつ「何をするの?」

向日葵「櫻子・・・・・・・」

チュッ

ALL「////////」

25: 2012/08/31(金) 23:32:34.77 ID:J4EEb0Le0
ゆき「大勢の人の前で唇にキスするなんて・・・・・・・・」

めり「大胆すぎるよね」

ゆき「その後の大室さんも凄かったよね」



28: 2012/08/31(金) 23:37:29.77 ID:J4EEb0Le0
櫻子「ひ、向日葵、な、何、キスするんだよ////」

向日葵「ゴメンなさい・・・・・・ 櫻子を泣かせるような事をしてしまって」ウルウル

櫻子「向日葵・・・・・・・・」

櫻子「じゃあ、私からもお返しをするね」

チュッ

向日葵「さ、さくらこ・・・・・・/////」

ALL「////////」



30: 2012/08/31(金) 23:42:30.40 ID:J4EEb0Le0
ゆき「まさかキスを返すなんて・・・・・・・」

めり「二人とも大胆だよね」

ゆき「そして帰り道はずっと手を繋いでいたよね」

めり「「向日葵の手はずっと私の物だぞ」とか「櫻子の手も私の物ですわ」とか恥ずかしい台詞を連発していたよね」

ゆき「周りにいた人がみんなニヤニヤしていたのが今も鮮明に覚えているよ」

めり「一緒に帰るのが恥ずかしかったよ」

ゆき「うん、恥ずかしかった」

めり「私たちは心の中で」

ゆき「こう叫んだよね」


31: 2012/08/31(金) 23:43:31.38 ID:J4EEb0Le0







ゆき&めり「バカップル、少しは自重しろ!」

33: 2012/08/31(金) 23:47:33.78 ID:J4EEb0Le0
ゆき「オリンピックも熱かったわね」

めり「毎日、私の家とゆきちゃんの家で朝まで見ていたもんね」

ゆき「なでしこJAPANの快進撃には興奮したわね」

めり「大声で叫びまくったから」

ゆき&めり「声を枯らしたもんね」

ゆき「おまけに」

ゆき&めり「大声で寝ていた家族を起こしてしまって、沢山怒られたもんね」

ゆき「だって、大声出しちゃうのはしょうがないよ」

めり「あんなに興奮する場面が続けばね」

34: 2012/08/31(金) 23:51:00.82 ID:J4EEb0Le0
ゆき「オリンピックも良かったけど、終わった後にめりちゃんと一緒に早朝散歩していたよね」

めり「この海岸にも何度も来たよね」

ゆき「朝に浴びる海風は凄い気持ちよかったよね」

めり「爽やかな風で本当に気持ちよかったよね」

ゆき「まるでめりちゃんみたいに爽やかだったよね」

めり「///////」

めり「ゆ、ゆきちゃんも同じくらい爽やかだったよ」

ゆき「あ、ありがとう・・・・・・//////」

めり「そして帰る前にいつもこの海岸で」

ゆき「朝日を浴びながら」



35: 2012/08/31(金) 23:52:18.18 ID:J4EEb0Le0







ゆき&めり「キスをしたよね」

37: 2012/08/31(金) 23:57:21.33 ID:J4EEb0Le0
ゆき「キスといえば花火大会でもやったよね」

めり「あの時は花火が開いたと同時にキスしたよね」

ゆき「あんなに人がいたのに・・・・・・」

めり「キスなんかよく出来たよね」

めり「でも、周りを見たら・・・・・・・」





38: 2012/08/31(金) 23:58:20.11 ID:J4EEb0Le0






ゆき&めり「みんな一斉にキスしていたよね」

40: 2012/08/31(金) 23:59:34.47 ID:J4EEb0Le0
ゆき「////////」

めり「////////」

ゆき「ハメを外し過ぎたと思ったら」

めり「みんなやっていたのね」

ゆき「とうもろこしを両端から食べ始めたり」

めり「たこ焼きを食べるときに、ゆきちゃんがふーふーしてくれたり」

めり「わたあめを2人で一緒に食べたりしていたけど」

ゆき&めり「これって普通の事だよね」



46: 2012/09/01(土) 00:09:11.95 ID:4WdtG9bO0

ゆき「こうして夏の思い出を語っている間に太陽が沈んで」

めり「太陽に代わって月が昇り」

ゆき「そして、さっきまで私たちの上に広がっていたオレンジ色の空は」

めり「夜空に変わっていた」

ゆき「そういえば、今日はブルームーンの日だよね」

めり「でも、月は青くないよ」

ゆき「違うよ、めりちゃん、ブルームーンというのは1ヶ月の間に2度満月が巡って来る事だよ」

ゆき「今日が8月に入って2回目の満月だからブルームーンなんだよ」

めり「そうなんだ・・・・・・ 本当に月が青くなると思っていた・・・・・・・」

めり「でも、凄い綺麗だね」

ゆき「こんなに綺麗な満月見たの、私、初めてかも」

47: 2012/09/01(土) 00:11:24.14 ID:4WdtG9bO0
ゆき「めりちゃんと一緒にこんな綺麗な満月が見れて私、嬉しいよ」

めり「私もゆきちゃんと一緒に見れて嬉しいよ」

ゆき「こんな綺麗な月」

ゆき&めり「一生、記憶に残りそうだね」

ゆき「なら、もっと一生記憶に残るような事をしよう」

めり「えっ」

チュッ

49: 2012/09/01(土) 00:17:06.56 ID:4WdtG9bO0
めり「////////」

ゆき「私、一度やってみたかったんだ」

ゆき「満月の下で大好きな人にキスする事を」

ゆき「しかも今日は数少ないブルームーンの日だったから、どうしてもやってみたかったんだ」

ゆき「月の光に照らされためりちゃん、凄い綺麗だったよ」

めり「こ、これ以上恥ずかしい事言わないでよ・・・・・・////」

ゆき「照れためりちゃん、凄いカワイイよ」

めり「やめてよ、もう////」

53: 2012/09/01(土) 00:24:15.12 ID:4WdtG9bO0
めり「私もこの夏最高の思い出を作ってもいいよね」

チュッ

ゆき「な・・・・・・///////」

めり「私も満月の下でずっとキスしたかったんだ」

めり「それも一番好きな人と・・・・・・・・」

ゆき「めりちゃん・・・・・・・・・」

ゆき「私もブルームーンの日に一番好きな人にキスが出来て良かったよ」

ゆき「めりちゃん・・・・・・」

めり「ゆきちゃん・・・・・・・」

54: 2012/09/01(土) 00:27:39.00 ID:4WdtG9bO0




ゆき&めり「最高の思い出をありがとう」

56: 2012/09/01(土) 00:36:01.04 ID:4WdtG9bO0
ゆき「夏が行くね・・・・・・・」

めり「次は秋だね・・・・・・・」

ゆき「楽しかった夏が行くのは惜しいけど」

めり「でも、秋にも沢山の思い出を作ろうね」

めり「家でも学校でも外でも、色んな所でいい思い出を作ろうね」

ゆき「うん」

ゆき「そして来年の夏も今年くらい、いや、今年以上にいい思い出を作ろうね」

めり「うん」

58: 2012/09/01(土) 00:40:17.19 ID:4WdtG9bO0
ゆき「そろそろ帰ろうか」

めり「うん」

めり「本当にこの夏、沢山の思い出作ったよね」

ゆき「最後にもう1回思い出を作ろうか」

めり「うん」

ゆき「めりちゃん・・・・・・・」

めり「ゆきちゃん・・・・・・・」

チュッ

チュッ



おしまい

引用: ゆき&めり「惜夏とブルームーン」