1: 2025/12/21(日) 16:59:53 ID:???00
地の文あります

2: 2025/12/21(日) 17:02:28 ID:???00
「吟子ちゃん、おはよう!」

朝。誰もいない教室。
私は早めに登校して授業の準備を進めていたところ、遅れてやってきた小鈴に声をかけられる。

「おはよう、小鈴。今日は朝練もないのに早いね」

小鈴の方に視線を向け、挨拶を返す。
ここまでは普段通り。

「うん、なんだか今日は早く目が覚めちゃって…」エヘヘヘ

「……」

(小鈴って、可愛いよね)

3: 2025/12/21(日) 17:04:17 ID:???00
「……」

「吟子ちゃん?」

私がずっと小鈴を見つめていたためか、小鈴が不思議そうな表情でこちらを見てくる。
そんな小鈴の様子を見ていたら私の中の何かが弾けた、気がした。

(可愛い小鈴をもっと見たい…)

「ねえ、小鈴…」

私は一瞬だけ言葉を選んでから、軽く咳払いをする。

「その、これから少し時間ある? 授業前に、昨日のところ一緒に確認できたらなって」

自分でも拍子抜けするくらい、口から出たのは無難な一言だった。

4: 2025/12/21(日) 17:07:20 ID:???00
「え、うん! いいよ!」
小鈴はぱっと表情を明るくして、私の机の隣までやってくる。

「吟子ちゃん、ほんとに真面目だよね。朝から準備しててすごいなあ」

「そんなことないよ。小鈴だって、朝練ないのにちゃんと早く来てるし」

そう言うと、小鈴は照れたように笑って、ノートを開いた。

「……」

可愛すぎる。
いや、小鈴はいつも可愛いんだけど何か今日は一層可愛く見えるのは気のせいか。

(小鈴のほっぺ、赤くてもちもちしてる…)

5: 2025/12/21(日) 17:09:08 ID:???00
「えいっ」ピトッ

「ひゃっ?吟子ちゃん?手が冷たいよ//」

「ふふっ」ムニムニ

「吟子ちゃん~徒町のほっぺで遊ばないで~//」

(照れてる小鈴、可愛いな…)

「ふふっ。ごめんね。嫌だった?」

「嫌、じゃないけど~//」モジモジ

「ふふっ。」

花帆先輩や姫芽が事あるごとに「小鈴ちゃんって可愛いよね~」って言ってくる気持ちが分かる。

(…)

6: 2025/12/21(日) 17:22:21 ID:???00
このまま可愛い小鈴を堪能していたかったけどそろそろクラスメイト達も教室に入ってくる頃合いなので名残惜しさを感じつつも一旦ここで小鈴を解放する。

「ねえ小鈴…」

「何~?」

「今日の練習後、私の部屋に来てもらえる…?」ボソッ
「もっと可愛い小鈴の姿、私に見せて?」

瞬間に小鈴の顔が真っ赤に染まっていくものの満更でも無さそうな表情を浮かべて彼女は小さく首を縦に振るのだった。

7: 2025/12/21(日) 17:26:42 ID:???00
夜 吟子の部屋

コンコン

「吟子ちゃん!徒町です!」

「今開けるね」

小鈴を部屋に迎え入れる。

「いらっしゃい、小鈴」

「お邪魔します!」
「それで、吟子ちゃん。徒町は一体何をすればいいのでしょうか?」

「とりあえずはそこ座ってよ」

まずは小鈴を座らせ、2人分のコーヒーを淹れる。

10: 2025/12/22(月) 00:29:24 ID:???00
「はい、コーヒー淹れたよ」

「ありがとう吟子ちゃん!」

「小鈴は、ブラック飲めなかったんだっけ。はい、ミルクと砂糖はこっちね」

「え、でも徒町ブラックコーヒーチャレンジしたい。ちぇすとー!!」
「う、苦いっ!」

「ふふっ」

「吟子ちゃん?」

「無理してブラックコーヒーを飲んでる小鈴も可愛いね」ズイッ

「吟子ちゃん!?」

何故なのかは分からないけど、小鈴の可愛い姿を眺めると無性に唆る私がいる。
本当はいけない感情だと分かっていてももう止まらない。

ドン

気が付いたら私は小鈴を押し倒していた。

12: 2025/12/22(月) 00:32:34 ID:???00
「吟子ちゃん//」

「照れ隠しかな?可愛いね。すぐに瞳逸らさないでよ♪」ズイッ

「あううう…//」

声にもならない鳴き声を小鈴が発する。

「抵抗しても、体格差で私には勝てないよね…?」

ごめんね、小鈴。あなたの可愛い姿を見るとどうしてもこうしたくなるの…
心の中で小鈴に謝りつつ小鈴に囁く。

「私だけにもっと小鈴の可愛い声を聞かせて?」

小鈴は素直に頷く。

「うんうん、いい子だね…」ナデナデ

13: 2025/12/22(月) 00:36:10 ID:???00
「吟子ちゃん…//」

「なあに、小鈴?」

「これからももっと徒町を乱してくれる?//」

「ふふっ。いいよ。」
「明日からももっともっと可愛い小鈴を見せてね?」ボソッ

真っ赤に染まった小鈴の顔を見つめている私の顔もきっと赤かったと思う。

けれど。

「吟子ちゃんになら、いいよ」

と小さく答えてくれた小鈴の声を聞いて私は満面の笑みでこう答えるのだった。


「小鈴、大好きだよ」




おしまい

14: 2025/12/22(月) 00:37:56 ID:???00

引用: SS 私欲にまみれた吟子に小鈴が照れさせられるお話