1: 2012/05/16(水) 23:30:34.74 ID:F4fmrJ+60
あかり「あかりの番だね。はじまりはじまりー」
――――――――
あかり(はぁ……またみんなに「あれ? あかり居たの?」って言われちゃった……)
あかり「もっと目立ちたいなぁ……存在感が欲しいなぁ……」
??「お困りのようだが、小生で良ければ力をお貸ししようか」
あかり「えっ? あの……誰? あかりのこと知ってるの?」
??「知っている、と言っておこう。それよりも先程言っていたことだが」
あかり「えっ? 何のこと?」
??「目立ちたい、と言っておったのを聞いたのだよ。どれ、小生に任せてもらえないだろうか」
あかり「ええっ!? いきなりそんなこと言われても……」
??「なに、必要なければ小生は去るのみ。必要とあれば、力をお貸ししよう」
あかり(何だろう……驚いちゃったけど、ちょっと気になるかも……)
――――――――
あかり(はぁ……またみんなに「あれ? あかり居たの?」って言われちゃった……)
あかり「もっと目立ちたいなぁ……存在感が欲しいなぁ……」
??「お困りのようだが、小生で良ければ力をお貸ししようか」
あかり「えっ? あの……誰? あかりのこと知ってるの?」
??「知っている、と言っておこう。それよりも先程言っていたことだが」
あかり「えっ? 何のこと?」
??「目立ちたい、と言っておったのを聞いたのだよ。どれ、小生に任せてもらえないだろうか」
あかり「ええっ!? いきなりそんなこと言われても……」
??「なに、必要なければ小生は去るのみ。必要とあれば、力をお貸ししよう」
あかり(何だろう……驚いちゃったけど、ちょっと気になるかも……)
2: 2012/05/16(水) 23:32:04.31 ID:F4fmrJ+60
あかり「……えっと、あかりは何をすればいいの?」
??「ふむ、これを渡そう」
あかり「ええっ!? これ……何?」
??「『方天戟』と呼ばれる武器であり、お主に力を与えるだろう」
あかり「ほうてんげき? うーん、あかりにはよく分からないなぁ……」
??「気にしなくても良い、いずれ使うべき時が来る。それと、これもお主に渡そう」
あかり「えっ? これって……この、お馬さんのこと?」
??「赤兎馬と呼ばれる名馬だが、乗る者を選ぶ。お主は選ばれるかどうか」
あかり「あかりお馬さんには乗ったことないけど……大丈夫かなぁ?」
??「選ばれれば力など要らぬ。まずは、試してみることだ」
??「ふむ、これを渡そう」
あかり「ええっ!? これ……何?」
??「『方天戟』と呼ばれる武器であり、お主に力を与えるだろう」
あかり「ほうてんげき? うーん、あかりにはよく分からないなぁ……」
??「気にしなくても良い、いずれ使うべき時が来る。それと、これもお主に渡そう」
あかり「えっ? これって……この、お馬さんのこと?」
??「赤兎馬と呼ばれる名馬だが、乗る者を選ぶ。お主は選ばれるかどうか」
あかり「あかりお馬さんには乗ったことないけど……大丈夫かなぁ?」
??「選ばれれば力など要らぬ。まずは、試してみることだ」
4: 2012/05/16(水) 23:34:01.85 ID:F4fmrJ+60
あかり「じゃあ、乗ってみるね……えいっ!」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「うわっ!? お、落ち着いて……えいっ、やぁっ!」
赤兎馬「……ブルル」
??「ほう、大人しくなったか。小生の予想を遙かに越える人物であったとは」
あかり「えへへ、赤兎馬さん、あかりが乗ってても大丈夫?」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「うわぁ、頼もしいね。あかり、赤兎馬さんと仲良くできそうだよ」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「うわっ!? お、落ち着いて……えいっ、やぁっ!」
赤兎馬「……ブルル」
??「ほう、大人しくなったか。小生の予想を遙かに越える人物であったとは」
あかり「えへへ、赤兎馬さん、あかりが乗ってても大丈夫?」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「うわぁ、頼もしいね。あかり、赤兎馬さんと仲良くできそうだよ」
5: 2012/05/16(水) 23:36:02.52 ID:F4fmrJ+60
??「では、これはお主に譲ろう。いずれ、使うべき時が来る」
あかり「ありがとう! えっと、あなたは誰なの?」
??「なに、小生のことなど知る必要は無い。だが、また会う時が来るだろう」
あかり「本当? 分かった、また会おうね!」
??「うむ、では」スゥ
あかり「あれ? 消えちゃった……」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「あれ? ちょ、ちょっとどこに行くの!?」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「だ、誰か止めてええええ」
あかり「ありがとう! えっと、あなたは誰なの?」
??「なに、小生のことなど知る必要は無い。だが、また会う時が来るだろう」
あかり「本当? 分かった、また会おうね!」
??「うむ、では」スゥ
あかり「あれ? 消えちゃった……」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「あれ? ちょ、ちょっとどこに行くの!?」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「だ、誰か止めてええええ」
8: 2012/05/16(水) 23:38:02.57 ID:F4fmrJ+60
洛陽
あかり「うう……赤兎馬さん、ここどこ?」
??「赤座殿、どうなされた」
あかり「えっ? えっと……あなた誰?」
張遼「何と、この張文遠の名をお忘れになったのか?」
あかり「ちょうぶんえんさん? ごめんなさい……あかり、忘れちゃったのかなぁ」
張遼「それよりも赤座殿、董卓様がご用があるとの事」
あかり「とうたくさま? ……うう、あかりには分からないよ」
張遼「……赤座殿、何か事情があるとお見受けするが、今は董卓様の下へと」
あかり「う、うん……分かった、行ってくるね。……でも、どこに行けばいいの?」
??「それなら私がお連れいたしましょう、あかり様」
あかり(うわぁ、とっても綺麗な人……この人もあかりの知り合いなのかな?)
あかり「うう……赤兎馬さん、ここどこ?」
??「赤座殿、どうなされた」
あかり「えっ? えっと……あなた誰?」
張遼「何と、この張文遠の名をお忘れになったのか?」
あかり「ちょうぶんえんさん? ごめんなさい……あかり、忘れちゃったのかなぁ」
張遼「それよりも赤座殿、董卓様がご用があるとの事」
あかり「とうたくさま? ……うう、あかりには分からないよ」
張遼「……赤座殿、何か事情があるとお見受けするが、今は董卓様の下へと」
あかり「う、うん……分かった、行ってくるね。……でも、どこに行けばいいの?」
??「それなら私がお連れいたしましょう、あかり様」
あかり(うわぁ、とっても綺麗な人……この人もあかりの知り合いなのかな?)
10: 2012/05/16(水) 23:40:03.11 ID:F4fmrJ+60
あかり「えっと、あかりをどこに連れて行くの? とうたくさまのところ?」
??「ええ、董卓様の下へとお連れいたします」
あかり「あの……とうたくさまって、えらい人なの?」
??「そうでございますが……何故、今更そのようなことを?」
あかり「えっと……なんだかあかりにも分からないんだけど、色々忘れちゃったみたい……」
??「では、私のこともお忘れになったのですか……?」
あかり「……ご、ごめんなさい」
貂蝉「……分かりました。私の名は貂蝉、二度とお忘れにならないでくださいね……」
あかり「貂蝉さん……うん、よろしくね」
??「ええ、董卓様の下へとお連れいたします」
あかり「あの……とうたくさまって、えらい人なの?」
??「そうでございますが……何故、今更そのようなことを?」
あかり「えっと……なんだかあかりにも分からないんだけど、色々忘れちゃったみたい……」
??「では、私のこともお忘れになったのですか……?」
あかり「……ご、ごめんなさい」
貂蝉「……分かりました。私の名は貂蝉、二度とお忘れにならないでくださいね……」
あかり「貂蝉さん……うん、よろしくね」
12: 2012/05/16(水) 23:42:04.05 ID:F4fmrJ+60
貂蝉「董卓様、あかり様をお連れいたしました」
董卓「うむ。貂蝉よ、下がって良いぞ」
貂蝉「……はっ」
あかり(ええっ!? この人が董卓さん? 何だか、豚さんみたいだよぉ……)
董卓「赤座、どうやら袁紹を中心とした軍が、この洛陽へと迫っているようでな……」
あかり「ええっ!? 軍って……兵士さんとかたくさん居るの?」
董卓「当り前であろうが! ぬう……袁紹ごときがわしを倒そうなどと舐めた真似を!」
あかり「董卓さん、みんなにいじめられてるの?」
董卓「その通りじゃ! わしを妬み、その地位を奪おうと群がる愚者の集まりよ!」
董卓「うむ。貂蝉よ、下がって良いぞ」
貂蝉「……はっ」
あかり(ええっ!? この人が董卓さん? 何だか、豚さんみたいだよぉ……)
董卓「赤座、どうやら袁紹を中心とした軍が、この洛陽へと迫っているようでな……」
あかり「ええっ!? 軍って……兵士さんとかたくさん居るの?」
董卓「当り前であろうが! ぬう……袁紹ごときがわしを倒そうなどと舐めた真似を!」
あかり「董卓さん、みんなにいじめられてるの?」
董卓「その通りじゃ! わしを妬み、その地位を奪おうと群がる愚者の集まりよ!」
13: 2012/05/16(水) 23:44:15.65 ID:F4fmrJ+60
あかり「あかり、いじめはいけないと思う。董卓さん、私が味方してあげるからね!」
董卓「当たり前じゃ! 貴様一人ですべての軍勢を薙ぎ払ってこい!」
あかり「ええっ!? あかり一人じゃ無理だよぉ……」
董卓「貴様の配下もおるではないか! それに高順、華雄も連れて行くが良い!」
あかり「あかりの味方もいるんだね。それなら頑張れるかなぁ」
董卓「わしの酒池肉林のため、全てを根絶やしにしてやるのだ!」
あかり「しゅちにくりん? 董卓さん、それどういう意味なの?」
董卓「酒池肉林とはな……この世の全ての酒、女に囲まれ、富も地位もわしの物にするという事じゃ!」
あかり(酒に女? えっと、あかりはまだお酒は飲めないけど……女の人に囲まれるってことは)
あかり(そっか! 京子ちゃんや結衣ちゃんやちなつちゃんと一緒ってことだね!)
あかり(それにお酒ってことは……大人になってもみんな一緒ってことなのかも)
あかり「うん、あかりもそうなったら嬉しいよ。董卓さん、一緒に頑張ろうね!」
董卓「よし、早速向かえ赤座。この虎牢関に奴等を近づけるな!」
あかり「うん! あかり、行ってくるね!」
董卓「当たり前じゃ! 貴様一人ですべての軍勢を薙ぎ払ってこい!」
あかり「ええっ!? あかり一人じゃ無理だよぉ……」
董卓「貴様の配下もおるではないか! それに高順、華雄も連れて行くが良い!」
あかり「あかりの味方もいるんだね。それなら頑張れるかなぁ」
董卓「わしの酒池肉林のため、全てを根絶やしにしてやるのだ!」
あかり「しゅちにくりん? 董卓さん、それどういう意味なの?」
董卓「酒池肉林とはな……この世の全ての酒、女に囲まれ、富も地位もわしの物にするという事じゃ!」
あかり(酒に女? えっと、あかりはまだお酒は飲めないけど……女の人に囲まれるってことは)
あかり(そっか! 京子ちゃんや結衣ちゃんやちなつちゃんと一緒ってことだね!)
あかり(それにお酒ってことは……大人になってもみんな一緒ってことなのかも)
あかり「うん、あかりもそうなったら嬉しいよ。董卓さん、一緒に頑張ろうね!」
董卓「よし、早速向かえ赤座。この虎牢関に奴等を近づけるな!」
あかり「うん! あかり、行ってくるね!」
16: 2012/05/16(水) 23:46:04.57 ID:F4fmrJ+60
あかり「えっと、赤兎馬さんはどこかなぁ……」
張遼「そこに居られるのは赤座殿か」
あかり「あっ、ちょうぶんえんさん。あかり、迷っちゃって困ってたんだ……」
張遼「それなら共に参ろう。既に敵の軍勢は迫っているとの報告もあった」
あかり「う、うん。あかり、頑張るね!」
張遼「これは頼もしい言葉。この張文遠、赤座殿と共に戦場を駆け抜けようぞ!」
伝令「た、大変です! 華雄殿、汜水関にて敵方の将に一刀両断されたと報告が!」
張遼「……赤座殿、急いだ方が良さそうだな」
あかり「うん……早く向かわないと」
張遼「そこに居られるのは赤座殿か」
あかり「あっ、ちょうぶんえんさん。あかり、迷っちゃって困ってたんだ……」
張遼「それなら共に参ろう。既に敵の軍勢は迫っているとの報告もあった」
あかり「う、うん。あかり、頑張るね!」
張遼「これは頼もしい言葉。この張文遠、赤座殿と共に戦場を駆け抜けようぞ!」
伝令「た、大変です! 華雄殿、汜水関にて敵方の将に一刀両断されたと報告が!」
張遼「……赤座殿、急いだ方が良さそうだな」
あかり「うん……早く向かわないと」
17: 2012/05/16(水) 23:48:18.47 ID:F4fmrJ+60
一方、劉備の軍勢
劉備「雲長、大手柄ではないか」
関羽「ありがたきお言葉。しかし、まだ董卓を討ち取ってはおらぬ」
張飛「そうだぜ兄者。董卓の首を取って一番の手柄とする、それが俺達のすべきことだ!」
劉備「うむ。雲長、翼徳、これ以上董卓の横暴を許してはならぬ」
関羽「兄者、無双と名高い赤座あかりが虎牢関への道を阻んでいるとのこと」
張飛「けっ、無双なんて、この張飛様と戦わずによく言ったもんだな」
劉備「董卓の前に赤座あり、か。……参るぞ!」
関羽・張飛「応!」
劉備「雲長、大手柄ではないか」
関羽「ありがたきお言葉。しかし、まだ董卓を討ち取ってはおらぬ」
張飛「そうだぜ兄者。董卓の首を取って一番の手柄とする、それが俺達のすべきことだ!」
劉備「うむ。雲長、翼徳、これ以上董卓の横暴を許してはならぬ」
関羽「兄者、無双と名高い赤座あかりが虎牢関への道を阻んでいるとのこと」
張飛「けっ、無双なんて、この張飛様と戦わずによく言ったもんだな」
劉備「董卓の前に赤座あり、か。……参るぞ!」
関羽・張飛「応!」
18: 2012/05/16(水) 23:50:06.18 ID:F4fmrJ+60
あかり「ちょうぶんえんさん……そろそろ敵のみんなが来るのかなぁ……」
張遼「そうであろうな。赤座殿、その武勇を天下に知らしめる時。存分に戦われよ」
あかり「う、うん。でも、大丈夫かな……」
張遼「ところで赤座殿、この張文遠のこともお忘れになられたのか?」
あかり「えっ? えっと……ごめんなさい、あかり、何も分からなくて」
張遼「では私のことは張遼、とお呼びくだされ」
あかり「うん。張遼さん、頑張ろうね!」
張遼「――っ! 敵が虎牢関まで迫って来たか……」
あかり「よ、よーし! 行くよ、赤兎馬さん!」
赤兎馬「ヒヒーン!」
張遼「そうであろうな。赤座殿、その武勇を天下に知らしめる時。存分に戦われよ」
あかり「う、うん。でも、大丈夫かな……」
張遼「ところで赤座殿、この張文遠のこともお忘れになられたのか?」
あかり「えっ? えっと……ごめんなさい、あかり、何も分からなくて」
張遼「では私のことは張遼、とお呼びくだされ」
あかり「うん。張遼さん、頑張ろうね!」
張遼「――っ! 敵が虎牢関まで迫って来たか……」
あかり「よ、よーし! 行くよ、赤兎馬さん!」
赤兎馬「ヒヒーン!」
19: 2012/05/16(水) 23:52:03.38 ID:F4fmrJ+60
劉備「この関を越えれば洛陽か。董卓、その暴虐非道な行い、断じて許さん……!」
張飛「兄者、気張るのはいいが、それは董卓を前にした時にしようぜ」
劉備「そうだな……全軍、このまま進軍せよ!」
関羽「……兄者、どうやらその前に倒すべき敵が来たようだ」
劉備「何……?」
張飛「へっ、来やがった! あの赤い馬、間違いねえぜ!」
劉備「あれが、『人中の赤座、馬中の赤兎』と謳われた……」
関羽「赤座、あかり……!」
あかり「…………」
張飛「兄者、気張るのはいいが、それは董卓を前にした時にしようぜ」
劉備「そうだな……全軍、このまま進軍せよ!」
関羽「……兄者、どうやらその前に倒すべき敵が来たようだ」
劉備「何……?」
張飛「へっ、来やがった! あの赤い馬、間違いねえぜ!」
劉備「あれが、『人中の赤座、馬中の赤兎』と謳われた……」
関羽「赤座、あかり……!」
あかり「…………」
20: 2012/05/16(水) 23:54:02.41 ID:F4fmrJ+60
あかり「張遼さん、あの緑の旗は誰なの?」
張遼「おそらく、劉備という近頃名をあげている軍勢であろう」
あかり「劉備さん? うーん、強いのかなぁ……」
張遼「私にも分からぬ。だが、華雄殿を破った関羽という猛将が居るのは……」
あかり「劉備さんたちの軍なんだね……あかり、頑張る!」
張遼「参るぞ! まずは劉備の軍を壊滅させる! 我に続けえ!」
赤座の兵、張遼を合わせ約一千。対する劉備軍は二千、数では劉備軍優勢である。
だが、それを覆すのは一騎当千と名高い赤座あかり。そして猛将、張文遠。
虎牢関を前にし劉関張、あかりに初めて相対す。
張遼「おそらく、劉備という近頃名をあげている軍勢であろう」
あかり「劉備さん? うーん、強いのかなぁ……」
張遼「私にも分からぬ。だが、華雄殿を破った関羽という猛将が居るのは……」
あかり「劉備さんたちの軍なんだね……あかり、頑張る!」
張遼「参るぞ! まずは劉備の軍を壊滅させる! 我に続けえ!」
赤座の兵、張遼を合わせ約一千。対する劉備軍は二千、数では劉備軍優勢である。
だが、それを覆すのは一騎当千と名高い赤座あかり。そして猛将、張文遠。
虎牢関を前にし劉関張、あかりに初めて相対す。
21: 2012/05/16(水) 23:56:05.14 ID:F4fmrJ+60
あかり「いっくよー! アッカリーン!」
馬上であるにもかかわらずその方天戟を自在に操り、あかりは敵軍勢の中を駆け回る。
一度アッカリーンと振るえば十の兵が吹き飛び、赤兎が跳ねれば地が揺れる。
まさに人馬一体、天下無双の名に恥じぬ獅子奮迅の活躍である。
あかり「ごめんね、ちゃんと手加減はしてるから……アッカリーン!」
兵卒「ぐわあああああっ!!」
張遼「流石は赤座殿。我も続く! はあっ!」
そのあかりの活躍を見て、張遼は奮起する。
敵に囲まれた張遼は、偃月刀を振り回し、自らの武を知らしめその包囲を突破する。
馬上であるにもかかわらずその方天戟を自在に操り、あかりは敵軍勢の中を駆け回る。
一度アッカリーンと振るえば十の兵が吹き飛び、赤兎が跳ねれば地が揺れる。
まさに人馬一体、天下無双の名に恥じぬ獅子奮迅の活躍である。
あかり「ごめんね、ちゃんと手加減はしてるから……アッカリーン!」
兵卒「ぐわあああああっ!!」
張遼「流石は赤座殿。我も続く! はあっ!」
そのあかりの活躍を見て、張遼は奮起する。
敵に囲まれた張遼は、偃月刀を振り回し、自らの武を知らしめその包囲を突破する。
23: 2012/05/16(水) 23:58:05.20 ID:F4fmrJ+60
劉備「ぬう……あれが赤座、噂に違わぬ猛将であるな」
関羽「兄者、おさがり下され。ここは拙者が!」
張飛「へっ、兄者! それは俺にやらせてもらうぜ! うおおおおお!」
張飛は蛇矛を力強く握りしめ、あかりへ猛然と突進していく。
その姿をあかりが確認した時、既に張飛は目の前にいた。
張飛「喰らいやがれ!」
張飛の一振りは大岩が落ちて来たかのような衝撃を生み、あかりはそれを弾き返す事ができなかった。
あかり「うう……いたぁい……。でも、あかり……負けないんだからぁ!」
あかりは体勢を立て直し、方天戟を張飛に向かって薙ぎ払う。
その素早い一撃はまるで風の様であり、張飛もやはり受け止めるのに必氏であった。
張飛「ぬおお! こ、これが無双の力か……!」
関羽「兄者、おさがり下され。ここは拙者が!」
張飛「へっ、兄者! それは俺にやらせてもらうぜ! うおおおおお!」
張飛は蛇矛を力強く握りしめ、あかりへ猛然と突進していく。
その姿をあかりが確認した時、既に張飛は目の前にいた。
張飛「喰らいやがれ!」
張飛の一振りは大岩が落ちて来たかのような衝撃を生み、あかりはそれを弾き返す事ができなかった。
あかり「うう……いたぁい……。でも、あかり……負けないんだからぁ!」
あかりは体勢を立て直し、方天戟を張飛に向かって薙ぎ払う。
その素早い一撃はまるで風の様であり、張飛もやはり受け止めるのに必氏であった。
張飛「ぬおお! こ、これが無双の力か……!」
24: 2012/05/17(木) 00:01:14.30 ID:I/kYMxe60
関羽「翼徳! 下がれ、ここは拙者に任せよ!」
張飛「す、すまねえ兄者。くそっ!」
張飛と入れ違いに現れたのは関雲長、後に軍神と崇められるほどの猛将である。
関羽「この関雲長、鬼神となり天下無双に相対す!」
あかり「あなたがかゆうさんを……あかり、許さないから!」
関羽は青龍偃月刀と呼ばれる独特な形をした太刀を握り、あかりへと狙いを定める。
関羽「関雲長……参る!」
振り下ろされた青龍偃月刀をあかりはかろうじて受け止める。
だが、その衝撃で腕は痺れ、あかりはバランスを崩してしまう。
あかり「わわっ! お、落ちちゃうよぉ!」
張飛「す、すまねえ兄者。くそっ!」
張飛と入れ違いに現れたのは関雲長、後に軍神と崇められるほどの猛将である。
関羽「この関雲長、鬼神となり天下無双に相対す!」
あかり「あなたがかゆうさんを……あかり、許さないから!」
関羽は青龍偃月刀と呼ばれる独特な形をした太刀を握り、あかりへと狙いを定める。
関羽「関雲長……参る!」
振り下ろされた青龍偃月刀をあかりはかろうじて受け止める。
だが、その衝撃で腕は痺れ、あかりはバランスを崩してしまう。
あかり「わわっ! お、落ちちゃうよぉ!」
25: 2012/05/17(木) 00:03:23.47 ID:I/kYMxe60
劉備「赤座殿! ご覚悟!」
その隙を突き、劉備が剣をあかり目掛けて突き立てようとする。
しかし、それを許さなかった者がいた。あかりの配下、張文遠である。
張遼「させぬ! 赤座殿、ご無事か!」
あかり「う、うん! ありがとう、張遼さん」
あかりと張遼、それに対するは三兄弟、力の差はほとんど無いと言っていいだろう。
馬上で睨みあう五人(ただしあかりちゃんは睨んでもそこまで怖くない)、
その沈黙を劉備が破った。
劉備「赤座殿、それ程の力を持ちながら何故董卓に力を貸す!」
あかり「えっ? えっと、あかりは董卓さんが手伝ってって言ったから……」
その隙を突き、劉備が剣をあかり目掛けて突き立てようとする。
しかし、それを許さなかった者がいた。あかりの配下、張文遠である。
張遼「させぬ! 赤座殿、ご無事か!」
あかり「う、うん! ありがとう、張遼さん」
あかりと張遼、それに対するは三兄弟、力の差はほとんど無いと言っていいだろう。
馬上で睨みあう五人(ただしあかりちゃんは睨んでもそこまで怖くない)、
その沈黙を劉備が破った。
劉備「赤座殿、それ程の力を持ちながら何故董卓に力を貸す!」
あかり「えっ? えっと、あかりは董卓さんが手伝ってって言ったから……」
27: 2012/05/17(木) 00:05:06.31 ID:I/kYMxe60
劉備「董卓は残虐非道の悪政を止めようとはしない。それでも董卓の下で戦うのか!」
あかり(ざんぎゃくひどう……? ううっ……あかり、
まだ中学生になったばかりだから難しい言葉は分からないよぉ……)
関羽「多くの民も犠牲になっている。その行い、断じて許す訳にはいかぬ!」
あかり(たみ? たみって……えっと、人って意味でいいんだよね。あれ? ってことは……)
あかり「張遼さん、もしかして……董卓さんって悪い人?」
張遼「……私は何も言うことはできぬ。ご自分で判断されよ」
あかり(ざんぎゃくひどう……? ううっ……あかり、
まだ中学生になったばかりだから難しい言葉は分からないよぉ……)
関羽「多くの民も犠牲になっている。その行い、断じて許す訳にはいかぬ!」
あかり(たみ? たみって……えっと、人って意味でいいんだよね。あれ? ってことは……)
あかり「張遼さん、もしかして……董卓さんって悪い人?」
張遼「……私は何も言うことはできぬ。ご自分で判断されよ」
30: 2012/05/17(木) 00:08:20.42 ID:I/kYMxe60
あかり「劉備さん、一つ聞いてもいい?」
張飛「兄者、敵の話なんて聞かなくてもいい。俺がもう一度……」
劉備「いや、待つのだ翼徳。……良かろう、何を知りたい」
あかり「えっと……董卓さんが悪いことをしなければ、みんな幸せになるの?」
劉備「その通りだ。董卓の政治では民が幸せになることなど有り得ぬ」
あかり(それって、京子ちゃんや結衣ちゃんも幸せになれないってことだよね……)
あかり「……張遼さん。あかり、董卓さんのところに行ってくる!」
張遼「何……? 赤座殿、何を考えておられるのだ!?」
あかり「ごめんね……赤兎馬さん、走って!」
赤兎馬「ヒヒーン!」
張遼「赤座殿! いったい何を……まさか!」
張飛「兄者、敵の話なんて聞かなくてもいい。俺がもう一度……」
劉備「いや、待つのだ翼徳。……良かろう、何を知りたい」
あかり「えっと……董卓さんが悪いことをしなければ、みんな幸せになるの?」
劉備「その通りだ。董卓の政治では民が幸せになることなど有り得ぬ」
あかり(それって、京子ちゃんや結衣ちゃんも幸せになれないってことだよね……)
あかり「……張遼さん。あかり、董卓さんのところに行ってくる!」
張遼「何……? 赤座殿、何を考えておられるのだ!?」
あかり「ごめんね……赤兎馬さん、走って!」
赤兎馬「ヒヒーン!」
張遼「赤座殿! いったい何を……まさか!」
31: 2012/05/17(木) 00:10:08.81 ID:I/kYMxe60
あかり「董卓さん!」
董卓「な、なんじゃ! 赤座よ、戦はどうした!」
あかり「董卓さん……民のみんなに迷惑をかけてるって本当?」
董卓「民ぃ? フン、民のことなど考えなくとも良い。わしの思いのままになればそれで良いのじゃ!」
あかり「ええっ!? ダメだよ、みんな仲良くしなくちゃ……」
董卓「赤座ぁ! 貴様、わしに反する気か!」
あかり「……あかり、いじめは許さない!」
董卓「なぁにぃ?」
あかり「変身! イジメイケナインジャー!」
董卓「な、なんじゃ! 赤座よ、戦はどうした!」
あかり「董卓さん……民のみんなに迷惑をかけてるって本当?」
董卓「民ぃ? フン、民のことなど考えなくとも良い。わしの思いのままになればそれで良いのじゃ!」
あかり「ええっ!? ダメだよ、みんな仲良くしなくちゃ……」
董卓「赤座ぁ! 貴様、わしに反する気か!」
あかり「……あかり、いじめは許さない!」
董卓「なぁにぃ?」
あかり「変身! イジメイケナインジャー!」
32: 2012/05/17(木) 00:12:06.32 ID:I/kYMxe60
あかり「董卓さん! いっくよー!」
あかりは方天戟を両手で持ち、天高く飛翔した。
そしてその勢いで落下し、方天戟を叩き付ける。
あかり「アッカリーン!」
その一撃と共に洛陽全体が揺れ、董卓の周りの柱が崩れ始めた。
董卓「な、なんじゃあ!?」
あかり「董卓さん、もういじめちゃダメだよ!」
董卓「し、知るかぁ! 貴様などに――ぬ、ぬわあああ!!」
あかり「あ、あれ? 董卓さーん! たいへん、董卓さんが……」
あかりは方天戟を両手で持ち、天高く飛翔した。
そしてその勢いで落下し、方天戟を叩き付ける。
あかり「アッカリーン!」
その一撃と共に洛陽全体が揺れ、董卓の周りの柱が崩れ始めた。
董卓「な、なんじゃあ!?」
あかり「董卓さん、もういじめちゃダメだよ!」
董卓「し、知るかぁ! 貴様などに――ぬ、ぬわあああ!!」
あかり「あ、あれ? 董卓さーん! たいへん、董卓さんが……」
33: 2012/05/17(木) 00:14:04.67 ID:I/kYMxe60
貂蝉「あかり様!」
あかり「貂蝉さん! ど、どうしよう……あかり、
ちょっと懲らしめようと思っただけなのに……董卓さんが……」
貂蝉「私にお任せください。必ず董卓様をお救いして見せます」
あかり「本当……? 貂蝉さん、董卓さんを助けてあげて、お願い……」
貂蝉「ええ、あかり様は一刻も早く脱出を」
あかり「うん……貂蝉さんも気を付けてね」
貂蝉(さて、董卓様は……居た)
董卓「ぬぅ……うう……」
貂蝉(まだ息があったとは……お父様、私はここで使命を果たします)
董卓「そ、そこに居るのは貂蝉か……怪我をして動けぬ、今すぐ助けろ!」
貂蝉「董卓様、ご覚悟を――」
董卓「な、何をする貂蝉!? 貴様、わしを裏切――」
あかり「貂蝉さん! ど、どうしよう……あかり、
ちょっと懲らしめようと思っただけなのに……董卓さんが……」
貂蝉「私にお任せください。必ず董卓様をお救いして見せます」
あかり「本当……? 貂蝉さん、董卓さんを助けてあげて、お願い……」
貂蝉「ええ、あかり様は一刻も早く脱出を」
あかり「うん……貂蝉さんも気を付けてね」
貂蝉(さて、董卓様は……居た)
董卓「ぬぅ……うう……」
貂蝉(まだ息があったとは……お父様、私はここで使命を果たします)
董卓「そ、そこに居るのは貂蝉か……怪我をして動けぬ、今すぐ助けろ!」
貂蝉「董卓様、ご覚悟を――」
董卓「な、何をする貂蝉!? 貴様、わしを裏切――」
36: 2012/05/17(木) 00:16:18.82 ID:I/kYMxe60
あかり「赤兎馬さん、ここから逃げよう!」
赤兎馬「ヒヒーン!」
張遼「赤座殿! ご無事であったか!」
あかり「張遼さん、ごめんなさい……あかり、董卓さんに」
張遼「……赤座殿、私は赤座殿に忠誠を誓った身。この張文遠が成すべきことは赤座殿を守ること」
あかり「張遼さん……ありがとう、一緒に逃げよう!」
張遼「うむ。どうやらこの混乱に乗じて、敵軍が虎牢関を突破したとの事……」
あかり「ええっ!? ど、どうしよう……あかり、どうすればいいのかなぁ?」
張遼「……敵軍の中央を突破、これしか無かろう」
あかり「……分かったよ張遼さん、あかりも頑張る!」
赤兎馬「ヒヒーン!」
張遼「赤座殿! ご無事であったか!」
あかり「張遼さん、ごめんなさい……あかり、董卓さんに」
張遼「……赤座殿、私は赤座殿に忠誠を誓った身。この張文遠が成すべきことは赤座殿を守ること」
あかり「張遼さん……ありがとう、一緒に逃げよう!」
張遼「うむ。どうやらこの混乱に乗じて、敵軍が虎牢関を突破したとの事……」
あかり「ええっ!? ど、どうしよう……あかり、どうすればいいのかなぁ?」
張遼「……敵軍の中央を突破、これしか無かろう」
あかり「……分かったよ張遼さん、あかりも頑張る!」
37: 2012/05/17(木) 00:18:06.33 ID:I/kYMxe60
張遼「全軍、敵軍を突破する! ――我が武に続けえ!!」
その張遼の声をきっかけとし、「応!」と赤座軍は鬨の声を上げた。
対する袁紹を中心とした連合軍は寄せ集めにもかかわらず、猛将、智将の数々が集まっていた。
あかり「張遼さん、あの赤い旗は誰なの?」
張遼「あれは……孫子の末裔とされる孫家の旗。ならば――」
あかり「えっ!? ちょ、張遼さん!?」
張遼(孫堅を倒せば敵軍は崩壊し、活路が見出せる……! 迷う暇など、無い!)
単騎で駆ける張遼、その姿はまさに鬼。孫堅だけを狙い、張遼は突撃する。
その張遼の声をきっかけとし、「応!」と赤座軍は鬨の声を上げた。
対する袁紹を中心とした連合軍は寄せ集めにもかかわらず、猛将、智将の数々が集まっていた。
あかり「張遼さん、あの赤い旗は誰なの?」
張遼「あれは……孫子の末裔とされる孫家の旗。ならば――」
あかり「えっ!? ちょ、張遼さん!?」
張遼(孫堅を倒せば敵軍は崩壊し、活路が見出せる……! 迷う暇など、無い!)
単騎で駆ける張遼、その姿はまさに鬼。孫堅だけを狙い、張遼は突撃する。
40: 2012/05/17(木) 00:20:05.20 ID:I/kYMxe60
孫堅(華雄に負けはしたが、何とか虎牢関まで攻めることができたな……少しでも手柄を立てねば)
伝令「ほ、報告! 敵方の武将、単騎にもかかわらず我が軍に向かっているとの事!」
孫堅「単騎でだと? ずいぶんと無茶をするな。……この江東の虎も舐められたものだ」
―――――――
張遼「孫堅はどこだ! この張文遠! 何者にも屈せず、ただ虎を狩らんと参った!」
兵卒「ちょ、張遼だ! 張遼が来たぁ!」
兵卒「に、逃げろおおお!!」
遼来々、実際はこの二十数年後に合肥で起こる出来事である。
伝令「ほ、報告! 敵方の武将、単騎にもかかわらず我が軍に向かっているとの事!」
孫堅「単騎でだと? ずいぶんと無茶をするな。……この江東の虎も舐められたものだ」
―――――――
張遼「孫堅はどこだ! この張文遠! 何者にも屈せず、ただ虎を狩らんと参った!」
兵卒「ちょ、張遼だ! 張遼が来たぁ!」
兵卒「に、逃げろおおお!!」
遼来々、実際はこの二十数年後に合肥で起こる出来事である。
42: 2012/05/17(木) 00:25:30.66 ID:I/kYMxe60
あかり(張遼さんが頑張ってくれてる今の内に、少しでも逃げないと……)
??「待てい! そこの者、赤座あかりだな」
あかり「ええっ!? 見つかっちゃたよぉ……だ、誰なの?」
曹操「曹孟徳、董卓を討つべく挙兵を促した者だ。……ほう、噂に違わぬ猛将の様だな」
あかり(ううっ……張遼さんも頑張ってるから、あかりも頑張らないと)
夏候惇「下がれ、孟徳。ここは俺が相手をしよう」
夏侯淵「惇兄、水くせえなぁ。俺にもやらせてくれよ!」
夏候惇「……行くぞ、淵。この夏候元譲、無双の将を前にしても一歩も退かぬ!」
??「待てい! そこの者、赤座あかりだな」
あかり「ええっ!? 見つかっちゃたよぉ……だ、誰なの?」
曹操「曹孟徳、董卓を討つべく挙兵を促した者だ。……ほう、噂に違わぬ猛将の様だな」
あかり(ううっ……張遼さんも頑張ってるから、あかりも頑張らないと)
夏候惇「下がれ、孟徳。ここは俺が相手をしよう」
夏侯淵「惇兄、水くせえなぁ。俺にもやらせてくれよ!」
夏候惇「……行くぞ、淵。この夏候元譲、無双の将を前にしても一歩も退かぬ!」
43: 2012/05/17(木) 00:28:07.80 ID:I/kYMxe60
孫堅「……状況は」
伝令「張遼の武を止める事はできず、我が軍は単騎相手にほぼ壊滅……」
孫堅「侮ったな……どうやら十分と判断し、逃げられた様だ。まったく、厄介な相手だ……」
孫策「親父! 大丈夫か!?」
孫堅「おお、策か。洛陽の様子はどうだった」
孫策「何があったかは分かんねえが、壊滅だ。董卓も無事かどうかは分かんねえな」
孫堅「そうか。こっちは散々だ……お前達を先行させておいて良かった」
孫策「張遼、だったか。そいつにやられたのか……クソッ!」
孫堅「もう良い、終わったことだ。……さて、洛陽に何があるか分からんが、向かうとするか」
伝令「張遼の武を止める事はできず、我が軍は単騎相手にほぼ壊滅……」
孫堅「侮ったな……どうやら十分と判断し、逃げられた様だ。まったく、厄介な相手だ……」
孫策「親父! 大丈夫か!?」
孫堅「おお、策か。洛陽の様子はどうだった」
孫策「何があったかは分かんねえが、壊滅だ。董卓も無事かどうかは分かんねえな」
孫堅「そうか。こっちは散々だ……お前達を先行させておいて良かった」
孫策「張遼、だったか。そいつにやられたのか……クソッ!」
孫堅「もう良い、終わったことだ。……さて、洛陽に何があるか分からんが、向かうとするか」
45: 2012/05/17(木) 00:30:05.12 ID:I/kYMxe60
一方、あかりは
夏候惇「ほう……一人で俺達を相手にするとはな」
あかり「だ、だって……あかりは負けちゃダメだから。張遼さんも頑張ってるから……!」
夏侯淵「へっ、だがそろそろへばってきたんじゃねえか? ほらよっと!」
夏侯淵は弓の名手である。その逞しい腕が引いた弓は、驚くべき威力を持つ矢を放つ。
あかりはその弓を何とかかわすが、その隙に夏候惇が刀を振るってくるという連携を見せる。
あかり(うう……このままだとあかりも、周りのみんなも……)
曹操「夏候惇、夏侯淵、周りの兵と共に赤座を囲め」
曹操の言葉と共に、あかりは多勢に囲まれる。
天下無双の豪傑、といえども数で攻められてはそのうち倒れてしまうであろう。
あかり、絶体絶命の危機であった。だが、そこに現れたのは――
張遼「赤座殿、ただ今戻り申した」
夏候惇「ほう……一人で俺達を相手にするとはな」
あかり「だ、だって……あかりは負けちゃダメだから。張遼さんも頑張ってるから……!」
夏侯淵「へっ、だがそろそろへばってきたんじゃねえか? ほらよっと!」
夏侯淵は弓の名手である。その逞しい腕が引いた弓は、驚くべき威力を持つ矢を放つ。
あかりはその弓を何とかかわすが、その隙に夏候惇が刀を振るってくるという連携を見せる。
あかり(うう……このままだとあかりも、周りのみんなも……)
曹操「夏候惇、夏侯淵、周りの兵と共に赤座を囲め」
曹操の言葉と共に、あかりは多勢に囲まれる。
天下無双の豪傑、といえども数で攻められてはそのうち倒れてしまうであろう。
あかり、絶体絶命の危機であった。だが、そこに現れたのは――
張遼「赤座殿、ただ今戻り申した」
46: 2012/05/17(木) 00:32:03.32 ID:I/kYMxe60
あかり「張遼さん! ごめんなさい……あかり、頑張ったんだけど……」
張遼「良いのだ、赤座殿。この張文遠、我が身に代えてもお守りいたす!」
曹操「お主が張遼か。だが、その傷で何が出来る?」
あかり「えっ……? ……っ! 張遼さん! 血が……」
張遼「……これしきのこと、まだ倒れる訳にはいかぬ!」
夏候惇「武人としては立派だな。だが……その傷で俺に勝てるか!」
夏候惇の刀が張遼目がけて繰り出される。
何とか張遼はそれを受け止めるが、出血はさらに激しくなっていく。
張遼「良いのだ、赤座殿。この張文遠、我が身に代えてもお守りいたす!」
曹操「お主が張遼か。だが、その傷で何が出来る?」
あかり「えっ……? ……っ! 張遼さん! 血が……」
張遼「……これしきのこと、まだ倒れる訳にはいかぬ!」
夏候惇「武人としては立派だな。だが……その傷で俺に勝てるか!」
夏候惇の刀が張遼目がけて繰り出される。
何とか張遼はそれを受け止めるが、出血はさらに激しくなっていく。
48: 2012/05/17(木) 00:34:06.16 ID:I/kYMxe60
張遼「ぐうっ……!」
あかり「張遼さん……無理しちゃダメだよぉ……あかり、曹操さんにごめんなさいって言ってくるから……」
張遼「しかし、それでは赤座殿が……!」
あかり「……大丈夫、あかりは十分守ってもらったから。だから、今度はあかりがみんなを守る番だよ」
張遼「赤座殿……」
曹操「さあ、どうする。降伏するか、それとも……」
あかり「……曹操さん、あかりがみんなの」
と、あかりが言い終える前に張遼は立ち上がる。
張遼「……申し訳ない、赤座殿。だが、私は――武人である!」
どれだけ血が流れようと、最後まで武人である事を張遼は望んだ。
張遼は偃月刀を構え、全ての力を次の攻撃に込めようと集中する。そして――
「邪魔だああああああああああああああああああ!!」
あかり「張遼さん……無理しちゃダメだよぉ……あかり、曹操さんにごめんなさいって言ってくるから……」
張遼「しかし、それでは赤座殿が……!」
あかり「……大丈夫、あかりは十分守ってもらったから。だから、今度はあかりがみんなを守る番だよ」
張遼「赤座殿……」
曹操「さあ、どうする。降伏するか、それとも……」
あかり「……曹操さん、あかりがみんなの」
と、あかりが言い終える前に張遼は立ち上がる。
張遼「……申し訳ない、赤座殿。だが、私は――武人である!」
どれだけ血が流れようと、最後まで武人である事を張遼は望んだ。
張遼は偃月刀を構え、全ての力を次の攻撃に込めようと集中する。そして――
「邪魔だああああああああああああああああああ!!」
49: 2012/05/17(木) 00:36:02.51 ID:I/kYMxe60
張遼は偃月刀を振り回し、周りの兵を薙ぎ払っていく。
乱れながらも敵を攻撃し続ける姿は、まるで舞っているかのようであった。
曹操「何!? まだこれ程の力を……! ええい、張遼を止めよ!」
あかり「そうはさせないよ! ……あかりも、負けないんだからぁ!」
あかりは再び天高く舞い上がり、方天戟をその勢いのまま地面に叩き付ける。
先程洛陽を揺るがしたものと同じであるが、あかりの渾身の一撃はその威力を上回る!
あかり「アッカリーン!!」
曹操「ぬ、ぬおおおおおお!!」
乱れながらも敵を攻撃し続ける姿は、まるで舞っているかのようであった。
曹操「何!? まだこれ程の力を……! ええい、張遼を止めよ!」
あかり「そうはさせないよ! ……あかりも、負けないんだからぁ!」
あかりは再び天高く舞い上がり、方天戟をその勢いのまま地面に叩き付ける。
先程洛陽を揺るがしたものと同じであるが、あかりの渾身の一撃はその威力を上回る!
あかり「アッカリーン!!」
曹操「ぬ、ぬおおおおおお!!」
50: 2012/05/17(木) 00:38:04.63 ID:I/kYMxe60
張遼「……っ、ここは……」
あかり「あっ、張遼さん! よかったぁ……あかり、すごく心配してたんだよ」
張遼「曹操軍は……いったい……」
あかり「あの後、何とか逃げて来たんだよ。赤兎馬さんとみんなのおかげだね」
張遼「そうであったか……申し訳ない、私は……まだまだであった」
張飛「へっ、敵に囲まれたのを突破してもまだまだか。言うじゃねえか」
張遼「……張翼徳? ここは……」
劉備「ここは我が軍の陣だ。ゆっくりと休むが良い、張遼殿」
張遼「赤座殿……これは」
あかり「えっとね、困ってたあかりたちを劉備さんが助けてくれたんだよ」
張遼「そうであったか……礼を言う、劉備殿」
関羽「張遼殿の様な武人を失うのは、赤座殿にとっても痛手であろう。今は休むが良い」
張遼「……そうさせてもらおう」
あかり「あっ、張遼さん! よかったぁ……あかり、すごく心配してたんだよ」
張遼「曹操軍は……いったい……」
あかり「あの後、何とか逃げて来たんだよ。赤兎馬さんとみんなのおかげだね」
張遼「そうであったか……申し訳ない、私は……まだまだであった」
張飛「へっ、敵に囲まれたのを突破してもまだまだか。言うじゃねえか」
張遼「……張翼徳? ここは……」
劉備「ここは我が軍の陣だ。ゆっくりと休むが良い、張遼殿」
張遼「赤座殿……これは」
あかり「えっとね、困ってたあかりたちを劉備さんが助けてくれたんだよ」
張遼「そうであったか……礼を言う、劉備殿」
関羽「張遼殿の様な武人を失うのは、赤座殿にとっても痛手であろう。今は休むが良い」
張遼「……そうさせてもらおう」
51: 2012/05/17(木) 00:40:04.97 ID:I/kYMxe60
劉備「どうやら、董卓も亡き者となった様だ。……これで善政となれば良いが」
あかり「ええっ!? 董卓さん、氏んじゃったの……? 貂蝉さん……大丈夫だって言ったのに……」
劉備「赤座殿……」
あかり「あかり、董卓さんに……ごめんなさいしないと……」
劉備「……大徳、とは赤座殿のことを言うのであろうな」
あかり「えっ? 劉備さん、だいとくって?」
劉備「徳のある者、と言えばいいだろうか」
あかり「とく? ……あかり、やっぱり分かんないや」
劉備「分からずとも良い、あなたの様な者が平和へと民を導くのであろう」
あかり「……みんなが楽しく過ごせたら、あかりも嬉しいなって思うよ」
劉備「それで良いのだ。さあ、共に仁の世を築こうではないか」
あかり「うん、あかりにできることがあるなら……頑張る!」
あかり「ええっ!? 董卓さん、氏んじゃったの……? 貂蝉さん……大丈夫だって言ったのに……」
劉備「赤座殿……」
あかり「あかり、董卓さんに……ごめんなさいしないと……」
劉備「……大徳、とは赤座殿のことを言うのであろうな」
あかり「えっ? 劉備さん、だいとくって?」
劉備「徳のある者、と言えばいいだろうか」
あかり「とく? ……あかり、やっぱり分かんないや」
劉備「分からずとも良い、あなたの様な者が平和へと民を導くのであろう」
あかり「……みんなが楽しく過ごせたら、あかりも嬉しいなって思うよ」
劉備「それで良いのだ。さあ、共に仁の世を築こうではないか」
あかり「うん、あかりにできることがあるなら……頑張る!」
54: 2012/05/17(木) 00:42:30.99 ID:I/kYMxe60
娯楽部部室
あかり「――こうして、劉備さんとあかりは二人で三国統一に向かって頑張ったとさ。めでたしめでたしー」
京子「…………」
結衣「…………」
ちなつ「…………」
あかり「ちょ、ちょっと! どうしてみんな黙っちゃうの!?」
京子「いや、ついていけないというか」
結衣「うん、私もさっぱりだった」
ちなつ「……頑張ったんだなー、ってのは伝わってきたけど」
あかり「そんなぁ……あかりもやっとみんなに、自分で作ったお話ができてうれしかったのに……」
あかり「――こうして、劉備さんとあかりは二人で三国統一に向かって頑張ったとさ。めでたしめでたしー」
京子「…………」
結衣「…………」
ちなつ「…………」
あかり「ちょ、ちょっと! どうしてみんな黙っちゃうの!?」
京子「いや、ついていけないというか」
結衣「うん、私もさっぱりだった」
ちなつ「……頑張ったんだなー、ってのは伝わってきたけど」
あかり「そんなぁ……あかりもやっとみんなに、自分で作ったお話ができてうれしかったのに……」
55: 2012/05/17(木) 00:44:27.68 ID:I/kYMxe60
綾乃「と、としのーきょうこー!」
京子「あれ? 綾乃、どうしたの?」
綾乃「あ、あなた達でしょう! あの馬を連れてきたのは!」
三人「……馬?」
綾乃「真っ赤な馬なんて聞いた事無いわ……学校に動物を連れて来るなんて、罰金バッキンガムよ!」
あかり「あっ、もしかして、それ……い、急がないと!」
結衣「えっ? あ、あかり? どこに行くんだ?」
京子「あれ? 綾乃、どうしたの?」
綾乃「あ、あなた達でしょう! あの馬を連れてきたのは!」
三人「……馬?」
綾乃「真っ赤な馬なんて聞いた事無いわ……学校に動物を連れて来るなんて、罰金バッキンガムよ!」
あかり「あっ、もしかして、それ……い、急がないと!」
結衣「えっ? あ、あかり? どこに行くんだ?」
56: 2012/05/17(木) 00:45:46.98 ID:I/kYMxe60
あかり「あっ、やっぱり赤兎馬さんだ! どうしたの?」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「ええっ!? 曹操さんの大船団が劉備さんたちを!?」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「大変……急がないと」
京子「あ、あかり! な、何だその馬は!?」
あかり「京子ちゃん、ごめんね。あかり、助けに行ってくる!」
結衣「あ、あかり!? おーい! あかりー!」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「ええっ!? 曹操さんの大船団が劉備さんたちを!?」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「大変……急がないと」
京子「あ、あかり! な、何だその馬は!?」
あかり「京子ちゃん、ごめんね。あかり、助けに行ってくる!」
結衣「あ、あかり!? おーい! あかりー!」
59: 2012/05/17(木) 00:47:53.26 ID:I/kYMxe60
あかり「赤兎馬さん、いくよっ!」
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「せーの……」
\アッカリーン/
その声と共に、あかりと赤兎馬は姿を消した。
もしかしたら、世界のどこかで民のみんなを守るために、あかりは戦っているのかもしれない。
そう、あかりは三國無双であると同時に、イジメイケナインジャーでもあるから戦い続けるのだ。
でも次の日はちゃんと学校に行ったよ、あかりちゃんはやっぱり偉いね。
\オッワリーン/
赤兎馬「ヒヒーン!」
あかり「せーの……」
\アッカリーン/
その声と共に、あかりと赤兎馬は姿を消した。
もしかしたら、世界のどこかで民のみんなを守るために、あかりは戦っているのかもしれない。
そう、あかりは三國無双であると同時に、イジメイケナインジャーでもあるから戦い続けるのだ。
でも次の日はちゃんと学校に行ったよ、あかりちゃんはやっぱり偉いね。
\オッワリーン/
60: 2012/05/17(木) 00:49:49.56 ID:1n4lD0qSO
あかりは三國無双だったのか…
乙
乙
61: 2012/05/17(木) 00:50:13.75 ID:tomKIkB90
あかりちゃんは天使
よくわかんなかったけど乙
よくわかんなかったけど乙
引用: あかり「赤兎馬さん、いくよっ!」



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