1: 2025/12/25(木) 17:13:46 ID:???00
かすみ「おっはよーございます!今日はかすみんが部室一番乗りです!」

栞子「それほんとうに一番乗りだった場合誰にも届かない言葉になるわけですが、それでも毎回全力で宣言するものなんですか」

かすみ「いつからその辺に転がってるかわからない彼方先輩とか、毎回かすみんの大声に驚いてびくってなるのがかわいい歩夢先輩とか、現にこうやって減らず口叩いてるしお子とかに聞かせるためだよ」

栞子「ではほんとうに一番乗りでは困るではないですか。矛盾していますよ」

2: 2025/12/25(木) 17:15:08 ID:???00
栞子「まあですがいつも矛盾しているようなかすみさんなので、いつもどおりですね(笑)」

かすみ「はっ倒すよ」

栞子「かすみさんはそんなこと言いません」

かすみ「かすみんはかすみんなんだからかすみんが言ったことがかすみんの言うことになるでしょ!」

栞子「なに言ってるんですか?」

かすみ「かすみんもわかんない」

3: 2025/12/25(木) 17:16:02 ID:???00
かすみ「で、部室に早く来たかすみんより早く来てたしお子は早く来てなにしてたわけ」

栞子「早く来るをしていました」

かすみ「あっそ」

栞子「かすみさんは特別早く来て、なにかすることでもあったんですか」

かすみ「いや……特には……」

4: 2025/12/25(木) 17:17:00 ID:???00
栞子「ではいっしょではないですか」

かすみ「いっしょじゃない!かすみんは今日がしお子帰って来る日だからお迎えしようと思って早めに来たの!」

かすみ「あっ、いや……、えっと……、やっぱりいっしょでいいよ」

栞子「……」ニコニコ

かすみ「なんか言って」

5: 2025/12/25(木) 17:18:18 ID:???00
かすみ「で、どうだった向こうは?反射炉とか行った?」

栞子「韮山から離れてください」

栞子「だいたいなんで韮山なんですか」

かすみ「音が似てるかなって」

栞子「似ていますか?」

かすみ「いや……そんなに……」

栞子「あと反射炉ってなにかわかってますか?」

かすみ「まあそれは……、ねえ……、反射する……、炉ってところかな」

栞子「次いきましょうか」

6: 2025/12/25(木) 17:19:08 ID:???00
かすみ「なんか面白いところ行った?どうせふたりでお散歩してたんでしょ?」

栞子「まあそのどうせですが」

かすみ「ほら」

栞子「ほらではないです」

栞子「そうですね、アシカはたくさんいましたよ」

かすみ「好きだねアシカ」

7: 2025/12/25(木) 17:20:05 ID:???00
栞子「たくさん転がっていました」

かすみ「転がってるだけ?」

栞子「転がっているだけです」

かすみ「そっか……。まあそれに付き合ってくれる人を大事にしなね」

栞子「半分くらい呆れられていたように思います。まあ諦められているのかもしれません」

かすみ「それでいいんだ……」

8: 2025/12/25(木) 17:21:02 ID:???00
栞子「かすみさんだって半分くらい呆れながら、どうでもいい話を聞くためにわざわざ早く来てくれているではないですか」

かすみ「それはそう」

栞子「少しは否定してください」

かすみ「ええ~ん、かすみんしお子に会いに来たのにな~」

栞子「前言撤回で。やはりそのままが一番です」

かすみ「新鮮な野菜の食レポみたいな」

栞子「かすみさんが野菜なら……、味付けが濃そうですね」

かすみ「それ褒めてないよね?」

9: 2025/12/25(木) 17:22:00 ID:???00
栞子「あちらでサラダボウル食べたんですよ」

かすみ「ほんとに野菜食べてる……」

栞子「おいしいから食べてるんですよ」

かすみ「誰もえらいとは言ってない」

栞子「サラダだけで1食終えてしまえるくらいボリュームがあるんですよ。なんでも大きい国ですね」

かすみ「葉っぱだけでお腹にたまるの?」

栞子「ものによってはお豆腐とかが入っています」

かすみ「まあ葉っぱよりは……」

栞子「人種のサラダボウルたる国でサラダボウルを食べる、ふふっ、んふふっ」

かすみ「ツボがまったくわからん」

10: 2025/12/25(木) 17:22:47 ID:???00
かすみ「向こうってあったかいんだよね」

栞子「残念ながらとても寒かったですよ」

かすみ「あれ」

栞子「もう私たちに逃げ場はないということです」

かすみ「素直に南に行けばいいと思う」

11: 2025/12/25(木) 17:23:47 ID:???00
栞子「渡りをする鳥って冬が寒いから渡るんですよね」

かすみ「突然どうしたの。まあそうだと思うけど……」

栞子「では渡った先が寒かったらどうするのでしょうか」

かすみ「氏ぬ」

栞子「身も蓋もないですね……」

12: 2025/12/25(木) 17:24:43 ID:???00
栞子「部室誰も来ませんね」

かすみ「そりゃ用もないのにこんな頭おかしいほど早く来る人いないでしょ」

栞子「すでにふたりいるんですが」

かすみ「あーあ、言わないでおいたのに」

栞子「どちらかといえば言ったのはかすみさんです」

かすみ「すごい時間あるじゃんまだ。今からランニング行ったら外周回れるよ」

13: 2025/12/25(木) 17:25:41 ID:???00
栞子「ニジガクの外周ってどこですか」

かすみ「環2とか」

栞子「大きく出ましたね」

かすみ「まあ築地で途切れてて外堀通りまで回れないけど」

栞子「そここないだ築地-新橋が開通してつながっていますよ」

栞子「これを落としているとは、まったくかすみさんはいったい何年東京の高校生やっているんですか」

かすみ「最大で3年だよ」

14: 2025/12/25(木) 17:26:38 ID:???00
栞子「まあ私たちはプロ高校生として、臨海副都心の息遣いを次世代につないでいく責務があるわけです」

かすみ「ないよ」

栞子「あ、それで思い出しましたが、かすみさんにお土産ありますよ」

かすみ「どれで思い出したんだ」

栞子「ドゥルウウウウウウウウウ(ドラムロール)」

かすみ「自分でドラムロールって説明する人初めて見た」

かすみ「巻き舌できてないし……」

15: 2025/12/25(木) 17:27:32 ID:???00
栞子「じゃん」

かすみ「ドラムからそんな音は出ない」

栞子「マグカップです」

かすみ「だろうと思ったよ」

かすみ「で、全体がブルーのやつにしたの、グレー地のやつにしたの」

栞子「なんと……、プランBです」

16: 2025/12/25(木) 17:28:24 ID:???00
かすみ「それは2つ目の選択肢に言うんであってもうすでに2つ出てて」

かすみ「あれ……?これスタバ」

栞子「かすみさんがマグカップと聞いた時に真っ先に言っていましたので」

かすみ「しお子にちゃんと出先でご当地モノ買うだけの真っ当な感性あったんだ……」

栞子「いえ、慈さんに考え直すよう強く言われたので」

かすみ「ああ……、ありがとうございますまだ見ぬ遠くの先輩……!」

17: 2025/12/25(木) 17:29:19 ID:???00
栞子「これぞこの土地というもののイラストがたくさん描いてあるんですよ」

かすみ「そりゃご当地モノだから」

栞子「この橋が例のゴールデンゲートブリッジです」

かすみ「かすみんには縁もゆかりもないけどね」

栞子「とてもよく霧が出るそうです」

かすみ「そっか、出てた?霧」

栞子「雪降ってました」

かすみ「持ってるなぁ」

18: 2025/12/25(木) 17:30:03 ID:???00
かすみ「ん、まあありがと。部室で使う用にするね」

栞子「あ、あとひとつ、これが大事なんですが」

かすみ「うん?」

栞子「この上のほうに、これです。アシカが描かれています」

かすみ「好きだねアシカ」

19: 2025/12/25(木) 17:30:56 ID:???00
おわり◯
ありがとうございました

以下と地続きでした
【SS】栞子「カリフォルニア行ってきます」

【SS】天使の雪


引用: 【SS】栞子「カリフォルニア行ってきました」