148: 2011/12/25(日) 22:35:52.45 ID:EvuwucQIO
とある学生寮


「おーいインデックスーごはんできたぞー」


上条はいつもよりずっと豪勢な料理をテーブルの上に並べる。


「いただきまーすなんだよ!」


インデックスが目を輝かせながら箸を握るのを見て、上条が口の端をゆるめようとした


次の瞬間、


テーブルの上の料理がなくなっていた。


「ッ!?」


そして直後、


物の崩れる大音響と共に、上条の部屋の床が大きく砕けた。
フローリングの足場も、上条当麻も、全てを呑み込んで落ちていく。

149: 2011/12/25(日) 22:36:24.50 ID:EvuwucQIO
仰向けに倒れる上条は、何秒も遅れてからようやく自分の陥った事態を自覚する。


そこは学生寮の一番下の階だった。


インデックスの箸を動かす手が音速を超えたため、ソニックブーム、すなわち衝撃波が起き、その一撃は学生寮の建築の根幹となる基礎構造そのものにダメージを与えていたのだ。


(……が、は。くそ、どれだけの料理を用意したと思っている…!)


仰向けのまま見上げれば、崩落した穴の縁から、少女がこちらを見下ろしていた。


その唇が、動く。
遠すぎて声は届かなかったが、その動きだけで上条には理解できた。


オ・カ・ワ・リ・な・ん・だ・よ


「ッ!!!」


上条は咄嗟に横に転がる。

150: 2011/12/25(日) 22:37:07.93 ID:EvuwucQIO
仰向けに倒れる上条は、何秒も遅れてからようやく自分の陥った事態を自覚する。


そこは学生寮の一番下の階だった。


インデックスの箸を動かす手が音速を超えたため、ソニックブーム、すなわち衝撃波が起き、その一撃は学生寮の建築の根幹となる基礎構造そのものにダメージを与えていたのだ。


(……が、は。くそ、どれだけの料理を用意したと思っている…!)


仰向けのまま見上げれば、崩落した穴の縁から、少女がこちらを見下ろしていた。


その唇が、動く。
遠すぎて声は届かなかったが、その動きだけで上条には理解できた。


オ・カ・ワ・リ・な・ん・だ・よ


「ッ!!!」


上条は咄嗟に横に転がる。

151: 2011/12/25(日) 22:37:54.39 ID:EvuwucQIO
直後、


ゴッ!!!!という音が上条の耳のすぐ横で炸裂する。


2秒前まで上条がいた位置に、たくさんの皿が落ちてきた。


どの皿にも食べ残しのカケラ一つさえ無い。


上条はそのことに快感さえ覚えながら、こうも思っていた。


(理不尽だ…………)


(理不尽すぎる。こんな勢いで無くなるなんて………)


そもそも、部屋に台所が残っているかも怪しいこの状況で、どう料理をしろというのか。


(とにかく、逃げなきゃ……)

152: 2011/12/25(日) 22:40:03.45 ID:EvuwucQIO
上条はフラフラと立ち上がり、おぼつかない足取りでインデックスから離れようとしたが、


ポゥ……と、


目の端に小さな光が入り、足を止める。


『警告』


少女の身体が、比喩でもなんでもなく、光っていた。


「ウソ、だろ……!?」


『あと15分以内に必要量のエネルギーを摂取しなければ、私は生命エネルギーを失い、生命活動を停止します。』


少女の身体に施されている『自動書記』が発動していた。


あれほどの量を、いつもの3倍はある量を1秒もかけずにたいらげておいて、まだ食べられるというのか。否、食べなければならないというのか。

153: 2011/12/25(日) 22:41:24.20 ID:EvuwucQIO
『繰り返します。あと15分以内に必要量のエネルギーを用意しなさい。』


言い終わる前に、インデックスの顔の前に二つの巨大な魔方陣が浮かび上がる。


「ッ!?」


上条は咄嗟に右手を構える。


次の瞬間、


轟!!!
と、魔方陣の中央からビームのようなものが噴き出す。


しかし、上条の身体に当たり、血が出ることは無い。


右手に当たると同時、


バギン!!
と、何かが砕けるような音と共に、それは跡形もなく消え去った。


「ぐっ!っか、はぁ、はぁ……」


激痛に顔をしかめながら、学生寮から離れる。

154: 2011/12/25(日) 22:42:50.94 ID:EvuwucQIO
ここまでです。

勘違いする人が居るかも知れませんが禁書は大好きですw

引用: ▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-35冊目-【超電磁砲】